10月7日2009/10/07 23:21

 きゃー!私がコマンド誌に書いたコミケレポートが、独立した記事扱いされてる!てっきり「同人SLG CROSS REVIEW」の付属コラムだと思っていたのに。諸般の事情によりロクに取材できなかったので、正直恥ずかしい…
 
 鉄は熱いうちに打て…というわけで、先日の猿遊会での飲み会で提唱された、「ゲームをやらないゲーマーの集まり」について、私なりに意見を述べてみようかと。どこまで役に立つのかはともかく、まずはある程度まとめておこうかなと。
 
 ゲームやらないのに、ゲーマー集めてどーすんのかって?基本は「ゲームに関係のある話をする」ことになる。提唱者のたかさわ殿は、「米国から有名デザイナーを招待して、話をしてもらう」なんて話をしておられた。これは金銭的な問題や「そんなヒマのあるデザイナーはいるのか?」ってな問題が絡むので、色々大変だと思うけど不可能ではなさそうだ。
 
 海外からゲストを招聘するのはタイヘンだとしても、日本国内にも「一般的なゲーマーなら話を聞いてみたいはず」ってな方はいるはず。有名デザイナーとか、コンポーネント作っている人とか、ゲーム会社の重鎮とか。より単純に「ゲームサークルのお偉いさんを集め、現状報告などをしてもらう」なんてだけでも、一定の需要はあるんじゃないかな。近所のサークルだけだったら「実際出かけりゃすぐわかる」だろうけど、日本全国から集めたら、それなりに注目されるのでは。
 
 類似のイベントとなると…とりあえず思いつくのは「コマンドミーティング」か?かな~り前にそーゆー集まりがありましたね。私もわざわざ関西まで遠征した記憶が。あれはいつ頃だったっけ?それ以前となると…TAC-CONとかレックの集会とかが「そーゆー役割も果たしていた」ってことになるのかね?なお、4月に開催されていた軍モノonly同人誌即売会「INSIGHT」会場の一部で、なんかやたら意味不明なゲーム関連の会話をしていた集団がいたような気もするけど…って、オレのことか?
 
 先日ちらっと書いたけど、こういうイベントは賛否両論あると思う。代表的な反対意見は「そんなことやるより、ゲームやる方が良い」でしょ。一般的にこの趣味は対戦相手が必要なので、ヘンなイベントで人手を取られると、対戦相手が見つかりにくくなりかねない。「ゲーマーはゲームやってナンボ」だと考えれば、この意見にも一理はある。
 
 ただ、私はやはり「話をする」ってのも大切なコミュニケーションだと思う。そんなものはネットでやれば…ってご時世かも知れないけれど、やっぱり顔をつきあわせてダベるってのは、ネット越しとは少し違うと思うんだな。ゲームがあるとどうしてもゲーム中心になる(当たり前のことであり、悪いコトではない)ので、「今日はゲームより話中心で」って集まりがあっても、悪くはないのでは。何も毎月開催しようってんじゃないんだし。
 
 こういうイベントを開催するにあたって、私が「大切だ」と主張したいことが1つある。それは、「継続は力なり」だ。単発で開催するのが悪いとは言わないけど、こういうものは「続けてこそ出てくる味がある」と思うんだな。まずは単発でやってみて、好評ならば次も…って考え方の方が適切なのかも知れないけれど、私は「最初から2回目以降を視野に入れて開催する」方をオススメしたいかな。その方が、良い意味で力が抜けるんじゃないかと。あんまり力入れすぎると、「燃え尽きる」危険があるからなあ。
 
 実際問題として、どんなコトをやるのか?ううむ…私はとりあえず、「3~5時間程度のイベント」にするべきではないかと。朝早くから集まって夜遅くまでゲームやっているシミュレーションゲーマーには「物足りない」と思われるかも知れないけど、「話を聞くだけ」中心のイベントだと、これぐらいが適切ではないかと。昼過ぎに開幕して夕方頃終わり、後は茶なり酒なり酌み交わしながらダベりタイム…としておけばいいのでは。私が競馬仲間と呑む時は、競馬が終わった後17:30ぐらいから呑み始め、そのまま終電近くまで…ってのは良くある話。盛り上がったのなら二次会に行ってもいいんだから、早い時間から「そーゆー時間」に突入してもいいのでは。この方が、参加時間をフレキシブルにしやすくなる(飲みは省略・中座しやすい)ので、より気軽に参加できるような気がするんだけど…
 
 3~5時間の間何をするのか?まあ、数人の人間にしゃべってもらうんだろうな。1人の人間にこれだけ話をしてもらうのは、いくら何でもタイヘンすぎる。とりあえずの目安としては「質疑応答なども含めて1時間」かなあ。同じようなプログラムが続くとダレるかもしれないので、「公開討論会」だの「パネルディスカッション」だのをやってもいいかも。
 
 問題は、それだけの「話し手」を確保できるかどうか。身近すぎると「いつでも話聞けるだろ」となっちゃうし、色んな意味で「近寄りがたい」方ってのは、要は招待しにくい。2回目以降のネタも視野に入れるなら、これはかな~りタイヘンじゃないかと。この辺は「主催者の企画力」なんかも問われるんだろうな。私としては、「関東のゲーマー相手なら、コマンドいちねんせい殿で1時間いける」「若いゲーマー数人集めて、よくある質問に答えてもらうってのはどう?」などと考えているんだけど…
 
 問題は開催場所。なるべくなら「普段見ない顔」が集結する場にしたいからなあ。とはいえ、「話聞きに来るだけの人」の主力は「近くに住んでいる人間」を期待するのが基本ではないかと。こういう立場だと、まだ海の物とも山の物とも知れないイベントのため遠征してくれるとは…ゲーマーの絶対数を考えれば、まずは関東(東京近郊)か関西(大阪近郊)での開催になるのでは。そんでもって、軌道に乗り始めたら他の地方(まずは関東・関西の中間ってコトで名古屋か?)での開催も考えればいいのでは。
 
 「主催者をどうするのか」も、地味に問題かな。会場を確保して、後はネットと口コミで宣伝すればいい…ってな「普通のゲーム集会」より、主催者の負担は大きいと思うので。かといって、集団でやろうとすると連絡がどうだの、責任がこうだのといった問題になりがちだし。更に、第1回は関東・第2回は関西…なんてコトをやろうと思ったら、より話がややこしくなる。「経験の共有をどーする」って問題が生じるからなあ。ただまあ、今はネットという便利なモノがあるので、必要に応じて上手く活用していけば何とかなるような気もする。
 
 とまあ、とりあえず「何を片付けなければイケナイのか」をいくつか列挙してみた…つもりなんですけど、どうでしょうね。こうやってまずは「誰かしら動く」ことによって、より話を進めるキッカケとなれば、それだけでそれなりに役立てるんじゃないかと思っていたりするんですが。誰かがこーゆーコトやらないと、結局は「ヨタ話」で終わりがちだからなあ。
 
 私は行動力・企画力・情熱・人望のいずれも不足気味なので、正直主催者サイドに回ってどうこう…ってのは難しいような気もする。ただまあ、それを理由に「何もしない」のはどうかと思うのも事実。駄目は駄目なりに頑張って、それなりに役に立つよう努めればいい。たった1火力の残留火力でも、無いよりはマシ(なんですよね?ASLは詳しくないので誤解してるかも知れないけど)である。とりあえず私に出来ることとして、「私のブログで色々書いてみる」をやってみた次第だ。
 
 このイベントが実現するかどうかは、現時点ではわからない。けど、私としては「私に出来ることなら、ドンドン協力してゆきたい」ですね。限界は低いけど。だって、こーゆーイベントの後に飲む酒は美味そうじゃん…って、結局ソレが目当てかよ!