2月20日2009/02/20 23:10

 コマンド85号付録「レッドタイフーン」は、ちょっと手強いゲームだと思う。まだ「どーやって戦ったらいいのか」よくわかりません。リプレイ記事の検証(ある意味研究の初歩)すら、ちっとも進まない…
 
 なお、リプレイ記事には用語の混乱がある模様。赤軍の「南西方面軍」だの「北西方面軍」だのといった、ゲームには存在しない軍の名称が出てくる。しかも、「南西方面軍」=「西部方面軍右翼(つまり北側)」、「北西方面軍」=「西部方面軍左翼(つまり南側)」かも?って疑念が…あと、第1ターンに「カリーニン方面軍の移動は躊躇したが、」という記述があるけど、この方面に「移動することによって地形効果を打ち消せる」場所が存在しないことなどを考えれば、これは「北西方面軍」かと思われる。その他、リプレイ検証段階では意味不明な記述もあり、どう戦ったらいいのかよくわからん。まあ、折を見てより突っ込んだ研究をするしかないんだけど。とりあえず今現在、私が無茶な攻勢を命じられた赤軍のように混乱中なのは間違いない。
 
 とまあ、未消化ネタに関する愚痴はココまで。このゲームについては、また後でお届けしよう。本日のメインネタは、もっと下らないモノ。題して「最近の若い者は…」である。私の嫌いな台詞ではあるんだけど、つい言いたくなったので。なお、ネタの色はコレ。何故なのかは、読めばわかる。
 
 私は、「最近の若い者は…」って台詞を極力口にしないようにしている。今もって馬鹿進行中の私にとって、若い連中がどうこう言ったって説得力無いからね。それに、若い頃は私も今に輪をかけて馬鹿だったことだし。でもねえ。コレに関しては、ちょっと黙っていられなかった。
 
 そのキッカケは、あるドラマCD。この時点でフツーの人は頭痛がしてくるハズだが、ソレは無視。何でも、「『コミケ帰りのゆりかもめで、彼氏が甘い言葉をささやいてくれる』――こんなシチュエーションを楽しめる“腐女子乙女”向けドラマCD」だそうな…私はヲタクだからして、ドラマCDってのは当然許容範囲。妄想バリバリなのも、この際許そう。良くある話だ。でも、1点許せない部分がある。
 
 許せない点とは?言うまでもない、「コミケ帰りをナメるなぁ~!」って部分である。あのね、コミケだよ?生き地獄コミケだよ?暑さ寒さに耐え忍び、購入した同人誌という重い荷物担いで西へ東へと飛び回る、「ヲタクにとっての戦場」だよ?その帰り道に「彼氏に甘い言葉」?あのなあ、それはコミケってモノをナメてないかぁ?
 
 いやね、本当はわかっている。コミケが本当の意味で「生き地獄」だったのは、晴海でやってた頃の話。あの頃に比べれば、今のコミケはずっと楽である。なにせ、自動販売機やコンビニで飲み物買えるんだから。晴海時代の「真夏なのにホットしか残ってない自販機」しかなかった時代に比べれば、今のコミケなんて地獄じゃない。
 
 それに、最近は「ライトな」参加層が増えた。混雑避けるために早めに帰る層は昔からいたけど、それでも昔は「可能な範囲で」粘ろうとしたモノ。今の客は「お目当てのモノをさっさか入手し、後はさっさと帰るだけ」って参加者の割合が増えた。魂削って買い物してる奴は今も山ほどいるけど、そうじゃない奴の方が主流と言われても仕方がない。
 
 それでもねえ。やっぱり私の意識としては、コミケ帰りを迎えに来た彼氏がささやく「最も甘い言葉」って、「重そうだね、荷物持ってあげるよ」以外あり得ないと思うんだな。どーせ買った同人誌の大半は宅配便で送るんだろうけど、それでも「手元には結構な荷物が残る(あえて残す)」のがフツーだと思うし。去年の有馬記念後の飲み会で、私が「荷物が重い」って愚痴を何度言ったとでも?他は何言われても心に響かないでしょ。
 
 本当を言えば、私も偉そうなことは言えない。「コミケと競馬の掛け持ち」は私の特技だからして。でも、コレは毎回「アタマの切り替え」の難しさに泣かされている。競馬の話題でダベるぐらいならともかく、馬券がどうこうってレベルにアタマを切り換えるのはタイヘンなのよ。その意味では、「そんなに早く2Dから3Dへアタマ切り替わるのか」って文句も言いたくなる。
 
 それにだ。「コミケ帰りのゆりかもめ」で甘い言葉をささやける野郎がいたら、そいつはまさに「KY」だ。周囲に詰め込まれている存在がどんな連中で、どんな心境にあるのかを考えれば、そうとしか言いようがない。ゆりかもめだと、たま~にフジテレビ前などから「そーゆー」雰囲気のカップルが乗ってくるけど、そいつらでさえ「混雑と異様な空気のため黙り込む」のがフツー(もっとも、「武勇伝」は聞いたことがある)だってのに。
 
 しかもアナタ、ささやかれている方は間違いなく「空気読める」んですよ?周囲にいるのは「同類」なんだから。にもかかわらず甘い台詞に酔えるんだとしたら、そのうち「腐女子仲間」から総スカン喰らう。そもそも、「コミケに参加した後」なんて、同人誌の感想とか混雑具合がこうだとかいった「コミケ関連」の話題をしたいんじゃないのかね?ソレをこらえて彼氏に話を合わせるのは不可能じゃないと思うけど、それって楽しいのか?
 
 私の意識の中では、「コミケ後に甘い言葉をささやいてもらう」なんてシチュエーションは、論外…どころか、悪夢だと思う。けど、この場合「間違っている」のは、おそらく私の方だ。私はその昔の「コミケとは、日頃の行いが悪いので落とされる生き地獄」って時代から出入りしていた関係上、どうしても無駄な気合いが入っちゃうからねえ。今の若い連中は、もっとライトな感覚でコミケに行っているんでしょ。それが悪いとは思わないけど…「コミケを軽く考えてる連中が会場からいなくなれば、もっと買い物楽なのに」という、邪なコトを考えたくもなる。
 
 ちなみに、実際コミケに参加している女性が、行き帰りにどんな会話してるかについては…まあ、言わぬが花としておこう。私が知っているのは、しょせん「立ち聞き」レベルだし。一応養護しておくと、別に「専門的なコト」ばかり話しているワケでもなく、仕事の話とか友人の話と言った、「ごくフツーの奴でもする会話」も多いんだけどね。
 
 コミケだからって気合いが入るのは、今だとむしろ「年配の証拠」なんだろう。その意味では、「コミケを何だと思っているんだ」なんて台詞は、アタマが固くなった証拠なのかも知れない。けど、私の知ってるコミケってのは「生き地獄」だったし、今も(程度は軽くなったけど)やっぱり「生き地獄」だ。時代遅れと知りながら、つい愚痴りたくなる気持ちもわかって欲しいね。つーか、真面目に「こーゆー愚痴言われた程度でコミケに行きたくなくなるような奴は、片っ端から追い払いたい」んだから(苦笑)。

コメント

_ 天津老師 ― 2009/02/21 13:41

こんにちは。ゲームの話ではありませんが、とても面白い話題なのでコメントします。
私は万人が認めるおっさんで、コミケはTRCに行く前の晴海から知っています。
で、この大いなる昔からコミケの後、デートしている人はいました。私も、F男さんのいう「生き地獄」の晴海(TRCから帰ってきた後)の夏コミのあと参加した女の子とデートをしていました。
昔でも全員が体力の限界までがんばっていたわけではありません。当時も後の予定のために体力を温存するという合理的な思考の人もいたのです。
というと「コミケに全力投球して、デートは別の日にすればいい」というかもしれませんが、大きなイベントの後だからこそ恋愛モードに突入するという現象を無視した意見です。「後夜祭効果」というやつです。
学校内で付き合っているカップルなんかいつでも会えるくせに、体育祭や文化祭の後に異様にいちゃついたりするものです。学園ものの恋愛ゲームでも、後夜祭が重要なポイントになっているものはいくつらでもあるでしょう。乙女向けのCDでは、設定がコミケになっただけなのです。驚くには当たりません。
「コミケッコン」という言葉が出来たのも20年以上前のことです。結局、F男さんの言っていることは「世代間の問題」ではなく「イベントに対する姿勢の問題」、別の言い方だと「硬派対軟派の対立」だと思います。「硬派対軟派」というのは映画の「若大将シリーズ」のころからある話です。
昔、体育祭や文化祭のときに「女のことばっか考えてないでもっとまじめに行事をやれ」と怒っているヤツがいました。硬派なヤツです。F男さんの日記を読んでそんなヤツのことを思ったりしたのです。ではでは。

_ F男 ― 2009/02/21 14:52

こんなネタにコメントつけていただけるとは。感謝しつつも恐縮しております。
私は実はTRC時代からコミケを知っており、何も「コミケ=生き地獄」だと決めつけているワケじゃないんですけど、当時から「気合い」は無駄に入っていた気がしますね。その意味では、おっしゃるとおり私は「硬派」なのかなと。今まであまり意識してなかったのですが。
私は別に「コミケでナンパするな」とか、「コミケの後にデートするな」とまでは思っていないんですけど、コミケ後のゆりかもめ車内って、文化祭で言えば「開催終了して、後片付け&後夜祭までの準備中」にあたると思うんですよ。そーゆータイミングでイチャイチャしてたら、先輩などから「キリキリ働け!」って蹴りが飛んでくるのでは(笑)。正直言うと私は蹴られましたし、後輩を蹴ってました。
今回のネタは、若い奴がどうこうではなく、「文化祭中にサボってイチャイチャしてやがる後輩を見つけた先輩の心境」から来た話だったワケですね。良かった、私もまだまだ若い(苦笑)。

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