10月24日 ― 2005/10/25 00:48
何だかんだで久々の更新に。いかんねえ。別にサボってたワケじゃないんだけど…ま、色々あってね色々と。
とりあえず話題は貯め込んだけど、何から語るか迷うなあ。ま、今日語っておかないと後が大変そうな野球ネタいくか。当然日本シリーズ関連で。
第1戦が濃霧中止とはいえ10-1。第2戦は10-0。マリーンズの大差勝ちとなった日本シリーズ。マリーンズ打線は破壊力よりつなぎのうまさが身上だっただけに、少し意外な結果かな。
こうなった主要因は、やはりプレーオフからの勢いでしょ。ここまで間隔なしに緊張感を保っているだけに、確かに勢いは感じる。対する虎は消化試合がやや少なかった関係上、ちょっと調整が難しかったかも。
こうしてみると、プレーオフってのもかなり興味深い制度だねえ。「日本シリーズに、勝てるチームを送り込む」って役割は果たしてる気がする。なにしろ勢いはつくし、「ドコが出てくるか断言できない」って事情があるから、セリーグ側はスカウトやりにくいし。セリーグ側がケチをつけてる理由の1つがコレかもしれない。確かにやりにくそうだ。
とはいえ、ここで休養挟んで甲子園入りとなるので、流れが変わる可能性はある。大差負けで雰囲気壊しているのならともかく、冷静に考えると「虎の野球」をやって負けたワケじゃない。自慢のJFK打たれて僅差負けするより、ダメージは小さいのでは。
虎が流れを変えるためには、とにかく「諦めない、先にミスしない」野球を心がけるべきではないかと。今のマリーンズは、仮に1戦落とした程度じゃ再び盛り返してきそうなほど勢いがある。まずは粘って勢いを止め、そこからじわっと流れを掴むべきでは。第3戦は勝ち負けよりも内容が重要だと読む。流れさえ止めれば、虎ならそこから4つ返す力があると思うので。
ただなあ。虎ってのは地味に「打つ・投げる・守る」のは上手いと思うけど、「野球」はさほど上手くない気がする。多少淡泊なところがあるような気がするんだよね。長いペナントなら「下手に粘るより、自力で勝負」って考え方で大丈夫だと思うけど、短期決戦は「どう流れを掴むか、それをどう止めるのか」が大事になってくるからなあ。そこが少しだけ心配。
虎の野球が淡泊なのは、どうも監督のせいじゃないかと…いや総合的に見たらいい監督だと思うんだけど、こと野球に関する限り、ちょっとボンボン入ってる気がして…球団再編騒ぎを「やっていけない球団があるんやから、しゃーないやろ」で片付けるとか、予告先発をあっさり受けるとか…そこがまた魅力かつ長所にもなってる、ってのは大いに認めるんだけど、場合によると欠陥になりうるんじゃないかな。
ひょっとすると、この監督の性格が大敗の遠因になったかもしれない。確かに間隔空くのは不利だ。ただ、ある程度は中間の調整次第で解消できた気がするんだよね。競馬でも最近は休み明けの調整技術が発達してるワケだし(笑)。ここで「泥臭い」調整を選択しなかったことが響いているのかも。少なくとも2戦目の大敗は避けられたのでは。
ただ、こういう性格の監督は大差負けを引きずらない傾向がある。焦って自滅っていう最悪のパターンはないのでは。後はいかに些細なミス(第2戦では尾を引いた)を減らし、流れを掴むか。さすがに2敗は痛いけど、自力を考えたらまだまだ追いつめられた感じはしない。
マリーンズの課題は、とにかく勢いを消さないことでしょ。2つ、いや3つ負けるまではイケイケドンドンでもいいと思う。下手に「基本に返って…」などと言い出すと、勢い止まっちゃうからね。がっぷり組んで戦ったらさすがに不利だと思うので、勝っても負けても相手に「野球がかみ合わない」と思わせ続けるのがいいのでは。
今回の両チーム、応援が派手なことでも有名だ。その点を考えると、虎は千葉マリンの応援に戸惑ったのかも知れない。なにせセリーグで唯一「甲子園でのアウェイ」を知らないチームだからね(苦笑)。地元に戻れば「いつもの」野球ができるのでは。対するマリーンズは甲子園に戸惑うのか、それとも福岡ヤフードームで罵声を浴び続けた経験を生かして乗り切るのか、実に興味深いと思うな。
去年で消滅しても不思議の無かった日本シリーズ。また何かときな臭い話が出てきている昨今、「あって当然のモノ」ではなく、「常に守ってゆく覚悟」が必要じゃないかな。それだけに、試合してる球団のファンだけでなく、全ての野球ファンを熱くさせる試合をしてもらいたいもの。とにかく両軍とも頑張れ!
10月25日 ― 2005/10/25 23:20
本日はゲームの話題。菊花賞だってのにゲームの方に顔出したから…ってわけじゃなく、少し他の話題で。題して「ユニットの種類の和訳」。一応は部外者向けの話題だけど、そんな奴はこの色の話題読まないでしょ(苦笑)。
将棋に「飛車」「角行」があるように、シミュレイションゲームにも色んな種類の駒がある。将棋と違うのは、見た目同じでもゲームによって色々「できること」が異なる点。ま、「戦車は2回動ける」とか、「攻撃しながら前進できる」なんてのが代表。だからルールをいっぱい読む必要がある。
そーゆー区分けとはまた別に、国籍が異なると「本質的に同じなんだけど呼び名が変わる」駒がある。これは単に雰囲気の問題。当時米軍が何て名前付けてたのか、独軍はどう呼んでいたのかで使い分けてるだけ。ただ、ゲーマーの間じゃ無意味に常識と化してるようなので、一応紹介してみようかと。
フツーの歩兵中心の部隊ってのは、おおむね「歩兵」と呼ばれる。これは大抵基本となる部隊なので、駒1つ1つを指すときは「第1師団」などと「歩兵」を略すことが多い。例外は赤軍ことソ連軍。「狙撃兵師団」などの長い名前で呼ばれることが多い。これは別にゴルゴ13みたいなのがいっぱいいるワケじゃなく、「ライフル師団」の完全和訳がこうなるだけ。
フツーの歩兵が単なるトラックに乗って移動する場合、「自動車化歩兵」と呼ばれる。ただ、米軍では普通この名前は使わない。大抵トラック乗ってるから。英軍もこの名前で呼ぶことはないのがフツーだけど、別に全部トラック乗ってたワケじゃないようだ。英軍は長い期間世界中で戦ってたから、ワケわからん。
問題はココから。装甲版のある頑丈なトラックに歩兵を乗せた部隊(実際は戦車とかもそこそこ持ってるけど)の場合、独軍だと「装甲擲弾兵」、英米または赤軍だと「機械化歩兵」と呼ばれる。「擲弾兵」って何かって?要は手榴弾投げる人のこと。かなり昔、まだ歩兵が槍持つことも多かった時代から使ってる区分らしいので、実態とさほど関係ないようだ。
戦車中心の部隊はややこしい。英米軍が「機甲」、独軍が「装甲」、赤軍が「戦車」になるらしい。少なくとも「第3帝国」ってゲーム(古典的名作の1つ)じゃそうなっていた。英語でも「アーマー」「パンツァー」「タンク」って区別されてる。どいつもこいつも要は戦車のことなんだけどねえ。まあ少なくともゲームの本場アメリカの大メーカーがこう呼ぶと決めたので、日本でも区別するのが一般的のようだ。ちなみに日本軍は「戦車」を使う。ほとんど出てこないけど。
もっとややこしいのは、ちょっと強い兵隊の部隊。英軍・日本軍が「近衛」、独軍・赤軍が「親衛」になる。けど、英語だと英軍・日本軍・赤軍が「ガーズ」で、独軍が「SS」なんだな。要は親衛隊のことなんだけど、英軍・日本軍の「ガーズ」は「王宮(皇宮)を護衛するための連中」ってだけで後はフツーの部隊と大きく変わらないのに対し、独軍・赤軍の場合は「特別に強い連中」がこれを名乗った。独軍のSSってのは日本語でもそのまま使うことが多い。
こいつらが実際の盤上でどう動くのかはゲームごとに違うけど、名前はこんな感じになる。プレイしていればそのうち自然と覚えるんだけど、そこそこのベテランでも時々勘違いするんだよね。別に覚えたからどうってワケじゃないけど、とりあえずは紹介してみました。
なお、日曜は「賭けオンスロート」なる無謀な対戦から逃げ、「関ヶ原」って別のゲームをプレイしてました。これがまたヘロヘロで…色んな意味でバチが当たったのかも。ま、月が変わればツキも変わると言うことで(苦笑)。
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