12月5日2006/12/06 01:45

 私にしてみれば大変なことが起きたので、昨日に引き続き競馬の話題。今回は、さすがにド級メジャーな話題だ。そう、有馬記念である。
 
 まず最初に宣言しておくことにします。今年の有馬記念、私は昨年に引き続きディープインパクトを買わないことが決定しました…どーすんだおい。全く当たる気がしないんですけど。でも、コレは仕方ない。これはこれで義務というかしがらみというか、そーゆーモノが絡んでいるのだ。
 
 一体何があったのかって?ディープインパクトが、引退式を有馬記念直後にやると決めた。それだけ。でも、私にとっては影響大。なにせ、「直後に引退式やる馬の馬券は、絶対買ってやらない」って信念?があるので。
 
 レース直後の引退式のドコが悪いかって?そりゃあね、ディープインパクト陣営に色々と都合があるのはわかる。輸送の手間とか考えたら、ここで引退式やった方が面倒は少ないでしょ。ファンサービスの一環として考えれば、当然って声もあるんじゃないかな。
 
 ただし、私はどーしても好きになれない。競馬ってのは真剣勝負である。馬は文字通り命賭けて走っているし、馬券買う方だって命の次に大事なカネ賭けている。それなのに、レース以外のこと考えて走られたらどう思う?「他の馬に失礼だ」と言われても仕方ないでしょ。
 
 それを象徴するのが、最初に「最後のレース直後に引退式」ぶちかましたタイキシャトル。負けねーだろって下馬評覆して、3着敗退。引退式に流れた気まずい感は猛烈なモノがありましたね。去年のタップダンスシチーだって空しかったなあ。この馬自体の走りはともかく、ディープインパクト敗北の衝撃で引退式のことなんて吹き飛んじゃったからなあ。名馬の晩節を汚したければ、これに尽きると思いますね。
 
 確かに、シンボリクリスエスは華麗に勝利~引退式ってのを成功させている。でも、正直「良かったね」って気持ちになれなかった。馬券買ってなかったからってのもあるけど、「この馬ドコまで本気だったの?」ってのがどーしても気になって。そんな馬に負けた連中が悪いと言えばそれまでだけど。
 
 勝負事を好む人間で、相手に手を抜かれて嬉しいって思う奴はいない。それじゃあ勝負になってないからだ。仮に勝ったとしても、「だって今回は手抜きだから」なんてコト持ち出された日には、勝った嬉しさ半減でしょ。そりゃあ「胸を貸してやる」とか「練習」といった「本気とは言い難い」モードってことはある。でもそれは「枷を付けた本気」であって、手抜きとは違うと思うな。
 
 馬券ってのは、結局のトコロお金である。お金ってのは、命の次に大事である。私の信条から言って、たとえ実力飛び抜けてても「露骨に手を抜いている奴」とか、「勝てそうもないからって勝負投げてる奴」に賭けるのはイヤだ。馬券うんぬんだけじゃない。オレはそんなもの見るために競馬場へ来てるとでも?コレは明らかに「見たい勝負のためなら、世界の果てまですっ飛んでいく」私にケンカ売ってる行為である。
 
 だからって、「じゃあ、引退式のためだけにディープインパクトを輸送しろと?」などと池江調教師に言われたら、そんなつもりはありませんと言うしかない。馬を管理するのは大変だからねえ。というわけで、私の意見は1つ。だったら引退式なんかやるな。最後のレース走った後に余裕があるんならともかく、それがわからんうちから引退式なんかやるべきじゃない。
 
 それじゃあ寂しい?なんて贅沢な。競走馬ってのは、走るからこそ美しい。それ以外はオマケでしょ。そんなオマケのために、肝心の競走を台無しにしろと?これは立派な過剰演出だと思うんだけど。
 
 まあ、これについてくどくど言うのは止めよう。世の中には色んな考えがあるわけで、それを否定するのは良くないからね。ただ、私はレース直後の引退式には大反対である。だから、抗議の意味を込めてそんな馬の馬券は買わない。私はタイキシャトルが引退する日、マイネルラヴ(複勝持ってた)とシーキングザパール(コッチも複勝)にそう誓ったんだよ。
 
 つーわけで、有馬記念でディープインパクト絡みの馬券は買えなくなりました…どーすんだおい。ワイドか複勝しか買うなってか?去年は蹴飛ばして大正解だったけど、これはハーツクライがいてこその話。この馬が引退した今、なにをどーしろと。この秋買い続けてたのはダイワメジャーだけど、この馬が2500克服すると信じろってか。いやそれは…
 
 確かにダイワメジャーは香港蹴飛ばして有馬記念に出走するあたり、不気味と言えば不気味。個人的には単なるアンカツのワガママ(中華料理は嫌いなのか?)だと思っていたんですが…じゃあ豪州で勝ったデルタブルース?去年「人気背負いすぎ!」で斬り捨てた馬なのに?後は3歳勢?うーむ、どうもピンと来ない…
 
 とはいえ、もうディープインパクトは買えない。絶対買えない。ここで買っちゃうようなら、見事な散り際を見せ、そこできっぱりとターフから去ったハーツクライに申し訳が立たない。けど…どーすりゃいいんでしょーか。かなーりどーしよーもないんですけど。まあ、救いはまだ有馬記念まで日があることかな。それまでに色々と考えて、「どーやって有馬記念ハズしても年を越すか」考えないと(苦笑)。

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