5月2日 ― 2012/05/03 04:15
色々事情があって、ものすげー久々の更新に。いけませんね。ま、本当に色々ありまして。あえて説明しないけど。
本日のお題は、ドコをどう考えても「省略するのはマズいネタ」第1弾、「ゲームマーケット2012春、私が訪れる予定のブース紹介」といこう。要は「勝手な宣伝」だな。なお、私の趣味満載ってだけじゃなく、意味不明な癒着も入りまくっています。それの何が悪い。私はマジに「全ウォーゲーム系同人サークルとの癒着」を目指しているんだから。ちなみにこの野望、達成できるバカがいるとすれば私だけじゃないかとは思う。私でも無理だけど。
閑話休題。基本ブースナンバー順に敬称略で紹介してゆくぜ!テンション高いのは久々なので、そーでもしないと挫折しそうだからだ!まずは「グループ乾坤一擲」(ブースNo.207)。日本空母戦記シリーズの第4弾「日英決戦!インド洋」が出てるはず。以前お話を伺った際、「出すとすれば…」と仰っていたタイトルだ。某空母戦マニアから「オーソドックスな作りになっている」との褒め言葉?をいただいているシリーズなので、安心できる内容かと。「ユニット切断」という作業を必要としないコンポーネントは、業界的に参考にする価値があると思うぞ。期待はとても大きい。
多分単なる「ボードゲーム」であって、SLGではない。けれど、「ショーナンロケッティアズ」(ブースNo.215)の「百年戦争(仮)」は気になる。とりあえずどんなモノなのか見に行く。言いたいコトがあるような作品なら、購入して何か言う。「何か言いたいことがある時は、基本的にまずは買ってから」だからね。
コテコテのボードゲーム系だけど、「ドミニオン木曜会」(ブースNo.302)も覗いておきたい。研究本を出すとあるので、「どんなレベルなのか」気になるから。デザイナー自身が降参しちゃうほどの研究が存在するSLGと比べるのは酷だと思うけど、「それが当たり前」って世界に生きてきた(生きてきただけで、私の研究はそれほど深くない)私としては、「ボードゲーム業界のレベル」に触れておきたいし。とりあえず、某氏がドコゾで行った「ばるば☆ろっさ」(ドミニオンクローンである)研究と同レベルであると色々嬉しい。
おや、「イッシーサークル」(ブースNo.304)の名前が。嬉しいですねえ。思いっきり癒着しているサークルだからして(苦笑)。関西に行くたびにお世話になっているからなあ。新作出ていれば「何でも」買います。だって、どーせ趣味が合うから。ゲームはともかく、フォントや印刷関連の話題が出来るのは「貴重な知り合い」ですし。根が文具マニアなので、この手の話題も好きなんですよ。
作戦級SLGだと?そんな「F男召喚の呪文」唱えちゃイケマセンね~。「なかよし商会」(ブースNo.306)で、オデッサ作戦級SLGなるモノを出す予定らしい。並んでいる他のラインナップを見ると、多分「ガン○ム」ネタだ。いいんだよそれでも。なお、「オリジン版シナリオ付けました」と称して「アニメじゃ大佐だったけど、オリジンじゃ出世した壺のヒト」が滅茶苦茶強い格闘戦しかできないMS乗って出てきたら、何でも許す。なお、ココで扱っている「まどマギのゲーム」はまだ持ってない可能性が…
「SimuGameRevolution!」(ブースNo.308)のまどマギゲームも持ってないような…私が買いそびれた品もいくつかあるから、多分このアニメをネタとした同人ゲームは2ケタに達するぞ。これはヤマト・ガンダムには及ばないと思うけれど、銀英伝に匹敵するんじゃないか?商業ゲームで販売された品を含む銀英伝を抜いたって気はしないけれど、これからはまどマギを含めた「(ゲームが多いアニメ)四天王」と呼ぶべきなのかも。研究家各位の意見を聞いてみたいな。なお、「ゾック神社」(ブースNo.402)のまどマギゲームは持っている。ってことは、拡張版も欲しいよね…
ブースナンバー400番台は、一気にSLG色が濃くなる。「ドコウツカゲームズ」(ブースNo.401)の新作予定にある「航空戦ボードゲーム」はSLGとは限らない気がするけれど、「空の漢」としては気になるよね。「富士家商店」(ブースNo.403)の「オデッサ攻略戦」はWW2。ルーマニア軍と赤軍が戦ってます。「同人会ルーデンス・ファベル」(ブースNo.404)と「龍虎戦国時代」(ブースNo.408)は得意の日本史ネタか?「平田晋策著作集刊行会」(ブースNo.406)は海戦モノ。先日「Battlesip Girls」のサイン会なるモノに参加し、「美人な戦艦と言えば英国でしょ!」ってな理由からフッド女王様(何故生き残って太平洋にいる、と言ってはイケナイ)の絵をねだった私としては、「八八艦隊VSダニエルズプラン」はソコまでソソるテーマじゃないんだけど(笑)。
SLG色が濃いシマってことは、この辺にある「中古ゲーム放出」系のトコロはSLGも扱っているかな?「エヌジファブリック」(ブースNo.405)、「ネオイエスタデイワンスモア」(ブースNo.412)、「N@GM」(ブースNo.413)、「中古ゲーム大放出」(ブースNo.417)、「私掠船」(ブースNo.419)ってトコロは立ち寄る価値がありそう。
大阪に続いて登場の老舗?「さいたまオフライン」(ブースNo.407)&「千葉クラブ」(ブースNo.409)も忘れちゃイケマセンね。私は既に持っているけれど、大半の関東近郊在住者にとっては「大阪で発表したモノ」は新作だし、更に今回初売りの新作の期待も。なんつーか…とりあえず、色々凄いと思う。真面目な話、こーゆー活動しているサークルがある限り、この業界は決して滅びることはないんじゃないかな。
やろうと思っていた「野球ゲーム比較」やる前にシーズンインしてしまったけれど、野球ゲームはやっぱりいいよね。「八川社」(ブースNo.410)の「インパクトベースボール」はイイですよ~。カタログにはないけれど、「榎本喜八追悼記念」が出ているんじゃないかな。榎本さんはある特殊な事情により「先輩に準じる方」なので、入手しないと…
毎回売り切れ要注意の「日立水戸ゲーム会」(ブースNo.415)。宇宙艦隊戦に美学を感じる世代としては、やはり何とかしてゲットしなくてはね。正直、「次回作のサンプル」は大いに気になる。予約は受け付けてないのか予約は!この私に「買わない」という選択肢があるとでも?
ある意味謎なのが「このシミュゲがすごい」(ブースNo.418)。ここではあえて「色々謎」とだけしておきます。噂は聞いているんだけどさあ。ま、ネタ的に「板東武者」が山のように突撃するのはミエミエなので、色々覚悟して欲しいモノです。
600番台のブースにも「SLG臭のする区画」が。「一発勝負」(ブースNo.607)のザ☆ビッグプロ野球、「卓上野球機構」(ブースNo.608)の卓上野球機構は注目ですね。私みたいに「去年の秋からコッチ、野球ゲームを求めて即売会を徘徊しまくっている」ような奴を除けば。基本挨拶回りだけのハズ…挨拶回りは大事な仕事だけどさ。
「エテルシアWS」(ブースNo.609)も味のあるゲームを出すトコロですね。戦略級アフガニスタン戦争は気になるなあ。アレをどう料理するんだろ?冷戦終了からコッチ、現代戦はマイナー扱いされてるような気はするけれど、実は色々興味深いと思う。
「i-OGM/BOARDWALK」(ブースNo.610)は何故毎回このサイズのブースなんだろ。大型ブース設けてもいいトコロだと思うんだけどなあ。今回、思い切って質問してみようかな。ついでに、サークル名の順番が逆になった理由も(笑)。何かの手違いか?
同人系中心の小型ブースの大トリは、「TDF」(ブースNo.611)。評価の高い老舗だけに、多くを語る必要は無いと思います。今回の新作は「ANIMAKER~声優大作戦~」の新版。SLGマニアにはあんまりオススメできないけれど、ヲタクならプレイする価値ありますね。はっはっは、私は既に予約済みだぜ!しかも追加セット全部含めて。それが心意気ってモノだと思うな。
大型ブース?これは紹介するまでもないでしょ。大半のトコロが自前のサイト持っているし。とりあえずの注目は「ウォーゲームハンドブック2012」かな。
ふう、とりあえずこんなモノだ。振り返ってみると、結構多いな。でもまあ仕方ない。そもそも私は「半分近くに面が割れている」存在だからなあ。面が割れている以上、たとえ新作出てないとわかっていても、素通りは出来ないでしょ。そんでもって色々おしゃべりして、楽しい時間を過ごすわけだ。向こうは迷惑に思っているかも知れないけれど(苦笑)。それがまた同人誌即売会の楽しさなんだから仕方ない。
というわけで、一応今回も「事前の宣伝」をしてみました。少しは恩返しになればと思って。なお、ココに書かなかったサークルも、一応チェックはします。全部。こう言っては何だけど、ゲームマーケット程度の即売会で「全サークルの探索」するのは当然でしょ。コミケじゃあるまいし。「面白いモノを探す」ってのはそーゆーコトだと思う。こーゆー作業は結構大変だとは思う。私だって楽じゃないと感じているくらいだし。やり甲斐の方が明らかに勝るから止めないけれど。けど、私の他にこーゆーコトやろうとする人間が欲しいんだよな…無茶な願いだとは思うけどな!
5月4日 ― 2012/05/05 00:21
宮本選手、名球会入り…正直言おう。入団した当時から目を付けていた「いい選手」だけど、まさかこんなに打つとは思ってなかった。本当にめでたい。でも、ここはあくまで通過点、まだまだ先は長いんだから、これからもやってくれないと困りますよ!
本日の話題は、「省略するのはマズいネタ」第2弾、「コマンド誌104号について」とする。同じ色の話題が続くのは何だけど、他と違って「自分で書かなきゃ誰も書かない」世界だからなあ…
コマンド誌104号。付録ゲームはメインが「河越合戦」、サブ?が「厳島の戦い」。後者はダブルメインってホドのゲームじゃないかなって感じ。メインのデザイナーはこれが商業ゲーム初デザインの吉川龍虎殿。思いっきり私の知人である。デビューおめでとうございます!いやあ、めでたい。
ゲーム内容については、その昔テスト段階のモノをここで紹介したことがあるはず。私もテストしてみたからね。デザイナー以外では初めて反北条方をプレイしたテストプレイヤーだと記憶している。私の意見などがどの程度反映しているのかはよくわからないけれど、「かかわった」ことに代わりはないので、やはり売れて欲しいとは思う。それが人情ってモノでしょ。
それだけに、今号の売り上げはとて~も気になるワケだけれど…どうなのかねえ?私は別に「関係者」ってワケじゃないので、サッパリわからん。「売れて欲しい」って希望を言うだけじゃ、何の役にも立たない。そこでまあ、少し踏み込んだ話もしてみようかなと。あんまり役には立たないと思うけど。
まずはキツめの話から。このゲーム(私は例外だけど、フツーのゲーマーは「雑誌」ではなく「ゲーム」とみなすって話がある)が「初動で」爆発的に売れる見込みは薄い。あくまで初動限定の話だからね!考えてみて欲しい。某ゲームサークル関係者、およびその友人知人を除き、デザイナーの知名度は低いと推定される。吉川殿はコマンド誌に記事書いたこともあるけれど、常連筋ってホドのレベルじゃない。
加えて、タイトルもマイナーだ。いやまあ、戦いの知名度自体は決して低くないと思う。でも、「他にゲームがない」タイトルであることは間違いない。そうなると、「そもそもこの戦いはゲーム向きなの?」ってトコロからして疑問符が付くわけだ。ましてや「奇襲で勝った」とされる戦いだからねえ。こーゆーテーマのゲームは、プレイヤーが「奇襲されるとわかっている」だけに、色々難しかったりするのは事実だからして。
聞いたことないデザイナー、見たことない戦いがテーマ…だからって、フツーは「つまんない」と断言は出来ないと思う。そう断言するだけの材料すらないから。世の中には「逆の意味で期待が掛かる」ゲームってのがあってだねえ…とっかかりが少ない以上、プラス方向にもマイナス方向にも「評価する理由がない」ってことになる。でもね、「初動から」「爆発的に」売れる品ってのは、フツーは何かしら「プラスの期待」が無いと苦しいと思う。いや…極端な話、「マイナスがいくらあろうとも、プラスが多ければ売れる」のがこの世界じゃないかなあ。
ある商品を売る際、「初動」ってのは大事だ。大抵の場合、初動の動きで全てが決まるからねえ。でも、モノが良ければジワ売れすることもある。コマンド誌って枠組みで出す以上、「表紙がすげー売れてる大先生」とか「漫画・アニメとタイアップ」などという「盛り上げる要素」を付け加えるのは難しい(そもそも、ウォーSLG全体で考えてもそんなコトは無理でしょ)わけで。この業界の人間限定であれば「効果の高い販促」が可能なのかも知れないけれど、そんなモノを思いつき、実行可能な奴は誰もいない。だいたいだなあ、「表紙が山口宗春画伯」「抜き打ちユニット付き」ってだけで、同人と比べたらモーレツな販促効果があるんだから。「初動はキツい」と言ったけれど、それでも同人としてゲームマーケットで売るよりも数多く売れたとは思うぞ。
ある意味では、この予想を「良い方に」裏切って、「初動でバカ売れした」って話が流れる方がマズい。それはつまり、某ゲームサークル関係者及びその知人が「爆発的に売れた」って評価になるほど買ったという話であり、その辺が普段コマンド誌を買ってないってコトになるわけで…まあ、発行部数がすげー少ないとされるモノだけに、いわゆる「関係各位が買った数」は馬鹿に出来ないのかも知れないけれど…それでも、それだけで「売り上げの善し悪しが大きく左右される」のはどうかと。
ただまあ、フツーに考えればそんなコトはない。おそらく初動はやや鈍く、評判が広まるにつれジワ売れするんじゃないかな。して欲しい。いやお願いしますよ皆さん…ってな感じである。こういう形で「デザイナー・吉川龍虎」って名前が広まるのは、単純に友人知人の1人として嬉しいし。それにだ。「こういう形での商業誌デビュー」がアリって話になれば、続こうとする人間が出るかも知れないし。既にGJ誌がやっているコトではあるけれど、間口は広い方がいいに決まっているからね。
最近、複数の人間が「最近同人はウケてる」という趣旨の発言をしたり、ゲームマーケットが大阪でも開かれ、そこでウォーゲーム系サークルが一定の存在感を示したり、コマンド誌からデビューする商業デザイナーが登場したり…と、いわゆる「市井のデザイナー」の活躍が目立ってきているような気がする。これはいいことでしょ。つーか、私がこの趣味に関わった年月だけで20年以上経っていることを考えれば、ある意味では「やっとかよ」って気もするんだけど。この業界がこの先どうなるのかはともかく、明るい材料もあるにはある。危機感を持つのは大事かも知れないけれど、あまり悲観する必要もないのでは。頑張っている人は頑張っている。そういう人がいる限り、この業界は何とかなる。なお、私は「ちっとも頑張ってない」ので、今後は頑張らないと(苦笑)。
最後に追記。コマンド誌104号掲載の「日本の戦歴2~太平洋戦争編~ 第18回タラワ攻略戦」において、サークルTic-Tac-Toe「死闘のタラワ」に言及があったのは、大いに笑った。コミティアでマップだけって状態のモノを発見し、「必ず買いに来るから完成させるんだ!」と吼えたコトを思い出す…ただ、記事作者の堀場殿には残念ながら、現在あのサークルは「諸般の事情により」活動休止中。私も活動再開を待ちわびている状態。今年のゲームマーケットでコイツを入手するのは困難でしょう。春にいないのは確定だし。他にも太平洋戦争の日本軍が出てくる同人ゲームはあるので、今後も積極的に紹介していただけると有り難いかな。私ごときが吼えるより、よほど販促効果がありそうだし…
5月5日 ― 2012/05/06 02:09
時々、私は「何でオレは同人誌即売会に出入りしているんだ?」って疑問を感じる。挨拶回りその他の「義務としての訪問」がやたら多いから。いやまあ、こーゆー義務は果たして当然であり、それをないがしろにするのは「論外」ではあるんだけど。ただまあ、「私がやらなきゃ誰もやらない」と確信を持って断言できるのは、色んな意味で如何なモノかと思う。
つーわけで、この連休は4/30にコミック1(オールジャンル・男性向け中心。ちなみに読みは「こみっくいち」である)&M3(音楽・メディアミックスオンリー)のハシゴ、5/5にコミティアに行ってきました。本当は5/3・/4のスーパーシティも行きたかったんだけど、流石にパス。カネもそうだけど、気力体力が持たないです。同人誌即売会巡りは、体力勝負だからなあ。
まずはコミック1から。正直言おう。いわゆるエロ同人誌に関しては「即売会で買う必要なし」と考えているので、「そーゆーモノ」がメインとなるコミック1は用がないと判断していた。今までは。ただ、今年は「ゲーム系が出てないか、とりあえずカタログ買って調べてみる」ってアホやらかしているので、とりあえずカタログを買い、軽くチェックしてみた。そしたら…案の定というか何と言うか、コミケで馴染みの「Gカンパニー」殿の姿が…ご丁寧に、その隣も知ってるサークル。「挨拶回り行ってくるか。ついでに何か買ってこよう」と突撃。アホですな。
実は初めて行く即売会なので、混雑状況は良く知らない。けど、甘くないのはわかりきったこと。だけど、コミケと違って「基本的には無理する必要は無い」のだから、開始直前というナメまくった時間帯に到着。コミケで企業巡りするならもう手遅れだけど、今回はそうじゃないからなあ。いやいや、気楽なものですよ。
無理をする気ゼロとはいえ、それでもまずは「行列サークル」の偵察から入る。習慣みたいなモノだ。まずは「一番の行列だろうな」と目を付けた某サークルの偵察に。某魔法少女アニメの原画担当のサークルと言えば、わかる人にはわかるでしょ。こーゆー場所限定で「行列に対する耐性が高い」私の目から見て、我慢できる範囲だったら並んでもイイかなと思って。わざわざ最後尾の位置を確認し、「2時間コース」だと見積もったので、即待避。恩ある人から頼まれればドコの何でも突撃を試みるけれど、自分のために無茶する気はない。その代わりといっては何だけど、「30分コース」と見積もった某有名サークルに並んだ。今回ちっともエロくなかったけど、それがイイ。つか、アソコがアノ程度で済んだのは、「エロくない」って情報があったんだろうな。
ちなみにだ。私も一応生物学的に牡だと区分されているので、エロけりゃ嬉しいことは嬉しい。けど、基本的に「エロくなくても買う」価値があると思っているサークルにしか行かないので、実はエロくない方が入手しやすいので有り難い。特にカレンダー売る季節になると、「オレの目当てはカレンダーだ!エロ目当ての奴はどっか行け!」って精神状態になるので、マジに「カレンダーは作ったけど、エロい本は落ちちゃいました。テヘッ☆」とか言ってくれないかと考えたりする。了見の狭い奴だなおい。
続いて、事前に「30分コースだな」と見積もったサークルに突撃…する予定だったのだけど、行列がない。いくら何でもオカシイと思ったら、新刊丸ごと到着遅延。おかげで品書きをじっくりチェックできた。そんでもって到着予定時刻にちょっと遅れて再訪した所、予想より長い列が…これはまあ、「優先順位高い別のモノ買っているから並べなかった奴」が押し寄せた結果だと思う。良くある話だ。ソコに並び始めてしばらく経った時、「新刊売り切れました!」とのお知らせが。文句を言っても仕方がないので、落胆して列を離れ…てゆく周囲を尻目に、高速突撃。お目当ての「スクールカレンダー」ゲット(笑)。先日スクールカレンダーを入れ替えていたら、「数が減った」ので、1つ欲しかったんだよね。通年式1枚モノ。結構デカい。当然天井行き。他に飾る場所なんてないからなあ。
カレンダーと言えば、フツーのカレンダーを無料配布していたので、1つ引き取った。カレンダーは即座に売り切らないと「不良在庫」と化すからなあ。気持ちはわかる。年末~年始にかけて私の目に止まらなかったのは、大変不幸な話だ。「これにめげずに、今年の年末も作って下さい。マニアなので買います。」と励ましておいた。
本関連で特筆すべきは、小林源文先生のトコロかな。サイン入り。ちなみに、勇気が出なかったので本名宛てでサインしていただいた。う~ん、素晴らしい…と言いたいトコロだけど、この日即売会巡りをした後顔を出した某ゲーム会で「(今日入手したモノの中で一番大事なのは)カレンダー」などとという暴言を吐いてしまった…すいません小林先生、でも、私はカレンダーマニアなんです!カレンダーとそれ以外には、越えられない壁があるんです!
小林先生の新作?は「ハッピータイガー」前編。コレはコレで素晴らしいけれど、もう1つ面白いモノを扱っていた。ゲンブンマガジン別冊「ドロップ!」って本がソレ。小林先生が主催なさっている「ゲンブンアートスクール」の生徒の作品を集めたモノで、続刊予定だとか。小林先生に鍛えられて「画力無し」とか「ミリタリーの資料が見つからない」とかいう惰弱モノになるとは思えない以上、この本に掲載されている作家にウォーゲーム業界の仕事を依頼できるんじゃ?先生当人に依頼するのは畏れおおいとしても…なお、この本掲載の作品(漫画・イラストだけでなく小説・コラム含む)を公募しているようだ。…ミリタリー関連ってコトで「ウォーSLG業界を紹介するコラム」書くってのはアリなのだろうか…おい、誰か「業界のエース」(要は私よりデキる人)焚きつけて仕事させろ!(笑)
キッカケとなったGカンパニー殿は、私の知らない新作無し。ただ、夏のコミケもしくはそれ以降に新しい「ヤ○ト」のカードを出せたら…って話はしていた。まあ、確かに新しいカード出すにはまだ早いよね。そのついでに、「何故ゲームマーケットに出ない?」って話を聞いてみた。最大の理由は「人手」らしい。信用できる売り子もしくは買い子を手配できないので、自分の買い物優先でブースを出す余裕がないんだとか。う~む…似たような悩みは何度も聞いたことがあるんだよな。私は偵察だけだったらいつでも引き受けるし、もし「信用できる」と判断していただいたなら、買い子引き受けてもイイんだけど…実際はカネが絡むだけに、難しいだろうな。この問題だけは「各自色々工夫して解決してみて下さい」としか言えない。
その隣にいた、「銃器のお値段調べて紹介しているサークル」F-Lex殿は新刊ナシ。けど、コミティアには間に合うとか。じゃあその時に、とこれまた挨拶だけ。ある程度親しくなったサークルは、たとえ新刊無くても挨拶はするべし。それが人間関係ってモノだ。
あとだねえ。会場に着いてから知ったんだけど、いつも耳を楽しませてくれる「うんちく商事」殿がココにいた。これまた私にとっての新作は無かったけど。これは大阪のこみっく☆トレジャーにさえ出没する私がヘンなだけであって、フツーはそんなモノだ。新作は今月末の東方系オンリー即売会「例大祭」で発表予定だとか…すいません、ソコ踏み込んだらマジに生きて還ってくる自信ないです。その場は大丈夫だとしても、コミケで倒れます。ただでさえ忙しいのに、あのジャンルまで手を出したら…多分どっかの同人誌売ってる店に入荷するので、そこで入手します。あるいはこみトレか。
とまあ、精一杯手加減して会場のビッグサイトを離れ、向かうは東京流通センター。音楽オンリー即売会「M3」に顔を出すため。同人音源は趣味の1つだし。試聴しないとワケわからん世界だけに、本当はじっくり回りたかったんだけど、時間がない(苦笑)。仕方ないので、とりあえず趣味のピアノ系をかき集めてみました。全部聴いているとタイヘンなことになるので、じっくり時間を掛けて吟味する予定。場合によると追いかけるサークルが出るかも。まあ、そんなモノだ。
日付変わって本日。コミティア。100回記念だそうな。いつもより広い東京ビッグサイト東館3ホールブチ抜き。「殺す気か」と思いましたね。私はコミティアでは当日に全サークルチェックしてるので…ある意味ではコミケより過酷だ。
コミティアでは基本行列サークルに興味はないので、まずはお目当てのサークル巡り。速水螺旋人先生&M.WOLVERINE両先生の新刊をゲットし、他数件回る。当然5日前に顔を合わせたF-Lex殿のトコロも。私は銃器にもそれなりに興味を持っているけれど、エアガンやモデルガンのような「トイガン」にはあんまり好きじゃなく、実銃のデータを好む。値段ってのもリアリティを感じる上では重要な要素なので、イチイチ英語のデータ漁らなくても済むこーゆー同人誌は有り難い。
こういう実銃関連のデータと言えば、日本だと「GUN」って雑誌が強かったんだけど、昨年末に廃刊に追い込まれた。やはり日本で銃関連となると、エアガンって時代なのかぁ…でも、私に言わせればソレは違うんだよ!などと思っていたトコロ、ホビージャパンから似たような雑誌が創刊された。「米国で銃のリポートしていたスタッフが移籍」して誕生したモノらしいので、事実上生き延びたと考えて良さそう。良かった良かった。とはいえ、こーゆーデータに触れる機会は貴重だってコトに代わりはない。同人とはいえ、F-Lex殿には頑張ってもらいたい。応援してるから。
挨拶回りが終了した後は、全サークルチェック…3時間ぐらい掛かりました。当たり前だけど、その間ほとんど歩きっぱなし。少なくとも5kmぐらいは歩いたんじゃないかな。しかも、それなりに重い荷物抱えながら。列で待機するため立ちっぱなしのコミケも辛いけど、コレもまた辛いです。でも、「面白そうなモノ」見逃すのはもっと辛いんだから仕方ない。
実を言えばそのつもりは全く無いに等しいんだけど、どーしてもゲーム関連の品は目に止まる。まずは「ボードゲームをはじめよう!」というボードゲーム紹介本。フルカラーってのは偉い。下手なショップやメーカーのカタログよりずっと「やる気を喚起」してくれるのでは。もう少し厚い方が良かった気もするけれど、それは贅沢ってモノでしょ。ここに「何故ゲームマーケットに出ない?」と聞いてみたトコロ、私の他にも同様の意見を述べた奴がいると発覚。「まず間違いなくいる」と思ってはいたけれど、「コミティアとゲームマーケットをハシゴする奴」が私の他にもいるって証拠が得られた。
ただ…あえて私以外のそーゆー連中に言いたい。チェック甘いぞお前等!「LAMOSHA」とかいう謎のボードゲーム売っていた白人男性(日本語は堪能だった)に「何故ゲームマーケットに出ない?」と聞いてみたトコロ、「そんなイベントがあるのか!」と驚かれた。とりあえず「ゲームマーケットでググれば詳しいことがわかるはず」とだけ伝えておいたけれど、何故専門がウォーSLGである私がこんなコトしなきゃならない。なお、ココまで言った以上、当然ブツは入手した。
とまあ、色々買い物してきたワケだけれども、多分合計金額はそれほどでもない。もっとも、金銭感覚がマヒしまくっている私の感覚での話だけど。どう考えてもゲームマーケットで遣う金額の方が上なんですけれど…もっと言えば、年末のカレンダー騒ぎの際には「シャレじゃ済まない」金額がすっ飛ぶ(私は基本無料カレンダーが嫌いだ。「広告」って根性が美しくない)わけで。だったら大人しくしているって選択肢もあるような気はするけれど、それはまあ、色々あるってコトで。
たまに疑問に感じることもあるけれど、私は同人誌即売会が好きで、ソコで頒布している同人誌・同人グッズが大好きだ。だから、作り手が活動を継続してくれるよう、私に出来ることはなるべく実行するようにしている。そーやって「自分の世界を自分で守って」いるわけだな。いちいちそんなコトしなくても、誰かが何とかしてくれる…なんて世界じゃないからなあ。そーゆー世界を守るのはタイヘンだけど、やり甲斐があるって話もある。今後も自分の世界を守るため、即売会に突撃しないとね。でもまあ、無茶するのは倒れない程度に留めないと…「ビッグサイト東館半分って規模の即売会の全チェック」はいくら何でもキツかった…
5月15日 ― 2012/05/16 00:29
ゲームマーケット(春)アフターレポート。同人ゲームそのものについては、「前回の記事である程度紹介済み」とみなし、それ以外を中心にお届けします。
やや寝坊気味だったため、会場到着は遅め。おかげで買い逃したモノが結構…やはり供給量に問題が生じやすい同人ゲームはタイヘンだ。皆様も注意して下さい。次回以降はマジに「非常手段」を考慮した方が良いかも。
実のところ、いわゆる「サークルチケット」を入手することは不可能ではないと思う。ただ、やはりそんなモノをもらってしまうと、仁義というか何と言うか…で「お仕事」しないワケにはいかない。くれた方が「いいですよ」と言って下さってもだ。これがコミケだと「最前線で弾よけにして下さい!」と申し出て、実際最前線への突撃を命じられ…って形で役に立てるけれど、ゲームマーケットではどうなのかねえ?逆に、あまり酷使されてもそれはそれで困る。「体験卓の管理お願い」などと言われても、対応できるかどうか自信ないし…ただ、今後は贅沢言ってられない気がしてきたのも事実。どこぞで馬車馬のように働くか、自前のサークル(半分ダミー)でも用意するかぁ?
入場は少し奇妙な方法で。まず6階(入場待機用スペース、後にプレイルーム)に集結させられ、中小ブース(4階)行きを奥に、大型ブース(5階)行きを手前に…と、分割して並ばされる。でもって、開始と同時に奥側の階段(非常階段?)を使って移動させられた。私はまず4階から攻めた(売り切れが怖いのは問答無用でコチラ)ので詳細は不明だけど、おそらく5階行きの人も非常階段を使ったと思う。あまり賢いやり方ではなかったと思うけど、会場配置からして無理矢理感がある以上、ある程度は仕方ないのだろう。流石に会場移転も視野に入るのでは。そもそもあの施設、2014年4月から改修工事で1年ほど休館予定(公式発表アリ)だし。
会場内は知った顔だらけ。そりゃそーだ。「ウォーゲーム系」はほとんどが顔見知りだからして。多分、「純粋な一般参加者」(ドコが!と言わないように。今の私はタダの一般参加者だ)の中では顔が広いレベルだと思う。もちろん以前の肩書きの影響が大きいワケだけど、コッチも「挨拶欠かさない、新作はなるべく入手(当然自腹)する。」ってコト(常識だ常識)を心がけているからなあ。「同人の活動支援」は大事ですよ。大手中小に関わらず。
サークル入場している方々だけでなく、一般参加者の中にも知った顔がチラホラと。個人的意見だけど、実は私よりも「同人ゲームの紹介」に向いた方って、いると思うんだこの世には。私は単に「同人ゲームコレクター」であって、深い洞察とか建設的な提案とかを期待するのであれば、他の方に当たるべきではないかと。同人ゲーム業界はなんか盛り上がっているんだから、そのパワーをどうこうって話はもっと出て良いような気はする。
既存の知り合いに対面するだけではない。私もそれなりに知名度があるようで、初対面の方を「紹介」してもらうってコトもある。今回も「初めまして」って方が数人…特に、先日ココに書き込みをなされた堀場殿を紹介してもらったのは笑いました。こーやって交流の輪が広がるのはいいことだ。
その場で堀場殿に披露した私の自説について、ココでも少し触れておこうかな。いわゆる「版権モノ」の話になったので、私の考える「版権モノ四天王」の特徴などを話してみたのだ。「版権モノ四天王」は、「ヤマト」「ガンダム」「銀英伝」「まどマギ」である。最初の3つはほぼ不動、まどマギは今後どうなるのか推移を見守りたい…ってトコロ。「ヤマト」はとにかく多い。とにかく同人ゲームの中では最も数が多いと思う。コテコテのSLGは流石に少ないけれど、ミリタリー色の濃いゲームの応用とか、フツーのカード・ボードゲームの題材としてもよく見かける。知名度の高さだけでなく、「色んな形のゲームにしやすい」題材なんだと思われる。
実は人気ほどゲームになってないのが「ガンダム」。SLG系では問答無用で人気アイテムなんだけど、他のゲームが人気の割に少ない。ガンダムっていわゆる「スーパーロボット」系(問答無用で強いモノ)と「リアル系」(常識的な範囲で強い程度のモノ)の橋渡し的存在の1つ(詳細は語り出すとタイヘンなので省略)と言われているんだけど、それが逆にカードゲーム・ボードゲームのネタになりにくいのかもね。SLGとしても「リアル志向」が強めのゲームって形になることが多く、そのため実は「結構重たい」ゲームが多いような。その点、今回入手したオデッサ作戦モノ2つはどちらも「比較的ライトなSLG」に仕上げていて、ある意味斬新に感じた。リアル志向の強いガンヲタにプレイさせて、最初は「こんなチャチなゲームじゃ…」と思わせておき、ボコボコにしてやって(ZOCアリのゲームでZOCを使いこなせないようじゃ、まず負ける)「作戦術の大切さ」を説く…ってのは面白いかも。
銀英伝は流石に最近影が薄くなった。ツクダから出たモノが「少なくとも明白に超えるのは難しい」ってレベルなので、その応用ぐらいしか出ないからなあ。今となってはバルジだのハリコフだのみたいに「似て非なるゲームが山ほど出る」ってホドの人気ではなさそうだし。ただ、元々SLGとの相性は極上の作品のハズなので、何かしらブレイクスルーがあるかも。
今まで何度も語っているまどマギ。人気がある作品だってのはわかるけれど、何故こうもゲームが出るのか、かなり不思議だ。「ゲームにしたくなるような作品だ」と、同人ゲームを出した作者の1人が語っていたし、私もそう思う。けれど、「こうも突出して数が多い理由」としては弱いのでは?だとしたらコンシューマー系ゲームで複数の企画があってもおかしくないのに、私の知る限りでは携帯機に1つあるだけ。面白い現象だと思う。
私の考える仮説としては、この作品がゲームにしやすいってだけではなく、「アナログゲーム流行期に流行った作品だから」ではないか…ってモノ。理由・理屈は良くわからないんだけど、なんかアナログゲームは地味に流行していると思う。SLGだけ見ると「コマンド誌(a-game)のゲームマーケット進出」が好循環(ゲーマーが集まる~ソレを目当てにサークルが集まる~サークルを目当てにゲーマーがより集まる~)を生み出したってコトが大きいと思うけれど、それだけじゃなくてアナログゲーム全体がなんか盛り上がっているような。理由は良くわからない。「震災の影響で…」って分析があるのは私も知っているけれど、その前からなんか盛り上がってきているなあ…って感触はあったからなあ。
理屈はともかくアナログゲームはなんとな~く盛り上がってきていて、SLG業界もその流れに乗れていると思う。良かった良かった。こーゆー流れがうまく定着してくれれば言うことナシである。関係各位の奮戦っぷりを見る限り、「そうなってくれるのでは」って期待を持ってもいいと思うな。
先日の記事で「色々謎」と書いた「このシミュゲがすごい!」だけど、実は国際通信社のお偉いさんにして「元」コマンド誌編集長(偉くなったので担当を外れたらしい)の中黒殿が「さいたまオフラインに影響されて」(当人談)同人誌を作ったってモノ。ゲーム付きでフルカラー。ライターもかなり豪華ときたもんだ。ある意味コマンド誌に真っ向からケンカ売っている(笑)。売れ行きはかなり良かった(いくつ持ち込んだのか聞いていないのだけど、完売していた)みたいだし、「年1回なら(継続して)出せるかな…」って言質も取ってあるので、今後も期待したいですね。同人だろーが商業誌だろーが、「継続してこそ」ですよ!
なお、この本にツッコミ所を発見した。裏表紙にある4コママンガ「しみゅげ!」(画:9Joeまさはる/作:広島がんぼう)第44ターン「不幸自慢」の2コマ目に「ワゴンセール常連の『○軍大反攻』が…」って台詞が出てくるけれど、「○軍大反攻」(原題「ホ○イトデス」)がワゴンセールの常連ってコトはあり得ない。コレは「○ロシア大作戦」(原題「レッ○アーミー)のコトであろう。「ホワイトが赤でレッドが白」なので、勘違いしたのだと思われる。なおこのゲーム、色々悪い評判があるけれど、言われているほどヒドいゲームではなかったと思うな。大味なことは認めるし、多少運ゲーの要素がある(独軍増援がランダムなので。強い部隊が早めに到着してくれないとキツい。)けれど、「独軍は抵抗不能」ってホドではなかったような。アレが駄目なら、バルバロッサ作戦初期を扱ったゲームは全部駄作ってコトになるぞ。
多くの方が期待していたであろう「ウォーゲームハンドブック2012」について、少しだけ触れておこう。正直、私はルールブックとマップ眺めた時点でアタマ抱えていた。「駄目なゲームだから」ではない。「難しいゲームだから」である。太平洋戦争戦略級ゲームだからなあ。ちなみに、山本五十六が活躍していた頃まで…ってな理由(口実?)により、開戦から43年4月までのゲームとなっている。なんか似たようなスケール・似たような期間のゲームをデザインしようとした方がいたような気が…
ルールはごく簡単。その点は初心者でもプレイ可能と呼べる。けど、「ユニットが少なく、ルールも少ない戦略級ゲーム」って、マルチゲーム並みに「超展開」を許容したモノ(それでバランスが取れている場合もあるけれど、大抵はバランスが悪い)か、「ルールを使いこなすのがベラボーに難しい」ゲームになりがちなんだよね…ルールを読む限り、1手1手がスゴく重そうで、気軽にプレイできそうもない。久々に腰据えて研究してみるかな。そうしないと、初心者相手に負けかねないし、たとえ勝ったとしても「貴方はこの点が不味かった。次はソコを工夫してみて下さい」ってアドバイスも出来ない。なお、私は相対的に太平洋戦争には詳しくないので、研究には時間が掛かるかも。太平洋戦争の「有望そうなヒネリ」なんて「CBI重視策」ぐらいしか知らないし。その昔初期タクテクス掲載の「第三帝国」作戦研究を熱心に読んだ関係上、怪しげな戦略をスラスラと10個近く並べることが可能(「ヒト電」研究では一応全部検証した)な欧州大戦モノとはソコが違う。「太平洋艦隊」(HJ/SS)の作戦研究でも探して読んでみるか?むしろ「RED SUN RISING」(GMT)研究を読んだ方が良いかも。
他にも書きたいことは山ほどあるけれど、ややとりとめが無くなってきたのでココまでとしよう。後は必要と感じたなら後日また何か吼えればいい。とにかくタイヘンな1日でした。ま、こーゆー場所でヘトヘトになるのが私の生き甲斐なんだから仕方ないけれど。とはいえ、「ANIMAKER~声優大作戦~」(TDF)新版フルセット(分量が分量なので、クソ重い)をずっと持ち歩いていたのは失敗だったか。いくら「早く入手して安心したかった」(ヲタクに良くある性)とはいえ…
5月16日 ― 2012/05/17 01:04
ゲームマーケットの話第2弾。独立して語りたかったネタなので。ちなみに、色がコレなのはミスじゃありません。そーゆー方向にしたかったから、独立させました。
ゲームマーケットで私が訪問予定のブースに、「ドミニオン木曜会」ってのがあった。ボードゲーム研究のレベルやら方向性やらを見てみたくて。こういうモノを読んで研究することにより、自分のSLG作戦研究記事に活かせれば…ってワケだな。まあ、そんなコトしても、どーせ成果の方は大したことはないんだろうけれど。
しかし、お目当てのブツは品切れ。これ自体は良くある話。知人が入手していたのでパラ読みさせてもらったけれど。薄っぺらいモノからかなり本格的なモノまで色々想像していたんだけど、その想像を超える分量でした。むう…これは是非自分で入手して、こと細かに時間掛けて分析しなくては!ってレベル。SLGと似たジャンルの研究記事なので、雑誌やブログで作戦研究記事書いている人間なら、目を通す価値はあるんじゃないかな。
品切れのモノをどーやって入手するつもりなのかって?心配無用。多分この週末にでも入手する予定。なにしろ「メロンブックス」に委託されるって話だから。つーわけで、メインのお話は「アナログゲーム同人誌の書店流通について」だ。
あくまで私の知る限りにおいてだけど、最初に「メロンブックスで扱われた、アナログゲーム同人誌」は、初心者向けSLG同人誌「SLGamer」。何故こんなモノが?聞いた話によると、発行元のサークルが売り込んだのではなく、逆にメロンの方から「置かせてくれ」みたいな話を持ち込んだらしい。とりあえず秋葉原店で実際売っているトコロを確認した。「こーゆーモノは即売会じゃないと買えない」と心の底から信じてきた私にとっては、ある意味衝撃の光景ではあった。ちなみに、先日ゲームマーケットで発表された同誌のvol.6がそのうち並ぶハズである。
何を考えているのやら…って意見は、SLGamer関係各位からも聞いたことがある。一応の説明は聞いたけれど、あまり細かいやりとりを公開するのは何なので、ここでは伏せておこう。ただ、ドミニオン研究本まで置こうとするくらいだ。なんか「本気度は高い」って感じはするね。
実を言えば、こういう現象はメロンブックスに限った話ではない。秋葉原界隈で同人誌を扱っている書店はいくつもあるんだけど、最近どうも「エロ」「萌え」以外の同人誌を充実させようとしているフシがある。実際、「とらのあな」では対戦車ライフルのフルスクラッチ体験記本(実物はワンフェスで売っていたらしい。怖ろしい…実物見たら買って破産していた…)とか扱っていたし、他にもミリタリー系同人誌をチラホラ見かけた。他の店でもこういった「燃え系」同人誌を置くスペースがあるようだ。とりあえず、「今はそーゆー時代」なんだろな。
何故みんな揃ってこんなジャンルを充実させようとしているのか?たとえば「メロンだけ」って話なら、「担当の趣味」だけで片付くのかもしれない。しかし、どうもそーゆー話じゃないようだ。するってえと、何かしら「こーゆーモノも置いた方が店の得になる」って計算がありそうな。ソレが何なのかは大いに気になるな。ただまあ、私の力ではその理由とヤラは調査しようがないので、謎として放置しておくしかないけれど。
一応の仮説として考えられるのは、「差別化を図るため」かな。どう考えての売れ筋である「エロor萌え」での差別化もやっている(のは知っている)けれど、しょせんジャンルとして見れば同じモノなので、差別化としては決定打にならないのかも。それにだ。私は即売会に行くと「命令されない限り、売れ筋は秋葉原で買えばいい」って考えてドマイナーなジャンルの同人誌を優先するけれど、逆に「必ず買うようなメジャーどころは即売会で、吟味してから入手するか考えたいってレベルのモノは秋葉原で」って考える奴がいてもおかしくない。むしろ主流かもね。「書店で扱わないようなレベルの品には用がない」と考えるならば、コッチの方が合理的って気はするし。そう考えると、「メジャーの中のメジャー」レベルの充実よりも、むしろ「メジャージャンルのマイナー」「マイナージャンルのメジャー」って辺りを充実させた方が…って計算は成立するのでは?
しかし、ボードゲーム関連なんて「マイナーの中のマイナー」レベルであって、差別化もクソもない…って感覚は、実は古いのかも。ボードゲーム業界にささやかながら追い風が吹いているらしい、って感触はあるわけで。私のような「古い人間」(業界の大半がそんな人間ばかりだけど)の思い込みだけで物事を判断するのは、勿体ないのかも知れない。だからどーしろと、って話はあるけれどさ。
とりあえず、メロンブックスのこの動きに対し、既存の「同人ゲーム・ゲーム同人誌を扱ってきたトコロ」が脅威を感じてないのだとしたら、それは感覚的にどうかと。敵対視しろとは言わないけれど、「ウチも頑張らないと!」ぐらいは思って欲しいかな。こーゆートコロは「ついでに商業ルートのゲームも買える」という巨大なメリットがあるんだから、フツーに考えたら負けることはない。どころか…「ゲーム同人誌をメロンブックスで買う」って選択肢が成立している時点で、「今までの自分達の活動は正しかったのか?」を考え直す意義があると思うけど。「八百屋で魚売ったらそれなりに売れた。魚屋に満足してない客って結構いるのね」ってレベルの話じゃないのか。
そーゆー堅い話はさておき、メロンブックスその他では、小林源文先生の同人誌も扱っています。「萌えに用はない」ってな方でも、「燃えを補充するため」足を運んでみては如何かと。いやマジに。結構馬鹿にできないと思うぞ。そーやって「燃え系」を補充する人間が増えれば、書店側も「燃え強化は間違ってなかった」とこの路線を推進するかも知れない。そうなれば業界全体が潤って、色んな意味で「見返り」が期待できると思うんだけどなあ。それに…「ついでに」エロい本購入しても、「燃え系の本を買ったんだよ。はっはっは…」って誤魔化せるわけで(おい)。
5月21日 ― 2012/05/21 23:26
POGドラフト間近なので、選定作業中。よって、今週は更新不能です。申し訳ない。
5月25日 ― 2012/05/26 02:19
やっとドラフトが終わった…眠気はまだしも、集中力が落ちまくり。トシだねえ。しかし、あの人数あの頭数のドラフトが×時間程度で終わるとは、みんなオカシーよ(笑)。
流石に疲れたので、本日はココまで。しかし、シェルシーカーの10を持って行かれるとは、予想もしてなかった…コレだから濃いメンバーのPOGは…
5月28日 ― 2012/05/29 00:23
ディープブリランテの勝利はともかく、フェノーメノのハナ差2着は涙。エビショーのダービー初挑戦って、確かあのシャコーグレイド(ある意味伝説の名馬)だからなあ…やはり呪いか。呪われているのか。
本日の話題は、溜まっていた宿題の1つ。ウォーゲームハンドブック2012付属ゲーム「太平洋空母決戦」研究。正直作戦研究ってレベルの完成度じゃないけれど、とりあえず他の方の研究の参考にはなると思って。なお、専門性が高いので、ゲーム持っているかプレイ済みの方以外にはついて行けない可能性が高いです。ご了承を。
「太平洋空母決戦」は重いゲームである。全くもって初心者向けではない。それどころか、この世界のベテランであっても「両軍の動きの意図」を把握することすら難しい。正直言って、「駒の動き方だけ説明してもらって、将棋をプレイしろと言われた」ようなものだ。とりあえず、「3手ひと組みの定跡」みたいなモノの確立からしてロクに進んでいない。そこで、とりあえず「現時点での私の研究」を公開する。各自の研究を進める際、参考になれば幸いである。
とりあえず、はねはね殿と共に「掲載されたリプレイをなぞったプレイ」について研究してみたトコロ、リプレイの進行にはいくつか難があることが発見された。最大の要因は「米軍が消極的すぎる」である。研究してゆくウチにわかったんだけど、このゲームの米軍は「守りをシッカリ固めて、日本軍の攻め疲れを待つ」といった手法で守るのではなく、積極的にカウンターを狙えるし、狙うべきだ。もちろん日本軍はそれに備えることが可能なだけの戦力がある。しかし、「米軍の動きに対応するための手番を割く」ことは、それだけ「どこかへの侵攻が後回しになる」ことを意味する。日本軍は「どっかを攻略中の自軍」という脆弱な存在の守備を考える必要があるし、米軍は貧弱な戦力で「脆弱な状態の敵を見つけ出し、可能なら攻撃を行う」ことを狙う必要がある…もう、コレだけで初心者向きじゃない。ベテラン勢だってかな~り混乱している。
まずは「リプレイ通りに日本軍が行動した場合の、米軍の対策」を解説する。コレに対する対策が「日本軍の作戦」の基礎になりそうなので。まずは「マリアナ急襲」。米軍は第4ラウンドに空母3隻をフィジーに移動させる。第5ラウンドに日本軍がマリアナに来るのはミエミエ。第5ラウンドにミクロネシアエリアへエリア移動で展開し、マリアナに来た日本軍艦隊を空襲する。潜水艦の攻撃を受ける可能性はあるけれど、他に妨害する手段はない。一方的に2以下3発の攻撃が出来る。射撃を解決した後は帰還義務が生じるので、フィジーに帰還する。もし第6ラウンドがあれば、当然再攻撃。先ほどの攻撃の後に潜水艦攻撃が当たったとしても、2以下2発の攻撃が可能。これでマリアナ攻略隊が溶けて無くなれば、とりあえずトラックのLACが補給切れで消滅する。ついでに再攻略するための手番(当然燃料を消費)も必要だ。
ボルネオも危ない。第4ラウンドに空母をオーストラリアへ。第5ラウンドにインドネシアエリアのボルネオ空襲。この場合、米空母はオーストラリアを帰還先に出来ないので、空母による再攻撃には手間が掛かる。その代わりと言っては何だけど、ABDA艦隊が突っ込むことが出来る。仮に先ほどの空襲でボルネオ攻略隊に1ステップ喰らわせていれば、ABDA艦隊が相手を排除できる確立は11/36。日本軍はダイスを1個しか振れないので、ABDA艦隊が壊滅することはあり得ない。
このように、「陸軍を使わないポイント攻略」は極めて脆弱である。敵守備隊がいないから、艦隊だけで攻略できる…などと思っていると、空襲が飛んできて泣きを見る。何か増派すればいい?その分の手番と燃料を使うくらいなら、最初から対策しろ。そーゆー話である。
陸軍を使わないからそうなるんだ、やはり最初から陸軍投入だよ…その考えは間違っていない。いないけれど、相応の覚悟はしてもらいたい。陸軍を使うのは、カネ(燃料)がかかるのだ。輸送艦で運ぶ時だけなら、艦隊だけ派遣する時と違いはない。問題は再度輸送艦に乗船させる時だ。確かに帰還フェイズに手番を消費せず輸送艦に乗せられるけど、燃料が1点必要になる…ビンボーな日本軍に、「片っ端から陸軍使って占領しまくる」なんて贅沢が許されるとでも?陸軍を使うなとは言わないけれど、先の先まで読んで「その価値があるのか」を判断する必要があるだろう。
とまあ、リプレイにおける「日本軍の作戦の問題点」を指摘した所で、その辺を是正した作戦を紹介してみよう。まずは「基本的にはリプレイの流れに沿った、第1ターンの作戦」を紹介しよう。他も色々研究中だけど、米軍の動きも含めて紹介する必要があるので、とりあえずはわかりやすいモノから。
第1ラウンド。まずは真珠湾攻撃。この時、LACだけでなく太平洋艦隊も壊滅させるつもりで攻撃を割り当てる。「太平洋艦隊なんて…」と思ったら大間違い。ガタルカナル経由でラバウルに突っ込んでくるのは可愛い方で、ボルネオに突っ込んできたり、マリアナに突っ込んできたりする。マリアナ?と思った方はルールを確認して下さい。まず、第4ラウンドに真珠湾からマーシャルにライン移動。マーシャルは敵軍支配下なので、ここから移動を開始した艦隊は「自軍支配のポイントにしか移動できない」が、マリアナは(日本艦隊がいたとしても)連合軍支配下のポイントです。コレをやられてから慌てて空母で叩くくらいなら、奇襲ラウンドに叩いておけ。当たり前のコトですね。
大事なのは帰還先。「完全戦力に戻すには根拠地にいる必要があります。そこで全てのユニットを日本に帰還させました。」…ヌルい!ヌルすぎる!ルールに「既に港湾にいる艦船を別の帰還可能な港湾へ移動させられます。」とあるではないか!本土のメシ食うのは帰還フェイズで十分だ。機動部隊のシゴトはまだ終わってない。キリキリ働かせるべし。帰還先はトラックだ。
第2ラウンド。黙っているとボルネオに突っ込んでくるZ艦隊も生かしてはおけない。とりあえず抹殺する。問題はその方法。航空攻撃を使うと、シンガポール攻略隊を別手番で派遣する手間が生じる。コレはモッタイナイ。そこで輸送艦を含むサイゴン在住の艦隊で砲撃戦すればその手間が省けるが、Z艦隊の反撃で損害が生じる危険性がある。手番と損害のどちらを重視するかは結構悩ましい。現状、「どちらが良い」って結論は出てないので、とりあえずは色々研究してみて欲しい。
ただ、これだけは言える。航空攻撃してから攻略隊を派遣するとしても、LACなんぞ使う意味は無い!もっと強力な武器があるではないか!空母機動部隊を使うべし。どっち使っても消費する燃料は1点だ。「それはなんかオカシイ」なんて議論は他の方にお任せする。私はそーゆー人間だ。でなけりゃ、ヒト電の「ソ連引き籠もり防衛案」なんて提案しない。ちなみに、帰還先はまたトラックね。私の好みは艦隊派遣だけど、とりあえずココでは航空攻撃したとしよう。
第3ラウンド。シンガポールに輸送艦派遣…なのかぁ?第1ターンにはシンガポール占領できない(先日は勘違いしてました)のに。占領可能になる第2ターン以降で良くね?後回しにすると東洋艦隊に輸送艦隊がタコ殴りされる可能性があるのはわかるけど、ハーミーズもろとも空母機動部隊で叩いてから輸送するとか、護衛という名の生け贄を捧げるとか、手はありそうなのだけど…まあいい。とりあえずはシンガポールに輸送艦を派遣だ。
第4ラウンド日本軍。ここでボルネオは放置できない。ボルネオに艦隊派遣。強い艦隊を送り込む意味など無い。大和・武蔵を除く日本艦の耐久力は同じだし、「太平洋艦隊が殴り込みに来ました!」なんて事態になったら、多少攻撃力が高くてもそんなに意味がない。ここは本土の第5艦隊に任せましょう。
第4ラウンド連合軍。さて、ココで連合軍は「どーするのか」大いに考える余地がある。まず、LACが生き残っていたならば、ジョンストンに移動させると良い。ここはトラックの日本機動部隊から攻撃を受けず、なおかつジャワに移動可能だ。ジャワにLACがいれば、シンガポール陥落は1)3ターン以降になるか、2)陸軍もう1つを投入するか…って話になりかねない。ジャワに来た時点でトラックの機動部隊に叩かれるのは必至だけど、ハーミーズの展開でもう1度妨害を試みることが出来る。ターンエンドのタイミングを計ったゲーム的なバクチになるけれど、ソレを批判するのは(以下略)。なお、ガタルカナル辺りで「ワザと空母に叩かれる」のも悪い手ではない。
太平洋艦隊が生き残っていたら?う~ん、ちょっと悩ましい。無難なのはガタルカナルに移動させ、1)日本軍がラバウルに突っ込んできたら叩く、2)空母に襲われたら、「手番を割いてくれた、これでラバウルに艦隊送る手番はあるまい」と自分を慰める…って手か。より過激にマーシャルに移動させ、マリアナ攻略を妨害するのも手だけど、この場合日本軍はマリアナに護衛艦隊&輸送艦突っ込んでナントカするって手がある。「ソレを強要できた」ってだけで価値がある気はするけれど、どうだろう。
太平洋艦隊が生き残っている…いや全滅した場合であっても、「空母と太平洋艦隊(生き残っていれば)をオーストラリアに派遣する」って手はあると思う。そんなコトすればトラックの機動部隊に叩かれるけれど、ソコでターンが終わればマリアナは手つかずになる。流石に犠牲が大きすぎる気はするけれど、現状では「それじゃ駄目」って結論が出たわけではない。この空母決戦で米空母が全滅すると決まったワケではなく、全滅しなければイロイロ妨害工作が行えそうなコトを考えると、深く掘り下げてみる価値はあるかも知れない。
太平洋艦隊とLACが壊滅した、危ない橋を渡るつもりはない…と言うのなら、無難にハーミーズでボルネオを叩くしかない。ただ、ソコまで見越してインドネシアエリアに潜水艦がいる場合もあり得るので、注意が必要。マリアナに艦隊が派遣されてない現状なら、パスでもいいかも。
第5ラウンド日本軍。米軍が真珠湾の生き残りを使って強引当てを仕掛けてきた場合、機動部隊でソレを叩く必要があるかも。そうするとマリアナ攻略が…まあ、「攻略部隊を派遣しておいて、失敗するか増援を送り込むか」よりは、「最初から攻略しなかった」の方がマシだけどね。遡ってZ艦隊を砲撃戦で叩くか、シンガポールへの陸軍派遣を後回しにすれば、マリアナ攻略隊を派遣する手番を捻出できるけど。つまりはまあ、「そーゆーコト」である。手番は案外カツカツなのだ。
第5ラウンド連合軍。ココで大事なこと。もし、日本軍がマリアナとボルネオに攻略隊を派遣していたならば、連合軍は「パス」しない方が良い。「パス同然の手」を使ってでもラウンドを継続させた方が良い。理由は簡単。日本軍に「自分もパスして、このターンを終わらせる」って選択肢を与えたくないから。確かに、日本軍は「やりたいこと」が多い。まだフィリピン攻略隊を送り込んでいないし、ラバウルをどーするって話もある。しかし、それは連合軍がパスしたしないに関わらず、「日本軍がやりたきゃやる」コトだ。むしろ問題なのは、「燃料消費を抑える」「支配関係が確定してから何かした方が良い」ってな事情から、日本軍からターンを終わらせる可能性があるって部分にある。「ハーミーズのインドネシア展開による、シンガポール延命」って選択肢が連合軍にある以上、日本軍はターンエンドがいつになるのか、大いに気にしながら戦う必要がある。コレは最大限利用すべきでしょ。な~に、ジョンストンと真珠湾の間を空母が行ったり来たりすれば、「パス同然の手」は稼げる。どーせ真珠湾にいたって、日本軍を攻撃できないんだし。
6ラウンド以降。本格的に「ターンエンドを巡る駆け引き」が始まる。日本軍は1つの機動部隊(分割する手もあるけれど、中途半端だと思われるのでオススメしない)でハーミーズと米空母機動部隊の2つに対応する必要がある。ハーミーズは戦力としては弱体だが、シンガポールへの補給線維持という重要な役割を果たしうる。米空母部隊の襲撃については再三触れている次第だ。「手番が多ければ、ラバウル攻略とかフィリピン上陸とか出来る」なんて軽く考えないように。
とまあ、現状の研究はこんな感じ。実際はコレに加えて「陸軍を積極的に使う案」だの「第二次真珠湾攻撃を行う案」だの「ハーミーズを第4ラウンド以降に叩く案」だの「真珠湾攻撃を第4ラウンドに行い、空母ごと叩く案」だのも検討中だけど。第2ターン?その前に「修理その他も踏まえ、第1ターンの帰還フェイズで何をドコに帰還させるべきなのか」の検討すら済んでないんですけど。
ちなみに、単純に勝ち負け・有利不利の話をするならば、今のところの結論は単純。連合軍が有利。勝利得点うんぬんを論じる意味すらない。このゲーム、勝利得点が配置されるポイントは16カ所あり、「半分の8カ所獲ったからって勝利できるかどうかわからない」って点がウリの1つと思われているけれど、現状「7個目をどーやって確保しろと!」ってレベル。現時点で「一応ほぼ確定」なのはボルネオ・マリアナ(攻略出来なきゃ話にならない)に加え、フィリピンとシンガポール。頑張ればジャワとラバウルは何とかなりそうだけど、ガタルカナルは…ミッドウェイ?アッツ?セイロン?今のところ全部「見果てぬ夢」。つか、獲ろうと思えば獲れるのかも知れない。代償としてどっか取り返されるんですけど。しかも海兵隊抜きでコレ。連中が到着してから後のことはあんまり考えたくない。面白いゲームだし、うまくやれば何とかなりそうではあるんだけど、現状ソコまで研究が追いついてない。
あと、このゲームはマトモにやったらかな~り時間が掛かる。1手がすご~く重たいので、どうしても考慮時間が長くなるのだ。つか、「2手先3手先」を読まないとお話にならないので、最初のうちはマジに「待った」アリの研究プレイをオススメする。そうしないと簡単に破綻してしまう。ある程度このゲームに慣れて、先が読めるようになってからじゃないと「勝負」にならないような。テキトーにやっていると、何が悪かったのかもわからんうちにグチャグチャになる。特に日本軍は。
とにかくタイヘンなゲームなので、しばらくはコツコツと研究してみたいと思っている。機会がありましたら、皆様もお付き合い願えればと。つか、皆様も研究してイロイロ教えて下さい。私じゃヘボ過ぎて、基本すらおぼつかないんですが。
5月29日 ― 2012/05/30 01:24
少し悩んだけど、今年は「私のPOG獲得馬リスト」をココに発表する。諸般の事情からPOG引退を予定していたんだけど、結局今年もやることになったのだ。リストをココで発表するのは、元々「架空のPOG用リスト」を発表予定だったので、そーゆーつもりになっていたから。なお、諸般の事情により、ドコでどんなメンバー相手のPOGなのか、他の方のリストはどーなのかについては、ごく一部を除き伏せます。
今年の獲得方針。特になし。自らの感性と番手血統優先。諸般の事情により、「コレでドコまで通用するのか」気になったので。「それじゃ駄目」ってのは過去の戦績から明らかなんだけど、ヘンにヒネりたくなかったのよ。
ドラフト方式は、ネットで順番に従って指名してゆく方式。何気にこの方式は「初めて」だったような。今までは名簿提出方式が基本だったからなあ。他人の指名傾向を確認しながら順位を変更できるのは新鮮だった。コレはコレでタイヘンだったけれど、従来のように他人の指名傾向を推理し、必要に応じて誘導尋問したり煙幕ばらまいたり威嚇かましたり…って苦労?に比べれば楽かな。おかげで何とかついて行けました。
ドラフト当日は平行してチャットでおしゃべりしながら指名。意味不明な会話が飛び交っていました。いやあ、私の指名によって「うわぁ!やられた!」ってな悲鳴が飛ぶのはカイカンですな。もっとも、私も何度か「魂からの悲鳴」を発する羽目に…ちなみに、最初から競合覚悟の上位より、中盤ぐらいの悲鳴の方が切実で面白い。
私の指名順位は2位。ある特殊な事情により、そう決定された。ネオファンタジア有り難う。この馬に大感謝なのは間違いないけれど、コイツに先着を許したアーセナルゴールも褒めてあげよう。流石は私の「走る不良債権」(元PO馬のこと)…でもお前、後でお説教な。
1位指名。トーセンパワフル。ロジユニヴァースの全弟。他にも「ドラ1候補」は何頭かリストアップしたけれど、その中で最もデビュー早そうなのでコイツを選んでみました。馬体写真も気に入ったし。
2位。リヤンドファミユ。ドリームジャーニー・オルフェーブルの全弟。ベタ過ぎて恥ずかしいくらいだけど、丈夫で長持ちしそうな点を評価。今回は「期間過ぎても集計する」って部門があるからね。下位指名では特別対策する必要を感じなかった(私の従来の指名傾向からすると、自然と考慮されるので)けど、上位は意識した方が良いかなと。なお、この血統って案外「障害に出したら面白そう」と思うのは私だけか。
3位。エルミドラール。兄・姉に活躍馬多数。従来だと「他人の番手」だったので指名不能だったけど、今回は指名に成功。正直、「指名することに意義がある」って気がしなくもない。
4位。Home From Ozの10。本来もう少し下で指名する予定だったんだけど、「この辺」を指名しに来ている参加者を発見し、急遽順位を繰り上げた。エーシンウェズンの使い方にとても好感を持てた野中厩舎の馬、ってのが指名理由。
5位。エイシンラトゥナ。要は「使い出しの早そうな、栄進の馬」ってコトで。栄進の馬は大物感あふれるタイプより、「速くて早い」系の方が信用できると思う。
6位。トレードウィンド。野中厩舎の「殿下の馬」。正確には妃殿下の馬だけど。「サラブレッドの血統からチョコレートに至るまで趣味が一致している」殿下が選んだだけに、私は逆らえない。なお、4~6位で繰り広げられた「仁義なき戦い」により、私と某氏が壮絶な悲鳴を上げていた。今になって冷静に考えると、これで良かったのかなあ…
7位。アイディオロジー。アストロロジー・アルキメデスの下。思いっきり私の番手。シャレにならん報復攻撃が飛んでくる前に指名できて、本当に良かった…
8位。アスタラビクトリア。ヴィクトワールピサの下。牝馬なのでデカいトコロに縁は無さそうだけど、堅実に走ってくるんじゃないかと思う。なお、私個人はヴィクトワールピサって「マイルでも強かったはず」だと思っているので、その点はあまり心配していない。ただ、デビュー遅いのは覚悟。
9位。ローゼンガルテン。橋口調教師の薔薇一族。アノ橋口調教師が「今年はいい馬がいない」ってコメント出すぐらいだから、橋口調教師のこの馬に対する評価は相当低いんだと思われる。だ・か・ら指名した。あのセンセはそーゆー人だ。ちなみにコレが今年初のディープインパクト産駒。リスト上位にはキチンと何頭か書いてあったので、「展開のアヤ」でこうなったとしか。
10位。Logicaの10。ドクターディノの下。コイツがどうかはまだわからないけれど、ドクターディノは日本の馬場でも通用すると、香港競馬ウォッチャーとしては思う。問題はこの馬が間違って?ダービーもしくはJC勝つと、私は何故かアイルランドへ行ってモンジューの前で土下座してこなきゃイケナイってコトか。
11位。本当はココで「シェルシーカーの10」だった。未出走のまま引退した姉を持っていた、私しか注目していないはずだと確信していたので。しか~し!タッチの差で先取りされた…待て待て待て、一部の血統論者かダーレー信者しか注目してない馬じゃないのか!マジに青ざめた。何が痛いって、コレが一番痛かった。動揺してアタマが真っ白になったので、とりあえず深く考えずに指名できる「番手血統」に待避。つーわけでマイネジュリエッタ。ダイイチシガー産駒。遠い昔に母を持っていたのは懐かしい記憶だ。馬体写真を見るとなんか幼く見えるんだけど、オークスの時点で「2歳馬(当時表記だと3歳)にしか見えないんですけど」って馬体で掲示板に載った母の産駒だから気にしない。
12位。この辺から番手血統。まずはダブルアクセル。母ホクトペンダント。母を指名していたのは(以下略)。
13位。Elbaahaの10。エレクトロキューショニストの下。エレクトロキューショニストはいい馬だった…あの馬がキングジョージで2着したのは、天才の腕だけじゃないと思う。もっとも、天才が必死になって追っているのにズルズル下がりそうになり、私が「終わった」と思った瞬間に再点火してハーツクライを交わした理由は謎だ。「アスコットの魔物」に後押しでもされたか?
14位。ディープウェーブ。松田博調教師が結構吹いたにもかかわらず走らなかった、ストレートラブの下。ここで嫌って好走されると悔しいので、また指名することに。パチンコだとハマりパターンなんだろうけど、競馬なら大丈夫じゃないかと…って、ソレで何度やられたかは考えたくない。
15位。ベッラヴォーチェ。兄ヴォードヴィリアンは初戦を大楽勝して「ダービーはもらった!」と思ったんだけど…父が変わったのでダービーは難しそうだけど、大きいトコロ獲ってリベンジして欲しい。
16位。ファーザモア。フリオーソの下。兄にはイロイロお世話になったので、指名してみた。難点は、兄は血統から考えると信じがたいほど「芝は走らなかった」ことか。フェブラリーSで芝の部分走ったときの遅さと言ったら…
17位。プレイズエターナル。エクセルシオールの下。兄は結構稼いでくれたので、この馬にも期待したいかなと。やはり短距離馬だと思うな。
18位。ジンジャーミスト。こういう「米の良血馬」って単なるダート馬(しかもそのくせ早熟)だって気はするけれど、まあドカンと走ってくるかも知れないので。似たようなポジションのアメリ(母アゼリ)が指名されたので、この順位で。
19位。アドマイヤライン。スペシャルウイーク産駒はそのうち牡馬の大物を出す…と思っているんだけど、コイツがそうなのかは何とも。ただ、なんとな~くだけど親父と似たオーラがあるような。
20位。シャンピオナ。ユニバーサルバンクの下。ドラフト時点で目黒記念の本命だったので…って、そんな理由で指名馬選んでいいのか?
21位。バリローチェ。思いっきり「知人の番手」。つまり、従来なら絶対指名できなかった。なにせアッチは「リアル番手」だったからなあ。この血統の馬が巨額の不良債権と化したって話は聞いてない(「それでもまだ」程度のモノは知らん)ので、イロイロ大丈夫なんじゃないかと。
22位。ここで私は指名ミス。他の方が指名した馬を消す際、間違って私のリストで隣の馬を消してしまい、重複指名かましてしまった…反省の意味を込めて、その間違って消した馬を指名。つーわけでビーナスジュエリー。ホクトペンダントの孫。よく考えれば、私の番手として誰からも異論がなかったこの血統の馬が先に指名されるわけ無いのに…
23位。この辺から「他に指名する奴はいない」って確信があるレベルの馬。まずはカフェシリウス。松山康調教師×カフェ、って組み合わせは持っていたいので。私のドトール利用日数は年300日を軽く越えるんだから、「タテガミ1本分はオレのカネ」と言ってもバチは当たらないかも。
24位。ソウルファイター。ネオファンタジアの下。諸般の事情でお世話になったので、感謝の気持ちを込めて。24位って指名順位にも感謝の気持ちが反映していたりする。
25位。カフェブリリアント。また松山カフェ。去年リストをグチャグチャいじった結果、無駄にリストの下位に書いてしまい上指名できなかった、サウンドオブハートの下。
26位。カフェリュウジン。みたび松山カフェ。もっとも、上の2頭は多少夢見てるけれど、この馬は「ダートでコツコツ」って路線。
27位。プーカ。珍名がどうかと思うけれど、松山康調教師の馬だから許す。血統だけ見たら堅実にコツコツ稼ぎそうな馬だけど…
28位。ナーサリーライム。フトシ調教師のところの「殿下の馬」。牝馬なのでよほどのことがない限り「天才騎乗」は難しそうだけど…ダービーの日に他の馬のため来日して、その日の平場500万下に出走ってのはどうだ。
29位。シーユーアラウンド。またまた松山康調教師の馬。信者なんだから仕方ない。リアルで一口持ちたいタイプの馬だけど、個人馬主(吉田勝巳)なのね。
30位。最後の指名。ここは三振覚悟の大振りってコトで、エイプリルスカイズの10。なんとなくだけど、オヤジ(シングスピール様)に似てる気がするので。「私の選ぶ世界5大競走馬」(ちなみに原居民様、シングスピール様、ダイタクヘリオス、フジヤマケンザン、ファンタスティックライト様。共通項は「私に大事なことを教えてくれた馬」である)の一角に似ているんだから、期待はしたいよね。
以上30頭。フツーのPOGマニアから見れば「なんじゃこりゃ」ってリストだと思う。でもいいの。そーゆーモノなんだから。あとはみんな頑張って欲しい。ただそれだけです。
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