3月30日2011/03/31 01:52

 レーヴディソール、故障発生につき春全休…それを覚悟して獲得した馬とはいえ、流石に残念だ。ふ、これで悲願の「POG初優勝」も夢と消えたか…しくしく。来年度頑張ろう。
 
 本日の話題は、日曜の話。ロシキャンで軍神にボコボコにされた…のは、いつものことだから気にしない。もう少し研究しないとなあ。「マーチャントオブヴィーナス」で勝利できたのは珍しいけど、これもここで語るほどでは…それはさておき、珍しいコトがあったんでね。
 
 珍しいコトとは?「初心者の参加」である。ming_exe殿とweed殿という「ウォーゲーム初心者」の方が参加しておられたのだ。一昔前に比べれば「存在はしている」という情報を聞くようになったとは言え、今なおかなり珍しい存在だってのが「この世界の初心者」だからなあ。少し感心してしまいました。
 
 例会後の食事会にも参加していただけたので、色々話を聞き出してみた。お二人は大学の先輩後輩関係だそうな。年齢は「さほど若くはないけれど、業界平均よりは遙かに下」としておこう。大学生時代には、既にウォーゲームは下火だったそうな。そのため昔はこの趣味のことを知らなかったけど、比較的最近になってGJ誌などを買い求め、「面白そうだ」ってんでゲームサークルへの参加を考え、検索した結果Middle-Earth東京支部に足を運んだのだとか。
 
 どの辺をキッカケとしてこの趣味に興味を持ったのか聞いてみたところ、どうやらPCゲームやドイツゲームといった「ゲームに対する興味」が主要なキッカケらしい。ただ、歴史に対する興味もおありのようで、日本の戦国時代には興味があるそうな。もっとも、「歴史小説大好きです」「大河ドラマを熱心に見ていました」というほどではなく、おそらくはゲームを通して興味を持ちました…って感じ。世界史モノは「説明抜きに南北戦争って名前を出して、どの戦争のことかわかっていた」って時点でそれなりではあるようだけど、一般教養の域は出ない(別に悪いコトではない。イジョーなのはゲーマーだ)と思われる。
 
 参加されたと言っても、とりあえずはお二人でGJ付録の「関ヶ原大作戦」をプレイされていた。いくら何でも、いきなり見ず知らずの人間とプレイってのはハードルが高かったかな?とはいえ、会に悪い印象は持たなかったようなので、次回以降機会があれば他の方とプレイしていただけるのでは。少なくとも私はそう感じましたね。良かった良かった。
 
 一部では「レベルが高い」「敷居が高い」といった印象を持たれているらしいMiddle-Earth東京支部だけど、実態はそんなコトはない…と思う。私ごときヘタレが堂々と参加していることだし。盤上では容赦ない(これは「手加減が下手」と考えて良い)人間が多い(私も含まれるんだろな…)気はするけれど、フツーに会話する分にはフレンドリーな方が多く、初心者の方が顔を出しても問題はないと思う…一応。実例が少ないので、流石に自信はないけど。
 
 このような初心者の方を迎え、会として何か特別な対応を取ったのか?一応そうしたと言えるのかな。支部長の<麿>殿がお二人の横で色々指南しながらプレイしていたみたいなので。こういう「色々口を出す観戦武官」は、Middle-Earth東京支部ではそう珍しくない。私もよくやるし。だから、特別と言えば特別だけど、いつも通りと言えばいつも通りでもあるのかな。ちなみに、具体的な指南内容は知らない。「キエフを確実に陥とさなきゃイケナイ独軍」に慣れてない(実は2になってからあんまりプレイしていないので、つい無視してモスクワ・レニングラードに向かいたくなっちゃうのよね)ので、結構必死だったからなあ(笑)。
 
 私は正直言って、初心者の方を相手にするのは苦手だと思う。ほとんど経験がないからだ。私がゲーマーになったのは、ブームの後半になってから。しかも「下手の横好き」だったので、自分と同等かそれ以上の方ばかり相手にしていた。今でも下手の横好きであり続けているので、この状態はあんまり変わっていない。こんな私が、貴重極まりない初心者の方を相手にしていいのか?って思いはあったりする。
 
 ただまあ、これは私が今まで「様々な方々に色んな教えを受けてきた」証であり、本来ならばその恩返しとして、私も初心者の方を導いていかなくちゃイケナイんだとは思う。幸い今は情報化社会、「私はこうしました」「こうすればいいんじゃないか」ってノウハウはある程度得られるし、私も一応色々教えられてきた経験がある。今回はお相手できなかったけれど、機会があったら勇気を出して?お相手してみたい。
 
 私が初心者の頃は、結構大胆に色んなゲーム会に顔を出していた。友人と一緒だったこともあるけれど、単独ってコトも多かったなあ。そんでもって他人のプレイを観察し、時々下らない質問なんぞしていた。そうやっていると「やってみませんか?」って誘っていただけるし、そうじゃなくても勉強にはなる。そういう度胸だけは昔からあったんだよな。色々失敗もあった気はするけれど、対戦相手が重要なこの世界で今でも私は「生き残って」いるんだから、そう間違ったやり方ではなかったのでは。
 
 この業界、初心者の方は「業界の宝」である。なにせ存在が少ない。それだけに、継続的にこの趣味で遊んでくれるよう、上手く「育てて」いきたいものだ。今までは身近にそんな方がいなかったので、遠慮無く「お任せします」と言えた。けれど、今後は少し事情が異なるようだ。あまり身構えても逆効果だろうけど、ある程度は意識して、今後「ウォーゲームは楽しいなあ」と思っていただけるようにしないとね。
 
 そのため必要なモノの1つに、「観て楽しいプレイが出来るようになる」ってのがあると思うんだけど…くそう、いくら軍神相手とは言え、アレはない。露骨に研究不足をさらけ出してしまった。やっぱりキエフを陥とす必要がなかった頃の記憶だけで戦うのは限界がある。もっと勉強しないと駄目でしょ…ブツブツ…