8月17日 ― 2007/08/18 00:16
コミケ初日。本来ならば更新なんぞしてる余裕はない。「家に帰るまでがコミケ」どころか、私のように3日間全部顔出す(必要あるんだよ)人にとっては、「初日朝から3日目に帰宅するまでがコミケ」だから。しかしまあ、今回は色んな意味で「特殊な」スケジュール組んでいるので、これも予定の行動だったりする。とりあえず明日は午後から参加予定だし。
馬インフルエンザ流行により競馬が中止ってのもビッグニュースであり、ここで多いに語るべき話題なんだけど、これはさすがに予定外。語る余裕はないので、今回はパス。本日の話題はやはりコミケ。某氏から購入以来のあったシロモノの入手失敗を語る。弁解のメールは送ったけど、それだけじゃ私の鬱憤は晴らせない。
購入依頼があったのは、ガンダム関連のボード(カード?)ゲーム。ゲーム(電源不要)は初日の扱いなので、本日購入する予定だった。しかし、しかしである。
今年の私は、特殊なコネにより「初日」と「3日目」の2種類のチケットを入手していた。売り場の手伝い要員(以下「売り子」)として一応仕事せにゃならん3日目はともかく、初日分は純粋な好意により譲ってもらったモノである。いただけるなら拒まないけど、「もらって当然」っってシロモノではない。そもそも3日目だって私の手伝いが本当に必要なのかは議論の余地があり、毎度「チケットいただいちゃって、本当に有り難いなあ」という感謝を忘れるようなことは出来ない。それが人間関係ってモノでしょ。
チケットがあるのならば、ゲーム(電源不要)で売ってるモノを入手できるのは「確実」である。本来ならば。間違っても長い行列が出来るようなことはないのだから。ただ…ここに油断があったことは認めよう。
私は最近「ゲーム(電源不要)」であまり買い物はしない。その昔はテーブルトークRPGにカードゲームに…と幅広くプレイしていたので、それなりに欲しいものは多かった。しかし、最近はボードシミュレイションゲームのプレイ率が上がった(私にとって一番面白いのはコレだし)ので、逆に足が遠のいている。シミュレイションゲーム系の同人誌・同人ゲームもあるけど、私の趣味にマッチして、なおかつ勢いがあるモノって最近なかなか…作戦研究とかリプレイならブログで読める時代だし。とはいえ、私が初日にもでかける主要因は一応コレである。
もっとも…最近のお目当ては「企業ブース」である。邪道だとは思うんだけど、ある意味仕方がない。コミケ限定品売ってるトコロは多いからなあ。こういうモノも通販だの何だので買える時代だけど、「コミケで売ってる自分の欲しいものを、通販で買う」って行動には抵抗があるんだよね。私は「リアル店舗と現金決済」大好き人間なので。誰が何と言おうと、コレが取引のキホンでしょ。クレジットカードで馬券を買う時代が来ない限り、ずっとこう主張し続けるつもりである(笑)。3日間のいつ行ってもいいんだけど、売り子する3日目はできれば外したい。よって、初日か2日目(都合により変化)に行くわけだ。
企業ブースってのはそれこそ「色々」あり、場所によっては大混雑する。おまけに、「企業ブース」って専門区画は他から独立していて、まずソコにたどり着くだけで行列に並ぶ必要がある。しかも、この炎天下に野外で。私が入手したいモノはクソマイナーな雑誌の「コミケ版」であり、これ自体はさほど並ばずに入手できる…はずなんだけど、最近そうでもない。この手の店は「抱き合わせ販売」に消極的なので、「買う品を選ぶ」余地がある。他ならともかく、「人間の海」コミケでコレは…客の捌きが遅くなり、行列短い割に消化が遅いんだよね。その他にも「コミケ慣れしてない」売り子ばかりで、今回も何カ所かで暴れたくなった。わかってんのかマッ○ガー○ン、行列させられてる側から「あの、ここでは2列ですか?1列ですか?」って聞かなきゃならないたあ、どーゆーことよ。
閑話休題。話は昨日に遡る。寝る前の「作戦研究タイム」で、私は考えた。どういう順番で買い物すべきか。まず企業へ行ってからゲームか、あるいはその逆か。出た結論は「まず企業、次にゲーム」だった。結果的にコレが大失敗だったワケだけど。
何故そう考えたのか?企業ブースで買い物するってコトは、必然的に「炎天下で長時間過ごす」ことになる。これは何をどうしようが避けられない。チケット持っていて事前入場していても、「開場まで炎天下で過ごす」ことになるんだよ。これは仕方ないとして、より「快適」なのはドッチか。その結論が「先に企業…」である。まだ多少日差しが柔らかい(はず)の「開場までの時間」(9:00~10:00ぐらい)に日差しを浴びてる方が、その後に同じ時間日差しを浴びるよりマシと判断したのだ。
同じだったらまだいい。いくら何でも、「チケット入手して企業ブースで買い物できる奴」ってのは少数派である。選ばれた民である。一般の民が合流して人数がふくれあがる前にさっさと買い物した方が、どう考えても待ち時間が少ない。私の推定値では、最初に企業ブース行った方が、待ち時間を半分に短縮可能。この暑さを考えれば、どちらを選ぶのがフツーなのか、言うに及ばずでしょ。
しかし…正直に言おう。一抹の不安はあった。確かに、ゲーム(電源不要)は行列しない。そんなに人気がある場所ではない。しかし、ソレを見越して在庫も少ないのだ!ゲームってのは普通の本より制作に手間がかかるので、大量生産なんてやりゃしない。売り切れって不安はあった。でも…企業ブースの滞在推定時間が1時間ちょっと。何とかなると読んだんだよ。
今回は夏。冬のように「大事なレースと重なっている」とか、「カレンダーの吟味がある」なんてことがない。よって、「午前中にゲーム(電源不要)で買い物して、お休み入れて午後に企業回り」って手もあった。企業ブースの敵は「混雑」であり、売り切れはさほど心配しなくていい(在庫は山ほどある)からね。しかし…以前コレと似たような判断してたら「企業ブースの売り切れ」に遭遇したんだよね。おまけに今回、実は企業ブースにも「依頼の品」があり、コッチは(企業ブースにしては珍しく)「需要予測が難しいので、売り切れの心配有り」って指定が入っていた。ドマイナーな雑誌の連載作品だけどアニメ化予定あり…ってのは需要変化が読みにくいんだよね。しかも、店員の対応がなってないのは確実(苦笑)。下手すると数量限定かけるって概念がないので、品切れ起こされても文句言えない。しかも、依頼主はチケット融通してくれた人。ことコミケの時は神様である(笑)。ココに迷惑かかる可能性がある策は採用しにくい。
総じて判断するに、私が採用した作戦案は「まあ無難なモノ」だったと今でも思う。しかし、しかし…「いくら何でも大丈夫だろう」という予想は外れ、頼まれた物は思いっきり売り切れ。到着時刻は予定よりやや遅い(飲物休憩を多めに取ったので。そうでなきゃ倒れてた)11:40とはいえ…
責任転嫁するワケではないけど、いくら何でも「午前中瞬殺」は困る。そりゃあ事実上「一般入場者には売らない」と言ってるようなモノだ。推定では買った人間の8~9割が「ゲーム(電源不要)もしくはその付近にいた売り子」でしょ。そーゆー人間しか買えないモノを、コミケで売るなよな…「どうせそんな連中しか買わない」って(おそらく正しい)需要判断に基づいているんだろうけど。カシコイやり方だと思うし、最近の風潮(ネットなどである程度需要予測が可能)なんだろうけど、好きになれないやり方だね。不良在庫と戦う覚悟あってこその同人じゃないの?
何度かココで書いたけど、売り切れってのは私に対する「重大極まりない挑発行為」である。核兵器を公然と開発されたとか、弾道ミサイル打ち上げられたようなものだ。私の中では、空母機動部隊を派遣して「徹底的にぶっ潰す」価値がある。あるんだけど…正直、冬にリベンジするかどうかはビミョーかな。
理由は簡単。「私の物欲を満たすモノ」じゃないからだ。依頼主が冷静に「仕方ない、諦めます」って対応をするのなら、私が突っ張っても無意味でしょ。集団自衛権なる概念があったとしても、利害のある当事国が「諦めます」って言ってるのに、同盟国の都合だけで宣戦布告はちょっと…
それに…「コミケ初日に午前中瞬殺」ってのは、やはり対応に困る。ここにきちんとした対策を取ると、企業ブースでの買い物に支障が出かねない。それは多いに困る。ソコも含めてどうこう…となると、「3日間ともチケット手配」(不可能ではないけど、さすがに計算は出来ない)を前提とするか、手伝いを頼んで私の買い物を支援してもらう(頼めなくもないけど、やはり計算は出来ない)か…ましてや次回は冬。野外で待たされる辛さは我慢しやすい(夏と違って倒れる心配はない)けど、私が「買いたいモノ」は増える。カレンダーがあるから。さらに競馬で午後が潰れる可能性がある(話によると初日と東京大賞典バッティング決定)…いくら私が馬鹿でも、「自分の意地」だけで突っ走るのは限界がある。
というわけで、冬にリベンジするかどうかは依頼主次第、としました。依頼主が「やれ」と言うのなら、そりゃもう全力でなんとかしますよ。今回だって最初から「スゴく厳しい」って情報があったら、それなりの対応は出来たわけで。もう若くはないって話はあるけど、気合いにモノを言わせて突っ走れないほど老いたつもりはない。老いていないんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしとけ…
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