3月7日2008/03/08 02:16

 ネタがないので…ってワケじゃないけど、今年の海外遠征計画について語っておこうかと。今年は「定期的に語っておこうかな」と感じたので。そうすりゃ、何かしら有意義なツッコミが入るかもしれない。
 
 今年の遠征計画は、基本的には2つ。凱旋門賞遠征計画と、韓国同人カレンダー入手計画の2つ。アホウな動機だけど、気にしてはいけない。それが私だ。ただ、この2つだけ考えていれば大丈夫ってワケでもない。
 
 毎年「行っちゃうかもしれない」と警戒してる土地は3カ所。ドバイとアスコットと香港。このうち、ドバイに関しては「今年は大丈夫」でしょ。現時点で休みの申請してないので、ドバイワールドカップデーに私がここへ行くのは無理だ。つーわけで「セーフ」である。後の2カ所は、「今年は行かないんじゃないかな」以上のことは言えない。
 
 私は海外旅行に行く際、主目的とは別のワケのわからん「目標」を掲げて行くことが多い。これは2つ意味がある。1つは、メインの目標が「ブチこけた」時の保険。競馬は滅多に中止にならないけど、「お目当ての馬がいない」なんて当たり前(遠征ってそんなものだ)だし、「競馬場にたどり着けない」って悪夢も想定している。もう1つは、メインだけじゃ暇が潰せないこと。1日はメインで潰れるけど、航空券の都合により「それだけで帰ってくる」ってなワケにはいかないので。
 
 この「副次目標」、ホントにワケわからん。比較的マシなのは美術館・博物館巡り。日本でも「ルーブル美術館展」なんてものが開催されることがあるけど、これは量が伴わないし、人混みだらけでよろしくない。やはり常設展示で見た方が楽しいよ。解説意味不明でも(苦笑)。他は…「レ・ミゼラブル」ゆかりの地巡りとか、バーデンバーデンの温泉を楽しむってのが、常人に理解できる範囲かな。
 
 現時点で想定している「目標候補」を挙げよう。まず凱旋門賞が行われるパリ。ここはまだ動物園・水族館に行ってない。広すぎて前回一部を端折ったルーブルのコンプリートも興味深いけど、先に動物園かなあ。エキゾチックな動物園ってすごく楽しいんだよ。ただ、今回はそれ以上に重要な目標がある。高速鉄道TGVを味わい、チューリッヒに再訪して「おチョコ様」入手するのだ。その昔実行した「バーデンバーデンのついでにチューリッヒ」よりアホウな位置関係だけど、今回は店の位置わかっている(前回はソレも知らないのに行った)し、TGVって目標もある。
 
 ちなみにおチョコ様とはF男認定「世界一の」チョコレート。毎年バレンタインデーにかなーりお高い自分用チョコ買っている私だけど、あれ以上の品はお目にかかったことがない。ちなみにドバイの殿下は私と同意見らしい。
 
 韓国は…まだ現時点ではソウルに行くのか、釜山に行くのかはっきりしない。おそらくは11月にソウルだけど、向こうの即売会の日程が不透明だし、JCはやはりナマで見たいので何とも言い難い。ソウルはともかく、12月の釜山は何があるんだろ?これは調査しないと。
 
 ソウルの場合、軍事博物館と動物園が副次目標か。軍事博物館は説明不要でしょ。動物園の目当ては虎。いると思いたいなあ。加藤清正が退治した「半島の虎」は見たいよね。相当な希少動物だけど、ソウルの動物園なら保護の一環として飼っている可能性が…インドの虎(比較的よく見られる)よりデカいらしいので、楽しみだ。更に、競馬とカジノも副次目標に入れてイイかな。
 
 キングジョージに日本馬が挑戦してしまえば、自動的に行かざるを得ないロンドン。ここの副次目標は、野球と動物園。あと、日程が合えばファーンボローのエアショー。最初にロンドン行ったとき、エアショーやってたと後で知って大騒ぎしたからなあ。今年は日程どうなんだろ?
 
 野球は…とりあえずレベルを確かめたいってのがある。香港プロサッカーと比べてどうなのか確かめないと(苦笑)。ちなみに、英国野球協会なるものが存在していて、そこのサイトに日程と球場の場所紹介してある、ってトコロまでは調べた。フランスでも野球やってるはずだけど、フランス語のサイトは解読不能って理由で挫折している。
 
 ロンドン動物園は、行かなくてはならない土地だ。あそこにいる「BBCの制作スタッフより賢いペンギン」を見ないと!「モンティ・パイソン」知らない人間には何が何だかワカラン話だとは思うけど。なお、水族館にいなかったイルカがいるんなら、これまた見なくては。「アメリカ国家を吹きながらの二回連続背面輪くぐり(さようなら、魚をたくさんくれてありがとう)」を目撃しないと…って、「銀河ヒッチハイクガイド」知らないと何が何だかワカランっての。
 
 大量の宿題がある土地、ドバイ。今年も行けなかったけど、やはりまた行きたいなあ…無茶を承知で夏にでも行くか?ここの「目標」は釣りかな。その昔やってたので。トローリングでブルーマーリン狙いといきたいね。「ペルシャ湾の怪物」はオラがいただきだせ魚神さん!だから「釣りキチ三平」知らないと…(以下略)。
 
 ちなみに、香港には特に目標がない。何度も行っているし、これからも山のように行くので、いちいち目標を設定する必要がない。「美味い飲茶食いたい」「ツキがないから、お祓いしたい」だけでぶらっと行きかねない土地だからなあ。ある意味、関西より身近な土地である。
 
 あと、バーデンバーデンも「特別な目標無く訪れる価値がある土地」かもね。温泉と競馬場と散歩道だけで再訪する価値がある。特に散歩道はオツでねえ。単なる普通の「森の中の散歩道」なんだけど、温泉堪能した後にブラブラするのに最適。最初見つけたときは「隠れた名所だな」などと思っていたんだけど、後に著名人(作家のゲーテと作曲家のリストだったかな?)が愛用してたと知った。やはり「温泉入ってサッパリした後、湯冷ましにブラブラ」してたのか?そーゆー楽しみ方を知っているのは日本人だけだと思っていたのだけど(笑)。
 
 そもそも、私が海外へ行く「主目標」は競馬であり、同人カレンダーだ。この時点で馬鹿野郎だけど、副次目標も同程度に間が抜けている。私にとって「世界なんて狭いものだ」と思う人がいても不思議はない。実際、私自身「世界なんて狭いぜ!」と感じることはある。ただし、たま~に。
 
 でも、大抵の場合、世界ってのはものすごーく広く感じる。飛行機に乗ってるときには、今でも独特の心細さを感じるし、休み取ったり費用捻出したり…って作業も大変だし、言葉や文化の壁に突き当たることも多い。時々強烈な無力感を味わうほど、世界ってのは広い。
 
 とはいえ、世界が広いことは、その広さを確かめようとした人間だけが実感できることだ。海外旅行のいいところは、そこにあるんじゃないかな。文字通り「異国の地に放り出された」感覚を味わい、「何でオレはこんなトコロにいるんだろ」と愚痴りながら、それでも目的のモノを目指して突き進む…世界にはそれだけの価値があるんだよ。大失敗しようが、他人から「バカじゃねえの」と後ろ指指されようが、世界が素晴らしいことに変わりはない。
 
 それにだ。出かけなければやっぱり後悔するに決まっている。そういう後悔、私は嫌いなんだよ。やって後悔、やらなくて後悔なら、やって後悔した方がずっといい。その覚悟がないと味わえないモノがあるんだよ。「シーキングザパールはロンシャンに来る!」と決めつけて本当に来たとか、「チューリッヒでおチョコ様の店を見つける!手がかりは住所書かれた紙1枚」って状態でホントに店見つけた(実は駅構内にあるんだけど)とか。この喜びに比べれば、「文字通りスッテンテンになってカップ麺すすってた」とか、「ドバイを真っ昼間ウロついていて、暑さで倒れかけた」なんてのはどーでもいい苦悩に過ぎない…のか?あの辛さは今でもトラウマなんだけど…
 
 とまあ、偉そうなこと語ってきたわけだけど、実際は私も相当腰が引けるんですよ。海外ってのは甘くないからねえ。それこそ、自分なんてちっぽけな存在は押しつぶされそうになる。そんな中で「自分らしさ」を保とうと思ったら…アホウな目標目指して突進するのが一番なんですよ。「こんなバカ、オレがやらなきゃ誰がやる」って気持ちになるからね。だからこそ「目標」なんですよ。特に今年は「初の競馬目的以外での海外遠征」なる計画があるだけに、気持ちの張りを強く保っておきたいなと。だから、早い段階から「副次目標」について語ってみました。韓国の副次目標はまだ流動的なので、いずれ決めて後悔しておこうと思います。そうすりゃ、より引っ込みつかなくなるので(笑)。

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