1月26日2007/01/27 03:17

 久々に、かなり久々に「今まで使ったことのないシャープペンシルを指名買い」した。というわけで、その試用レポートと「私愛用の筆記具」について語りましょ。
 
 私は文具マニアでもあるので、衝動買いは日常茶飯事である。特に多いのはサインペンかな。かつて「理想の品」があったんだけど、なぜか生産中止…その代用になる品を必死に探しているんだけど、なかなか見つからないねえ。「馬券用マークカードを塗る」という大事な作業を担当するだけに、生涯かけても妥協はあり得ない。再び「理想」に会える日は来るのだろうか…
 
 閑話休題。サインペンと異なり、シャーペンは「定番の品」がある。ぺんてるの「グラフペンシル」って品。製図用。色んな意味で手にしっくり馴染んでいて、大抵これを使っている。もちろん、職場でも。支給品?そんなの使えるか。
 
 フツーの人は、シャーペンの銘柄なんて気にしない。こだわりの強い人は、気に入った品しか使わない。まあ、そんなものでしょ。でも、私の場合は「お気に入りがあるにもかかわらず、相当気に入っているにもかかわらず、より良い品を求めて色々物色する」である。マニアを自称しているのは、それなりに理由があるのだ。
 
 今回試しに買ってみたのは、ステッドラーの「REG」って品。これまた製図用。2005年のグッドデザインを受賞したらしい。ウリは「なめらかなグリップ感」と「ノック量調整機能」である。私は後者に興味を感じたので、とりあえず指名買いしてみた。試す価値はあるなと思って。
 
 私はグラフペンシルの場合、ノック2回分の芯を出してから使う。これが一番使いやすいんだな。これ自体に不満はない。けど、必要量が1回ノックで出たら、それはそれで素晴らしくはないか?とりあえず使い比べてみる価値はあると判断した。
 
 ただ…結論から言えば、「定番にはなりえない」で終わり。グラフペンシルの「厚い壁」を乗り越える品じゃなかった。まるで駄目とは思わないけど、用途はかなり限定されるね。まあ、こういう品は結構いっぱいあるんだけど。
 
 どの辺が駄目か?まずノック量調整機能。ノック1回で長めの芯が出てくるのは、決して悪いことじゃない。けど、調整可能だけに出てくる長さが心持ち不安定。単にフィーリングの問題かもしれないんだけど、なんか長すぎたり短すぎたりって気が…もっとこう、ビタっと決まって欲しいんだけどなあ。
 
 それと、重量もちょっと不満が…「少し重めが良いなあ」と思ったのは事実だけど、逆に重すぎる。特に、後ろの部分がやたら重くて…調整機構入っている分、重くなるのはわかっていたんだけどね。
 
 ただまあ、箸にも棒にもかからないってワケではない。とりあえず30分ほど振り回してみて、グッと来るほどじゃなかったというだけだ。可能性は低いけど、使い続けた結果手に馴染む可能性はある。グラフペンシルも最初の印象は弱かったのだ。
 
 とりあえず現状の印象を点数評価すると…合格最低点ってことで60点かなあ。合格率の低さ考えると、決して悪いワケじゃないんだけどね。まあ、文房具なんてこんなものよ。カタログデータだけじゃ何にもわかんない以上、じっくり使い込んで評価するしかないからなあ。
 
 なお、私は「面白そうだから」ってだけで文房具を試したくなる傾向がある。大抵は店頭で手に取った瞬間、「駄目だこりゃ」となるんだけど。つーわけで、なんかオススメの文具があったら紹介してください。特にハサミ・カッターは良い品物色中なもので。

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