4月16日 ― 2009/04/17 03:18
諸般の事情により、更新が滞ってしまった。いけませんね。まあ、大した事情じゃないので、ご心配なく。
本日の話題は、間近に迫った皐月賞の話題。やっぱりこの話題は書いておかないと。リーチザクラウンについてである。ああ…色んな意味で、ああ…
以前私は「リーチザクラウンは皐月賞スキップするかも」などと書いたことがある。この予想は当たらなかった。ただ…きさらぎ賞から「予定通り」ここに直行というヘンなステップからの挑戦だけど。
何故きさらぎ賞から直行なのか?普通に考えるなら、「体調・脚部不安などの関係で、使い込めないから」ってのが多い。リーチザクラウンはそーゆー馬なのかもね。ただ、ただ…「そうじゃないのに、こんなローテーションにした」可能性はある。
橋口調教師ってのは、噂によると「ダービー当日に府中にいないなんて、我慢できない」そうな。だから、とにかく何が何でもダービーに出走できる馬を出そうとする。それが駄目だった時、ダービー当日の最終レース(目黒記念)に無理矢理出走馬を確保したくらいだ。そーゆー調教師が、こんな「ちょっとした勝負のアヤで賞金稼げないかもしれない」ローテーションを選ぶからには、それなりの事情がありそうだ。
まあ、フツーの人は「脚部不安か馬体減が気になるんだろ」で片付けると思う。でもでも、私は別の理由があるんじゃないかと。それは何か?言うまでもない気がするけど、「ダービー後にキングジョージに行きたいから」でしょ(苦笑)。
日本ダービー後にキングジョージに挑戦した馬と言えば、エアシャカール。この馬は弥生賞で2着して皐月賞に挑んで勝利。その後日本ダービーで2着となり、キングジョージに挑んだ。結果はモンジューの前にクソ負け。この時のゴール前は、今でも時々思い出す。
この時のエアシャカールは、まあ全く勝負になってなかった。最大の要因は英国の芝への適性だとは思うけど、まあ他にも色々敗因はあっただろう。その1つとして、「輸送も含めて考えた場合、ローテーションがきつかったから」って話があったのは事実。
弥生賞~皐月賞~日本ダービーというのは、牡馬クラシックの王道ローテーションとされている。少なくとも、「皐月賞で人気になりそうな馬」というのは、これと似たローテーションを採用することが多い。今年で言えばロジユニヴァースが弥生賞から、アンライバルドがスプリングSから皐月賞に挑戦している。日本ダービー制覇後に「秋は菊花賞へ向かいます!」と宣言する(つまり、この後しばらく休みますって意味)のなら、これが正しいやり方でしょ。
しかし、キングジョージで好走することも含めて考えるのなら、このローテーションじゃ駄目である。少なくともエアシャカールは駄目だった。そこで橋口調教師が考えたローテーションが、「きさらぎ賞~皐月賞~日本ダービー~キングジョージ」ってモノではないかと。これは一応納得できる話である。キングジョージに出走するってコトを大前提とするならば。私としては「弥生賞~日本ダービー~キングジョージ」の方が妥当ではないかと思うんだけど。
今のところ、橋口調教師が「リーチザクラウンでキングジョージに行く」などと公言した事実はない。そりゃまあ、日本ダービーである程度好走しないと、流石に「キングジョージだ!」とは言えないからねえ。とはいえ、皐月賞を勝ってしまったら、どーなるかわかったものじゃない。
おいおい、いくら橋口調教師でも、そんな妄想じみた構想を持っているわけが…などと言う人間は、「アスコットの魔物」の怖ろしさを知らない幸せな人だ。しかし、橋口調教師と私はこの魔物に取り憑かれたことがある…というより、今も取り憑かれているのだ。あのアスコット競馬場が、キングジョージ&QEⅡ世Cが呼んでいると感じてしまったら、遠く日本からでも駆けつけてしまう…それが「アスコットの魔物」なんだよ。不幸にして、橋口調教師はこれをよーく知っている。ハーツクライでチャレンジしちゃったからねえ。
この話、当然私にも深く関係している。「日本馬がキングジョージ制覇」などという瞬間を見逃すワケにいかないからねえ。そこに日本馬がいる限り、そうなる可能性はゼロじゃない。つまり…まあ、私もセットでアスコットに行く必要があるわけだ。「そこまでしなくても」なんて、アスコットの魔物の怖ろしさを知らない人間が言うことだ。
ただまあ、本当にリーチザクラウンがアスコットに行く気があるのかどうかは、よくわからない。私の妄想に過ぎないと言われても、特別反論の根拠はない。つーか、そんなコト言う奴は自動的に「アスコットの魔物」の怖ろしさを知らないので、何を言っても無駄だし。しかし、競走馬は別に調教師の私物ではない(当たり前だ)ので、事前にどっかから「キングジョージなんて行く必要ない」とクギ刺されている可能性はある。つーか、私としてはそうして欲しいんですけど。
おいおい、キングジョージ行きたくないのかって?正直言おう。行かなくて済むのなら行きたくないよ。だってアナタ、財布の中から「使っちゃイケナイ金」が消えるんですよ?我に返って、財布の中身確かめた時の衝撃はデッカイですよ。泥水みたいな色したスープの怪しげなカップ麺(不思議と味は我慢できる)すすりながら、屈辱にもだえ苦しんだあのときの気持ちは、当然今でも昨日のことのように覚えている。それでも、日本馬がキングジョージに行くのなら、私も行かなくちゃイケナイのだ。少なくとも、「勝ち目がなさそうなら挑戦しないで欲しい」とは思う。
そんなワケで、今の私は「皐月賞の馬券がどうこう」より、「リーチザクラウン陣営が何を言うのか」の方が気になっている状態だ。皐月賞勝っちゃったら、調子に乗って「キングジョージ挑戦だ!」と叫んじゃうのかと。いっそのこと、お立ち台で不穏当なコト言い出しそうな橋口調教師の口を手でふさいた方がいいんじゃねえか(苦笑)。
リーチザクラウンが皐月賞を勝てるかどうかは、よくわからん。ロジユニヴァースやアンライバルドも強そうだし。けど…「大外18番枠の逃げ馬」なんだよな…過去こーゆー馬が皐月賞で大穴を出したことがあるんだよね。その話は語ると長くなるから、また後日に回すけどさ…
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