1月7日 ― 2007/01/08 02:05
金杯を放置して何やってたのかと言えば、コーヒー&酒かっ喰らいながらまったりと音楽聴いてました。もちろん、ド高級オーディオで。アタマが競馬モードから切り替わらない危険を考慮して、馬券も買ってません。
今回は、私もCD持ち込んでみました。やはり我が家との比較は重要でしょ。我が家のシステムが劣るのは当然として、どれぐらい違うのか比較しようと思って。
持ち込んだのは、まずサティって作曲家のピアノベスト。個人的見解として、「ピアノがどれぐらい良く聴けるのか」を試すのに最適な1枚だと思うんだけどな。いわゆる「印象派」の作曲家だけあって、メロディより「音」重視なので。もちろんすごーくいいんだけど、持ち主が「弦楽器重視のオーディオ」と言うだけあって、わずかながらもスキがあるような。やはり、私が同じカネをオーディオに投入するならば、別のシステム構成を追求することになると思う。もちろん、具体案なんてあるわけないけど。
それと…純粋に我が家との比較のために持ち込んだ、エロゲーサントラ集(笑)。この系列が「思いっきり負けてる」のが許せなくて、ヘッドホン買い換えたんだから。結論から言えば…予想以上の大敗。全然違う。すごくいい。むう、何故だ(笑)。
そりゃあ、いいオーディオ使えば何聴いても良くなる。これは間違いない。けど、曲によっては「少ししか向上しない」ものもあるはず。事実、前回聴いた限りではレベッカが少ししか良くならなかった。そう考えると、たかがエロゲーサントラ集。ちっとも向上しなくても何の不思議もない。にもかかわらず、ベラボーに良くなってやがる。呆れるほどだ。
その後、別の方からもたらされた「YMO」と「化粧品CMソング集」を聴いて、理由のいくつかはわかった気がする。まず、電子楽器の性能向上は相当なモノだってこと。化粧品CMソング集は古いモノから比較的最近のモノまで入っているんだけど、よーく聴いているとバックの音が良くなってゆくのがわかる。TVのチープなスピーカーじゃ気がつかないけど、こうして高級オーディオで聴くとよくわかる。
もう1つが、「調整の問題」ってもの。安いオーディオで再生されることが前提のモノは、結局いいシステムで聴いても良くならないらしい。電子楽器の古さではピカイチのYMOがそこそこ聴けたんだから、これは大きな理由だと思われる。
ただ…じゃあエロゲーサントラはどうなるんだ。どーせパソコンで聴くための音楽。「音に凝る」って言っても、限度がありそうなモノ。にもかかわらず、えらく向上する。この点、私も多いに勘違いしていた。ムダなのはエロゲーサントラ集をド高級オーディオで再生することではない。それだけの音をエロゲーに詰め込んだ、メーカーの労力だ(苦笑)。
そりゃあね、最近のゲームはやたら音楽に凝っていることが多い。でも、高級オーディオで「伸びシロがある」ってのは相当なモノだぞ。あえて名は伏せるけど、ポップスの大御所の曲でさえ「さほど伸びない」と推定されるってのに。ゲーム用の音データってのは「そーゆーもの」なのかもしれないけど…
ただまあ、このサントラ集が「特別」なのは多少否定できない。メーカー解散を記念?して、最後にサントラ全集を売るようなメーカーだからなあ。音楽には力入れてるでしょ。つーか、そーゆートコロに労力使ってばかりいるから解散したんじゃ…やったこともないゲームのモノも含むサントラ全集を、カネ出して買って喜んで聴いてるのは、どうなのよオレ…と思っていたけど、実はあんまり間違っていなかった気がする。それだけのシロモノだわ。曲もイージーリスニングとして立派に通用するし。一部の例外を除いて(笑)。
新車が買えるぐらいのド高級オーディオ。そんなシステムにひけをとらないほど力入ったエロゲーサントラ。ある意味では、いくら私でも全く「ついて行けない」世界である。こーゆーモノを見ると、私も色んな意味でまだまだだと思いますね。つーか、オレなんて立派に「一般庶民」で通る…わきゃねーな。このスゴイ両者を「仲介」しようとする馬鹿が、他にたくさんいるとは思えないからなあ…
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