4月21日2010/04/22 00:44

 ネタはあるけどまとまりは悪いので、一部は後日に回すことに。ヘンなタイミングで発表するには、色々もったいない。
 
 本日の話題は、「私のプレイスタイル」としよう。最近、これについて色々意見を言われたので。基本「だからどーした」って話です。ご注意を。
 
 私は一応「奇手奇策を頼る人」ではあるんだけど、戦術面では基本重視(の割にミスが多いのは弱いから)だったりする。ヘンなコトしてくる割に突き抜けた部分が無く、大きな破綻はないけど面白みに欠けるきらいがあるかも。
 
 何故私はこんなスタイルなのか?これは一応理由がある。その昔々の「シミュレーションゲーム全盛期」時代、私は「コンベンションでのプレイを重視した奴」だった。この時身につけたスタイルが、今も残っているんだと思う。
 
 コンベンション…この世界じゃ、要は「幅広く色んな奴を集めてゲームすること」となる。比較的メンバーが固定される「例会」と異なり、本当に色んな奴が来て色んなゲームをプレイするための場だ。代表はタクコンか。他にも色々あったモノよ。細かくは覚えていないけど。
 
 私にも「ゲーム仲間」なるものはいて、そういう仲間内のプレイもやっていた。でも、「硬派な」シミュレーションゲームとなると、コンベンションの方が相手を見つけやすかったのよ。あの頃は若くて馬鹿だった(今も馬鹿だけど)ので、色んなトコロに顔出していたんだな。なお、私が「プレイしたいゲームの希望」をあまり表明せずに例会に出かけることが多いのは、この時の習慣が残っているからだと思う。対戦するゲームなんて、当日見つけるのが当然だったからなあ。
 
 コンベンションの参加者と言っても、私のように「誘われたら何でもやる」ってタイプはむしろ少なかったような。印象としては、「自分のやりたいゲームを持ち込み、相手してくれる奴を見つける」ってタイプが多かったような。ただ、これは私が「そんな相手の誘いを受ける」ことが多かったから、そう感じただけかもしれないけど。
 
 こんな相手から誘われて対戦した場合、正直言って勝ち目は薄い。当たり前だ。向こうはバッチリ研究しているに決まっているんだから。下手すると、ほとんど相手の言うなりにユニット動かしているだけ…って存在になりかねない。ソロプレイの手伝いだな。昔は「そーやって当たり前のように勝ち、それで満足する奴」ってのがいたのよ。今はどうだか知らないけれど。
 
 見ず知らずの人間から、プレイ経験のないゲームを誘われたら、どーすりゃいいのか?とりあえず「負けて当たり前」なので、勝ち負けはどーでもいい。最大の注意点は「ゲームを崩壊させないこと」かな。アホやらかして「ゲームにならない」なんてコトは避ける。とにかく無難にプレイし、無茶しないことだ。そうすりゃ、ある程度のターンは楽しめる。
 
 しかし、単に無難なだけではつまらない…相手が。一応は対戦相手でございと対面に座っている以上、「ソロプレイお手伝いマシーン」に成り下がるのは避けたい。せめて何かしら「ソロプレイとは違うなあ」と思わせたいじゃないか。そこで、無難な展開は可能な限り避ける。無難な展開は「相手の研究の範囲内」である可能性が極めて高いので、「ソロプレイの方が手強い」と思われるからね。とはいえ、流石に「勝利を目指していないような作戦」はマズい。結果として、「ちょっと珍しい作戦なので、相手のミスが出やすそうな」手を採用することになる。
 
 そんな手をやっておきながら、ゲームを破綻させないためには、とりあえず「基本はある程度しっかりしてますよ」としておいた方が良い。そうしておけば「負けを引き延ばせる」し、うまくいけばアホな手を「これが「良い手なのかも」と誤解させることもできる。当時はそんな手に引っかかるような「底の浅い研究」に留まっている奴なんてゴロゴロしていたからなあ。
 
 こういうテクニックは、今では時代遅れだと思う。ネットのおかげで研究の進め方が早くなったのが原因なのかなあ。生半可な攪乱じゃ通用しないのがフツーだ。この方向で勝負するなら、「ゲームが破綻したって知るか!」みたいなキョーレツな攪乱が出来る奴の方がいいと思う。けど、コンベンションレベルでそういうコトやらかすと、「早々と撤収」ってことになりかねなかったんだよな…
 
 ただし、このテクニックにも利点がある。ドコ行ってどんな相手と対戦しても「それなりの形になる」(あくまでそれなり)ので、とりあえず「つまらん奴だ」とは思われなくなるのだ。後は盤上以外で「面白い奴だ」と思わせれば良い。私は盤外限定なら「面白い奴」らしいからなあ。自覚に乏しいけど(笑)。そうすりゃ、「居場所」が確保できる。私はそーやって「この世界」を渡り歩いてきたのだ。
 
 そりゃあね、「対戦して勝つ」ことも重要だ。「負けていい」なんて思うのは、邪道でしょ。それでも、私は「勝つためには、相手ってモノが必要だ」と思うんだな。誰も相手してくれなきゃ、強くても空しい。「研究極めまくって一目置かれ、他人が教わりに来る」ってのも1つの路線だと思うけど、私の流儀ではない。それよりかは、「お互い研究してない段階だと強い」と言われたいかなあ。まあ、今の私は「基本的には弱い」だけなんだけど(苦笑)。
 
 おそらく、強くなりたいのであれば、プレイスタイルを変更すべきなんだと思う。今更ではあるけれど、不可能ではないと思うし。けど、私は一応「自分が強いか弱いか」より、「色んな方と色んなゲームがプレイできるかどうか」を重視しているので、多分このままでいいんじゃないかな。「私は、誰にでも挑戦する」ってキャッチフレーズはギャグだけじゃないのよ。それが私ってゲーマーだ。
 
 なお…「私ぐらい盤外が面白ければ、別に盤上でつまらん奴でも問題ない」って説はあるんだけど…いやまあ、そこはやっぱり「盤上でも必要とされている」と思いたいじゃないか!一応ゲーマーであって、芸人じゃないんだから(苦笑)。