5月26日2008/05/26 23:08

 オークスはトールポピーですか…色々言いたいことはあるんだけど、それは今週末まで黙っていることにしよう。とりあえず、「逃がさないよう注意しなきゃ!」とだけ言っておこう(わかる奴にしかわからん話だ…)。
 
 本日は少し悩んだ末、「宿題」を手っ取り早く片付けることにした。題して、「複数のOSを運用する方法」。ただ…根が技術系のヒトではないので、大したことは書けない気が。内容についてはあまり期待しないで下さい。
 
 Macが自作できるかも?って世の中だ。複数のOSを使う人間ってのは、確実に増えている。実際は「昔々からいる、放置しておいてもそーゆーコトをやりかねない奴」に、「諸般の事情からMacのスイッチキャンペーンに騙されてみることにした」を加えただけって気もするけど。それでも増加は増加だよね。
 
 とりあえずMac自作の話はさておこう。今のMac(もちろん正規版)には、デフォルトで「Windowsをインストールできる仕組み」が付属している。理屈はこうだ。Windowsってのは、当然「昔々の」PCにもインストールされるって前提がある。実用になるかどうかはともかく、少なくとも仕様上はそうなっている。よって、レガシーな規格を完全に捨て去るワケにはいかない。まあ、最低でもPentium4系列のCPU積んだマシンに「インストールすら出来ない」のはマズいでしょ。
 
 これに対し、今のMac OSはそんなもの無視できる。言ってみれば新参者だからね。だから優れている…ってのは短絡的な考えではあるんだろうけど、まあそういう側面もある。ただ、この結果「何の工夫もナシに」MacにWindowsをインストールしようとしても、うまくいかない。「昔は必要だった」何か(OSより下のレベルのプログラム)が足らないと判断されるようだ。
 
 ほとんど同じなのに、もったいない…と考えたのかどうかは知らないけど、Mac OSには標準で「Bootcamp」ってプログラムが提供されていて、コイツを使うとWindowsがインストールできるようになる。まあ、狙いは「Windowsも動くんだから、Mac買って」ってトコロだろうけど。とりあえず、Windows XPは問題なく動くそうな。記憶が正しければ、Vistaにも対応したはず。
 
 ただし、私の知る限りでは、この2つ「しか」動かない。Server系列のOSについては実験例があったように記憶しているけど、問題があったかどうか忘れた。むしろ問題なのは、「古い」OS。Windows 2000とか、Windows Meとか、果てはWindows 95については…どうなんだろ?
 
 こんな古いOSを使う必要があるのか?一部の、特殊な事情を抱える人間にとっては。独自アプリケーションを捨てきれない企業とか、プリンタドライバを変更したくない印刷業界(普通なら無視される僅かな色の違いが許されない世界だから)とかが代表だけど、ごくごく一部のマニアにとっても重要だったりする。要は「古いゲームは、新しいOSに対応してない」のが当たり前だからして。
 
 こういう古いOSを今のMacにインストールしてみたらどうなるか?うーん…多分動く。それ以上のことは言えない。ネットで探しまくれば、実験例が見つかるかも知れないけど。とりあえず、推奨はしないと言っておこう。
 
 それでは、古いOSを捨てられない奴はMacに乗り換え不能なのか?いやいや、そんなことはない。エミュレーターを使えばいい。これなら大丈夫だろう。そもそも、こういう「レガシーな」ものを動かすのが主目的なんだし。
 
 エミュレーターとは?ソフトで強引に「古いPCのフリをする」領域を使って、昔懐かしいソフトを動かすモノ。ファミコン・スーファミエミュレータとか、PC-9801エミュレーターなんかが有名だね。Macの場合、ちゃんと「Windows機互換エミュレーター」なるものが存在します。Windowsが動くようになった今でも。
 
 Windowsがインストールできるのに、何でエミュレーターが?これはチャンと理由がある。OSの切り替えってのは、普通電源を落として再起動する必要がある。用途によるけど、これじゃあやってられない…って場合も多いわけだ。ただし性能は「普通にインストールしたモノより確実に劣る」んだけどね。
 
 ならば、普通にインストールした方がいい…とは限らない。古いOSって、今のPCの性能をフルに使えないので。記憶が正しければ、Windows95は今の大容量HDDを上手く認識しないはず。また、DVDまでは認識するだろうけど、ブルーレイディスクは多分マトモに動かない。ブルーレイが再生できないどころか、DVDもCDも再生できない可能性すらある。
 
 そうやって考えてゆくと、実は「最新PCで古いOS使いたいのなら、直接インストールするよりエミュレーター使った方がいい」って話がある。Windows XP・Vistaにも「レガシーOS用エミュレーター」があるんだし。「Vista上でXPエミュレートを動かす」みたいに、世代が近いと欠陥が目に付く(遅くなるし、メモリを食う)けど、Windows95のような「軽い」OS(あくまで今の水準からして)だったら、むしろ利点の方がデッカイんじゃないかなあ。
 
 私は正直、「古いOSは動かなくてもいい」と判断しているけど、流石にまだXPは捨てられないかなあ。新PC導入計画に色々迷いがあるのは、これが原因だったりする。正直言って、「Vistaなんて無視しちゃおうか」って考えもあるんだよね。更に、「大枚はたいて爆速PowerMac買って、エミュレーターでXP運用」なる無駄遣いも真剣に考慮してるし。ちなみに後者を実行に移すと、Mac OS用のソフト買うカネがないのでXPばかり動かす可能性が高い(iTunes以外)というオチがつくけど。
 
 ただまあ、エミュレーターってのは、どちらかと言えば「玄人向け」のソフトである。色々設定をいじってやる必要があるからねえ。業務上の必要があるのならともかく、ゲームのためにそこまでするか?って気がするのも事実。ただまあ、そーゆー選択肢もあるってことは知っておいて損はない。興味があるのなら、色々調べてみてはいかが。なお、私にこれ以上細かいことを聞かれても対応不能です。ソコまで知識があるワケじゃないので。
 
 なお、エミュレーターでLinux運用…ってな話は故意に割愛しました。たとえ遊びであっても、その系列のOS使うことに意義があるような奴は、私より確実に知識豊富だから。つーか、逆に聞きたいことがいっぱいあるんですけど!