3月28日2010/03/29 00:05

 本日の話題は、すご~く長く寝かせていたネタ。前々から「調査のため踏み込むべし」と決めていたトコロに、やっとこさ踏み込んだので。
 
 本日踏み込んだのは、「クリエイターズカフェ・秋葉原製作所」。原稿制作のためのスペースだ。まあ、要は「ヘンな設備しかないマンガ喫茶」なんだけど。具体的にどんな場所で、どーゆーコトが出来るのか気になっていたので、突撃してみたわけだ。
 
 私は文章系の人であり、絵は描かない。文章書くだけならこんなスペースに閉じこもる必要は無いので、「F男自作の同人誌」なるものを作ると仮定しても、こんなスペースを利用する必要はあまり無い。ただ、これが「同人ゲーム」なら話は別である。色々高度な設備を使えた方が良いからね。マンガ以外を制作するため利用する価値があるのか、調べてみたわけだ。
 
 エレベーターを降りていきなり目に入ってきたのは、ガッチリ閉まったドア。閉店してるのかと思った。これは騒音対策のためらしい。そぉ~っとドアを開けて入ってみたところ…ビルの大きさから想像は出来たんだけど、そんなに広くはない。机は少なめでマンガ喫茶に比べれば広いけど、フルマップ1枚を広げてどうこうってのは辛そうだ。
 
 料金は1時間で500円、3時間で1.200円、6時間で1,800円。延長は15分単位で100円。マンガ喫茶が1時間400円程度が「相場」だから、短時間では多少割高か。ただ、こんな空間にたった1時間いてどーするって話はある。
 
 店内はただひたすら静かなだけ。先客は一応いたけど、そう多くはない。PCは置いてあるけど、「机に1台」ではない。ただ、ソフトは充実している。Photoshopの最新版が使えるからね。今回は使用しなかったので、詳細は不明だけど。スキャナなども充実しているので、それなりの利用価値はありそうだ。
 
 ゲーム用品?として価値がありそうなのは、カッター&カッターマットの無料レンタルかなあ。ハサミもあるので、ユニット切り離しはできる。ラミネーターもある(ラミネートシートは有料)ので、カード類を加工するのにも便利かな。後は製本用のホッチキスやドラフトテープなんかが「使えそう」と感じた品だ
 
 コピー&プリント出力は、モノクロ1枚10円・カラー1枚30~50円。高いのは「オンデマンド印刷用のフルカラー複合機」で出力する場合。とりあえず、キンコーズで印刷するよりは割安だ。用紙の持ち込みには対応しているけど、厚紙印刷は難しいかも。官製ハガキに毛が生えたようなレベルのモノは、「この世界」じゃ厚紙とは呼ばないからなあ。
 
 スペース内は禁煙だけど、喫煙スペースはあった。他に休憩スペースがあり、打ち合わせなどはコチラで…ってことらしい。大勢でワイワイ作業やるって感じではないんだろうけど、「黙々と作業するためだけの空間」ってワケではないようだ。
 
 販売物は「マンガを描くためのモノ」中心。チャック付きのビニール袋は無かった(苦笑)。ドリンクはフリー。食べ物の販売はないけど、臭いのキツいものでなければ持ち込みOKとなっていた。
 
 今回は「そもそもどんなトコロなんだ?」ってのを調べるのが主目的であり、ガッツリ利用したワケじゃない。そもそもだなあ。いくら設備が充実していたって、「フィーリングが合わない」場所じゃあ、クリエイティブな目的には使えない。少なくとも私は。まずはその方面の調査が必要だからね。今回の訪問によって、初めて具体的に「何をするための場所として使うか」検討しようって話だ。
 
 私個人の「使い道」としては、やはりコピーやプリントアウトってことになるのかな。フツーにプリントアウトするだけなら、別にこんなトコロ利用する必要は無い。でも、画質が大いに気になるとか、製本を伴うとかいった場合には「使える」と思う。とりあえずモノによってはキンコーズの「バカ高いけど充実した設備」に太刀打ちできて、料金は安いってのがいい。「キンコーズじゃなきゃ駄目」って場合は多いと思うけど、同人ゲーム関連の作業だったらコッチで何とかなるのでは。ケースバイケースで使い分けるって手もある。
 
 問題は「そのために秋葉原まで行くかぁ?」って部分だけど…仮に私が同人誌や同人ゲーム作るのなら、それを思いっきり視野に入れる。私はそーゆー人だからして。だいたいだなあ。私のPCにインストールしてある「クソの役程度にしか役に立たない」フォレストタッチソフト(写真その他の画像修正用ソフト)なんぞで大事な作業をやる気になれない以上、「何故かPhotoshop・IllustratorがインストールしてあるMacが置いてあるマンガ喫茶」(水道橋)に行くことが視野に入るのだ。秋葉原だって似たり寄ったりでしょ。むしろ気兼ねなく利用できる分だけ、コッチの方がいいかもしれないくらいだ。
 
 ただ、現状私に同人誌・同人ゲーム出版計画は無い。近い将来で考えても無い。どっかから協力要請でもあれば検討するけど、夏のコミケ前にどうこう…ってのは色々無理がある。であるからして、この方面での利用は「当面考えられない」ってことになる。
 
 他の使い道は?う~ん…考え事するなら、ゆったり喫煙できる場所の方が良いからなあ。秋葉原限定で考えても、「安いのが取り柄」ドトールか、茶が美味い某メイド喫茶(笑)を使っちゃうなあ。コッチの方が多少五月蠅いけど、私は「没頭すると騒音は吹っ飛ぶ」傾向があるので、あまり気にならん。PC使ってテキスト書くため?それはよほどのコトじゃなきゃあり得ない。私は「らりるれろ」をL使って打つ(厄介なことに、R使うこともある)という「懐かしのPC88時代に身につけた悪癖」があるので、私向けにローマ字カスタマイズされていないIMEで長文を打ち込むつもりはない。
 
 そんなわけで、折角調査のため突撃した「秋葉原製作所」ではあるけれど、私が頻繁に利用することは無さそうだ。「こういうスペースがあり、用途によっては利用を検討する価値がある」ってだけで大きいんだけどね。そこでまあ、ここをお読みの皆様に、「こういうスペースがあります」と告知してみました。何かしら使い道を見つけてくれる人がいれば、世のため人のため…かどうかはともかく、私のためにはなりそうだから(笑)。