1月11日2006/01/11 23:44

 Appleが予定前倒しでIntel製CPU搭載機を発表。さすが仕事が速い。これについては、後日情報が出揃ってから語ろうかと。気にかかる情報は多いのでね。
 
 というわけで本日は、JRA賞について語りましょう。まあ今年は順当な結果なんだけど、それでも触れるべき点はあると思うので。
 
 まずは最優秀2歳牡馬&牝馬。フサイチリシャール&テイエムプリキュアという、「唯一のGI馬」が受賞。まあそうだろ。むしろ注目は、「少しだけ票が入った馬」でしょ。牡馬はマルカシェンクとサクラメガワンダーに、牝馬はアルーリングボイスとダイワパッションに票が入った。私は将来性を加味して考えるのは「邪道」だと思うけど、まあ言いたいことはわかる。ただなあ…(誹謗中傷になるので以下略)。それよりもだなあ…(自分のPO馬の自慢になるので省略)。
 
 最優秀3歳牡馬。満票。当たり前だ。最優秀3歳牝馬。こちらは激戦の末、シーザリオが受賞。年間トータルで考えるとラインクラフトの方が少し上って気もするけど、まあ初の米国GI制覇を達成したご褒美でしょう。米国馬の凋落を考えると、それぐらい当然のような気もするけど。
 
 最優秀4歳以上牡馬。ハーツクライ。有馬記念勝ったご祝儀も入っているとは思うけど、まあ順当じゃないかな。JCの2着は内容が濃かったし。タイムパラドックスとハットトリックってのは「いいところ見てるねえ」とは思うけど、ちょっとひねり過ぎかな。ゼンノロブロイの1票ってのは「やりすぎじゃねえ?」と思うけど。遠征でも2着止まりだったんだから。
 
 最優秀4歳以上牝馬。スイープトウショウ。これも順当かな。ヘヴンリーロマンスも頑張ったけど、どう考えてもコッチの方が上でしょ。ま、票入れたくなる気持ちはわかるとしておこう。
 
 最優秀父内国産馬。シーザリオ。SS系種牡馬は「父内国産」って気がしないんだけど、まあ仕方ない。もう少しカネヒキリ票が入ると思ったけど、こんなものか。よくわからんのは「該当なし」の8票。「SS系は…」って考えた奴がいたのかも。
 
 最優秀短距離馬。ハットトリック。マイラーを「短距離馬」に分類するのはどうかと思うんだけど、現状のシステムだと仕方ないのかも。国内だけならともかく、香港の実績も含めれば順当でしょ。
 
 最優秀ダートホース。カネヒキリ。これはまあいい。問題は、タイムパラドックスに2票しか入っていないこと。それ自体はともかく、最優秀古馬ではこの馬に3票入っているんですけど?おそらく、「ハーツクライ<タイムパラドックス<カネヒキリ」と見なした奴がいたってことだね。ああ、やっぱりどこか惨めだハーツクライ…
 
 最優秀障害馬。テイエムドラゴン。なんか芸のない選び方のような気もするけど、これはこれで仕方ないのかな。これからを期待して…って票もあったと考えたい。
 
 年度代表馬。言うまでもなくディープインパクト。ただし満票ではなく、6票だけハーツクライに流れた。「今年最後に負けた馬に、満票の栄誉は与えたくない」ってことかねえ。三冠馬までは無敗だったんだから、受賞は当然でしょ。
 
 過去には結果に激昂したこともあるJRA賞だけど、今年は特別文句はない。ただ、色んな意味で制度改革すべきじゃないかって気はするね。海外・地方の成績をどう扱うか、イマイチはっきりしてない気がするし。贅沢を言えば記名投票にしてもらいたいんだけど、調教師と記者の仲ってものがあるから、無理なのかな。競馬記者なら誰だって「何でオレの馬に入れない」で調教師とケンカしたくないと思うし。
 
 これが発表されると「年が明けたなあ」って感じが強くなる。今まではどことなく「松の内」を引きずっていたからね。とはいえ、もう今年の競馬は動き始めている。気分を切り替えて、今年も1年競馬を追いかけないと!

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