4月19日2010/04/20 00:24

 先の週末は、「このブログ的に内容の濃い」ものだった。ネタにしたい話が多くて。そこでまあ、少しずつキチンと形にしていけたらなと。こーゆー時に踏ん張ってこそF男だぞ!キリキリ働けぇ!
 
 先週末は色々あったんだけど、とりあえず重要なのは「5/30への下準備」かな。この日はゲームマーケット2010という同人ゲーム系のイベントがあり、日本ダービーの日でもある。なんでブツかるかなあ。両方とも重要極まりないイベントだからなあ…
 
 まず土曜は、ゲームマーケットの方の下準備として千葉会へ。同人ゲーム作家のたちばなゆう殿が参戦するって情報をかぎつけたので。去年末のコミケ前に「取材問い合わせメール」を送った関係上、機会を設けて挨拶はしたい。しかし、5/30のゲームマーケット会場で長々と挨拶していたんじゃ、時間が厳しい。そこで、この機会に事前に挨拶しておこうかと。こーゆーコトをこまめにやるのが、私の流儀だからして。
 
 日曜は皐月賞。これ自体重要なレースだし、ダービーの前哨戦としても重要だ。ここに1番人気確定の馬を「POGで指名している」以上、レースぶりを見届けるのが当然でしょ。苦節14年にして初の「期間内GⅠ制覇」がかかっているんだもの。もちろん、ココ勝てばダービーでも人気になる。これを見ずして、何を見ろと。
 
 これ以外にも色んなコトがあり、おかげで「ココで書いておきたいこと」が山ほど貯まった。嬉しいけれど、消化するのはタイヘンだぞ。よって、とりあえず「まとまりの良い順」に発表していこうかと。その第一弾は、「私の考える、ライターになる方法」といこう。あえて詳細は伏せたいので、基本この色にしておきます。
 
 土日のどちらなのかは、この場では伏せておこう。「実は…」と相談されたのが、原稿書かないかって誘いがあるんだけど、どーしたら良いのか…というモノだった。私は一応「ライターの端くれでござい」ってことになっているからだろうな。興味深い話ではあるので、この時の「私の回答」をベースに、「ライターになるためには」を語ってみたい。
 
 商業誌に原稿書いて、原稿料もらう…これはこれで1つの憧れでしょ。ただ、そんな機会を得るのはタイヘンだ。そのため、「選ばれた人間にのみ与えられた特権」みたいに感じる人は多いと思う。正直、私も当初はそう思っていた。しかし、実際原稿書いてみた感想としては、「そう大げさなモノでもない」となる。「端くれ」レベルで良いのなら、私ごときにも一応勤まるんだなと。
 
 考えてみれば当たり前である。ライターなんてピンキリだ。編集部側だって、諸般の事情によりあえてド素人を使うこともある。あくまで私が思うにだけど、「端くれ」レベルで良いのであれば、ライターが勤まるだけの「下地」がある方は、結構いるんじゃないかな。
 
 ただ、「ライターの下地」があったからって、そのままライターとして使えるワケじゃない。これまた当たり前の話だ。曲がりなりにも商業誌に掲載しようって以上、色々と覚えてもらわなければ困ることは多いはず。いくら下地がしっかりしているからって、実際にライターとして「使える奴」になってもらうためには、編集部などから色々手間暇かけてもらう必要がある。ベテランライターでさえ「送った初稿がそのまま掲載される」とは限らないんだから、端くれレベルでは何をか言わんや。
 
 私が思うに、重要なポイントはココである。「ド素人」を「ライターの端くれ」にレベルアップさせようと思ったら、編集部側がそれなりの手間を掛けなくてはならない。その結果として「やっぱり駄目でした」となってしまうのは、ある程度覚悟はしているだろうけど、出来る限り避けたい。そのためには、編集部側から「手間暇掛けるだけの価値がありそうな奴」だと思われる必要がある。コレに成功し、なおかつそのチャンスを上手く使って原稿を形にして掲載された奴が「ライター」なんだと思う。単に素地が優秀だってだけじゃ駄目だ。それを「権限持っている人」に認めてもらわないと。この辺、運や巡り合わせも重要じゃないかな。
 
 逆に言えば、編集部側はそれを承知しているので、箸にも棒にもかからないような奴に対し、「原稿書いてみませんか?」なんて言わないのがフツーだ。おべっか使う価値がある相手は別として(苦笑)。それを考えれば、少なくとも「オレなんかが原稿書いて大丈夫なのか」などと悩む必要は無いと思う。それを決めるのも、結果に責任を負うのも、編集部側だから。まさか「ド素人に毛が生えたようなレベル」の人間が、そんな重要事項を決めたり、責任負えると思っていないだろうな?編集部側だってリスクを負うし、運や巡り合わせが大事じゃないかと。
 
 じゃあ、どーすりゃ「編集部に『原稿書かせてみようか』と思われるのか」って?とりあえず、キッカケは作りなさい。原稿募集に応募してみたり、投稿してみるといった「積極的な売り込み」でもいいし、編集部側の目にとまりそうなトコロ(ブログ等も場合によると含む)に顔を出して目立つといった「消極的な売り込み」でもいい。後は運と巡り合わせ。人智が及ばぬ領域だと思えば、気は楽だ(笑)。何もしていないのに「オレの才能に目を付けないなんて、編集部は怠惰だ」と思っているなら大間違い。怠惰なのはそう思っている奴の側である。幸運が必要なら、ダイスは振れ。
 
 私に言えるのは、こんなトコロまでかな。キッカケ作ったからって即「素晴らしい!原稿書いてくれ!」とならないのは確実だけど、じゃあどーすりゃいいのかなんて、知るか。自分でどーすりゃいいのか考えるか、あるいは「役に立つのか立たないのか、良くわからない」実績を山ほど積み上げるか…じゃないの?少なくとも、「いい大学行きたいなら、勉強しなさい」ってなタイプの「曖昧かつ功利主義的な努力」が報われて当然などという世界じゃなさそうだ。
 
 ちなみに、私がライターなんてやっているのは…よくわからんけど、「我ながら何の役に立つのか、サッパリわからない」モノを積み上げたからじゃないかと。一応ゲーマー歴長いし、コミケに出入りしている歴史も長い。ここに長々と意味不明なコト書き連ねているので、「原稿と呼びうる程度の長文」書かせても破綻はしないようだし。「端くれ」レベルならば、これでも何とかなるんじゃないかな。もっとも、シミュレーションゲーム界などと言う「慢性的人手不足な業界」に限った話だとは思うけど。
 
 そういう話がやってきたならば、必ずライターになれるのか?多分、そうでもない。いくら「責任負うのは編集部側」だとアタマでわかっていても、「オレに勤まるのか?」ってプレッシャーは消せない。「本当の瞬間はいつも 死ぬほど怖いものだから 逃げ出したくなった時は 今まで何度でもあった」(byブルーハーツ「終わらない歌」)って言葉があり、実際逃げ出した奴は山ほどいる。逃げちゃった方が気は楽だからねえ。
 
 ただ…改めて、私に相談してきた某氏に言おう。そこで逃げ出さないよう、叱咤激励し続ける馬鹿がいることを忘れるなと。代表は私だけど、それだけじゃないぞと。そんな人間を多数抱えるような人間だからこそ、そういうモノを「積み重ねてきた」からこそ、原稿依頼の打診が来たんじゃないの?そこは自信持つべきですね。少なくとも私は愚痴聞いて叱咤激励するくらいならするから、逃げ出したくなったらいつでも言いなさい。その結果「良い仕事」してくれるというのなら、安いモノだから。
 
 私に相談してきた某氏に限らず、「俺も商業誌に原稿載せてみたい!」と思う方、商業誌に対して「下らない原稿載せやがって」と不満を持つ方は、「自分で書いてやる!」って気概を持って挑戦してみては如何?運とか巡り合わせは必要だろうけど、それさえあれば案外何とかなるモノだから。ただし、キチンと「偉そうなこと言うだけの裏付け」があればの話だろうけど。私だって、文才その他はともかく、「挨拶するのに良い機会だと思ったら、こまめに出かける」ってな手間を惜しまないという「一応の裏付け」はあるんだから。