4月11日2021/04/11 23:44

 ゲームマーケット2021(春)初日。諸般の事情により調整に失敗し、寝不足気味。2日目。やはり調整失敗による寝不足。だからどうした。両日とも「使っちゃヤバイ」体力を動員しつつ、突撃を開始。
 
 今回の会場はビッグサイト西館。いつものよーに東京駅から都バス使って向かったんだけど、初日は久々に土曜出撃だった関係上、到着が予想より遅かった。そのため、入場はやや遅め。「ソーシャルディスタンス守れ」って声も五月蠅いし。ま、問題になるレベルじゃ無いけどね。最近はボードゲーム制作環境が整ってきた関係上、中古ゲームの掘り出し物狙いじゃ無い限り、「出遅れたおかげで売り切れた」なんて悲劇は希になったからね。日曜は特に問題なく到着。しかも予想通り初日より空いていたので、かな~りスムーズに入館できた。
 
 初日。まずは挨拶回りを兼ねて「ウォーSLG島」へ向かう。なんか固めて配置されていたのだ。配慮があったのか?ここで予定通りのブツを入手…するはずが、一部失敗。さいたまオフラインにて「武士らいふ」弐号を入手しようとしたところ、ストップ掛けられた。「在庫僅少につき部数制限」って奴だ。当然のように、コッチが大阪で入手済みなのはバレていたのだ。そのこと自体に文句は無いけど、もっと刷れ。それぐらいイケると思うけどなあ。
 
 他にも「何も言わずに新作セットが出てくる」(八川社の野球ゲーム関連)とか「品書きに無い品が出てくる(YSGAにてもりつち殿の野球ゲーム2019データ)といった、常連ならではの対応が続く。まあ、確かに常連になると便利だ。ただまあ、「そうなるために必要な努力」のことを考えなければ、って話だけど。
 
 他は…堀場工房は大阪で訪問済み。他にもいくつか「大阪で見たよね」ってサークルが。流石に2週間で新作出すのは難しいでしょ。「大阪に間に合わなかったのでココが初売り」って可能性は否定できないので、それでも顔は出すけどね。大阪でかなり物欲解消したので、正直今回の「入手すべきかレーダー」の反応は鈍かった…んだけど、やっぱり荷物は重い。何故だ。
 
 2日目。ウォーSLG系はぶっちゃけ乏しいので、知り合いの一般参加者に遭遇する可能性は低い…と見積もっていたとおり、遭遇できなかった。ま、コレは桜花賞の馬券買いに昼で切り上げたことと関係していそうだけど。「グループ乾坤一擲」に「えーびっく」、中古ゲームの「私掠船」と、ソレっぽいところチャンとあったんだけどねえ。なお桜花賞は…ハズレ覚悟で狙ったとは言え、もう少し頑張って欲しかったぜアカイトリ(苦笑)。2日間参加しているトコロ(エリア出展しているトコロ含む)は初日に押さえたし、買うモノなんてあまり無い…ハズなのに、やはりすご~く荷物が重い。どゆこと?
 
 荷物が重い理由の1つ。私は「商品に文句その他を言いたい時には、常にその作品を入手してから」だと決めている。買わない奴に文句言う権利なんざねえ。もっと良くして欲しい、できるはずだ!って想いがあればこそ、文句を言う権利がある。その証明手段は「入手すること」でしょ。つーことは、ツッコミ入れたいってだけで手に入れることがあるんだな。Dobu6 Gamesの「逆引き雑学カルタ」。要は札に書かれたヒントを元に目的の札を探し当てる…ってゲーム。でだ。「牛」のヒントに「世界で最も多い動物(ヒトを除く)」とあった…いや、どう考えてもそんなわきゃねーだろ。昆虫とかダニとか線虫だって「動物」なんですけど。魚類その他の海生動物だってそうだ。一部は絶滅危惧種だけど、いる奴は山ほどいる。分類の仕方によるとは思うけど、これらが牛より少ないなんて考えにくい。ついでに言うと、収録されている「ねずみ」より牛が多いってのは、分類学上どーゆー処理してんだ。人間に飼育されてる存在限定の話か?それにしたって、ニワトリ・ミツバチより牛が多いってホントかよ。多分「人間に飼育されている哺乳類」限定の話ではないかと。こういう「ルールブックのアラ」は見逃せませんな。わかってんのか?ボ○バ(苦笑)。入手してツッコミました。
 
 荷物が重い理由その2。野球SLGは重い…12球団あるからなあ。でも、アレを眺めて燕軍団の活躍を振り返るカイカンを考えたら、手に入れないって選択肢はねえ。初日はまだいい。計算通りだった。2日目の「卓上野球機構」(ゲーム名・サークル名同一)、去年&入手できていなかった一昨年のデータはいい。1985年データを出すのは聞いてねえ。一般人にとっては「バース・掛布・岡田のバックスクリーン三連発の年」だろうけど、私にしてみりゃ、大若松に杉浦に八重樫、投手では尾花に梶間、そして何より荒木大輔のデータである。最下位だけどな!私が「強いから応援するなんて邪道、強くても弱くても燕を応援し続ける」って覚悟を決めたのがこの頃だ。入手せずにいられようか。
 
 荷物が重い理由その3。私の結構真面目な研究テーマの1つに「ゲムマにおける表現規制問題」がある。ドコまでがセーフでドコからがアウトなのか?を監視しておきたいと思っているのだ。それゆえ、「アウトと判断された事例」「セーフとされたギリギリの作品」なんてモノは手を尽くして入手して研究しておきたい。ネタ的には大アウトの「感これ」(浄瑠璃ソフト天遊団)、イラストで攻めまくった「探ぱん」(6ちゃんねる)の2つは入手せずにいられなかった。個人的意見だが、「超重要判例」だと思う。内容?聞くな。そのうちプレイ機会を作る(笑)。
 
 他にも色々入手したけど、全部紹介してたらキリがない。全体の雰囲気その他のレポートに移ろう。人が少なめの2日目でも、人口密度は推定で大阪より少し上。去年秋の惨状よりは回復していたと思う。あれは去年の秋が異常事態だったってコトなんだろうな。もっとも、アレは入れ替え制だったからかも知れないけれど。この辺はいずれ事務局から公式の発表があると思うので、そいつを参考にして下さい。ウォーゲーム系では、あえてドコとは言わないけれど「大物」不在の影響はあったように思う。ただ、さいたまオフライン(旧作中心だけど)で扱っていた品は結構順調に出たらしいので、「戦えない」なんてレベルでは無かったようだ。
 
 ただまあ、先にちらっと書いたけど、2日目に一般参加しているウォーゲーマーの姿は見なかった。これは試遊卓が無いからだろう。ウォーゲーマーに限らず、「初日は買い物中心・2日目は試遊中心」だと考えている人間は多そうだし。試遊卓が無けりゃ、他の予定入れちゃうよね。普通は。そーゆー意味でも「大物」不在は…ブツブツ…
 
 この事情は一部私にも当てはまる。けれども、2日目行かないって選択肢はあり得ねえ。理由?一番大きいのは挨拶回り。「全部入手済みだから手を出さないけれど、出てたらゲットするよ!」ってプレッシャーを掛けて、新作作ろうって意欲をかき立てないとね(苦笑)。あと、「不在証明をする」ってのもある。カタログ入手してジックリ眺め、実際スペースの前に行って「ウォーSLG系のブツはない」ってコトを確認しないと、見逃しが出そうで怖い。それをやらずに見逃したあげく「1部も売れなかった!つまんねえ!もう二度とゲームなんて作るか!」なんて宣言された日には…誰が何と言おうとも、ゲムマでそんなウォーゲーム系サークルが出たら、私の罪だ。それだけの覚悟と労力が裏付けとなって、初めて言えるのだ。「原則論ではあるけど、ゲムマに於いて、ウォーSLG系のブツには1部売れる保証がある。」と。
 
 コロナのおかげで、正直色々と苦しい状況が続いている。「今回オレは降りる」と言われても仕方ない。実際それに類する発言・行動は山ほど目にした。けれども、私はまだ戦える。ならば、戦場に立ち続けるだけだ。そうしないと、本当に場が消えてしまう。「オレ1人だったら、逃げても大丈夫でしょ」などと皆が思ったら、そこでオシマイなのだ。最後の1人になったら逃げる。それをこの目で確認するまでは場を支える努力をする。そーゆー馬鹿が最低1人は居るので、今回不参加だった人達には安心していつの日か(出来れば今年の秋)戻ってきてもらいたい。そこに場はある。消えてない。消してたまるか。
 
 実際のところを言えば、私1人ではとてもじゃないけど戦えない。皆がいて初めて戦えるのだ。だから…私は声を大にして、こう言うしか無い。「ゲムマ楽しいよ、コロナでタイヘンなご時世だけど、みんなチャンと対策して参加しようぜ!」今回はオチ無し。