2月2日2009/02/03 03:00

 月が代わったので、カレンダーをめくる。手間はかかるけど、コレがカレンダーの醍醐味だからねえ。月めくりは「主力」なので、これだけでも部屋の雰囲気変化します。いいねえ、カレンダーは。
 
 本日の話題は、Middle-Earth東京支部例会での「モスクワ'41」プレイ報告。対戦相手の庭猟師殿が、いかにも「書いてもらいたい」様子だったことだし(笑)。
 
 「いつもの」煙草を購入してから出かけたので、会場への到着はやや遅め。にもかかわらず、庭猟師殿から「モスクワ'41やりましょう」と誘われる。どうやら前回の記事がお気に召さなかったらしく、リベンジしたいらしい(苦笑)。確かに、「反省は必要」なんて書いちゃったからなあ。こちらとしても異存はない。むしろ、前回負けてるコチラが挑戦すべきでしょ。
 
 その庭猟師殿、私が到着するまで「軍神」鹿内殿と「スパーリング」と称してモスクワ'41をプレイしていたんだけど、独軍サドンデス(モスクワ突入)で見事に勝利。うーむ、やるなあ。いくら鹿内殿が「いいように忘れていた」(本人談)とはいえ、この結果はスゴい。こりゃあヤバいかも…と思いつつ、「立場からいって、挑戦するのはコチラ」だと開き直ってセットアップ開始。もちろん、私が赤軍だ。
 
 赤軍セットアップは、前回使用したモノと少し変化させてみた。前方に出す部隊を少し減らし、後方を少し厚めにしてみたのだ。ただ、このセットアップは「イマイチ」だったような。後退してきた混乱部隊のおかげで、無駄に包囲される部隊が続出したのだ。ただまあ、今から考えると「そーゆーモノ」(後退先を決めるのは攻撃側なので、あまり防ぎようがない)だった気もするけど。まだ工夫の余地があるのは間違いないかな。
 
 独軍は前回と大きく異なり、北方重視策を採用。主力の黒帯部隊(装甲&機械化歩兵部隊)を北に集中してくる。コレはコレでイヤな作戦だね。案の定、北方では壊滅的打撃を被る。果たしてコレで勝てるのか?
 
 ただまあ、実はこの作戦は「対処しやすい」トコロがある。北は都市・町が点在しているので、増援を送り込みやすいのだ。「よほど油断しない限り、戦線の完全崩壊はない」と思っていたし、実際そうなった。ただ、それは独軍も織り込み済みだったようだ。
 
 赤軍の反撃は、またも5ターン。3回プレイして3回とも5ターンって…反撃が遅いと独軍有利だからなあ。ブツクサ文句を言いつつも何とか攻撃部隊を捻出し、命令違反のマイナスは1点に留める。EXで黒帯部隊を1つ仕留めているので、この時点で勝利得点は±0点。これは良かったんだけど…
 
 赤軍反撃の後に来る、独軍のダブルムーブ。ココで私のミス…というかカン違いが露呈する。私はこの時点で「ヴォロネジ近辺に突っ込んでこれるのは、装甲2部隊だけ」とカン違いしており、これだったら後の増援で対処できると判断してここをカラッポにしていた。しかし、実際は装甲2部隊に加え機械化歩兵2部隊がこの方面にやってきて、ヴォロネジに装甲2部隊がスタックして居座ったのだ。ありゃ。だったら部隊送っておくべきだったのに。
 
 でもまあ、占領されちゃったのは仕方ない。ダメモトでこの方面での反撃を行う。とりあえず戦力確認を兼ねて歩兵3部隊で攻撃を行ってみたトコロ、戦闘比1:2の攻撃が成功し、ヴォロネジ奪回。北方での攻撃も決定的突破に至らず、カリーニンに加えてクリンを占領しただけ。ツーラは守り切れたので、独軍の占領は3.5都市分。攻撃命令違反が1点で、黒帯部隊の損失が3点。めくった勝利得点もふるわず、赤軍の勝利となった。
 
 とまあ、一応私の勝利となったワケだけど、正直私のプレイは「なってなかった」と思う。なにせ自分のミス(カン違い)を運(1:2攻撃の成功率は1/6)で取り返しただけなので。ヴォロネジの価値を考えれば、もう少し反撃命令に違反してでも部隊を送り込み、占領を妨害すべきだった。いかんねえ。
 
 庭猟師殿のプレイも、前回より良かったような気がする。前回は南で派手な突破をした反面、助攻となる部分(モスクワ正面から北方にかけて)が地味な「前線部隊の掃討」に追われて赤軍へのプレッシャーが弱かった。コレはコレで重要だったけど、やはり今回のように「主攻勢に目を奪われた赤軍の隙を突いて戦果を挙げる」ようにプレイした方が、勝ちやすいんじゃないかなあ。まあ、前回は私の負けで今回は私の勝ちなんだから、結果と一致してない意見ではあるわけだけど。
 
 やはりこのゲーム、独軍はキビシーようだ。この手のゲームにありがちなんだけど、バランスは「赤軍有利」なんじゃないかなあ。独軍としては、ソレを承知の上で何らかのギャンブルをしないとイケナイような気がしている。もっとも、だからといってそれが「無理を承知でモスクワやヴォロネジへ突っ込む」になるとは限らない。以前西新宿鮫殿が提唱していた「4都市を確実に占領し、黒帯部隊の損失を抑えて反撃命令違反を多く加えて勝つ」という手堅い作戦も、ある種のギャンブルを含んでいる(意図を読まれると対処される可能性が高い)のだからして。
 
 ただまあ、おそらくは「独軍は、自分の意図を察知されてはイケナイ」んじゃないかなあ。何とかして赤軍に「何をしてくるのかわからない」ってプレッシャーを与え、全てに対処させようとして弱いところを作り出すように努めるべきでは。ベストの作戦うんぬんと言うより、相手の守りを見て弱いところを的確に見つけ出す「柔軟さ」がポイントになる…って気がする。なんかコマンド誌84号掲載の「ヒトラー電撃戦」作戦研究に似たようなコトを書いた気がするけど、まあそーゆーコトですよ。
 
 もっとも、赤軍も楽じゃない。1つ間違えたら戦線崩壊しかねないからねえ。まずはそれを防ぎつつ、相手の意図を読み、それに応じてバランス良く部隊を配置しなくちゃイケナイんだから。受けるプレッシャーは相当なモノですよ。ただまあ、良くできたゲームの防御側ってのはそーゆーモノだと思うので、苦しみながらこのゲームの赤軍を覚えると、どんなゲームでも「戦える」ようになるのでは。
 
 何はともあれ、まだ研究の余地はあるゲームだと思うので、これからも数多くプレイされるんじゃないかなあ。私ももう少し研究しないと駄目でしょ。ただ、昨日は「軍神に勝った庭猟師殿相手に、私が勝った」わけであり、それが単なる運頼みであったとしても、気分がいいのは確かですね(苦笑)。わはは。やっはり「勝つ」ってのはいいねえ!。

2月3日2009/02/04 01:26

 本日、コマンド誌連載記事最終回の「第一稿」を送付。まだこの先もやるべきコトは多いけど、とりあえず「〆切り破り」なる悪事は働かずに済みそうだ。執筆に苦労した回もあったんだけど、元々が「余裕を持たせた」スケジュールで執筆作業してたので、あまり大きな迷惑はかけなかったんでないかなあ。あくまで〆切り限定の話だけど。
 
 おかげでちょっと精神的余裕が出てきたので、本日はあえて「連載企画」に取りかかろうかと。題して、「カレンダー自作プロジェクト」。2010年のカレンダーを作ろうって企画をまとめてみる。ただし、おそらくは単なる企画だけ。実現可能性は極めて低い。一応は今後の話次第だけど。
 
 私はカレンダーマニアである。その知識は当然「カレンダー制作」にある程度応用が可能なはず。そこでまあ、とりあえず「2010年のカレンダーを作る」って話を展開してみようかと。とりあえずは単なる妄想として。たとえ妄想でも、こうやってある程度まとめれば、何らかの反応が得られるかも知れない。パクられる可能性もあるけど、それはそれで問題ない。別に自分で作る必要はないんだから。
 
 しかしだ。カレンダーを作る以上、「自分のためだけのカレンダーを自作」ってのはどうかと。それだけだったら、話として面白くない。そこで、一応「無料配布か販売かはともかく、世にばらまく」ことを前提に考えたい。だからこそ「実現可能性は低い」わけだ。ただ、私はマニアだからして、そのレベルの品でもない限り、自分の部屋に飾りたくないんだよね。
 
 私はカレンダーマニアだけど、単にそれだけである。絵が描けるワケでもないし、写真の腕もヘボ。まあフツーに考えれば、カレンダー制作能力はない。日付だけのモノなら作れるだろうけど、それじゃあ面白くないし、作る意義もない。そこで、この計画は「他人を巻き込む」ことが大前提となる。これに失敗するようなら、カレンダー作る意義がない。売ってるモノの方が出来がいいに決まっているからね。
 
 そういう「市販品」または「広告用の無料配布品」に対抗できる品を作ろうと考えた場合、大事なのは「ネタ」だと思う。多少出来が悪くても、「こんなカレンダーは他にない」となりゃあ、私の部屋に飾る価値が出てくる。そこまで行かないと、おそらく世にばらまく価値もない。
 
 私の部屋のカレンダーは、私の趣味を反映している…ワケじゃない。重要極まりないヌケがある。ミリタリーテイストのモノがないのだ。私はウォーシミュレーションゲーマーなのに。長年ソレは不満に思っていたんだけど、どーしよーもないから我慢してたワケだ。そこで、「だったら自分で作る」ってコトを思いついたので、こうして企画をまとめてみる気になったわけだ。
 
 こういう「無いから自分で作る」ってのは、決して悪い考えではない。とりあえず、競争相手が少ないって利点があるのだから。競馬カレンダーなんて、とてもじゃないけど作れませんよ。「対抗相手」が競馬新聞社などだからねえ。とりあえず、写真の腕が違う。同人イラストで勝負するってワザがあることはあるけど…とりあえず、現時点での私には「このジャンルで勝負できる、いい企画」が無い。
 
 フツーならば、仮にそーゆーカレンダーが欲しくても、「自分でイラスト書けるワケじゃねえ」って時点で諦めるしかない。私も長年そうしてきた。けど、今の私の環境ならば、「話の持って行き方次第じゃ、不可能ではないかも」って思えてきた。そこでまあ、とりあえず世間に問うてみようかなと。とりあえず話だけなら、カネもかかんないワケだし。
 
 私はゲーマー歴が長いので、一応この業界での顔は狭くない。狭くないってだけだけど。だから、話を上手く持ち込めば、「イラスト担当しますよ」とか、「いい機会だから、我が社のカレンダーを出しましょう」ってな協力を得られるかもしれない。あくまで「かもしれない」だけど。フツーの人なら「とっかかりすら掴めない」だろうけど、私は一応「とっかかりぐらいなら掴んでいるのでは」って気がするので。
 
 ミリタリーネタカレンダーなんか作って、どーすんのか?考えられる手段は2つ。1つは、同人誌即売会などで売る。私は「そのためどーすりゃいいのか」って知識は持っているので、ある意味最有力手段だ。ただまあ、私個人だけでどうこうって話にはならない予定なので、金銭的やりとりをどーすんのかって問題があるわけだけど。
 
 もう1つは、ゲーム関連会社に「2010年のカレンダーを出しませんか?」って話をすること。関連会社といっても、要は「コマンド編集部」「ゲームジャーナル編集部」「サンセットゲームズ」だけが対象になると思うけど。読者へのプレゼント品にするとか、宣伝兼ねてどっかに配るとか、何かしら需要はあるかも知れない。とりあえず「そーゆー話を持ちかけてみる」程度の価値はあるのでは。もっとも、フツーに考えれば「必要ならとっくの昔に作っている」だろうから、実現可能性は低いけどね。
 
 とりあえず現時点では単なる思いつきなので、今回はココまで。後は折に触れてこの話を持ち出し、実現可能性があるのかどうか探ってみることになる。とりあえず、「飲んだ勢い」レベルでさえ盛り上がらないような話なら、実現可能性はないでしょ。
 
 ネタがカレンダーものなので、この話はしばらく月初めに定期的に扱いたいかなと。とりあえず次回は「ミリタリーカレンダーって、より具体的な絵柄はどーすんの?」って話をしようかな。つーわけで、この話は続きます。たとえ実現可能性ゼロだとわかったとしても。そーゆー妄想を語るのも、このサイトの特徴だからして。

2月6日2009/02/07 03:05

 更新失敗が続いてしまった…うーむ、いかんねえ。なんというか…書いてる途中で、「自分でも何が言いたいのか」わかんなくなってきちゃったんだな。いかんいかん。
 
 本日のお題は、あえてゲームのルールネタ。マイナーなゲームの、しかもお堅いルールネタ。ある意味最も需要がなさそーなネタだけど、更新するのが楽なので。元々は別のトコロで使おうかと思っていたんだけど、分量が増えそうなのでコチラに転用してみた。なお、このネタはこの色の話題について行ける人さえ「置き去り」にしかねないモノです。ご注意を。
 
 今私が気にしているのは、私が「中央分離帯問題」と名付けたものである。ヘクスを使ったウォーゲームで、中央分離帯をどう考えるのか…って問題だ。これだけじゃ意味不明だと思うので、細かい解説を付ける。
 
 あるヘクス…便宜上、Nと名付ける…があり、その周囲にあるヘクスをA・B・C・D・E・Fとする。この色の話題がわかる人には、この時点でイメージは湧くはずだ。このヘクスNには道路が2本通っている。1本はA→N→C、もう1本はD→N→Fってもの。ただし、この道路は交わっていない。この時、あるユニットがA→N→Dと移動したい場合、移動力消費はどうなるのか?これが「中央分離帯問題」だ。なお、移動力消費は「平野は1、道路は0.5」だとする。何でコレに「中央分離帯問題」と名付けたのかは、わかってもらえると思う。自動車が中央分離帯を乗り越えずに「上り入り口から入って、下り出口から出て行く」のは問題でしょ。
 
 あくまで私が「これが一般的解釈では」と思うのは、こうである。まず、A→Nは道路沿いの移動なので、移動力消費は0.5。次のN→Dって移動は「道路沿いの移動ではない」ので、移動力消費は1。ごくごく一般的なルールをフツーに解釈すれば、こうなるはず…と、主張する人が多いような気がする。
 
 ただ、この解釈は奇妙でもある。何故か?ここでは便宜上、全ヘクスは平野っぽい書き方をしたが、実は「ヘクスNは平野だけど、ヘクスA~Fは全て森(移動力2)」だとしたら?上記解釈に従えば、移動力消費は2.5になる。でも、このユニットは「道の通っていない森」には一切進入してない。道路を外れたのはヘクスNの時点であり、ここは平野なのに。移動力を支払えば移動させてくれるゲームならいい。でも、「森は強制停止」とか、「道路の通ってない森には進入不可」ってゲームもあるからねえ。
 
 この問題限定で考えれば、「A→Nが1移動力消費、N→Dが0.5移動力消費」とした方がスッキリする気がする。でも、話はそうカンタンじゃない。A→N→Eって移動との整合性が取りにくくなる。この場合、フツーは「A→Nは0.5、N→Eは1」って解釈をするからね。アチラを取ればコチラが立たず。ちょっとしたジレンマだ。
 
 私の意見は、「特別ルール抜きでこういうヘクスは作ってはイケナイ」である。こういう道路はくっついているものとして扱うか、あるいは道路と道路の間にヘクスサイドが来るよう、マップを調整すべきってコト。特別な説明抜きでこんなヘクスがあった場合、ルール解釈でどうこうするってレベルではなく、ルールのバグの1つと考え、エラッタを出してもらう必要があると私は考える。
 
 私はこーゆー問題では「五月蠅く言う」って主義主張をしている人間なので、必ずしもそうすべきだと言っているワケじゃない。ただまあ、何の考えもナシにこういう地形を作ってしまうデザイナーはいても不思議じゃないし、その結果「なんかヘンだ」って違和感を持たれちゃう可能性はある。それを考えれば、あえて目くじらたてて「どうなってんだ!」と文句を付け、「こんな道路の通り方しているヘクスは、修正しなさい」って方向に持って行こうとすることにも、価値があるのでは。
 
 こういう細かいこと言うのは、我ながらどうかと思うのは事実。ただ、ゲームをデザインする以上、デザインサイドの人間には、ある程度細部も気にして欲しいんだよね。ルールの解釈問題って、大半がこういう細かい部分を疎かにした結果生じているモノだと思うので。
 
 とはいえ、「そんなトコロまでチェックしきれない」ってのがフツーだとは思う。私もソレは認めるし、ある程度は「そんなものだ」と諦めてもいる。でも、安易な妥協を認めると、結局ロクな目に遭わない気もするんだよね。
 
 ちなみにだ。この手の「ルール解釈その他で揉める要素はないけど、なんかヘンな気がする地形」ってのは、新旧問わず色んなゲームで発見できる。その大半は「問題になってない、する価値がない」ものだけど、だからって放置しておくと、問題になりかねない。だから、あらかじめそーゆーヘクスはチェックして、なるべく減らすようにした方がいいと思うんだな。
 
 私も別に「買ったゲームの全ヘクス精査」なんてやっているワケじゃないので、そーゆーヘクスをかなり見落としているはずだ。そんな私が言っても説得力はないと思うけど、ゲームデザイナー(むしろディベロッパーの仕事って気もするけど)たるもの、多少は気にして欲しいってのが私の意見ですね。
 
 なおこの問題、ボードシミュレーションゲーマー用SNS「MustAttack」で提唱しようかと思っていたんだけど、多分誰もついて来れない(「専門家」御用達のサイトでも)可能性があるし、「語るべきコト」を語ろうとすると分量が増えるので、「分量増えても許される」ここで展開してみました。うーむ、これで良かったのかなあ…ま、ここで吼えてる分には、色んな意味で無難なのは事実でしょ。

2月7日2009/02/08 02:09

 オープニングの小ネタを1つ。「電子タバコ」なるものの記事を検索していたら、「(外国製タバコの)ガラムを薄くしたような味」という感想が。へーえ、あんなもの吸ったことあるとはね。私も吸ったことあるけど。もっとも、アレを薄くしたような味じゃあ、私が切り替える対象とは言えないなあ。やっぱりいつものが一番ですよ。
 
 本日のお題は、「ネット上の中傷が名誉毀損として摘発された」件について。やや旧聞なのは、以前このネタで更新失敗してるから(苦笑)。過去の更新失敗を反省し、この事件の詳細はパス。気になる方は自分で調べて下さい。私が言いたいことは、この事件の詳細とはさほど関係がないので。なお、色はあえてこれで。
 
 以前から、「ネット上では匿名性の高さを利用して、言いたい放題言われている」って言われてきたけど、実は案外匿名性は高くない。その気になれば、ある程度は特定可能だ。それを考えれば、昔ながらの「電話やビラ・チラシを使ったイヤガラセ」と大きな差があるワケじゃない。未だ「怪文書」やら「イヤガラセ電話」といった手法が廃れていないことを考えれば、これ自体は大騒ぎするニュースじゃない。
 
 とはいえ、「ネット上の不特定多数の書き込み」が立件されたのは日本初らしいので、ニュースとしての価値はある。やはり「理屈としてはわかっているつもり」ってだけじゃあ、抑止効果が薄いからねえ。今まで好き放題やってた連中の肝を冷やすのが目的で立件したんだろうから、やはりある程度報道しておかないと。
 
 基本的には、ネットってのは「情報通信手段の1つ」に過ぎない。それゆえ、別に現実と切り離して存在しているワケじゃない。新聞雑誌・手紙・電話・TVラジオなどで「駄目」とされているものは、ネット上でもやっぱり駄目でしょ。「言論の自由」ってのは、あくまで公共の福祉に反しない範囲で認められているので。ただまあ、ここで言う「公共の福祉に反しない範囲」とはどの程度までを言うのかについては、私ごときで語りきれる問題じゃないけど。
 
 とはいえ、今の世の中は、「やっちゃイケナイことをやった奴」全てが捕まるような仕組みになってない。重大事件についてはともかく、いわゆる「公序良俗違反」程度になると、検挙率は低いはず。この辺になってくると「ドコまでがアウトでドコまでがセーフなのか」さえもビミョーだし、いちいち検挙するほど警察はヒマじゃないからねえ。ネット上の中傷ってのも、今までは「問題があるってのはわかっていたけど、立件するほどじゃない」ってんで見逃されてきただけって話はある。
 
 それを考えれば、別に今回の件は「ネットに対する弾圧」ではないし、「画期的」ですらない。単純に言って、「いずれそうなる」とわかっていたコトが実現した程度だと思われる。名誉毀損に該当する発言を行い、なおかつその発言者が特定できたのなら、逮捕するのが「日本の刑法の原理原則」でしょ。「電話やビラならアウトで、ネットならセーフ」って理屈が認められるとは、とても思えないんですが。発言者の特定が難しいので「結果的にセーフ」ってことはあるかもしれないけど、ここで言っているのはそーゆー問題じゃない。
 
 ただまあ、こういう「国家権力による取り締まり」に対し、ある種の反発と警戒を覚える気持ちもわかる。言論の自由なんて、かなり簡単に封じられる傾向があるだけに。特に日本人は「異端者は排除する」って意識がやや強めと思うので、少数意見ってだけで「公共の福祉に反するので、弾圧して当然」ってな短絡的思考に陥りやすい傾向がある。それに国家権力が同調を始めると、戦前の日本みたいなコトになりかねないわけで。ま、これは日本だけの問題じゃないけどね。
 
 とはいえ、「悪質な名誉毀損」ならば、それ自体を養護する理屈はまず認められない。「どこまでが悪質か」を争う余地はあるとしてもだ。刑法230条(名誉毀損の罪)を、「表現の自由を認めた日本国憲法の理念に反する」って理由で最高裁に訴えたところで、まあ勝ち目はない。少なくともマトモな弁護士なら、「勝ち目がないのでやめましょう」ぐらいは言う。被告が「どーしても納得できない」と頑張った場合、そう主張して裁判にするかどうかはともかく。
 
 当たり前だけど、警察は「犯罪摘発のプロ」である。色々間違いを犯すコトもあるけど、基本的には「これなら名誉毀損で立件できる」って判断で告発(書類送検)に踏み切ったのであり、仮に裁判などで「セーフ」となったとしても、対象の書き込みが「クロに近いグレー」であるのは間違いなさそうだ。私としては、「いくらネットだからって、そんな書き込みするんじゃねーよ」と思うけど。
 
 ネット社会の一部に「匿名性が高めなのをいいことに無法状態になっている」トコロがあり、今回はそのうちの1件が(いろいろな要素が重なった結果として)立件までこぎ着けたってだけの話である。私としては、「実社会で、本人に聞かれる可能性が高い場所で言えないコトは、ネットにも書かない方がいい」と思う…としか言いようがないね。いわゆる「毒舌」って、ある種のバランス感覚とセンスがないと見苦しいだけでしょ。
 
 とはいえ、私もあまり人のことは…一応、「必要なら、当人に面と向かって言ってやる」って性質の話しかしてないつもりではあるけれど、ココに書いてあるコトって、必ずしもアタリの柔らかいモノばかりじゃないからね。一応、訴えられるとか逮捕されるってなレベルには踏み込んでないと思っているんだけど…どうなのかね。少しだけビビリ入っているんですが(苦笑)。

2月10日2009/02/11 02:24

 昨日はまたも更新失敗。いかんねえ。色んな意味でスランプじゃ。ま、だからって焦らずにじっくり取り組むしかないわけで。
 
 本日のお題は、「今PCを組むなら」としよう。ショップブランドのPCが手軽かつお安く入手できる環境なので、今時自作なんてやらないって話はあるんだけど、それでも「組むとしたら…」って構想を練っておけば、購入する際便利だからね。
 
 私のPC環境は比較的最近「買い換えた」ばかりであり、しばらくはパーツ交換などで対応する予定である。現時点で予定に挙がっているのは、「Windows7導入(Vistaはスルー予定)」「モニタ交換」「VGA追加(現状はオンボード)」「CPU交換」といったところ。予定というよりは希望に近いので、実行がいつになるかは不明。
 
 PCってのは、「売れ筋のスペックがお得」って世界である。スペック落として安いものを…と考えると、えらく性能が低下する割にあんまり安くならない。そのため、かなり早い段階で性能に大きな不満が出てくる。逆にハイエンドを狙おうとすると、性能の割に値段がバカ高くなる。その結果、これまた早い段階で「フツーのPCに性能追いつかれた」ってな不満が出てくる。どっかトンガったPC組みたいのなら、値段とはあまり関係ない分野で勝負した方がいいような。
 
 現時点で私が1台自作するなら、多分AMDのCPU使ったマシンになる。理由?性能の割には安いから。AMDのCPUはややマイナーで、なおかつ「信用できねえ」って人間が多い(その気持ちはわかる)ので、その分「性能の割に価格が安い」傾向があるのだ。登場したての新CPUも、いきなり値下げぶちかましたようだし。
 
 一口にAMDのCPUと言っても、色んな種類がある。そのどれを狙うかは…最新の型である、PhenomⅡを狙っていいような。このCPUだと割安マザーボードとの組み合わせが可能(BIOSアップデートできればなおさら)なので、全体の価格を安くできる。
 
 AMDモデルを嫌うなら、Core 2 Duo…ではなく、そろそろCore 2 Quadでいいのかも。ただ、対応マザーの価格が調べきれてない。あくまでCPUの価格性能比だけで考えれば、「そろそろクアッドコア」じゃない?と思っただけの話。なお、人気が出たので価格が高め安定した、Core i7モデルはパス。性能は高いんだろうけど、「ソコまで凝る必要はない」と思うので。ただまあ、洋ゲーをプレイするとか、クソ重たいソフトを運用するとかいうのなら話は別だけど。なお、私だったら「どーせCore i7モデルなら、OSはVistaの64bitモデル」にすると思う。そんでもって、32bit環境は仮想環境で運用すると。
 
 VGAはRadeon系列。これは譲れない。いやまあ、Matroxのクソ遅い(だろう)けど綺麗(だろう)なVGAが欲しいけど、ギャグにしかなりそうもないので。基本は4670狙いだけど、格安の4830があれば飛びつくかも。
 
 マザーボードは、現状ではDDR3メモリ対応の必要はないかと。現状だと、価格に見合う性能が出てない気がして。つーか、DDR2メモリが価格暴落状態なので、性能に見合った価格になってないようだ。私の好みとしては、コレを活かす。
 
 メモリの量は、やや多めに積んで問題ないでしょ。今とっても安いし。用途によっては、OSを64bitにしてアホみたいな量を搭載してもいいくらいだ。ただまあ、私はそこまでやらないけど。「アドビのクソ重たいアプリ」(Photoshop・Illustrator・InDesignのこと)を本格運用するんでない限り、その必要はない…というより、だったらMacに走るので。
 
 とりあえず、仮定でできる話はこんな感じかなあ。後は、必要な店を回って実売価格をチェックし、その場で考える。「おおっ」って品が見つかったら、衝動買いしちゃうかも知れないし。ただ、PC自作の際にパーツを衝動買いすると、それに合わせて他のパーツも色々調整する必要があるけどね。そーやってアレコレ考えるのが、PC自作の醍醐味って奴でしょ。
 
 なおこの計画、あくまで「現時点で」どうこうって話である。来月には状況と気分が変わって「やっぱりCore i7か」なんて話になるかも知れない。PC業界ってのはそーゆーものです。その意味では、あんまり参考にならないと思います。コレ読んで「じゃあPC買うか」なんて人がいるとも思えないし。
 
 結局「深く考えずに、値段だけ考えてメーカー製PC買う」方が早いような気はする。ただ、メーカー製PCよりショップブランドPCの方が割安なのは事実だし、ショップブランドPCって、「なんか中身がかなり違う気がするのに、何故同じような価格?」って品がゴロゴロしているので、「何でそうなるのか」ある程度知識があった方が買いやすいからねえ。
 
 ただ…そのためだけに「毎週のようにネットでPCパーツの価格調査を行う」ようになるのは、色んな意味でどうかと思うけど。私はPC自作に関しては初級者の域を出ないハズなんだけど、なんか「無駄なトコロに凝る」からなあ。特に、「ドバイでも電脳街に行ってしまった」「香港でVGAを衝動買いしそうになった」ってエピソードは、自分でも心底どうかと思うぞ(苦笑)。

2月12日2009/02/13 02:40

 本日衝撃を受けたニュースは2つ。そのうちの1つ「ダイワスカーレットの略称がダスカだった件」は、知人のサイト(まくはりすいようの【くらひた雑記】)にてすでに指摘済みだったので、パス。もう1つの「ドラクエ発売延期」を紹介しようかなと。
 
 私はいわゆるコンシューマーゲーム機を何1つもってない人なので、実はこのニュースは直接関係ない。ただまあ、だからって影響は受ける。ヲタクなので、この手の「有名タイトル」の話題は無視できないから。過去のドラクエについては、やったこともないのに一通りの知識はある。
 
 ドラクエに発売延期はつきものだ…って意見はある。確かⅢも延期したんじゃなかったか?遙か昔の話なので、記憶が確かじゃないんだけど。比較的有名で記憶に新しいトコロでは、Ⅶがえらく延びたような。もっとも、ソレを言うなら、今回発売延期となったⅨからして、「予定過ぎてもうんともすんとも言わない」状態だったからなあ。
 
 とはいえ、こんな有名タイトルが「発売直前で延期」ってのは…珍しいコトじゃないけど、「ありゃまあ」とは思いますな。まあ、ゲーム業界じゃあ「ある程度織り込み済み」だったりするんだけどね。過去の傾向から言って、そーゆーモノなんだよ。
 
 一体何があったのか?詳細なんて発表するワケないので、推測するしかないんだけど、おそらく「プレイテスト段階で何かあった」のではと。まだソコまでこぎ着けてないようなら、もう少し前に発表しそうなものだし。ただ、プレイテスト中にオカシイ部分があるのは「むしろ当たり前」なので、何かしら「致命的かつ修正困難な」ものが見つかっちゃったのではと。
 
 致命的かつ修正困難なバグとは?まあ色々と考えられる。代表的なのは「止まる・消える・無限ループに入る」かな。ゲームが固まって全く操作を受け付けなくなるとか、いきなり画面やデータが消えるとか、動いてはいるけど同じコトを延々と繰り返して終わらない…なんてモノが発見されちゃったら、とてもじゃないけど発売できない。
 
 こういう致命的なバグだからって、必ずしも修正困難とは限らない。原因が特定でき、なおかつ「他の局面では発生しないと思われる」ものなら、そこだけ修正しちゃえばいい。問題は、原因が特定できないとか、あるいは「いつどんな状態でも発生しうる」とかいった場合。これが「手直しで誤魔化せる」レベルじゃないとなれば、どこかの段階に戻って最初からやり直すことになる。
 
 ちなみに、本当にタイヘンなのは「ある意味どうでもいいバグ取り」だって話はある。「単なる村人」の会話フラグがオカシくなってないかとか、通行不能のハズの場所を通過できたりしないかとか…こーゆーのは「1つずつ丁寧に付き合わせてゆき、ミスがあったら直す」って作業を延々と続け、それでも何かしら残っちゃう場合があるってシロモノだからねえ。発売直前ってのは、プレイテスターが延々とそーゆー作業に没頭しているハズなんだけど。
 
 これがPCなら、よっぽどヒドいバグでない限り、「修正パッチ当ててね」ってワザで誤魔化せる場合もある。中には、「発売前から修正パッチ公開してる」って荒技も。PCはネット接続がほぼ前提であり、なおかつ「PCゲームなんてものを買うような奴は、どうせ発売元のサイトをチェックしに行く」って割り切りが可能だから。こんなモノ買うのは「大きな子供」ばかりだし。けど、コンシューマーはそうもいかない。修正パッチなんて、下手すると「セーブデータは吹っ飛ぶから注意してね」ってシロモノ。パッチ当てるのは親がやるとしても、その結果セーブデータが使えなくなったことを納得できるお子様っているのか?
 
 ゲームってのは工業規格品ではない部分が大きいので、「納期通りに仕上げてくれ」って理屈が通用するとは限らない。もっとも、ドラクエレベルなら「もっと工程管理しっかりやれば、何とかなりそうなモノ」って気もするけど。とはいえ、基本が「職人芸に頼っている」業界だったりするから、工程管理が難しいのもわかる気がするけどね。
 
 最近のドラクエなんてプレイしないって声も聞くけど、一応は大きな金が動くビッグタイトル。あちこちのコンビニに「予約受付中」ってポスターがあったってだけで、各方面にかけた迷惑のデカさが忍ばれる。けど、そーゆー世界なんだよ。割り切って対応するしかないんじゃない?
 
 かくいう私も〆切破りは…ブログの〆切はちょっと破り気味かなあ。いけませんね。色んな意味で反省しないと。つーわけで、あまりスクエニを強く非難できないのは、その辺が原因だと思っていただいて…

2月18日2009/02/19 02:01

 ちと風邪引いた…おかげで、あんまり体調が良くない。どうも急に暖かくなったのが、かえって体調を崩す原因になっちゃったようだ。
 
 コマンド誌の85号が手元に届いた。今回の私の記事は「拙いながらも書きたいことは書いた」感が強めで、言ってみれば「私の自己評価では、良く書けた」もの。前号が「難産の末に生まれた、アクの強い息子」だとすると、今回は「親バカ含めての話だけど、出来の良い息子」って気がする。
 
 自分の原稿については、後日またみっちり語る予定なので、ここまで。本日の本題は、一番気になる記事「同人SLGクロスレビュー」について。この記事については、以前ちょっと「吼えた」ことがある。まあ、あくまで「ヲタクの難癖」レベルではあったけど。それだけに、実際どうなったのかは大いに気になる。私も一応「コミケに出入りするゲーマー」だからして。
 
 この記事、要は「コミケ等で発売された同人ゲームのレビュー」である。無謀な企画じゃねえかという心配もあったんだけど、今回は4作品が紹介されている。4つか…多いような少ないような。ただまあ、いくらコミケが巨大とはいえ、あそこで売られている「純ウォーシミュレイションゲーム」はそう多くない。しかも、全デザイナーが投稿したとは思えないし。実際、前回コミケに行った私の印象(ただし、有馬記念との掛け持ちだったので全くアテにならない)では、もう少し売っていたような。とはいえ、とりあえずの投稿率としては「悪くない」のではと評価しておこう。
 
 個別作品名及びその評価はコマンド誌を参照してもらうとして、全体的な評価を述べてみよう。テーマは現代戦が1、三国志モノが1、日本の合戦モノが2。この辺、いかにも「同人らしい」って気がする。商業誌がやや手出ししにくい分野で、なおかつ売れそうな品を出す必要があるからなあ。更に同人は宣伝が難しいので、中身だけじゃなくて「手にとってもらえるインパクト」も重要だ。それを含めて扱うテーマを考えてゆくと、こういったテーマが「らしい」となる。「バルジ」やら「第三次ハリコフ戦」といった、商業ベースではメジャーテーマの方がよほど「同人では珍品」じゃないかなあ。
 
 レビュアーは編集部の人4名が基本。無難な人選だとは思うけど、適切な人選なのかは、正直何とも言い難い。レビュー記事にはどうしたって「レビューする奴は信用できるのか?」って問題がつきまとうけど、こーゆーものはレビュアーが良く知られているとか、レビューの実績を積み重ねたとか、そういった形での「信用」がないと語りようがないからねえ。ただまあ、単なる参考意見としてはこの人選でいいって話はある。どうせ一般的読者が求めているのは、その程度だ。なお、ゲストコメンテーターにどっかで見た名前があるので、これについては個人的再調査を行う予定。つまり、「知人がコメント述べているので、機会を見て本音ベースの話を聞き出すつもり」である。
 
 全体的な評価は、「甘め」としておこうか。4段階評価で、最高点が1つ、最低点がナシ、評価平均が(最高を4、最低を1として)2.67(評価ナシが1つある)だからねえ。辛い点は付けにくいと考えればこんな感じになるとは思うので、これ自体はどうこう言う話じゃない。ただまあ、現実にコミケでカネ出して買おうかどうか悩む身としては、「どの評価ならカネ出す気になるのか?」が気になるトコロ。全体的に甘め=メリハリが少ないので、もっと突っ込んだ評価が欲しかったかな。
 
 もっとも、評価が甘めなのは別の理由があるかも。応募作品4つのうち2つが「商業ベースのゲームを出版された」経験を持つ人のデザインだからして。事情は大いに違う気がするけど、「漫画雑誌に連載持っている作家の同人誌」を基準に同人誌語るようなモノでしょ。ディベロッパー・テストプレイヤー・コンポーネントデザイナーの質って問題が絡むから、必ずしも「商業誌レベル」とは言えないと思うけど、ある程度の質を保っているのはむしろ当然なのかも。それゆえ、「同人ゲームだからって馬鹿にしてはイケナイ」って啓蒙効果は高い気がするけど、「新人デザイナー発掘」って効果は低かった気が。
 
 それと、文句を1つ。確かに連絡先(メアド)があるのは助かるけど、できれば「コミケ当日にドコのサークルで売っていたのか」も掲載して欲しかった。サークル名がわかると、検索しやすいので。まさかメールで問い合わせまでしておいて、「ヒマがあったら行きます」じゃあ、失礼でしょ。そういう「高い敷居」設けられちゃあ、困るんだよね。コミケ当日なんてクソ忙しいから、よっぽどのことがないと「必ず行きます」とは言えないんだから。もっと「実際コミケで買い物しうる人間」のことも考えて欲しかったし、書誌学的データとして不完全って気もする。
 
 とまあ、全体としてちょっと辛めの評価になったけど、これはあくまで「コミケで実際買い物している」私から見たモノ。大半の読者には無関係な場所だと思われるので、また別の評価になると思う。とはいえ、「コミケに出入りしてるゲーマーの目から見て、この記事はどうなのか?」ってのは気になる人もいるだろうから、私なりの意見を述べてみました。
 
 なおこの記事、次回は夏のコミケの後、つまり10月発売号である。かなーり先の話だ。これだけ間隔が空くと、そもそも続くかどうかすらよくわからん。誌面リニューアルの可能性とかもあるからねえ。にもかかわらず、追跡調査をするのがこの私。次回こそは「誌面に載りそうなゲーム」をコミケ会場でゲットしてどうこう、って話をしたいと思っている。夏は大事なレースと重ならないしカレンダーも売ってないので、スケジュールに余裕があるからね。ただ、体力は心配だけど(苦笑)。夏は体力的にキツいからなあ…まあ、より具体的な話は、夏のコミケのカタログが出た時に改めて採り上げる予定です。お楽しみに。

2月19日2009/02/19 22:58

 本日のお題は、ちょっと堅い話。死生観ってものを語ってみようかと。何でいきなり?いやね、すごーく「気になる」ニュースを読んじゃったモノで。色はあえて黒。私個人の雑感ってコトで。
 
 気になるニュースとは?まあこれが、「笑っちゃいけないんだけど笑っちゃう、笑っちゃうけど笑えない」話でねえ。中国での話なんだけど、ガス圧式の椅子(レバーだけで上下するものの大半がコレ)が爆発!して死者が出たんだそうな。シリンダーが吹っ飛んでケツに突き刺さり、出血多量で死亡だとか。
 
 ちなみに、私が今現在座っている椅子にも、この機能がある。キチンと調べてないけど、おそらくはガス式だ。つーか、今時の椅子は高さ調整コレでやっているのが主流だから、そういう機能のない椅子(パイプ椅子とか)でもない限り、爆発しかねないわけだ。中国の話でしょ?あの国の製品は…ってのは一部当たっているけど、まあドコの製品と謳っていても、ガスシリンダー部分が中国製って可能性は極めて高い。高級品であってもだ。ついでに言うなら、たとえ中国産じゃなかったとしても、不具合・経年劣化などで同じコトやらかす可能性は否定できない。つまり、私の椅子が爆発して…って可能性はある。皆さんの椅子はどうかな?かなりの割合が該当すると思うんだけど。むしろ高級品ほど危険だったりするからなあ。
 
 まあ、だからといって私は今の椅子を変えようとは思わない。ソコまで気に入っているワケじゃないけど、そういう「ごく希にしか起こらないであろうコト」については、あまり気にしないようにしているので。人間、危ないことやっても死ぬとは限らないし、死ぬ時は何やってたって死ぬと思っているので。
 
 その昔見た統計によると、「危ない行為」筆頭は登山だそうな。まあ高尾山(東京近郊の低い山。関東圏における「チャラい山」の代名詞)に登ったって安全だろうけど、アルプスだのヒマラヤだのは相当危険だろうからねえ。日本の山だって安全とは…。この登山に比べれば、実は「飲酒」「喫煙」は安全な行為に属する。あくまで統計上の話なので、鵜呑みにされても困るんだけど。
 
 ちなみにだ。「飛行機に乗る」ってのは、かなーり安全な行為に属する。少なくとも「車を運転する」よりは遙かに安全な行為だ。ましてや「バードストライクによりエンジン2機同時停止」なんて、これ自体が奇跡レベルだ。それにもかかわらず、「ハドソン川の奇跡」の後に「バードストライク対策はどーなってるの?飛行機って怖いねー」って感想述べた奴が何人か…あのね、それよりかは「アナタが乗っているクルマの前に、ぶつかったらシャレじゃ済まない大型生物(人間含む)が飛び出してくる」可能性の方がずっと高いから。
 
 「死に対する恐怖」ってのは、普通の人間はマヒしまくっている。「明日自分は本当に生きているのか?」なんて疑問は、かなりの極限状況にある人間か、多少精神を病んだ人間(本気で自殺考えてる人間含む)でもない限り考えない。それゆえ、「ひょっとすると自分も危ないかも…」と思わせるニュースには、過剰反応する傾向があるようだ。たとえ確率が低くても。もっと具体的に危ないモノが山ほどあってもだ。
 
 私の場合で言えば、おそらく私は「煙草のせいで」死ぬ。本数は少なめだけどかなーりキツい煙草吸っているし、酒は普段あんまり飲まない(日数で言ったら飲む方が珍しい)し、血圧・血糖値などに特別以上はないので、むしろ他の理由だったらビックリだ。それが私の「寿命」だと割り切っているので、今の煙草が美味く吸えるうちはずっと吸い続けて後悔しないつもりではあるんだけど。
 
 このため、実を言えば私は「他の理由はあんまり心配する必要がない」と思っている。ドレもコレも、煙草吸い続けているほどのリスクじゃねーだろ…とタカくくっているのだ。外国には「縛り首になる奴は、溺死の心配はいらない」ってことわざがあるそうだけど、私の場合は「煙草で死ぬから、椅子が爆発して死ぬ心配はいらない」ってことかな。根拠らしい根拠とは言えないのは百も承知。安心ってのは結局「心の平穏」なので、それさえ得られれば根拠だの保証だのは不要だ。まあ、コレでも一応は「煙草で死ねるように」多少の努力はしているつもり(信号守るとか)ではあるんだし。
 
 危険ってのは、ある程度は避けられるけど、決してゼロには出来ない。どんな生活してどんなコトやろうとも、大丈夫な時は大丈夫、駄目な時は駄目だ。問題は、それをどう受け止め、どう行動するかでしょ。どう割り切ろうと個人の勝手ではあるんだろうけど、あんまり的外れな危険に怯えるのはよろしくないと思うな。そんなコトしてると、別の危険を呼び込みかねないので。「飛行機はバードストライクとやらが怖いから、車を使おう」なんてのは、その代表かな。安全のこと「だけ」考えたら、それは立派な的外れだ。ただまあ、「飛行機は生理的に信用できない」って気持ちは私も大いにわかるけど。
 
 そんなわけで、私は「自分の椅子が爆発して死ぬ」危険性があるとわかっていても、その可能性は考慮して気にするほどじゃないと割り切れたので、椅子は買い換えません。死に方だけ考えたら、もっと別のこと気にする必要があるんだから。とはいえ、なんかケツの辺りがムズムズするのは…ホントに大丈夫か?

2月20日2009/02/20 23:10

 コマンド85号付録「レッドタイフーン」は、ちょっと手強いゲームだと思う。まだ「どーやって戦ったらいいのか」よくわかりません。リプレイ記事の検証(ある意味研究の初歩)すら、ちっとも進まない…
 
 なお、リプレイ記事には用語の混乱がある模様。赤軍の「南西方面軍」だの「北西方面軍」だのといった、ゲームには存在しない軍の名称が出てくる。しかも、「南西方面軍」=「西部方面軍右翼(つまり北側)」、「北西方面軍」=「西部方面軍左翼(つまり南側)」かも?って疑念が…あと、第1ターンに「カリーニン方面軍の移動は躊躇したが、」という記述があるけど、この方面に「移動することによって地形効果を打ち消せる」場所が存在しないことなどを考えれば、これは「北西方面軍」かと思われる。その他、リプレイ検証段階では意味不明な記述もあり、どう戦ったらいいのかよくわからん。まあ、折を見てより突っ込んだ研究をするしかないんだけど。とりあえず今現在、私が無茶な攻勢を命じられた赤軍のように混乱中なのは間違いない。
 
 とまあ、未消化ネタに関する愚痴はココまで。このゲームについては、また後でお届けしよう。本日のメインネタは、もっと下らないモノ。題して「最近の若い者は…」である。私の嫌いな台詞ではあるんだけど、つい言いたくなったので。なお、ネタの色はコレ。何故なのかは、読めばわかる。
 
 私は、「最近の若い者は…」って台詞を極力口にしないようにしている。今もって馬鹿進行中の私にとって、若い連中がどうこう言ったって説得力無いからね。それに、若い頃は私も今に輪をかけて馬鹿だったことだし。でもねえ。コレに関しては、ちょっと黙っていられなかった。
 
 そのキッカケは、あるドラマCD。この時点でフツーの人は頭痛がしてくるハズだが、ソレは無視。何でも、「『コミケ帰りのゆりかもめで、彼氏が甘い言葉をささやいてくれる』――こんなシチュエーションを楽しめる“腐女子乙女”向けドラマCD」だそうな…私はヲタクだからして、ドラマCDってのは当然許容範囲。妄想バリバリなのも、この際許そう。良くある話だ。でも、1点許せない部分がある。
 
 許せない点とは?言うまでもない、「コミケ帰りをナメるなぁ~!」って部分である。あのね、コミケだよ?生き地獄コミケだよ?暑さ寒さに耐え忍び、購入した同人誌という重い荷物担いで西へ東へと飛び回る、「ヲタクにとっての戦場」だよ?その帰り道に「彼氏に甘い言葉」?あのなあ、それはコミケってモノをナメてないかぁ?
 
 いやね、本当はわかっている。コミケが本当の意味で「生き地獄」だったのは、晴海でやってた頃の話。あの頃に比べれば、今のコミケはずっと楽である。なにせ、自動販売機やコンビニで飲み物買えるんだから。晴海時代の「真夏なのにホットしか残ってない自販機」しかなかった時代に比べれば、今のコミケなんて地獄じゃない。
 
 それに、最近は「ライトな」参加層が増えた。混雑避けるために早めに帰る層は昔からいたけど、それでも昔は「可能な範囲で」粘ろうとしたモノ。今の客は「お目当てのモノをさっさか入手し、後はさっさと帰るだけ」って参加者の割合が増えた。魂削って買い物してる奴は今も山ほどいるけど、そうじゃない奴の方が主流と言われても仕方がない。
 
 それでもねえ。やっぱり私の意識としては、コミケ帰りを迎えに来た彼氏がささやく「最も甘い言葉」って、「重そうだね、荷物持ってあげるよ」以外あり得ないと思うんだな。どーせ買った同人誌の大半は宅配便で送るんだろうけど、それでも「手元には結構な荷物が残る(あえて残す)」のがフツーだと思うし。去年の有馬記念後の飲み会で、私が「荷物が重い」って愚痴を何度言ったとでも?他は何言われても心に響かないでしょ。
 
 本当を言えば、私も偉そうなことは言えない。「コミケと競馬の掛け持ち」は私の特技だからして。でも、コレは毎回「アタマの切り替え」の難しさに泣かされている。競馬の話題でダベるぐらいならともかく、馬券がどうこうってレベルにアタマを切り換えるのはタイヘンなのよ。その意味では、「そんなに早く2Dから3Dへアタマ切り替わるのか」って文句も言いたくなる。
 
 それにだ。「コミケ帰りのゆりかもめ」で甘い言葉をささやける野郎がいたら、そいつはまさに「KY」だ。周囲に詰め込まれている存在がどんな連中で、どんな心境にあるのかを考えれば、そうとしか言いようがない。ゆりかもめだと、たま~にフジテレビ前などから「そーゆー」雰囲気のカップルが乗ってくるけど、そいつらでさえ「混雑と異様な空気のため黙り込む」のがフツー(もっとも、「武勇伝」は聞いたことがある)だってのに。
 
 しかもアナタ、ささやかれている方は間違いなく「空気読める」んですよ?周囲にいるのは「同類」なんだから。にもかかわらず甘い台詞に酔えるんだとしたら、そのうち「腐女子仲間」から総スカン喰らう。そもそも、「コミケに参加した後」なんて、同人誌の感想とか混雑具合がこうだとかいった「コミケ関連」の話題をしたいんじゃないのかね?ソレをこらえて彼氏に話を合わせるのは不可能じゃないと思うけど、それって楽しいのか?
 
 私の意識の中では、「コミケ後に甘い言葉をささやいてもらう」なんてシチュエーションは、論外…どころか、悪夢だと思う。けど、この場合「間違っている」のは、おそらく私の方だ。私はその昔の「コミケとは、日頃の行いが悪いので落とされる生き地獄」って時代から出入りしていた関係上、どうしても無駄な気合いが入っちゃうからねえ。今の若い連中は、もっとライトな感覚でコミケに行っているんでしょ。それが悪いとは思わないけど…「コミケを軽く考えてる連中が会場からいなくなれば、もっと買い物楽なのに」という、邪なコトを考えたくもなる。
 
 ちなみに、実際コミケに参加している女性が、行き帰りにどんな会話してるかについては…まあ、言わぬが花としておこう。私が知っているのは、しょせん「立ち聞き」レベルだし。一応養護しておくと、別に「専門的なコト」ばかり話しているワケでもなく、仕事の話とか友人の話と言った、「ごくフツーの奴でもする会話」も多いんだけどね。
 
 コミケだからって気合いが入るのは、今だとむしろ「年配の証拠」なんだろう。その意味では、「コミケを何だと思っているんだ」なんて台詞は、アタマが固くなった証拠なのかも知れない。けど、私の知ってるコミケってのは「生き地獄」だったし、今も(程度は軽くなったけど)やっぱり「生き地獄」だ。時代遅れと知りながら、つい愚痴りたくなる気持ちもわかって欲しいね。つーか、真面目に「こーゆー愚痴言われた程度でコミケに行きたくなくなるような奴は、片っ端から追い払いたい」んだから(苦笑)。

2月24日2009/02/24 23:58

 諸般の事情によりフェブラリーS観戦に行けなかったのでオカンムリだったんだけど、サクセスブロッケン勝利はともかく、カジノドライヴ2着というのは…「斬って力一杯買う」予定だっただけに、助かったというか何というか(苦笑)。
 
 本日の話題は、リプレイ解読がやっと進んできた「レッドタイフーン」…ではなく、そのコマンド誌85号で紹介されていた空戦ゲーム「BIRDS OF PRAY」について。紹介記事読んでいるだけで燃えてくるので、そのアツい気持ちを語ろうかと。
 
 ウォーシミュレーションゲーム業界というのは「立派なまでの斜陽産業」ではあるけれど、その中でも「空戦モノ」というのは特に不遇である。なにせPCゲームに押されまくっているからねえ。「エリア88」原作(ちょっと前にやってたアニメは論外)に歓喜した世代としては、少しだけ寂しかったのは事実だね。
 
 何故空戦モノはPCに押されまくったのか?ちょっと考えればわかる。フライトシミュレーター(フライトシム)等と違い、「爽快感」がない。ボードの上をノロノロ動く紙のコマを見て「空戦やっている」って実感を持つのは、一部の想像力豊かなマニアに限定されるだろうからねえ。おまけに大抵ルールが複雑(元々複雑と言われるウォーゲームの中でも、特に複雑)なので、習得するのもタイヘンだし。
 
 でも、ボード空戦ゲームにはボード空戦ゲームなりの「面白さ」はある。これはフライトシムとは別の面白さなんだな。フライトシムのパイロットは「自分」である。それが良い点だってコトは認めるんだけど、私のように反射神経や手先の器用さ等に問題抱えまくった身にしてみれば、「しょせん自分」なのである。ドコをどう考えてもやられ役にしかなれない。
 
 フライトシム系のゲームでも、反射神経や手先の器用さをあまり要求されないゲームもある。同じくコマンド誌85号で紹介されている「HEROS IN THE SKY」ってゲームが、そーゆーモノのようだ。でも、これまた「違う」んだよ。ボタン1発でインメルマンターンができちゃうのは、なんか納得いかない。そーゆーコトが軽々しく出来ちゃうのは、むしろ白けるんだよ。もっとこう、「こうやって機動させるとインメルマンターンになるのか」ってコトを確認しながらプレイしたいんだよ。私の反射神経で追いつくワケないけど。
 
 その点、空戦ゲームは反射神経も手先の器用さも要求されない。じわじわ時間をかけて動かすことにより、「これがバレルロールか!」ってなことを確認しながら飛ばせる。そんでもって、「ホンモノのエースパイロットって、こーゆーコトを一瞬で操作できるからエースなんだな」ってコトを確認できる。更に、やみくもに飛ばして照準器に敵が入ったから撃つ…ってだけじゃなく、「敵機の未来位置予測」とか、「空戦戦術」といったモノ(現実でもレベルの高いパイロットにのみ許された領域)をある程度体現可能だ。
 
 こーゆーコト考える奴は私の他にもいるようで、空戦ゲーム、しかも1機単位で飛ばすルール複雑な奴ってのは、たま~にポツポツ出る。「BIRDS OF PRAY」もその系統に属するようだ。
 
 このゲーム、紹介を読むだけでシビれる。箱形に組んだ航空機ユニット(自分で工作する必要アリ)を、専用の台に乗せることにより、「機首方向・翼方向30度ずつ」傾けて配置でき、姿勢・形状・エンジン出力(言い忘れたがジェットエンジンオンリー)などから実際の移動力を求め…ってなゲームらしい。コマンド誌のアオリ文句に「エアウォーが簡単に見えるようなシステム」とある。
 
 その複雑さから「プレイ不能」などという陰口(実際は慣れると結構簡単なんだけど)まで叩かれた「エアウォー」が簡単に見える?この時点でフツーの人間どころか、フツーのウォーゲーマーでさえ裸足で逃げ出す。けど、ボード空戦ゲーム好きにしてみれば「プレイしてみたいよねえ…」となるわけだ。そーゆー人種だからして。
 
 もっとも、それだけ複雑なゲームともなると、プレイ時間も半端じゃないでしょ。下手すると、「決着が付くまで3日かかる」ってなレベルかもしれない。ボード空戦ゲームマニアという「発見するのさえ困難な人種」(発見できても遠方に住んでいる可能性が大)を、3日も拘束するのは色々タイヘンだろうからねえ。仮に買ったとしても、対人プレイは事実上不可能って可能性はある。
 
 けれども…それでもちょっと「見てみたい」気はするね。単にデータカード見てアレコレ言うだけで楽しめそうだし、ソロプレイでも楽しそうだから。これだけ複雑そうなルールだと、むしろ他人と空戦するより自分だけで飛ばす方が楽しいかも知れない。
 
 例えばだ。アクロバット飛行を自分の手で再現するとか。チームを再現するのは無茶があるとしても、ソロパートだったらある程度真似できるのでは?F-16使ってサンダーバーズのソロをやってみるとか、F-18使ってブルーエンジェルズの真似をするとか…あえて旧い機体で最新機の演技をやらせてみて、「最新機故に可能な演技とは」を探ってみるとか。流石にプガチョフ・コブラやクルピットの再現は無理かも知れないけれど…
 
 といった妄想は広がるんだけど、残念ながら「バグだらけで使い物にならない」ゲームが多いのもこの世界。「BIRDS OF PRAY」に関しても、完成度がどうなのかはかなーり気になる。その意味では、「エアスペはルール読んだけど飛ばしたことありません」レベルに過ぎない私が購入するのは、ちょっと…せめてもうちょっと詳しい人から「ちゃんと飛ばせる。問題ない」って噂が流れてくるまで、様子を見たいかなあ。
 
 けど、「ファントム無頼」で「空自と言えばF-4EJ」ってすり込まれた漢としては、こーゆーゲームでファントム使ってイーグル・スーパーホーネット・タイフーンを撃破して、「ファントムを交換するなんて言うのなら、ラプター持って来い!」なんて吼えてみたいよねえ…私の技量じゃ、ボードゲーム上でさえ神田・栗原コンビは再現できないんだけどさあ…(以下、妄想100%につき省略)