1月15日 ― 2007/01/16 02:24
久々の献辞。キング殿へ。私のこざかしい予想を覆す見事な戦いっぷりでした。今回ココでは旧名を用いていますが、これ以降はキングと呼ばせていただきます。でも…ホントにキングでいいんですかぁ?(笑)
昨日、ついに関ヶ原トーナメントの覇者が決定した。結果から言うと、有楽斎殿が西新宿鮫殿を下して勝利。「シルバーコレクター」と呼ばれた男が、ついに栄冠を手にした。
今回は途中までしか「観戦」してないけど、展開から言えば「お互いに敵武将の調略カードをあまり引かない」展開だったようだ。その代わり、東軍有楽斎殿は家康が早めの出陣、足止めされる上田もあっさり抜けるという「主力が早く届く」カードを手にし、これで平押し体制を作って押し切ったようだ。
まあ、詳細リプレイは後日どこぞに掲載されるでしょ。興味がある方はそちらを参照してください。そもそも、私が作戦面を語っても無意味だと思うし。というわけで、今回は「それ以外の勝因」を語ろうかと。案外大切だよ。
決勝の顔ぶれは、ベスト4が出揃った時点で私が予想した通り。でも、優勝予想は西新宿鮫殿だった。何故か?「やりにくい」のは有楽斎殿と読んだから。正直、今でも不利な材料は決して少なくなかったと思うな。
どの辺がやりにくいのか?まず、このゲームでは「初顔合わせ」だということ。両者共にベテランなのに。こーゆーのは、気にした方が不利と相場が決まってる。「何をやってくるか分からない」ってプレッシャーに負けて自滅することがあるから。事前の「観察」によると、どちらかと言えば有楽斎殿の方が気にしている雰囲気はあったかな。
これより大きいのは、「シルバーコレクター」って称号である。有楽斎殿は、確かに「決勝まで行って、そこで敗れる」ことが少なくなかった。まあ、決勝ってのはそんなものだって説はあるけど。こーゆーのはプレッシャー大きいからねえ。「また負けるんじゃ」って考えたら、それでお終いまである。
しかもだ。ゲームは「関ヶ原」。作戦・調略も重要だけど、「不安要素だらけの戦場で、どう決断するか」が問われるゲーム。正確な状況判断が問われる局面で、余計なプレッシャーから間違えたらアウト。マシーンのように単調な行動に陥り、裏を取られてもアウト。もちろん、勢いと過信で暴走してもアウト。他を五分と考えるなら、心理的重圧が軽い方を上に見るのがスジでしょ。
このような状況を打開するには?まあ、色んな手があるのは事実。ポジティブシンキングとか、平常心を心がけるとか。有楽斎殿が取った手はなかなか興味深い。山のようなドリンク剤を持ち込み、強制的かつ物理的に脳内を活性化する手に出たのだ。
しかもだ。ドリンク剤だけでは何かが足らなかったのか、途中で私に「バファリン買ってきて」と頼むほど。「眠くならない痛み止め」の代表ではあるけど…具体的にいかなる根拠・状態からこれを欲したのかは、私にはよく分からない。まあ、それがフツーだと思う。
これは…その昔試みて、「私には向かない」と放棄した作戦だったりする。徹夜状態とかで「弱っている」時はともかく、通常の状態で「ドリンクブースト」かけると、アップダウンが激しすぎて気持ちが暴走しちゃうのだ。アップの時はまだいい。ダウンの時にはマトモな作戦すら考えられなくなる。そのため、私は原則として「大事な勝負の時」には、薄めのカフェインとニコチンより「強い」薬物は口にしないことにしてる。ま、アルコール口にしながら馬券買ったことは何度もあるけどさ。
ただまあ、「調整」に自信があるのなら、決して悪くないのかもしれない。具体的な効果がどうこうってだけでなく、「コレで状態万全」って思いこむことにより、余計な不安を解消できるからね。私のようなトーシロだと調整に失敗してマイナス効果が出るけど、有楽斎殿は自信があったんだろう。
「ソコまでするか」と思うかも知れないけど、真剣勝負ってのはそーゆーものでしょ。別に反則でも反社会的でもないんだし。常に醒めてて平常心を保ち、何もしてこない人も相手としてイヤと言えばイヤなんだけど、ギミック用意して気分盛り上げるとか、アルコール・ニコチン・カフェインの大量投与をしてくる人の方が私は相手としてイヤだなあ。たまーに自滅してくれるのは確かなんだけど、盤外で「負けてるなあ」と感じさせられたら、盤上にも影響しかねないからね。
この手は、正直他人にはオススメできない。私の経験からは、明らかにマイナスの方が大きいから。ただ、自分なりに「ターボかける」手段を確立しておくのは悪くないかな。平常心路線を突っ走るのが悪いとは言わないけど、生き方によっては「起伏があった方が都合いい」ことも多いので。私のような博打打ちだと大事なことです(笑)。
つーわけで、私の買ってきたバファリンが「関ヶ原トーナメント」の勝敗を分けた重要な要素だったと、ここではしておきましょう。いやあ西新宿鮫殿、大変申し訳ない。重要なんだろなと薄々感づいてはいたんだけど、さすがに断れなかったですよ。遅滞戦術(ノロノロと歩くこと)しても良かったんだけど、それも馬鹿馬鹿しいかなと思って。今度お詫びに「買い出し」頼んでくださいよ。何でも頼まれますよ、駅前で売ってるモノなら(苦笑)。
さて、次のトーナメントがどうなるかだけど…本命は「第1次世界大戦」か?面白いし、今が旬だから。いずれにせよ参加予定なので、上位進出を目指さないと。その時には、私の「必殺の調整方法」を披露できたら…って、オレにそんなのあったっけ?
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