11月4日 ― 2010/11/04 23:41
体調不良(ダルさが抜けない、季節の変わり目に多い)及び某ゲームにハマってしまった関係上、ネタはあるのに更新不能です。申し訳ない。
11月6日 ― 2010/11/07 00:52
某ゲーム、相変わらず絶賛ハマり中。普通なら「短期間だけ集中してハマる」ものなんだけど、色々と…フルコンプしなくちゃ気が済まないモノ(過去作は全部フルコンプ)なので、仕方ない。
本日の話題は、色々あって更新サボっている間に貯まったネタの中から、秋天の後にあった某飲み会について。「あっぱー」なる存在がいかにトンデモネーものなのか、無意味に再確認させられたので。
秋天当日、私は府中にいた。誰か他に来てないか?と思っていたところ、RH西葛西店殿と遭遇。ここまでは良くある話だ。「大レースの日なら、待ち合わせしなくても友人知人と遭遇する」って話のドコがフツーなのかはさておき。するってえと、競馬が終わったらちょいと一杯…と思っていたんだけど、RH殿は「今日はミクシィ仲間と別の飲み会がある」という。
普通なら、「じゃあ、競馬終わったら解散しますか」となる。しかし、RH殿は「F男さんもどうですか?」と言ってきた。要は「そういうメンツの飲み会」なのねとピンと来たので、飲み会幹事に無断で私も参加することに。必要なら幹事に代わって店にワガママ言えばいいだけの話。この辺の割り切りは「あっぱーならば」当たり前だ。
私が飛び入りして問題ない以上、競馬関連の飲み会だってのはわかった。より詳しくは雑誌「競馬王」関連の飲み会らしい。RH殿はこの雑誌の別冊にあたるPOG資料本(いわゆる「黒本」)の編集を手伝った関係上、誘われたらしい。はあ、競馬雑誌の読者の飲み会ですか。ふ~ん…
はるか昔、競馬報知(後にファンファーレと改名)って競馬雑誌があり、そこの「あっぱれ倶楽部」というギャグ系読者投稿コーナーの主催が、常連集めて飲み会を開き、その付き合いが何故か今も続いている…ってのが「あっぱー」だ。そんなあっぱーたる者、「他の雑誌の飲み会」覗いてみたくなるのは、当たり前でしょ。RH殿もそんな「あっぱーならではの心理」見抜いて私を誘ったんだと思う。
普通なら、「見ず知らずの人間との飲み会」ってのは多少緊張する。しかし、私にそれは通用しない。どんな連中が集まって、どんな話題を出せばいいのか、かなりのレベルで察しが付くから。あげく、飲み会開始時間が遅かったからと「店に先乗り」し、RH殿と2人で軽く引っかける有様。このダメ人間っぷりは、あっぱーならデフォだ(断言)。
いい具合に酒が進んで迎えた飲み会本番(おい)。参加者は15名程度か?主催だけじゃなく、他にもいわゆる「競馬関係者」(雑誌の)が複数名いたけど、残りはフツーと言えばフツー、コアと言えばコア…な競馬ファン。自己紹介なんぞして「場を暖めた」後は競馬関係の雑談…という「よくある」流れ。その意味では、「あっぱー」が昔やってた行動とほとんど代わらない。雑誌が違ったからって、こんな集まりに顔出す「競馬バカ」の行動なんて、そんなものよ。
ただまあ、違いはあった。参加者の平均年齢である。かなりの割合が「オグリキャップ」前後(私も含まれるのかな?)に競馬を始めているのだ。その昔の「第1回あっぱれ倶楽部飲み会」でも似たような時期に競馬始めた連中が多かった記憶があるので、参加者の平均年齢は「あの後経過した年数」だけ高いってことに…もっとも、当時の競馬報知は一応「若者向け」ではあった(比較対象が競馬ブックだけだからなあ)ことを考えれば、これは仕方ないのかも。
なお、主催は若い女性。下手すると参加メンバーの中で一番若かった(苦笑)。競馬歴も浅く、主導権を獲ってどうこう…って感じではなく、それは他の「関係者」に任せていた。ただまあ、主な参加者の年齢が年齢なので、「誰かが音頭取ってくれないと盛り上がらない」なんてことはないでしょ。ついでに言えば、「飲み会が始まってしまえば、幹事らしいことを一切やらない幹事」に慣れてる奴が2人ほどいたりするし(笑)。
他の参加者の方々を簡単に評すると、「コアではあるけどフツーの競馬ファン」となるかな。競馬バカではあるけれど、アホバカっぷりは流石にあっぱーには及ばない…って、及んだらオカシーっての。比較対象が悪すぎる。「世界一バカな競馬ファンが多い国」日本でも、特に秀でたバカが集まっちゃったのが「あっぱー」だからなあ。そんなわけで、ここでイチイチ紹介するほど「面白い」話は聞けなかった。そもそも、「紹介に値するほどのエピソード」がゴロゴロ出てくるあっぱーがイジョーなだけなので、気にしないように(何を)。
私?飛び入り参加、しかも1杯引っかけてある…って状態ではあったけど、別にそう目立たなかったのでは?私も飲み絡みで色々エピソードを持つ人だけど、流石に一応手加減したし、特別注目を集めるほど「面白い」人間じゃないし。周囲がコアな競馬ファンだらけだから、そこまで目立ちませんよ。全力状態だったら知らないけど(苦笑)。
この飲み会、聞いた話では「第2回目」らしい。ただ、前回はさほど集まりが良くなかったらしく、ミクシィの告知で参加者増やしてみました…ってのが今回だとか。前例が少ない集まりなので、色々試行錯誤しているんじゃないかな。とりあえずは今後も継続していきたいらしい。私が参加するかどうかはともかく…いや、別に参加したっていいんだけど、ミクシィに加入してない・競馬王は見かけた時に立ち読みするだけ…って奴が何度も参加するかぁ?次回以降参加するようなら、それは私が「オカシイ」だけだ…って、そーゆーことやりそうなのが私、って説は認めよう。
「あっぱれ飲み会」をよ~く知っている身からしてみれば、今回のような飲み会は継続して開いて欲しいし、盛り上がって欲しい。ただ、あっぱーと肩を並べるような存在になるかどうかは、わからない。ならない可能性の方が高いとは思う。ただ、可能性は秘めている集まりだ。初期の頃の「あっぱれ飲み会」だって、ソコまでブッ飛んではいなかった…ってことにしておいてくれ…いやまあ、ペンネームで救急車に担ぎ込まれた奴とかいたんだけどさあ!
とりあえず、参加者各位の方々はお疲れ様でした。なんかヘンな奴が飛び入りしてましたけど、見逃して下さい。今後も続くようなら、私もまた参加するかもしれないので、よろしくお願いします。参加していいのかどうかは、小一時間ほど議論する余地があるとしても。
11月9日 ― 2010/11/10 00:54
本来ならば「心ならずも放置してしまった」ネタを採り上げたい。けど、とりあえずその前に新規ネタを。吼えておかないと精神衛生上良くないので。つまりはまあ、そーゆーネタです。なお、悩んだけどメインの色はあえてコレで。
日曜日はMiddle-Earth東京支部例会。この日私はいわゆる「ウォーゲーム」に分類されるようなモノを全くやらず、ひたすら「ドミニオン」系のカードゲームを遊んでいた。これはちと理由がある。最近ウケてるこのゲームを「体験したい」って人のためのインストに参加したから。一応私は「経験者」だからして。
ドミニオンとは、どんなゲームか?う~む…簡単に説明すると、「場に出ているカードを購入して、自分のデッキを作ってゆくゲーム」となるのか?詳しくはググるなりして調べて下さい。説明するより、実際やってもらった方が「わかる」とは思うんだけど。
ウォーゲームじゃないけど、ドミニオンは面白い…ってのはいい。ここでイチイチ触れるような話じゃないでしょ。問題は、諸般の事情により私が初プレイした「ばるば☆ろっさ」(アークライト)という、「ドミニオン類似ゲーム」の方だ。コレについては、吼えたいことがある。
この色について行ける人間なら、まあ「何をやらせたいのか」おおむねわかると思う。バルバロッサ作戦と言えば第二次大戦東部戦線・独ソ戦だってのは「この世界じゃ常識」だからして。プレイヤーはみんな独軍で、「目標都市」を陥として勝利得点を稼ぐ。そーゆーゲームである。そんでもって、基本システムは「ドミニオン」亜流。
このゲーム、「私が気に入ったかどうか」、つまり私個人の印象を言えば、「イマイチ」だった。やらせたいことはわかるんだけど、どうも追加した要素が「ドミニオン」の良さを打ち消してるように思えて。その辺の細かい分析も重要なのかも知れないけれど、「ドミニオン」を知らない方に説明しようとすると「かったるい」シロモノになりそうなので、ココでは語らない。必要ならば、一緒に飲んだ時にでも聞いて下さい。
吼えたいのは、システムどうこうって部分じゃない。カードデザインだ。あえて厳しく「コレはダメだ!」と言わせてもらう。一応は同人ゲーム評論家の端くれを自称している私が「コミケ会場その他で」あーゆー感じのデザインをしたモノ見つけたら、作者に改善を強く具申する。つーか、真面目に今度の同人ゲーム即売会(11/28のテーブルゲームフェスティバル2010及び冬のコミケ)で、ドミニオン亜流の同人ゲーム作っている方々に「アレを真似ちゃダメだ!」と言いふらしたいくらい。実際にはそんな時間があるとは思えないけど。
カードデザインのドコがダメなのか?まず言っておくけど、イラストが「萌えミリ」なのは無関係。耐性がある私にしてみれば、心底どーでもいい。そりゃ「燃え」系の方が好みではあるけど、強制するほどのコトじゃない。駄目なのは、単純に「大切な情報が小さく印字してある」からである。まだ老眼の進みが遅く、比較的細かい文字に抵抗が薄いこの私に「論外だ!」と言わしめるほど。アレはないわ。40代以上の人間にケンカ売ってるレベルだ。
問題は「字が小さくて読みにくい」だけじゃない。ごく一般的な「カードの持ち方」(上を少し開いて下を指で持つ奴)をすると、一番手前のカードからして自分の指が邪魔でほとんど読めない。カードが上に重なる他のカードに至っては言うに及ばず。「ゲームに深刻な悪影響が出るほど、カードの機能性が低い」と評価するしかない。
腹立たしいのは、目立つ大きさの数値が2つほどあるんだけど、そのうち1つが「目立つ位置にデカデカと書く必然性を感じられない」モノだってこと。そりゃあね、片方が「購入コスト」でもう片方が「使用コスト」だ。「コストは目立たせなきゃ」ってのはわかる。けど、使用コストって「非機能(アクションとして使用しない・できない)」「1」「2」の3段階しかないんですよ?他の方法で表示すりゃあいいじゃん。「もっと他に大事なモノ、目立つように表示しなきゃイケナイものがあるだろ!」ってのは、私レベルでもすぐわかる。
そりゃあね、「イラストがやたらデカい」ってのが諸悪の根源っぽいのは認めよう。「売り上げ考えたら、イラストを大きくする方が大事なんだよ!」という主張があるのも認めよう。しかし、「カード全体におけるイラストの割合」をほとんど変化させなくても、より機能的なカードを作ることは可能だと思う。私個人の見解では、カードをデザインした奴にセンスがない。センスがない奴に「イラストを大きく取れ」という無茶を要求した結果、「ゲームと考えると機能性不足、イラスト集にしては余計なモノが多い」という、誰得なシロモノになっちゃったようだ。
ゲームのコンポーネントというものは、「コレクターズアイテムでありさえすればいい」なとという極端な例外を除き、「まずは必要な機能を満たしているかどうか」が問われると思う。これを満たしていないと、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って理屈で、イラストの出来でカバーすることも難しいんじゃないかな。そこを押さえた上で初めて「見た目がどうこう」って話になるのでは。なお、この理屈は「同人レベルでさえ、クリアしていて当たり前」の話であり、商業ベースのシロモノなら更に上が問われると思っていたんだけど…
私は、こーゆー「機能面に露骨な欠陥を抱えたモノ」は許せない。ゲーマーだから…ではなく、カレンダー&便せんマニアだからだ。イラストと機能面(カレンダーなら日付部分、便せんなら文字書くスペース)のバランスがどうこう…ってのを鑑賞するのが楽しくてこんなモノに深入りしている身としては、「もっと勉強してこい!」と言いたくなる。…ってことは何か?私はカードやらユニットやらに慣れ親しんだ影響がヘンな方向に作用した結果、カレンダー&便せんにハマったってことか?
ウォーシミュレーションゲームに限らず、ゲームに使う駒やカードなどのデザインについては、飲んだ場などで「アレはいい、コレは駄目」みたいな意見が交わされるけれど、より突っ込んだ意見が交わされる機会はあまりない。これはもったいない話だと思うな。どこかの誰か、少なくとも私より「ウォーゲーム以外のゲームに詳しい人」に、コンポーネント論をまとめてもらえると有り難いんだけど…「誰が描いたイラストなのか」だけで全てを語っているようじゃ、駄目だと思うんだけどなあ。
なお、余談を1つ。このゲームの機能性があまりにも低いので、私は最終的に「イラストでカードの機能を思い出す」という作業を行いました。大股開いているネーチャンはこの機能で、胸強調しているネーチャンはこれで…って感じで。この時点で既に「色っぽいか、趣味に合うか」なんてどーでもよくなってます。こういうドアホな作業を強いられるのなら、実は「萌えミリ系」イラストだってのはプラスだった気がする。「燃え系」だと戦場写真もしくは「リアル追求したイラスト」になりがちなので、絵柄やポージングなどに多少偏りが出るような。「記号の一種」と考えた場合、実は「萌え系」は「燃え系」より優秀なのかも。もっとも、ソレを言い出したら「『ばるば☆ろっさ』のイラストとして最も優秀なのは、ハリガネ弁当箱(ウォーゲームで一般的な、NATO式兵科記号のこと)である」という、よくわからん話になるんだけど。
私は一応「自称同人ゲーム評論家」だ。同人ゲームはどうしてもコンポーネントに難を抱えがちになるので、「厳しい制約の中でどんなコンポーネントにするのか」「あえて力を入れるなら、どんな部分か」なんてことは気にしている。それだけに、こーゆー「機能性を無視したコンポーネント」はちょっと許せない。「こーゆーのは駄目だろ!」って声を広めた方がむしろ業界のためになるような気がしたので、あえて長々と吼えてみました。とりあえず、ゲームに使うカードをデザインするのは早い。カレンダーのデザインからやり直せ(苦笑)。
11月13日 ― 2010/11/13 23:55
完全に風邪引いた。鼻水が止まらない。今年の風邪はどうやら鼻に来るタイプのようです。ご注意を。
11月16日 ― 2010/11/16 23:34
何とか風邪は治ってきた。「宿題」が溜まっているので、何とかキチンと片付けないと。けど、本日は宿題より先に、先週末の話題を。同人誌即売会コミティアに行ってきたのさ。リハビリを兼ねて、軽めにお届けします。
私にとってコミティアは、「マッタリできる」即売会である。他の即売会は何故か「色々忙しいんだよ」って話になっちゃうんだよね。じっくりマッタリと便せん&カレンダーを物色できるってのは、精神衛生上とてもよろしい。
ただ、折に触れて「仕事モード」が発動しちゃったのも事実。ゲーム系とはほぼ無縁に思えるコミティアだけど、そこはまあ色々ありまして。いくつかのサークルに「コミケで取材に行くと思いますので、その時はよろしくお願いします」とアタマ下げてきた。こういった「挨拶」はこまめにやっておいた方が良い…ってのは、ドコの世界でも変わりはしない。
同人誌即売会ってのは、何度も足を運んでこそ味が出る。次の即売会の為のリサーチとか、顔つなぎとか、各種情報収集とかあるからなあ。単純に「今ソコにある欲しい物を買う」ってだけじゃないのよ。いわゆる「即売会ベテラン勢」は大抵「そーゆー領域」に達しているので、いつまで経っても「足抜け」しない。だから少子高齢化が進んできたと言われる昨今でも、まだコミケは拡大傾向にあるのだろう。なにせ上が残ったまま下が入ってくるから。
今回の買い物の話をすると、カレンダーはイマイチ、便せんは豊作…ってな感じかな。このため、冬のコミケではカレンダー入手に重点を置きたいところだ。ただまあ、実際は「その場の雰囲気」に流されがちなので、我がコトながらどーなるのかサッパリわかんないけど。綿密な計画が「戦場の熱狂」でご破算になる…なんてのは、この世界じゃ当たり前のことでしょ。
もう少し経つとコミケカタログが発売され、ヲタクである私はカリカリし始める。コミケは基本的に「売り切れ注意報」を気にする必要があるので、コミティアみたいにマッタリできないからなあ。その点、この時期のコミティアに顔を出しておくと、ガス抜きになって多少冷静になれる。「だからどーした」程度の違いでしかないけど。
フツーの人間にとっては「即売会で戦うための鋭気を、即売会で養う」なんて感覚は理解できないと思う。私も理解したくてこうなったワケじゃない。いつの間にかそうなっちゃっただけの話だ。年月を経るごとにダメっぷりが増している分野だな。つーか、そんな分野ばっかりって気がするんだけど…
そんなわけで、「コミケのための調整」は上々です。坂路でジョッキー乗せてある程度速い時計を出し、終いもしっかりしていた…ってところか。後は実戦に行ってどうなるかだけど、ソコは一応ベテランだからして、何とかなるのでは。ただ、どーしても実戦に行くと燃えすぎて引っかかるんだよな…
11月20日 ― 2010/11/21 00:32
そろそろ宿題をやっつけないと。というわけで、本日は「祭:D-DAY」に参加すべく、この戦いに関連したゲームについて。
実を言えば、私はこのテーマには強くない。あんまりプレイしてないのよ。テーマとして駄目とか嫌いだとかってワケじゃないので、むしろ不思議なんだけど。どっちかと言えば「何故か誰も相手してくれなかった」みたいな感じか。
ただ…このテーマのゲームって、「ちょっとプレイしにくい」ものが多かった気がする。なにせ結構重いEP/SS「D-DAY」が「このテーマの中じゃ、軽い方」って気がするくらい。ビッグゲームばかりで、気軽に楽しめないテーマって気がするなあ。
理由は何となくわかる。この戦いの基本は「足を止めての殴り合い」だ。下手すると「動きが少なくて面白くない」モノになっちゃう。そこを盛り上げようと思ったら、細部を詳細に描くのが手っ取り早い。まあ、「有名な割にテーマとして面白くしにくいモノ」にありがちな現象だな。
とはいえ、EP/SSの「D-DAY」は何度もプレイしたことがある。ただ…その昔は独軍の英軍正面、最近は英軍ばかりプレイしているんだけど。昔は米軍正面担当が「先輩」で主導権を握っていて、装甲部隊は片っ端から取り上げられた。そのくせアツくなって消耗戦を繰り広げてしまい、「ボロボロなんで部隊下さい」と頼み込んで怒られる…ってコトが多かった。英軍正面なんてそんなモノ…と思っていたら、最近は英軍正面に山ほど装甲部隊が来て、本気で海に追い落としに来る。困ったモノだ(苦笑)。
個人的には、この戦いは「上陸作戦とその後の突破を扱った」ゲームより、戦略級ゲームで「どう上陸するか」を考える方が好きだ。できれば「西部戦線キャンペーン」よりも戦略級かな。これは理由がある。戦略級ゲームぐらいにならないと、「海に追い落とされました」ってコトが許されないからだ。他だと「ゲームにならない」「その作戦はどうかと」なんて言われちゃうんだよね。
上陸作戦ってモノは、実は最初にクライマックスが来る。準備の手間その他を考えれば、「上陸できませんでした!」なんてのは論外。けど、実はこの瞬間が一番危ない。上陸失敗とか、追い落とされたとか、ガッチリ守りを固められて突破できないとか言ったことは「ありがち」であり、作戦立案側としては「考えたくないけど、考えなきゃイケナイ」ことである。けど、ゲームでこうなっちゃったら「話にならない」で終わり。守る側も最初から「フツーはそんなコト狙わない」傾向がある。「D-DAY」ならともかく、ビッグゲームでは笑い事じゃ済まない。
そう考えると、戦略級でもない限りは「上陸作戦は成功するし、ある程度は突破できる」という「お約束」を設けてやらないと、ゲームにならない。ここがお約束になっている以上、史実において将軍や戦争指導者が一番アタマを悩ませた部分を考えなくて良くなっている。それが駄目とは言わないけど、私は「そういう部分」からして悩む必要がある戦略級の方が好みかな。あくまで上陸作戦に関しては。
ちなみに、戦略級ゲーム「ヒト電」の「D-DAY」に関しては、ロクに研究が進んでない。この辺は終盤も終盤なので、どーしても成り行き任せになっちゃうからなあ。ただ、私の印象としては、「史実と同時期の上陸じゃ遅い」って気がしている。残りターン数が足らないので、突破スケジュールがギリギリになってしまうから。むしろ43年に拙速を承知の上でアチコチ上陸作戦を強行し、「あえて追い落とされる」のを狙った方が良いのでは。この時期の独軍が「計算外の出来事」に対処を強いられた時の苦しみは、相当なモノがあるはずなので。
なお、たま~に「お約束」を無視し、本気で連合軍を海に追い落とそうとするプレイヤーがいるのは事実。アリかナシかはともかく、実は正しいのはコッチだって話はあるけどね。私個人としては、このテーマのゲームの作戦研究は「独軍が本気で連合軍を追い落とそうと考えた場合、どのような作戦が考えられるのか」「連合軍側はそれに対処するため、何をしなければならないのか」を詳細に語った後、マトモな展開を語って欲しいんだけどなあ。ただまあ、それをやっていたら誌面が足らなくなるって話はあるな。
色々グチグチ書いてきたけれど、この戦いがウォーゲーマー的に「燃える」テーマだってコトは間違いない。今後はもう少しこのテーマのゲームをプレイしたいものだ…な~んてコト書くと、怪物級のビッグゲームに引きずり込まれそうで怖いなあ。流石に2日間で終わらないゲームはカンベンして欲しいんですけど(笑)。
最近のコメント