3月28日2011/03/29 01:02

 ヴィクトワールピサの勝利がスポーツ新聞で報じられるのは、本日。それを眺めてニヤニヤしていたら、悩ましいコトが発覚しました。この馬の次走、香港のQE2世Cだって…
 
 私の予想では、この馬はドバイの後宝塚記念まで休み、その後凱旋門賞へ向けて前哨戦を使う…ってローテーションになっていた。フツーに考えれば、ありがちなローテーションだったと思う。でも、角居調教師は香港を使うんだとか。どーしましょ。
 
 ドバイワールドカップを勝った馬が、香港を使う。距離適性を考えれば悪くはない。ヴィクトワールピサは「2400だとちと長い」って雰囲気の馬だから、淀3200の春天は使いにくそうだ。だから、香港の適鞍を使うって選択肢は理に適っている。でも、大人げない気がするのは気のせいか。
 
 これはアレか?いくらドバイワールドカップとはいえ、単勝配当23倍という評価しか付けなかった香港人に「それがどれだけ愚かな行為だったか、目の前で走りを見せて思い知らせてやる」ためか?それとも香港の観光協会から「このままだとGWを利用して香港に来る日本人観光客が激減しちゃう」ってんで拝み倒されたのか?いずれにせよ私に仕掛けられた陰謀じゃねえかって気がするんですけど(笑)。
 
 誰が何と言おうと、沙田競馬場は「私のナワバリ」だ。ここより多く行ったことのある競馬場って、府中・中山・大井・福島だけ。そんな地に「オレの馬」が出走する以上、観に行くのが当たり前…って声が聞こえる。去年12月に行ったばかり?だからどうした。
 
 しかし、言うまでもなく香港行きはそれなりにカネがかかる。ハッキリ言って、今回香港行っちゃったら、凱旋門賞行きは相当難しい。「ここは自重してロンシャンだ!」って声も聞こえる。ついでに言えば、「万が一『キングジョージ行く』って言い出したらどうする!」って声も聞こえるなあ。
 
 沙田に行って大勝負して、英国or仏国行きの旅費を稼ぐ…って手段もあることはある。けど、ドコをどう考えても無茶苦茶人気になるぞ?香港人は現実的で変わり身が早いから、中国の敵「日本鬼子」の管理馬だからって平然と1番人気に祭り上げるだろう。だいたいだなあ。去年皐月賞を勝ち、ダービー&JC3着、おまけに有馬記念勝った馬が今年中山記念~ドバイじゃなくて産経大阪杯を連勝して香港に来たら、多分1番人気にされる。地元勢はスプリンター中心で、2000だと強い日本馬相手はちと苦しい…ってのが「現地民の偽らざる本音」だろうし。他の遠征馬次第って話はあるけれど、去年の香港カップ勝ったスノーフェアリーがドバイで軽く故障して春全休っぽい以上、他に何がいる。デューティーフリー勝ったプレスヴィスでも相当怪しい。
 
 ましてや、産経大阪杯じゃなくてドバイワールドカップ勝って香港に来るのだ。人気面で太刀打ちしようと思ったら、真面目に先着歴のあるエイシンフラッシュ・ローズキングダム・ブエナビスタでも持ってくるしかない。でも、コイツら揃いも揃って今年はつまづいているしなあ。フツーなら「オールウェザーなら強くても、香港の芝なら…」って話が出そうなモノだけど、日本の芝であの戦績の馬だ。「香港で1番人気にならない理由」が何1つ見あたらない。強いて死角を探すなら「鞍上(どう考えてもデムーロ)の沙田経験の少なさ」だけど、そこまでトリッキーなコースじゃないので、「スローペースなら先行、ハイペースなら控える」って競馬が出来る馬にこなせないとは…ハッキリ言って、2倍切っても不思議はないと思う。これじゃツッコんでも儲からないんですけど。
 
 正直、今のところ「ここは自重すべし」って考えに傾いてはいる。けど…ああ、香港行きたい。前回「貯金した」リベンジがしたい。関帝廟にヴィクトワールピサの凱旋門賞制覇を祈り、ついでに点心食いたい(笑)。どーすりゃいいんだ。しかも、QE2世Cって5/1。ドコをどう考えても「すぐ決断しないと申し込み間に合わない」タイミングじゃねえか!まいった。流石に参った。
 
 つーわけで、今週いっぱいぐらいは「色々思い悩む」んじゃないかと。ああもう、どーゆーことだ!聞いてねーぞ!私が最終的にどんな決断下すにしろ、ここまで心悩ませてくれた以上は、欧州の大レース勝つぐらいのことはしろ!

3月30日2011/03/31 01:52

 レーヴディソール、故障発生につき春全休…それを覚悟して獲得した馬とはいえ、流石に残念だ。ふ、これで悲願の「POG初優勝」も夢と消えたか…しくしく。来年度頑張ろう。
 
 本日の話題は、日曜の話。ロシキャンで軍神にボコボコにされた…のは、いつものことだから気にしない。もう少し研究しないとなあ。「マーチャントオブヴィーナス」で勝利できたのは珍しいけど、これもここで語るほどでは…それはさておき、珍しいコトがあったんでね。
 
 珍しいコトとは?「初心者の参加」である。ming_exe殿とweed殿という「ウォーゲーム初心者」の方が参加しておられたのだ。一昔前に比べれば「存在はしている」という情報を聞くようになったとは言え、今なおかなり珍しい存在だってのが「この世界の初心者」だからなあ。少し感心してしまいました。
 
 例会後の食事会にも参加していただけたので、色々話を聞き出してみた。お二人は大学の先輩後輩関係だそうな。年齢は「さほど若くはないけれど、業界平均よりは遙かに下」としておこう。大学生時代には、既にウォーゲームは下火だったそうな。そのため昔はこの趣味のことを知らなかったけど、比較的最近になってGJ誌などを買い求め、「面白そうだ」ってんでゲームサークルへの参加を考え、検索した結果Middle-Earth東京支部に足を運んだのだとか。
 
 どの辺をキッカケとしてこの趣味に興味を持ったのか聞いてみたところ、どうやらPCゲームやドイツゲームといった「ゲームに対する興味」が主要なキッカケらしい。ただ、歴史に対する興味もおありのようで、日本の戦国時代には興味があるそうな。もっとも、「歴史小説大好きです」「大河ドラマを熱心に見ていました」というほどではなく、おそらくはゲームを通して興味を持ちました…って感じ。世界史モノは「説明抜きに南北戦争って名前を出して、どの戦争のことかわかっていた」って時点でそれなりではあるようだけど、一般教養の域は出ない(別に悪いコトではない。イジョーなのはゲーマーだ)と思われる。
 
 参加されたと言っても、とりあえずはお二人でGJ付録の「関ヶ原大作戦」をプレイされていた。いくら何でも、いきなり見ず知らずの人間とプレイってのはハードルが高かったかな?とはいえ、会に悪い印象は持たなかったようなので、次回以降機会があれば他の方とプレイしていただけるのでは。少なくとも私はそう感じましたね。良かった良かった。
 
 一部では「レベルが高い」「敷居が高い」といった印象を持たれているらしいMiddle-Earth東京支部だけど、実態はそんなコトはない…と思う。私ごときヘタレが堂々と参加していることだし。盤上では容赦ない(これは「手加減が下手」と考えて良い)人間が多い(私も含まれるんだろな…)気はするけれど、フツーに会話する分にはフレンドリーな方が多く、初心者の方が顔を出しても問題はないと思う…一応。実例が少ないので、流石に自信はないけど。
 
 このような初心者の方を迎え、会として何か特別な対応を取ったのか?一応そうしたと言えるのかな。支部長の<麿>殿がお二人の横で色々指南しながらプレイしていたみたいなので。こういう「色々口を出す観戦武官」は、Middle-Earth東京支部ではそう珍しくない。私もよくやるし。だから、特別と言えば特別だけど、いつも通りと言えばいつも通りでもあるのかな。ちなみに、具体的な指南内容は知らない。「キエフを確実に陥とさなきゃイケナイ独軍」に慣れてない(実は2になってからあんまりプレイしていないので、つい無視してモスクワ・レニングラードに向かいたくなっちゃうのよね)ので、結構必死だったからなあ(笑)。
 
 私は正直言って、初心者の方を相手にするのは苦手だと思う。ほとんど経験がないからだ。私がゲーマーになったのは、ブームの後半になってから。しかも「下手の横好き」だったので、自分と同等かそれ以上の方ばかり相手にしていた。今でも下手の横好きであり続けているので、この状態はあんまり変わっていない。こんな私が、貴重極まりない初心者の方を相手にしていいのか?って思いはあったりする。
 
 ただまあ、これは私が今まで「様々な方々に色んな教えを受けてきた」証であり、本来ならばその恩返しとして、私も初心者の方を導いていかなくちゃイケナイんだとは思う。幸い今は情報化社会、「私はこうしました」「こうすればいいんじゃないか」ってノウハウはある程度得られるし、私も一応色々教えられてきた経験がある。今回はお相手できなかったけれど、機会があったら勇気を出して?お相手してみたい。
 
 私が初心者の頃は、結構大胆に色んなゲーム会に顔を出していた。友人と一緒だったこともあるけれど、単独ってコトも多かったなあ。そんでもって他人のプレイを観察し、時々下らない質問なんぞしていた。そうやっていると「やってみませんか?」って誘っていただけるし、そうじゃなくても勉強にはなる。そういう度胸だけは昔からあったんだよな。色々失敗もあった気はするけれど、対戦相手が重要なこの世界で今でも私は「生き残って」いるんだから、そう間違ったやり方ではなかったのでは。
 
 この業界、初心者の方は「業界の宝」である。なにせ存在が少ない。それだけに、継続的にこの趣味で遊んでくれるよう、上手く「育てて」いきたいものだ。今までは身近にそんな方がいなかったので、遠慮無く「お任せします」と言えた。けれど、今後は少し事情が異なるようだ。あまり身構えても逆効果だろうけど、ある程度は意識して、今後「ウォーゲームは楽しいなあ」と思っていただけるようにしないとね。
 
 そのため必要なモノの1つに、「観て楽しいプレイが出来るようになる」ってのがあると思うんだけど…くそう、いくら軍神相手とは言え、アレはない。露骨に研究不足をさらけ出してしまった。やっぱりキエフを陥とす必要がなかった頃の記憶だけで戦うのは限界がある。もっと勉強しないと駄目でしょ…ブツブツ…