5月19日2008/05/20 00:46

 日曜はまたも「ヒトラー電撃戦」プレイ。ここでは、今回は私も独軍をプレイし、そこでいくつか「確認できたこと」があったので、書いておこう。専門家向け話題ではあるけど、まあ仕方ない。
 
 まずは簡単なトコロから。ソ・フィン戦争に関しては、「私が提唱したプラン」がほぼ最適だろうって共通見解が得られた。ま、そうなるようキッチリ考えたつもりなので、ある意味当然なんだけど。重要なのは、「3ターンにも空軍を使う」こと。ココをケチると、ダイス運次第でかなーりヒドい目に遭う。そのリスクを考えたら、「空軍使ってキッチリ潰しておいた方が、結局お得」ではないかと。もちろんこれは「どうせやるなら」って話なので、あえて「やらない」って選択肢もある。これで「ポーランド戦」に続き、「ソ・フィン戦争」についても「常識」が確立された。やっとかい。
 
 もう1つは、「ゼーレーヴェ」こと英本土上陸作戦について。このゲームでこの作戦を実行するのは「すごく大変」だで片付けられていた。独軍及び西側連合担当者が口を揃えて言っていたので。私も漠然と「大変なので、実行できない」と思っていた。しかし、あえて言おう。不可能ではない。
 
 根拠?そりゃもう、私がもう少し注意していれば、実行できたはずなのだ!実行できないとされていた最大の根拠は、「そんなに空軍集まるワケがない」である。ルール上ものすごく効率の悪い航空消耗戦をやる必要があるので、空軍は山ほど必要。そんなにたくさん空軍を集めるなんて…と思っていたんだけど、不可能ではなかった。だって、空軍の数だけなら、ほぼ必要な数が揃っていた。
 
 部隊を動かすための燃料も、一応必要な数があった。私は「とにかく燃料だ!」って強迫観念があり?バカスカ燃料を生産してたからねえ。この2点をクリアできれば、何の問題も無い…はずだった。なのに、なのに…
 
 足らなかったのは、「陸軍」である。独軍の陸軍が足らない?そんな馬鹿なことがあるはずが…と思うでしょ。理屈はこうだ。私が「今ならやれるのでは?」と気がついたのは、対仏戦の真っ最中だったのだ!一応の目処が付き、後はパリ攻略すればいい…って段階ではあった。とはいえまだ仏軍は一応健在。陸軍に余裕がなかったんだな。
 
 いやね、色々考えたんだよ。パリ攻略を後回しにして…とか。でも、下手に陸軍を引き抜くと、仏軍に港奪回されて上陸部隊が孤立してしまう。いくらヘロヘロの仏軍相手とはいえ、まさか戦線崩壊させるワケにはいかない。そのために必要な部隊数考えたら、上陸するための部隊が足らなかった…上陸しちゃえば、後は何とでもなったはずなのにぃ…
 
 ある意味ムカつくことに、「陸軍の生産量が不足していた」からこうなったのではない。その頃の東部戦線には「赤軍にニラミを効かせるため」ちょっと多めの陸軍がいたのだ!こいつらを計画的に動かしていれば、何とかなったような気も…ああ悔しい。
 
 実を言えば、「後先考えずに実行していれば」何とかなったかも知れない。ただ…ごくわずかとはいえ、「全部パー」になる可能性があったからねえ。それと、上陸したらどーなる、って分析もやってなかった。ブリテン島を全部占領されても、英国は降伏しない。それでも無茶苦茶な痛手だろうけど、その具体的効果が読めなくて…推定では、バルバロッサを放棄する覚悟が必要だった。
 
 今にして思えば、「何でやらなかったんだ…」と、自分を責めたい。勝ち負けがどうこうって話じゃないでしょ。後に続くプレイのためにも、ここは「上陸したらどうなるのか」例を示すべきだった。あんな好機、もう二度と巡って来ない気が…「ナポレオニック・ウォー」で不可能と思われていた「仏軍の英本土上陸」を成功させた私だというのに!ここでゼーレーヴェを成功させていれば、「ブリテン島はオレに占領されるためにある!」と主張できたんだけどなあ(苦笑)。
 
 最後は、バルバロッサについて。これは「私の防衛方針は間違っていたかも?」って意味で振り返っておきたい。英本土上陸を諦めた私は、バルバロッサの準備をした。その結果発見したのは、「赤軍の山」である。私が赤軍をプレイしていた時より、明らかに部隊の数が多い。
 
 そのカラクリは単純。燃料だ。私の見積もりよりも、かなり少なかった。明らかに「燃料より部隊優先」で生産計画立てていたはず。私は「それだとキツい」と思っていたけど、コッチの方が守りやすいかもしれない。とりあえず、私が少し困ったのは間違いない。
 
 ただ…正直、悲観的になるほどではなかった。燃料不足は相当キツいはずなので。包囲されるプレッシャーを与えつつ着実に前進してゆけば、相手は下がらざるを得ない。つーか、多少部隊が潤沢でも「それなりに部隊生産してある」独軍相手に、赤軍が国境付近で戦えるとでも?そうやって部隊を動かしていけば、燃料が足らなくなったはず。私の見積もりでは、どっかで燃料不足からうまく後退できなくなり、包囲が狙えたはずなのだ。
 
 ただ、これはあくまで私の大雑把な見積もり。実際どうなのかは、何とも言い難い。私は一応自信を持っていたけど、これは「そうでも考えないと、やってられない」ってな理由が大きい。赤軍がどう守るのかは、まだスタンダードが確立してないからねえ。でもまあ、参考にはなった。「部隊を多めに生産して、少ない燃料でジワジワ下がってゆく」ってな防御方法もアリかなと。今度本気で研究してみよう。ただ…私ならもっと燃料生産するなあ。我が独軍は燃料備蓄大量にあったので、史実よろしく「燃料不足で動けません」って状態に陥りにくかったはずなので。
 
 つーわけで、そろそろ「盛り上がる局面」の作戦研究に着手しようと思う。ズバリ、「ゼーレーヴェを視野に入れた対仏戦」及び「バルバロッサ」だ。今までやってなかったのかよ!と言ってはイケナイ。その代わりに怪しい奇手奇策を練っていたんだから(苦笑)。ふっ、何でオレがゲーム弱いのか、なんかわかってきた気がするぜ…