10月17日 ― 2009/10/18 02:53
本日、私のトコロにコマンド誌最新号が届いた。先日ちょろっと語ったように、今回は私の「コミケレポート」なるものが掲載されている。そこでまあ、「コマンド誌に掲載されるコミケレポート」なるものについて、色々と語っておこうと思う。冬のコミケが近いので。夏から冬はかなり間隔短いからね。
独立した記事をカラーページに掲載してもらいながらこう言うのはどうかと思うけど、今回の私のレポートは、正直出来が良くない。文章力の問題ではない。それについてはとりあえずさておき、取材が足らなかった。実は「もう少し真面目に取材しておくんだった…」と、アタマ抱えながら書いたモノだったりする。いくら「大半の読者にはどーでもイイ記事」とはいえ、とても申し訳ない。
何故取材不足なのか?私が悪い。だって、そもそもコマンド誌編集部に「必要ならコミケレポート書くけど、どーします?」と打診したのが、コミケ直前。以前自分が「同人ゲーム紹介するんだったら、ドコで売っていたのか情報を…」ってな文句をつけたことを思い出し、「どーせだったら現地取材した方がいいのでは?」と考えたのだ。コミケ直前になってやっと。もっと早く思いつけよな。
ただまあ、だからって「執筆依頼が届いたのは、コミケ終了後」というコマンド編集部も…おかげで「いらないと判断されたんだな」と勝手に独り合点し、自分のブログでブツクサ語るに足る程度の取材しかしてない。なにせカメラ持って行かなかったし。私はコスプレイヤーを撮影する趣味はないので、カメラのような「荷物になるモノ」を持ってコミケに行こうなどと考えない。メモも全くとってない。ただ、幸いなことにコミケカタログが残っていた(普通はビッグサイトのゴミ箱に捨てる)関係上、色々と役に立ってくれた。
このように、夏の取材は思いっきりバタバタした。一時は取材不足を理由に、執筆断ろうかと考えたくらいだ。ただ、せっかくコマンド誌が同人ゲームを紹介しようとしている以上、ものすげー内容の薄いものであってもコミケレポートが存在する意義はあるし、とりあえず私の他にそんなモノを書こうって人間がいない現状を考えれば、「ここは書くしか!」と思い直した。
そんなわけで、今回の記事は、私としてはちょっと不本意である。あらかじめこーゆーモノを書くとわかっていたら、もう少しやれたことがあったのに…って気がして仕方ない。そこで、自省を兼ねて「次はどーするのか」を少し書いておこう。別に次も私がレポート書くと決まったワケじゃないけど、その可能性があるのは間違いないからなあ。
今回私が紹介したゲームは、何1つ「同人SLG CROSS REVIEW」で紹介されたものと被っていない。私がそうなるように配慮した事実は全くないし、コマンド編集部が配慮したとは極めて考えにくい(普通私の記事から削るはず)以上、クロスレビューで紹介されたゲームは「コミケで販売していなかったか、私の目をすり抜けた」かのどちらか。可能性としては後者の方が高いんだよね。この時点で「何やってんだF男」である。そりゃまあ重複はしない方がいいに決まっているけど、「結果的にそうなっただけ」ってのはマズい。私はコミケでは何かと忙しいので、「通常対応」だとこうなってしまう。対策はとにかく「真剣に探す」しかない。
それと、私が重要だと考えているのは、「かつて同人SLG CROSS REVIEWに採り上げられたサークルのチェック」である。新作が出たら紹介する価値はあると思うので。「同人…」との役割分担を考えた場合、重視すべきは新サークル発見よりこちらかもしれないくらいだ。連絡先はコマンド誌に書いてあるので、問い合わせのメールぐらい送るべき。私は今回コレすらやってなかった。「フツーの参加者」なら、それで問題はないからねえ。だからって…ブツブツ…
あと、「版権問題から、大々的に紹介しにくいゲーム」、平たく言えばアニメなどを題材としたゲームの紹介も大切でしょ。今回はいくつか「そーゆーもの」をチラっと紹介した。これには「ドコまで踏み込めるのか」って問題がつきまとうけど、他の記事ではより紹介しにくいだけに、多少踏み込めるだけでも意義はある。一定の需要と供給があるのはわかっているだけに、探して紹介を試みる価値があるのでは。
もっと踏み込んで考えた場合、「果たして次回も私がレポートを担当すべきか」って問題がある。今回の取材・記事内容からしてクビ…ってのは半分冗談(半分本気)としても、「掘り出し物」を発見しようと思ったら、やはり多彩な視点があった方がいいと思う。私に紹介できるのは、あくまで「私個人にとっての掘り出し物」だからして。趣味その他の関係上私の目にとまらなかったからって、それが「紹介する価値のないゲーム」とは限らない。偏りを防ぐため、「別の人の目で判断してもらう」のも悪くない。
ただ…私以外の人間を取材に派遣するのは、何かとタイヘンなのは事実。「F男なんぞに任せるくらいなら、このオレが…」と名乗り出る奇特な人間がいるのならともかく、現時点ではそんな奴がいない以上、私に任せた方が「手間がかからない」からなあ。記事の性質を考えれば、ヘンにテコ入れする意義は薄い。そもそも、今月末にはサークルの当落通知が発表されることを考えれば、準備期間はかな~り短い。別の人間なんて探している余裕はないと考えた方が良いのかも。
いずれにせよ、私としては「頼まれれば今回も取材して原稿書く。頼まれなくても、取材は勝手にやる」のは間違いない。それが私の習性だからして。後はそれでいいのか、もう少しヒネるのか、そもそも不要なのか、コマンド編集部が判断することになると思う。ただまあ、いずれにせよ「冬のコミケはタイヘン」なんだろうな…冬のコミケと言えばカレンダー。元々夏より忙しい。なお、幸いなことにコミケとバッティングしなかった有馬記念はともかく、諸般の事情(レポートとは無関係)により東京大賞典は諦めざるを得ないと判断している。
コマンド誌におけるコミケレポートなんて、本質的には「どーでもいい」ものである。私でさえ「同人ゲームを採り上げているんだから、あってもいいんじゃない?」とは思うけど、「あって欲しい」とまでは言えない。そんなもののために「コミケという生き地獄」に行くような奴は…少なくともあんまりいないと思う。まあ、とりあえず私は色んな意味で覚悟は出来てます。でも、「代わってやるぜ!」って私並みに馬鹿な方がいらっしゃったら、喜んで押しつけて交替しますので、遠慮無く申しつけて下さいな。
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