3月11日 ― 2011/03/12 02:13
とりあえず生存報告です。色々タイヘンでとにかく疲れているんですが、私は基本的にはピンピンしています。物的被害も、とりあえず「本・雑誌の山」が崩れただけで、大きな損害は無さそうです。
とはいえ、地震の最中に「近くに天板が落ちてきた」(当たったら怪我はともかく、眼鏡がヤバかったかも)ので、肝は冷やしました。
問題はそれからで、帰宅にベラボーな時間がかかりました。おかげで疲れています。けれど、まあその程度です。
皆様もご無事であることを祈っております。以上、生存報告でした。
3月12日 ― 2011/03/12 21:36
現時点で安否確認できていない知り合いの方がまだ…特に東北方面の方々は気になります。焦っても仕方がないので、今はただ無事をお祈りするのみです。
多少余裕が出来たので、昨日の災害関連レポートを。何かの参考になるかも知れないので。一応「レポートする価値がありそう」なくらい、アホやらかしました。
私の勤務地は千葉県白井市にある工業団地の一角。揺れはそれなり。最初はよくある大きさかと思って作業の手すら止めなかったんだけど、流石に「デカいな」と作業中止。周囲にある倒れそうなモノ(山ほどあった)に気を配る。とりあえず近くにあるモノは倒れる気配がない…と思っていたところ、壁際からパラパラと音がする。見ると、天井と壁のつなぎ目から大きめのホコリが降ってきている。「こりゃあ掃除がタイヘンだ」などとノンキなコト考えていたら、天井が一部破損、最大20cm四方の天板が落下。これなら当たり所が相当悪くない限り大怪我には至らなかっただろうけど、連鎖で天板完全崩壊されたら流石に危ない。流石に天井に異常のない場所へ待避しました。
揺れが収まってから天井を見たところ、私がいた「天板が旧いままの区域」は、天井のゆがみが多少拡大した気が。大きめの余震が来た時のことを考えると、流石に危ない。他にも壁が一部破損していたり、積んであったモノが一部落下するといった被害は出ていたけど、おおむね深刻な被害ではなかった模様。
とはいえ、コレは流石に危ない…ってんで業務は中止。私は少し考えたあげく、帰宅を選択。残っていてもあまり役に立たないし、一応自宅も心配だし。とりあえず、いつも利用している柏駅へのバスが出るってんで、ソイツに乗って柏まで出ました。
あの揺れだと駄目だろうな…と覚悟したとおり、JRも東武線も運休。とりあえず公衆電話を見つけて、自宅へ連絡を試みる。こういう災害時には、携帯より公衆電話の方が信用できます。おかげで、とりあえず自宅の無事は確認できた。問題はこれからだ。
どこかに宿泊したいんだけど、地理カンがないので宿の位置を知らない。仮に見つけたとしても、満室の可能性は高い。これはむしろデカい道沿いのモーテルを狙った方が…と考え、徒歩で国道16号を移動することにした。そのまま進み続ければ大宮に着くはずだけど、その前にどっかで宿泊し、翌日拾いに来てもらうか自力で最寄り駅まで歩くか…と考えた。
16号沿いに話を限定するならば、さほど大きな被害は出ていない模様。実は何度か歩道にあった落下物を蹴飛ばしたけれど、「地震とは無関係に、いつも落ちている落下物」の域を出るようなモノじゃなかった。そんなわけで順調に歩いて行けた。行けたんだけど…
なんつーか、私のケチ臭い根性のおかげで、「さて、いい宿見つけたら泊まるか」などと考えたのは、野田市に入ってから。あの辺って少しさびれているので、そーゆー設備が見あたらない。「おいおい」と思いつつ進み続け、ついに江戸川を越えました。ここまでで20kmくらい歩いたかな。
問題はこの後。埼玉県に入ったら、更に何もなくなりました。それまではテキトーなタイミングでコンビニがあり、水分・栄養補給やトイレを含む休憩場所として利用していたんだけど、それすらできなくなった。アレは精神的に辛かった。既にかなり歩いて疲れているってのに。
おかげで心が折れたので、春日部駅を目標に変更。宿よりもタクシーを求めて。いくら何でも春日部ならタクシーあんだろ!と思ったので。経験上、あそこからなら「常識的なお値段」で帰れるし。春日部駅周辺のコンビニでトイレ&水分補給をして一息入れ、タクシー拾って帰りました。
道を歩いた感想としては、都心方向の道が混んでいましたね。都内脱出組が出る関係で下りの方が混んでいるかと思ったけれど、そうでもなかった。タクシーの運ちゃんも、「今日は都心には出られない」と言っていたし。
ちなみに、歩いた距離は約30km。休み休みだったので、6時間程度かけてます。これが私の「限界の目安」かなあ。埼玉県に入ってからの「ロクな休息地点無し」がなければ、もう少し進めたかもしれないけれど、それでも1日50km進むのが限界かな。これは覚えておくと非常時には便利かも。ただまあ、次にこの限界を意識する時は、「経年劣化」を計算に入れる必要がありそうだ。
疲労の程度については、今のところ筋肉痛などはない。私は心肺系がヘッポコなので運動は苦手だけど、「長時間歩くだけ」ってのはそう苦手じゃないし。ただ、足より腰がキツかった。足が棒になるより先に、腰が痛くて歩けなくなりそうな感じ。昔から腰は弱かったからなあ…
自宅における被害は、本・雑誌のたぐいが大量に落下した程度。これは普段でも発生している事象なので、大きな被害ではない。PC破損を覚悟していただけに、ほっと一息と言ったところか。PCが無事なら、各種連絡も楽です。まずは自分の安全を報告し、友人知人の安否を確認しているところです。
友人知人の被害については、今のところ大きな被害は受けていません。ただ、東北方面を中心に、安否が気遣われる方々が…何も出来ない自分が歯がゆいけれど、とりあえず焦らずじっくりと連絡を待ちたいかなと。
これだけ大きな地震だったので、色んな意味で「日常」を取り戻すのはタイヘンだと思います。とはいえ、私個人は幸い被害は小さかったので、明日にも「日常」を取り戻せるかなと。皆様におかれましても、一刻も早く「日常」が取り戻せるよう、お祈り申し上げます。
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