4月2日 ― 2009/04/03 03:02
本日の話題は、「だからどーした」系の話題。一応鉄道ネタだけど、かなりどーでもいいものです。普段とは逆の意味でご注意を。
きっかけは、ちょっと前の週刊文春に掲載された「ホリイのずんずん調査」って記事。筆者が宮崎に行った際、「鉄道を使って宮崎市から隣接する熊本県の熊本市まで行くのに、他の県を通過する必要がある」ことを発見し、ついでに「鉄道を使った場合、隣接している県なのに、他県を通過しないとお互いの県庁所在地に行けない間柄」がないか調べている。
これ自体も興味深いけど、詳細は雑誌の方に当たって下さい。私が気になったのは、末尾の方でボソっと意外そうに「さいたま(浦和駅)と水戸(水戸駅)って、繋がってないんだ…」って趣旨の発言があったこと。私も埼玉県人だけに少し気になったので、この辺に限定して掘り下げてみます。
埼玉県は内陸にあるので、地味に隣接する県が多い。わかりやすそうな順として南から反時計回りで紹介すると、東京都・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・長野県・山梨県と接している。そのうち、「鉄道を使い、他県を経由しないで」県庁所在地に行けるのは、東京都・千葉県・群馬県のみ。半数以上が他県を経由する必要がある。
山間部でのみ接している、山梨と長野はわからなくもない。栃木って直通できなかったっけ?という方がいるかもしれない。浦和駅には宇都宮線(東北本線)が通っているわけで。もっとも、コレは「埼玉県と栃木県が接している部分って、実は凄く短い(実質渡瀬遊水池だけ)」から生じる現象に過ぎない。群馬と茨城がかなり張り出しているからねえ。そもそも、「埼玉と栃木が接しているのか、群馬と茨城が接しているのか」って問題は、地理のクイズでは定番だったりする。
問題は茨城県である。確かに、水戸駅へは他県を通過しないと行くことが出来ない。最も一般的なのは…多分一度東京(日暮里か上野)に出るパターン(苦笑)。事前に時刻表調べておけば、大宮から新幹線使って小山へ行き、そこから水戸線への乗り換えの方が早いかもしれない。
ところが。意外なことに、浦和駅から「他県を経由せずに茨城県へ行く」ことはカンタンだ。JR宇都宮線に乗り、そのまましばらく北上するだけだ。そうすると茨城県の古河に着く。しかし古河から水戸へは、鉄道で他県を経由せずに行くことが出来ないのだ。少し調べてみたんだけど、古河から水戸へ行こうと思ったら、栃木県の小山を経由する必要がある。ドマイナーなローカル鉄道含め、他の路線は発見できなかった。
私は茨城県についてさほど詳しくないけれど、古河と言えばそこそこ栄えている土地ってイメージがある。そこと水戸を「茨城県だけを通過する」鉄道で結んでいないってのは、少しだけ意外かな。もっとも、古河よりすぐ近くの小山(栃木県)の方が栄えているイメージがあるので、「別に直結する必要はない」ってことなんだと思うけど。
とりあえず「メインの」調査は以上だ。後は、調べてゆくついでにわかった「だからどーした」情報を少しだけ追加する。私は長年「東武線を使って埼玉県(春日部辺り)から日光や宇都宮(東武宇都宮)に行こうとすると、埼玉-茨城-群馬を経由して栃木県に入る」と思っていたんだけど、これは大きな間違いでした。東武線の新古河って、埼玉県内(北川辺町)だったのね。
最後は最もどーでもいい情報を。古河市のサイトによると、何故か三郷が東京都扱いにされていました。どーゆーミスだよ。なんか東京都が茨城県と接しているんじゃねえかって勢いで北に拡大されていたので、なんがのミスまたはバグ絡みだとは思うけど、「八潮や三郷や…(以下略)を東京都に組み込んでくれれば、俺たちも東京連接県なのに」という妄想の産物なのかもしれない(苦笑)。
というわけで、普段以上にどーでもいい話をしてみました。だからどーしたって話は気にしないで欲しい。私自身がそう思っているんだから。でも、いちいち調べた以上、なんか発表したくて…
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