3月23日その22010/03/23 23:49

 昨日書いた分をアップし忘れた…仕方ないので、本日まとめてアップ。一応「続き物」みたいなものだしね。
 
 日曜はMiddle-Earth東京支部の例会。前日予想以上に消耗していた関係上、かなり「お疲れモード」だ。軽いゲームでも…と思っていたところ、「ものすごい」ブツが持ち込まれる。
 
 ものすごいブツとは?「エウローパシリーズ全マップ」だ。同じシステムで第二次大戦の戦場全てを再現してやるぜ!という、とてつもない野望を掲げて出版されたシリーズだ。そのマップ全てを連結したモノが目の前に…いやまあ、スゴいの一言だ。
 
 このエウローパシリーズ連結マップ、私の知る限りでは「最もデカいウォーゲームのマップ」である。ASLや南北戦争物でこれよりデカいものがあるのかもしれないけど。なんというか…目眩がするほどデカい。あれは写真じゃ伝わらないだろうなあ。久々に「マップ見ただけで圧倒」されました。
 
 このマップの感想は、「ソ連がデカい」に尽きる。何を考えたのか、ウラル山脈まで入っているからなあ。半分くらいが「ソ連」じゃないかぁ?どう考えても、そんなトコロまで進撃できないと思うんですけど。「ロシアに攻め込む」ってのがどれだけ馬鹿げた行為なのか、見ただけで学習できます。
 
 更に、オマケとして「同じシステム使った中国大陸&フィリピン群島」も並べられました。ヘクススケールはビミョーに違うみたいだけど、それでもスゴい。「これだと日本列島は…」って話が出ていたけど、日本列島に関しては流石に「戦国の一番長い日」連結マップの方が「ステキ」かな。
 
 このシリーズ、今の目で見れば「ルールはずいぶん古臭い」もので、多分連結ゲーム(完成したんだっけ?)なんて誰もやらない。「マップ観賞用のアイテム」だな。ユニットも見ている分には楽しめそうだけど。ただ、あの「アホみたいに広く、中央に手が届かない」マップはいいね。あのマップだけ使って別のゲームやりたくなるくらい(苦笑)。あのヨーロッパで「ディプロマシー」とか、中国マップで「三国志演義」とか(おい)。
 
 そんなモノに戦意をかき立てられたので、当初の予定を変更して「パウルス第六軍」の赤軍に混ぜてもらう。前に一度やったことあるので、多少気楽にプレイできたし。組んだ相手は前回同様に庭猟師殿。これまた前回同様、私が南方・庭猟師殿が北方担当。独軍は「エウローパシリーズを持ち込んだ男」Azathoth殿。
 
 このゲームはウラヌス作戦、つまりスターリングラードでの赤軍反攻を扱っている。とはいえ、独軍がスターリングラードを守る義務はない。最初から放棄して逃げ出してかまわないのだ。その辺がイメージと多少異なるので、前回は多少戸惑ってグダグダになってしまった。
 
 そこを反省し、今回は「足止めすりゃあいいんでしょ」ってな方針で戦うことにする。独軍が断固として逃げだそうとすれば、赤軍がこれを防ぐのは難しい。そんなできもしないことを狙ってどうこう…なんてアホらしいので、開き直って足止めに徹することにしたのだ。
 
 前回は包囲を焦って取り逃がしたルーマニア軍をキッチリ捕捉撃滅し、その後で逃げ遅れた独軍だけを捕まえよう…などと思ってマップ上を眺めてみると、独軍の撤退ペースが鈍いことに気がつく。これはAzathoth殿が「ゲームに慣れていなかった」からではないかと。何にせよチャンスに変わりはない。方針を急遽「独軍を捕まえる」に変更し、無理矢理前進を開始。流石に無茶があるかな?と思っていたけど、北方の庭猟師殿が協力してくれたおかげで、独軍の大半を包囲し、補給状態を悪化させることが出来た。飛行場が使えない(私が蹂躙した)状況でコレはちょっとキツい…ってんで、独軍投了でゲームエンド。
 
 我々の勝因…というより独軍の敗因は、「ゲームに慣れていなかったから」ではないかと。前回の対戦相手である、おの部長殿はさっさと逃げ出していたからなあ。赤軍プレイヤーは庭猟師殿だけでなく、私も含めて「多少は慣れていた」ことを考えれば、感覚掴めないとこんな結果もあり得るってコトではないかと。
 
 このゲーム、史実通り独軍が「包囲されるまでスターリングラードにしがみついている」必要がゼロなので、慣れるまでは結構戸惑うような気はする。でも、慣れてしまえば楽しいゲームじゃないかなあ。確か在庫処分のため安売りしているはずなので、入手してみるのも悪くないのでは。サクサクプレイできるってゲームじゃないので、多少人を選ぶような気もするけど、「ある程度重いゲームでもOK」って人にはオススメできるかな。とりあえず、庭猟師殿はイチ押ししておられる。
 
 とまあ、面白いゲームをプレイして「勝った」わけではあるけれど、連日ハードな戦いに参加した関係上、体の方はボロボロ。未だ幼い精神の暴走に任せて無茶すると、体がついて来ないってわかっちゃいたつもりだけど…でもまあ、これからも無茶できるうちは無茶していきたいな。ブッ倒れて周囲に迷惑かけないようにしつつ(苦笑)。

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