5月16日2012/05/17 01:04

 ゲームマーケットの話第2弾。独立して語りたかったネタなので。ちなみに、色がコレなのはミスじゃありません。そーゆー方向にしたかったから、独立させました。
 
 ゲームマーケットで私が訪問予定のブースに、「ドミニオン木曜会」ってのがあった。ボードゲーム研究のレベルやら方向性やらを見てみたくて。こういうモノを読んで研究することにより、自分のSLG作戦研究記事に活かせれば…ってワケだな。まあ、そんなコトしても、どーせ成果の方は大したことはないんだろうけれど。
 
 しかし、お目当てのブツは品切れ。これ自体は良くある話。知人が入手していたのでパラ読みさせてもらったけれど。薄っぺらいモノからかなり本格的なモノまで色々想像していたんだけど、その想像を超える分量でした。むう…これは是非自分で入手して、こと細かに時間掛けて分析しなくては!ってレベル。SLGと似たジャンルの研究記事なので、雑誌やブログで作戦研究記事書いている人間なら、目を通す価値はあるんじゃないかな。
 
 品切れのモノをどーやって入手するつもりなのかって?心配無用。多分この週末にでも入手する予定。なにしろ「メロンブックス」に委託されるって話だから。つーわけで、メインのお話は「アナログゲーム同人誌の書店流通について」だ。
 
 あくまで私の知る限りにおいてだけど、最初に「メロンブックスで扱われた、アナログゲーム同人誌」は、初心者向けSLG同人誌「SLGamer」。何故こんなモノが?聞いた話によると、発行元のサークルが売り込んだのではなく、逆にメロンの方から「置かせてくれ」みたいな話を持ち込んだらしい。とりあえず秋葉原店で実際売っているトコロを確認した。「こーゆーモノは即売会じゃないと買えない」と心の底から信じてきた私にとっては、ある意味衝撃の光景ではあった。ちなみに、先日ゲームマーケットで発表された同誌のvol.6がそのうち並ぶハズである。
 
 何を考えているのやら…って意見は、SLGamer関係各位からも聞いたことがある。一応の説明は聞いたけれど、あまり細かいやりとりを公開するのは何なので、ここでは伏せておこう。ただ、ドミニオン研究本まで置こうとするくらいだ。なんか「本気度は高い」って感じはするね。
 
 実を言えば、こういう現象はメロンブックスに限った話ではない。秋葉原界隈で同人誌を扱っている書店はいくつもあるんだけど、最近どうも「エロ」「萌え」以外の同人誌を充実させようとしているフシがある。実際、「とらのあな」では対戦車ライフルのフルスクラッチ体験記本(実物はワンフェスで売っていたらしい。怖ろしい…実物見たら買って破産していた…)とか扱っていたし、他にもミリタリー系同人誌をチラホラ見かけた。他の店でもこういった「燃え系」同人誌を置くスペースがあるようだ。とりあえず、「今はそーゆー時代」なんだろな。
 
 何故みんな揃ってこんなジャンルを充実させようとしているのか?たとえば「メロンだけ」って話なら、「担当の趣味」だけで片付くのかもしれない。しかし、どうもそーゆー話じゃないようだ。するってえと、何かしら「こーゆーモノも置いた方が店の得になる」って計算がありそうな。ソレが何なのかは大いに気になるな。ただまあ、私の力ではその理由とヤラは調査しようがないので、謎として放置しておくしかないけれど。
 
 一応の仮説として考えられるのは、「差別化を図るため」かな。どう考えての売れ筋である「エロor萌え」での差別化もやっている(のは知っている)けれど、しょせんジャンルとして見れば同じモノなので、差別化としては決定打にならないのかも。それにだ。私は即売会に行くと「命令されない限り、売れ筋は秋葉原で買えばいい」って考えてドマイナーなジャンルの同人誌を優先するけれど、逆に「必ず買うようなメジャーどころは即売会で、吟味してから入手するか考えたいってレベルのモノは秋葉原で」って考える奴がいてもおかしくない。むしろ主流かもね。「書店で扱わないようなレベルの品には用がない」と考えるならば、コッチの方が合理的って気はするし。そう考えると、「メジャーの中のメジャー」レベルの充実よりも、むしろ「メジャージャンルのマイナー」「マイナージャンルのメジャー」って辺りを充実させた方が…って計算は成立するのでは?
 
 しかし、ボードゲーム関連なんて「マイナーの中のマイナー」レベルであって、差別化もクソもない…って感覚は、実は古いのかも。ボードゲーム業界にささやかながら追い風が吹いているらしい、って感触はあるわけで。私のような「古い人間」(業界の大半がそんな人間ばかりだけど)の思い込みだけで物事を判断するのは、勿体ないのかも知れない。だからどーしろと、って話はあるけれどさ。
 
 とりあえず、メロンブックスのこの動きに対し、既存の「同人ゲーム・ゲーム同人誌を扱ってきたトコロ」が脅威を感じてないのだとしたら、それは感覚的にどうかと。敵対視しろとは言わないけれど、「ウチも頑張らないと!」ぐらいは思って欲しいかな。こーゆートコロは「ついでに商業ルートのゲームも買える」という巨大なメリットがあるんだから、フツーに考えたら負けることはない。どころか…「ゲーム同人誌をメロンブックスで買う」って選択肢が成立している時点で、「今までの自分達の活動は正しかったのか?」を考え直す意義があると思うけど。「八百屋で魚売ったらそれなりに売れた。魚屋に満足してない客って結構いるのね」ってレベルの話じゃないのか。
 
 そーゆー堅い話はさておき、メロンブックスその他では、小林源文先生の同人誌も扱っています。「萌えに用はない」ってな方でも、「燃えを補充するため」足を運んでみては如何かと。いやマジに。結構馬鹿にできないと思うぞ。そーやって「燃え系」を補充する人間が増えれば、書店側も「燃え強化は間違ってなかった」とこの路線を推進するかも知れない。そうなれば業界全体が潤って、色んな意味で「見返り」が期待できると思うんだけどなあ。それに…「ついでに」エロい本購入しても、「燃え系の本を買ったんだよ。はっはっは…」って誤魔化せるわけで(おい)。

5月15日2012/05/16 00:29

 ゲームマーケット(春)アフターレポート。同人ゲームそのものについては、「前回の記事である程度紹介済み」とみなし、それ以外を中心にお届けします。
 
 やや寝坊気味だったため、会場到着は遅め。おかげで買い逃したモノが結構…やはり供給量に問題が生じやすい同人ゲームはタイヘンだ。皆様も注意して下さい。次回以降はマジに「非常手段」を考慮した方が良いかも。
 
 実のところ、いわゆる「サークルチケット」を入手することは不可能ではないと思う。ただ、やはりそんなモノをもらってしまうと、仁義というか何と言うか…で「お仕事」しないワケにはいかない。くれた方が「いいですよ」と言って下さってもだ。これがコミケだと「最前線で弾よけにして下さい!」と申し出て、実際最前線への突撃を命じられ…って形で役に立てるけれど、ゲームマーケットではどうなのかねえ?逆に、あまり酷使されてもそれはそれで困る。「体験卓の管理お願い」などと言われても、対応できるかどうか自信ないし…ただ、今後は贅沢言ってられない気がしてきたのも事実。どこぞで馬車馬のように働くか、自前のサークル(半分ダミー)でも用意するかぁ?
 
 入場は少し奇妙な方法で。まず6階(入場待機用スペース、後にプレイルーム)に集結させられ、中小ブース(4階)行きを奥に、大型ブース(5階)行きを手前に…と、分割して並ばされる。でもって、開始と同時に奥側の階段(非常階段?)を使って移動させられた。私はまず4階から攻めた(売り切れが怖いのは問答無用でコチラ)ので詳細は不明だけど、おそらく5階行きの人も非常階段を使ったと思う。あまり賢いやり方ではなかったと思うけど、会場配置からして無理矢理感がある以上、ある程度は仕方ないのだろう。流石に会場移転も視野に入るのでは。そもそもあの施設、2014年4月から改修工事で1年ほど休館予定(公式発表アリ)だし。
 
 会場内は知った顔だらけ。そりゃそーだ。「ウォーゲーム系」はほとんどが顔見知りだからして。多分、「純粋な一般参加者」(ドコが!と言わないように。今の私はタダの一般参加者だ)の中では顔が広いレベルだと思う。もちろん以前の肩書きの影響が大きいワケだけど、コッチも「挨拶欠かさない、新作はなるべく入手(当然自腹)する。」ってコト(常識だ常識)を心がけているからなあ。「同人の活動支援」は大事ですよ。大手中小に関わらず。
 
 サークル入場している方々だけでなく、一般参加者の中にも知った顔がチラホラと。個人的意見だけど、実は私よりも「同人ゲームの紹介」に向いた方って、いると思うんだこの世には。私は単に「同人ゲームコレクター」であって、深い洞察とか建設的な提案とかを期待するのであれば、他の方に当たるべきではないかと。同人ゲーム業界はなんか盛り上がっているんだから、そのパワーをどうこうって話はもっと出て良いような気はする。
 
 既存の知り合いに対面するだけではない。私もそれなりに知名度があるようで、初対面の方を「紹介」してもらうってコトもある。今回も「初めまして」って方が数人…特に、先日ココに書き込みをなされた堀場殿を紹介してもらったのは笑いました。こーやって交流の輪が広がるのはいいことだ。
 
 その場で堀場殿に披露した私の自説について、ココでも少し触れておこうかな。いわゆる「版権モノ」の話になったので、私の考える「版権モノ四天王」の特徴などを話してみたのだ。「版権モノ四天王」は、「ヤマト」「ガンダム」「銀英伝」「まどマギ」である。最初の3つはほぼ不動、まどマギは今後どうなるのか推移を見守りたい…ってトコロ。「ヤマト」はとにかく多い。とにかく同人ゲームの中では最も数が多いと思う。コテコテのSLGは流石に少ないけれど、ミリタリー色の濃いゲームの応用とか、フツーのカード・ボードゲームの題材としてもよく見かける。知名度の高さだけでなく、「色んな形のゲームにしやすい」題材なんだと思われる。
 
 実は人気ほどゲームになってないのが「ガンダム」。SLG系では問答無用で人気アイテムなんだけど、他のゲームが人気の割に少ない。ガンダムっていわゆる「スーパーロボット」系(問答無用で強いモノ)と「リアル系」(常識的な範囲で強い程度のモノ)の橋渡し的存在の1つ(詳細は語り出すとタイヘンなので省略)と言われているんだけど、それが逆にカードゲーム・ボードゲームのネタになりにくいのかもね。SLGとしても「リアル志向」が強めのゲームって形になることが多く、そのため実は「結構重たい」ゲームが多いような。その点、今回入手したオデッサ作戦モノ2つはどちらも「比較的ライトなSLG」に仕上げていて、ある意味斬新に感じた。リアル志向の強いガンヲタにプレイさせて、最初は「こんなチャチなゲームじゃ…」と思わせておき、ボコボコにしてやって(ZOCアリのゲームでZOCを使いこなせないようじゃ、まず負ける)「作戦術の大切さ」を説く…ってのは面白いかも。
 
 銀英伝は流石に最近影が薄くなった。ツクダから出たモノが「少なくとも明白に超えるのは難しい」ってレベルなので、その応用ぐらいしか出ないからなあ。今となってはバルジだのハリコフだのみたいに「似て非なるゲームが山ほど出る」ってホドの人気ではなさそうだし。ただ、元々SLGとの相性は極上の作品のハズなので、何かしらブレイクスルーがあるかも。
 
 今まで何度も語っているまどマギ。人気がある作品だってのはわかるけれど、何故こうもゲームが出るのか、かなり不思議だ。「ゲームにしたくなるような作品だ」と、同人ゲームを出した作者の1人が語っていたし、私もそう思う。けれど、「こうも突出して数が多い理由」としては弱いのでは?だとしたらコンシューマー系ゲームで複数の企画があってもおかしくないのに、私の知る限りでは携帯機に1つあるだけ。面白い現象だと思う。
 
 私の考える仮説としては、この作品がゲームにしやすいってだけではなく、「アナログゲーム流行期に流行った作品だから」ではないか…ってモノ。理由・理屈は良くわからないんだけど、なんかアナログゲームは地味に流行していると思う。SLGだけ見ると「コマンド誌(a-game)のゲームマーケット進出」が好循環(ゲーマーが集まる~ソレを目当てにサークルが集まる~サークルを目当てにゲーマーがより集まる~)を生み出したってコトが大きいと思うけれど、それだけじゃなくてアナログゲーム全体がなんか盛り上がっているような。理由は良くわからない。「震災の影響で…」って分析があるのは私も知っているけれど、その前からなんか盛り上がってきているなあ…って感触はあったからなあ。
 
 理屈はともかくアナログゲームはなんとな~く盛り上がってきていて、SLG業界もその流れに乗れていると思う。良かった良かった。こーゆー流れがうまく定着してくれれば言うことナシである。関係各位の奮戦っぷりを見る限り、「そうなってくれるのでは」って期待を持ってもいいと思うな。
 
 先日の記事で「色々謎」と書いた「このシミュゲがすごい!」だけど、実は国際通信社のお偉いさんにして「元」コマンド誌編集長(偉くなったので担当を外れたらしい)の中黒殿が「さいたまオフラインに影響されて」(当人談)同人誌を作ったってモノ。ゲーム付きでフルカラー。ライターもかなり豪華ときたもんだ。ある意味コマンド誌に真っ向からケンカ売っている(笑)。売れ行きはかなり良かった(いくつ持ち込んだのか聞いていないのだけど、完売していた)みたいだし、「年1回なら(継続して)出せるかな…」って言質も取ってあるので、今後も期待したいですね。同人だろーが商業誌だろーが、「継続してこそ」ですよ!
 
 なお、この本にツッコミ所を発見した。裏表紙にある4コママンガ「しみゅげ!」(画:9Joeまさはる/作:広島がんぼう)第44ターン「不幸自慢」の2コマ目に「ワゴンセール常連の『○軍大反攻』が…」って台詞が出てくるけれど、「○軍大反攻」(原題「ホ○イトデス」)がワゴンセールの常連ってコトはあり得ない。コレは「○ロシア大作戦」(原題「レッ○アーミー)のコトであろう。「ホワイトが赤でレッドが白」なので、勘違いしたのだと思われる。なおこのゲーム、色々悪い評判があるけれど、言われているほどヒドいゲームではなかったと思うな。大味なことは認めるし、多少運ゲーの要素がある(独軍増援がランダムなので。強い部隊が早めに到着してくれないとキツい。)けれど、「独軍は抵抗不能」ってホドではなかったような。アレが駄目なら、バルバロッサ作戦初期を扱ったゲームは全部駄作ってコトになるぞ。
 
 多くの方が期待していたであろう「ウォーゲームハンドブック2012」について、少しだけ触れておこう。正直、私はルールブックとマップ眺めた時点でアタマ抱えていた。「駄目なゲームだから」ではない。「難しいゲームだから」である。太平洋戦争戦略級ゲームだからなあ。ちなみに、山本五十六が活躍していた頃まで…ってな理由(口実?)により、開戦から43年4月までのゲームとなっている。なんか似たようなスケール・似たような期間のゲームをデザインしようとした方がいたような気が…
 
 ルールはごく簡単。その点は初心者でもプレイ可能と呼べる。けど、「ユニットが少なく、ルールも少ない戦略級ゲーム」って、マルチゲーム並みに「超展開」を許容したモノ(それでバランスが取れている場合もあるけれど、大抵はバランスが悪い)か、「ルールを使いこなすのがベラボーに難しい」ゲームになりがちなんだよね…ルールを読む限り、1手1手がスゴく重そうで、気軽にプレイできそうもない。久々に腰据えて研究してみるかな。そうしないと、初心者相手に負けかねないし、たとえ勝ったとしても「貴方はこの点が不味かった。次はソコを工夫してみて下さい」ってアドバイスも出来ない。なお、私は相対的に太平洋戦争には詳しくないので、研究には時間が掛かるかも。太平洋戦争の「有望そうなヒネリ」なんて「CBI重視策」ぐらいしか知らないし。その昔初期タクテクス掲載の「第三帝国」作戦研究を熱心に読んだ関係上、怪しげな戦略をスラスラと10個近く並べることが可能(「ヒト電」研究では一応全部検証した)な欧州大戦モノとはソコが違う。「太平洋艦隊」(HJ/SS)の作戦研究でも探して読んでみるか?むしろ「RED SUN RISING」(GMT)研究を読んだ方が良いかも。
 
 他にも書きたいことは山ほどあるけれど、ややとりとめが無くなってきたのでココまでとしよう。後は必要と感じたなら後日また何か吼えればいい。とにかくタイヘンな1日でした。ま、こーゆー場所でヘトヘトになるのが私の生き甲斐なんだから仕方ないけれど。とはいえ、「ANIMAKER~声優大作戦~」(TDF)新版フルセット(分量が分量なので、クソ重い)をずっと持ち歩いていたのは失敗だったか。いくら「早く入手して安心したかった」(ヲタクに良くある性)とはいえ…

5月5日2012/05/06 02:09

 時々、私は「何でオレは同人誌即売会に出入りしているんだ?」って疑問を感じる。挨拶回りその他の「義務としての訪問」がやたら多いから。いやまあ、こーゆー義務は果たして当然であり、それをないがしろにするのは「論外」ではあるんだけど。ただまあ、「私がやらなきゃ誰もやらない」と確信を持って断言できるのは、色んな意味で如何なモノかと思う。
 
 つーわけで、この連休は4/30にコミック1(オールジャンル・男性向け中心。ちなみに読みは「こみっくいち」である)&M3(音楽・メディアミックスオンリー)のハシゴ、5/5にコミティアに行ってきました。本当は5/3・/4のスーパーシティも行きたかったんだけど、流石にパス。カネもそうだけど、気力体力が持たないです。同人誌即売会巡りは、体力勝負だからなあ。
 
 まずはコミック1から。正直言おう。いわゆるエロ同人誌に関しては「即売会で買う必要なし」と考えているので、「そーゆーモノ」がメインとなるコミック1は用がないと判断していた。今までは。ただ、今年は「ゲーム系が出てないか、とりあえずカタログ買って調べてみる」ってアホやらかしているので、とりあえずカタログを買い、軽くチェックしてみた。そしたら…案の定というか何と言うか、コミケで馴染みの「Gカンパニー」殿の姿が…ご丁寧に、その隣も知ってるサークル。「挨拶回り行ってくるか。ついでに何か買ってこよう」と突撃。アホですな。
 
 実は初めて行く即売会なので、混雑状況は良く知らない。けど、甘くないのはわかりきったこと。だけど、コミケと違って「基本的には無理する必要は無い」のだから、開始直前というナメまくった時間帯に到着。コミケで企業巡りするならもう手遅れだけど、今回はそうじゃないからなあ。いやいや、気楽なものですよ。
 
 無理をする気ゼロとはいえ、それでもまずは「行列サークル」の偵察から入る。習慣みたいなモノだ。まずは「一番の行列だろうな」と目を付けた某サークルの偵察に。某魔法少女アニメの原画担当のサークルと言えば、わかる人にはわかるでしょ。こーゆー場所限定で「行列に対する耐性が高い」私の目から見て、我慢できる範囲だったら並んでもイイかなと思って。わざわざ最後尾の位置を確認し、「2時間コース」だと見積もったので、即待避。恩ある人から頼まれればドコの何でも突撃を試みるけれど、自分のために無茶する気はない。その代わりといっては何だけど、「30分コース」と見積もった某有名サークルに並んだ。今回ちっともエロくなかったけど、それがイイ。つか、アソコがアノ程度で済んだのは、「エロくない」って情報があったんだろうな。
 
 ちなみにだ。私も一応生物学的に牡だと区分されているので、エロけりゃ嬉しいことは嬉しい。けど、基本的に「エロくなくても買う」価値があると思っているサークルにしか行かないので、実はエロくない方が入手しやすいので有り難い。特にカレンダー売る季節になると、「オレの目当てはカレンダーだ!エロ目当ての奴はどっか行け!」って精神状態になるので、マジに「カレンダーは作ったけど、エロい本は落ちちゃいました。テヘッ☆」とか言ってくれないかと考えたりする。了見の狭い奴だなおい。
 
 続いて、事前に「30分コースだな」と見積もったサークルに突撃…する予定だったのだけど、行列がない。いくら何でもオカシイと思ったら、新刊丸ごと到着遅延。おかげで品書きをじっくりチェックできた。そんでもって到着予定時刻にちょっと遅れて再訪した所、予想より長い列が…これはまあ、「優先順位高い別のモノ買っているから並べなかった奴」が押し寄せた結果だと思う。良くある話だ。ソコに並び始めてしばらく経った時、「新刊売り切れました!」とのお知らせが。文句を言っても仕方がないので、落胆して列を離れ…てゆく周囲を尻目に、高速突撃。お目当ての「スクールカレンダー」ゲット(笑)。先日スクールカレンダーを入れ替えていたら、「数が減った」ので、1つ欲しかったんだよね。通年式1枚モノ。結構デカい。当然天井行き。他に飾る場所なんてないからなあ。
 
 カレンダーと言えば、フツーのカレンダーを無料配布していたので、1つ引き取った。カレンダーは即座に売り切らないと「不良在庫」と化すからなあ。気持ちはわかる。年末~年始にかけて私の目に止まらなかったのは、大変不幸な話だ。「これにめげずに、今年の年末も作って下さい。マニアなので買います。」と励ましておいた。
 
 本関連で特筆すべきは、小林源文先生のトコロかな。サイン入り。ちなみに、勇気が出なかったので本名宛てでサインしていただいた。う~ん、素晴らしい…と言いたいトコロだけど、この日即売会巡りをした後顔を出した某ゲーム会で「(今日入手したモノの中で一番大事なのは)カレンダー」などとという暴言を吐いてしまった…すいません小林先生、でも、私はカレンダーマニアなんです!カレンダーとそれ以外には、越えられない壁があるんです!
 
 小林先生の新作?は「ハッピータイガー」前編。コレはコレで素晴らしいけれど、もう1つ面白いモノを扱っていた。ゲンブンマガジン別冊「ドロップ!」って本がソレ。小林先生が主催なさっている「ゲンブンアートスクール」の生徒の作品を集めたモノで、続刊予定だとか。小林先生に鍛えられて「画力無し」とか「ミリタリーの資料が見つからない」とかいう惰弱モノになるとは思えない以上、この本に掲載されている作家にウォーゲーム業界の仕事を依頼できるんじゃ?先生当人に依頼するのは畏れおおいとしても…なお、この本掲載の作品(漫画・イラストだけでなく小説・コラム含む)を公募しているようだ。…ミリタリー関連ってコトで「ウォーSLG業界を紹介するコラム」書くってのはアリなのだろうか…おい、誰か「業界のエース」(要は私よりデキる人)焚きつけて仕事させろ!(笑)
 
 キッカケとなったGカンパニー殿は、私の知らない新作無し。ただ、夏のコミケもしくはそれ以降に新しい「ヤ○ト」のカードを出せたら…って話はしていた。まあ、確かに新しいカード出すにはまだ早いよね。そのついでに、「何故ゲームマーケットに出ない?」って話を聞いてみた。最大の理由は「人手」らしい。信用できる売り子もしくは買い子を手配できないので、自分の買い物優先でブースを出す余裕がないんだとか。う~む…似たような悩みは何度も聞いたことがあるんだよな。私は偵察だけだったらいつでも引き受けるし、もし「信用できる」と判断していただいたなら、買い子引き受けてもイイんだけど…実際はカネが絡むだけに、難しいだろうな。この問題だけは「各自色々工夫して解決してみて下さい」としか言えない。
 
 その隣にいた、「銃器のお値段調べて紹介しているサークル」F-Lex殿は新刊ナシ。けど、コミティアには間に合うとか。じゃあその時に、とこれまた挨拶だけ。ある程度親しくなったサークルは、たとえ新刊無くても挨拶はするべし。それが人間関係ってモノだ。
 
 あとだねえ。会場に着いてから知ったんだけど、いつも耳を楽しませてくれる「うんちく商事」殿がココにいた。これまた私にとっての新作は無かったけど。これは大阪のこみっく☆トレジャーにさえ出没する私がヘンなだけであって、フツーはそんなモノだ。新作は今月末の東方系オンリー即売会「例大祭」で発表予定だとか…すいません、ソコ踏み込んだらマジに生きて還ってくる自信ないです。その場は大丈夫だとしても、コミケで倒れます。ただでさえ忙しいのに、あのジャンルまで手を出したら…多分どっかの同人誌売ってる店に入荷するので、そこで入手します。あるいはこみトレか。
 
 とまあ、精一杯手加減して会場のビッグサイトを離れ、向かうは東京流通センター。音楽オンリー即売会「M3」に顔を出すため。同人音源は趣味の1つだし。試聴しないとワケわからん世界だけに、本当はじっくり回りたかったんだけど、時間がない(苦笑)。仕方ないので、とりあえず趣味のピアノ系をかき集めてみました。全部聴いているとタイヘンなことになるので、じっくり時間を掛けて吟味する予定。場合によると追いかけるサークルが出るかも。まあ、そんなモノだ。
 
 日付変わって本日。コミティア。100回記念だそうな。いつもより広い東京ビッグサイト東館3ホールブチ抜き。「殺す気か」と思いましたね。私はコミティアでは当日に全サークルチェックしてるので…ある意味ではコミケより過酷だ。
 
 コミティアでは基本行列サークルに興味はないので、まずはお目当てのサークル巡り。速水螺旋人先生&M.WOLVERINE両先生の新刊をゲットし、他数件回る。当然5日前に顔を合わせたF-Lex殿のトコロも。私は銃器にもそれなりに興味を持っているけれど、エアガンやモデルガンのような「トイガン」にはあんまり好きじゃなく、実銃のデータを好む。値段ってのもリアリティを感じる上では重要な要素なので、イチイチ英語のデータ漁らなくても済むこーゆー同人誌は有り難い。
 
 こういう実銃関連のデータと言えば、日本だと「GUN」って雑誌が強かったんだけど、昨年末に廃刊に追い込まれた。やはり日本で銃関連となると、エアガンって時代なのかぁ…でも、私に言わせればソレは違うんだよ!などと思っていたトコロ、ホビージャパンから似たような雑誌が創刊された。「米国で銃のリポートしていたスタッフが移籍」して誕生したモノらしいので、事実上生き延びたと考えて良さそう。良かった良かった。とはいえ、こーゆーデータに触れる機会は貴重だってコトに代わりはない。同人とはいえ、F-Lex殿には頑張ってもらいたい。応援してるから。
 
 挨拶回りが終了した後は、全サークルチェック…3時間ぐらい掛かりました。当たり前だけど、その間ほとんど歩きっぱなし。少なくとも5kmぐらいは歩いたんじゃないかな。しかも、それなりに重い荷物抱えながら。列で待機するため立ちっぱなしのコミケも辛いけど、コレもまた辛いです。でも、「面白そうなモノ」見逃すのはもっと辛いんだから仕方ない。
 
 実を言えばそのつもりは全く無いに等しいんだけど、どーしてもゲーム関連の品は目に止まる。まずは「ボードゲームをはじめよう!」というボードゲーム紹介本。フルカラーってのは偉い。下手なショップやメーカーのカタログよりずっと「やる気を喚起」してくれるのでは。もう少し厚い方が良かった気もするけれど、それは贅沢ってモノでしょ。ここに「何故ゲームマーケットに出ない?」と聞いてみたトコロ、私の他にも同様の意見を述べた奴がいると発覚。「まず間違いなくいる」と思ってはいたけれど、「コミティアとゲームマーケットをハシゴする奴」が私の他にもいるって証拠が得られた。
 
 ただ…あえて私以外のそーゆー連中に言いたい。チェック甘いぞお前等!「LAMOSHA」とかいう謎のボードゲーム売っていた白人男性(日本語は堪能だった)に「何故ゲームマーケットに出ない?」と聞いてみたトコロ、「そんなイベントがあるのか!」と驚かれた。とりあえず「ゲームマーケットでググれば詳しいことがわかるはず」とだけ伝えておいたけれど、何故専門がウォーSLGである私がこんなコトしなきゃならない。なお、ココまで言った以上、当然ブツは入手した。
 
 とまあ、色々買い物してきたワケだけれども、多分合計金額はそれほどでもない。もっとも、金銭感覚がマヒしまくっている私の感覚での話だけど。どう考えてもゲームマーケットで遣う金額の方が上なんですけれど…もっと言えば、年末のカレンダー騒ぎの際には「シャレじゃ済まない」金額がすっ飛ぶ(私は基本無料カレンダーが嫌いだ。「広告」って根性が美しくない)わけで。だったら大人しくしているって選択肢もあるような気はするけれど、それはまあ、色々あるってコトで。
 
 たまに疑問に感じることもあるけれど、私は同人誌即売会が好きで、ソコで頒布している同人誌・同人グッズが大好きだ。だから、作り手が活動を継続してくれるよう、私に出来ることはなるべく実行するようにしている。そーやって「自分の世界を自分で守って」いるわけだな。いちいちそんなコトしなくても、誰かが何とかしてくれる…なんて世界じゃないからなあ。そーゆー世界を守るのはタイヘンだけど、やり甲斐があるって話もある。今後も自分の世界を守るため、即売会に突撃しないとね。でもまあ、無茶するのは倒れない程度に留めないと…「ビッグサイト東館半分って規模の即売会の全チェック」はいくら何でもキツかった…

5月4日2012/05/05 00:21

 宮本選手、名球会入り…正直言おう。入団した当時から目を付けていた「いい選手」だけど、まさかこんなに打つとは思ってなかった。本当にめでたい。でも、ここはあくまで通過点、まだまだ先は長いんだから、これからもやってくれないと困りますよ!
 
 本日の話題は、「省略するのはマズいネタ」第2弾、「コマンド誌104号について」とする。同じ色の話題が続くのは何だけど、他と違って「自分で書かなきゃ誰も書かない」世界だからなあ…
 
 コマンド誌104号。付録ゲームはメインが「河越合戦」、サブ?が「厳島の戦い」。後者はダブルメインってホドのゲームじゃないかなって感じ。メインのデザイナーはこれが商業ゲーム初デザインの吉川龍虎殿。思いっきり私の知人である。デビューおめでとうございます!いやあ、めでたい。
 
 ゲーム内容については、その昔テスト段階のモノをここで紹介したことがあるはず。私もテストしてみたからね。デザイナー以外では初めて反北条方をプレイしたテストプレイヤーだと記憶している。私の意見などがどの程度反映しているのかはよくわからないけれど、「かかわった」ことに代わりはないので、やはり売れて欲しいとは思う。それが人情ってモノでしょ。
 
 それだけに、今号の売り上げはとて~も気になるワケだけれど…どうなのかねえ?私は別に「関係者」ってワケじゃないので、サッパリわからん。「売れて欲しい」って希望を言うだけじゃ、何の役にも立たない。そこでまあ、少し踏み込んだ話もしてみようかなと。あんまり役には立たないと思うけど。
 
 まずはキツめの話から。このゲーム(私は例外だけど、フツーのゲーマーは「雑誌」ではなく「ゲーム」とみなすって話がある)が「初動で」爆発的に売れる見込みは薄い。あくまで初動限定の話だからね!考えてみて欲しい。某ゲームサークル関係者、およびその友人知人を除き、デザイナーの知名度は低いと推定される。吉川殿はコマンド誌に記事書いたこともあるけれど、常連筋ってホドのレベルじゃない。
 
 加えて、タイトルもマイナーだ。いやまあ、戦いの知名度自体は決して低くないと思う。でも、「他にゲームがない」タイトルであることは間違いない。そうなると、「そもそもこの戦いはゲーム向きなの?」ってトコロからして疑問符が付くわけだ。ましてや「奇襲で勝った」とされる戦いだからねえ。こーゆーテーマのゲームは、プレイヤーが「奇襲されるとわかっている」だけに、色々難しかったりするのは事実だからして。
 
 聞いたことないデザイナー、見たことない戦いがテーマ…だからって、フツーは「つまんない」と断言は出来ないと思う。そう断言するだけの材料すらないから。世の中には「逆の意味で期待が掛かる」ゲームってのがあってだねえ…とっかかりが少ない以上、プラス方向にもマイナス方向にも「評価する理由がない」ってことになる。でもね、「初動から」「爆発的に」売れる品ってのは、フツーは何かしら「プラスの期待」が無いと苦しいと思う。いや…極端な話、「マイナスがいくらあろうとも、プラスが多ければ売れる」のがこの世界じゃないかなあ。
 
 ある商品を売る際、「初動」ってのは大事だ。大抵の場合、初動の動きで全てが決まるからねえ。でも、モノが良ければジワ売れすることもある。コマンド誌って枠組みで出す以上、「表紙がすげー売れてる大先生」とか「漫画・アニメとタイアップ」などという「盛り上げる要素」を付け加えるのは難しい(そもそも、ウォーSLG全体で考えてもそんなコトは無理でしょ)わけで。この業界の人間限定であれば「効果の高い販促」が可能なのかも知れないけれど、そんなモノを思いつき、実行可能な奴は誰もいない。だいたいだなあ、「表紙が山口宗春画伯」「抜き打ちユニット付き」ってだけで、同人と比べたらモーレツな販促効果があるんだから。「初動はキツい」と言ったけれど、それでも同人としてゲームマーケットで売るよりも数多く売れたとは思うぞ。
 
 ある意味では、この予想を「良い方に」裏切って、「初動でバカ売れした」って話が流れる方がマズい。それはつまり、某ゲームサークル関係者及びその知人が「爆発的に売れた」って評価になるほど買ったという話であり、その辺が普段コマンド誌を買ってないってコトになるわけで…まあ、発行部数がすげー少ないとされるモノだけに、いわゆる「関係各位が買った数」は馬鹿に出来ないのかも知れないけれど…それでも、それだけで「売り上げの善し悪しが大きく左右される」のはどうかと。
 
 ただまあ、フツーに考えればそんなコトはない。おそらく初動はやや鈍く、評判が広まるにつれジワ売れするんじゃないかな。して欲しい。いやお願いしますよ皆さん…ってな感じである。こういう形で「デザイナー・吉川龍虎」って名前が広まるのは、単純に友人知人の1人として嬉しいし。それにだ。「こういう形での商業誌デビュー」がアリって話になれば、続こうとする人間が出るかも知れないし。既にGJ誌がやっているコトではあるけれど、間口は広い方がいいに決まっているからね。
 
 最近、複数の人間が「最近同人はウケてる」という趣旨の発言をしたり、ゲームマーケットが大阪でも開かれ、そこでウォーゲーム系サークルが一定の存在感を示したり、コマンド誌からデビューする商業デザイナーが登場したり…と、いわゆる「市井のデザイナー」の活躍が目立ってきているような気がする。これはいいことでしょ。つーか、私がこの趣味に関わった年月だけで20年以上経っていることを考えれば、ある意味では「やっとかよ」って気もするんだけど。この業界がこの先どうなるのかはともかく、明るい材料もあるにはある。危機感を持つのは大事かも知れないけれど、あまり悲観する必要もないのでは。頑張っている人は頑張っている。そういう人がいる限り、この業界は何とかなる。なお、私は「ちっとも頑張ってない」ので、今後は頑張らないと(苦笑)。
 
 最後に追記。コマンド誌104号掲載の「日本の戦歴2~太平洋戦争編~ 第18回タラワ攻略戦」において、サークルTic-Tac-Toe「死闘のタラワ」に言及があったのは、大いに笑った。コミティアでマップだけって状態のモノを発見し、「必ず買いに来るから完成させるんだ!」と吼えたコトを思い出す…ただ、記事作者の堀場殿には残念ながら、現在あのサークルは「諸般の事情により」活動休止中。私も活動再開を待ちわびている状態。今年のゲームマーケットでコイツを入手するのは困難でしょう。春にいないのは確定だし。他にも太平洋戦争の日本軍が出てくる同人ゲームはあるので、今後も積極的に紹介していただけると有り難いかな。私ごときが吼えるより、よほど販促効果がありそうだし…

5月2日2012/05/03 04:15

 色々事情があって、ものすげー久々の更新に。いけませんね。ま、本当に色々ありまして。あえて説明しないけど。
 
 本日のお題は、ドコをどう考えても「省略するのはマズいネタ」第1弾、「ゲームマーケット2012春、私が訪れる予定のブース紹介」といこう。要は「勝手な宣伝」だな。なお、私の趣味満載ってだけじゃなく、意味不明な癒着も入りまくっています。それの何が悪い。私はマジに「全ウォーゲーム系同人サークルとの癒着」を目指しているんだから。ちなみにこの野望、達成できるバカがいるとすれば私だけじゃないかとは思う。私でも無理だけど。
 
 閑話休題。基本ブースナンバー順に敬称略で紹介してゆくぜ!テンション高いのは久々なので、そーでもしないと挫折しそうだからだ!まずは「グループ乾坤一擲」(ブースNo.207)。日本空母戦記シリーズの第4弾「日英決戦!インド洋」が出てるはず。以前お話を伺った際、「出すとすれば…」と仰っていたタイトルだ。某空母戦マニアから「オーソドックスな作りになっている」との褒め言葉?をいただいているシリーズなので、安心できる内容かと。「ユニット切断」という作業を必要としないコンポーネントは、業界的に参考にする価値があると思うぞ。期待はとても大きい。
 
 多分単なる「ボードゲーム」であって、SLGではない。けれど、「ショーナンロケッティアズ」(ブースNo.215)の「百年戦争(仮)」は気になる。とりあえずどんなモノなのか見に行く。言いたいコトがあるような作品なら、購入して何か言う。「何か言いたいことがある時は、基本的にまずは買ってから」だからね。
 
 コテコテのボードゲーム系だけど、「ドミニオン木曜会」(ブースNo.302)も覗いておきたい。研究本を出すとあるので、「どんなレベルなのか」気になるから。デザイナー自身が降参しちゃうほどの研究が存在するSLGと比べるのは酷だと思うけど、「それが当たり前」って世界に生きてきた(生きてきただけで、私の研究はそれほど深くない)私としては、「ボードゲーム業界のレベル」に触れておきたいし。とりあえず、某氏がドコゾで行った「ばるば☆ろっさ」(ドミニオンクローンである)研究と同レベルであると色々嬉しい。
 
 おや、「イッシーサークル」(ブースNo.304)の名前が。嬉しいですねえ。思いっきり癒着しているサークルだからして(苦笑)。関西に行くたびにお世話になっているからなあ。新作出ていれば「何でも」買います。だって、どーせ趣味が合うから。ゲームはともかく、フォントや印刷関連の話題が出来るのは「貴重な知り合い」ですし。根が文具マニアなので、この手の話題も好きなんですよ。
 
 作戦級SLGだと?そんな「F男召喚の呪文」唱えちゃイケマセンね~。「なかよし商会」(ブースNo.306)で、オデッサ作戦級SLGなるモノを出す予定らしい。並んでいる他のラインナップを見ると、多分「ガン○ム」ネタだ。いいんだよそれでも。なお、「オリジン版シナリオ付けました」と称して「アニメじゃ大佐だったけど、オリジンじゃ出世した壺のヒト」が滅茶苦茶強い格闘戦しかできないMS乗って出てきたら、何でも許す。なお、ココで扱っている「まどマギのゲーム」はまだ持ってない可能性が…
 
 「SimuGameRevolution!」(ブースNo.308)のまどマギゲームも持ってないような…私が買いそびれた品もいくつかあるから、多分このアニメをネタとした同人ゲームは2ケタに達するぞ。これはヤマト・ガンダムには及ばないと思うけれど、銀英伝に匹敵するんじゃないか?商業ゲームで販売された品を含む銀英伝を抜いたって気はしないけれど、これからはまどマギを含めた「(ゲームが多いアニメ)四天王」と呼ぶべきなのかも。研究家各位の意見を聞いてみたいな。なお、「ゾック神社」(ブースNo.402)のまどマギゲームは持っている。ってことは、拡張版も欲しいよね…
 
 ブースナンバー400番台は、一気にSLG色が濃くなる。「ドコウツカゲームズ」(ブースNo.401)の新作予定にある「航空戦ボードゲーム」はSLGとは限らない気がするけれど、「空の漢」としては気になるよね。「富士家商店」(ブースNo.403)の「オデッサ攻略戦」はWW2。ルーマニア軍と赤軍が戦ってます。「同人会ルーデンス・ファベル」(ブースNo.404)と「龍虎戦国時代」(ブースNo.408)は得意の日本史ネタか?「平田晋策著作集刊行会」(ブースNo.406)は海戦モノ。先日「Battlesip Girls」のサイン会なるモノに参加し、「美人な戦艦と言えば英国でしょ!」ってな理由からフッド女王様(何故生き残って太平洋にいる、と言ってはイケナイ)の絵をねだった私としては、「八八艦隊VSダニエルズプラン」はソコまでソソるテーマじゃないんだけど(笑)。
 
 SLG色が濃いシマってことは、この辺にある「中古ゲーム放出」系のトコロはSLGも扱っているかな?「エヌジファブリック」(ブースNo.405)、「ネオイエスタデイワンスモア」(ブースNo.412)、「N@GM」(ブースNo.413)、「中古ゲーム大放出」(ブースNo.417)、「私掠船」(ブースNo.419)ってトコロは立ち寄る価値がありそう。
 
 大阪に続いて登場の老舗?「さいたまオフライン」(ブースNo.407)&「千葉クラブ」(ブースNo.409)も忘れちゃイケマセンね。私は既に持っているけれど、大半の関東近郊在住者にとっては「大阪で発表したモノ」は新作だし、更に今回初売りの新作の期待も。なんつーか…とりあえず、色々凄いと思う。真面目な話、こーゆー活動しているサークルがある限り、この業界は決して滅びることはないんじゃないかな。
 
 やろうと思っていた「野球ゲーム比較」やる前にシーズンインしてしまったけれど、野球ゲームはやっぱりいいよね。「八川社」(ブースNo.410)の「インパクトベースボール」はイイですよ~。カタログにはないけれど、「榎本喜八追悼記念」が出ているんじゃないかな。榎本さんはある特殊な事情により「先輩に準じる方」なので、入手しないと…
 
 毎回売り切れ要注意の「日立水戸ゲーム会」(ブースNo.415)。宇宙艦隊戦に美学を感じる世代としては、やはり何とかしてゲットしなくてはね。正直、「次回作のサンプル」は大いに気になる。予約は受け付けてないのか予約は!この私に「買わない」という選択肢があるとでも?
 
 ある意味謎なのが「このシミュゲがすごい」(ブースNo.418)。ここではあえて「色々謎」とだけしておきます。噂は聞いているんだけどさあ。ま、ネタ的に「板東武者」が山のように突撃するのはミエミエなので、色々覚悟して欲しいモノです。
 
 600番台のブースにも「SLG臭のする区画」が。「一発勝負」(ブースNo.607)のザ☆ビッグプロ野球、「卓上野球機構」(ブースNo.608)の卓上野球機構は注目ですね。私みたいに「去年の秋からコッチ、野球ゲームを求めて即売会を徘徊しまくっている」ような奴を除けば。基本挨拶回りだけのハズ…挨拶回りは大事な仕事だけどさ。
 
 「エテルシアWS」(ブースNo.609)も味のあるゲームを出すトコロですね。戦略級アフガニスタン戦争は気になるなあ。アレをどう料理するんだろ?冷戦終了からコッチ、現代戦はマイナー扱いされてるような気はするけれど、実は色々興味深いと思う。
 
 「i-OGM/BOARDWALK」(ブースNo.610)は何故毎回このサイズのブースなんだろ。大型ブース設けてもいいトコロだと思うんだけどなあ。今回、思い切って質問してみようかな。ついでに、サークル名の順番が逆になった理由も(笑)。何かの手違いか?
 
 同人系中心の小型ブースの大トリは、「TDF」(ブースNo.611)。評価の高い老舗だけに、多くを語る必要は無いと思います。今回の新作は「ANIMAKER~声優大作戦~」の新版。SLGマニアにはあんまりオススメできないけれど、ヲタクならプレイする価値ありますね。はっはっは、私は既に予約済みだぜ!しかも追加セット全部含めて。それが心意気ってモノだと思うな。
 
 大型ブース?これは紹介するまでもないでしょ。大半のトコロが自前のサイト持っているし。とりあえずの注目は「ウォーゲームハンドブック2012」かな。
 
 ふう、とりあえずこんなモノだ。振り返ってみると、結構多いな。でもまあ仕方ない。そもそも私は「半分近くに面が割れている」存在だからなあ。面が割れている以上、たとえ新作出てないとわかっていても、素通りは出来ないでしょ。そんでもって色々おしゃべりして、楽しい時間を過ごすわけだ。向こうは迷惑に思っているかも知れないけれど(苦笑)。それがまた同人誌即売会の楽しさなんだから仕方ない。
 
 というわけで、一応今回も「事前の宣伝」をしてみました。少しは恩返しになればと思って。なお、ココに書かなかったサークルも、一応チェックはします。全部。こう言っては何だけど、ゲームマーケット程度の即売会で「全サークルの探索」するのは当然でしょ。コミケじゃあるまいし。「面白いモノを探す」ってのはそーゆーコトだと思う。こーゆー作業は結構大変だとは思う。私だって楽じゃないと感じているくらいだし。やり甲斐の方が明らかに勝るから止めないけれど。けど、私の他にこーゆーコトやろうとする人間が欲しいんだよな…無茶な願いだとは思うけどな!

3月20日2012/03/21 00:46

 先日の疲労と、ネタ総ボツが響いて久々の更新に。ま、色々あるんですよ。色々と。こちらも反省しているので、ご容赦いただければと。
 
 本日のネタは、「ボードウォーシミュレーションゲームのクソゲーについて」。いや、何かクソな作品に接したとかではなく、単に昨年のクソゲーオブザイヤーが確定したので。携帯はかなり前に確定していたんだけど、据置の方は色々難航していたようで。私はゲーム機持ってないに等しい(携帯機持っているけれど、完全に専用機)のでROMに留めているけれど、関係各位にはお疲れ様でしたと言いたい。
 
 一口にクソゲーと言っても、その幅は結構広い。単純に「つまらないゲーム」とした場合、ワケがわからなくなる。この場合省略されている主語は「オレにとって」であることが多いんだけど、コレを認めると何でもかんでもクソゲーとなる可能性がある。この趣味に入りたての人間からヒネまくっているベテランに至るまで「万人にとって面白い」ゲームなんてそうはない。「全く存在しない」と言ってもいいと思う。その逆はあり得ると思うけれど。
 
 かと言って、「万人にとってつまらないゲーム=クソゲー」とすると、これまた該当作はほとんど無くなると思う。特にボードゲームの世界では。ボードゲームの場合、その気になれば「ルールを無視したプレイ」が可能だ。この点はプログラムって形で楽しみ方が固定されている電源ゲームと大きく異なる点でしょ。イチから創作したのとあんまり変わらないレベルで改変…となるとどうかとは思うけれど、「不具合を見つけたら勝手に直し、ローカルルールでプレイする」ことを何とも思わない人間がこの業界にいることは間違いない。かといって、「不具合訂正」を全く認めないとすると、クソゲーじゃないモノは存在しなくなる。ルールエラッタ1つ出ただけでアウトってコトだからなあ。
 
 これらをふまえて物事を考えるのは結構ヤヤコシイので、「俺がツマラナイと思ったらとにかくクソゲー」という考え方で満足している人間も多い。この考えが全面的に駄目とは言わないけれど、問題点があるってコトは把握して欲しいかな。この世界、「対戦相手」ってのは重要だ。「オレが…」って考え方は「他人の気持ちなんか知らない」って思考に根ざしているので、行き過ぎると対戦相手がいなくなる。他の世界ならいざ知らず、狭いくせに我が強い人間ばかりのこの世界で「同じコト考えてくれる奴はきっといる」といった甘い考えは、通用しないと考えて良さそうな。
 
 誰かにとってのクソゲーは、別に万人にとってクソゲーではない。その逆に、誰かにとっての良いゲームは、他人にとってクソゲーたり得る…というのは、いくつも実例がある。わかりやすい例は、GMTの「Case Yellow」かな。コマンド誌103号とGJ42号(どちらも現時点での最新号)にレビューが掲載されているけれど、コマンドでは褒めていて、GJではケナしている。コマンドのレビューは前々からちょっと甘い傾向があるようで、「INVESION:Perl Harbor」って作品(日本軍のハワイ侵攻。架空戦)を95号でそれなりに評価していながら、96号の記事で自ら斬って捨てていたりする。とはいえ、GJも基本的には「レビューは手加減している」と思われるので、叩いているのは少し珍しい。
 
 面白いのは、このレビューは両方とも「キチンとプレイしてから」書かれたのではないかと思える点かな。褒めているように見えて、実は「プレイしてないんじゃ」ってレビューなんて腐るほどある。そーゆーレビューは…って議論はとりあえずさておき、「プレイしてないから褒めている」って話が当てはまるゲームがあるのは確かだけど、このゲームはそうじゃ無さそうだ。にもかかわらず、意見が割れている。
 
 これはつまり、「ゲームの評価軸」なんて個人個人で大きな違いがある…って話である。どんなモノを評価し、どんなモノを評価しないのかは、個々人の嗜好に強く依存する。それをふまえずに単純に「○○さんがイイと言った=神ゲー」「××さんがケナした=クソゲー」って議論をするのは、色んな意味でどうかと。あんまり言いたくはないけれど、この業界「自分の好みをゴリ押ししてくる」人間がいるってコトも事実なんだよね。相手の好みも考えず。かと言って、空気読んで周囲の評価に迎合しまくる…って姿が正しいとも思えないし。
 
 そう考えると、軍神鹿内殿がよく言っている、「自分の評価軸を作れ!そのために、ツマンナイって言われている作品もプレイしろ!」というのは、色んな意味で金言だとは思うな。自分の評価軸が見えてくれば、必然的に「他人の評価軸」も見えてくると思うので。そんでもって、「評価軸の違う人間とどう折り合うのか」を覚えれば、対戦相手に困ることはなくなると思う。業界が滅びなければ。ただまあ、こういう人間が増えれば、業界が滅びることはないんじゃないかなあ。
 
 なーんてコトを書くと、「クソゲーって感じるのは個人の主観。そんなものは評価軸次第でどうにでもなるんだから、この世にクソゲーなんて存在しない」ってなりそうではあるんだけど、実際のトコロは「このゲームを評価するためには、どんな評価軸を持ってくればいいのか」…ってレベルの作品もあるにはある。そーゆー作品の存在を否定するような意見は、正直好きじゃないな。駄目なモノには駄目と言わないと、再び駄目な作品が世に出る可能性が高まり、結果として全体のレベルが低下する。全体が栄えているのならともかく、この小さい業界でそんなコトやっているヒマあるか?「良い作品」の割合を増やすため、あえて鬼になって「駄目な作品は駄目」と言うべきではないかと。
 
 その意味では、建設的な方向で「駄目なゲーム」を語る場ってのが存在していてもいいとは思うんだけど、実際問題としてそんな場がうまく機能するかと言えば、かな~り難しいだろうね。どーしても感情的な意見のぶつけ合いになりがちなので。せいぜいが飲み会などでそーゆー方向の話題になる…って程度かな。飲んでる場なら、多少の暴言もアリだろうし。
 
 かく言う私の評価軸はどうなのか?う~ん、改めて述べようとすると難しいなあ。私の場合、「理屈は考えずにとりあえずやってみよう!」って意見の持ち主であり、おまけにプレイ中に「こういう部分を評価すれば良いんだな」って考えたりするので、あんまり評価軸がシッカリしてない感じがする。あえてしっかりさせてないと言うのかなあ。どちらかと言えば「歴史再現性」は重視してない気はするけれど、雰囲気すら感じられないのは流石にイヤかも。ゲーム性は重視してる方だと思うけれど、それでも「お互いにやるべきコトちゃんとやっていれば、勝敗はわかりきっている」クラスなら許すような。許せないのは「有利な方はただボンヤリ動かしているだけで勝っちゃう」ってレベルだね。いわゆる「運ゲー」(技量より運で勝負が決まるゲーム。嫌う人は嫌う)に対しては、案外評価緩い。とはいえ、「やることがかなり固定的」ってなったら流石にイヤだな。あと、「オカシなルールを発見することが生き甲斐であり、それを公式に訂正させるべく執拗に抗議し続ける」のも、ある種の評価軸だな。
 
 「自分にとってのクソ」が「世間一般にとってのクソ」かどうかはわからないし、それを認めさせようと思ったら「広くソレを認めてもらえるだけの根拠」を示す必要があり、その作業は決して楽じゃない…ってコトは、覚えておいて損はないと思う。毎年毎年そーゆー作業やっている(しかもいちいち検証する奴までいる)んだから、クソゲー選んでいる連中は偉いと思うな。我が業界も多少は見習うべきかも(笑)。

3月8日2012/03/08 23:38

 行ってきましたゲームマーケット大阪。「築城奉行」(芸無工房LOSERDOGS)が落ちた(期待して待ってます)とか、予定外のゲームを3つ(詳細は後ほど)買ったとか色々あるけれど、まあおおむね予定通りでした。疲れてヘロヘロになる所まで。
 
 まずはチューリップ賞回顧から。久々の阪神競馬場。なんか色々記憶と違ってました。それはいいとして、ジョワドヴィーヴルがああもアッサリ連を外すとは聞いてねえ。なんかヘンだなと思ったら…これで本番が悩ましくなった。「ココは堅くて本番が穴」という私の予想が…なお、金銭的損害はその前のレースでリフトザウイングスが出遅れたモノによる方がデカい。お前なあ…
 
 気を取り直して、ゲーマー同士の飲み会へ。誰にどんな形で迎撃されても対応可能であったが、とりあえず今回はさいたまオフライン組に参加。楽しくゲーム絡みのアホ話?をした。ここでの知見はまた後日。
 
 宿はテキトーなマンガ喫茶。場所もロクに覚えてねえ。キチンと寝る予定になっていたけれど、守られたためしがない。今回も何だかんだでマンガ読みふけってました。いやあ、道原かつみのジョーカーシリーズはいい…
 
 延長追加料金を払うのは馬鹿馬鹿しいので、少し早めに会場到着。会場とは別室で待機し、そこから20人ぐらいずつ会場へ移動。隣のアンチャンが「入場規制は聞いてない…」って趣旨のコトをブツクサつぶやいていたのが印象的。あのね、フロア貸し切りじゃないんだから、廊下で待機できないでしょ?開場後も廊下に行列作れないでしょ?その辺の計算が瞬時にできないようじゃ、同人誌業界の東部戦線(コミケのこと)で懲罰大隊入り(買い出し部隊に任命されること)は無理でしょ。
 
 会場は思ったより狭かったような…よくわからんけど、印象以上に狭かったようだ。なんか混雑が激しくて、思うように身動きとれなかった…ただまあ、そんな中でも「売り切れそうな品」はゲットできた。特に、a-game(国際通信社)のブースで頒布されていた「Race to Kyoto」はデカいね。102号付録の「Race to Tokyo」の関西版。細部は色々異なるけれど。存在が告知されてなかったんだけど、前日の飲み会で予め存在が確認されていたからなあ。
 
 私は普段のクセで「売り切れそうな品は速攻ゲット」を心がけたんだけど、どうもソコまでやる必要は無かったようだ。「関東と違ってジワ売れした」って声を何度か聞いたので。これは推測だけど、一般参加者の大半が「ゲーム系即売会の恐怖」をあまり知らなかったからではないかと。ゲーム系即売会の場合、サークル側の持ち込み数がどうしても少なめになるので、「無茶苦茶売れるってことは無さそう」って品であっても、「開始即完売」の危険性がある。それゆえ、ブースを回る順番がとても大事だ。関西では、まだその点は知られていなかったらしい。いずれ学習するとは思うけれど。
 
 その後はささっと予定の品中心に買い物して、「同人ウォーゲームのたまり場」で少しお休み…と書くと「閑古鳥が鳴いていたのか」と思われそうだけど、単に人の流れの関係で「通行人」が通過しない場所だったから、空いていただけ。それなりに売れ行きは良かったんじゃないかなあ。良いことだ。
 
 個人的に特別嬉しかったのは、「卓上野球機構」完売かな。いくつ持ち込んだのかはともかく、好評だったようだ。「こういう品」がイケるってネタは重要でしょ!似たような野球ゲーム出しているトコロに「野球ゲームいけますよ。参加すれば一定の売り上げ期待できますよ」と宣伝できるからね。さーて、今年のペナントレース開幕する前に「2011年野球ゲームのデータ評価:APBA&ザ☆ビッグプロ野球&インパクトベースボール&卓上野球機構」まとめようかな。
 
 後で調べたトコロ、今回の入場者数は1,500人だとか。もう少し多いかな?と思ったんだけど、会場が狭いからそう感じただけらしい。いずれにせよ主催者側は「成功」と受け止めたらしく、来年も開催するらしいって噂が飛んでいた。そうでなくてはね。
 
 あと、千葉会がゲームを扱っていたのは嬉しい誤算だった。細かいことは考えずにとりあえずゲット。千葉会へ行けば相手が良そうなトコロが良いね。流石に評価は待ってくれ。まだ荷物整理終わってないんだから。
 
 こういう即売会では、買い物だけでなく「普段会えない方との交流」も大事である。色んな方と色々お話ししてきた。つか、「ウォーゲーム系」の大半が顔見知りだからなあ。大半は他愛もない会話だけど、色々面白かった。こういう情報収集がまた面白いんですよ。なお、何の役に立つのか…などという功利的なコトは考えてはイケナイ。とりあえずブログのネタにはなるかな。
 
 顔見知りのウォーゲーマーは山ほどいたけれど、一番印象的だったのは軍神鹿内殿。大阪って場所はともかく、即売会にいらっしゃるとは…ま、どーせコマンド誌の仕事絡みなんだろう。それはともかく、「会場で販売していないゲーム」広げるのは一応マナー違反です。目立たないようにやって下さい(笑)。
 
 その後は体力の限界を感じたので、終了時間を待たずに離脱。土曜は一応ちょっと早めに起き、その後新幹線内でちょっと寝ただけとはいえ、終了時間まで持たないとは衰えたモノよ。ま、それが年齢ってモノ。仕方ない。なお、帰宅後は気が抜けて色々ボロボロで、今もなお疲れが取れない。困ったモノだ。
 
 とりあえず私の見た感じで言えば、「かなり盛況だった」と言って良いのではと思う。ウォーゲーム系もそれなりに売れていたようで、単純に「同人ゲーム発表の場が増えた」と考えて良さそうだ。後はどこまで育つか。成功って評判を受け、一般参加者やサークル参加者がより増えてくれると、私としては嬉しい。そうなる日を夢見て、私の戦いはまだ続く…って、何故私が関西の即売会のために戦わねばならないのか?でも、他にこんな戦い引き受ける奴はいないでしょ。私自身の明るい未来?のため、また色々飛び回ってアジってこないと。
 
 やれやれ終わった…と息をつくヒマもなく、たった2ヶ月ちょっとでゲームマーケット(春)がある。半分くらいは「関西でゲットしたから」と省略可能だろうけど、それでも相当数のゲームが私を待っているんだろうなあ…関西から上京してくる方が減ると予想される今回、参加人数がどうなるのかも読めないし。ただまあ、私としてはただひたすらに戦い続けるだけである。そこが私の戦場なんだから。因果な趣味だと自覚しているけれど、楽しいんだから仕方ない。世の中そんなモノだ。
 
 というわけで、あまり役に立たないレポートをお届けしました。こんなモノ読んだだけじゃ何もわからないと思うので、気になる方は実際参加してみて下さい。来年の会場でお会いしましょう。どーせ私はソコにいるから。

3月1日2012/03/02 01:44

 奇数月の破壊力はすさまじいです。ものすごい満足感が。いやあ、やっぱりカレンダーはいい…中毒性がありますな(笑)。
 
 明日以降は忙しくなりそうなので、本日更新しておきます。ネタは多少重いけど、内容は軽めで。題して「今現在、ウォーゲーマーってどれぐらいいるのか」。
 
 このネタについては、基本的には伝聞と推測しか書くことがない。つまり、ほとんど役に立たない話ということだ。その上、一部の人間にとっては新鮮味がない。「いちいちそんな話をするな」ってレベルである。でも、書いちゃう。書きたいから。覚え書きみたいなモノだな。
 
 今現在ウォーゲーマーは何人ぐらいいるのか?この質問の答えは、「まずウォーゲーマーの定義を明らかにしろ」である。実のところ、ココを放置して色々語ると、トンチンカンな問答になりかねない。すごく大事なことなんだけど、案外無視されがちではないかと。そこでまあ、その点に注意を払いつつ、私が人様から聞いて「なるほど」と思った話などを書き連ねてゆこうと思う。刺身の上にたんぽぽを乗せるだけの仕事並みに簡単だな。
 
・500人程度…軍神鹿内殿の推測。全国にあるゲームサークルの数の推定に、平均人数っぽい数字を掛けて出したもの。
 
・1,000人程度(1)…同じく軍神の推測。上記数字に仲間内のプレイやソロ専門の人間を加えたら…という数字。
 
・1,000人程度(2)…ウォーゲーマー専門SNS「Mustattack」の登録人数。全員参加のコミュニティの参加者数で勘定。
 
・1,000人程度(3)…同人誌「The Last Stand」Issue3に掲載された、コマンド誌の中黒殿が出した推測。アクティブなゲーマー限定の数字。
 
・3,000人ぐらい(1)…上記と同じく中黒殿が出した推測。全体の総数についての数字。
 
・5,000人ぐらい…同人誌「The Last Stand」Issue3に掲載された、「シックス・アングルズ」の山崎殿の出した推測。「ちょっと興味がある」という層も含めた数字。
 
・1,000人程度(4)…参考値その1。上記同様山崎殿が挙げた、「シックス・アングルズ」の売れ行きの限界に対する意見というか感触。
 
・3,000人ぐらい(2)…参考値その2。風の噂で聞いた、再版された「ジャブロー」の売れ行き。我々の感触としては「それなりに売れた」だけど、刷った数(噂によると1万)からすると…って話だった。
 
 各数字の根拠について、一応の捕捉。これらの中で「しっかりした数字」はMustattackの登録人数だけで、後は推測もしくは参考値だ。ただし、コレは「ゲーマーの総数総数」と直接は関係ない数字であることに注意。この数字から総数を導き出そうと思ったら、「ゲーマーのMustattack登録率」だの、「Mustattack内の有効ユーザー率」だのといった数字を意識しないとイケナイ。私は運営サイドの人間じゃないので、当然これらは推測しかできない。多分ほとんどの方が同様だと思う。運営サイドの方でも推測は混じるんじゃないかな。
 
 他に、具体的数字は出ていないけれど参考になりそうな情報として、「コマンド誌102号完売」がある。103号掲載の在庫リストに早くもそう書いてあるので、マジ「瞬殺」レベルだな。何故そうなったのかはいくつか推測が出ているけれど、あえてココでは語らない。今の話題で重要なのは「それだけ売れた=それだけゲーマーがいるらしい」って部分だけだからだ。
 
 これらの数字を見ると、特に前提条件抜きで「ウォーゲーマーはどれぐらいいるのか」と聞かれた場合、「どうも1,000人程度なのではないか」って答えるのが適切って気がしてくる。単純にそんな感じの数字が多いから。私もこの話を書き始めた段階ではそう思っていた。しかしだねえ。色々並べているうちに、「実はもう少し多いんじゃね?」って気がしてきた。
 
 その最大の根拠は、Mustattackの登録人数だ。もし本当にアクティブなゲーマーの総数が1,000人前後だったとしたら、そのほとんど全てがMustattackに登録していることになりそうなものだ。けれど、私の感触としてはソコまではいってない。デジタルを頑なに拒んでいる方はそれなりの割合になりそうだし、仲間内でのプレイ専門って場合はそもそも存在を知らなくてもおかしくない。加入率は相当なモノだと推測されるけれど、それでも「9割超えているのか」と聞かれたら、流石に疑問かも。
 
 ここで私の推測を書こう。半分タワ言だと思って読んで欲しい。まず、「ゲームサークルの例会等に参加し、平均月1回程度ウォーゲームを楽しむ層」、いわゆるコアユーザーが500人程度いる。次に、「ソコまでアクティブではないけれど、現役ゲーマーだと考えて問題の無さそうな層」、仕事などの関係でごく希に例会に来るだけとか、仲間内でのプレイもしくはソロ専門だとか…って層(ライトユーザー?)が1,000人程度、つまりコアユーザーの倍存在する。ここまでを「現役ウォーゲーマー」だと考えると、合計1,500人。コアユーザーの大半とライトユーザーの半数程度がMustattackに登録しているとすれば、だいたい1,000人って数字が出る。
 
 この他に、「昔やっていたし今も多少意欲はあるけれど、ここ数年ソロプレイすらしてない」「存在は知っていて、プレイしてみても良いかなと考えている」ってな層、現役ウォーゲーマーとは呼べないけれど、その予備軍みたいな存在が現役ウォーゲーマーと同じだけ存在する。この辺を含めるならば、3,000人って数字になる。更に、それより希薄な層、たとえば「ウォーゲームってジャンルに思い入れはないけれど、面白そうなボードゲームとしてならプレイする」とか、「メカ・ミリタリー・歴史関連のアイテムとして、ちょっと触っても良いかな」とか、「その昔付き合いでちょっとプレイしてみた」ってな感じの、「全く興味がない。いじる気もない」って人間(一般人)と一緒にするのは可哀想かな…程度の人間がもう3,000人、つまり総合計6,000人ぐらいが「場合によってはこの業界のターゲットとして考えて良さそうな人間」として存在するのでは?これが私の推測だ。他の数字と差を付けたくて、あえて意識的に多めに見積もってあるけれどね。
 
 ちなみにこの考え、「実はこの業界は綺麗なピラミッド型を形成しているのでは」って仮定に基づいて展開したモノである。単に「ありがちなモデル」に当てはめてみて、各種推測の数字と似たような数字が出たから採用してみただけなので、この仮定が正しいって保証はない。ただ、そうじゃない根拠を見いだすことも難しそうな気はするな。
 
 ちなみにだ。あえて「ウォーゲーマーの総数は1,000人前後」だと仮定しよう。この数字って、どれぐらい「希少」なのか?えーとね。プロ野球の支配下登録選手数の制限は70人。球団によって差はあるけれど、おおむねコレに近い数の選手と契約している。それに監督・コーチ(2軍含む)を加え、球団数である12を掛けると…つまりだ。毎年目にする「プロ野球選手名鑑」にプロフィール&顔写真が載ってる人間の数って、1,000人ぐらいってコトになる。ずいぶん狭い世界だなおい。しかも、「月1度ぐらいはサークルの例会などに参加している」って奴(私が含まれてしまう)って、監督・コーチか1軍選手クラスだってコトに…他を度外視して「希少度」だけ考えると、そうなるのかぁ…マジですか。
 
 最後はなんかアホな発見をしてしまったけれど、とにかく「ゲーマーの総数」ってのは、現状こんな感じになるらしい。もっとキチンとした数値が欲しい気もするけれど、とりあえずはこんなモノで我慢するしかないのかな。もっとも、どーせ酒の席で話題にするための参考資料(覚え書き)程度ってつもりで書いたネタに過ぎないので、この程度で充分でしょ!(苦笑)

2月23日2012/02/24 00:42

 先週末はコマンド誌入手して、Middle-Earth東京支部に顔を出し、「第三帝国の興亡」選択ルール(実質ルール改定。私はこの手の「飾った言葉」は嫌い)を試してみた。ま、この改定についてはまた後日。まだ色々まとまっていないので。
 
 その代わりにお送りするのは、コマンド誌にもちらっと掲載されていた、「ヒトラー電撃戦における1940年バルバロッサ」について。付録ゲームがそーゆーテーマなので、色々語っているからなあ。
 
 「ヒト電」における40年バルバロッサについては、ひととおり研究してみたことがある。私は一時期「独軍の必勝法ではないか」と本気で疑っていた時期があるのだ。その対策について色々考えていった結論が、「史実をベースとした戦略の方が勝る」だったりする。この時の研究があるからこそ、コマンド誌に短期連載を掲載することが出来たのだ。その意味では、懐かしい話題である。
 
 ヒト電では、40年バルバロッサを禁じるルールは何もない。「やれるもんならやってみろ」状態だ。確かに西部戦線に守備隊を残す必要はあるけれど、仏占領後でも海岸守備隊を残す必要があるんだから、気になるほどではない。独軍はまだ弱体ではあるけれど、赤軍は輪をかけて弱体だ。それを一気に蹴散らし、増援(生産された部隊など)を出てくるそばから各個撃破してやれば、赤軍を降伏に追い込めるのでは?そう考えていた時期が私にもあったんですよ。実際、ゲームの仕組みをあまり理解せず、単に「史実通りにやればいいんでしょ」などと考えてプレイしている連合軍が相手なら、この手が華麗に決まっても何の不思議もない。
 
 連合軍はどう対処すれば良いのか?まずは西側の対策から紹介しよう。軸となるのは、やはり「英仏軍を用いた独侵攻」だろう。このゲームでは、ベルギー軍のセットアップには大きな穴がある。アルデンヌが空っぽなのだ。普通は独軍がこの穴を用いて仏に突進してくるわけだけど、この穴は英仏が利用することもできる。その隣にはルールという「独軍の重要拠点」が存在するので、1つ間違うとシャレにならないコトになる。
 
 余談だけど、この「アルデンヌの穴をどうするのか」は、両軍にとってかなりアタマの痛い問題である。ベルギーに宣戦布告すれば部隊を送り込んで守ることが出来るけれど、その場合ブリュッセルを相手にタダで渡すことになりかねない。私は最終的に「史実通りで問題ない」という結論を下したけれど、色々と悩ましかったのは事実。
 
 確かにルールは危ないけれど、だったらガッチリ守ってしまえばいいだけでは?確かにそうだ。しかし、「ヤバい隙」はココだけじゃない。スカンジナビア半島とバルカン半島も危ない。まずスカンジナビア。ヴェーゼル演習抜きで独ソ戦を開始すれば、英軍がノルウェー侵攻をしてくる可能性が高い。トロンハイムの国家戦略ポイントは独軍のモノなので、独軍が算出する燃料が毎ターン1減らされる。これだけでも痛いが、真の問題はその後の展開にある。英軍が調子に乗ってストックホルムを占領し、さらにコペンハーゲンになだれ込んでくれば、バルト海沿岸の海岸全てが強襲上陸の危険に晒される。コレは痛いどころの話じゃないので、コペンハーゲンもガッチリ守ってやる必要がある。
 
 バルカン半島も危険な土地である。独がソ連に宣戦布告すると、自動的にユーゴスラビアが連合国に味方する。ユーゴ軍自体は(中小国なので)国外に出ることが出来ず、脅威でも何でもない。しかし、モンテネグロの港に英軍が海輸されてきたら…独がモンテネグロを占領しない限り、コレを阻む手はない。伊海軍がいれば補給線は切断できるかも知れないけれど、燃料ユニットごと海輸されてきたらお手上げだ。ついでに言えば、仏降伏前だと伊は中立。ご丁寧なことにハンガリーまでもが中立だ。この状態でルーマニア(独の資源がある)を守る必要があるのだ。ね?アタマ痛いでしょ?ついでに言うと、ルーマニアに行くと見せかけて北上され、「東部戦線丸ごと補給切れ」にされないよう、注意してね。
 
 更に問題なのは、伊である。東部戦線で独が拠点を占領すると、「バスに乗り遅れるな」とばかりに伊とハンガリーが参戦してくれる。ハンガリーはともかく、仏が健在な時点で伊が参戦するってのは…そりゃまあ、伊が提供してくれる戦争資源はオイシイ。けれど、下手するとそれでも「赤字」になるほど、伊に守備隊を送ってやる必要が…マカロニは英軍に攻撃されると「コンパス作戦効果」(1シフト不利)を喰らうからなあ。
 
 40年からバルバロッサ作戦を開始するというのは、要は「西側に多大な隙を残しておきながら、東部戦線という泥沼に足を突っ込む」ってコトなのだ。対応を間違えれば、致命的な結果になりかねない。キチンと対応すれば何とかしのげるとは思うけれど、そのために燃料や部隊を捻出することにより、東部戦線での攻勢は確実に鈍る。いちいちそんなコトで悩むくらいなら、最初から隙を潰しておき、東部戦線に集中できる環境を整えてからバルバロッサを開始した方が…ってのが、私の意見だ。
 
 なお、西側連合国も注意が必要だ。これらの作戦は確かに「うまくいけば独を破滅に陥れる」ことが可能だ。ただ、米参戦前の西側はロクに資源がない。部隊は仏が補ってくれるとしても、燃料はかなり厳しい。あまり無駄遣いできるような状況とは言えない。基本は「独軍を揺さぶって対応を引き出し、東部戦線に送り込まれる戦争資源を削る」ための作戦だと割り切った方が良さそうだ。独軍の守りが堅くあまり効果が無さそうだと感じたら、その方面はスッパリ諦めた方が良いだろう。ただ、米国参戦後に改めて猛攻をかけるための足がかりって考えもあるので、ドコにどれくらいの戦争資源を突っ込むのかは大いに悩みどころではないかと。
 
 西側がいかに揺さぶろうとも、ソ連を屈服させてしまえばいくらでも取り返しが付くのでは?その通り。私も当初は「色々揺さぶりは出来ても、ソ連崩壊を防ぐための決定打とは…」と思っていた。ソ連の「引き籠もり防衛策」に気がつくまでは。そう、このゲームには40年バルバロッサを禁じるルールがないだけではなく、ソ連が最前線で守る義務もないのだ。
 
 ソ連が引き籠もって守ったらどうなるのか?私は研究の末、「ソ・フィン戦争にそれなりの資源を投入しても、40年春の時点で4戦力平均の防御線を構築可能だ」という結論を出した。そこまで深く研究しなくても、ソ・フィン戦争を省略すれば似たような防衛線が築けるはず。こうすると「電撃戦だけでの一発死」が100%あり得ないので、「装甲部隊だけの攻撃で戦線が丸ごと吹っ飛ぶ」なんてコトはまずなくなる。
 
 しかもだ。引き籠もり防衛線を攻撃するため部隊を近寄らせるだけで、アホみたいな量の燃料が消え去る。特に深刻なのは歩兵だ。装甲は機動力があるので、さほど苦労せずに攻撃位置に付くことが出来る。しかし歩兵は…コレに比べれば、対仏戦に必要な燃料でさえ「はした金」と思えるくらいだ。40年の時点でこの出費に耐えられるだけの燃料が蓄積できるか?かといって、ある程度歩兵を前進させないと、装甲部隊の側面が狙われる。派手に突破したはいいけれど、側面を攻撃されて孤立させられました…じゃあ、お話にならない。
 
 これはつまり、「赤軍が引き籠もり防衛策を採用すれば、独軍の攻撃で戦線が丸ごと吹っ飛ぶことはない」ということだ。独軍は優秀だから、赤軍戦線に穴を開けることはできるだろう。ある程度突破し、モスクワだのレニングラードだのを占領することも出来るかもしれない。しかし、流石に「戦線消滅→増援各個撃破」って流れに持ち込むのは無理がある。キチンと計算したワケじゃないけれど、多分燃料が足らない。そして、この流れに持ち込めない以上、西側にある隙を「勝手にしろ」の一言で片付けるのは無茶としか言いようがない。
 
 それでも、モスクワが占領できれば…どうなるって?このゲームでは、その程度では赤軍は絶対降伏しない。せめてゴーリキーまで前進できなければ、あまり意味がないのだ。赤軍にしてみれば、モスクワは即時反撃に絶好の土地である。即座に叩き出されるくらいならまだいい。側面を大胆に刈り取られ、モスクワ突入部隊が全部補給切れにされたら…まあ、投了を認めてくれることを祈るしかないと思うな。認めてくれなかったら?知るか。
 
 このゲームは原題が「BlitzWAR」となっているにもかかわらず、実のところ戦争経済が重要である。安易に史実と異なる戦略を検討して、何度アタマの中のヒトラー閣下に「お前は戦争経済がわかってない」と怒られたことか。それどころか…突破を焦ってマーケットガーデン作戦モドキを実行したら見事に対応され、地道に独軍を削らなかった自らの不明を恥じつつ、「橋は遠すぎた…」と呻いたこともあったなあ。アイク、君があんな作戦やらせてみたくなった気持ちは良くわかる。わかるけれど、許可した君は私と同程度に無能だ(笑)。戦争経済の裏付けのない作戦は、大抵対応されてオシマイである。コマンド誌掲載の「付録ゲームカバーストーリー」(著者は付録ゲームデザイナーのボンバ)に、40年バルバロッサは「最初の一撃で勝利できなければ、何も得ることができないだろう」とあるけれど、ヒト電のデザイン哲学は「そーゆームシの良い考えで戦争するな」となっているのだから仕方ない。
 
 私は何も40年バルバロッサが「箸にも棒にもかからない作戦」だと言っているワケではない。興味深いオプションだし、色々試してみる価値はあると思う。ただ、ドコをどう考えても必勝法ではないし、それどころか「史実通りの作戦の方がマシなのでは」って気がするのは事実。「何でもアリ」と見せかけておいて、その実はキチンと史実通りの作戦に誘導されているのだ。その意味では、改めてこのゲームは良くできていると思う。
 
 ただ…最後にこれだけは書いておこう。40年バルバロッサ最大の利点は、「史実というテキストが存在しない作戦である」って部分にある。史実はああだった、少しひねればこうなったと思う…ってな知識が通用しない局面に誘導された瞬間、対応できずに崩れて負けた奴なんて腐るほどいる。軍神鹿内殿でさえ、「史実ってテキストが存在しないと、厳しいんだよ!」と力説しておられた。対戦相手が重大な見落としをしてくれる可能性は高い。ただ、コレは自分にも言えるコトなので注意が必要だけど。
 
 ヒト電は1日で終わるようなゲームじゃないので、そうそう気軽にプレイできるシロモノじゃない。とはいえ、ある程度慣れてくると2日あれば決着は付くと思われる。こーゆーテーマのゲームをガッツリ楽しみたいと思ったら、むしろこれぐらいが適切じゃないかって気もするな。機会があったら是非プレイして欲しい。私は喜んで対戦受けますよ!ご希望とあれば、私が独軍受け持って40年バルバロッサやってもいいな。もっとも、私の研究が正しいって保証はドコにもなかったりするんだけど。本当にこうなるのかぁ?確かに各種検証作業じゃこういう結論が出たんだけどさあ…なにせ私は「アイクと同程度に無能」だからして(笑)。

2月18日2012/02/19 02:20

 体調不良のおかげもあって、更新が滞りまくった。いけませんねえ。体調不良と言っても、大したモノじゃねえってのに。
 
 本日の話題は、ゲームマーケット大阪(以下GM大阪)について。カタログのPDFをネットにアップするという、親切なコトしてくれたので。どーせ入場券としてカタログは買うわけだけど、当日その場で買えばOKなのは嬉しい。こーゆーモノのカタログって、「事前に入手して、ひたすらニラメッコして予定を立てるんだけど、当日色々発見して全部台無しになる」ってシロモノだからなあ(苦笑)。なお、この手の話題のお約束として、原則として敬称は略させていただきます。
 
 まずはスペースの広さ。推定では、コチラで行われているゲームマーケットの1フロア分(去年までは2フロア体勢)程度だと思われる。会場に行ったこと無いので良くわからん。
 
 ブースの大きさは2段階。主に企業向けの大型ブースと、一般ブース。流石に机の広さまではよくわからん。あまり広くは無さそうだけど、普通そんなモノだ。机の飾り付けがどうなるのかは色々興味深い。ま、コレは私が一応は「売り子」もやっているからであって、フツーは気にするレベルの話じゃない。出展者でなければ。
 
 大型ブースの数は20。うち2つがイベントスペースのみ。大半が秋のゲームマーケットでも見かけた面々で、その大半は5月のゲームマーケット2012春にも出展すると思われる。本来ならば「どーせ両方参加する」私にとっては重要度が低いんだけど、「研究家」としては結構気になる。各出展者がGM大阪にどれだけどんな具合に力を入れているのかがわかるからね。
 
 もっとも、私の予想としてはどこも「春のゲームマーケットに力を注ぐ」のではないかと。少なくとも「アナログゲームショップ」(ブースD)、いわゆるコマンド誌編集部はそうするようだ。一昨年・去年と好評だったらしい「ウォーゲームハンドブック201X」の予定がないからね。あればとっくの昔に告知されているはず。「今年は出さない」って可能性もあるけれど、おそらく5月に投入されるはずだ。投入しなかったら、「戦略眼はムッソリーニ以下」ってレッテル貼ってやる。
 
 一般ブースの数は64。なんか「無理矢理詰め込んだ」っぽい話があるけれど、落選を出すよりは悪くないのでは。個人的意見としては、この規模の出展者こそが「会場を盛り上げて」いかなくちゃイケナイと思うので。大型ブースの出展者が扱っているモノって、その気になればフツーの店かネットで購入できるけれど、ここで扱っているモノはかなりの割合が「ココでしか入手できない」からね。そーゆーモノがあるからこそ、みんないちいち出掛けるんじゃないのか。
 
 その意味では…正直言おう。一般ブース出展者リストを見て、私は絶句した。「知っているトコロ」率が高すぎだ!「関東のゲームマーケットで見た」くらいならまだいい。コミケで見たとかこみトレで見たとか、そんなのがわんさかと…「同人でゲーム作っている奴」がそう多くないのはわかっていたけれど、関西まで含めて「知ってるトコロだらけ」ってのはどうなのよ。「目新しいサークルと出会えるかも」って期待はドコへやら…もっとも、コレは「関西在住の方が頑張って関東まで来ている」とか「私が何故か関西遠征をしている」とかいった事情が絡むので、誰が悪いワケでもない。強いて言うなら私が悪い。なんだかなあ。
 
 気を取り直して、「気になるトコロ」を紹介しよう。私の専門であるウォーゲーム系を自称していると思われるトコロは、「SOLGER」(ブース62)、「さいたまオフライン」(ブース63)、「千葉クラブ」(ブース64)の3つ。…あのさあ。会場は大阪だよ?関西だよ?京都の老舗サークル「SOLGER」はともかく、埼玉と千葉ってどーゆーコトよ。みんな元気だね…って、オレが言う台詞じゃないな(苦笑)。
 
 関東勢については後で触れるとして、まずはキチンと関西勢(SOLGER)がいたことは評価したい。やはり地元のゲーマーが「盛り上げよう」って気概を示してくれないと、色々苦しいと思うので。サイト情報によると新作も予定されているようなので、大いに楽しみだ。
 
 関東勢では、さいたまオフラインの気合いがスゴい。ゲーム付き同人雑誌「SLGamer」の新刊を投入するってだけでもスゴいのに、今回から表紙フルカラーですって!そのくせお値段据え置き。経営的に大丈夫なのか、印刷所ドコだよ(笑)。しかも、5月のゲームマーケットではさらに新刊投入予定だとか…
 
 千葉クラブは、既に冬のコミケで発表済みのモノだけで臨むらしい。とはいえ、「club千葉」#13に加えて委託の「The Last Stand」3号(オマケゲーム付き)も持ち込むはずなので、コミケに突撃するような奴以外には「腹いっぱい」な品揃えじゃないかと。
 
 他に行く前に、「参加しなかった」トコロについて触れておこうかな。関西勢にもっと頑張ってもらいたかった…ってのはこの際さておき、東海勢がいなかったのはちょっと寂しいかな。関東でもよく見かける存在だけに、より近いはずのコチラに出てきても不思議じゃなかったのに。その意味では、今回「ウォーゲーム系の売れ行きは良い」って評判が立てば、次回以降には東海勢という強力な増援が投入されるかもしれないわけだ。ここはマジに関西在住ウォーゲーマーの奮起を期待したい。
 
 ウォーゲーム以外では、まずは「卓上野球機構」(ブース61)を取り上げたい。ココが「大阪でも野球シミュレーションは売れる」って姿を見せてくれれば、他のシステムを発表しているサークルが「参加してみようかな」となるわけで。野球ゲームはともかく、野球自体はどう考えても全国で人気あるでしょ!ましてや「虎のお膝元」関西なんだから。「APBAやザ☆ビッグプロ野球が懐かしい」って人間はマジに…(以下略)。
 
 他では、「グループ乾坤一擲」(ブース40)で「日本空母戦記シリーズ」を再頒布する予定だとか。某空母戦ゲームのエキスパートから「基本はオーソドックスだけど、コンポーネントは確かにスゴい」とのお墨付き?をもらったモノなので、空母戦ゲームが好きな人間なら一見の価値はあると思う。まあ、逆探知問題がどうだとかダミーの使い方がこうだとか言い出さなければの話ではあるけれど(笑)。
 
 ここからは、どちらかと言えば「私個人限定」の話。RPG系では、何故か?トラベラー系のモノを扱っている(とカタログにある)出展者が2つも。コミケですら探すのに苦労するのに。顔は出しておこうかな。私はトラベラーからRPGに入ったのよ。「KTOC」(ブース12)と「KC+」(ブース13)か。
 
 ノンビリと他愛ない会話を楽しめそうなのは、「イッシーサークル」(ブース20)。「不穏当屋」とどっちの名義を使うのかと思ったら、コチラでしたか。ゲームの新作はもちろん、フォントの新作も期待したいかな。1月に購入したばかりって話はあるけどさ(笑)。
 
 「芸無工房LOSERDOGS」(ブース22)は、なんか珍妙な(褒め言葉)ゲーム「築城奉行」ってのを出す予定だとか。「バカゲー」としての破壊力は抜群な品を数々発表してきたトコロだけに、大いに期待したい。そーゆー方向の品じゃないかもしれないけれど…と、手遅れなフォローを入れてみました。
 
 後は知ってるトコロ・知らないトコロ含めて「行ってみて、ヒットすれば買う」って感じになるかな。とりあえず、予定としてはこんなモノだ。予定外の品はそう多くはならないはず…と、毎回毎回即売会のカタログを事前チェックするたびに思うんだけど、実際そうなったコトはない。何故か山ほど「予定してなかった品」をしこたま買い込んでしまうのだ。困ったモノである。
 
 とりあえずはこんな感じですかね。元々「GM大阪は、宣伝も兼ねて事前チェックの結果を詳細に報告したいなあ」と思っていたので、PDFで発表してくれたのは大いに有り難かったです。関東で入手できるのか、ちょっと怪しかったからなあ。後は実際行って楽しんでくるだけ。一応詳細なレポートをお届けするつもりです。だから…前日のチューリップ賞(阪神競馬場。なのでナマ観戦予定)で突っ込み過ぎないよう、注意しないと…