4月30日2008/05/01 01:11

 ちょっとした体調不良(寝不足)とネタ総ボツのコンビネーション攻撃により、しばらく更新滞りました。申し訳ない。
 
 本日のネタは…未消化なネタが色々溜まってきているので、1つ決着を付けることにしよう。「広告コメント」撲滅について。まだ色んな意味で油断禁物なんだけど…
 
 ここに「広告コメント」がつけられて困るって話は以前した。その後しばらくして、予告していた「対策」も実行した。その結果、少なくとも「毎日コメント削除に追われる」ってな事態からは脱却した。やはり野球の順位予想は危険だってコトだね。まだ釈然としない部分があるんだけど、平和が戻ってきて嬉しいのは事実。
 
 この結果、「このサイトの18禁計画」はかなり後退した。まだ最大の導入理由である「青少年ネット規制法案」の行く末がわからない以上、油断は禁物だけど。ただこの法案、かなりの有力筋から「やりすぎだ」って批判がすっ飛んできているので、少なくとも私が危惧した方向でまとまることはなさそうだ。そうなってくれると、一応ここが「18禁宣言」する必然性はなくなる。
 
 とはいえ、「良かった良かった、めでたしめでたし」とはならない。代償は(私の中では)デッカイのだ。なにせネタ1本削除だからねえ…基本的に世のため人のためにならず、毒にも薬にもならないコトばかり書いてきたつもりだけど、それでもネタ削除は手痛い打撃だ。ある意味、「炎上して手が付けられなくなった」に匹敵するショックである。
 
 なんでこんなことになったのか?うーん…個人的には、「ブログってメディアが持つ本質的欠陥」だと思う。怪しげな意図を持つ連中(ココの理念からは、広告目的=怪しげな意図)を排除しようがないし、コメントもつけ放題だからねえ。もちろんこれはメリットと表裏一体なので、「だからブログは駄目なんだ」って結論にはならないけど。ブログのアップ先は何かしら「対策」するつもりがあるようだけど、ココの理念はモーレツにハードルが高い(原則として広告は不可だから)以上、私にとってはさほど役に立たないかもしれない。
 
 そもそも、だ。真に悪いのは、私の「広告お断り」って方針かも知れない。なにせネット上では「右を向いても左を向いても」広告だらけ。「いいじゃん、少しぐらい広告があっても。気に入らなければ無視すりゃいいんだし」って意見こそが正しいような気がしてくるのは確かだ。それに、「何かを書いてメシを食う」ことを目指すのだとしたら、広告を許容しないと無理って気もするし。私のこの方針は、過度のアマチュアイズムを追究した結果苦境に陥った、ブランデージ会長時代のオリンピック(古い話だなあ)と同じ愚を犯しているだけかも知れない。
 
 これに対する私の答えは、「それでもこの方針は貫く」である。理由?私がそうしたいから。馬鹿なことかも知れないけど、だからどーした。今の私の文章力だと、「広告置いてどうこう」なんてコトを考えるのは、間違っていると思うので。その理由は色々あるけど、わかりやすいモノとしては「文章が広告に勝てない」から、かな。
 
 昨今のTVは「広告見ているのか、番組見ているのかワカラン」状態である。何かあるごとに自社の宣伝含めた番組を連発しやがるからねえ。これはこれで「正しい」態度ではあると思う。連中は別にカスミ食っているワケじゃないんだから。けど、それは「作り手として大切な何かを見失っている」ような気がしちゃうんだな。少なくとも私には。
 
 ものの作り手としての理想を言えば、やはり「作品が主で広告が従」であるべきだ。けど、まだ作り手として力を付けてない段階で「広告を導入する」のは、この原則を崩すような気がして仕方がない。「杞憂だ」と言えばそれまでだけど。コトは「書き手としての私のプライド」の問題に過ぎないので、ここの読者にとっては心底「だからどーした」状態だとは思うけど。
 
 ただ、このブログは「私が更新したいから更新されている」ものであり、私のやる気を削ぐようなシロモノを自発的に導入することはあり得ない。その代表が「広告」だ。そして、自発的に広告を設置しない以上、他人から「勝手に」つけられた広告もまた削除対象である。内容と関連性が深いモノはまだしも、内容と無関係なモノは「私のサイトで無意味に存在感を放つモノ」であり、なんかブログを乗っ取られたような気がしちゃうんだな。JRAの「内国産馬保護策」並に「無用な保護」って気もするんだけど…
 
 モノ書きとしての私のプライドは、ある意味とても軽い。私はプロじゃないから。しょせんアマである以上、限界はとてつもなく低い。しかし、考えようによってはすごく重いモノでもある。不本意な形で筆を折るようなコトがあった場合、私は生命や社会的立場を投げ出す危険性を承知の上で抗議行動に出るかもしれないので。世間的には下らないモノであっても、一応は「私が生み出したモノ」だ。そう覚悟するのは不自然なことではないでしょ?
 
 とまあ、カッコつけて書いてきたワケだけど、ぶっちゃけた話ココは「私の、私による、私のためのブログ」であって欲しいわけで、「広告のための」ブログになるのはイヤだとワガママを言っているだけだ(苦笑)。読者の方?ついて来たい方はついて来て下さい。ここはそーゆートコロだと常日頃から警告してあるし、そのためのアシスト機能として「ネタの色分け」やってんだから。
 
 つーわけで、とりあえず「私と広告の戦い:第1弾」は終了したようだ。損害は大きかったけど。とはいえ撲滅したワケではないし、いずれ「第2弾」が始まるかもしれない。さらに、場合によると「広告禁止」って方針が変更されることも考えられる。いずれにせよ、私と広告の戦いは始まったばかりであり、この先延々と(形を変えつつ)繰り返されるんだろなって気がするのは確か。基本的に「理解されない孤独な戦い」ではあるけど、この先も戦い続けることでしょ。それが私なりに「このブログに誇りを持つ」ってことだから。