1月2日2009/01/02 22:27

 本日の話題は、コミケ回顧。ただまあ、少しひねった視点から。一応は「コミケで買った、カレンダー以外のモノ」紹介するだけなんだけど、単にそれだけで「フツーと違ったコミケ回顧」になると思われる。私はそーゆー人だからして。
 
 まずは企業ブースで購入したモノから。承知・不承知(セット内にあるいらんモノのコト)含めてワケわからんものを買っている。そのうち、音楽CDはまあ「欲しかった」モノと分類していい。一応は「ドッチのカレンダー買うか悩んだ時には、セット内にCD含まれている方を選択した」わけで。ちなみに、この結果CDの枚数がかなり増えたので、同人音源はパスした。いい品に遭遇しなかったこともあるんだけどね。
 
 他は…存在自体がネタ系の意味不明なモノを除くと、今回の「いらんわ!」大賞はマグネットステッカーか。単純に使い道がない。まあ前回の「レトルトカレー」に比べればマシだけど。ちなみに今回、某ブースでは「乾燥ソバ」を売っていた。私は「コミケで、その場で食わない食い物売るのはヤメロ」って考えているけど、どうやら時代はそーゆー方向に動いているらしい。日本の食文化はどーなっているんだ(苦笑)。
 
 同人編にいこう。コミケの主役と言えば、やはりこちらだし。とはいえ、今回は全体的に「品数は不作」かなあ。精神的・体力的に余裕がない状態で吟味したので、なかなか食指が動かなくて。便せんに関してはそれなりに満足なんだけど、これは私以外の人間にとっては心底どーでもいいモノだろうからねえ。
 
 まず紹介するのは、「MTH」&「Jim's Tips」かな。知人のサークルの自動車本。私はクルマ乗らないけど、「メカとしてのクルマ」は嫌いじゃないし。「色々頑張っていじっている」感が強い自動車同人誌は好きなんですよ。他にもこういう本仕入れたかったんだけど、「狂乱の初日」ではロクに吟味できず。
 
 あと、小林源文先生の同人誌を発見した。先生、どーしたんですか。原稿料のことさえ考えなけりゃ、先生が「描きたいモノ」描かせてくれそうな雑誌なんて、それなりにある(歴史群像とかコマンドマガジンとかモデルグラフィックとか…)気がするんですけど。この先もコミケでやっていくのかな?色んな意味で注目は必要かと。
 
 ゲーム系は…私のお眼鏡にかなう品を発見できず。これはちょっと悔しい。このままでは、コマンド誌の記事に「負ける」こと確定だからなあ。とりあえずはコマンドのコミケ関連記事を読み、そこで対策?を練って夏に挑みたい。
 
 もっとも、リプレイ・作戦研究といった「ゲーム関連本」まで含めれば、クラブ千葉の#8と#9が入手できた。何もコミケで買わなくても…って品だって話はあるけど。特に、本格的な作戦研究は嬉しいね。自分の好きな記事だから…ってだけじゃなく、自分も現在作戦研究書いているので、参考になる。なお、内容の本筋と全く無関係な部分に「ツッコミどころ満載」って気もするけど、それはゲーム会場で顔を合わせた際にでも。
 
 初日はスポーツもあったんだよな。まず紹介すべきなのは、やはり「普通はしない競馬場巡りの旅2008」でしょ。2008年だけで全競馬場を巡った記録が綴られている。表紙から裏表紙にかけて掲載された、各競馬場のゴール板(廃止された競馬場のモノも含む)は圧巻です。こういう同人誌を手にできるのは、本当に嬉しいですね。
 
 あと、なんとな~く競馬小説本も買ってみた。こういうジャンルの品は「Gallop」だの「優駿」だのといった競馬雑誌が採り上げるべきであり、私がフォローする存在ではないと思うけど…ただまあ、こういった雑誌は「文化育成じゃなく、文化食い散らかし」をしてるだけと思っている(特にGallop)ので、こういうモノも「良さそうであれば」支えていくべきなのかもね。
 
 スポーツでは、「ザ☆ビッグプロ野球」2008年版を入手できた。今回から新機軸として、「選手データを厚紙印刷して1枚ずつ切り離し」って状態で発売。これは有り難いねえ。夏に同じモノ出してるサークルが隣り合っていたので、対抗心でも燃やしたか。こういう切磋琢磨を見るのも、コミケの醍醐味だ。
 
 2日目に入手したモノは、便せんばかり…いや、だってそーゆー日だし。コッチもそのつもりで出かけているんだから、仕方ない。後はPC上のカレンダー(フリーソフト)の絵柄として使うつもりでCG集買ったけど…今回は同人音源を買わなかったからなあ。
 
 3日目。この日も便せんが主な目的。「行列するサークル」で買い物もしたけどさ。ちなみにだ。この日に行列する同人サークルって、大半が「18禁」なんだけど、私が購入したのはそうじゃないモノ。今回コミケカタログの表紙描いた人のトコロだからねえ。私みたいなファンならともかく、そうじゃなけりゃ無関係でしょ。
 
 この日買ったもので紹介したいのは、「イグノーベル賞ファンブック」かな。単に研究を紹介するのではなく、受賞者にインタビューを試みているのがスゴい。これはこの本の作者が「研究者」(だそうな)だからじゃないかなあ。有象無象がいきなりメール送ったって、返事もらえるとは思えないからねえ。「若い研究者へ一言お願いします」って部分は、とてーも含蓄深くてよろしい。こんなものが同人で売られてるのは、ある意味大いに間違っている。もっと広く世に知らせるべきだ。
 
 コミケってのは、ある意味「文化振興の地」である。マイナージャンルの同人誌になると、「オレが買わないと、同人誌作るのやめちゃうかも」って同人誌がゴロゴロしているんだから。そういう活動を支援するためにも、自分にムチ入れてコミケに行ってるわけだ。そうやって支援すれば、とりあえず次回の本を読める可能性が増える。広告主の意向で存続が決まるモノとは、ソコが違う。頑張れば読者が支えられるのだ。私は、それこそが「あるべき姿」だと思うんだけど。「その方が安いから」だけで広告依存モデルを支持していると、大事なモノを失いかねない気がするね。
 
 まあ、だからって「コミケに来るべき」とは、カケラも思わない。あそこは、色んな意味で「行かなきゃ気が済まない」人間だけが行くべきだ。正直、軽い気持ちで踏み込んで欲しくない。ただでさえ山ほど人間がいるんだから。
 
 ちなみにだ。コミケ初日に私は「コミケ~有馬記念の連闘」をやったわけだけど、おそらくコレをやった人間は100人いるかいないかでしょ。ほとんど客層は重ならないはずだ。両方とも客の数は日本でトップクラス(コミケ初日で15万人程度、有馬記念も10万人近く?)のイベントなのに。色んな意味で「日本ってスゴい」と思いますな。中でも、掛け持ちする馬鹿が一番「スゴい」ような気もするけど(苦笑)。

コメント

_ raguellandi.hatenablog.com ― 2017/07/30 16:38

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