2月1日2007/02/02 02:53

 もう2月かよ。月日が経つのが早いねえ。ま、世の中なんてそんなもんだ。あまり気にしないことにしよう。
 
 本日は、久々に競馬の話題。もちろん、週末のフサイチホウオーVSニュービギニングの話ではない。そーゆー話題は他にまかせる。大井で導入予定と報道された、現役外国馬導入問題についてだ。
 
 現役外国馬導入問題とは?外国で現在走っている馬が、移籍してきていいよって話である。中央・地方や地方同士での移籍(転厩という)は良くある話だけど、国内の馬産を保護するため、今まで全くもって認められなかったことだ。
 
 このニュースを某スポーツ新聞で読んだ最初の感想は、「細かいこと報道しろ!」である。大井がこの制度の導入を検討中。それはいい。けど、問題は大井の態度だけじゃないでしょ。同じ南関東(地方競馬のブロック)の浦和・川崎・船橋はこれに賛成なの?仮に賛成としても、「様子見てウチも…」って態度なのか、「賛成できないけど、大井には逆らえないから…」って態度なのかで色々違うでしょ。地方競馬を統括するNRAは何考えていて、さらに言うなら中央競馬はどうなのよ。わからないことが多すぎる。
 
 本来なら、これらをきちんと調べた上でココに書き込む。それが私の流儀。けど、問題がデカいからねえ。拙速を承知の上で取り上げてみました。というわけで、知ってることあったら教えてください。今現在、情報に飢えてる状態です。
 
 まあ、日本もパートI国(競馬一流国?)になった。今更現役外国馬を閉め出しても意味がなさそうな気がする。そう考えると、JRAはこの制度に反対はしないような。つーか、「GIのたびに外国馬が遠征してくる」ってことを夢見ているはずのJRAが、いちいち「大井経由でやってくる外国馬」を警戒する理由はない…はずだ。ただまあ、生産者との関係を考えると、JRA自体がこの制度を認めるとは思えないけど。
 
 現役外国馬って本当に強いのか?そりゃあ強い馬はね。馬場がどうこうってことを差し引いても、強い馬は強い。コレは間違いない。けど、そーゆー馬が大井に転厩してくるかは、完全に別問題。おそらくはそんなことにはならないでしょ。ある例外を除いて。
 
 大井に先んじてこの制度を導入してる香港では、「外国で走っていた馬」のウエイトはかなりなものである。正確な比率は私も知らないけど、相当数が海外出走歴を持っている。北半球生まれはまずそうだし、南半球産でも2歳のうちは豪州で走った経験あり…ってのがいる。香港は古馬天国だから、2歳馬なんて走らす意味あんまりないからなあ。
 
 ただ、香港に輸入される「現役外国馬」は、大半が大したことない馬である。そりゃそーだ。強い馬だったら売らないでしょ。もちろん例外はいるけどね。そりゃあレベルの差ってモノがあるから、それでもソコソコの活躍は見込めるだろう。けど、それだけで語れるほど香港馬のレベルは低くない。
 
 ここから推測すると、大井に移籍してくる外国馬ってのも「さほど強くない」馬ばかりと推測される。まあ、一流はまず来ない。豪州か米国で誰も知らないレースを1~2勝した馬ってのが標準じゃないかなあ。これって外国産馬(外国から買った来た、まだ走ってない馬)と何が違うんだろ?せいぜいが「夢がないけど、堅実ではある」ってあたりになるんじゃ。これで大井の人気が回復するのかは、ちょっと疑問だねえ。
 
 私は「日本の馬産が滅んでも、外国産馬で競馬やるんなら馬券買う」と公言している人間だ。だから、現役外国馬導入に反対って立場ではない。これはこれで興味深いとは思う。けど、今このタイミングでこんなことを実行する意図はよくわからん。どの地域からどのクラスの馬が転厩してきそうなのか、きちんと把握しているんだろうか?コレは個人的推測だけど、どうもムシのいい夢を見ているんじゃ…って気がするのは事実だね。
 
 そりゃあね、何の代償もないって言うのなら、こういう制度も悪くない。けど、どう考えてもマイナス面が出る。日本の生産者は激怒してるみたいだし。まあ地方競馬が苦しい現状を考えれば、生産者は立場弱いのかも知れない。けど、余計な軋轢を増やす価値があるのかは疑問じゃないかなあ。
 
 まあ、この辺は私の「あまり意味のない推測」が山ほど入るため、「不安だね」以上の意味は持たないと思う。なので、ここは1つ妄想をたくましくして景気良い話題をしてみましょ。さっき「ある例外を除いて」一流馬は入ってこないのではと述べた。この例外として考えられるのは、何と言ってもゴドルフィンの馬。一流も一流、超弩級だ。
 
 なにせゴドルフィンの前には常識は通用しない。なにせ船橋にシャレじゃ済まないレベルの馬をドンドン送り込んでるぐらいだ。それが日本競馬征服?にとってプラスになるのなら、ドバイワールドC勝った馬を大井に転厩させかねない。コレは大げさだとしても、中堅クラス(日本でも相当なレベル)なら平然と送り込んでくるでしょ。
 
 まあ、ゴドルフィンが本当にそんなことしてくるかはわからない。すでに拠点築いていて、今週フリオーソ(ゴドルフィンの手先ダーレージャパンの馬)が中央重賞制覇なるかってレベルに達している以上、あえて大井征服に乗り出す意味は薄めだから。けど、「適性を考えて持ってる馬をあちこち振り分ける」ってのはゴドルフィンの十八番。現役馬でコレができるとなりゃあ、何をやらかすかわかったものじゃないのも事実。ゴドルフィンの手先の1人である私にとっては、妄想ふくらみますねえ。
 
 とまあ景気の良い妄想を述べてはみたけれど、これはあくまで私の妄想。私ほどゴドルフィンに忠誠誓ってるわけでもない(それがフツーだ)大井の関係者が、こういう妄想に従って現役外国馬を解放するのは、どうなんでしょ。こういう意味不明な劇薬に頼る以前に、大井にはやるべきコトがあるような気がするんですけど。
 
 最後にこれだけは言っておこう。「外国で出走歴がある馬」を解放したところで、一流馬がやってくる見込みは薄い。ならば、やはりスターホースは自前で作るしかないでしょ。もし大井が「スターホースがいなけりゃ、連れてきてもらえばいい」なんて甘ったれた根性でこの制度を導入したんなら、未来永劫スターホースは誕生しないだろうね。原居民様(欧州から香港に移籍)を尊敬している私としては、心底そう思うぞ。

2月5日2007/02/06 02:31

 土日には色々あったんだけど、あえて基本的に省略。フサイチホウオーは強かったとか、府中をPM11:30に出てもかろうじて帰宅できると判明したとか、イーストフロントのやり方をかなり忘れてたとか、同人便せんが相変わらず不作気味とか、本当に色々あったんだけど、なんかまとまりが悪い。以上。
 
 つーわけで、以前から温存していたネタである「イース・オリジン」というPCゲームについて。先日攻略本が発売されたので、一応ネタバレ解禁と判断した。どうしてこの会社のゲームは一言いいたくなるモノばっかりなんでしょうねえ。ブツブツ…
 
 日本ファルコムって会社は、結構ヘンな会社だ。そこそこ大御所ではあるので「商売無視した無茶苦茶」はやってないけど、地味にやりたいこと優先主義と思われるフシがある。ちょっと前には「話が終わらなかったので、続編買ってね」とかいうフザけたゲーム出してたし。今回も、正直ブチかましてくれました。
 
 「イース」と言えば赤毛の男…ってのが定番である。このシリーズは主人公固定なので。けど、今回はその前日談。なので、「イース」をリアルタイムでプレイしてた奴(私含む)にとってはモーレツに懐かしい。フツーに何も知らずにプレイしても面白いとは思うけど、基本的には20年前(今年は発売20周年だと)からゲームやってた奴のための作品だ。
 
 今回は前日談なので、主人公はいつもの赤毛君ではない。1人は斧振り回す女の子。もう1人は飛び道具(魔法)使う男の子。「そりゃあ逆だろ」とツッコミたくなるけど、まあ許容範囲でしょ。女の子の方は「アドル互換」、つまり赤毛君とワザがほとんど同じであり、慣れてる分使いやすい。男の子の方は移動速度が遅くて少し戸惑うけど、まあ飛び道具使いなので楽と言えば楽。壊滅的にシューティング下手な私でもサクサク…ってほどじゃないけど進む。これはいい。
 
 問題はこの後にある。一応各メディアで「主人公」と紹介されてるこの両名、実は「練習モード」なのだ!だって、クリアするとやっと「本当の話」始まるんだもの。真のラスボスと真のエンディングが投入されてる以上、そうとしか言いようがないでしょ。何かありそうだとは思ってたけど、ここまでとは…
 
 そりゃあね、正直言って「なんかあるな」とは思っていましたよ。話にヘンな謎があるし、後で登場するアイテムが案外出てこないし、そもそもマニュアルに「第3の男」のこと書いてあるし…けどねえ。せいぜい「今まで出てこなかったアイテムの説明が出てくるんだな」としか思ってなかった。真のラスボス出てきたときには、唖然としちゃいましたよ。この手の演出にはスレてるはずなのに。
 
 「話終わってねーだろ!」とか、「今までは全部前フリかぁ!」と吼えるってのは、まあ悪いコトじゃない…と思う。なにせコッチはヲタク。生半可な演出じゃあ「まあこんなものでしょ」で終わり。そんな奴に新鮮な感動届けようと思ったら、相当なことやらなきゃ駄目だろうから。その意味では、言いたいことはわからなくもない。
 
 けどねえ…フツーに考えたら「できない」演出であることは確かだね。こういう演出は明らかに「破格」であり、オーソドックスじゃない。その分全体がしっかりしてないと、「つまんねえ」で片付けられる危険性がある。まあこの会社の信用度あってこその演出じゃないかねえ。正直、そこらの貧弱なメーカーがこんなことやれるとは思えない。やったとしても面白いモノに仕上がるか疑問…ってのもあるけど、「ハズしたらどうしよう」って不安に勝てないと思うな。
 
 私も一応はクリエイターの端くれであり、色んな意味で不安と戦ってはいる。ま、しょせんカネとらない(とれない)シロモノを書いてるだけなので、不安と言ってもタカが知れてるけど。だから、「俺達はハズさないんだぁ!」という思いこみ?に任せ、フツーと異なるストーリー構成に挑戦する日本ファルコムは素晴らしいと思う。何よりも、その勇気にカンドーするね。
 
 もちろん、単に勇気がありゃあいいってものでもない。そういう「破格」を仕掛けて、それをキチンと形にするのがいかに大変か。ましてやカネ取ろうってんだから、それに見合った「力量」が必要でしょ。単純に「質の高いモノを作る」のが上手いってだけでなく、「結局は面白いモノ作ってくれるはず」という、ネームバリューから来る買い手の期待も「力量」のうちだからなあ。日本ファルコムが「鶏口」(PCゲーム業界に留まり続けること)を選び、「牛後」(コンシューマーゲーム主体に方針転換すること)を嫌ったのもわかる気がするね。
 
 正直、こーゆートコロを見習うのはどうかと思う(ハズしたらどーすんだ)けど、評価することは大事なコトじゃないかな。別にホメるだけホメて真似しなきゃいいんだし。つーわけで、「誰も読みそうもない話題を読ますためには」なんて破格…いや冒険…どころか暴挙に挑戦するのは、「絶対止めた方がいいですよ」とは言っておこう。誰もやらないことをやるには、やっぱりそれに見合った力量が必要だよな…

2月8日2007/02/09 00:25

 なんか気合い入らない…つーわけで、本日はこれまで。

2月9日2007/02/10 03:44

 読者からカツ入れられちゃあ、気合い入れるしかないでしょ。「使っちゃイケナイエナジー」投入しまくりで行きますか!(おい)
 
 本日のお題は、某スポーツ新聞で評判の連載(らしい)である、「巨人軍再生」について語ってみようかと。私にとっては比較的どーでもいい話題ではあるんだけど、「ミスタースワローズ」若松元監督までもが語っているくらいだ。スワローズファンに過ぎない私が語っても、おかしくはないのでは。
 
 巨人軍再生…正直言って、これはお題からして間違っている。これが私の意見。「再生なんかしなくていい」って意味じゃない。「どーゆー状態のことを再生と呼ぶのか」をはっきりしないと、無意味だと思うから。なにせ、私が思うに「昔の巨人軍」は、絶対に再生不能だから。
 
 「昔の巨人軍」が再生不能なのは、何も「王・長嶋のような選手がいないから」とか、「強い巨人なんて時代遅れ」という意味ではない。どんなに強くなろうと、WBC日本代表以上の選手をかき集めようとも、王・長島級の選手を育成しようとも、結局昔の巨人ほどの人気は出ないと思うから。巨人がどうこうではなく、取り巻く環境が違いすぎる。
 
 何でそうなるのかって?巨人の人気には、重大な構造的欠陥があるってのが私の意見。巨人軍は「日本を代表する、全国区球団」なのに、争っているのが日本一だからだ。その昔ならいざ知らず、今の時代だとこの図式はキツいものがある。
 
 全国区球団が日本一を争うことの、どこがキツいのか?そこに「格上挑戦の美学」がない。コレに尽きる。日本を代表する球団なら、目指すのは世界一でなくてはいけない。反対に日本一を争うのなら、全国区球団でなく地方代表であるべきだ。巨人軍は構造的にこのどちらにも当てはまらない以上、今の時代だと限界があると思うんだな。
 
 まあ、これは言い過ぎかもしれない。よーく考えると「格上挑戦だと常に負け続けた馬」ディープインパクトがあれだけ人気を集めたんだから。この馬の場合、明白に格上挑戦と言えるのは「3歳の時に古馬に挑んだ」有馬記念と「海外に挑んだ」凱旋門賞(最近のJCは海外への挑戦とは言えない)だけじゃないの?無敗の三冠馬ってのは確かにスゴいんだけどね。
 
 格上挑戦の美学ってのは、人気が出るために不可欠な要素…じゃない。それは私も認めよう。問題は別のトコロにある。この図式を満たしていないと、「弱ければ見捨てられる」のだ。今の巨人ってのは、ちょうどこの図式にハマっている。だから人気が出ない。「巨人が凋落したのは弱いから」というのは、間違ってはいないけどコトの本質を突いていない。単に弱いだけが問題なのではなく、弱ければ簡単に見捨てられるトコロにも注目が必要じゃないかな。
 
 私は日本人だ。だから、やはり何だかんだ言って日本馬には相当甘い。「さすがにキツいだろ」と言いながら結局馬券買っちゃった例がどれだけあると?勝ち負けだけが問題じゃないのだ。勝てそうもないから・弱いから・どうせ馬券当たらないから…で見捨てられるようなら、そもそも海外遠征なんて行かないっつーの。
 
 「日本一を目指す地方代表」「世界を目指す日本代表」の強みはここにある。強い弱いは問題じゃない。強くても弱くても、「自分達を代表する存在」であることは否定できないのだ。必然的に、弱いからって見捨てることなどできやしない。他のチームは、「自分達のチーム」じゃないのだ。そんなものを応援する空しさは、その昔ついテンジンショウグンを見捨ててしまった私には、よーくわかる。
 
 大切なのは「オレらの代表」と思えるかどうかなので、別に地方代表・日本代表である必然性はない。けど、どう考えても有利だろ。地元だとか日本代表とかって付加価値なけりゃ、ドコの誰が弱い存在を応援するって?最下位ブッチギリのスワローズを応援し続けるとか、無名の香港馬を「オレの馬」呼ばわりするよーなバカが多数派とは思えないんですけど。
 
 ここまで書けば、巨人の問題点は明らかだろう。巨人ファン・アンチ巨人(これも「巨人の野球しか見てない」点は巨人ファンと変わらない)ってのは、結局強い巨人にしか興味がない層が主体である。そーゆーファンを取り込むことしか考えてこなかったし、安易に外部から選手獲ってきて「弱くても見捨てない」はずのファンにケンカ売るようなコトしてるし。それで弱けりゃ、客は入らない。
 
 そりゃあその昔はこれでも良かった。今より娯楽に乏しいから、「それでも」巨人を応援するしかなかったわけで。けど、今の娯楽多様化時代にこの図式は当てはまらない。時代が後戻りするとは思えない以上、何をどうやったって昔の「栄光の巨人軍」は戻ってこないってコトになる。この部分を勘違いしてる奴は少なくないと思うなあ。そもそも、「巨人再生」なる企画からしてこの勘違いの象徴のような…
 
 じゃあ巨人はどうするべきか?道は2つ。「弱くても見捨てないファンを大切にする」か、「とにかく弱くならない」かである。とりあえず、半端は駄目でしょ。前者を選ぶなら、まず「全国区球団」ってカンバンを降ろすことになるかな。簡単にチャンネル変えるコトができるTV越しのファンなんて、結局信用度が落ちるから。この辺は、身銭切ってるからTV越しでも本気度が高いギャンブルと比べ、不利な点だね。
 
 ただまあ、巨人の親会社は「全国区球団のカンバン」を降ろしにくい。となると、もう1つの道に走るのかなあ。とにかく良い選手はゼニ出して何でも獲る。メジャーほど名誉が得られない現状を考えれば、それをカネで補うためヤンキース並みの補強費をかける。さらに、育成は捨てる。そんなコトする必要がないから。ドラフトは完全ウエーバーにして、代償と称してFA期間を大幅に短縮するのが理想かな。お手本はヤンキースではなく、路線変更する前のレアルマドリード。WBC日本代表より強いチームを、本気で目指す。
 
 こんなんで客が戻るのか?さあ、正直何とも(苦笑)。私がこんな球団を応援することは絶対無いけど、「ディープインパクトよりフジヤマケンザンの方が偉大である」と信じている私のことだから、全く参考にならない。ただまあ、こんなことやられたら巨人以外の球団は相当厳しくなると思われるけど、それでも私はスワローズを見捨てることはないんじゃないかな。私にとって大切なのはそこだけだ。
 
 今の巨人の補強策は色々言われているけど、要は失敗してばかりだから文句言われているだけって気がするのも確か。だったら成功しまくればいい。それで喜ぶ奴は確実にいる。問題はそれが多数派なのかどうかでしょ。私が思うに、そーゆー奴は結構多いんじゃないかなあ。今は「補強は良くない」と言ってるクセに。
 
 昔の巨人の人気を考えれば、「昔は良かった」と言いたくなる気持ちはわかる。どうすれば昔に戻るのか…って考えたくなるのもわかる。けど、私が思うに、それは無理だ。今の巨人が目指すべきは、全く新しい「巨人軍」を作り上げるコトじゃないかな。それがいかなるものにせよ、今の巨人よりはマシだろう。けど、それはおそらく昔の巨人とは全く違う。「こんなの巨人じゃない」と思う層は確実に出る。ただ、それを恐れていたらずーっと「今の巨人」のままでしょ。私は正直「それもまたアリじゃないの?」とか思うけど。そう考えてゆくと、巨人再生最大のカギは、「昔の巨人を復活させよう」って考えを捨て去る勇気なのかもね。
 
 ただまあ…今年の巨人は、3位以内に入る可能性は高いんじゃない?だって投手コーチが尾花だから。去年いきなりってのは案の定無理だったけど、今年は結果が出始めても不思議じゃないような…正直、スワローズファンとしては怯えているんですけど。くそう、ドラゴンズとタイガースに陰りが見えないうちは、復活して欲しくないんだけどなあ…

2月12日2007/02/13 02:48

 土曜夜にしこたま飲み、日曜夜はかなり意味不明な長電話(いや楽しかったけどさあ)の関係で更新しそびれ。まあ工夫次第じゃ更新できたんだけどさ。そこはそれ、よくある気合い不足ってコトで。
 
 なんか気がついたらヲタク話題やってない…まあ、これから月末にかけて増える予定(新雑誌試し読みが始まるから)けどさあ。つーわけで?日曜の会話を叩き台に、パチンコ「エヴァ」の話題なんぞ。私はパチンコやらないんだけど(苦笑)。
 
 私はパチンコやらない。理由は比較的単純。そーゆー時間潰しをする習慣がなかったから。外出先で「ヒマだなあ」と感じた場合、私は本屋に駆け込んでしまう。そんでもって意味不明な雑誌を山ほど立ち読みした後、何だかよくわからん本を買って、持ち帰って読む。これはこれで安上がり…と言いたいところだけど、かなりの高確率で「本読むだけじゃ済まなくなる」のが欠陥か。
 
 だから、パチンコなんて全くわからない…ワケではない。スポーツ新聞などを丹念に読む習慣があるので、メーカーがどこだのスペックがこーだのといった知識は「聞いたことがある」程度に仕入れていたりする。いつからそうなったのかはあんまり覚えてないけど、多分「海」がブレイクした頃かなあ。誰か「パチンコのメディア展開史」詳しい人はいないかね?
 
 そんなわけで、当然パチンコの「エヴァ」も知ってはいた。過去に大ウケして、今回が第3弾にして最後(本当か?)だってことも。原作の方は知ってるだけに、「どれぐらいウケるものかね」ってのは多少気になっていたんですよ。ついでに言えば、どーゆー層にウケるのかも。
 
 私はそうじゃないけど、「パチンコを打つヲタク」なんて山ほどいるので、そいつらをターゲットとしてるってのはわかる。わかるけど、第1弾が出たとき私は「狭い客層狙いだなあ」と思っていた。そもそも一般ウケしたのかは多少疑問だし、原作のファン層は、いわゆる「パチンコを熱心に打つ層」よりは少し若いと思っていたし。放映当時私と同年代の奴相手に「俺らの世代でエヴァ語ってる時点で、立派なヲタクだ!」って主張したのが懐かしいね。
 
 その割に、この台はかなりウケた。まあパチンコ・パチスロの台ってのは結局大切なのは「台そのもののスペック」なわけで。イケるって情報が出れば、この際何でも打つでしょ。事実「台が出るまで原作のことは知らなかった」奴がこの台にハマってるのを知っているし。そーゆー人間が「アスカ(ヒロインの片割れ)は信用できない」とか言ってるのを聞くと、つい「そりゃあ信用する方が悪い。バカシンジ(一応主人公)よりはマシかもしれんけど…」とかツッコんじゃうわけだ(笑)。
 
 ただまあ、そんな作品が原作なのに支持されたってのは、ある意味感動に値する。パチンコ・パチスロは台の性能だけじゃなく、店側の調整次第でどうとでもなるからねえ。「バカが騙されて引っかかりそうだから、回収しますか」なんて思われたらアウトなわけで。特に最近は「新しい台」が毎週のように出ているので、生き残って長期間稼働するのは大変だと思うんだけどな。何かしら「店側にとって都合良い理屈」があるんだろうけど、さすがにそこまではわからない。でも、パチンコ打ってる人は、そーゆー部分も少し考えた方が勝ちやすいんじゃないかな。「胴元の思惑を読む」ことが悪いワケないからね。
 
 まあ台の紹介はこの辺で閑話休題。後は攻略情報誌でも読んでみて下さい。日曜夜の会話が壮絶なのは、「原作知らないパチンカーが、パチンコ打たないヲタク(私だ)にこの台のことを語る」って構図だね。かみ合っているんだかいないんだか、よくわからない(苦笑)。まあ原作知ってるだけに、「冬ソナ」語られるよりかみ合うのは間違いないんだけど。
 
 別に私はこの手の「ワケわからん話題」は嫌いじゃない(でなきゃこんなブログ運営してねえ)けど、冷静に考えてみると壮絶なのは間違いない。少なくとも20年くらい前には、想像すらできなかった現象のような。これが時代の変化って奴なんだろうけど、必然なのかと問われれば違うような気もするかなあ。
 
 なんでパチンコがこんな路線を歩んだのか?まあ、主要因は液晶技術の発達かな。映像が使えるようになったので、ド派手な演出が使えるようになった。けど、そんなものをイチから考えるのは大変だ。ならば、原作だのタレントだのを使って…って方向に走るのはわかりやすい。けど、だからって別にアニメ作品じゃなくてもいいでしょ。何かしら「開発者側の事情」が絡んでるとは思うけど、詳細はわからない。
 
 こーゆー時代が到来した結果、「パチンコエミュレーターゲームソフト」が売れてるってのもスゴい。その昔「アレは大当たり演出ってことを忘れて考えた場合、観賞する価値があるのか」って話題で盛り上がったことがあってだねえ…「アレを喜ぶのは邪道だ」などと主張したものですよ。今だと「それだけの価値がある」と証明されている映像を演出に使っている(あるいはそれに対抗する)わけだからなあ。この分野に関しては、私に見る目がなかったと言えますな。
 
 これで終わりにしたんじゃ悔しいから?1つ予言をしてみましょう。パチンコ「エヴァ」のゲームソフトは、地味に注目が必要だと思います。そんなものが出て、ある程度売れるのは間違いなさそう。問題は、これがPS2用ソフトで出るのか、PS3用で出るのか。スペック的にはPS3用にする必然性は薄いと思うけど、ゲームソフトってのはそれだけで語るモノじゃないでしょ。こういう位置づけのソフトが「どの時点でPS3版を出してくるのか」ってのは、PS3の将来を占う意味で重要じゃないかと。まあ、「エヴァ」やら今度の「海」(2月中旬~3月上旬に登場らしい)ぐらいはPS2対応で仕方ないのかなあ。SonyにしてみればPS3で出して欲しいんだろうけど。
 
 私はパチンコ打たないので、パチンコ台そのものは全く語れない。けど、最近のパチンコはそれだけじゃなくなってきてますからねえ。そーゆー意味不明なことを語るのであれば、一応私にも対応可能ってことになりますねえ。「ヘンな時代になったモンだ」って言葉で片付けることにしますか。私に言われたくないだろうけど。

2月13日2007/02/14 02:19

 気がついたら、編集作業を5本同時に抱えていた。同人誌の話ではない。仕事上の話である。しょせんシロート仕事なので、どれもこれも〆切には余裕があるけどさあ。ストレスたまりまくりです。片っ端から全部誰にも見えない文字で「編集:F男」って入れてやりたいぐらいだ。
 
 つーわけで心底おバカなことが書きたい気分なので、本日のお題はボードゲーム「ウルトラマン」とする。おバカと言えば、これほどおバカなものはないと思うな。
 
 ここでいう「ウルトラマン」は、その昔バンダイから出ていたモノである。恐ろしいことに、一応シミュレイションゲームだと分類されていた。まあ、言われてみればそんな気もしなくはない。ただ、今から見ると「ちょっとだけ難しいファミリーゲーム」でしょ。その程度のルールしかない。
 
 やることは、怪獣使ってビル壊したり、ウルトラマンと戦うこと。ただまあ、一番良くある遊び方はバトルロイヤルでしょ。深く考えずにボカスカ殴り合う。深い思考より脊髄反射で楽しむ。まあそんなもんだ。
 
 悪名高いのは、戦闘解決システム。じゃんけんである。確か「パンチキック」は「つかみ」に勝って「体当たり」に負けるんだったかな。単純明快。これでいいのか、多いに考えちゃうレベルのモノではある。
 
 しかーし!実はこの戦闘システム、「じゃんけんじゃねえか!」という某氏の一言で片付けちゃうのは、ちょっともったいない。確かに基本はジャンケンだ。けど、だからってゼットン(最強キャラ)がジャミラ(最弱の1匹)に簡単に撲殺されるワケじゃない。そこは一応ちゃんと考えてある。
 
 基本的な「勝ち負け」はジャンケンなので、グーを出せばチョキに勝ってパーに負け、グーなら引き分けである。だけど、強い奴が弱い奴相手に「勝て」ば、どでかいダメージが入る。さらに、引き分けでも相手の方が多くダメージを喰らう。負ければ一方的にダメージ喰らうけど、その「痛さ」は少し弱め。力が拮抗しているんならともかく、かなりの開きがある場合は強い方が有利である。
 
 話がケンカレベルなら、これはこれで納得のいくシステムである。お互い大した技を持ってるワケではないので、「技が当たったかどうか」なんてのは運次第。五分五分として扱ってもさほど的外れじゃないでしょ。けど、一発のダメージが違う。打たれ強さが違う。「弱い」側が勝とうと思ったら、それこそ半端じゃない幸運の助けが必要でしょ。
 
 このシステムが緻密だとか、洗練されてるとか言うつもりはない。けど、手軽な割に結果に納得がいくのも事実。実を言うと、「6でなさいシステム」に似たような思想を読み取れる気がするね。
 
 たとえば「East Front」。赤軍歩兵4戦力が守っている平野に独軍が踏み込んだとしよう。最初の戦闘ラウンドだけ考えた場合、独軍が1戦力歩兵で攻めようが装甲フルスタックで攻めようが、独軍側の損害に大きな違いはない。1戦力歩兵なら「全滅したらそれ以上損害喰らわない」とか、歩兵じゃなくて装甲に傷が入るのは…ってのはあるけどね。1ラウンドごとの戦闘だけ見た場合、損害喰らうかどうかは運次第だ。
 
 ただまあ、「最後に勝つのはどっちか」とか、「勝つまでに要する時間は」なんてことも考えた場合、数が多くて質が良い方が有利である。当たり前だ。「ウルトラマン」だってこれと同じ。「East Front」のステップ数に当たる「体力」が多い方が大抵勝つ。
 
 こう考えると、実は「じゃんけんシステム」もそう馬鹿にしたモノではない。目先の勝ち負けだけでなく、「勝った時・負けた時・引き分けた時」のダメージ期待値計算をちゃんとやれば、それなりに納得がいく結果になるのだ。そりゃあかなーり荒っぽいシステムではあるけど、シミュレイトする対象が「ケンカ」であることを考えれば、むしろコッチの方が正しいでしょ。
 
 ただまあ、褒めるばかりじゃ芸がない。ちゃんと弱点も指摘しないと。このシステムの弱点は何か?「連携」を表現しにくいことだ。ザコが束になってかかっていっても、個別にじゃんけんすることになるので、結局「まとめてやられるだけ」になりがち。まあダメージが分散する分、多少戦えるようにはなるけどね。怪獣同士の殴り合いならこれでいいかもしれないけど、他はそれじゃ駄目でしょ。
 
 「ウルトラマン」の問題点は、実はココにあるのかも知れない。「深く考えない、怪獣同士の殴り合い」をシミュレイトすることを考えた場合、このゲームは良く出来ている。けど、あまりにもマッチしすぎて応用しにくいのだ。私の見解では、ド派手な連携技が重要な「戦隊シリーズ」はもちろん、「仮面ライダー」にさえ応用できないような。ショッカーの怪人はもっとアタマいいだろ。
 
 このゲームには熱狂的な?ファンがいるってのは有名だし、私もたまーにプレイしたくなる。これはこれで大したものだと思う。けど、システム面で広がりがないってのは、ちょっと痛いかな。シミュレイションゲームってのはどうしてもルールがフクザツになるので、ある程度応用があって過去のゲームの経験が生かせないと大変だからねえ。今となっては風化しかかってるシロモノなのも、仕方ないような気がする。
 
 ちなみに、無理矢理応用させるとすれば…うーん、「ヤンキー高校生の全国制覇」ってテーマなら、かろうじて応用できそうな。タイマンが基本なんだから、ロクな連携できなくて当然でしょ。何?そんなゲームはプレイしたくない?そりゃそーだ(笑)。
 
 もう少し真面目に考えるか。このシステムの利点は、「一騎打ち要員を同時に複数操れる」ことにあると思う。イメージとしては、多数のキャラが個別に目標に向かって突き進むような。うまくデザインすれば、SF・ファンタジー・時代劇なんかを題材にゲーム作れるんじゃないかなあ。私は作る気無いけど。
 
 世の中ってのは面白いモノで、意外なモノが意外なところで相性が良かったりする。浅い分析だけで片付けていたら、色んな意味で損だと思うな。良いならドコがどう良いのか、悪いならドコがどう悪いのか、馬鹿にしないで分析してみることも面白いんじゃないかな。ま、だからってよりによって「ウルトラマン」を分析したのは、ストレス溜まってるからに過ぎないんだけど。あーくそ、オレもジャミラみたいに暴れたいぜ…

2月16日2007/02/16 23:45

 ゲーム系のサイトを覗いていたら、実に気になる文章を見かけた。つい盛大に突っ込みたくなったので、ここで語ろうかと。一応この色の話題だけど、今回は心底意味不明です。覚悟してください。
 
 問題の記述はこの一言。「ルールブックとカードの表記が相違した場合、カードを正とする」。まあ、言いたいことはわかる。決して間違ったことではない…と言いたいところだけど、私の経験及び持論からは「そんなこと断言するのは危険だ」となる。少なくとも「戦国大名」はそんなもんじゃ片付けられなかった…
 
 ルールブックとカードの表記に相違があった場合、どちらを優先するのか?実は大抵のゲーマーは「ルールブック」と答えるんじゃないかなあ。だから、ルールブック優先ってことで問題ないとして良いように思われている。あくまで私の印象だけどね。
 
 でも、私に言わせると、これは単にみんな「露骨に目立つモノはそうしている」ってだけだ。細かいルール解釈まで踏み込むと、それだけじゃ片付けられないんだよ。特に多いのが、「ルールブックにはあり得ないと規定していることを、カードが要求してる場合」だ。これも立派な「表記の相違」だけど、だからってカードの表記を完全に無視してる奴はいないでしょ。
 
 ルールブックとカードの表記に相違・矛盾がある場合、どちらを優先すべきか?実はこの問題に対し、正面から取り組んだ奴は少ない。ゲームメーカーは「そんなことはあり得ない」ってタテマエを優先させがちだし、あったとしても個別対応で片付けるのが普通…というより、そうする責任がある。プレイヤーもまた個別にゴネゴネ揉めるだけで、原則の確立に興味持ってる奴はいない。つーわけで、あえて私が好き勝手に語ってみようかと。
 
 実のところ、シミュレイションゲームのルールブック解読と、法律の理解は似たところがある。私は一応法学部崩れなので、「法解釈の基本から応用」って形でこの問題に取り組んでみたい。もっとも、語れるのは初歩レベルだけどね。
 
 法解釈の原則の1つに、「特別法は一般法に優先する」ってのがある。法律同士に矛盾があった場合、適用範囲の広い一般的な法律より、適用範囲の狭い特別な法律の方が当てはまると考えるのだ。わかりやすい例は自動車の速度制限。道路全般に適用される制限とは別に、標識があるトコロはそっち優先でしょ。
 
 この原則は、ゲームのルール解釈でもフツーに使われている。たとえばだ。「移動力を持つユニットは、移動フェイズに移動力の範囲内で移動できる」というルールと、「第3軍に所属するユニットは、3ターンまで移動できない」ってルールがあったとする。厳密には、これは矛盾だ。片方では「移動できる」、もう片方では「移動できない」って言っているんだから。けど、これを「矛盾だ、ゲームにならない!」なんて言う奴はいない。「第3軍のユニットには、第3ターンまで一般的な移動のルールが適用されない」ってことが自然とわかっているから。矛盾が生じないよう「他のルールに規定がない限り、移動力を持つユニットは…」って書き方してるルールは、「クドい」と思われるような。
 
 この考えを推し進めてゆくと、実は「ルールブックとカードの表記に相違があった場合は、カードの方を優先させる」のが正しいという解釈が成立する。どっちが「一般的なルール」なのかは言うまでもないからね。正直言って、理屈から導かれる理想論としては「こうあるべきだ」と言ってもいいかもしれない。この原則に従ってルールを書いていった方が、ルールからクドい記述を減らすことができると思われるので。
 
 ただ…現実問題としてこの解釈を押し通せるかは、ちょっと疑問。いわゆる「エラーのある記述」が生じやすいのは、現状だと圧倒的にカード側だ。どうしてもチェックが甘くなるので。これはあくまでデザイナーサイドのワガママと言ってもいいんだけど、エラー発見の手間暇考えたら「非難すればそれで良し」で片付けられないのも事実でして。
 
 そこを意識して考えれば、「ルールブックはカードより上位の存在である」と解釈し、ルールブックを優先するって考えも成立する。法律で言えば、ルールブックが「憲法」でカードが「普通の法律」って関係だととらえるのだ。どういうことかって?本来ルールブックが「規定している」範囲内のものしか、カードに書くことはできないと考えるのだ。つまり、「ルールブックとカードの表記が一致してない」ってのは、理論上ではあり得ない。もしあったとすれば、それは「憲法に違反してる法律」であり、修正または破棄が必要だととらえる。
 
 ただ…この考えを押し通すと、記述そのものが破棄されちゃうカードが多発するんだよね。本来だったらそんなことはないはずだ。ということは、「ルールブックがあって、それからカードができる」のではなく、「まずカードがあって、それからルールができる」のが正しい姿と言うこともできる。最終的にはルールブックからカードの方に記述がフィードバックされるとは思うけど、それはあくまで最後の〆の問題だ。
 
 ということは、ルールブックとカードの記述に矛盾があった場合、「カードをルールブックに取り込み損ねただけ」と疑うこともできる。「ルールブック中心に考えた場合、全く無意味なモノになっちゃうカード」ってのは、正直この作業段階からのミスである可能性が高い。ここから疑うと、再び「ルールブックよりカードを優先すべきでは」って見解が成立することになる。
 
 しかしだ。理屈はどうであれ、今現在ゲームをプレイしている人間は、「ルールブックが優先される」と信じているんじゃないかな。ルールブックを疑うのは、正直イヤだからね。これはおそらく多数意見であり、なおかつ歴史・伝統があるものとみなすことができる気がする。こういった「慣習」が存在する場合、実は法律は「原則として慣習に従うべきでしょう」と言っている。なら、ゲーマーが似たようなこと主張しても、的外れだとは思わない。
 
 正直言って、本来シミュレイションゲームのルール解釈論争ってのは、こうした理屈・論理を高いレベルで会得してからやるべきだ。けど、たかがゲーマーにそんなこと期待できるか?そんなことができるんなら、司法試験なんて楽勝で合格できちゃうよ?まあゲームのルールは法律(個々の法律自体でなく、法律全体としてみた場合)に比べれば単純だけどさあ。
 
 ルールブックとカードの表記に相違がある場合、どちらを優先するのか?正直に言おう。そんなこと聞かれても困る。私は強いて言うならカード優先を支持するけど、そのマイナス面もよーく知ってる。どの解釈が正しいかなんて、気軽に断言できるモノじゃない。肝心なのは「個別のルールに対してどう考えるか」であり、これは個別の事情により「どう解釈するか」に関わらず同じ結論が出ることもある(法解釈ってのはこーゆーのが多い)んだから。
 
 ただまあ、各個人が「こういう立場からこのルールをこう解釈しました」ってのを明確にするのは、良いことだと思う。やりすぎると大変だけど。こういうことをやっていれば、そのうちルールブックからエラーを減らせる日が来るような気がするんだけど。どうなのかねえ。
 
 なお、あえて紹介しなかったんだけど、冒頭の意見はこれらの見解とは別の論拠から主張されている。「そういうゲームの方が多い」ってものだ。これは…正直説得力はある。けど、その気になれば簡単に叩き潰せる理屈のような。別方面の理屈で補強してやった方がいいと思うな。マジに。
 
 「解釈論争なんて、やりたくない」って人は多いと思う。実を言えば私もそうだ。けど、そこに「違った解釈」がある以上、避けて通れない道であるのも事実。そんな時には、「見事な理屈」でもって一刀両断した方が、後々しこりが残らないのでは。そーゆー理屈同士がぶつかれば、仮に相手の解釈を受け入れる羽目に陥っても納得できると思う。その領域に達するのは大変だけどね。なお、私にそんなこと期待するのは止めてください。「戦国大名」のトラウマはまだ癒えてないんだから。ブツブツ…

2月19日2007/02/20 00:04

 日曜のフェブラリーSはサンライズバッカスが快勝。この結果、私にしてみればちょっとだけフクザツである。馬券の当たり外れは別にして。ちなみに馬券は外れましたよ。最後謎の失速やらかした、「ヤンキー娘のバカ息子」のおかげで。
 
 何がどうフクザツなのか。わかる奴には「だってリアルサファイア産駒だから」で通じる。この色の話題を読む人間の大半は、これ以上の説明は不要じゃないかな。つーわけで本日の話題は終わり…ってワケにはいかないでしょ(苦笑)。一応クドクドと説明させてもらおう。
 
 新聞の馬柱を見れば、サンライズバッカスの母ちゃんの名前が書いてある。それがリアルサファイア。さらによーく探すと、過去に活躍した兄弟の名前も書いてある。そこにはホーセンホーライって名前があるはずだ。私はこの馬のファン…というより、この馬のペーパーオーナーだった。
 
 ホーセンホーライを指名した理由は、「松山調教師の馬だから」の一言に尽きる。最近悔しいことに結果が出てないけど、今も昔も私にとって「日本一の調教師」は、松山康久調教師だ。ただまあ、私がここまで松山調教師を尊敬するのも、実はホーセンホーライのおかげだったりする。ま、この馬の存在にかかわらず松山調教師は偉大なんだけどさ。
 
 その昔々、まだPOGって遊びがさほど一般的でなかった時代の話である。私は仲間内のPOGでこの馬を指名した。正直、「松山調教師のところのリヴリア産駒だから」ってコト以外、深く考えなかった気がするけど。なお、こういう理由で馬を指名してしまうのは今も昔もあまり変わらない。だから勝てないんだって話はあるけど。
 
 ここまでは良くある話。問題はその直後。こいつ、いきなり未登録抹消喰らいやがった。要は1回も使わないうちに「ダメ出し」されたのだ。今と違って、POG関連の情報なんてほとんどない時代である。なんでこんなもの喰らったのか、さっぱりわからない。ただまあ、「競走馬として使い物にならない」状態になったんだろな…と思うのが普通でしょ。この時、私もそう思いました。
 
 ところがだ。気がついたらこの馬は再び登録されて、さらに期間中にきっちり勝った。ダメ出しではあったけど、「まるで駄目」ではなく、「まだ駄目」だったわけだ。ちなみに当時はそれが当たり前…ではなかった。
 
 今では色々制度も変わり、入厩=かなーり仕上がった状態である。よほどのことがない限り駄目出しなんてされやしない。それに比べれば昔は「入れてはみたけど、仕上がってない」なんてことが良くあったのは事実。とはいえ、いきなり未登録抹消ぶちかます調教師はさすがに少なかった。私が松山調教師を「鬼」と呼ぶ所以がここにある。
 
 この一件で松山調教師の鬼っぷりを思い知らされた私ではあるけど、そのおかげで嫌いになるどころか、より尊敬するようになった。だってそうでしょうが。駄目なモノは駄目。それを言えない奴がこの世にどれだけいると?勝負事の世界なんだから、これぐらい言えて当然でしょ。
 
 こーゆーことを学習して以来、私は松山厩舎の勝負度合いが「読める」ようになった。この厩舎は、松山調教師の「氷のコメント」が出たときがホントの勝負所である。「期待してる」じゃまだまだ。「勝ってもらわなきゃ困る」でもまだ甘い。言外に「ここで勝たなきゃ見捨てる」って臭わせてるコメントが出たときがホンモノである。なお、こーゆーコメント出たときに勝てなかったら、その後は一切期待してもらえない。恐ろしや恐ろしや。
 
 まあこういう経緯を持つ馬だけに、ホーセンホーライの下(弟妹)はPOGでよく指名していた。松山厩舎に入厩することも多かったし。けど、諸般の事情からサンライズバッカスは指名してなかった…コレは今でも痛恨の極みである。
 
 ちなみに今回のフェブラリーSには、松山調教師のカフェオリンポスも出走していた。この馬は松山厩舎にしては珍しく?「一度見捨てられたのに、何故か復活した」馬である。相当前に「ここ勝たなきゃ見捨てる」ってニュアンスのコメント出されて負け、その後はずーっと投げやりな?コメント出てたんだけどねえ。正直、復活したのは驚きである。いやまあ、実力はあると思うんだけど、どうもコイツはヘソを曲げると全く走らないようだ。今回も「マトモに走ったら、勝つまである馬だ」って言ってたんだけど、買えなかった。
 
 サンライズバッカスはホーセンホーライの弟だ。それだけに、愛情もちょっぴりある。けど…「何で指名しなかったんだろ」とか、「何で松山厩舎じゃねえんだ」とか、そういう愚痴が先に出てきちゃうんだよね。それにだ。この馬がこれだけの活躍をしたので、今後リアルサファイア産駒は「ホーセンホーライの下」ではなく、「サンライズバッカスの下」と呼ばれることになる。それがなんか悔しくて…
 
 ちなみにリアルサファイアはまだ元気で、今年はディープインパクトを付けようって話があるんだとか。それは…どうなのかねえ。いやまあフツーに考えるんなら「期待したい」ってことになるんだけど、相性問題だの何だのがあるわけで。リアルサファイア産駒は何故か後方一気の不器用な競馬しかできない連中が多い(サンライズバッカスにもそんな気配がある)ので、その方向性に拍車かけるようなお相手ってのはどうなんだろ。まあ、ハマれば大物になるかもしれないけど。
 
 兄ちゃんや母ちゃんばかり語るのは何なので、最後はサンライズバッカス自身にも触れよう。カネヒキリに先着した経験を持つだけに、やはり「ハマれば強い」ってことだね。さすがにドバイじゃ相手が悪いと思うけど、まあ行くからには頑張ってもらいたい。私は多分応援に行けないけど。ただまあ、それが正解かもね。この馬にしてみれば、ドバイのパドックで「ホーセンホーライの下だからなあ…」などと愚痴る奴の姿は見たくないでしょ(笑)。

2月20日2007/02/21 00:18

 サンライズバッカスはドバイに行かないらしい。残念なような、そうでないような…それよりも、国内の予定に付き合えるか微妙なところが気になるんですけど。やれやれ、どうなることやら。
 
 なお、本日より正式に「新雑誌を読んでみよう」キャンペーン期間に突入しました。予定としては来月のこの日まで続きます。何か報告事項があった時のみ、ココで紹介します。
 
 とまあお知らせっぽいことを書いた後は、全く別の本題に行こう。実はモーレツに不機嫌だったりするので、上記のネタに触れる気分じゃないのだ。つーわけで、私をこうまで不機嫌にさせた元凶である「Wordというソフトについて」語ることにする。
 
 私は文具マニアである。そんな私の目から見たら、Wordはゴミである。あの英文ライクな文字の詰め方が気に入らない。罫線や枠の処理がヘン。中途半端な機能を山ほど詰め込んでるおかげで、動作が案外重い。ちょっとデカいファイル作っただけで動作が不安定になる。しかも、おかしくなる時は前触れ無しにいきなり吹っ飛ぶ。メニュー構成もなんかヘンなので、「ツールバー呼び出さないと使い方がわからん」機能満載だし、ツールバーの扱いも正直不便だ。こんなイライラさせられるシロモノは使いたくない。利点はエクスプローラーからの印刷が早めってぐらいかぁ?
 
 ただまあ、これらの欠陥は必ずしもWordの罪ではない。いくつかはWindowsの罪だ…って、結局MSの罪じゃん。まあこの会社は文房具の何たるかがわかってないからなあ。例外はExcelだけど、ありゃ元々Window用ソフトじゃないもの。「使える」機能は本家本元であるMac版から搭載されるって陰口があるくらいだからなあ。
 
 そんなのはわかりきってたことであり、今更文句を言うほどではない。ただ…文句を言いたいのは、このソフトの怪しげな機能使って怪しげな文章作るのは止めてくれってコトかな。いるんだよ。そーゆー奴がよお。
 
 そりゃあね、元々ワープロってのは「印刷してお終い」ってな文章を作るモノだ。編集加工されることなんてカケラも考慮してない。この思想は一太郎だって同じ。それは多いに認める。だから、「見た目が同じなら、どうやっても同じでしょ?」って考えで書式を設定する奴がいるのはわかる。わかるけど、そんなものを編集するのがどんだけ大変かわかってるのか?
 
 とにかく多いのは、インデントとか字下げって機能を誤解している奴。ぱっと見はフツーでも、文字の大きさや1行の文字数替えたらガタガタになる。特にムカツクのは「なんちゃってインデント」をやろうとして、行末に改行して行頭にスペースぶち込んで来る奴かな。あのね、コッチはテキストデータ(書式抜きのデータのこと)部分は可能な限りいじりたくないの。けど、そのままにしておいて文句言われるのはコッチなの。わかる?
 
 いや、文句言われるぐらいならいい。曲がりなりにも文具マニアが「編集作業」やってんだ。お粗末なシロモノ提出するのは、プライドに関わるんだよ。他にも「ドコをどう設定したらこうなるのか」調べるのも大変なモノとかあるしよお。作業内容がどうこうってことより、イライラさせられて仕方がない。
 
 ただまあ、インデント絡みはまだマシかもしれない。いざとなれば書式データ全部ぶっ飛ばしてコッチで設定するだけの話だ。けど、図表類はそうはいかない。し・か・もだ。予想通り「描いたまではいいけどその後の扱いがわからなかったので、エセ回り込み処理してみました」って状態。おそるおそるベース文書にコピペしてみると、図も文章もグチャグチャ。下手すると、ほとんどの編集処理を受け付けない。
 
 こんな時はどーすんのかって?仕方ないから、少しいじってアンドゥ(元に戻ること)を繰り返して、「どーゆー構造なのか」をある程度解析する。そうやって「こーするとこーなる」って見当を付けて、必要な編集処理を行う。こっちは怪しげな編集テクが一応あるので、手も足も出ないってコトは少ない。難点は「私以外の誰にもいじれない」モノに化ける可能性があることぐらいだけど、「作った当人にもいじれない」元文書よりはマシなはず。
 
 Wordが真に許し難いのは、中途半端な機能を山ほど詰め込んでいることかも知れない。誤魔化そうと思えばかなーり誤魔化せるのだ。ただ、そんなものはちょっといじくるだけで馬脚を現す。「機能をチャンと使えないんなら、背伸びしてできもしない体裁に整えようなんて色気出すな!」と吼えたくなるね。
 
 なんでこんなことやってるかと言えば…一応守秘義務に引っかかりそうなので、細かいことはパス。ただ言えることは、法律に関わる連中ってのは、ほぼ自動的に「言葉の勉強が足らない」ってことかな。考えてみれば言葉が商売道具だってのにね。法律の勉強は大事だろうけど、たまには「美しくて読みやすい日本語」の勉強もしてくれ…
 
 私は実はフルブラインドタッチはできないし、Wordの機能をフルに使いこなせるわけでもない。派遣社員としては平均程度…って習熟度かな。それだけにあんまり偉そうなことは言えないんだけど、ただまあ「常識外れの」文章を山ほど見せられたら、愚痴が出るのも仕方ないよね。さーて、明日からは一太郎と格闘かぁ。一太郎にも言いたいことは山ほどあるんだけど、今日はこの辺でカンベンしたる。

2月23日2007/02/24 03:02

 本日の話題は珍しく「メジャーな」話題、時事ネタでいきましょう。この6月を持って休刊が決定した月刊ジャンプについて…というより、このニュースをスクープと称して1面に持ってきた、夕刊フジについて語ろうかと。
 
 このニュース自体の感想は一言。「もったいない」である。いくら減ったとはいえ、40万部弱売れてる雑誌。本屋だけでなくコンビニでも普遍的に売られている雑誌であり、いきなり「休刊」する必然性は薄かったような。同じ発売日(毎月6日)には他に月刊マガジンと月刊チャンピオンが売ってたけど、月マガはともかく月チャンプよりは売れてたはずだし。
 
 ただ…正直言いましょう。私最近読んでませんでした。月マガと月チャンプはざっと読んでいた(立ち読みだけどってこと)のに。パワーが衰えていたのは確かかなあ。今の目玉連載何なのか、全くわからない。モノによると読んでなくても「目玉はコレ」ぐらいわかるってのに。もっとも私の好みはベラボーに偏っているので、あまり参考にはならない気もするけど。
 
 雑誌「休刊」に伴う感想ってのは、その昔週刊ファンファーレ休刊の際に語り尽くした気がするので、ここではあえて語らない。「その前にやることがあったはず」なんて言っても空しいだけだし。本来なら冒頭で「寂しいね」と語って終わりにするようなレベルの話…って予定だった。
 
 それが「本日のネタ」にまで昇格したのは、今日発売の夕刊フジが「スクープ」と称して1面にこのネタを持ってきたから。あのー、このネタってそこまでする価値あったんですかぁ?そりゃあ歴史と伝統はある雑誌だけどさあ。
 
 確かに、月ジャンは過去150万部ほど売れていたし、30年以上の歴史を誇る。けど、逆に言えばその程度。過去に「ご臨終」となった雑誌と比べて、特別大きな扱いをする必然性はあまり…そりゃあ私は一般人とはほど遠いところにいる人なので、ビッグニュースだとは思う。けど、1面に持ってくる価値があるニュースかと聞かれたら…週刊少年誌でさえ、その価値があるかどうかビミョーだね。
 
 まあ、夕刊フジは「夕刊タブロイド紙」である。ライバルが東スポ・ゲンダイ・デイリー辺りだってコトを考えれば、この際何を1面に持ってきても許される存在だとは思う。けど、「これをやるんだったら、もっと大きいネタがあっただろ」って気がするのも確か。大方の「このニュースで騒ぎそうな人間」にとっては米澤元コミケ代表逝去の方がニュースバリューが高かったはずであり、それを1面に持ってこなかった新聞が「スクープ」と称してこのネタを1面に持ってきてもねえ。
 
 これは、地味に「2007年問題」と関係があるのかもしれない。団塊世代の大量退職により、駅売り主体の夕刊タブロイド紙は存亡の危機にある。何とか下の世代に買ってもらえるようにしないと…って危機感があるのは間違いない。だから、普通ならもっと目立たない位置に来るはずのこの記事を1面に持ってきて、若い世代にアピールしてたんじゃないかと。普段買わないからよくわからないけど、これから夕刊フジはそーゆー路線を突っ走るつもりなのかもね。うまくいくとは思えないけど。
 
 ついでに言えば、記事の内容もちょっといただけない。良い悪いを論じる以前に、写真がこのネタと無関係の宮里藍。記事の分量も大したことはない。これだったら素直に「宮里藍、幻のアルバトロス」ってな見出しの方がウケたと思うんだけど。「それだったら買わなかった」ってバカは、オレぐらいだと思うし。
 
 ついでだから内容にもツッコミを。要は「最近苦しかった」ってことを訴えたいんだろうけど、比較対象が思いっきりヘン。対象として名前が出てきた雑誌は3つ。少年ガンガン・月刊マガジン・コロコロコミック。あのー、最後の雑誌は対象読者が相当違うと思うんですけど。ガンガンとの比較もスゴい。「致命傷になった」とかいう関係者のコメントを引用してるのはいい。けど、じゃあガンガンの発行部数はというと、最盛期で40万部程度…上り調子・下降線の違いがあるとはいえ、発行部数だけ比較したら変わらないじゃねえか。これでどこがどう致命傷なのか?明らかに説明不足だ。
 
 ウラの事情抜きで私なりの「解説」を加えておこう。ここ数年、月ジャンはヒロイックファンタジー系の作品に力を入れていたフシがある。この路線は確かに月マガよりガンガンの方と被る。そういう雑誌に「負けた」ってのは、今後何かと不利でしょ。おそらくはその辺も絡んで名前が出てきたんだと思うな。ま、それよりはウラ事情(作家・編集者の引き抜き絡みか?)の方がデカいのかもしれないけど。
 
 今の月ジャンが面白いかどうかは、読んでない私にはよくわからない。ただまあ、一定水準には達しているのは間違いないでしょ。そんな雑誌が休刊で、「なんじゃこりゃ」って記事を1面に持ってくる新聞が存続…別に「夕刊フジなんて潰れちまえ」とは思わない。新聞記事に文句言いたいのは、今に始まったコトじゃないわけで。ただ、なんか空しくなるのは仕方ないことかなあ。「優勝劣敗」って何だっけ…
 
 しかしまあ、これで片付けていてはいけない。私はヲタクなんだから。とりあえず予定を変更し、「新雑誌を読んでみようキャンペーン」対象に月刊ジャンプを含めることにした。現時点での連載陣が全員漫画家廃業するとは思えない以上、どこかで見かける可能性は高い。そんな日のために、「期待できるのか否か」を自分の目で確かめておきたいからね。もちろん、気に入った作品があった場合はその作家を追いかける。昔読んでた雑誌だけに、せめてこれぐらいはしないとね。それがヲタクって生き様だと思うな。