8月22日2008/08/23 02:54

 ここで扱うネタとしては一般的だけど、北京五輪のソフトボールと野球には、やはり言いたいことがあるぞと。実質ただの鬱憤晴らしだけど、何か書かなきゃ気が済まないってことで。
 
 順番から言って、まずはソフトボールか。正直、金メダルは予想してなかった。米国には苦戦してたからねえ。しかも、エースは3連投。「いずれ捕まるか…」と思ってました。
 
 正直、最後の方は疲れが出ていた気がするね。コントロールが多少乱れていたし。でも、腕は振れていた。あれが良かったんでしょ。守備も良い動きしてた。米国に1勝2敗でも金メダルってシステムには多少違和感があるけど、決勝は本当に見事だった。
 
 やっぱり、ああいう「絶対的なエース」はカッコイイよねえ。今じゃ高校野球でもなかなか見かけなくなった存在だけど、それだけにジーンと来ますね。球の速さとか持ってる変化球とかコントロールとかじゃなく、あの「マウンドは譲らない、絶対抑える」って気迫が素晴らしいんだよ。あれこそが「マウンドに登るために産まれてきた」ってことじゃないかな。いいモノ見せてもらいました。おめでとう!
 
 それに対し、野球の方は…うーん、実は順当な結果だったりするんだよね。北京入りしてからの結果を見る限りでは。打線は湿っているし、投手も「何とか抑えていた」感があったし…「継投が裏目に出た」って論調が多そうな負け方だけど、個人的には打線が悪いような気がする。「絶対負けたくない」試合で先取点取られた若いピッチャーを、どうしてマウンドから引きずり下ろせないかなあ。
 
 ああいう若い投手は経験が不足しているので、うまく「心を折る」ように攻めれば、プレッシャーに負けて自滅しそうなもの。国際大会だと「名前にビビって勝手に自滅」ってケースが減る(何だかんだ言って相手を良く知らないから)ので、もっと直接的にビビらせないと。三振覚悟でくさい球見逃して、「お前の球なんていつでも打てる」ってプレッシャーかけるとか、しつこくバントして「バックに不安あり」って印象づけるとか…もう少し芸はなかったのか?って気がするんですが。
 
 逆に日本の投手陣の方が、なんか「悪いプレッシャー」を感じていた気がするね。本来ならば有利に働くはずの「格上意識」が、かえってマイナスになったような。そりゃあ確かに「こんなところで負けるワケにいかない」のは事実。でも、その思いが強すぎて腰が引けたんじゃ、勝てるワケがねえ。相手がどうこうじゃなく、なんか自滅しちゃった気がしますねえ。やれやれ。
 
 こうなると、気になるのは「次期日本代表監督」かなあ。五輪はとりあえずこれで最後だけど、WBCがあるからね。私は正直「次も星野監督はカンベン」かなあ。悪い監督じゃないけれど、どっちかと言えば「リーグ戦向き」の監督だと思うので。王監督の時もそう感じたけど、それ以上だ。
 
 とはいえ、じゃあ誰がやる…と考えてゆくと、悩んじゃうよねえ。王監督は短期決戦向きではない上に、体調に不安がある。岡田・原・落合・渡辺・梨田(現時点でのセ・パ上位球団の監督)は、日本代表監督としてはちょっと若すぎる気がする。ノムさんは…いい監督だと思うけど、ちょっと人望に不安が…余計なこと言わずにいられない性格だからなあ。人望って点を考慮すると、外国人監督も考えがたい。大矢・高田は年齢面はともかく、監督としての実績が…
 
 監督OB組だと…まず、星野・田淵・山本はアウトだとしておく。チョーさんは体調に不安あり。後は監督としての実績やら体調やらを考えると…広岡・森・吉田・古葉といったところになるのか?うーん、なんかしっくり来ない…こうなると、消去法でまた星野なのかぁ?個人的には若松なんだけど、これはスワローズファンと青木・稲葉・宮本(おそらくまた選ばれる)以外誰も納得しないでしょ(苦笑)。
 
 まあ、誰が監督やるにせよ、「北京のリベンジ」は果たさないと。WBCではディフェンディングチャンピオンなんだし。また改めて期待したいと言って〆ておこう。これ以上何か書くと、「ネット上で公開するのは不適切」な記述ばかりになりそうなので…