4月1日2018/04/02 00:17

 唐突だけど、私は「ただし!その腕前は日本じゃ二番目だ」と言われてみたいと思っている。「ボードSLG限定なら、どう考えてもオレが日本一の同人ゴロでしょ」な~んてうそぶいているトコロに、この台詞言われてみたいなと。ま、どう考えても無理だけどね。このジャンルで私に勝てる奴がいるとは、とても思えない。それぐらい、私はズバ抜けた馬鹿だ。
 
 関西でのゲームマーケットが大阪に戻ってきた。しかもインテックス大阪。ついにあそこに見合うだけの規模になったか…と感動しましたね。ソレを記念して、今回はガッツリ攻めようと、珍しく土曜から関西入りし、国際通信社主催のゲーム会「ウォーゲーム士官学校」に顔を出すことにしました。
 
 とはいえ、関西は遠く、私は朝に弱い。実質トークショウ&飲み会に参加するだけだろな~と思っていたら、まあそんな感じ。トークショウは、思いっきり要約すると「電脳ゲーム界や非SLG系ボドゲからウォーSLGに寄せられるアツい視線に対し、我々はどう応えてゆくのか」ってな感じかな。司会の徳岡氏が様々な知見から感じている「ボードウォーSLGに対する注目度」を紹介し、それを我々側が取り入れてゆくにはどーするこーするって意見を鹿内・中黒両氏が述べる…ってな感じかな。ためになりました。
 
 ちなみに、諸般の事情により私にも発言機会があった。「さいたまオフラインはどうやって萬印堂を見つけ、今も利用しているのか」って質問に現代表が「経緯を良く知らない」と回答したんじゃ、私が助け船出すしかないでしょ。普通の同人誌からゲーム付き同人誌にレベルアップしようって話が出た時、印刷所のチラシ集めていくつか候補見つけてきたのは私だからして。萬印堂さんに関しては、ゲームマーケットに「ボードゲームの印刷引き受けますよ」ってアピールのため出展してたので、チラシもらって推薦した記憶がある。元をただせばさいたまオフラインはボードゲーム色が濃いサークルで、コンポーネント面でも「やはりユニットは抜き打ちにしたい」って要望が強かった。でも、そこを何とかしてくれそうな印刷所なんてロクに知られてなかったのよね。そもそも、同人ゲーム全体のコンポーネントがまだ貧弱だった時代の話だし。同人ゲームのコンポーネントは近年急速に発展した分野であり、そうなったのは印刷所及び各サークルの各種努力の賜であると思う。いやホントに頭が下がります。
 
 その後飲んで馬鹿話して…宿泊先はマンガ喫茶(苦笑)。だってPCの前に貼り付く必要があったから。ドバイワールドカップデーだからだ!レース映像を香港ジョッキークラブのサイト(映像の配信が世界一早い。少なくともJRAより早い)で確認しなくてどーする。とりあえず、サトノクラウン全力で走ってないでしょ。あの行きっぷりの悪さ、最後直線での気合い不足は画質の粗いネット映像でもバッチリわかるレベル。モレイラ何やってんだ。自宅だったら思いっきり罵声浴びせてPC蹴飛ばしてただろうな。あまりの悔しさに目がさえて、ちーとも眠れなかった。
 
 懸命にアタマ切り替えて、ゲムマに向かう。いつものこととはいえ、「知り合い」のサークルだらけで困る。挨拶回りして新作買うだけでえらい荷物になるんだよな。ま、ソレが楽しくて同人ゴロやってんだからいいんだけど。金額?聞くな。入手したモノからいくつか紹介すると、まあ知り合い系ではSLGamer最新号か。ずいぶんと待たされたからなあ(苦笑)。付録ゲームは空戦モノ。ヘクス空戦ゲームは独特のロマンがある。これはわかる奴にはわかるんだけど、そんな奴は絶滅寸前だ。ただまあ私も絶滅危惧種の端くれではあるので、単純に嬉しいね。もう1つは、あえて知り合い以外から入手したモノを。
ゲーム紹介系同人誌「銃・ボードゲーム・鉄」。これはいわゆる「血生臭い」ボードゲームを紹介するってシロモノ。「トワイライト・ストラグル」はともかく、「ディプロマシー」紹介しているのは笑った。いやあ、こーゆー切り口の同人誌があるってのは、業界的には嬉しいね!そーゆージャンルの深淵に引きずり込んでやろうか?クケケ…ってのはさておき、前の日にウォーゲーマーの前でこーゆー切り口のことをアツく語っていた人がこの本の存在を知らないのは如何なモノかと!と思ったので、徳岡氏に「こーゆー本見つけた」と報告しておいた(笑)。真面目な話、徳岡氏が「ウォーゲーム士官学校」トークショウで語っていた説の正しさを補強する証拠の1つだと思う。氏があの場で提唱していた「理論」が正しければ、このような同人誌が「観測」されるのはむしろ当然だろう。惜しむらくは、この同人誌にa-game・サンセット・GJが出したゲームが紹介されていなかった点だな。ガチなウォーSLGは流石にまだ早いとしても、各社ココで紹介されてもおかしくない商品抱えているでしょ。アピール弱いよ!何やってんの!
 
 なお、この日同じインテックス大阪でフツーの同人誌即売会が開かれているとチェック済みだったので、そっちも偵察してみました。「腐女子向け」即売会だとわかっていたんだけどね。案の定、ほとんど用事はなかった。ちょっとイイ感じの便せん見つけたけど(苦笑)。けれども、ヘタリアのサークルもあった関係上、軍服っぽいカッコしたお姉ちゃんがいたのは笑った。「鉄十字章ですか。どんな武功が?」とか聞いてやろうかと(笑)。なお、この即売会の雰囲気は、私が仙台コミケで味わったモノと同じである。「こんな雰囲気の中でウォーゲーム同人誌を頒布し、しかもF男以外に入手した奴がいる」という事実がいかにトンデモネーのか、味わういいい機会だったかも。しまった、神保氏にカタログ押しつけて、「後学のため雰囲気味わってこい」と言うべきだったか(笑)。
 
 近年に限定すれば、私は疑いようもないってレベルで「日本一の男」である。だからどーした。ただ馬鹿なだけだ。それは間違いない。けれども、そんな馬鹿なコトであっても、貫き通すとたま~にご褒美があるらしい。こんな馬鹿だからこそできたこと、他の誰にもできそうもないことができたりする。ただ、もし日本のトップが私ごときじゃなくて、もっと色んな意味で優れた人物だったならば、この業界もう少し違っていたのかなと思うこともある。だから、いつの日か私の目の前にテンガロンハット被って白いギター持った怪しげなアンチャンが現れ、「ただし!その腕前は日本じゃ二番目だ!」なんて言い出し、全力の私を上回ってくれたら…なんて考えるわけですよ。
 
 なお、サトノクラウンの負けっぷりがあまりにも腹立たしかったので、腹いせも兼ねて大阪杯の馬券買って帰路につきました。ミルコ偉い。モレイラにもアレをやって欲しかったんだよ…

9月2日2010/09/02 23:39

 秋だねえ…カレンダーの絵柄だけは。ただ、日差しが傾く時間は何となく秋っぽくなってきた気がする。もっとも、いくら暑くても、ヲタクにとっての夏はコミケで終わっているのさ…
 
 本日の話題は、セカンドネームについて。私で言えば「F男」だな。こんな話題なのにこの色なのは、要はそーゆー話題だからです。
 
 ちょっと前に、Googleの幹部が「未来予想」を発表した。それによると、将来は「若気の至り」を消し去るため、改名する奴が続出するかも…だそうな。要は「それぐらいやらないと、自分の過去をほじくり返され続ける」世の中になっちゃうのでは…ってコトが言いたかったらしいんだけど。
 
 現状では、この手の「過去」は「放置しておけば、そのうち消え去る」ものだと考えて良さそう。データ保存しておくのもタダじゃないので、そのためのコストを支払わないようにすれば、そのうち消える。サービス停止絡みでデータが消えそう…ってのは、良くある話だし。
 
 ただ…少なくともGoogleって会社は、この現状を変更しようって意欲がある。この会社は、たとえ「便所の落書きレベルのモノ」であっても、「全て」を「いつまでも」保存して検索可能にすれば、それがカネになる…って考えで活動している会社だからね。実際相当のカネになっているし、他にも検索でメシ食っていこうって会社が存在する以上、「Googleがやらなくても、誰かがそれをやろうとする」と考えて良さそうだ。コストなどの関係から、実現はちょっと先の話になりそうだけど。
 
 むしろ問題は、「多分改名しても無駄」ってトコロだろうな。改名したかどうかは、過去の情報があるかどうかを調べればすぐわかる。「過去の偽造」でもやらない限り、不自然なまでに過去のデータが少なけりゃ、改名したとバレるでしょ。元の名前見つけるのは簡単じゃないかも知れないけど、フツーは「過去は全部捨てるぜ!」とはいかないだろうから、何かしらとっかかりが発見され、後は芋づる式に発見されちゃうのでは。
 
 本当にそんな世の中が来るのかとか、そうなっちゃ困るから法規制するとか、過去の名前を本格的に隠蔽する手段は…なんて話は、ヨソに任せよう。私が「ある程度しのげそうな」対策として思いついたのが、「普段からセカンドネームを使う」である。いくつも名前を持ち、それを時と場合によって使い分け、「ヤバいこと」~犯罪を犯したとか、宝くじが当たっちゃったとか、救急車で運ばれたとか、日本海まで乗り過ごしたとか~をやらかした時に「使っていた」名前はドンドン捨てると。プロの手にかかればこれでも「経歴丸裸」にされちゃうと思うけど、シロートに毛の生えたような連中なら誤魔化せるのでは。
 
 本当にセカンドネームが流行るのかはともかく、「うかつに名前出すと永遠に言われ続ける」ってコトが常識になれば、ネット上で「匿名性」が高まっていくかも知れない。その結果…世界中のネット住民が「日本人のと同程度に匿名性を好む」ようになるかもね。
 
 日本人がネット上で匿名を好むのは、日本社会の特性というか何と言うか…を反映した結果だと思う。あえて細かく論じないけれど。過去に「匿名は良くない!」って意見を発表した人はかなりいるけど、日本社会と馴染まない(より正確には、そんなことをしてもデメリットに見合うだけのメリットが得られない)って主張をぶつけられ、結果として今も日本のネットは匿名性が高い。
 
 日本社会とは異質な外国社会(ひとくくりにするのはどうかと思うんだけど)の場合、堂々と名乗るメリットがデメリットと同程度にある。だからこそ、堂々と名乗るのがむしろ当たり前だったはず。それが「やっぱり名前出すのは色々と…」って話になったらどうなるのか?下手すると社会全体が色々変わっちゃうかもね。
 
 思えば、私の「F男」って名前も使った経歴が長くなり、それなりにキズも増えてきた気がする。まあ、だからってこの名前を今更捨てようとは思わないけど。少なくともネット上では「本名よりよほど有名」(本名が無名なだけ)だしね。ただ、その結果として「本名よりF男って名前で何やらかしたか知る方が大事」と考える第三者(友人・知人じゃない奴)がそのうち登場したりするのかなあ。
 
 私も含めみんな気軽に使っているけれど、ネット社会ってモノが「今までの常識を覆しちゃう」可能性を持った存在なのは間違いなさそうだ。良い悪いの問題じゃなく、この先色々変わってくるんだろうな。そういう動きに取り残されないよう、注意した方が良さそうだ。
 
 ただなあ。私もいい加減オッサンになり、「変化」なるものに弱くなってきたのは事実。元からして相当「古い奴」だしなあ。下手に対応しようなどと考えず、取り残されて疎外され、「最近の若い者は…」とブツクサつぶやくのが正しい姿なのかも。少なくともその方が楽だし(おい)。

5月7日2010/05/08 01:47

 ヴィクトワールピサが、凱旋門賞に登録しやがった…おそらくは「ダービー勝ったら」というタラレバ遠征だとは思うけど。とりあえず、シャンゼリゼで栗でも食うかぁ…
 
 本日の話題は、メジャーブラウザの話題。ベンチマークテストに大きな変動があったので。「私なりの原因究明」のついでに、色々考察してみようと思います。
 
 先日グラボを強化した私。グラフィック系ベンチマークをいくつか試し、それなりの能力向上を確認した。あくまで「それなり」に過ぎないのは不満ではあるけれど、電源まで強化するつもりはなかったので仕方ない。そのついでに…ってんで、メジャーブラウザのベンチマークも再度行ってみた。ここで大きな変化があったのだ。
 
 大きく変化したのは、OperaとChrome。やたら数値が向上した。バージョンアップが原因かもしれないけれど、「それだけじゃ説明が付かない」レベル。「なんじゃこりゃ!」と言いたくなるほど、向上しやがった。それに対し、Firefox及びSafariはあまり向上していない。「速いのが取り柄」Chromeはともかく、Operaも「滅茶苦茶速いんですけど」レベルに突入するとはねえ。
 
 ベンチマークに使ったのは、よく使われる「Sunspider」ではなく、「Peacekeeper」の方。グラフィック系ベンチマーク出している会社のモノだから、グラフィック重視なんだろなとは思っていたけど…グラフィック強化が数値向上の原因とは限らない(比較用にベンチ取っておかなかったことを後悔した)けど、無関係ではないようだ。
 
 いわゆる「ブラウザ用ベンチマーク」の数値が、ブラウザのみに依存するワケじゃねえ…ってのは、前々からわかっていた。いくら何でも、PCの性能と無関係ではないからね。ただ、正直言って「CPU性能とメモリ搭載量」が重要であって、他は影響してもさほどじゃない…と思っていた。実際、FirefoxやSafariはグラフィック強化の影響はほとんど無し。にもかかわらず、OperaとChromeは大幅に向上した。この違いは何なんだ。
 
 どうやらブラウザのベンチマークって、私が思っていた以上に「色んなトコロにボトルネックがある」ものなのかも。単純に「ブラウザの優劣」だけが問題になるのではなく、PCのスペックによって色々変化するようだ。ということは、「高性能のPCでは速いけど、性能の低いPCだと数値が大きく落ちるブラウザ」とか、「PCの性能に関係なく、似たような数値を出すブラウザ」があるのかもね。あくまで個人的な意見としては、やはりOperaとChromeは「PCの性能による影響が大きい」ような気がする。他は似たり寄ったり。
 
 これはつまり、ブラウザの性能ってモノは「使っている人間の感性」だけじゃなく、「使っているPCの性能」による影響も無視できないほど大きい…ってことではないかと。「ブラウザ替えたらどーなるの?」って問いに答えを求めるのなら、自分が使っているものと似たようなマシン使っている奴の意見を聞いた方がいい…ってことだな。少なくとも、「OperaとChrome、ドチラが速い」って問いに関しては、環境次第で大きく異なるような気がする。
 
 Chrome及びOperaは多少「気に入らない」点があったりするので、「メインブラウザ乗り換え」なんてことはやらないつもりだけど…Chromeはともかく、Operaはちょっと考えちゃうなあ。Firefoxの地位下落が思った以上に大きいからね。何かしら「仕事」与えてやり、一部のサイト使う時はOperaを使う…ってことになるかも。
 
 それを考えると、「どのブラウザを使ったら良いのか」って問題は、掘り下げてゆくと相当奥が深いような。「なんとなく」で決めても問題にならないと言えばならないんだけど、こだわりだすと色々違いが見えてきて、それぞれに利点・欠点があるような。グラフィック系ベンチマークとはひと味違った面白さがあるような気がする。「PCを使った遊び」は色々あるけれど、「ブラウザベンチマーク」もその1つに含めて良いんじゃないかなあ。今まで「専門家もしくは一部の馬鹿(私のことだ)だけのお遊び」だと思っていたけれど、もっと普及してもおかしくない「遊び」って気がしてきた。
 
 ただ、何と言うか…「良い数値」叩き出すことにあんまり意味がないので、自慢することもできない趣味だって気はする。ある意味、徹底的に「内向的な」遊びかも。ネクラ向きの趣味かもしれないな。私も我に返って「何やってんだろ」と感じることは多いし。良い数値叩き出して自慢できるグラフィック系ベンチの方がまだ「健全」って気が…そう考えると、「今より普及しても良い趣味だとは思うけど、しょせんはメジャーになれない」遊びかな。そんなものに取り憑かれるなんて、私も業が深いというか何と言うか…

4月11日2010/04/12 00:53

 アパパネは読んでいたけど、オウケンサクラが抜けてしまった…コスモネモシンを穴馬として評価したんだから、この馬を買っても良かったような。いけませんねえ~。勘が鈍い。
 
 今週は、ここの更新に関しては「苦しい週」だった。あるネタ(詳細は避ける)に意地になって取り組み、ことごとく更新失敗。ちょっと難しいコトにチャレンジすると、すぐこれだ。まいったね。
 
 そのストレス解消…ってワケじゃないけど、いよいよ「Windows7導入計画」を少しだけ進めた。桜花賞外したのに(苦笑)。そこで、一応計画の概要共々語っておきたい。大した計画じゃないんだけどね。
 
 未だにXP使っているこの私。今のところ不満はないけど、そのうち不満が出てくることは確実だ。なにせIE9が動かない…って、またブラウザ絡みかよ。今のところ「マトモに動作しているとは言い難いバージョン」ではあるけど、そのうち「一応マトモに動きます」ってバージョンになるからなあ。そこで、ゆっくり時間かけてWindows7を導入し、IE9を迎え入れることにしました。MSの仕事っぷりから判断すると、秋頃(SP1が出るって話がある)までに導入することになるかな。気が長いなあ。
 
 ただ、このWindows7導入計画、「最後の仕上げにOS入れ替えて終了」ってモノにはしていない。一番面倒な作業が必要なので、ついつい後回しにするとは思うけど。OS更新に加え、グラボ導入・CPU変更も「計画上では」セットになっている。現時点ではあくまで計画上の話だけどね。
 
 現在私のマシンは、去年の「緊急事態」の結果として導入されたモノなので、性能面はショボい。当時の最低限ってワケはないので、おそらくはWindows7導入してもマトモに動くけど、やっぱり多少は性能に余裕を持たせたい。そこでまあ、「ココを変えればキクかな」って部分にテコ入れしようかと。それがグラボ(グラフィックボードもしくはVGA)の追加とCPUの変更だ。
 
 グラボ追加するのは、現在のマシンはマザーボード(以下MB)上のモノを使用しているからだ。いわゆるオンボードって奴ですね。クソ重い洋ゲーなんてプレイしないため、別段これでいいって話はあるんだけど、やはり余裕は持たせたいからなあ。それに、グラボ追加することにより、現在グラフィック用に割り当てられているメモリが解放されるし。
 
 この部門に力を入れる必然性は感じないので、お高いグラボを購入するつもりはない。格安品で充分…と言いたいところだけど、別の部分が気になる。消費電力だ。「吊しのPC」付属の電源なので、余裕が無さそうだからなあ。電源交換も視野に入れているけど、そこまでやるなら1台組んじゃった方が早い。よって、電源コネクタがない(注:最近の高性能グラボは専用の電源を必要としやがる)もので、できればファンレス(コレは気分の問題)のものを導入したいかなと。なお、できればRadeon系列が良いな。今のマシンがAMDモデルだから…ではない。単に私の好み。流石にMatrox製は…(以下略)。
 
 CPUも、消費電力にこだわろうかと。省電力版は性能の割に値段高めだけど、電力食いすぎて動作不安定になるのはカンベンだからなあ。コアの数増やして「パッと見変わらないけど、マルチタスクが速くなった」ってな路線を目指したいかなと。なお、私のマザボはソケットAM2+なので、最新であるソケットAM3のCPUも使用できる。あえてそーゆーモデルだと確認して買ったんだから間違いない。
 
 肝心のOSだけど、新しいハードディスク買ってそこにインストールし、しばらくはデュアルOSマシンとして運用しようかと。それが安全だと思うので。つまらんトラブルでPC使えなくなるのは、とても困る。このハードディスクは「原則起動用」なので、容量はこだわらない…というより、経費節約のためなるべく容量の少ないモノにしたい。いっそのことSSD…ってのもアリだと思うけど、カネがねーよ。
 
 移行に関しては、かなり時間を掛ける予定。色々トラブル起こしそうなので。下手するとしばらくは「IE9起動用OS」になるかも(苦笑)。ただまあ、現在の環境を一気に移行するのはものすご~くタイヘンなので、そうするしかないと判断している。
 
 といった計画を立て、本日実行したのは…一番どーでもいい、モニタ更新。最近ちょっと動作が不安定だったので。昔のCRTモニタ(コンバットリザルトチャートではない)と違って劣化はあまり感じなかったけど、どうやら内部のケーブルが劣化してきたらしく、起動後しばらく色がオカシくなることがあったのだ。このままでは、ある日PCが「不気味な音を立てる、得体の知れない箱」と化す可能性がある。ちなみに、以前グラボがイカれてこうなった経験が…アレを追体験するのはカンベンってコトで、更新しちゃいました。
 
 本当を言えば、ドデカイスクエアモデル(4:3の奴)が欲しかった。その方が私の好みだから。けど、今時そんなのなかなか見ない。よって、フツーにワイド(16:9の奴)から物色することに。横だけ広くても使いにくいぞ!と思うんだけど、TVと歩調を揃えるのが最近の流行りだからなあ。
 
 桜花賞外したこともあり、軍資金はやや乏しい。あまりケチりたくはないんだけど、最近は韓国やら台湾のメーカーでもそれなりの品質は確保できているからなあ…などと考え、秋葉原をうろつく。するってえと、iiyama製で格安の品が目にとまった。特価品らしくサイズ21.5型限定になるけど、このサイズではその店最安値。
 
 まさかこんな「お買い得品」がスンナリ見つかると思っていなかったので、動揺してこの時点で色々考える。私はCRTの頃から三菱製のモニタを愛用してきた。発色特性とかが私好みだったのだ。それと比べたら劣る品を選ぶか、カネ出して三菱製にこだわるか…と考えていたんだな。あくまでCRT時代の記憶・印象に基づく話ではあるけど、私にとってモニタとは「まず三菱製と、その他メーカー製の2つに大別される」ものなのだ。
 
 しかし、iiyama製がこの値段とは…その他メーカーの中であえて選ぶならiiyamaだって印象があるからなあ。実際、発色その他はそう悪くないと思う。なんかギラギラしてるのは、デフォルトの設定がオカシーだけのはず。そう考え、私にしては即決で購入しました。20分ぐらいしかかからなかったからなあ(苦笑)。
 
 モニタってのは、かな~り重要なパーツでしょ。グラボの性能うんぬんより、よほど重要じゃないかな。性能比較に時間かけるのは、むしろ当然だと思う。ただ、今回は「この世界では評判が良いはずのiiyama製である」ってことで、かなり比較を省略しちゃいました。これが吉と出るか凶と出るかは、使ってゆくうちにわかるんでないかと。
 
 そんなわけで、とりあえず現時点では「良い買い物した」と思っています。ドット落ちも見つからなかったし。画面サイズ変更に伴うデスクトップアイコン(色々とっ散らかすのが私流)の配置換えが面倒だった程度で、設定関係も軽く済ませたし。視野角の広さとかも、とりあえず現時点では問題ありません。良かった良かった。
 
 ただ1つ不満があるとするならば、秋葉原から地元までモニタ担いでいくのはタイヘンだったってコト。「液晶だから楽勝」だと思っていたんだけど、やっぱり重かったです。その昔はCRT担いでいったこともあるくらいだから、やっぱり体力衰えているんだな。もう若くないんだから、体力に物言わせた無茶やるのはいい加減にしろとあれだけ…

3月11日2010/03/12 00:52

 欧州で導入された「ブラウザ選択画面」に出てくるブラウザのリストが判明した。メジャーなのがChrome・Firefox・IE・Opera・Safari。マイナーなのがAvant・Flock・GreenBrowser・K-Meleon・Maxthon・Sleipnir・SlimBrowserの7つ。当然、「漏れていた」ブラウザは導入した。これを記念して?久々にブラウザ雑感を。
 
 マイナーブラウザについては…なんつーか、「本当に使う奴いるのか?」と言いたいものもある。使い方によっては良いところがあるんだろうけど。Lunascapeが無いのは言語対応に問題があるからか?これはもったいない気がするな。個人的には、メジャーブラウザに次ぐ評価をしているだけに。
 
 マイナーブラウザのうち、FlockとK-MeleonがFirefox系、残りは全部IE系。一応は「IEよりも便利だよ」って路線狙いらしい。機能面ではシンプルなモノを好む私にしてみれば、「だからどーした」って評価だな。FlockとK-Meleonも「便利機能」がウリと考えるべきなのか。正直、表示テスト以外に使用する意義は見いだせなかった。
 
 ちなみに、最近ブラウザの評価としてよく使われる「Javascript実行速度」に関しては、マイナーブラウザは全部ゴミ。この部門ではゴミ同然のIEといい勝負している。一応改善の望みはあるらしいけど…「進化に取り残されつつある」という見方もできる。Lunascapeが「苦しいながらも頑張っている」のだから、その気になればある程度勝負できそうなモノだけど…
 
 最近は「IE6非対応」が1つの重要な流れになりつつあり、流石に「IE6だけあれば良い」などとは言えなくなってきている。先日どこぞで「IE6の葬式」までやったらしいし。私も以前から「せめてIE8へのバージョンアップを、どーしてもIE6を捨てられないのなら、別のブラウザとの併用を」ってなことを推奨している。「ブラウザ選択」は他人事ではないのでは。
 
 とはいえ、いきなり「選択しろ」と言われても…と戸惑うのは間違いない。判断材料抜きでどうしろと。色々とブラウザを試しまくっている私でさえ、ほとんどのブラウザの「便利な機能」は使っていない。そーゆー機能を使わないのが「私の趣味」だから、ある程度仕方ないんだけどね。もっとも、そのおかげで比較がやりやすいのは事実。その結論として「主に使うのはFirefox」となっている。
 
 とりあえずの話で言えば、マイナーブラウザを使う意味はほとんど無い。得手不得手はあるにせよ、メジャー扱いされるだけの理由があるからなあ。後は趣味の問題だ。私はFirefoxを気に入っているけど、コイツにも弱点はあるし、他のメジャーブラウザにも良い点があるのは認める。その気があるのなら、しばらく導入して使ってみて、一番気に入ったものだけ使うようにするのも悪くない。
 
 一応メジャーブラウザそれぞれの意見も述べておこう。IEは「独特の安心感」がある。どーせアンインストールできない存在なんだし、こいつが悪いってコトはない。ただ、動作がなんか重々しいのは否定できないな。Firefoxはシンプルで、動作に関してもキビキビ感があり、私好みか。ただ、バージョンアップがミョーにウザい。β版とか使っている私が悪いだけかもしれないけど、ヘンな形の共存ができたり、旧バージョンのアンインストールが必要だったりと、案外「世話に手間がかかる」感が。Operaはなんかモッサリ感を受けたんだけど、最新の10.50で多少解消された。URL欄で右クリックした時に「コピーして移動」ってコマンドがあるのはナイス。Safariは表示が圧倒的に綺麗だけど、実はやや動作がモッサリしている。速さではChromeが一番だけど、速すぎてむしろイヤ。メジャーバージョンアップ(開発者版は4.xから5.xにバージョンアップしている)でさえ「なんか知らない間に終わっていた」という点はスゴいと思ったけど、これも「かえって不安」かな。
 
 メジャーブラウザ以外については、「どんな機能があるのか」を確認してみて、自分にとって便利そうだと感じたら使ってみる…というのが、正しいやり方だと思う。差別化を図るため、「ちょっとトンガった」部分を持っていることが多いから。モノによってはウリが「中文機能が充実」だったりする(日本人がどう評価しろと…)けどな。個人的には、「IE系のくせに動作にキビキビ感がある」SlimBrowserは面白いと思った。
 
 とはいえ、最近はメジャーブラウザも「カスタム機能」が充実しているモノがあり、マイナーブラウザを使うぐらいなら、メジャーブラウザをカスタマイズした方が早いのかもしれない。その辺は私にはよくわからない。どちらかと言えばシンプルなブラウザの方が好みなので、カスタマイズなんてやる気無いからなあ。
 
 欧州で導入された「ブラウザ選択画面」が、日本でも導入される可能性はある。そうなったとしても、大半の奴は深く考えずIEを選択して終わりだと思うけど。ただまあ、「ブラウザってこれだけ種類があるんだ」ってな情報が目にとまるだけでも、導入する意味はあるんじゃないかなあ。MSには悪いけど、日本でも導入して欲しいと思う。
 
 ちなみに、これで私が導入したブラウザは…現在整理中(苦笑)。バージョン管理などもやらなきゃイケナイので、整理するだけで大変だからなあ…何でオレはこんなコトやっているんだ?

2月18日2010/02/19 00:29

 昨日、コマンド誌最新号が届いた。わーい。私の原稿が載っていた。わーい。ここのオフィシャルブログ「ゲーマーいちねんせい が ゆく」に私の記事の紹介が載っていた。わーい…って、私のコミケレポートは「恒例になりつつある」のか…夏も忙しそうだなあ(涙)。
 
 本日はネタと言うより、純粋なテスト。Google日本語入力に開発者版(また不安定なものを…)なるバージョンが登場し、ローマ字カスタマイズが出来るようになったので、本日はこれを使って入力してみる。話題は一応「Google日本語入力は使えるかどうか」としておく。テストだからして。
 
 元々私はATOKユーザーである。毎回最新ってのもアレなので、今使っているのは2008だけど。これに不満はない…というより、これに慣れてしまったので、他のIMEは「ほぼ自動的にクソ扱い」する。慣れとはそーゆーモノでしょ。
 
 そんなわけで、Google日本語入力も「おそらくは、私にとってクソ」である。慣れの問題はどーしよーもないからして。正直、早くもイライラしてきつつある。キーコマンドはATOK風を選択したけど、細かい部分は当然異なる。これがイラつく。お話にならない。アンインストールはしないでおくけど、使わないような気がするな。
 
 とはいえ、いい面はあるんじゃないかと思いたい…のだけど、今のところ発見されていない。まあ、ある程度鍛えられた変換辞書とそうでない変換辞書じゃ、勝負になるわきゃねー。流行りの言葉に強い?だからどーした。私にとっては、各種専門用語を的確に変換する方がよほど有り難い。
 
 ただ、案外専門用語には強いようだ。「難しそうだ」ってモノも一発変換してくれる。とはいえ、どーせそんなものはATOKに叩き込んであるので、せいぜい五分って感じだけど。強いて言うなら、アルファベット変換が弱い。得意そうなPC系の用語でさえダメダメだった。仕方ないとは思うけど。
 
 長文変換はどうか?私はこまめに変換するクセが抜けていないので、長文一括変換は嫌いだしやらない。そもそも信用していないし。ソレを承知の上で試してみた感触は…まあ悪くはないけど、だからどーしたかな。長文一括変換そのものが苦痛レベルって人間なので、ある意味心底どーでもいい。
 
 というわけで、試してみた結果は「合格点ではあるけれど、おそらく使わない」で終わり。まあ、ATOKがない環境(マンガ喫茶など)で使用することはあるかもしれない。OS純正のアレ(私は大嫌いである)よりはずっとマシだから。でも、しょせん代用品レベルだな。「使い慣れた道具」を手放すには至らない。「文章屋」をナメんなよ。
 
 なお、この「開発者版」は、必ず使用統計データや障害レポートをGoogleに自動送信する。この機能をオフに出来ない。だからどーしたって話はあるんだけど、どちらかと言えば気分は良くないな。プライバシーうんぬんより、私が作成する日本語変換のクセを「逐一報告されている」のは、大切なノウハウをのぞき見されているようで落ち着かない。
 
 私は文章書くことを趣味としていて、なおかつ文具マニアだ。それゆえ、フツーこだわらないコトにもこだわりがある。それゆえ、このIMEと私の相性は悪い。ある程度わかっていたことだけど、使ってみて改めてその思いが強くなった。やっぱり、「出来が良い他所の子供よりも、出来が悪くても自分が育てた子供」の方がいいものですよ。何?そう思わないって?それはアナタ、IMEの育て方に問題があるからじゃ…って、問題があるのは私の「IME育成方針」の方か(苦笑)。

2月9日2010/02/10 00:36

 考えるトコロあって、Firefox3.5xをアンインストール。代わりにWebkit系のブラウザをインストールしてみたんだけど、どうも完成度が低い。扱いに困るシロモノを導入しちゃったなあ…
 
 本日の話題は、「私がTwitterをやらないワケ」としよう。最近流行しつつあるようなので、そのうち始める可能性はある。けど、現状じゃ全くその気はないからなあ。一応理由ぐらい説明しておこうと思って。
 
 Twitterとは?ものすげー短いブログみたいなもの…となるのかなあ。登場当時から「説明がちょっと難しい」と言われていたシロモノだから、私が上手く説明できないのも、ある程度は仕方ない。とりあえず、「いまなにしてる?」ってコトを、特定の誰か(友人知人中心だけど、赤の他人もあり得る)に対してブツブツつぶやくようなモノだ。
 
 システム的な特徴は、「基本的には友人知人向けのメッセージだけど、赤の他人もそれを読むことが可能」って部分か。私のような「ごくごくフツーの人」(F男のドコがフツーなのか…って話はさておき)がどうこうって話題は、友人知人でもなきゃ関心持たれない。けど、有名人だと「へー」って話にはなる。また、検索を上手く使えばニュースソースとしても使えるようだ。詳しいことは、各自調べてみて下さい。
 
 最近は私の身近でも「Twitter始めました」って人間が増えた。私もその流れに乗ることを考えたんだけど、結局は「やはり必要ない」って見解に。一般マスコミでさえ採り上げるようになった流行のモノを否定する以上、一応は理由を述べておこう。
 
 私のブログ、つまりココは「評論系」に分類されるモノだと思う。私があーしたとかこーしたって話は、あまり出てこない。コレはブログ(正確には前身のテキストサイト)開設当時からそうだった…ような気がするけど、実は最初からそうなると計画していたワケではない。「こーゆーサイト作ったらどうだろう」と考えていた頃は、もっと日記風のモノ(当時流行っていた)になるハズだったのだ。いわゆる「話題ごとの色分け」も、最初は「この単語は、○○分野で使うものです」といった注釈の代わりとして思いついたものだったりする。
 
 にもかかわらず、実際運用してみたら別物に育った。結局私は「自分が何したか」って話題を書くのは、さほど好きじゃないようだ。昔から宿題の日記に対し「何でこんなつまんないモノ書かすんだ」とか思っていた気がするし。「自分が書きたいモノ」が日記風のモノでない以上、今から思えばこうなるのは必然だったようだ。それに、「話題ごとの色分け」ってシステムが「よろず評論サイト」(ここは現状コレに近い)と相性が良くてねえ…
 
 それに、私は基本的に「長文の人」である。たくさん書いて、推敲してから世に出すってスタイルが好きだ。あるアイデアを思いついたら、それを一度思いっきり膨らませ、その後である程度まとめてスッキリさせる…って作業を行いたくなる。その過程を細かく分けてこまめに発表したら、多分まとまりの無さに自分が呆れる。そんなものは私自身が読みたくない。
 
 そんなわけで、現状私の性分に最もシックリくる「発表の場」は、ココだ。ゲーム関連の話は商業誌に書くこともある(コミケレポートとか)し、いずれ私の同人誌を作ることも考慮していたりするけれど、これらは「自分の書きたいことを、自分の好き勝手に書き殴れる」ワケじゃない(ソコが良いところではあるんだけど)以上、ここを閉鎖してまでそれに打ち込むとは考えにくい。何かの間違いで「時間的に余裕がない」って状態に追い込まれない限り。
 
 書かないまでも、フォロー(友人知人有名人の書いたモノを読むこと)ぐらいしたら?コレは私も考えた。けど、最終的にヤメることに。Twitterって、「書き込んだら即フォローしている相手に伝わる」のが利点とされている。私にとっては、悪いけどコレは害悪だ。多趣味な人間である私の場合、「アタマのスイッチ」切り替えるのがタイヘンだからだ。競馬の最中にゲーム関連の話題が来たって「邪魔だ!」と思うし、その逆もしかり。アタマの中身が「その話題を読みたいと思う」ってモードにならないと、どんな話題振られたってウザいだけだ。フツーの人間でも、「仕事中に遊び関連の話題がやってきた」「遊んでいる最中に仕事の連絡飛び込んできた」場合は「ウザ!」とか思うでしょ?本質的にはそれと同じだ。
 
 まあ、私なりにTwitterを使いこなそうと考えれば、それは無理ではない。そのうち始めるような気はする。けど、現状だといらないかな。重要なニュースがTwitter経由じゃないと極めて入手しにくい…って状態にならない限り、始めないと思う。そのうちそんな時代が来るかもしれないけど、それは今じゃない。1年後にはわからないけど。とりあえず始めるのは最後でいいでしょ。
 
 こういう「流行りモノ」は、単に「流行っているから」で始める人間が必ずいる。ソレが悪いとは言わないけど、私は「自分にとってソレはどーなのか」を重視する傾向が強めだ。よって、こういう「自分向きじゃないモノ」に手を出すのは、後回しでイイ。向き不向きは人それぞれなので、向いていると思う人間はどんどんやればいい。その結果として私が始める必要性が生じるかも知れない。その時に始めればいい。焦る必要なんて無い。これが「私がTwitterをやらない理由」である。
 
 実を言えばもう1つ、「やりたくない」理由があるんですけどね。ほら、ココの冒頭って、「話のマクラ」入れてるじゃないですか。Twitter始めると、ネタが被って枯渇する怖れが…

1月26日2010/01/26 22:00

 諸般の事情により、久々の更新。色々あるんですよ私にも。そんな話は放置しておいて、本来だったら話のマクラにするはずだったネタをまとめておきます。
 
 ここの話のマクラは色々あるけど、ある程度意識して多めにしていたのが「ブラウザ関連」。なにせ深く考えずにボコスカ導入したからなあ。このところ動きを報告しきれなかったので、まとめておきます。
 
 変化があったのは、Firefox・Lunascape・Opera。Firefoxは3.6がついに「正規版」になった。これでやっと3.5.7を放逐できる…はずなんだけど、面倒なので放置中。なお、機能面では大きな違いを感じない。これは私が「ブラウザはシンプルイズベスト」って主義主張の持ち主だから。外見をいじくれるのが「最大の変化」じゃねえ。細部は変わっているので、バージョンアップは当然だと思うけど。
 
 Lunascapeは6.0が正規版となり、ついに5.0を勝手に放逐。インストールしてあるブラウザが1つ減った(苦笑)。以前から6.0系列ばかり起動していたので、特に気にはならない。強いて言うなら、外見などが「なんちゃってFirefox」なのがハナにつくってトコロかなあ。別に良いんだけどさ。
 
 大きな変化があったのは、Opera。つい10.50 Pre Alphaなんぞ導入してしまった…でも、コイツは速い!Javascript処理速度においてはほとんど評価してなかったのに、いきなり「高速ブラウザ群」の仲間入りを果たした。他も以前より軽快に感じる。私の中での評価が急上昇した。
 
 Operaは他にも「怪しげな新機能」を色々盛り込んでいくつもりがあるようで、一応注目はしていた。でも、速度遅いし動作が気に入らない…ってトコロが引っかかっていたんだよね。今回のバージョンはその辺が「改善」(人によっては改悪っぽいモノ含む)された気がするので、今後色んな意味で注目だ。場合によると、将来私のメインブラウザになるかも。現状ではやはりFirefoxに及ばない面があると思っているけどね。
 
 ベンチマーク結果や私の体感から判断して、高速なのはやはりChrome。コレはコレで納得いかない面があるのであまり使ってないけれど、「速いんだな」とは感じる。ベンチマークの割に遅く感じるのはSafari。もっとも、コイツは速度以外を評価して使っているので、「だからどーした」って話になるけど。これらとFirefox(トータル性能で優れていると評価)を「高速ブラウザ」扱いしてきたんだけど、今度からココにOperaが加わった。
 
 処理速度の向上はカネがかかるようで、いわゆる「メジャーどころ」でないと、どーしても後れを取るようだ。Lunascapeは少し「取り残された感」があるからなあ。ちなみに、他は「論じるのもアホらしい」レベル。競争相手がIE系ならともかく、それ以外のメジャーブラウザには太刀打ちできない。総合的な機能面についてはともかく、速度面に限定して考えれば、「IE以外のメジャーブラウザを使うのが良い」となるかな。
 
 そのIEだけど、何だかんだ言って「信頼度は高い」と見なし続けている。ウイルスその他の攻撃対象になりがちではあるけどね(苦笑)。速度面ではまるで評価できないんだけど、かな~り高速化された新バージョンが開発中って話は聞いた。過去のIEとの互換性犠牲にしないで高速化できるのか?と疑っていたりするけどね。ただまあ、私は「旧バージョンIEエミュレーター」を導入してあるので、多少互換性が失われたところであまり悩まずに済みそうだけど。
 
 バージョンアップ頻度に関しては、Chromeが…「開発者用チャンネル」とかいうバージョンだからなあ。ドコがどーなったのかについては、ついに日本語を諦めて英語の開発リリースに目を通している。大半はよくわからんけど、どーせ日本語でもよくわからんから問題ない(苦笑)。ただ、流石に「スゲー大事な変更があったかどうか」ぐらいわかるようにしておきたいからなあ。
 
 深く考えずボコスカ導入され、深く考えず運用されているブラウザ群。多少管理が面倒だけど、今更アンインストールするのもなあ…って理由で現体制が維持されている。いっそのこと、もっと本格的に「ブラウザ比較」をやれば…とも思っているんだけど、流石に面倒なんだよな。つーわけで、今後も深く考えず、単に「ココの話のマクラ」としてブツクサ語るネタとして取り扱おうかなと。所詮私に出来る技術的なコトなんて、そんなもんよ。

12月2日2009/12/03 02:56

 ここでは書けない「諸般の事情」の方が忙しくて、更新が疎かに。師走になると色々忙しいんですよ。色々とね。
 
 本日の話題は、あるデジタルガジェットがポシャった件について。私は特別期待していたワケじゃないけど、これはこれで悲しいニュースとして紹介する価値があるかなと。
 
 TechCrunchというサイトがある。主にネット関連のニュースを紹介するサイトだ。日本語版も存在しているので、私はたまに見ている。英語版にはいくつか関連サイトがあり、その中にはガジェット(わかりやすく言えばハードだな)を扱うモノもある。
 
 コトの始まりは、このサイトの人間が「タッチパネル使ったネット閲覧用のガジェットがあれば、便利なんじゃね?」と思ったコトにあるらしい。ちょっと大きめの画面にタッチパネルを付け、キーボードは付けない。文字を入力したい場合どーするのかは忘れたけど、これはまあ何とかなりそうだ。基本的には「ネットを見る」ためのものなので、文字入力なんてあまりやらない前提だし。
 
 ここから段々話が大きくなり、「実際作ってみよう」「それなりに売れるのではないか」って段階まで進んでいた。ちなみにこの話、Appleが類似品(要は「デカいiPhone」)を出すのではないか…って噂が本格的に流れるより前に、ある程度話が進んでいた。うまくいけば、先月には製品発表が行われる…ってトコロまでは行き着いた。「CrunchPad」って製品名も決まっていた。
 
 ところがだ。何だかよくわからんけど、実際の製造元と何かしらヤヤコしいトラブルが生じた結果、この製品はお蔵入りしてしまった。あくまでTechCrinch側の言い分によればだけど、どうやら製造元の株主の中に、「こんなもの作ったら面白いんじゃね?」と言っただけ(実際は色々やっているようだけど)の奴にカネ払う必要など無い!と考えた馬鹿がいたからだそうな。どちらの言い分が「筋が通っている」のかについては、そのうち開始されるであろう訴訟である程度解明するのでは。
 
 さてこのCrunchPad、どーゆー製品になるだったのか、より詳しく説明しよう。12インチのタッチスクリーン「だけ」のネット端末である。イメージとしては「デカいiPhone」が近いのでは。拡張性の有無(物理キーボードを付けられるのかどうかなど)についてはよく覚えてないけど、まあUSB端子の1つや2つは付いていたと思った。通信方式は…携帯電話回線を利用するモノではなかったはず。無線LANのホットスポット利用が前提だったような。より正確には、「デカいiPod Touch」の方が近いだろう。
 
 使用OSは、「とりあえず何でも」だそうな。実際にはWindows7もしくはGoogle Chrome OSのどちらかになったと思われるけど。狙いとしては「キーボードを取っ払ったネットブック」なので、専用OSなんて話にはしたくなかったんだろうと思われる。
 
 こういう製品は、とりあえず他にない。Appleが「似たような品」を出すんじゃねえかって話は根強いけど、どーせ「専用OS搭載で使い勝手は良いけど、その分高い」製品になりそうだ。当たり外れで考えればAppleの製品の方が「手堅い」のは間違いないけど、その代わりにそれなりの制約(気になるかどうかは別として)はありそうだ。ソレと比べて「安かろう悪かろう」になるのか、それとも「こんなもので十分」になるのかは、私の知識では何とも言い難い。
 
 ただまあ、いわゆる「ネット閲覧用端末」の選択肢として、それなりに面白い製品であったことは間違いない。私は「中途半端な製品だったら、ネットブックの方が便利なのでは」と思っていたけど、キーボードにどれだけこだわるかについては異論が分かれるところだろうし。最初から「そんなものだ」と割り切っていれば、キーボード無しでも問題にならないかもしれない。より小さいiPhoneなどと比較した場合、大きさ(持ち運びは不便になる)を我慢する価値があるのか…って話にはなるけれど、画面の大きさはやはり魅力的だ。「外出先でネットコミックや長文サイトを快適に閲覧できる」のであれば、あえてこのサイズの品を持ち歩く価値があるかも知れない。
 
 ただ…ビジネス面で考えた場合、ネックになりそうな点があったのは事実。コレがウケた場合、類似品が山ほど登場するのを防げそうにないのだ。Appleの場合は「似ている?だからどーした」で片付けるだけの裏付け(OSレベルからの最適化とか、ソフト販売チャンネルの充実とか)があるんだろうけど、この製品はそーゆーモノを狙ったワケじゃないからなあ。その辺が「よくわからんトラブル」の原因になったのかもしれない。
 
 あくまで私の予想としては、今後「ほとんど同等のモノ」が出てくる可能性は高い。Appleが似たような品を出すって噂が本当なら、真似しようとして「コレと同様の品」を出すメーカーが出そうなものだ。つーか、台湾のメーカーが「Appleのあれを真似しよう」と考えたら、そーゆーモノにしか行き着かないような。あえて冷酷なことを言わせてもらうなら、今回の件は「こういう製品の発売時期が遅れた」だけであり、いずれ出てくるに決まっている類似品を買えば何の問題もないと思う。
 
 でも、こういう「良さげな品」の開発がポシャったって話を聞くと、やはり残念ではあるよね。特に私は、こーゆー「オモチャ」の話は好きなので、その思いが強い。スペック表やレビューを見ていろいろ想像し、気になったら実物に触れ、自分のライフスタイルに当てはまる品なのか・価格性能比は購入するに足るのか…なんて色々考えるのは、楽しいからなあ。その意味では、「期待していたモノ」が製品化されもしないでお蔵入り、ってのはちょっと悲しい。
 
 もっとも…私がこの製品を買ってしまったら、「何も考えず大量にブラウザをインストールする」などというアホやらかし、それはそれでタイヘンなことになったかもしれない。PCのブラウザ群だけでも、管理に手を焼いている有様だってのに。えーと、Firefox3.6がβ4版で、Lunaccape6.0がRC1になったんだよな。いつになったらFirefox3.5とLunascape5.0をアンインストールできるのやら…

11月5日2009/11/06 02:35

 ブラウザ関連情報。まずはちょっとした訂正事項。Firefox3.6は「旧版書き換え」だと思っていたんだけど、実はヘンな形で共存していることが発覚した。どーゆーコトかというと、Firefoxの3.5.4(正式版の最新)を立ち上げることも、3.6(β版)を立ち上げることも出来る。しかし、両方同時に立ち上げることは出来ない。3.6を立ち上げた状態で3.5.4のアイコンをクリックすると、3.6がもう1つ立ち上がるのだ。逆もまた同じ。ヘンな仕様だなあ。見た目ほとんど変わらないので、今まで気がつかなかった。つまり、これでめでたく「14個目のブラウザ」が導入されたことに…
 
 謎と言えば、Chromeにも謎が。このブラウザは正式版の他、β版と「開発者向けチャンネル」がダウンロードでき、私は開発者向けを使っている。そんでもって、IT系のニュースサイトで「β版がバージョン4になった」って話を見かけ、そのバージョンを細かくチェックしたところ、「4.0.223.16」となっている。しかし、私のChromeのバージョンは「4.0.223.11」だ。Chromeは「知らない間に勝手にバージョンアップする」のが基本なので、コレが最新だと思うのだけど…どーなっているのか、さっぱりわからん。以前はGoogle公式ブログ日本版にバージョンアップ時の説明が掲載されたんだけど、最近はそれもナシ。
 
 バージョン関連情報としては、Lunascape正規版が5.1.6になった。近日中に6.0のα版もバージョンアップ予定らしい。あと、IE Testerも4.2に。Sleipnirも2.9.1へ。Avantも導入時からバージョンアップしてver.11.7 build.4になった。
 
 さて、やっと本題…ではあるんだけど、やはりブラウザ関連で。謎の不具合情報です。私のIE8が100%フリーズするサイトに遭遇しました。これは「重大な不具合」だと判断したので、セミリアルタイムで調査・対応状況をレポートします。もっとも、私は不具合に対応する知識・技術があるワケじゃないので、役に立たないとは思うけど。
 
 不具合を起こしたサイトは、何とAdobe。ここにアクセスできなくなったら、相当困る。Adobe ReaderやらFlashやらの最新バージョンをダウンロードできなくなるからなあ。私だけじゃなく、ネットをフツーに使っている人間なら誰しも「アクセスできなくなったら困るサイト」の上位に来るのでは。
 
 これが発覚したのは、Shockwave plyayerという「比較的どーでもいいソフト」の最新版が公開された…って話を聞きつけたから。これは要は「ネット上の動画やらゲームやらを使用するために必要」なソフトらしい。世間的にどうなのかはともかく、私がよく行くサイトで使っているワケじゃない…のに導入しているのは、まあ愛嬌です。とはいえ、こーゆーソフトを入れてある以上、セキュリティ対策としてなるべく最新版にしておきたい。そう思ってAdobeのサイトに行ったら、IE8がフリーズした。トップページで。
 
 実を言えば、ブラウザのフリーズは「たまにある」話である。Firefoxは地味にフリーズやらかすし。そこでまあ、「たまたまなのか、確実にやらかすのか」試してみたところ、確実にフリーズする。おおむね5秒程度は「生きて」いるんだけど、その後確実に停止。タスクマネージャーで強制停止させない限り、しば~らく「固まった状態のIE」が残り続ける。
 
 普通なら、この時点ですご~く困ってしまうワケだけど、幸い私は「こんなこともあろうかと!」と、他のブラウザを立ち上げることが出来る。まずはFirefoxでアクセスしてみたところ、何の問題もなく表示される。当然フリーズしたりしない。そのため、コレを使ってShockwave playerをバージョンアップしました。
 
 他のブラウザで問題を起こさない以上、緊急性はゼロだ。でも、「安定性」を評価してメインブラウザに指定してあるIEが、「確実にフリーズする」なんてのは放置しておけない。とりあえず出来ることはやっておくべし!と決断し、色々テストしてみました。
 
 まずはしつこくIEでAdobeサイトへアクセス。「たまたま」が連続する可能性もあるからなあ。結果は惨憺たるモノ。ブックマークから行こうが、検索サイトから行こうが、やっぱり停止します。とりあえず「100%発生する不具合」だと認定しました。それに対し、Firefoxでは特に問題なし。念のため他のブラウザもいくつか試してみたけど、これまた問題なし。
 
 面白いのは、SleipnirのようなIE互換のブラウザも「問題を起こさない」こと。そこで出てきた最終兵器?が「IE Tester」だ。過去バージョン含めたIEのエミュレーターだね。この結果が面白い。純正IE8と異なる形で問題を起こすのだ。IEの場合、サイトにアクセスしてからフリーズまで数秒(ばらつきがある)のブランクがある。コレに対し、IE Testerに含まれるIE8エミュレーターは、しば~らく何の問題も起こさない。ただ、そのまま10~30分程度(これまたばらつきがある)放置していると、IE8のタブがクラッシュ(IE Tester自体は死なない)する。何だそりゃ。「怪しげなソフト」のやらかすモノなので、IE Tester固有の問題って可能性も否定できない。
 
 IE自体の検証も一応やってみた。「IEそのものじゃなく、Flash関連か?」と思ったので、Flashを使って色々やっているサイトをいくつか回ってみたんだけど、問題なし。ちなみに、Flash Playerのバージョンは最新。コレは確認済み。
 
 私に出来る検証はここまで。とりあえずの意見としては、IE8もしくはAdobeのサイトに問題があるので、「相性問題」を引き起こすのだと思われる。そこから先はサッパリだ。
そこで、この段階で「私に出来る解決法」を試みることに。
 
 まずやってみたのが、「解決法の基本」である、再インストール。これが私のPC固有の問題なら、コレで解決する可能性がある。しかし…ハッキリ言おう。IE8の再インストールって、滅茶苦茶時間かかるんだよね。ブラウザ系では問答無用で一番時間を食う。他と違って「OSの一部」なんだから、それぐらいやってもらわないと困るんだけどさあ。それでも再インストールはやってみました。フリーズ→強制終了を短時間に連続して繰り返したので、その方が安心できるし。
 
 時間かけて再インストールして、「これでどうかな?」とアクセスしてみたところ…やっぱり駄目。固まる。ある意味想定通りだけど。そこでまあ、あまり期待せずにネットで検索してみた。検索ワードは「アドビ サイト フリーズ」。すると、結構な数の情報がヒット。対処方法として「文字サイズを最小にして、アクセスしろ」とある。やってみたところ…キチンと表示されました。おおお、ちょっと感動。
 
 なおこの不具合、「文字サイズが大きい」「サイトの表示領域が狭い」がカチ合うと、もれなく起こす問題らしい。文字の大きさだけでなく、「ウインドウサイズを縮小した」「サイドバーを大きめにした」場合も発生するようだ。私の場合、「お気に入り」を表示してあるサイドバーを縮めたところ、普段の文字サイズ(中を選択している)でもフリーズしなかった。私の場合、あえて「お気に入り」を大きめに表示してあったのがいけなかったようだ。最近は「ダウンロード専用ブラウザ」と化していたので、その方が便利だったんだよね…
 
 ちなみにこの問題、悪い奴がいるとすればAdobeかMS。個人的にはAdobeが悪いと思うな。「IE8に対応してません」なんてサイトはどうかと思うからね。多少寂しいサイトになったとしても、問題が起きないようにする方が優先されそうなモノだ。サイト作った奴の神経を疑ってもイイと思う。まあ、他のブラウザが問題を起こさない以上、MSのIE8がタコって話もあるけどね。
 
 IE8とAdobeのサイトって組み合わせを考えれば、この問題に悩まされる人間は結構多いかも知れない。うっかり「最小化」と間違えて「ウインドウの縮小」押しただけでフリーズしかねないわけで。皆さんも気をつけて下さいね。なお、セキュリティ上の問題が生じる可能性があるので、Flash Playerのバージョンは最新にしておいた方が良いです。コレは「インストールしてあるのが当然」だと思った方が良いので、他人事と思わずAdobeのサイトに行ってFlash Playerをダウンロードすることをオススメしておきます。おお、今回はすごく「実用的」だぜ!珍しく(苦笑)。