9月5日2008/09/06 03:02

 まずはブラウザ検証の追加情報から。Chrome・Firefox・Opera共々HKJCのサイトはマトモに表示できず。この調子だとIE8の通常モードも駄目だろう。これはおそらくHKJCが何らかの対応を取らない限り、どーしよーもない。ただ、IE6系列を「切れない」と推定されるHKJCの対応がいつになるかは…
 
 それともう1点。先日書き忘れたんだけど、Google Chromeは「ユーザーがどのサイトにアクセスしたのか」Googleに報告している(オフにすることは出来る)らしい。ま、この会社の考えそうなことだな。完成度が高いのならともかく、出来が悪いのにそんな機能があるのは生意気と判断、削除しました。その結果、メイン:Firefox、観賞用:Safari、HKJCなど一部特化サイト:IE、って使用パターンになりそうです。
 
 とまあ気がかりを解消した上で、本日もこの色の話題でいこうかと。面白いサイト見つけたので、紹介しようかなと思って。
 
 いつものよーにネット上をテキトーに彷徨い歩いていた(Firefoxのテストも兼ねて)ところ、GamerTrainerってサイトを紹介しているのを見つけた。ちなみにリンク貼ってないのは「仕様」です。英語サイトなので。ちなみに、私はアクセスすらしてない。
 
 このサイト、要は「初心者ゲーマーにトレーナーを紹介する」サイトである。対象のゲームはいわゆるオンラインもの。私も「タイトルは聞いたことがある」ってものが中心かなあ。ただ、私はこの手のゲームはプレイしないので、詳細は不明。
 
 トレーナー紹介されてどーすんのか?オンラインゲームなので、ネットでトレーニングを受けるらしい。トレーナーは全員公認トレーナーだそうな。料金は1時間30$(回数券があるらしい)。これ以上のことは私にはわからない。調べればわかるんだろうけど、特別そうする必要は感じなかった。
 
 まあ、この話のツッコミどころは山ほどある。トレーニングならAI相手に1人でやれよとか、「公認」トレーナーって何だよとか、1時間30$って高い/安いとか。ただ、私は「これはこれで面白いサービスだ」と思ったので、あえて肯定的に深くほじくり返してみよう。しかも、「日本での展開」を視野に入れて(笑)。
 
 日本人ってのは、ヘンなところケチである。最初に思い切ってカネ使って素早く上達した方が、トータルでは安上がり…って局面であっても、投資に金をケチるのがむしろ普通。ケチというより、カネの遣い方が本質的に下手なだけって話もあるんだけど。それゆえ、「たかが遊び」に、こういった形でカネ使うのは抵抗が大きそうな気がする。
 
 ただ、モノによっては「最初にキチンと教わった方が、上達が早い」のも確か。この手のオンラインゲームがそうなのかは知らないけど。それを考えれば、カネ取るかどうかは別にして「ティーチングシステム」を作る意味・意義はあるのかもしれない。
 
 カネ取らないでどーやってティーチングシステムを?まあ、ゲームメーカー側が「サービスの一環として」始めるんだろうな。ここで「最初にシッカリ教わると、上達が早い」って評判が広まれば、カネ払ってまで教わりたいって奴が出てきそうなモノ。特に最近は「大きな子供」に遊んでもらってナンボってゲームも増えているわけで、こういう「経済力はあるけどヒマが少ない」連中のニーズを考えたら、「上達に必要な時間を節約できる」トレーナーの存在は、もっと注目されて良いのかも。
 
 もちろん、ここで問題になるのが「トレーナーの育成方法」。単にゲームが上手ってだけじゃ、トレーナーとは呼べないでしょ。ある程度は指導能力がないと。ただ、これも「トレーナーを育成しよう!」って目的意識を持って取り組めば、ある程度までは何とかなりそうな気がする。
 
 もっとも、ゲームメーカー側は「そんな話は検討済み」なのかもね。オンラインゲームには「管理権限持った奴を送り込むのが当たり前」みたいなので、その延長としてトレーナーってアイデアを検討したことがあってもおかしくない。ただ、今の日本での流行は「特別トレーナーを必要としない」システムが主力(MMORPGは多分そうなるよう設計されてるのでは?)じゃないかって気がするのも事実。その辺も含めた実務上の話となると、当然のことながら私の手には余る。
 
 ティーチングシステムの話となると、この色の話も少しは考えてみたいかな。現状、この世界にはロクなティーチングシステムが存在しないからねえ。「そんなもの必要ない」って意見が大半だろうけど、それじゃ話が膨らまないので、ここであえて「ティーチングシステム導入論」を展開してみたい。
 
 実を言えば、この世界では「他人にゲームを教える」というのは良くある話である。ただ、対象が「対戦相手になってくれそうな奴」に限定されてるだけだ。了見の狭いゲーマーの話なんて良く聞くけど、「このゲームをプレイした経験がある奴しか相手にしないよ」なんてのは、むしろ希。普通は「ルール?教えますよ」と言って簡単なルール解説して、インストプレイに誘うことを視野に入れる。誘う相手は「業界の常識」(ZOCとか戦闘比計算とか)を知っているので、とりあえずプレイはできるわけだ。ま、まともなプレイになるとは限らないけど。
 
 それを考えれば、「他人にゲームを教えるテクニック」ってのは、もう少し注目する価値があるのではないかなあ。まず最初は「普通のゲーマーに、特定のゲームのルールを教えるコツ」(比較的確立してるはずだ)をまとめるとか。そこから話を膨らませてゆけば、長年放置されてる「初心者育成」のためには…ってトコロに行き着く気がするんだけど。
 
 この問題は、雑誌にとっては「実はかなり重要」ではないかと。毎号付録ゲームがあるんだから。「このゲーム面白いよ!」って評価を定着させようと思ったら、やっぱりプレイしてもらうのが一番。そのためには、「興味を持ってゲーム買って熱心にルール読み込んだ奴が、どうやって対戦相手にゲームのルールを教えるか」も重要ではないかと。現状でもそれなりに機能しているとは思うけど、「他人に何かを教える」のはそう簡単なモノじゃないだけに、「こうやって教えるとわかってもらいやすい」って小技を紹介するのは、プラスが大きい気もするんだな。
 
 ま…これを言い出すと、私も「偉そうに語っているだけ」じゃ済まされない。「ヒト電」の記事を書く時に、編集側から「プレイしたことない奴が、プレイしたくなるモノを!」って趣旨の注意をされているわけで。これって結局「ある種のティーチング」も含むと思うんだな。「まずはすげー単純な戦場をあえて詳細に語ることから始める」ってのが私の採用した「手法」だけど、もっと他にいい手法があったかも。
 
 他人に何かを教えるってのは難しいけど、ある意味避けて通れない。その割には、案外おざなりにされてる分野じゃないかって気がする。「たかがゲームでトレーナー?」と感じるのは、むしろ間違ったことなのかも。そんな考えに至ったので、話題にしてみたんだな。ま、だからって「試しにトレーナーをつけてもらうか」ってなりゃしないけどね。私はオンラインゲームプレイしないから(苦笑)。

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