6月18日 ― 2007/06/19 01:21
土日はMiddle-Earth東京支部にてオペタイ。結論から言えば、大敗しました。私のせいで。
まあ、言い訳しても仕方ない。ダイス運のおかげで補給状態悪かったとか、戦力チットの中身がちょっと弱かった(部隊が少ないので、かなーり痛い)とか、もうちょっと何とかなったはずなんだけどねえ…って要素もある。しかし、まあ私の作戦が悪かったのは間違いない。
何がいけなかったのか?うーん…ビミョーではあるんだけど、「バクチ的な作戦が失敗した」ことかな。成功すれば損害に見合った戦果を得られたはずなんだけど、見事に失敗した。
何でそんなバクチを打ったのか?これは流れの中で説明しよう。私の担当は独軍南方。最初の補給ダイスで出してはイケナイ6を出した関係上、当初我が軍は全軍孤立状態。戦闘どころか、攻撃準備のための移動すらままならない。その結果、私の攻略目標であるツーラは「強い部隊」が籠城して難攻不落の大要塞となった。
この時点で、私の採りうる手は3つ。地道に盤端の「どーでもいいトコロ」を進撃し、相手を少し後退させるか、中央の側面に回り込んでその側面を守るか、ダメモトでツーラ付近を攻撃し、相手の反撃失敗(ダイス運次第であり得る)を狙うかである。
普通に考えるなら、前者を選択すべきだった。そうすれば、相手の増援を「出てきた瞬間に包囲」できるので、2~3点稼げる。ただし、ソレで終わり。相手は既に万全の態勢で待ちかまえているので、攻撃は自殺行為。こちらは側面を守る部隊がまるでいないのだ。ま、相手(よりによって軍神鹿内氏である)の性格からして向こうから早期反撃に来るのはわかっていたので、そこで少し相手を叩けるかも。実質的に「自分が後退する場所を稼ぐ」のが主目的なので、補給を必要としないし。
実は、補給配分見直しの直前にこーゆー意見を提唱してみた。補給は必要ないと。補給無くても何とかなる場所にしか行かないと。もちろん、戦果なんか期待するなと。ただ、会議の結果「何とかしてくれ」と言われたので、この計画は却下された。具体的にどーしろと言われたわけではないけど、もっと積極的に攻撃に出ろと言われ、補給が与えられた。
友軍が恐れていたのは、「南の赤軍が自分の戦線に移動してくる」だろう。確かに、私が消極的になればそうなる可能性がある…というより、フツーはそうなる。しかしだねえ。私の正面は鹿内さんだよ?そりゃあ多少は部隊送るだろうけど、余裕があれば自分の所で反撃してくるに決まっているから、杞憂だったと思うんだけどなあ(笑)。
まあ、「積極的に行く」のが悪いワケではない。補給くれたんだし。コレを使って相手を引きつけるとなると…やはりツーラ近郊で攻撃に出て、ここを周囲から切り離さないとなあ。幸い今度は補給状態が良かったので、その余裕があるし。
そこでおっかなびっくり攻撃に出たんだけど…ここで予想外の出来事が。私が攻撃に出ない(出られない)のでフラストレーション貯め込んでいた軍神が、時期尚早にもかかわらず反撃に出る。しかも、ツーラの部隊を前面に出して。こ、これは…一応チャンスである。今ならツーラは弱い。
今にして思えば、ここで一度下がるべきだった。軍神殿ははっきり言って暴走している。ここで「キャー!」とか言って後ろに下がれば、暴走し続けてより大きな隙を作ってくれた可能性がある。しかしだなあ…「ここで我に返られたら、結局駄目だよな…」と考えてしまい、かなーり分の悪い賭に出る。ツーラ側面を全力攻撃して、ツーラ周辺を孤立させるべく攻撃を行った。
この攻撃は成功した。しかし、これだけでは「賭に勝った」うちに入らない。つーか、どーせ駄目ならこの段階で失敗して欲しかったくらいだ。問題は、その後確実にやってくる赤軍の反攻である。ここで失敗してくれれば…その可能性は決して低くなかったんだけど…といった希望も空しく、相手は良い戦力チットを引き、反攻成功。あーあ。ここで1日目終了。
この後酒飲んで新宿辺りで宿泊…の予定が、予定変更で家に戻ってしまう。これが結果的に痛かった。2日目最初のターンに「暖まっていなかった」ことが原因?で、ツーラ攻撃(反攻成功されても一応出来る)で手ひどいダイス目を出してしまう(苦笑)。はい、もう駄目です。攻撃できません。
後は適当に反撃受けつつ、相手を引きつけるだけ…と思っていたら、雪が積もる。雪が積もると、独軍は果てしなく弱くなる。逃げるのもままならない。ゲーム終了まで壊滅しなければ御の字…ってところまでヘコまされ、ゲームエンド。トホホである。
敗因?そうだねえ。さすがに最初の「全軍孤立」は厳しかった。あれでは打つ手がない。その後補給くれた後に「やっぱり積極的に行かない」って手もあったと思うけど…それだと本当に点にならないので、チームプレイでそれはマズいでしょ。私個人としては「補給よこさずに、期待もしない」が正解だったんでないかなと思うけど。「どーせツーラは落ちない」って割り切れば、補給切れ(孤立したのは最初の特別ルールのせい)でもしばらく戦えたはずだし。
ま、結局は「流れがないと感じていながら、バクチを打ってしまった」私が悪い。あの流れでは、バクチは打っちゃ駄目ですね。周囲の友軍が何と言おうと、「最低限の戦力だけ引きつけるから、後はよろしく」と言うべきだった。その方がトータルではいい結果が出たと思う。最初全軍孤立になったら、ツーラなんて落ちないって。戦闘比が立たないどころか、攻撃準備の移動すら厳しいんだから。だから。独軍はそれを前提として作戦すべきでしたね。
さすがに何回も出来るゲームじゃないので、まだ流れを掴み切れてないところがある。最初に南方で全軍孤立したら、どうプレイすべきか…なんて読みにくいからねえ。その点、私も少し気が弱かったかな。もっと強く「ツーラなんて取れません。それを前提にして下さい!」って強く言うべきだった。実際、史実じゃ落ちてないのだ。南方で前進できない分を他で補うのは、不可能じゃなかったと思うけど。
まあ、友軍としては私に言いたいことはいっぱいあると思う。その非難は受けます。敗因は私がだらしなかったから。それは間違いない。ただ…「じゃあどうしろと?」って考えてゆくと、結論はこうなっちゃうんだな。いや、とりあえずマップ1枚のシナリオで良いから軍神率いる赤軍と戦ってみな?その昔私より上手なゲーマー相手に、私より速い速度で独軍崩壊させたことがあるんだから。あの時よりは見せ場もあったはずなんだけど。
次にプレイするときは、どっちでもいいから北方がやりたいかな。動かす部隊が多くて楽しそうだし。ま、私ごときヘタレをこんな重要な戦線に配置できないって言うのなら仕方ないけど(苦笑)。ま、とりあえず皆様お疲れ様でした!
コメント
_ asasin ― 2007/06/21 05:10
_ F男 ― 2007/06/23 00:51
確かに、独軍は全体が見えてなかった感じがありましたね。序盤から「南方ダメダメ、北方中央マズマズ」って状況だったのに、それに対応した作戦を展開出来なかった気が。
全体が見えなかったのは、独軍の連帯責任でしょう。多人数プレイだと、どーしてもそうなりがちです。それがまた面白いところではあるんですけどね。この点は赤軍も同じですが、それを利用できなかった気がします。
実を言えば、私も楽しかったですよ。ただまあ、主要な敗因は私にあるんですけどね(苦笑)。
全体が見えなかったのは、独軍の連帯責任でしょう。多人数プレイだと、どーしてもそうなりがちです。それがまた面白いところではあるんですけどね。この点は赤軍も同じですが、それを利用できなかった気がします。
実を言えば、私も楽しかったですよ。ただまあ、主要な敗因は私にあるんですけどね(苦笑)。
_ 庭猟師 ― 2007/06/23 03:12
猛省してます。
皆さん敗因は自分にあるというような言い方をされていますが、そんなことはないと思います。私は今回の支援割り振りをかなり強引に仕切ったと思っているので、南方が1ターン全軍孤立したのは私のせいです。今回のような状況を防ぐならば、南から4-0-4-2あたりでふるべきだったと今では思っています。
誰も全体が見渡せていなかったというよりは、お互いに遠慮しあって他戦区に口出しするのを躊躇ったというあたりが本心ではありませんか?まあ、補給をよこせと主張しなければ失敗したときにあからさまに責任を負わされることもないし、そういう意味で今回の独軍は及び腰だったのかも…とも思っています。(失礼)
レバタラの議論を敢えてすると、積雪が無ければ北方には突破の可能性があったし、もしそうなった場合は中央、南方で混戦ぎみな状況を作った指揮官は当然功績者なわけで。。。展開のアヤという面も大いにあったと思います。
南方で鹿内さんくらいマトモな赤軍を相手に今回みたいなハンディキャップを与えてしまうと、現実問題、打開は苦しいですよね。実際鹿内さんにはまだまだ余裕が見受けられました。(突出して致命的なスキをつくるような人でないことは周知だしねえ)
いや、ホンマにすまんかったー。
皆さん敗因は自分にあるというような言い方をされていますが、そんなことはないと思います。私は今回の支援割り振りをかなり強引に仕切ったと思っているので、南方が1ターン全軍孤立したのは私のせいです。今回のような状況を防ぐならば、南から4-0-4-2あたりでふるべきだったと今では思っています。
誰も全体が見渡せていなかったというよりは、お互いに遠慮しあって他戦区に口出しするのを躊躇ったというあたりが本心ではありませんか?まあ、補給をよこせと主張しなければ失敗したときにあからさまに責任を負わされることもないし、そういう意味で今回の独軍は及び腰だったのかも…とも思っています。(失礼)
レバタラの議論を敢えてすると、積雪が無ければ北方には突破の可能性があったし、もしそうなった場合は中央、南方で混戦ぎみな状況を作った指揮官は当然功績者なわけで。。。展開のアヤという面も大いにあったと思います。
南方で鹿内さんくらいマトモな赤軍を相手に今回みたいなハンディキャップを与えてしまうと、現実問題、打開は苦しいですよね。実際鹿内さんにはまだまだ余裕が見受けられました。(突出して致命的なスキをつくるような人でないことは周知だしねえ)
いや、ホンマにすまんかったー。
_ F男 ― 2007/06/25 00:51
補給に関しては、私が6なんて出さなければ良かったわけで…一応「犯す価値のあるリスク」だったかなとも思っているのですが。ただ、北が多少苦しくなっても、南方全軍停止よりはマシなのかもしれませんね。この辺、私もさっぱり「見えて」なかったので…
鹿内さんは、こちらのツーラ包囲が成功した時点で少し余裕を失ったように見えました(ミスしたのは事実だし)けど、反撃を成功させた時点で元通りでしたねえ。あれで反撃失敗(A2チットの引きが悪ければその可能性があった)していたら…ま、私ではあれが「精一杯」でした。
次はどういう組み合わせになるかわかりませんが、またプレイしましょう。あの程度で「次はちょっと…」と思うような私じゃありませんよ!(笑)
鹿内さんは、こちらのツーラ包囲が成功した時点で少し余裕を失ったように見えました(ミスしたのは事実だし)けど、反撃を成功させた時点で元通りでしたねえ。あれで反撃失敗(A2チットの引きが悪ければその可能性があった)していたら…ま、私ではあれが「精一杯」でした。
次はどういう組み合わせになるかわかりませんが、またプレイしましょう。あの程度で「次はちょっと…」と思うような私じゃありませんよ!(笑)
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敗因を全て一身に背負っておられますが、直接間接の原因は中央で無邪気にはしゃいでいた初心者と、偶発的な事態に対する危機管理というかマネージメントがソ連軍に比べてちょっと甘かったのかなぁと考えてます。
途中、乱戦に巻き込まれてしまったのかな?なんて端で見ていて思ってましたが、読んで納得です。確かにかなりの確率でツーラ落とせそうでしたもんね。未熟者には戦況がなかなか読めません・・・
今回、個人としては大変楽しめたと同時に勉強にもなりました。本当にありがとうございました!