11月24日2018/11/25 02:17

「隊長…我々は貴方を捕縛するよう命じられています。投降して下さい…」
「ひよっこめ。何を甘いことを。私はもう隊長ではない。それに、お前等が派遣された時点で説得できる段階ではないとわかっているはずだ。敵を見たら殲滅しろ。私はそう教えてきたはずだぞ。たとえ私が相手でもだ。」
「通信切れました!高速飛翔体接近中!おそらく…うわぁぁ!」
「くそ、何て速さだ。目が追いつかない!」
「あれがニケか。だが、やるしかない。新ヘルダイバー隊の誇りに賭けて、アレと隊長を止めるんだ!行くぞ!」
 
「ククク…かつての部下の名を持つ者を手にかけるか。落ちぶれたものだ。だが、それでいい。もう私には何もいらない。ただアイツに復讐できれば、それでいいのだ…必ず仕留めてやる。首を洗って待っているがいい、ロック…」
 
 …アツい、やっぱりアツいよ「超人ロック」。ヘルダイバー隊VSストロハイム(S)なんてゲーム的には無意味な戦闘だけど、脳内に自然と絵と台詞が思い浮かぶ。わかっていたことだけど、おそらくは誰よりもよくわかっていたことだけど、ゲーム「超人ロック」は最高だ。
 
 1967年、とある高校生(だったと聞いている)が描いた同人マンガが世に出た。それが「超人ロック」。その後色々あって様々な出版社を渡り歩き、今もって続いている伝説の作品だ。去年は「生誕50年」ってことで色々盛り上がっていた。だけど、その中にゲーム「超人ロック」再版って話は無かった。よって、私は「もう再版は無理かぁ…」なーんて思っていた。
 
 ところがだ。一体何がどうなったのかよくわからんけど、今年になって「再版します」って話が出て、このたびめでたく再版された。正式な発売はまだ少し先だけど、ゲームマーケット2018秋で先行発売されたんだな。
 
 この原稿を書いている時点ではまだ1日目が終了しただけであり、2日目にどうなるのかはわからない。けれども、なんつーか…初日はスゴかった。諸般の事情により頒布開始は13:00から。その30分ぐらい前にブースにたどり着いてみると、明らかに「超人ロック買うぞ!」って雰囲気を漂わせた人間が大量に。しかも、時間経過とともに着実に増えてゆく。「いかん!これは一時的にでも行列作らせなきゃ、ブースが崩壊する!」ってんでa-gameのスタッフに「行列作ってさばくしかない、最後尾札を準備しろ!」と声を掛けた…んだけど、ある意味遅かった。試遊卓を挟む形で2つの列ができるような形になってしまい、「最後尾列が2つある」という、よろしくない状態に。放置しておくと混乱を拡大すると判断したので、「ここは最後尾じゃない」札を急いで作らせ、片方の列に新たに並ぶことを(ちょっと強引に)停止。私がその札持って「最後尾はアチラです」ってアナウンスを行う羽目に。いくら私が「コミケで列には並び慣れている」とはいえ、流石に列を移動させるスキルは低い。でも、ヤバいようならそれをやらないとな~なんて考えているウチに頒布開始。流石に列は捌けていった。アレなら、ゲムマのスタッフから「多少混乱は生じたようだけど、大きな問題なく解決した」と認識されるはずだ。少なくとも私はそう思いたい。
 
 コミケその他の同人誌即売会では、ヘンに長い列が出来て人の流れが滞り始めると、スタッフがわらわらと寄ってきて行列の整理を始める。明らかに「即席で作りました」ってな最後尾札・列途中札なんてのもよく見かける。ゲムマスタッフも頑張っているとは思うけど、流石にこの手の混乱に対する感度は少し低めかな。a-gameのスタッフに至っては何をか言わんや。だからって一般参加者であるハズの私が「こちらは最後尾ではありません。最後尾はアチラになります。」なんて声張り上げて列整理しているのは、如何なモノかと。ぶっちゃけ、列に並んだ一般参加者の一部から「何だアイツ、デカい顔しやがって」と思われたかも知れない。
 
 ただ、私がどう思われようとも、「列の最後尾がドコにあるのかわからない」ってな混乱は絶対に避けるべきだ。経験上そこさえハッキリしてさえいれば、混乱は最小限で済むことが多い。逆に言うとこれがわからなくなると、混乱がドンドン加速してゆく。あげく「早く並んだはずなのに、後から並んだ奴より後回しにされて延々待たされたあげく、買いそびれた」なんて人間が出た日には…似たようなコトを何度もやられただけに、そんな時の気持ちは良くわかる。わかってんのかホ○ージャパン。お前の所のブーススタッフが最後尾カンバンを下ろして見えないようにして休んでいた恨みは忘れてねーぞ。
 
 必要性については痛いほどわかるけど、だからってオレがそれをやる必要は…あるんだろうなきっと。a-gameで混乱が心配されるほどの列なんて滅多に出来ない。よってスタッフに経験があるわけない。ゲムマスタッフはぶっちゃけ数が少ない。ボランティアって形で大量動員している「フツーの即売会」とは比較できるわけない。個々人の能力についてはともかく、全体としてみれば「最低限の仕事しかしてくれない」と思うべきでしょ。でもって、コミケスタッフ経験者ほどではないけど、その手の混乱に対して嗅覚があって曲がりなりにも対応策を知っていて、なおかつa-gameのために働く意欲を持ち、a-gameのスタッフもそれを承知している…なんて参加者がどれだけいるというのか。ついでに言えば、性格的にこーゆー混乱は見過ごせないし。まあ、今回の件でa-gameのスタッフはいい経験を積んだと思いたい。強いて言うなら、「超人ロック」入荷が遅れるとわかった時点で、「早くから来ていた奴+遅めに来た奴」がまとめて押し寄せてくるのは読めたはずなので、その時点でゲムマスタッフに「多少混雑が生じてご迷惑を掛けるかも知れません」ってな話を通しておくべきだったとは思う。そうすりゃあ私の出番はなかったと思われる。
 
 こんな混乱が生じるだけあって、「初日入荷分」は完売したらしい。それで完全完売だとしたら…まあ、私の立場としては「仕方ない」としか。「初日に完全完売」ってのはコミケ企業ブース買い子にとって「最大の敵」であり、その可能性があるかないかをシッカリ検討した上で回る順番を考えるのが「常識」。土曜に仕事その他で忙しい方には申し訳ないけれど、a-gameの活動規模とアイテムの人気度を考えれば、レッドシグナル級の危険度と考えるべきだと思う。あくまで先行発売なんだからもうしばらくお待ちください。
 
 ゲームについては、特に語ることは少ない。ほとんどの人にとっては「伝説」かもしれないけれど、私にとっては「日常」に近い。感覚としては「ロック?ああ、なんだか有名らしいね。オレにしてみれば、麦作っているお隣さんだけどな」ってなもんだ。今更何を語れと。「オレも衰えた。戦闘結果表を丸暗記してねえ。」などと愚痴るレベルなのだ。面白い面白くないとかいうレベルじゃない。プレイして楽しいのは大々々々前提なのだ。ただまあ、再版にあたって「ルールは基本的に全く変えてない。怖くて変えられない。」ってな話なので、一応簡単なルール解釈論はしておこうと思う。なにせ発売から30年以上経ち、継続的にプレイしている私の仲間内でさえ、つい最近になっても「ルール解釈論」の話が出る有様なのだ。ドコにどーゆー「曖昧な点」があり、ソレをどう解釈すべきか?みたいな話には慣れている。
 
 有名なのが「ニケとエネルギースーツ」問題。攻撃絶対命中のニケと、チェック次第で攻撃絶対反射のエネルギースーツ、ドッチが優先されるの?って話。コレは古くから有名な話で、旧シミュレイターに掲載された記事に言及がある。ここで「ニケ優先」って意見が示された関係上、ニケ優先って解釈をしている人が多数派かなという気がする。我々も「ニケの攻撃は殴る蹴る投げる締めるであり、原作の記述によるとエネルギースーツと言えどもこの手の攻撃は効くはず(でなきゃ社長は倒せなかった)なので、ニケ優先」としていた。
 
 ややこしいのが「ラフノールの鏡と亜空間フィールドはテレポートブロックに使えるか」問題。我々は「どっちもできない」としていたが、両方ともできるって解釈を聞いたことがある。再版されたルールブック…というよりキャラクターカードの記述によると、ラフノールの鏡は「攻撃を受け、テレポートする」という記述になっていて、出来る事が固定されているっぽい。それに対し亜空間フィールドは「テレポートカードが出されたものとしてプレイする」とあり、テレポートカードと同じ扱いをしてかまわないように見える。更に言うなら原作の記述では亜空間フィールドはテレポートブロックの対象になるコトは確実。なので、ブロックされうる以上ブロックも出来るのではないかという話はあった。更に言うならラフノールの鏡は「相手を強引に閉じ込める」ことが可能であり、そうすりゃあテレポートブロックできるだろ?って説も唱えられた。ただ、ゲームが出た当時だとラフノールの鏡に相手を閉じ込めるってワザは使われていない、少なくともフランシスとニアはそんなワザ使ってないって話も出た。結論としては「好きに解釈してください」以上のことは言えないかな。ただ、ブロックに使えるならただでさえ迷惑なウォン博士がより迷惑になる。しかもだ。フランorニアVSウォン博士の場合、ジオイド弾を確実に出せるワケじゃないのでウォン博士が不利だけど、勝利条件上ウォン博士は自分が死んでもそんなに痛くない(自分が死んでも勝利に近づくから)のに対し、フランとニアはそんなにいいコトがない(強いて言うなら殺されちゃイヤな相手がジオイド弾喰らう可能性を消せるという程度)のは取引としてどうよ?と思う程度かな。
 
 ルール解釈的には「我々のミス」なんだけど、個人的にはオススメしたいのが「宇宙港で戦闘できるか」。再販されたルールブックを確認した所、明確にできることが判明した。でも、我々は「できない」説を採用していた。言い訳するわけじゃないけれど、これは直接そう書いてあるワケじゃないので、ちょっと誤解しやすい。惑星編で戦闘可能な領域は「惑星ボックス内」と指定されていて、宇宙港は惑星ボックスじゃない、と勘違いしていたのだ。再販されたルールブックには「宇宙港も惑星ボックスとして扱う」という記述がある。よって戦闘可能なんだけど…ここで戦闘できるって話にすると、一部のバーサーク系キャラがここで他人を待ち伏せして虐殺し始める。これはあまりよろしくない気はするね。そもそも「宇宙港で戦闘できるの、おかしくね?」って話から始めて「出来ないってした方がいい」という結論を出したので、特別抵抗を感じないのなら採用してもいいんじゃないかと提唱はしておく。
 
 「変身によるアライメント変更」問題は…この部分は流石にルールの明確化したか?と感じた。我々の間で比較的最近問題になり、ルールブックその他ひっくり返して解釈論やらかした記憶があるので。カード&能力持ちの自発的な「変身」と作者の「顔書き換え」に違いがあったとは記憶してないんだけど…まあ、再版ルールに従って問題は無いと思う。ただ、我々は「自発的に変身する理由は一部の露骨に損がデカい顔(ロックと作者)の回避であり、選択肢は一杯ある以上、アライメント固定で問題は無い。一方作者の顔書き換えは強引に最終戦闘を発生させる手段であり、アライメントの指定を無視した方が面白い」という、再版ルールブックとは逆の解釈をしていたけれど。ついでに言うなら、作者が「お前はこの顔」と決めたら、ソレは作者特権で絶対だろ(笑)。
 
 他にも「ニケ2台持ちの場合の処理」「警官は変身するか否か」「クローンが使われた場合の処理」「暗黒騎士団がオーバーヒートする正確なタイミング」「死人苔の伝染チェックの詳細」なんてところでルールブックひっくり返して色々調べた記憶がある。書いてあったけど見落としていた場合、書いてないので解釈論になった場合など色々あった。ルールブックは基本変わっていないはずなので、まあこの辺が問題にされる場合もあるんだろうなとは思う。我々は「面白ければ、それで良し」を合い言葉に、故意に「ゲームが盛り上がる方向」で解釈してきた関係上、今更ルールブックがどうなったところで、今までの解釈を変えるつもりなど毛頭もない。ただそれは仲間内でのプレイの話であって、様々な人とプレイする以上、「共通見解」には従う。クセでヘンなことをしてしまう可能性はあるけれど、「対応不能だ!プレイできねえ!」な~んてコトを言うつもりはない。その程度で困るほど甘くはないつもりだ。34年闘い続けてきたというのは、そーゆーことである。
 
 昨年末、作者の聖先生が急病で倒れ、「こ、このまま終わってしまうのか!」と読者は泡を吹いたが、先日無事に連載が再開された。流石は耐久力7で精神力7(笑)。うんうん、やはり「超人ロック」はいい。当然ゲームもイイ。コレをキッカケにこのゲームを覚えたり、原作に興味を持って読んでくれる人が増えると嬉しいな。ゲームの方は今の目から見ると古い処理をしているなと感じる部分もあるけれど、それが問題だと感じないくらい、面白いと思うので。
 
 なお、私は言われるまで全く気がつかなかったけれど、再版されたモノにも「キャラクター一覧表」なるものはついてなかった。これは少し不親切だろう。私のように呼吸するがごとくキャラクター能力値を暗唱できる人間にとっては別になくても…ってモノではあるけれど、それが普通であるわきゃない。更に、追加キャラについては私もまだ対応不能だ。流石にあった方が便利なアイテムだろうから、「ウェブのどこかにでも転がしておいた方が良い」って提唱はしておいた。いつになるかはともかく、公式なモノが出るんじゃないかな。つーか、私が言うことじゃないけど、何故気がつかない再版スタッフ(苦笑)。

4月1日2018/04/02 00:17

 唐突だけど、私は「ただし!その腕前は日本じゃ二番目だ」と言われてみたいと思っている。「ボードSLG限定なら、どう考えてもオレが日本一の同人ゴロでしょ」な~んてうそぶいているトコロに、この台詞言われてみたいなと。ま、どう考えても無理だけどね。このジャンルで私に勝てる奴がいるとは、とても思えない。それぐらい、私はズバ抜けた馬鹿だ。
 
 関西でのゲームマーケットが大阪に戻ってきた。しかもインテックス大阪。ついにあそこに見合うだけの規模になったか…と感動しましたね。ソレを記念して、今回はガッツリ攻めようと、珍しく土曜から関西入りし、国際通信社主催のゲーム会「ウォーゲーム士官学校」に顔を出すことにしました。
 
 とはいえ、関西は遠く、私は朝に弱い。実質トークショウ&飲み会に参加するだけだろな~と思っていたら、まあそんな感じ。トークショウは、思いっきり要約すると「電脳ゲーム界や非SLG系ボドゲからウォーSLGに寄せられるアツい視線に対し、我々はどう応えてゆくのか」ってな感じかな。司会の徳岡氏が様々な知見から感じている「ボードウォーSLGに対する注目度」を紹介し、それを我々側が取り入れてゆくにはどーするこーするって意見を鹿内・中黒両氏が述べる…ってな感じかな。ためになりました。
 
 ちなみに、諸般の事情により私にも発言機会があった。「さいたまオフラインはどうやって萬印堂を見つけ、今も利用しているのか」って質問に現代表が「経緯を良く知らない」と回答したんじゃ、私が助け船出すしかないでしょ。普通の同人誌からゲーム付き同人誌にレベルアップしようって話が出た時、印刷所のチラシ集めていくつか候補見つけてきたのは私だからして。萬印堂さんに関しては、ゲームマーケットに「ボードゲームの印刷引き受けますよ」ってアピールのため出展してたので、チラシもらって推薦した記憶がある。元をただせばさいたまオフラインはボードゲーム色が濃いサークルで、コンポーネント面でも「やはりユニットは抜き打ちにしたい」って要望が強かった。でも、そこを何とかしてくれそうな印刷所なんてロクに知られてなかったのよね。そもそも、同人ゲーム全体のコンポーネントがまだ貧弱だった時代の話だし。同人ゲームのコンポーネントは近年急速に発展した分野であり、そうなったのは印刷所及び各サークルの各種努力の賜であると思う。いやホントに頭が下がります。
 
 その後飲んで馬鹿話して…宿泊先はマンガ喫茶(苦笑)。だってPCの前に貼り付く必要があったから。ドバイワールドカップデーだからだ!レース映像を香港ジョッキークラブのサイト(映像の配信が世界一早い。少なくともJRAより早い)で確認しなくてどーする。とりあえず、サトノクラウン全力で走ってないでしょ。あの行きっぷりの悪さ、最後直線での気合い不足は画質の粗いネット映像でもバッチリわかるレベル。モレイラ何やってんだ。自宅だったら思いっきり罵声浴びせてPC蹴飛ばしてただろうな。あまりの悔しさに目がさえて、ちーとも眠れなかった。
 
 懸命にアタマ切り替えて、ゲムマに向かう。いつものこととはいえ、「知り合い」のサークルだらけで困る。挨拶回りして新作買うだけでえらい荷物になるんだよな。ま、ソレが楽しくて同人ゴロやってんだからいいんだけど。金額?聞くな。入手したモノからいくつか紹介すると、まあ知り合い系ではSLGamer最新号か。ずいぶんと待たされたからなあ(苦笑)。付録ゲームは空戦モノ。ヘクス空戦ゲームは独特のロマンがある。これはわかる奴にはわかるんだけど、そんな奴は絶滅寸前だ。ただまあ私も絶滅危惧種の端くれではあるので、単純に嬉しいね。もう1つは、あえて知り合い以外から入手したモノを。
ゲーム紹介系同人誌「銃・ボードゲーム・鉄」。これはいわゆる「血生臭い」ボードゲームを紹介するってシロモノ。「トワイライト・ストラグル」はともかく、「ディプロマシー」紹介しているのは笑った。いやあ、こーゆー切り口の同人誌があるってのは、業界的には嬉しいね!そーゆージャンルの深淵に引きずり込んでやろうか?クケケ…ってのはさておき、前の日にウォーゲーマーの前でこーゆー切り口のことをアツく語っていた人がこの本の存在を知らないのは如何なモノかと!と思ったので、徳岡氏に「こーゆー本見つけた」と報告しておいた(笑)。真面目な話、徳岡氏が「ウォーゲーム士官学校」トークショウで語っていた説の正しさを補強する証拠の1つだと思う。氏があの場で提唱していた「理論」が正しければ、このような同人誌が「観測」されるのはむしろ当然だろう。惜しむらくは、この同人誌にa-game・サンセット・GJが出したゲームが紹介されていなかった点だな。ガチなウォーSLGは流石にまだ早いとしても、各社ココで紹介されてもおかしくない商品抱えているでしょ。アピール弱いよ!何やってんの!
 
 なお、この日同じインテックス大阪でフツーの同人誌即売会が開かれているとチェック済みだったので、そっちも偵察してみました。「腐女子向け」即売会だとわかっていたんだけどね。案の定、ほとんど用事はなかった。ちょっとイイ感じの便せん見つけたけど(苦笑)。けれども、ヘタリアのサークルもあった関係上、軍服っぽいカッコしたお姉ちゃんがいたのは笑った。「鉄十字章ですか。どんな武功が?」とか聞いてやろうかと(笑)。なお、この即売会の雰囲気は、私が仙台コミケで味わったモノと同じである。「こんな雰囲気の中でウォーゲーム同人誌を頒布し、しかもF男以外に入手した奴がいる」という事実がいかにトンデモネーのか、味わういいい機会だったかも。しまった、神保氏にカタログ押しつけて、「後学のため雰囲気味わってこい」と言うべきだったか(笑)。
 
 近年に限定すれば、私は疑いようもないってレベルで「日本一の男」である。だからどーした。ただ馬鹿なだけだ。それは間違いない。けれども、そんな馬鹿なコトであっても、貫き通すとたま~にご褒美があるらしい。こんな馬鹿だからこそできたこと、他の誰にもできそうもないことができたりする。ただ、もし日本のトップが私ごときじゃなくて、もっと色んな意味で優れた人物だったならば、この業界もう少し違っていたのかなと思うこともある。だから、いつの日か私の目の前にテンガロンハット被って白いギター持った怪しげなアンチャンが現れ、「ただし!その腕前は日本じゃ二番目だ!」なんて言い出し、全力の私を上回ってくれたら…なんて考えるわけですよ。
 
 なお、サトノクラウンの負けっぷりがあまりにも腹立たしかったので、腹いせも兼ねて大阪杯の馬券買って帰路につきました。ミルコ偉い。モレイラにもアレをやって欲しかったんだよ…

8月29日2015/08/30 02:54

 すげー色々あった。正直思い出したくない。よって、延び延びになっていたコミケ回顧。いやまあ、コミケだってある意味「思い出したくないコト」ではあるんだけど(苦笑)。
 
 今回のカタログ表紙は新谷かおる先生の「エリア88」モノ。冊子版がシンでロム版がミッキー。渋いねえ。いいねえ。私と似た年代のヲタクはみんな感動してた。非ヲタクの競馬仲間の某氏(年代は私と似てる)に「コレは理解できるでしょ」と言って冊子版の表紙見せたら、爆笑して作中の名言引用したくらいだ。「真昼になると、ビッグサイトの向こうは陽炎で何も見えなくなる…コミケ88、灼熱の戦場」う~ん、イイネ!
 
 …しかしまあ、実際戦っている私にしてみれば、シャレになってねえ。特に私の場合、「フル装備」(サークルチケット3日分)与えられているからなあ。基本的には「それが妥当」って戦場に叩き込まれる。流石にシンほどの腕(コミケのトップエースはホンモノだ)・ミッキーほどの装備(ミッキーが装備だけとは言わないけど、当時のトムキャットは強い)があるわけじゃないけど、クフィル支給組の末席ぐらいには相当するかも。でもって、ウルフパックと戦ってこいと言われるわけだ。おまけに、買い子は戦利品を届けるまでが仕事なので、戦場で倒れるなどという贅沢は許されない。更に、カネがありゃ入手できるってモノが対象じゃないので、貯めたカネ払ってアバヨってわけにもいかない。そーゆーものなのだ。
 
 過酷さを象徴するエピソードを1つ。知人がコミケ参加者向け格言付きの日めくりカレンダー入手し、そこに「外周を回るか、島中に突っ込むか、それが決断だ」みたいな格言を見て笑っていたんだけど、私に言わせれば「コミケ会場に決断などいらない」となる。決断が必要なのは、せいぜいカタログ発売直後。前日までは「情報収集と経験を元とした、緻密な計算」により回る予定が作られ、当日は「体調と列の進み具合を考慮した、瞬間的な状況判断」により修正をしてゆくだけ。空戦の最中に決断もクソもなく、あるのは瞬間的な判断のみ、ってのと同じである!本格的に「ヤバい」と感じた時にはもう遅い。ブッ倒れるか、目的のモノが完売しまくるか、どちらかだ。
 
 1日目。今回は私のお目当てのジャンルがこの日に集中し、サークル周りが忙しい。今回の「オーダー」が軽めだったこともあり、サークル周りを優先した計画を立てる。とはいえ、やはりオープニングは企業から。ココでアドバンテージを活かしておかないと、後々ヒドい目に遭うからね。狙いはまんがタイムきらら…だったんだけど、私が混成の待機列に並んだ後に専用列が出来たらしい。コレは混乱の予感…と警戒していたトコロ、どうも「先に並んでいたのはコチラなのに、専用列のケツに回されるかも」って移動を強いられたので、無理をせずに離脱した。多分専用待機列の前の方に回してもらえたと思うけど、確証がない。普通ならそれでも並んだと思うけど、この日はサークル優先モード。私は2日目もアドバンテージがある。ならば、並ぶのは今じゃない、2日目だ…という判断だ。コレが正しかったかどうかはあまり問題じゃない。大切なのはベストを選択することではなく、ワーストを避けることだから。
 
 この日のサークル周りは過酷だった。久々に計算が破綻しかけたくらいだ。サークル数も問題だったけど、「西にある企業を終えたら東に向かい、ソコでかなりの数のサークルを回った後で西に向かう」ってスケジュールを立てたのが…西にあった「ゲーム(電源不要)」は「混雑しないくせに完売が早い」ジャンルであり、普通はサッサと片付けて他に行く。けど、今回はソレだと計算が成り立たなかった。東西連絡通路が本格的に混雑する前に東へ移動をしておかないと、どーしよーもない…という計算がありまして。ついでに言うと今回、「無茶苦茶アシの早い電源不要ゲーム」は無い、というヨミもあった。冬だとそーゆーモノが存在する可能性が高い(野球SLGのデータカード)ので、違った決断をしたんじゃないかな。とはいえ、そこは初日。まだ体力に余裕がある。「想定外」も多少あった(私の計画では、無い方がオカシイ)けど、おおむね予定をこなして終了。
 
 2日目。実は用のあるサークルがほぼ無い。よって企業に専念できる。だからって思うようにブツを入手できるとは限らないのがコミケだけどな。案の定「完売」の嵐…計算の修正が遅かった。本来ならば初日に潰していたはずのまんがタイムきららをこの日に攻略したので、他に並ぶ時間が後ろにズレていた。これを計算に入れるのが遅かった。カンベンしてくれ。ただまあ、「今まで注文がなかったので実態を知らなかった」企業をいくつか体感できたのは(私個人としては)収穫ではある。コミケ参加歴も長いクセに、完売直前まで警報出さないというドアホウやらかすトコロとは知らなかったよ、ぱ○っとさんよお。やっぱり、実際並んでみなきゃわからんことは多い。
 
 3日目。私の中ではコミケ史上に残る敗北を喰らった。「A88」に配置された、新谷かおる先生のサークル攻略に失敗したのだ。いやね、ココは初手に組み込む必要は無い…って判断が間違っていたと言えばそれまで。ただ、初手に形成された列の長さはおおむね想定通りであり、これなら…と思っていた。しかし、列の消化速度が滅茶苦茶遅い。あり得ないほど遅い。「いかん、ここで死ぬわけにはいかない!」ってんで逃げ出した。「行くんならついでにオレの分も」という注文を出した上司に「行って死んでこい言うのならば当然行きます。けれど、私個人だけなら他を優先します」と報告し、指令が撤回された。なにしろ終了直前に偵察に行ってもなお長蛇の列があったくらい。普通外周の「行列が出来るようなサークル」は平均分速6~15人の消化が可能、って計算をするんだけど、聞いた所によると「1人平均2分ぐらい」って速度だったとか。そりゃあキツい。
 
 ちなみに、私のような「チケット組」は「そのアドバンテージ活かして買いまくり」と思っている人も多いと思う。実態はそうでもない。出足が肝心なのは事実だけど、ソレが活かせるのは1~5サークル程度。「完売を気にする必要がない」って部分が大きいのであって、量だけで考えたらソコまで差はない。量をこなすのはむしろ「完売が出始めてから」だ。グッズ系、抱き枕カバーやタペストリーが完売した後、何もかも売り尽くす前、というタイミングが狙い目である。私個人&私の上司は共に「抱き枕とタペはいらん」って主義なので、このタイミングを狙うことが多い。これは完全完売に遭遇する可能性も高い「冒険」だけど、ソコは割り切る。更に私の場合、「数週間後に大阪で」という裏技も使うし。この辺を考慮しつつ、緻密な計算が組み立ててあるのだ。それが買い子。
 
 今回は「コミケ40周年史」なる冊子も袖手した。本当は春のスペシャルで出ている予定だったんだけど、延期されていたモノだ。私の参加歴は30年弱だけど、まあ何と言うか…思い出したくないコトいっぱい思い出しましたね(苦笑)。コミケ雲が出た一昨年でさえ「まだマシ」だった晴海の暑さとか、発火事件とか、脅迫状とか。そんな時だけに、3日目に流れた迷子放送は少しだけビビった。香港から来た15歳と本土(上海だったかな?)から来た12歳(共に女子)が迷子になったってんで、日本語と広東語で迷子放送してた。広東語の迷子放送に対応できるってのがコミケだなあ…って感想とは別に、「出てきてくれよな…」って気持ちが普段より強かったかな。昔ヲタクが露骨に排除されるような事件があってだねえ。それを思い出しちゃっただけに、「幼女誘拐」に怯えたんだな。関西で痛ましい事件が発覚したように、そーゆー事件をゼロにすることは難しい。ソレは理屈としてはわかる。わかるけれど、コミケ会場でだけは止めてくれ。そーゆー気持ちがあるから、「見つかった」って放送があるたびに拍手が起きるんだな。反省会情報によれば共に見つかったとのことで、ほっと一安心。
 
 コミケに「お客様」はいない。いるのは参加者だけ。コレがコミケの基本理念である。同人誌即売会に参加する奴は大抵コミケにも参加しているので、ヲタクの集まる場所はこの理念が適用されていると考えて良い。正直、そーゆー場所は安心する。聞いた話ではコミケ2日目と同じ日に秋葉原で「刀剣乱舞」関連の限定グッズが発売され、その列が御茶ノ水の駅を越えるほどに伸びた(一説によれば東京ドーム近くに達したとか)ようなのだけど、大きなニュースになるほど巨大な迷惑を掛けたわけではないようだ。どんだけ統率取れているんだか。この理念、世間一般でも適用してくれないかねえ。「東京五輪に観客は居ない、いるのは一般参加者と競技参加者」とか(笑)。
 
 私にとって夏のコミケは、冬と比べればまだ余裕がある。暑さには比較的強い(逆に寒さに弱い)し、カレンダーがないし。次は冬だ。狂乱の冬だ。またもや苦しい戦いが予想されるけど、切り抜けないとね。はあ、色々アタマが痛い…

5月7日2015/05/07 23:36

 色々手加減したし、「入手失敗」もあったハズなのに、何故私の荷物はあんなに重いんだ。いや、言い方を変えよう。何故みんな荷物が軽そうなんだ。私はウォーSLGと比較したらコンポーネントが豪華で嵩張る事の多い、「ドイツゲーム系」に関しては手抜きしまくったというのに!確かに、「宅急便を利用するのは負け」という、コミケ買い子部隊特有のこだわり(「コミケ初日終了後、○○駅で荷物引き取る」と言われた場合、「イエッサー」以外の返事は出来ないので、ソコまで荷物担いでゆく)が敗因だとは思うけど。
 
 色々面白いコトがあったので、GW全体を振り返るような感じで行こう。4/26に音系即売会「M3」がTRCで。相当手加減したはずなのに、それなりのCDが手に入った。これに関しては、「そーゆーもんだ」としか言いようがない。特にピアノ系の曲を試聴しちゃったら、「ウチのヘッドホンで聴いたら…」って考えちゃうからなあ。なお、全部PCに叩き込んでCDは原則廃棄した。以前「CDはそうしないと…」というアドバイスをもらったので。多少勿体ないけど、「魂」は無傷なので許して欲しい。
 
 5/2は巨大即売会・コミック1☆9(9回目ってコト)が。若干寝坊してスタートダッシュに遅れ、複数の買い逃しが発生。ま、朝早く出てもゼロに出来なかったのは間違いないってレベルなので、あまり気にしないコトにする。どーせこの日のメインは同人誌であり、ソレは書店委託で何とかなるから。グッズやコピー本が重要なんだよ!ってサークルはある程度網羅できたし。ただ…ソコにも買い損ねがあるんだよな。反省。
 
 5/3は競馬。春天。春天は何かと忙しい時に開催されるので、長い事WINSで対応していたんだけど、今回は競馬場へ。そこで素晴らしいモノを目撃した。隣にいた友人がWIN5当てたのだ。これは「対象5レースの勝ち馬を全部当てる」ってもので、ぶっちゃけ馬券と言うよりは宝くじに近い。しかも好配当。まあ、色々あるので誰がいくらって話は省略するけど。いやまあ、いいモノ見せてもらいました。ゴチになったし。
 
 その翌日は体力温存の意味も込めて、マッタリモード。「ヲタク絵の展覧会」をハシゴしてきました。まずは信濃町付近のアートコンプレックスセンターとかいうトコロでやってた「四艶少女画展」。入場無料。「いかにも画廊」って感じで、あまり大きくない会場。でも、ソコがむしろいい。人も少なめだったし。やはり絵は落ち着いた環境で見るとナイスだからなあ。その後は秋葉原UDXに移動して、毎年恒例「絵師100人展」へ。こちらは絵の枚数が100枚と多いし人も多いので、若干「せわしない」感じがする。美術館にたとえると、前者は常設展示を、後者は企画展示を見ているような感じ。ルーブルやら英国ナショナルギャラリー&テイトギャラリーを観に行った経験からすると、良い絵は落ち着いた環境で見られる常設展示で見るのがナイス。少なくとも私の好みではある。
 
 もっとも、絵師100人展が悪いワケではない。アレはアレでとてもよろしい。つーか、アレに近い雰囲気を出したくて「部屋中を萌え絵カレンダーだらけにする」ってなコトやっているんだから。「○○先生の絵は良いなあ。来年用のデカいカレンダー作ってくれねーかなあ」などと考えながらぼ~っと絵を見ているのは楽しいです。
 
 5/5。ゲムマ&コミティア。流石に「コミティア会場全巡回」は諦めました。おまけに入手するモノも相当絞りました。ゲムマもかな~り手加減し、おまけに買い逃しも出ました。にもかかわらず、荷物が重い重い。でもまあ、何故か出展者入場証が使えたので、色々助かったけど。いやね、世の中には義理人情ってモノがありまして、「入場証あるよと言われたら、受け取って感謝と歓喜に満ちあふれた笑顔を見せる必要がある」サークルがあるんだよ。そーゆーモノなんだよ。
 
 ゲムマで入手したブツだけど、SLG系は全部網羅したはず…と思ったら、1点カン違いで入手し損ねたブツがある事が判明。KEY商会(G01)のブツは「大阪で入手済み」だと思っていたんだけど、これはコッチの記録ミスだと判明。申し訳ない…ただ、完全新作ではなく改訂版の入手ミスなので、許して下さい。他は新作は全部ゲットできたかと。持ち込み数3とか7とかいう、「買い子泣かせ」なブツも含めて。それに加えてタンクハンター第2版の拡張セット「イェーガー」と「ダウンインフレームズ日本語版」を会場でゲットし、SLGじゃないモノをいくつか買っただけなんだが…その程度なのに、何故荷物が殺人的に重い。
 
 入手し損ねたブツについても語っておこう。「長征」をテーマにしたゲームがあったんだけど、テーマがテーマなので急いで入手する必要は…と思ってコミティアに向かったら、戻ってきた時には完売してた…何故あんなテーマで!ってのは、SLG系ゲーマー特有の考えになるのかな?私だけじゃなく、複数のSLGゲーマーから「欲しかったけど、売り切れてた」という話を聞いた。
 
 とりあえず重かったブツは、2つの野球SLGかなあ。私の知る限りに於いてではあるけれど、現在日本では5つの野球SLGが存在している。全部同人。私はこれらのカードを眺めてニヤニヤしたりため息をついたりするのが大好きであり、全部集めようと努力している。2014年NPBのデータはAPBA(名工大シミュレーション友の会)・ザ☆ビッグプロ野球(複数)・インパクトベースボール(八川社)の3つは入手済みだったんだけど、卓上野球機構(サークル名同じ)はまだ。それに加え、従来データダウンロードにしか対応してなかったPFB(YSGA)のカードが発売に。コレをコンプリートせずにどうする?ちなみに、今回のゲムマではAPBAを除く4作品がそろい踏み。真面目に「世界よ!これが日本の野球文化だ!」と言いたい。野球関連の博物館のような「関連文化」の歴史・分量は確かに米国には大きく劣るだろう。けど、日本にもチャンと関連文化は存在するんだ。これもまた我々の野球愛ってものだぜ!
 
 コミティアについてはあまり語る事がない。手抜きしまくりだから。実質「挨拶回り」中心。確実に個体認識されてるサークルがいくつか、個体認識されてるかもなあ…ってサークルもいくつかあるので、基本顔出さないワケにはいかない。つーか、「5/5のコミティアに来てくれたら嬉しいです」などと言い放ったサークルに顔出さなかったら、切腹モノである。それが全てじゃないとはいえ、関西からわざわざ遠征してくれているというのに。この件については、私は本当に幸せ者だと思う。なお、ココでもアナログゲームが頒布されていた…「何を考えてこんなトコロでゲーム売っているんだ!」って聞くために、買っちゃいました。「言いたいコトがあるなら買ってから」は、即売会のマナーだと思う。
 
 なお、先日触れた「ゲムマに参加してるSLG系サークル連携で、何かやる」って構想については、とりあえず挨拶回りはした。まずは対面して頭を下げる。やはり人間関係の基本はコレだ。単なる構想段階なので反対意見などは出にくいと踏んでいたけれど、実際「色よい返事」をもらえまくったのは、嬉しい事だな。特に、この業界では大手扱いしてイイa-game(国際通信社)・サンセットゲームズ・BOARDWALKから前向きな返事をもらえたのは大きい。同人オンリーだと「ちょっとした景品」を用意するだけでも色々タイヘンだけど、出版社・メーカー・ショップが協力してくれれば心強い。
 
 とりあえず現段階では、「正式な連絡」を各サークルにメールその他って形で出し、なるべくなら相互連絡体制を築くことになる。連絡役は基本私が引き受けるとしても、私を経由しない横の連絡網も用意しておいた方が便利だと思うし。現在連絡先などを整理し、メールの文面考えている所。今週末ぐらいに送信したいなと。将来的には今回のゲムマに参加して私がアタマ下げたサークルだけじゃなく、コミケにしか参加できないようなサークルなども連携して相互協力体制を築いていきたいなと思っている。
 
 具体的に何やるかだけど、とりあえずはスタンプラリーはどう?って話をした。元々SLG系ってある程度固めて配置されるので、色々と物色するのは楽って話はある。それでも、「こーゆーモノもあるよ」って宣伝をする意義はあるかなと。可能ならば、商業ブースを構えているトコロに主催者側と交渉してもらい、公式スタンプラリーにしたい。それで効果があるのは初心者向けのモノを扱っているトコロ限定になるかも知れないけれど、マニア向けでカタログ掲載効果があまり期待できないサークルであっても、モラルは上がるでしょ。大事なのは気持ちだよ気持ち。
 
 あと、野球SLG系のサークル各位には「野球SLG系合同のペーパー出しません?」って提案もしておいた。複数のゲームを入手して比較してみたい…と考える人間は、ある程度いると思うので、宣伝による相乗効果を期待しても良さそうだ。もちろんこれらのサークルはライバルでもあるんだけど、同時に同志でもある。NPB所属12球団が「基本的には競争相手、だけど相互の協力は必要不可欠」であるように、時に協力しても良いのではないかと思う。さっきも書いたけれど、これもまた野球文化だ。
 
 もちろん、他にも色々と出来そうな事は前向きに検討していきたい。私だけがアイデアを出すのではなく、各位からの提案も募集したいね。私にそーいったことをまとめるだけの器量があるかどうかは…えっと、頑張ります。大事なのは「継続性」だ。一過性のイベントどうこうではなく、活動を継続して行けるかどうかが重要だと思うので。実績をいくつも積み重ね、非SLG系のゲーム関係者から「SLG系は横の連携が強くて羨ましいですね」と思われるくらいにするつもりでやらなきゃ駄目だと思う。ドイツゲーム系にゲームマーケット大賞があり、TCG系はブシロード&マジックという「その気になればオンリーだけでゲムマ級の人数を動員できる」大物参戦。TRPGは普及の総本山とも言えるJGCが参戦し、次回以降コラボを強化してきそう…ときたもんだ。ここでSLG系が意地を見せなくてどーする。「余所は余所」で片付けられるほど、私はオトナじゃねえ。
 
 その中心人物がF男なのはどうよ…って話は大いにあるんだけど、それは言っても仕方ない。現状、こんなコトをやろうって意欲を持った人間は私しかいないのだ。それに、私は一応顔が広い。普通に考えれば、話を聞いてもらうだけでひと苦労のはず。そこを何とか出来るような人間は…うん、多分私が最適だろうな。他の名前を出そうモノなら、複数の関係者から激しいツッコミが入ると思われる。基本的には誰にでも出来る事しかやってないつもりだけど、「活動の幅」が違う。
 
 まあこの話はココまでとしておこう。打ち上げ絡みの話があるので。正式には「このシミュ2015」って同人誌(まあ半分商業誌みたいなモノだけど)の打ち上げではあるけれど。色んな意味で後ろ髪引かれつつビッグサイトを後に…する前にヤニ補充をすべく喫煙所に向かったら、なんか見た顔が。なんと、私の「コミケにおける上官」だった…基本は立体造形の人なので、同日開催していた「トレジャーフェスタ」に参加していたのだ。いるんじゃないかと思いつつ、確実に会えるワケじゃないと顔出すのを断念していたのだけど。まあなんつーか、私にとっては「返事はハイかイエスの二択」って存在なので、つい長めに話し込んでしまいました。おかげでチョイ遅刻。ま、深刻なレベルじゃないけど。
 
 いちいち打ち上げの話をするのは、これだけが理由じゃない。ウォーゲーマー集団の飲み会のクセに、若い女性が2人もいたからだ。ちなみに両名ともゲーマーの娘さん。そのおかげで?若い頃はあーだこーだという話題で盛り上がりました。しっかしまあ、女子高生15歳は若い。私は既にゲーマーだったけど、まだコミケに参加してなかったし、競馬を覚えたのもその後だ。つまり、今の「F男」が完成したのはもっと歳喰ってからの話である。昔から成長してない気がする私ではあるけれど、流石に15歳は「まだ成長途上」だぞ。ちなみに、酔っていたのでそーゆー相手に「ヘンな事」教えちゃったような気がするんだけど、良かったんだろうか…
 
 後は重い荷物引きずって帰宅して、5/6日は荷物整理。整理しきれてないけどね。連絡先もまとめないと。ああ、真の意味でGWが終わるのはいつになることやら。ま、毎度の事だけどね。
 
 同人誌即売会とは、同人誌や同人ゲームを入手するための場…というだけではない。作り手と受け手の交流の場でもある。特に私の場合、「即売会で顔を合わせるだけで、実は本名その他ほとんど知らない」な~んて関係の方々が山ほどいる。そういった方々との交流は、やはり嬉しいものです。そんなわけで、このGWはとても幸せでした。重い荷物・スッカラカンの財布といった副作用はあるけれどな!(笑)

3月15日2015/03/16 00:45

 後藤騎手の件は完全封印。不適切なコメントしか出てこないので。聞きたければ個人的にお願いします。
 
 今月末、コミケスペシャルがある。5年に1度の特別なコミケって奴だね。基本的には地方開催とされていた気がするけれど、今回は幕張メッセ。あまり地方って感じはしない。一説によれば、これは幕張メッセとの和解宣言&東京五輪の予行演習だとか。まあ、ビッグサイトが使えなくなる東京五輪期間にどーすんだ?って話はあったわけで。
 
 私のような古いヲタクにしてみれば、コミケと幕張メッセが和解するってのは一大事件だと感じる。コミケが追い出された時、スタッフ連中が「絶対許さない」って怒っていたのは知っているわけで。つい最近も「東京五輪中、コミケ開催するとしたら幕張しかないのでは?」って意見に対し、「アソコはイヤ」って趣旨のコメント出していたと確認している。とはいえ、背に腹は替えられなかったのだと思う。それとも…ありそうもないことだけど、幕張メッセの関係者がコミケにアタマ下げたのか?
 
 最も気になったのは、ゾーニング問題。ケンカ別れになった最大の問題がコレだったと聞いている。いわゆる「18禁モノ」を扱うサークル全てを18禁ゾーンに隔離するようメッセ側が求めたのに対し、コミケ側は「無理、無茶」と訴えて突っぱね、決裂に至った…ってのが、「コミケ幕張メッセ追放事件」の概要だと聞いているわけで。実際、ワンフェスの場合、原則として18禁モノは隔離されている。ただ、これは管理がクソやかましいワンフェスだから成立する手法であって…ってな話はある。私は「コミケがゾーニングを導入するのは不可能で、幕張メッセ側はコレに関して譲る気がない以上、幕張メッセでコミケは不可能。」だと思っていたんだけど…
 
 今回はどーなったのか?ゾーニングはされていないようだ。コミケ限定なのかどうかはさておき、この部分で幕張メッセ側が譲歩したようだ。何故どうして…って部分は気になる所ではあるけれど、現時点では私の耳には届いていない。色々アンテナ張ってあるので、いずれ引っかかる可能性はあるけれどね。ま、とりあえずはコミケ大勝利と言える。ただ、正直言って空しい勝利だけどな。
 
 今回のスペシャル、「デカい戦いになりそうだ」って情報は既に仕入れていた。スペシャルは基本地方開催だったので、普通はデカイ戦いにはならない。けど、今回はどうなんだ?って話は前々からあった。私に確度の高い事前情報が入ったのは、この1月。「覚悟しておいた方が良い」って話があったんだよね。おかげで助かった。でも、何故大阪でそんな話を仕入れてくる…
 
 蓋を開けてみれば、想定以上のキビしさだった。いやね、「基本的には、土曜が男性向けで日曜が女性向け」と聞いていたんだけど、土日両方とも行きたいサークルが…特に、メカミリが初日でゲーム(電源不要)が2日目、ってのは想定してなかった。この時点で両日ともかな~り忙しい。おまけに今回、企業が参加している。これが夏なら、「冬と違って気合い入れる必要は無い」で片付くんだけど、今回は時期が…「年度末だからスクールカレンダーでも作っておくか」ってなこと考える企業がいそうで…最終的に攻略対象になるかどうかはともかく、警戒はしてます。まだろくすっぽ情報出てないけどな!
 
 おまけにだ。覚悟していた事とはいえ、日程面も滅茶苦茶キツい。いわゆる「業務」の話はさておくとして、28日深夜に競馬のドバイミーティング(デカいレースがたくさんある日)がありやがる。香港JCのサイトでオッズ(馬券売っている)&レース映像を眺める必要があるんだけど、そんなことしてたら寝不足確実。どーしろと。ちなみに、見ないって選択肢はない。つか、本来ならばコミケスペシャルなんぞ放置してドバイに飛んでいきたいぐらいだ。アスコットで待ってるぞ、ワンアンドオンリー!勝て。勝ってアスコットに来い!
 
 私の専門であるゲーム系については、Mustattackで簡単に紹介してある。個人的に注目は、企画サークル(2日間通しで参加する)の1つにテーブルゲーム系(非ウォーゲーム系だけど)があるってことかな。ぶっちゃけアウェイ環境もいいところだと思うので、どれぐらい人が集まってどんなことするのか、興味深い。似たようなイベントに興味を持つウォーゲーマーとしては、大いに参考になるはず。ただまあ、ゆっくり見学しているヒマがあるかどうかは…
 
 春の戦と言えばGWが中心で、今年もこの辺は忙しい。特に今年はゲームマーケット(春)と拡大コミティアがぶつかったのが…なんつーか、私の体力に対する挑戦状って気はする。けどまあ、それぐらい何とかして見せてこそ、「ベテラン」ってもの。とにかく頑張ります。はあ…

1月4日2015/01/05 00:57

 あけおめ。ことよろ。早速コミケ回顧にいこう。ココはそーゆートコロだ。風情だの季節感だのは知ったコトではない。
 
 今年のコミケは私にとって過酷だった。有馬記念と重なるのは…文句を言っても仕方ないので、気合いを入れて挑む。後にコレが裏目に出るんだけどな…
 
 有馬記念と重なるってコトは、企業攻略がキツい。初日午後が事実上使えなくなるから。よって、コミケ0日目こと「電気街祭り」に参戦する。一部企業はココにも出展しているので、色々手間が省ける。ココしか出展してない企業のカレンダーが目当てって話もあるけど気にするな。
 
 初日。諸般の事情により、朝7時にビッグサイトに行く必要があった。滅茶苦茶早起きして向かいましたよ。その後流石に少しマッタリして体力を回復し、企業へ。実を言うとこの日は「自分の買い物」優先にする予定だった。それで乗り切れると計算してたのだ。ところが、私が「ソコソコ混む」程度だと予想してた某企業に、朝から専用列があると判明。こーゆー列があるってコトは、コミケスタッフが「すごく混みそう」と予想したってコトになる。これは私の予想より正確である事が多いので、警戒は必要でしょ。計画を変更して自分の買い物後回し。ま、この辺の切り替えが早くないと、買い子は勤まらん。
 
 初日午前中は色々苦戦した。人だらけで身動きするのもタイヘン。おまけに列崩壊も発生していた。私が並んだトコロは一度列規制(新規に並べなくなる)が解除されたのに、全く動かないまま再度列規制が。どうやら、列からブースまでの導線に問題が生じているらしい。コレが解消されるのはいつになるやら…ってんで、見捨てて別の列に並ぶ。こーゆー見切りも買い子には大切です。
 
 初日はコレに加え、東館全体をバッサリ斬った。用事はあったんだけどな。けど、流石に西館は…スポーツとメカミリに顔出さないワケにはいかない。挨拶省略するワケにいかないサークルがあるんだよ!ただまあ、色々消化不良だというのにタイムリミットが来て、有馬記念へ向かう。ただ、カレンダーは山ほどゲットできたので良しとしよう。
 
 2日目。「指令」をあまりこなしていないので、この日で何とかしないとイケナイ。気合いは入れました。けど、午前中はタイヘンな所を片付け、オマケにいくつか回っただけ。依頼内容は「2日目午後でも売り切れてねえ」って推理があったから。こーゆーモノは売れ筋のブツが品切れになってから入手すると楽だ。つーわけで、東館へ。ゲーム(電源不要)は私の主戦場だからね。知り合いも山ほどいる…つーか、ウォーSLG系(数サークルある)で、私と知り合いじゃないサークルなんてあるか?ある意味、「ご当地キャラ」状態である。
 
 色々手加減したはずなのに、何故か荷物がやたら重い。まあなんつーか、ゲームって嵩張るし重いよね…で済まされる問題ではない。企業に行ってお目当ての品を(余計なモノも含めて)仕入れ、そのまま直帰する予定だったのだけど、体力の不安を感じて東館に引き返す。荷物置いて椅子座って休める場所があるからね。そのままひたすらマッタリしてました。けど、体力の回復はイマイチ。
 
 3日目。起きたら空が明るい。思いっきり寝坊した(苦笑)。いやね、後は自分の買い物だけだ…と思って気が抜けた。仕方ないので色々斬り飛ばす。特に「コミケ4日目」ことこみっく☆トレジャーで何とかなりそうなサークルは全部パス。それでもキツいか?と思ったんだけど、何故か案外なんとかなった。ただ、大阪では激戦必至だけど。ふふふ、こんなこともあろうかと、こみトレのサークルチケットが!…って、何でオレこんなもの持っているんだ?思うんだけど、やっぱり私は色々オカシイ。
 
 正直言って、私も歳を取った。体力的にはもうボロボロ。けど、気合いがあるうちは体が動く。そーゆーものなんだよ。それが「名も無き一戦士」の誇りというものだ。けどまあ、有馬記念とのバッティングはカンベンして欲しい…競馬仲間との忘年会兼ねるに決まっているだろ!マジに体力・気力の限界にチャレンジした気分…
 
 まあ、なんつーか、とりあえず今回も無事に年は越せた。新品のカレンダーに囲まれて、大満足してます。なお、いくらかかったのかは聞いてはイケナイ。マジにシャレにならん。

12月7日2014/12/08 00:32

 色々忙しくて、コンスタントに更新できん。まいったね。ま、気にしないようにしよう。悩んだってどーしよーもない。
 
 カレンダーが薄くなり、普通の人でも来年のカレンダーが気になり出す季節。私は重要なカレンダーの一部がまだ「欠けている」状態で、カリカリしてます。そんな状態だと言うのに、先日コミケカタログ(冊子版)が発売開始。イライラは最高潮。本来更新しているヒマなどない。リスト作りはまだ途中もいいとこ、平行してやってる頒布物チェックも中途半端(これは情報出てないから仕方ない)。やらなきゃイケナイこと放置しっぱなしである。なのに何故更新なんてしてる。
 
 閑話休題。この時期私がイライラしてるのは、毎年の事である。しかし、今年は特にイライラするコトが重なった。「携帯用カタログ」に巨大な変化があったのだ。その辺を軽くレポートする。自分の覚え書きを兼ねて。こーゆーコトは忘れちゃイカン。
 
 コトの始まりは先月。携帯電話をiPhone6に更新した。元がiPone5なので、そろそろ「2年縛り」終わっちゃうし。デカくなったのは正直気に入らないんだけど、イチイチ5Sにするのもアレだ。調子こいてiTunesのアルバム全部ブチ込んだら結構容量ギリギリだったので、ココも強化する事に。この辺はまあいい。
 
 ただねえ。移行トラブルは結構深刻だった。いやね、パスワードのたぐいを色々忘れていたのが主要因なんだけど。一応復旧したようではあるが、まだ完全では無さそう。面倒見てやるヒマもない。ジックリ治していくつもり。トホホ。
 
 問題は、この過程で「携帯用コミケカタログ」が機能不全に陥った事。そもそも新OSに対応してない・するつもりもない…ってなブツがあるから、仕方ないんだけど。その点もふまえて色々考え、今現在も何をどーするのか考え中。
 
 私の場合、冊子版を購入して携帯するのはデフォルト。流石に使用頻度は落ちたけど、コレが無いとやはり困る。何より、「アクシデントとは無縁」という安心感は大事だ。古い人間だから、やっぱりコレが無いと始まらないんだよね。ついでに言えば、多分コレが「企業ブース参加リスト完全版」の最速公開だと思う。Web版の公開は思ったより遅かった。
 
 問題はこれからだ。今回からロムカタログの形式というか方式というか…が変更になり、データを転用できるアプリが「コミケアプリ」一択になった。コミケアプリは一応使っているけれど、機能面ではあまり評価できない。悪いけど、コレだけで我慢しろってのは酷だと思う。
 
 どれか1つだけ…って言われたら、私は「iカタロム」だと言う。コレが一番「冊子版感覚で使える」ので。けど、コイツは開発中止。手直しではなく別アプリの開発を選択したようだ。コレはコレで期待していたんだけど、今現在未完成らしい。コミケはこれからも続くのだからジックリ待つつもりではあるけれど、とりあえず今回は使えない。
 
 愛用者が多いと思われる「Law of Circles」。コイツは新ロムには対応してないけど、Webカタログで有料登録すればデータを落とせる。少し悩んだ末、とりあえずWebカタログを有料登録に切り替え、対応させた。コイツはコイツで弱点もあるんだけど、当日はむしろコッチの方が出番が多いし、コミケ以降も色々使える。とりあえずはひと安心…なんだけど、問題は生じた。間違って過去データを消去せずにデータを落としてしまったので、前回の「お気に入り」を勝手に引き継ぎやがった。普通なら「入力の手間が省けた」なんだろうけど、私の場合は二重登録されているサークルが山ほど…加えて整理区分もグチャグチャ(コレはコミケ以降も色々いじくるから)で、再整理に新規入力と同程度の手間がかかった。まあ、機械的に引き継いだ分、入力漏れは無さそうだけど。
 
 とまあ、「とりあえずの問題」は解決したと見なせるんだけど…問題が1点。私は今回ロムカタログを買うべきか?これは悩ましい。「LoC」用のデータとして役立たずなので、不要と言えば不要なのだ。けど、PC上でのデータ整理用にあると便利だし、「コミケアプリ」には使える…って、コッチは後でWebカタログのデータを落としてくるだけなんだけど。
 
 そんなわけでどーしよーか悩んでいるんだけど、今のところ「結局買いそう」な感じ。理由は企業。Webカタログで「印刷」可能なPDFファイルは、私にとっては使いにくいような。だったらWebカタログ内のデータの方が良い。企業は来週無料配布されるはずのパンフレットだけあれば何とかなる(つか、何とかしなくちゃイケナイ)ってのはあるんだけど、スマホ内にも「使える」データが欲しいんだよね。
 
 なんか色々混乱してるけれど、実のところ切羽詰まっているワケじゃない。ベテラン兵である私の場合、冊子版のカタログだけで戦えるのが「当然」であり、スマホはその補助を務めるだけに過ぎないから。ただ、補助と言えど道具として使う以上、使い勝手は大いに気にする。戦士とはそーゆーもんだ。
 
 つーわけで、今も戦闘準備中です。特に今年は有馬記念と重なりやがったからなあ…本当に私は無事に年越せるのだろうか…

11月25日2014/11/25 23:55

 唐突に復活。色々あったんだけど、中間はすっ飛ばしてとにかく復活。細かい経緯は省略して本題へ。
 
 先週のゲームマーケット2014(秋)の戦利品整理がまだ終わってないというのに、23日はコミティアへ。30周年とやらで拡大開催。会場が広いぜ…そりゃまあコミケの方が広いんだけど、アッチは「全会場巡回」なんてハナから諦めているのに対し、コミティアは体力・気力・時間の許す限り巡回を試みるからなあ。
 
 まずは「忠誠を誓っている」大手サークルの品をゲット。正直「創作オンリーのコミティアに来るな!」と言いたいサークルもあるんだけど、作家先生が来たいと言うんだから仕方ない。それにドコまでも付き合うのが、忠誠心というモノだ。
 
 その後は…テーブルゲーム部参加サークル巡り。あのなあ。ゲームマーケット直後のコミティアだから、活動休止すると思っていたのに!ヤケクソ気味に新作全部入手した。多分ゲームマーケットで入手済みの品が混じっていそうだけど、気にしていられない。今回は景品その他と交換可能なコイン配っていたので、ガッツリ入手。ソレを主催サークルのトコロに持って行ったトコロ、「うわ、コンプリートだ」などと感心された…そーゆーコトするのがF男である。
 
 その後は巡回をしていたんだけど、テキトーなトコロで切り上げてイベントに顔を出した。マジに体が2つ欲しかったんですけど。カレンダーはある程度ゲットできたけど、音源系を攻めきれなかった…ソコまでして顔出したイベントは2つ。1つはテーブルゲーム系サークル主催の試遊。開始時間に間に合わなかった事もあり、見学してました。もっとも、なんとか上手い口実見つけて参加者ではなく見学者になれないかなあ…と考えていたくらいなので、渡りに船だったわけだけど。
 
 なぜ見学なのか?その方がじっくり観察できるから。参加者だと「盛り上げなきゃ」って意識が働くけど、見学だとその配慮は不要。思いっきり眉間にしわ寄せて、真剣に観察してきました。とりあえずの感想。ルール簡単なテーブルゲームの試遊としては、多分標準的なモノ。及第点はあげられる。ただ、どれだけ「勧誘」できたのかは何とも。もっとも、これは難しいことに挑戦しているからこそ突き当たる「カベ」なので、駄目とか悪いとか言う話じゃない。一応似たようなコトに携わっている人間に数えられている人間として、大いに勉強になりました。
 
 もう1つは、同人誌印刷会社合同セミナーの最後を飾るトークショー&質問会。聞いてみたい事があったので。私は小物グッズマニアなので、「最近イチオシのグッズは何?」ってなことを聞いてみました。抱き枕カバーだのタペストリーだのといった「数多く出ているのは知っているので、聞くまでもない」回答ばかりだったらどうしよう…なんて心配もしたんだけど、そこは各社すこしひねってくれました。なお、この質問にはちょっとばかり「隠された意図」がある。最近ボードゲーム系を推しているポプルスさんに「ゲームイチ推し」と言ってもらいたかったのだ。コレは狙い通り上手くいった。ふっ、これで少しは同人ゲームの普及に貢献できたかな。アホな貢献って気はするけど。
 
 疲れまくって帰宅と同時にブッ倒れ、迎えた翌日。向かいはまたも東京ビッグサイト。もちろんお目当ては即売会。東方なんたら祭…とかいうデカいイベントがあるのは知っていたし、もちろんソコも目的だったんだけど、コレだけだったら「疲れているからやめた」だろう。「コミックNEXT」とかいう新設の即売会がこの日のメインだ。
 
 いやね、正直前日までは「見送ろうかなあ」と思っていた。土曜出勤だったので、かなり疲れていたし。ただ、印刷会社セミナーで「ねこのしっぽ」(印刷会社)の社長が「明日初開催されるイベントが続いてゆくよう、企業参加して盛り上げていこうと思ってます。」なんてコトを力強くのたまっていたので、なんか無駄に「盛り上げに行くか」って気分になったのだ。
 
 しかし…なんつーか、この即売会は閑散としてました。参加人数の絶対数はそこまで少なくなかったと思うけど、広さに見合う規模じゃない。人口密度の低さは相当なモノで、サークルの前を素通りするのが申し訳なく思えるほど。アレは色々厳しかったんじゃないかなあ。私はそれなりに散財したけどね。
 
 一応はついでになる、東方系即売会でも色々とゲットしました。コミティアで思うように音源入手できなかった関係上、この日は音に飢えていたようで、なんかCDをしこたま入手してしまいましたとさ。ここで1つ小ネタを。かなり混雑していてそれなりに五月蠅い場所だというのに、試聴用機材にオープンタイプのヘッドホン(外の音が聞こえまくる)使っているサークルが…しかも、ご丁寧な事にメーカーはAKG。私の愛用品と同じ。どう考えても即売会での試聴には向かない機材だけど、でも音の味付けはサイコーだよね…なんて話をしてきました。もちろんモノを入手した後で。
 
 なおこの東方系即売会、アナログゲームコーナーがありました。流石に入手しなかったけど。いくら何でも「疲れた」。私だって別に「同人アナログゲームフルコンプリート」なんて目指してない。ただまあ、「そーゆー世界が存在している」ってことは把握しておきたいし、ある程度は理解できるようになっておきたい。その程度にはマニアである。
 
 なんかとりとめないけれど、今回の「報告」は以上です。我ながら色々オカシーと思うけど、多分考えたら負けなんだろうな。それが私。

7月12日2014/07/13 05:27

 コミケカタログが出た。サークルの方は当落発表時期にwebカタログである程度確認済みだけど、「私の主戦場」企業はねえ…って、オーガ○トとねこ○こ落選かよ!これは痛い、マジ痛い。この両者のどちらかの紙袋を使用すれば…って計画がぁ~!真面目に「戦略の見直しが必要」なレベルなんですけど。
 
 本日は、「何故私はコミケ買い子になったのか」を語ろうかと。色は一応コレにしておくけど、基本的にはこの色の話題です。悪しからず。
 
 その昔々、私がまだコミケ買い子ではなかった頃。私は既にヲタクではあったけれど、ソコまで熱心でもなかった。コミケは午後から顔を出し、いくつか混雑していないサークル回って終わり…ってな程度で満足していた。売り子として入場してどうこう、って経験は既にあったけれど、まあ例外と考えて良いレベル。
 
 にもかかわらず、何故買い子なんぞに?確かに私は基本「午後から行けばいい」人だった。ただし、コミケが2日開催になった時は2日、3日開催になった時は3日行く必要があった。マイナージャンルを重視してた関係上、そうなるのだ。今でも私は「3日間、西へ東へ飛び回る」のがデフォルトで、配置の関係でたまに「○日目の東ホールは用がない」となる程度。そーゆー意味では、ちょっと珍しい存在ではあった。
 
 黙っていてもコミケに3日間行くってコトは、3日とも「予定:コミケ」となっているわけだ。ということは、企業ブースに派遣するのにうってつけ。ソコを評価されて買い子を打診されたわけだ。つまり、私は「チケットが欲しくて買い子になった」のではなく、「3日間参戦するんなら、ついでに…とお願いされた」から買い子になったのだ。流石に少し珍しいかも。大抵はチケット欲しくて買い子に志願するか、半分騙されてコキ使われるか…ってパターンらしいので。
 
 ちなみに、私は形式的にも実質的にも「お願いされている」身分であり、何ら強制はされていない。毎回「無理はしなくて良い」と言われてはいる。けどまあ、私がソコで遠慮無く手を抜くような輩だったら、こんな話は飛んでこない。買い子になった当初は必死になって並びまくってました。おかげで「これならチケット無くても同じじゃん」ってな思いをする事も。ただまあ、経験を積めば色々わかってくるので、そのうち自分自身もかなり有効活用できるようになる。元々「単なるパシリ」じゃないので、そーゆー知恵を絞ろうって気にはなるのだ。
 
 コミケのサークルチケットが有効活用できるとなったら…「じゃあ、アレも買っておくか」となる。元々素養はあったんだし。そーやって「自分の用事」を増やしたあげく、「ドコに出しても恥ずかしくないレベルのヲタク」が完成したわけだ。うん、我ながらヘンな奴だと思う。
 
 この話のキモは、私は「熱心なヲタクだから買い子になった」わけではなく、「買い子だから熱心なヲタクになった」ってトコロ。元々はライトなヲタクだったのだ。ただまあ、当時から多少ヘンではあったけれど。私がコミケスタッフにならなかったのは、この辺が原因だとは思う。もっとも、私のようにサークルチケットを大量に使える買い子は「上の方のどっかでコミケスタッフと繋がっている」はず(注:実際はもっと詳しい事が自動的にわかっちゃうんだけど、ソコは黙っているのが買い子の勤め)なので、コミケスタッフに準じる存在だとは思うけど。
 
 ちなみに、私の「買い子レベル」はそれなりに高いとは思う。企業で大量に買い物をする私の場合、細かい指示は与えられない。その必要がないから…と言うより、実質指示しようがない。私は毎回綿密な事前計画を練っているけれど、これは私自身の知識・経験があって初めてどうこうってレベル。しかも、それすら当日の状況でアッサリ変化する。携帯でアレコレ連絡取って初めて機能するような輩じゃあ、企業で満足に戦えない。「これ今回のリスト。細かい事は任せる」だけで戦闘に挑み、成果を出せるようなレベルじゃないと。でもって、流石にこのレベルの買い子はそんなにいないし、そもそも育成できない。いくら日本がオカシーとはいえ、己が「使える買い子」であることにプライドを持ち、日々研鑽を欠かさない…なんてアホがゴロゴロしてるとは思えない。
 
 なお、買い子というのは経験が必要不可欠だ。コレがなきゃ、人の流れなんて読めない。言われるがままに…ってレベルでも何とかなるのは、それなりに経験を積んだ「指示を出せる奴」がセットになっている場合の話。日本のマンガ・アニメは諸般の事情から「主役は高校生程度」って場合が多く、ソコにコミケが出てくると「高校生のくせにコミケでデカイ顔している」なんて存在が出てくる。これは、私に言わせると大嘘。高校生なんてヒヨコどころかタマゴレベル。中学生以下は「親とセットで行動しろ」なので卵子レベル、18禁に手を出せる大学生になってやっとヒヨコ、「給料」なるものに裏打ちされた、ふんだんな予算を投入できる社会人になってやっと1人前。そこから真剣に研鑽を積む気があって、やっと買い子としてどうこう。そーゆーものだ。
 
 ただまあ、買い子がいくら大変と言っても、コミケスタッフには遠く及ばないと思う。下っ端はともかく、優秀なスタッフは本当に大変そうだからなあ。私でさえ「勤まらないな」と本気で思う。「半端な連中は次々と逃げ出す」と言われるのも、当然じゃないかと。優秀なコミケスタッフとか、常連企業のコミケに熟練した社員とかは本当にスゴいからなあ。よく死人が出ないもんだ。
 
 つーわけで、また今年も「アツい」夏がやってくる。今年はコミケ雲はカンベンしてくれ…と思うけど、また発生する可能性の方が高そうだ。今から体調管理はシッカリしておかないと。特に私の場合、油断しまくって体重減ってると、露骨にスタミナ不足起こすからなあ…

2月2日2014/02/03 00:29

 もう2月ですよ。カレンダーめくりました。コレが楽しくてカレンダーマニアやってるからねえ。うんうん、満足じゃ。
 
 本日のネタは、コミティア回顧。即売会ネタだらけだなあ…まあ、なんつーか仕方ない。即売会の後は体力温存のため早く帰宅するので、更新するヒマがあるのさ。
 
 とはいえ、回顧するようなネタはあんまりない。「いつもの」サークルに行って挨拶回りして、後は例によってマッタリ巡回。今回は「全部巡回」しました。ビッグサイト東ホール2つ(今回は5・6ホール)というデカい即売会を巡回するんだから、私もまだ体力あるね。
 
 面白いモノは…とりあえずアナログゲームかなあ。やっぱりいるね。コミティアには。同人ゲーム頒布が2つ。それと、「かなり真面目なポーカーの同人誌」があった。聞いてみたトコロ、主な対象は「かなり深くハマっていて、大会で上位を目指すとかプロになるとか…って感じのステップアップを目指してる人向け」だそうな。私は思いっきり対象外だな。
 
 ただまあ、とりあえず「何故コミティアを発表の場に選んだのか」は聞いてみた。ソレは私の専門分野だからして。とりあえずコミケの「ゲーム(電源不要)」に出たかったらしいんだけど、落選したのでコッチにしてみたらしい。ふ~む。まあアリガチなパターンではある。
 
 しかし…正直言って、対象とするようなポーカープレイヤーが即売会なんて出入りするか?ってのはある。私のよーな人間に頒布しても、「作った主目的」は果たせていないわけで。もちろん、そんな人間相手でも受け取ってもらえたなら、口コミで広まってどうこう…って可能性はある。それでも、コミティアの主要客層相手じゃソレも難しいのでは。
 
 そこでまあ、かなり真面目に考えた末、「ゲームマーケットに出てみては」と言っておきました。「アソコでも厳しいとは思うけれど」って注釈付きだけど。ゲームマーケットはブリッジ(コントラクトブリッジ)普及を目指したブースがあるくらいなので、一応プロ・セミプロのトランプゲーマー(ポーカーとブリッジをひとくくりにするのは、ドイツゲームとウォーSLGをひとくくりにするより無茶だと思うけど)も出入りするかなと。
 
 同人は、自分が作りたいモノを作ればよい。これは真実だと思う。けど、コレは何も「売れるための努力はしなくて良い」って意味ではない。折角作ったのだ。1人でも多くの人に見てもらいたい、評価してもらいたい…そういう欲もまた必要でしょ。そのためにどんな手が考えられるのか、何をすると効果的なのか。ソコは真剣に考える価値がある。
 
 しかしだ。大抵の同人サークルは、「何をすればウケるのか」を考えるためのデータすら持ってない。必然的に「とりあえずやってみた」状態になり、そこで厳しい現実つきつけられ…となりがち。特に同人ゲームの場合、「売り上げが悪いのは品が悪いからじゃない、頒布してる場所が悪い」なんて例は結構あると思うなあ。プロでも「間違った木に吼えていやがる」って例が…
 
 私がよく「ゲームマーケットに来なさい」と、アークライトの手先みたいなコト言っているのは、正直他に選択肢がないからである。アナログゲームを趣味にしている人間の大半は、即売会なんて来ない。キチンとした統計データがあるワケじゃないけれど、そう理解して問題ないと思う。例外はゲームマーケットくらい。コミケでやっと「なんとか」レベル。そのコミケですら「明らかに客層が違う」って話は各所で聞いている。けど、そんなコト知ってる人間がこの世にどれぐらいいると?多分その道のプロ(鈴木大佐とか…)を総動員したって、数十人ってレベルだと思う。おそらく、ゲームマーケットとそれ以外の即売会(コミケ含む)の双方にサークル参加した経験を持つ人間が「とりあえず体感的に」会得していて、そーゆー方々からそーゆー話を熱心に聞いた経験を持つ人間(何人いるのやら)にも伝授されている…とかいうレベルだと思う。
 
 以前書いたように、私は各サークルに非情なコト要求している。作り続けろ。可能ならば、少しでも良いモノを作れ。それがどんなに辛いことかは多少心当たりがあるけれど、コッチの知ったコトではない。コレが私の基本的な態度である。そのためのムチとして作品を入手し、「次も期待してます」なんてヌカしているわけだ。だからってワケじゃないけれど、なるべくならばそのサークルのためになりそうなことは伝えたいと思っている。ロクな情報知っているワケじゃないけどね。
 
 こんなコトしたからって、同人ゲーム業界がより栄えるって保証はドコにもない。けどまあ、やっておいて損はないかな。正直「損はないかな」などと言えるのは、私がオカシーからだとは思うけど。一応シャレで済む程度とはいえ、結構カネ使っているからなあ。ただ、私はそーゆー人間なんだから仕方ない。
 
 なお、帰宅途中に秋葉原に寄り、「決戦連合艦隊」入手しました。「応援のためのお布施はするけど、言いたいコトは言わせてもらう」って姿勢は、同人だけに向けられたモノだと思うなよ。言いたいコトが溜まってきている。そのうちまとめて発表するつもりなので、請うご期待。伊達に「最もメンドクサイゲーマー」呼ばわりされて笑っていたワケじゃない。メンドクサイ人間が山ほどいるウォーゲーマーのトップとはどんなレベルなのか、久々に味わってもらおうじゃありませんか。