3月22日2007/03/23 00:58

 本日の話題は、ある意味多数ネタかな。「読み逃げ禁止」なるものについて、私の観点から語ってみようかと。正直、そんな概念が存在してることにとても驚いたので。
 
 読み逃げって何か?アクセスした痕跡を残しながら、コメント出さずに去ってしまうことだそうな。フツーのブログじゃ関係ないのかもしれないけど、一部のサイトでは問題視する奴がいるらしい。
 
 とりあえず私のサイトの話をすると、「読み逃げ禁止」なんて全く考えもつかないコトである。そりゃそーだ。ドコの誰が読んでも「ごめんなさい、ついて行けません」って話題があるってのがココのウリ。話題の色を見た瞬間、「今日はパス」と立ち去られても文句は言えない…つーか、公式に「そうしてもらってかまわない」ってことにしている。そのために導入されたのが「話題別色分け」なんだから。
 
 そりゃあ、私もコメントもらうと嬉しい。けど、それを強制できるようなモノを生産してるとは、とても…話題のワケわかんなさだけでなく、文章の質・量などを考えてもそうなる。「コメントもらって当たり前」などと言えるような作品をコンスタントに出せるのなら、少なくとも同人誌作って売りますね。私の中じゃ、「形に残るモノを、カネ出して入手してもらう」ことの方が価値が高いので。
 
 コメント量から推定すると、ここを定期的に訪れる人(それなりいるという証拠がある)の全てが「読み逃げ」を当たり前と考えているようだ。ま、そりゃそーだ。私も「読み逃げ」しまくりであり、それを悪いなどと思ったことはない。ただ、それだけで片付けたんじゃ面白くないでしょ。つーわけで、私なりに「読み逃げを禁止する心理」を分析し、私のような奴とどこが違うのか説明してみようかと。
 
 何で読み逃げを禁止するのか?カギはどう考えても「人間関係」だな。訪れる人=お友達って意識があり、それをきちんと確認したいんだと思われる。確かに、理屈としてはわかる気がするね。単に訪れるだけなら、赤の他人でもできる。リアルだと「赤の他人」と「友人知人」を区別する手段として「挨拶」ってものがあるけど、ネットで「こんちは」だけってのもマヌケだ。だから、コメントちょーだいってことなのでは。
 
 しかし…私の感覚からすると、なんか違うよなあ。そういった手段でいちいち確認しなきゃイケナイ人間関係ってのは、どーなのよ。相手のサイトを訪れるたびにコメント残さないとイケナイって関係より、年に1~2回リアルで会うって関係の方が、よほど強固な絆じゃないかね?「コミケでしか会わない」とか「福島競馬旅行でしか会わない」って友人が山ほどいる私にしてみれば、真剣にそう思いますね。
 
 「挨拶の意味でコメントを」ってのも、正直引っかかる。コメントってのは、そんなに軽いモノでいいのかねえ。私もコメントもらうと嬉しいのは事実だけど、「書くのが当たり前だから書いた」なんてヌルいコメントより、「書きたくなったから書いた」ってコメントの方がずっと有り難いと思うんですけど。そういうコメントをいかに引き出すか、しかもこんなワケのわからんコンセプトで…ってところに、このサイトを運営する楽しさがあるんじゃなかろーか。正直、成功してるとは思えないけど。
 
 私が一番信じがたいのは、何と言っても「赤の他人に読まれることを嫌う」心理かなあ。そんなものをネットで公開するなよなと。私は一応同人誌作家の端くれだったことがある(今でも心だけ現役)ので、「赤の他人に自分の文章を評価してもらう」ことを怖がってはいない。「つまんねえ」と思われるのはシャクだけど、それから逃げるワケにはいかないのだ。同人誌なんてモノを作るからには、赤の他人に「つまんねえ」と思われるのを承知の上で、それでも訴えたい何かがあるのだから。こんなつまんねえ、ワケわからんサイトであっても、そういう精神は忘れてないつもりです。
 
 人間関係なるものがビミョーで難しいってのは、私も認める。マナーとか常識といった、「確固たるモノがあるようで実はない」モノに頼るのも必要でしょ。そう考えると、「読み逃げ禁止」が即悪いとは思わない。けど…できれば「読み逃げされる勇気」を持ってもらいたいかな。それで傷つくとか駄目になっちゃうような人間関係なんて、しょせん大したモノとは思えないので。
 
 ただまあ、私が偉そうなこと言えるのかと言えば…どうかなあ。とりあえず、「大半がワケわかんないネタなのに、読み続けてくれる人がいる」のは、とても有り難いことだと感謝しています。はい。

コメント

_ takoba39714 ― 2007/04/04 22:43

こんばんわ。読み逃げ常習犯のtakobaです。
この記事の論旨には大きく同意いたします。
でわ、これにて逃げます。ピュッ-

_ F男 ― 2007/04/05 23:04

来る者拒まず、去る者追わず…

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