3月31日2010/04/01 00:22

 何と言うか…わかっちゃいたけど、やはり唖然。呆れ果ててなんか疲れたので、とりあえずは先に「報告と感想」に逃げようかと。
 
 今の世の中、デフレだっていうことになっている。かなり浮世離れしている私と言えども、それを実感することは多い。でも、まさかこの分野でこうなるとは…と衝撃を受けたので、某「無料」エロゲーをダウンロードしてしまいましたとさ。どっとはらい。
 
 何故無料なのか?一応は「売れないくらいだったら、宣伝のため無料でばらまく」という、制作者側のコメントを読んだ。品質?に自信があるのかどうかは、まだプレイしてないのでわからない。分量は…比較対象が「無駄にオマケを詰め込みたがる」という悪癖を持つアホなメーカーの作品だけなので何とも言い難いが、ディスク容量は案外少なめ。ただ、「未完成品」ってレベルじゃない。ダウンロードはキツかった…
 
 なお、このゲームには「限定の有料版」が存在するんだけど、コレは「フィギュア付きで\2,800.-」とかいう価格。フィギュアなんて価格はピンキリだけど、「カタログスペックから推測される、フィギュアのみの価格」がこんなもの。出来は、レビューサイトを探してみたところ、それなりに褒められていた。一応、この方面では儲かったんだと思われる。
 
 私は「カネ出すことに意義を感じる」ヲタクであり、無料配布品だってだけで魅力は感じない。欲しければ割高感を気にせずカネ出すし、いらなければ無料でも引き取らない。その意味では、通常ならこんなモノに手は出さない。いくらエロだからって、「趣味」ってモノがあるんでね。その辺のビミョーな話は「軍事機密」としておくけど(笑)。
 
 手を出した理由は、要は「カラクリ」があるかどうか気になったからである。どっかしら「ユーザーを引っかける」ワナがあるんでないかと。ワナと言えば聞こえが悪いけど、「新製品購入のお誘いメール送ってくる」ってなレベルも含めてのことだから、実害があるとは限らないけど。結論から言えば、一応ワナはあった。多分そのうち「スパムっぽい」メールが届くんでないかな。でも、単にそれだけ。あくまで今のところだけど。
 
 このゲームが「こんなモノが無料だなんて!」と呆れるに値する品かどうかは、まだわからない。まあ、私は評価基準がイジョーなので、多分「基本的にはイラナイ」って判断になるとは思うけど。流石によくある「電脳紙芝居」だろうからなあ。「ド硬派なゲームのオマケにエロがある」って品の方が好みなんだよね。今やっている麻雀(実は脱がないけど)とか。
 
 ただなあ。正直「こんなモノを無料公開する時代とは…」って気分にはなりますね。ディスク容量やや少なめとはいえ、制作費は安くないと思う。この作品単体で見たら、トータル大赤字はほぼ確定。そんなコトやらかして、よく会社が存続するなあ…ってレベルだ。エロゲーメーカーなんて、中小企業ばかりなんだし。いくら「時代はデフレ」とはいえ、こんなコトやらかすほど体力のあるエロゲーメーカーは…某「一度解散したはずなのに、分裂増殖したあげく復活しやがった、ファンサービスに定評のある」エロゲーメーカーでさえ、ココまではやれないと思うぞ。あそこも相当無茶苦茶やっていたけど。
 
 無料のモノと有料のモノの関係については、色々言われている。「何でもかんでも無料になってしまうんじゃ」って意見まであるくらいだ。私は基本的には「カネ出す気がない奴のコトなんて気にするな。カネ出す気のある奴だけ相手にしろ」って哲学?の持ち主ではあるけれど、それだけで上手くカネが回るとは限らない気がしているのも事実。ヲタクという、「その気になればいくらでもカネ出す消費者」相手に、こういうモノが無料配布される時代になったんだねえ…いい時代なのか、悪い時代なのかは何とも言えないけど。
 
 この話は突っ込んで考えると色々膨らんでいきそうだけど、本日はココまで。眠いとか明日が大変とか色々あるけれど、主な理由は「考えがまとまらないから」だ。まとまるわけないでしょーが。日本どころか、世界全体で「これからどーする、どーなる」って騒いでいる話題なんだし。というわけで…ココまで苦労したんだし、寝る前にちょっくらダインロードしたファイルを(以下略)

4月2日2010/04/03 01:33

 本日のネタは、内容の大半がこの色だと思われるけどあえてメインはこの色で。この色の話題も混じるので、とてもカラフルです。ご注意下さい。
 
 私は週末限定で東スポを読んでいる。競馬面目当てで。コラムや印などは日刊ゲンダイの方をアテにしているんだけど、関西・ローカルの平場だと馬柱がないからなあ。POGやっているとソレは困るんだよね。週末競馬場に行く予定があるなら少し話は別だけど、そうじゃない時は東スポの方を選択している。
 
 ただし、この習慣は今週で終わりにするかもしれない。今現在「真剣に検討中」なんだけどね。理由?正直言って、この新聞の信用度を疑うような記事を見つけちゃったからだ。過去似たような理由で2つほどスポーツ新聞に見切りを付けたこの私、東スポもそうすべきかどうかは…悩ましいけど、現在のところ「読むのを止めるべきでは」って気持ちが強い。
 
 東スポが信用できない?そんなの元からでは…と言いたい気持ちはわかる。そう思う方が自然な新聞だってコトは、私も理解している。そこで、何でまたそんな「意味不明な断罪」を下すに至ったのか、こと細かに解説しよう。
 
 私は、新聞は丹念に読む方だ。東スポなんて、競馬面以外は「心底どーでもいい」モノに分類しているけど、それでも一応目を通す。そこで見つけたのが、社会面?にあった、エロ漫画に関する記事である。そこ、引かない。一応は「表現の自由」関連の大事な話である。
 
 記事の内容は、東京都副知事の猪瀬直樹氏が某番組で「バッシングした」エロっぽい漫画(一応の区分は普通の漫画。コレ大事)がバカ売れしている…というもの。ヲタクである以上この手の話題には敏感な私だけど、これ自体はどうってことはない。私のような立場の人間にとって、エロ規制の話は「日常的に接していて、対策・対応を考えている」話だからだ。
 
 問題は、その記事に「そもそも行き過ぎた性描写が見られるものは、主にコミックマーケットなどで取引される同人誌など。」という文章があったことだ。あ、あのなあ…この問題に関しては「確かに関わってはいるけれど、本質的には専門外」である私でさえ、ごく簡単に反論できる内容だぞ?何考えているんだか。
 
 この問題について、当ブログでは2007年5月19日にて詳しく語っている。要約すると、同人誌ってのは実は何重もキツめの規制がかかっていて、「行き過ぎた性描写」なるものを求めてどうこう…という点に限定して考えるのならば、むしろ大人しい産物だ…となる。その後この規制が緩くなったって話は聞かない。むしろ最近は「修正のしようがない造形物(グッズやフィギュアなど)が規制対象になることが増えたので、販売停止が増えた」って話が出るくらいだ。
 
 そもそもだ。「行き過ぎた性描写」って言葉の定義が問題だ。何となくわかるような気はするけど、よく考えると「何を指しているのか」不明確だ。考えてみて欲しい。「水着にうっすらと大事なトコロが透けている」だけだったら、普通カゲキだとか「行き過ぎた性描写」なんて話にはならない…18禁モノなら。アダルトビデオでこーゆーモノが出てきて終わりだったら、普通「カネ返せ!」となるはず。でも、これが中坊でも買えるようなモノに出てきたとしたら?そりゃあ問題になる。また、その透けた水着を着ているのが幼女だったりしたら、また別の意味で問題になる。とりあえず日本社会では、そーゆーことになっているのだ。作品見ただけで判断できるってワケじゃねえ。
 
 確かに、同人誌の中には「カゲキな」ものもある。ソレは認めるしかない。けど、そういったものはほぼ例外なく「18禁」である。同じく18禁のアダルトビデオの性描写が「カゲキ」だからって、問題になるかぁ?バッチリ写っていれば問題になるけれど、それは同人誌も同じ。ボカシ・モザイクがどうこうって話をすれば、どう考えてもアダルトビデオの方が「カゲキ」では。
 
 そもそもだなあ。「同人誌が野放しでカゲキ」なんて、何年前の話なんだよ。即売会側の規制が入るようになったのは、もう20年近く前の話だぞ?それ以降、基本的に同人誌は「過激かどうか」という点に絞って考えるならば、ちっとも過激じゃなくなった。マンガと実写であるアダルトビデオじゃ比較が難しい…と言うのなら、「コスプレ写真集」というジャンルのヌード写真集モドキってのがコミケにもあって、毎度「修正」だの「頒布停止」だのといった騒ぎを起こしているんだって現実がある。同人誌には規制があるのだ。それもキツめのものが。
 
 また…猪瀬直樹副知事を擁護するつもりはないけれど、アレが問題になったのは「18禁じゃないマンガにしては、カゲキだから」じゃないのか。対象となった作品そのものは良く知らないけど、アノ出版社が「18禁じゃないのに、ソコまでやっていいんですかぁ?」って基準で雑誌作っているのは知っている。「18禁じゃないのに手加減してない雑誌」なんてのはいくつかあるけれど、その中でも「最もカゲキ」とされていたからなあ。もしコミケで「同じ内容・同じ絵柄」の作品を同人誌として発行したら、「18禁にして下さい」って話になっても、何の不思議もない。正直私も「18禁じゃなくていいのか?」と思っていた…
 
 つまりだ。この記事、ヲタク色を取り除いたものに置き換えるとこうなる。多少ソフトではあるけれど、見る奴が見れば「18禁だろこれ…」って言われちゃうような内容のモノを堂々と中坊含めて売りつけていた奴が、「マズいんじゃねえのか」とケチつけられ、法で規制されそうになった。それを報道する際、近所にあるエロビデオ屋(当然18歳未満に18禁のもの売ったりしない)に「もっとカゲキな内容のモノが野放しになっている!しかも、今回の法改正で規制される対象になってねーぞ!」としたようなものだ。エロ規制推進派からさえ、蹴飛ばされそうな話だと思う。
 
 とまあ「エロと表現の自由」について色々語ってきたワケだけど、私は基本的には「門外漢」だ。この方面はそれこそ昔々から色んな論争が交わされてきた経緯があり、今もってギャアギャア騒いでいる。法学者・弁護士・精神医・社会活動家などなど、規制推進・反対を問わず「専門家」は山ほどいる。詳しいことはそちらを当たって下さい。問題なのは、「ちょっと詳しいけど、しょせんシロート」である私の目から見て「アホか」で片付くようなレベルの話を、東スポが掲載したってコトにある。
 
 東スポは、いわゆる「マトモな」新聞ではない。紛らわしく怪しい見出し、低劣お下劣な記事がウリの新聞だ。それは認めよう。でも、だからって…いや、だからこそ「ハズしちゃイケナイ」話題があるんじゃないのか?お色気面「男セン」をウリの1つに掲げている新聞が、エロ関連に関してスカポンタンな記事を載せるというのは、この新聞の権威に関わる問題のような気がする。
 
 考えても見て欲しい。いわゆる一般的な新聞が、政治に関して無知をさらけ出したような記事を掲載したらどう思う?経済専門紙が経済に関して、競馬新聞が競馬に関して、コマンドマガジンがウォーシミュレーションゲームに関して、スポーツ新聞が野球に関してそれをやらかしちゃったら、「全体が信用できなくなった!」と言われても、文句は言いにくいでしょ。東スポがエロ関連でコレをやらかしたってのは、それぐらいマズいことじゃないのかね?
 
 そりゃあね、「東スポの記者」なんて腐るほどいる。全員が全員「エロの専門家」ってワケじゃないはずだ。実際、この記事が掲載されたのは「社会面っぽい」トコロ。エロ関連の紙面じゃない。けど…記事書いた奴だけならともかく、内容チェックして掲載を認めた奴も「エロに関して無知」ってことなんだよ?東スポなのに。18禁と全年齢対象の区別が付かないなんて社会人としてどうかと思うのに、よりによって東スポの社員が記事でそれをやらかしたのだ。厳しいコト言われたって、仕方ないのでは。
 
 しかしなあ…正直言って、「東スポが信用できない」のは痛い。よりによって来週からPOG関連の記事が載るというのに…期間限定で乗り換えることを検討していた矢先にコレだもの。ドラフトでイモ引いたらどーすんだ。ひょっとしてこれは、今年のPOGのライバルで、場合によると次回も参加するかも知れない、某東スポ関連紙関係者の「陰謀」なのか?(違う)

4月8日2010/04/08 00:00

 諸般の事情により、更新滞ってます。大変申し訳ない。

4月11日2010/04/12 00:53

 アパパネは読んでいたけど、オウケンサクラが抜けてしまった…コスモネモシンを穴馬として評価したんだから、この馬を買っても良かったような。いけませんねえ~。勘が鈍い。
 
 今週は、ここの更新に関しては「苦しい週」だった。あるネタ(詳細は避ける)に意地になって取り組み、ことごとく更新失敗。ちょっと難しいコトにチャレンジすると、すぐこれだ。まいったね。
 
 そのストレス解消…ってワケじゃないけど、いよいよ「Windows7導入計画」を少しだけ進めた。桜花賞外したのに(苦笑)。そこで、一応計画の概要共々語っておきたい。大した計画じゃないんだけどね。
 
 未だにXP使っているこの私。今のところ不満はないけど、そのうち不満が出てくることは確実だ。なにせIE9が動かない…って、またブラウザ絡みかよ。今のところ「マトモに動作しているとは言い難いバージョン」ではあるけど、そのうち「一応マトモに動きます」ってバージョンになるからなあ。そこで、ゆっくり時間かけてWindows7を導入し、IE9を迎え入れることにしました。MSの仕事っぷりから判断すると、秋頃(SP1が出るって話がある)までに導入することになるかな。気が長いなあ。
 
 ただ、このWindows7導入計画、「最後の仕上げにOS入れ替えて終了」ってモノにはしていない。一番面倒な作業が必要なので、ついつい後回しにするとは思うけど。OS更新に加え、グラボ導入・CPU変更も「計画上では」セットになっている。現時点ではあくまで計画上の話だけどね。
 
 現在私のマシンは、去年の「緊急事態」の結果として導入されたモノなので、性能面はショボい。当時の最低限ってワケはないので、おそらくはWindows7導入してもマトモに動くけど、やっぱり多少は性能に余裕を持たせたい。そこでまあ、「ココを変えればキクかな」って部分にテコ入れしようかと。それがグラボ(グラフィックボードもしくはVGA)の追加とCPUの変更だ。
 
 グラボ追加するのは、現在のマシンはマザーボード(以下MB)上のモノを使用しているからだ。いわゆるオンボードって奴ですね。クソ重い洋ゲーなんてプレイしないため、別段これでいいって話はあるんだけど、やはり余裕は持たせたいからなあ。それに、グラボ追加することにより、現在グラフィック用に割り当てられているメモリが解放されるし。
 
 この部門に力を入れる必然性は感じないので、お高いグラボを購入するつもりはない。格安品で充分…と言いたいところだけど、別の部分が気になる。消費電力だ。「吊しのPC」付属の電源なので、余裕が無さそうだからなあ。電源交換も視野に入れているけど、そこまでやるなら1台組んじゃった方が早い。よって、電源コネクタがない(注:最近の高性能グラボは専用の電源を必要としやがる)もので、できればファンレス(コレは気分の問題)のものを導入したいかなと。なお、できればRadeon系列が良いな。今のマシンがAMDモデルだから…ではない。単に私の好み。流石にMatrox製は…(以下略)。
 
 CPUも、消費電力にこだわろうかと。省電力版は性能の割に値段高めだけど、電力食いすぎて動作不安定になるのはカンベンだからなあ。コアの数増やして「パッと見変わらないけど、マルチタスクが速くなった」ってな路線を目指したいかなと。なお、私のマザボはソケットAM2+なので、最新であるソケットAM3のCPUも使用できる。あえてそーゆーモデルだと確認して買ったんだから間違いない。
 
 肝心のOSだけど、新しいハードディスク買ってそこにインストールし、しばらくはデュアルOSマシンとして運用しようかと。それが安全だと思うので。つまらんトラブルでPC使えなくなるのは、とても困る。このハードディスクは「原則起動用」なので、容量はこだわらない…というより、経費節約のためなるべく容量の少ないモノにしたい。いっそのことSSD…ってのもアリだと思うけど、カネがねーよ。
 
 移行に関しては、かなり時間を掛ける予定。色々トラブル起こしそうなので。下手するとしばらくは「IE9起動用OS」になるかも(苦笑)。ただまあ、現在の環境を一気に移行するのはものすご~くタイヘンなので、そうするしかないと判断している。
 
 といった計画を立て、本日実行したのは…一番どーでもいい、モニタ更新。最近ちょっと動作が不安定だったので。昔のCRTモニタ(コンバットリザルトチャートではない)と違って劣化はあまり感じなかったけど、どうやら内部のケーブルが劣化してきたらしく、起動後しばらく色がオカシくなることがあったのだ。このままでは、ある日PCが「不気味な音を立てる、得体の知れない箱」と化す可能性がある。ちなみに、以前グラボがイカれてこうなった経験が…アレを追体験するのはカンベンってコトで、更新しちゃいました。
 
 本当を言えば、ドデカイスクエアモデル(4:3の奴)が欲しかった。その方が私の好みだから。けど、今時そんなのなかなか見ない。よって、フツーにワイド(16:9の奴)から物色することに。横だけ広くても使いにくいぞ!と思うんだけど、TVと歩調を揃えるのが最近の流行りだからなあ。
 
 桜花賞外したこともあり、軍資金はやや乏しい。あまりケチりたくはないんだけど、最近は韓国やら台湾のメーカーでもそれなりの品質は確保できているからなあ…などと考え、秋葉原をうろつく。するってえと、iiyama製で格安の品が目にとまった。特価品らしくサイズ21.5型限定になるけど、このサイズではその店最安値。
 
 まさかこんな「お買い得品」がスンナリ見つかると思っていなかったので、動揺してこの時点で色々考える。私はCRTの頃から三菱製のモニタを愛用してきた。発色特性とかが私好みだったのだ。それと比べたら劣る品を選ぶか、カネ出して三菱製にこだわるか…と考えていたんだな。あくまでCRT時代の記憶・印象に基づく話ではあるけど、私にとってモニタとは「まず三菱製と、その他メーカー製の2つに大別される」ものなのだ。
 
 しかし、iiyama製がこの値段とは…その他メーカーの中であえて選ぶならiiyamaだって印象があるからなあ。実際、発色その他はそう悪くないと思う。なんかギラギラしてるのは、デフォルトの設定がオカシーだけのはず。そう考え、私にしては即決で購入しました。20分ぐらいしかかからなかったからなあ(苦笑)。
 
 モニタってのは、かな~り重要なパーツでしょ。グラボの性能うんぬんより、よほど重要じゃないかな。性能比較に時間かけるのは、むしろ当然だと思う。ただ、今回は「この世界では評判が良いはずのiiyama製である」ってことで、かなり比較を省略しちゃいました。これが吉と出るか凶と出るかは、使ってゆくうちにわかるんでないかと。
 
 そんなわけで、とりあえず現時点では「良い買い物した」と思っています。ドット落ちも見つからなかったし。画面サイズ変更に伴うデスクトップアイコン(色々とっ散らかすのが私流)の配置換えが面倒だった程度で、設定関係も軽く済ませたし。視野角の広さとかも、とりあえず現時点では問題ありません。良かった良かった。
 
 ただ1つ不満があるとするならば、秋葉原から地元までモニタ担いでいくのはタイヘンだったってコト。「液晶だから楽勝」だと思っていたんだけど、やっぱり重かったです。その昔はCRT担いでいったこともあるくらいだから、やっぱり体力衰えているんだな。もう若くないんだから、体力に物言わせた無茶やるのはいい加減にしろとあれだけ…

4月14日2010/04/15 00:42

 なんか知らないけど、やけに忙しい。基本的には「下らない用事」の集まりなんだけど。まあ、根っからの「遊び人」である私にとっては、そーゆー用事こそが「生き甲斐」なんだとご理解下さいませ。
 
 諸般の事情から事前に知っていたけど、どうやらコマンドマガジンが「ゲームマーケット」なる同人誌・同人ゲーム即売会に出展するらしい。コチラにそう告知されていた。私は、どうやらレポートを書くため取材に行かなければならないようだ…なんで本家本元がいる場所で、私ごときが取材してレポート書くのやら。おまけにこの日は日本ダービー。掛け持ちしろってか。地獄だなあ。でもまあ、それをやるのがF男って生物だ。
 
 この告知を記念して?本日のネタは「ゲーム同人誌・同人ゲーム向きのネタとは」を語ってみたい。できれば商業誌・ブログとの比較含めて語りたいところだけど、うまくまとまるかな?
 
 ゲーム同人誌や同人ゲームが「ポピュラーな」存在だとは思わない。「同人誌即売会に出撃するゲーマー」なるものは、案外多めって気がするけどね。「同人なんて」とか「オレには関係ない」なんて意見が出るのも、仕方ないのでは。ただ、「同人=質が悪い=視野に入れる必要は無い」という考えは間違っていると思う。この辺は「有名なゲーマー」(私は含みません)にも賛同者がいると思われるので、詳細は省く。
 
 同人誌なんてものは「良い意味でも悪い意味でも無法地帯」って側面がある(ゲームの中に限定しての話。エロについては先日語った)ので、どんなものを発行したって、そりゃあ発行主体(個人もしくはサークル)の勝手ではある。しかし、一応曲がりなりにも商業誌があり、ブログで色んな方が色んなコトを書いている現状において、「なぜ今同人なのか」を考える意義はあると思う。それをフツーのゲーマーが知り、「それこそオレが求めていたモノだ!」と思うのなら、万難を排してでも即売会に足を運ぶべきでしょ。そうした努力もしないで「つまんない」を連発しないように。特に東京近郊在住で、その気になれば同人誌即売会に足を運べる奴は。
 
 同人ゲームの場合、「これは同人じゃなきゃ」ってテーマをすぐに思いつく。版権モノだ。同人なら見逃してもらえる可能性が高いけど、商業ベースじゃまず無理だ。粘り強く交渉すれば何とかなるかも知れないけれど…版権持っている側も諸般の事情からそうしているのであって、別に意地悪とか無理解に基づく行為じゃないのだから、仕方ないんだけどさあ。その昔、「超人ロック」をキッカケにこの世界に足を踏み入れた私としては、こういうモノは「大切な文化の1つ」だと思っているので、末永く応援していきたいと思っている。
 
 これ以外となると、「ごく一部のゲーマーにしか理解されないテーマのゲーム」が重要ですね。ただでさえゲーマー人口が少ない以上、ある程度汎用的にウケるモノを選ばないと、商業誌としては厳しい。たまにならそういうモノも悪くないけれど、継続してどうこうってのは無茶がある。でも、そこに需要がある(大抵の場合、デザイナー当人がそーゆーゲームを欲しがったことが、デザインのキッカケだ)以上、何とかして世に問う価値はある。だとしれば、同人しかないではないか。
 
 これはあくまで個人的な「仮説」だけど、実は「シミュレーション色の強いマルチゲーム」は同人で出すべきかもしれない。これは「そうしないと売れないから」ではない。いわゆる「ドイツゲーム市場」という、より大きな市場へ進出するチャンスかも知れないからだ。最初からその市場を意識してデザインし、ドイツゲーム系の商業誌などで発売してもらうって手も考えられるけど、いきなりそれを狙うのはハードルが高そうだ。ルールの調整方向が異なってくる関係上、ヘンに「シミュレーションゲーム色」が付くのはマイナスかもしれない。
 
 逆に言えば、「ゲーム自体はライトでもいいから、コアなメンバーとマルチゲームをガッツリ楽しみたい!」なんて人間は、同人ゲームに目を向ける価値がありそうだ。そういうゲームって、「ウォーゲーマーからはチャチと思われ、ドイツゲーマーからは難しいと敬遠される」ような気がするので、同人ゲームの方が「拾いモノ」を発見しやすいような。そんなゲームを探してくるのが「私がコミケレポート書いている使命の1つ」だって気はするけど、頼り切ってもらっちゃ困る。
 
 同人誌だと、実は「詳細きわまる作戦研究」は同人誌向きだって話がある。詳細な作戦研究は世に出す意義はあると思うけど、「該当するゲーム持ってない奴には理解されにくい」って欠陥がある。それでもそういう記事を読んで、色んな意味で参考にする…なんて奴は少数派じゃないかなあ。私個人は「嘆かわしい風潮だ」と思うけど。
 
 それにだ。現状商業誌は付録ゲームを付けないと、商売的に苦しい。付録ゲームが付く以上、そのゲームに関連した「ちょっとした作戦研究風の記事」がセットになることが多い。それに加えて別のゲームの詳細な作戦研究…ってのは、「傾向が被る」ことになる。それを承知の上で掲載することも多いけど、やりすぎると「読むところ少ないぞ!」「同じような記事ばかりだ」って非難を受けかねない。
 
 かといって、ブログでこれをやるのは…開き直って「長いぞ。覚悟しろ」と断言しているこのブログでさえ、詳細な作戦研究を掲載するのは分量的に厳しい。何回かに分けて掲載するって手もあるけど、ブツブツ切って掲載するのは書く方が案外辛い。更新頻度の問題もある。こうした問題を「ちょっとした小技の紹介」って手法で解決しているgameape殿のブログ「ウォーゲームだもの」は秀逸だと思うけど、それじゃ書けないことだって多い。
 
 個人的には、「戦史系の詳細な記事」なんてものも、同人で出した方が適切じゃないかと思う。戦史系の記事ってのは、「歴史群像」みたいな雑誌と被るのだ。差別化を図るのはタイヘンだし、どーせ原稿料で劣る分、質で対抗するのは厳しい。ゲームとセットに出来る分、ゲーム系雑誌の方が「ドマイナーなテーマ」を扱いやすいって利点があるんだけど、そんなモノを読みたがる奴が多数いるとでも?商業誌レベルだとコストパフォーマンスが悪いんじゃないかなあ。なお、こういう記事を書く(海外雑誌の同人翻訳含む)場合、ゲーマーに縁の深い「ゲーム(電源不要)」で売るのではなく、「歴史」だの「メカ・ミリタリー・旅行」だので売るって技もある。そういうジャンルからゲーマーにとっての掘り出し物をを発掘してくるのも「私がコミケレポート書いている使命の1つ」だって気はするけど…(以下略)。
 
 同人誌の良いところは、商業誌ほど制約はキツくないこと、ブログのように更新頻度低下や圧倒的長文を気にしなくて良いこと、一応は経費回収の希望があること、の3つだと思う。商業誌向け・ブログ向けのネタがあるように、同人向けのネタもあるんじゃないかなあ。それはある程度意識しても良いと思う。元々がクソマイナーな趣味だ。「キツめにターゲット絞りました」ってだけで、同人向けってレベルにまで突入しちゃうのも、ある程度は仕方ないような気はする。それでいいのかって話はあるけど、「業界全体がもう少し繁栄する」なんて奇蹟でも起きない限り、どーしよーもないのでは。
 
 同人ゲーム&ゲーム同人誌をウオッチングしている奴はそれなりにいるらしいけれど、そいつをレポートして商業誌に発表しようなんてことを考え、実行した馬鹿は私だけのようだ。何でオレが…って気はするんだけど、他にいないんだから仕方がない。とりあえず、ゲーム界全体にとってマイナスにはならない気がするので、続けられるうちは続けたいかなと。その上で、「商業誌・同人・ブログ」の関係がどーなってゆくのか、見続けられたらいいな。面白そうだから。それ以上のことは知らん。
 
 そうそう、書き忘れたけれど、もう1つ同人誌向けのネタがありましたな。「カゲキなギャグ」ってのが。個人的には、「広島がんぼう」殿(中黒現コマンド誌編集長の、同人時代のペンネームのつもり。コレで良かったっけ?)の復活を期待したいかな(笑)。

4月19日2010/04/20 00:24

 先の週末は、「このブログ的に内容の濃い」ものだった。ネタにしたい話が多くて。そこでまあ、少しずつキチンと形にしていけたらなと。こーゆー時に踏ん張ってこそF男だぞ!キリキリ働けぇ!
 
 先週末は色々あったんだけど、とりあえず重要なのは「5/30への下準備」かな。この日はゲームマーケット2010という同人ゲーム系のイベントがあり、日本ダービーの日でもある。なんでブツかるかなあ。両方とも重要極まりないイベントだからなあ…
 
 まず土曜は、ゲームマーケットの方の下準備として千葉会へ。同人ゲーム作家のたちばなゆう殿が参戦するって情報をかぎつけたので。去年末のコミケ前に「取材問い合わせメール」を送った関係上、機会を設けて挨拶はしたい。しかし、5/30のゲームマーケット会場で長々と挨拶していたんじゃ、時間が厳しい。そこで、この機会に事前に挨拶しておこうかと。こーゆーコトをこまめにやるのが、私の流儀だからして。
 
 日曜は皐月賞。これ自体重要なレースだし、ダービーの前哨戦としても重要だ。ここに1番人気確定の馬を「POGで指名している」以上、レースぶりを見届けるのが当然でしょ。苦節14年にして初の「期間内GⅠ制覇」がかかっているんだもの。もちろん、ココ勝てばダービーでも人気になる。これを見ずして、何を見ろと。
 
 これ以外にも色んなコトがあり、おかげで「ココで書いておきたいこと」が山ほど貯まった。嬉しいけれど、消化するのはタイヘンだぞ。よって、とりあえず「まとまりの良い順」に発表していこうかと。その第一弾は、「私の考える、ライターになる方法」といこう。あえて詳細は伏せたいので、基本この色にしておきます。
 
 土日のどちらなのかは、この場では伏せておこう。「実は…」と相談されたのが、原稿書かないかって誘いがあるんだけど、どーしたら良いのか…というモノだった。私は一応「ライターの端くれでござい」ってことになっているからだろうな。興味深い話ではあるので、この時の「私の回答」をベースに、「ライターになるためには」を語ってみたい。
 
 商業誌に原稿書いて、原稿料もらう…これはこれで1つの憧れでしょ。ただ、そんな機会を得るのはタイヘンだ。そのため、「選ばれた人間にのみ与えられた特権」みたいに感じる人は多いと思う。正直、私も当初はそう思っていた。しかし、実際原稿書いてみた感想としては、「そう大げさなモノでもない」となる。「端くれ」レベルで良いのなら、私ごときにも一応勤まるんだなと。
 
 考えてみれば当たり前である。ライターなんてピンキリだ。編集部側だって、諸般の事情によりあえてド素人を使うこともある。あくまで私が思うにだけど、「端くれ」レベルで良いのであれば、ライターが勤まるだけの「下地」がある方は、結構いるんじゃないかな。
 
 ただ、「ライターの下地」があったからって、そのままライターとして使えるワケじゃない。これまた当たり前の話だ。曲がりなりにも商業誌に掲載しようって以上、色々と覚えてもらわなければ困ることは多いはず。いくら下地がしっかりしているからって、実際にライターとして「使える奴」になってもらうためには、編集部などから色々手間暇かけてもらう必要がある。ベテランライターでさえ「送った初稿がそのまま掲載される」とは限らないんだから、端くれレベルでは何をか言わんや。
 
 私が思うに、重要なポイントはココである。「ド素人」を「ライターの端くれ」にレベルアップさせようと思ったら、編集部側がそれなりの手間を掛けなくてはならない。その結果として「やっぱり駄目でした」となってしまうのは、ある程度覚悟はしているだろうけど、出来る限り避けたい。そのためには、編集部側から「手間暇掛けるだけの価値がありそうな奴」だと思われる必要がある。コレに成功し、なおかつそのチャンスを上手く使って原稿を形にして掲載された奴が「ライター」なんだと思う。単に素地が優秀だってだけじゃ駄目だ。それを「権限持っている人」に認めてもらわないと。この辺、運や巡り合わせも重要じゃないかな。
 
 逆に言えば、編集部側はそれを承知しているので、箸にも棒にもかからないような奴に対し、「原稿書いてみませんか?」なんて言わないのがフツーだ。おべっか使う価値がある相手は別として(苦笑)。それを考えれば、少なくとも「オレなんかが原稿書いて大丈夫なのか」などと悩む必要は無いと思う。それを決めるのも、結果に責任を負うのも、編集部側だから。まさか「ド素人に毛が生えたようなレベル」の人間が、そんな重要事項を決めたり、責任負えると思っていないだろうな?編集部側だってリスクを負うし、運や巡り合わせが大事じゃないかと。
 
 じゃあ、どーすりゃ「編集部に『原稿書かせてみようか』と思われるのか」って?とりあえず、キッカケは作りなさい。原稿募集に応募してみたり、投稿してみるといった「積極的な売り込み」でもいいし、編集部側の目にとまりそうなトコロ(ブログ等も場合によると含む)に顔を出して目立つといった「消極的な売り込み」でもいい。後は運と巡り合わせ。人智が及ばぬ領域だと思えば、気は楽だ(笑)。何もしていないのに「オレの才能に目を付けないなんて、編集部は怠惰だ」と思っているなら大間違い。怠惰なのはそう思っている奴の側である。幸運が必要なら、ダイスは振れ。
 
 私に言えるのは、こんなトコロまでかな。キッカケ作ったからって即「素晴らしい!原稿書いてくれ!」とならないのは確実だけど、じゃあどーすりゃいいのかなんて、知るか。自分でどーすりゃいいのか考えるか、あるいは「役に立つのか立たないのか、良くわからない」実績を山ほど積み上げるか…じゃないの?少なくとも、「いい大学行きたいなら、勉強しなさい」ってなタイプの「曖昧かつ功利主義的な努力」が報われて当然などという世界じゃなさそうだ。
 
 ちなみに、私がライターなんてやっているのは…よくわからんけど、「我ながら何の役に立つのか、サッパリわからない」モノを積み上げたからじゃないかと。一応ゲーマー歴長いし、コミケに出入りしている歴史も長い。ここに長々と意味不明なコト書き連ねているので、「原稿と呼びうる程度の長文」書かせても破綻はしないようだし。「端くれ」レベルならば、これでも何とかなるんじゃないかな。もっとも、シミュレーションゲーム界などと言う「慢性的人手不足な業界」に限った話だとは思うけど。
 
 そういう話がやってきたならば、必ずライターになれるのか?多分、そうでもない。いくら「責任負うのは編集部側」だとアタマでわかっていても、「オレに勤まるのか?」ってプレッシャーは消せない。「本当の瞬間はいつも 死ぬほど怖いものだから 逃げ出したくなった時は 今まで何度でもあった」(byブルーハーツ「終わらない歌」)って言葉があり、実際逃げ出した奴は山ほどいる。逃げちゃった方が気は楽だからねえ。
 
 ただ…改めて、私に相談してきた某氏に言おう。そこで逃げ出さないよう、叱咤激励し続ける馬鹿がいることを忘れるなと。代表は私だけど、それだけじゃないぞと。そんな人間を多数抱えるような人間だからこそ、そういうモノを「積み重ねてきた」からこそ、原稿依頼の打診が来たんじゃないの?そこは自信持つべきですね。少なくとも私は愚痴聞いて叱咤激励するくらいならするから、逃げ出したくなったらいつでも言いなさい。その結果「良い仕事」してくれるというのなら、安いモノだから。
 
 私に相談してきた某氏に限らず、「俺も商業誌に原稿載せてみたい!」と思う方、商業誌に対して「下らない原稿載せやがって」と不満を持つ方は、「自分で書いてやる!」って気概を持って挑戦してみては如何?運とか巡り合わせは必要だろうけど、それさえあれば案外何とかなるモノだから。ただし、キチンと「偉そうなこと言うだけの裏付け」があればの話だろうけど。私だって、文才その他はともかく、「挨拶するのに良い機会だと思ったら、こまめに出かける」ってな手間を惜しまないという「一応の裏付け」はあるんだから。

4月21日2010/04/22 00:44

 ネタはあるけどまとまりは悪いので、一部は後日に回すことに。ヘンなタイミングで発表するには、色々もったいない。
 
 本日の話題は、「私のプレイスタイル」としよう。最近、これについて色々意見を言われたので。基本「だからどーした」って話です。ご注意を。
 
 私は一応「奇手奇策を頼る人」ではあるんだけど、戦術面では基本重視(の割にミスが多いのは弱いから)だったりする。ヘンなコトしてくる割に突き抜けた部分が無く、大きな破綻はないけど面白みに欠けるきらいがあるかも。
 
 何故私はこんなスタイルなのか?これは一応理由がある。その昔々の「シミュレーションゲーム全盛期」時代、私は「コンベンションでのプレイを重視した奴」だった。この時身につけたスタイルが、今も残っているんだと思う。
 
 コンベンション…この世界じゃ、要は「幅広く色んな奴を集めてゲームすること」となる。比較的メンバーが固定される「例会」と異なり、本当に色んな奴が来て色んなゲームをプレイするための場だ。代表はタクコンか。他にも色々あったモノよ。細かくは覚えていないけど。
 
 私にも「ゲーム仲間」なるものはいて、そういう仲間内のプレイもやっていた。でも、「硬派な」シミュレーションゲームとなると、コンベンションの方が相手を見つけやすかったのよ。あの頃は若くて馬鹿だった(今も馬鹿だけど)ので、色んなトコロに顔出していたんだな。なお、私が「プレイしたいゲームの希望」をあまり表明せずに例会に出かけることが多いのは、この時の習慣が残っているからだと思う。対戦するゲームなんて、当日見つけるのが当然だったからなあ。
 
 コンベンションの参加者と言っても、私のように「誘われたら何でもやる」ってタイプはむしろ少なかったような。印象としては、「自分のやりたいゲームを持ち込み、相手してくれる奴を見つける」ってタイプが多かったような。ただ、これは私が「そんな相手の誘いを受ける」ことが多かったから、そう感じただけかもしれないけど。
 
 こんな相手から誘われて対戦した場合、正直言って勝ち目は薄い。当たり前だ。向こうはバッチリ研究しているに決まっているんだから。下手すると、ほとんど相手の言うなりにユニット動かしているだけ…って存在になりかねない。ソロプレイの手伝いだな。昔は「そーやって当たり前のように勝ち、それで満足する奴」ってのがいたのよ。今はどうだか知らないけれど。
 
 見ず知らずの人間から、プレイ経験のないゲームを誘われたら、どーすりゃいいのか?とりあえず「負けて当たり前」なので、勝ち負けはどーでもいい。最大の注意点は「ゲームを崩壊させないこと」かな。アホやらかして「ゲームにならない」なんてコトは避ける。とにかく無難にプレイし、無茶しないことだ。そうすりゃ、ある程度のターンは楽しめる。
 
 しかし、単に無難なだけではつまらない…相手が。一応は対戦相手でございと対面に座っている以上、「ソロプレイお手伝いマシーン」に成り下がるのは避けたい。せめて何かしら「ソロプレイとは違うなあ」と思わせたいじゃないか。そこで、無難な展開は可能な限り避ける。無難な展開は「相手の研究の範囲内」である可能性が極めて高いので、「ソロプレイの方が手強い」と思われるからね。とはいえ、流石に「勝利を目指していないような作戦」はマズい。結果として、「ちょっと珍しい作戦なので、相手のミスが出やすそうな」手を採用することになる。
 
 そんな手をやっておきながら、ゲームを破綻させないためには、とりあえず「基本はある程度しっかりしてますよ」としておいた方が良い。そうしておけば「負けを引き延ばせる」し、うまくいけばアホな手を「これが「良い手なのかも」と誤解させることもできる。当時はそんな手に引っかかるような「底の浅い研究」に留まっている奴なんてゴロゴロしていたからなあ。
 
 こういうテクニックは、今では時代遅れだと思う。ネットのおかげで研究の進め方が早くなったのが原因なのかなあ。生半可な攪乱じゃ通用しないのがフツーだ。この方向で勝負するなら、「ゲームが破綻したって知るか!」みたいなキョーレツな攪乱が出来る奴の方がいいと思う。けど、コンベンションレベルでそういうコトやらかすと、「早々と撤収」ってことになりかねなかったんだよな…
 
 ただし、このテクニックにも利点がある。ドコ行ってどんな相手と対戦しても「それなりの形になる」(あくまでそれなり)ので、とりあえず「つまらん奴だ」とは思われなくなるのだ。後は盤上以外で「面白い奴だ」と思わせれば良い。私は盤外限定なら「面白い奴」らしいからなあ。自覚に乏しいけど(笑)。そうすりゃ、「居場所」が確保できる。私はそーやって「この世界」を渡り歩いてきたのだ。
 
 そりゃあね、「対戦して勝つ」ことも重要だ。「負けていい」なんて思うのは、邪道でしょ。それでも、私は「勝つためには、相手ってモノが必要だ」と思うんだな。誰も相手してくれなきゃ、強くても空しい。「研究極めまくって一目置かれ、他人が教わりに来る」ってのも1つの路線だと思うけど、私の流儀ではない。それよりかは、「お互い研究してない段階だと強い」と言われたいかなあ。まあ、今の私は「基本的には弱い」だけなんだけど(苦笑)。
 
 おそらく、強くなりたいのであれば、プレイスタイルを変更すべきなんだと思う。今更ではあるけれど、不可能ではないと思うし。けど、私は一応「自分が強いか弱いか」より、「色んな方と色んなゲームがプレイできるかどうか」を重視しているので、多分このままでいいんじゃないかな。「私は、誰にでも挑戦する」ってキャッチフレーズはギャグだけじゃないのよ。それが私ってゲーマーだ。
 
 なお…「私ぐらい盤外が面白ければ、別に盤上でつまらん奴でも問題ない」って説はあるんだけど…いやまあ、そこはやっぱり「盤上でも必要とされている」と思いたいじゃないか!一応ゲーマーであって、芸人じゃないんだから(苦笑)。

4月24日2010/04/25 01:23

 同じ色の話題は続けないようにしているけれど、色々例外はあり得る。今回も例外的措置として、同じ色の話題が続きます。悪しからず。
 
 本日、遅ればせながらコマンド誌92号を入手した。やはり店頭で買わないと気分が…ってのがあるので。それはいい。いいんだけど…「困ったこと」を発見してしまった。これは、まずい。
 
 何がまずいのか?まず、私が毎号連載だと信じていた、「魅惑のインディーズ・ゲームズ」がない。他の方はともかく、同人ゲーム推進派筆頭の1人である私にとっては、ゆゆしき事態だ。
 
 それともう1つ。5/30に行われる「ゲームマーケット2010」にa-game(実質的にコマンド誌ゲーム販売部)が参加するって告知が、ものすご~く小さかった…編集後記の隅にちょろっと書いてあるだけ。いくらゲームマーケットの広告(じゃないかなあ)を掲載しているとはいえ、これは寂しい。どーゆーことよ。
 
 いやね、今回のコマンド誌全体を見れば、同人ゲームはキチンと紹介されている。付録ゲーム「レッド・ドラゴン・ライジング」関連記事として「イージアン・フリート」及び「アセアン・フリート」紹介記事があるんだから。ただ、これは紹介して当然のアイテムではないかと。「アジアン・フリート」商業版の発行元なんだからさあ。これを「同人ゲーム紹介枠」として扱うのは、どうかと。
 
 その代わりと言っては何だけど、今回は「アジアゲーム紹介枠」が多めである。田村殿の連載「ぶらりゲーマー亜細亜を行く」に加え、台湾で創刊されたウォーゲーム専門誌「戰棋」の紹介記事があるからね。ひょっとすると、そのための枠を確保するため同人ゲーム紹介枠が削られたのか?
 
 同人ゲーム及びアジアンゲームは、色んな意味で「完成度の低い」ものだって話はある。そのため、「そんな下らない記事を充実させるなよな」などと思っている読者は、結構多いのでは。そういう意見を無視するわけにもいかないから、色々考えたあげく同人ゲーム枠を減らしてアジアンゲーム枠に振り分けたのかも知れない。実際のトコロはともかく、ありそうな話である。ただ…私は立場上、それを笑って見過ごすわけにはいかない。
 
 アジアンゲーム枠拡大は、私も喜ばしい。それはいいのだ。しかし、同人ゲーム枠を減らされてまでコレをやられると…ある意味ライバル的存在であり、この枠で「良い仕事」が見つかった結果とはいえ、「キーッ、口惜しい!この雪辱はいつか晴らして…」などという気分になりますね。いやまあ、「そういう理由」だと決まったワケじゃないけどさあ。
 
 しかしだねえ。「魅惑のインディーズ・ゲームズ」はどーしたんだ。曲がりなりにも連載記事である以上、いきなり消えてしまうのは納得がいかない。何があった。「諸般の事情から休載」ならいいけど、まさか打ち切りじゃないだろうな。私のクビもすっ飛ばないか、心配なんですけど。「そんな記事いらない」と言われるのは仕方ない。でも、それは即売会が始まる前に言って欲しい…いくら「ついで」とはいえ、取材するのが楽だとでも?
 
 ついでに言えば、5/30のゲームマーケットは、私も取材に行こうと思っている。そのための下準備もしなくちゃなあ…と思っていた矢先だ。「コマンドいちねんせい」ブログで宣伝しているから「やる気あるんだな」と思っていたのに…いくら「同人」だからって、宣伝・告知は必要でしょ。だいたいだなあ。関東近郊在住のコマンド誌ライター(一応私も含む)にとって、この日は貴重な「直接顔合わせて挨拶する機会」じゃないのか。何人か「捕獲」して連行し、「仕事しろ!」とケツ叩いてもらおうか…なんて考えていたのに、これでは「いやあ、コマンドは読んでいたけど気がつかなかったよ、はっはっは」で誤魔化されてしまうじゃないか!
 
 まあ、かく言う私も「何もやってない」って罪はある。ただ…「よろしくやってくれるはず」と思っていたところ、よろしくやってくれなかったって話はあるけどな。私と無関係に開始された「魅惑の~」に対し、私が何をしろと。仮にいきなり「作者逃亡につき、次号から記事書いてくれ」などと言われても、「対応できるかぁ!」で終わりって気もするな。結局「何もできない」以上、文句を言っても始まらないとは思う。ただ、あがく余地すら与えてくれないってのは、ちと冷たくないですかね?
 
 同人ゲームに対して私に何が出来るか…って話については、地道ながら「できること」を増やしている最中である。現段階では、自分を鍛え上げるのが一番手っ取り早いし。とりあえず、「同人ゲームを持ち込んでプレイしできる」場というか対戦相手というか…を確保すべく、色々画策していたりする。ただまあ、私のやることだけあって、話の進みが遅い。自慢じゃないけど、こういうトコロは無駄に気が長いからなあ。ただ、焦ってどうにかなるものじゃないと判断しているので、仕方ない。「もっとこうして…」ってな意見があるのなら、その方が私の地位?を引き継いで欲しい。「同人誌即売会取材ライター」なんて立場はいつでも明け渡すって、毎度書いているでしょ。
 
 正直言って、「普段の」私なら、ここまで愚痴は言わなかったと思う。私も関与している「同人ゲーム紹介枠」の話とはいえ、直接は関係ない記事の話なんだし。ただねえ…こっちは、よりによって今年の日本ダービー、しかも、よほど特殊な事態が発生しない限り1番人気確定の馬をPOGで指名している年の日本ダービーと「バッティング」している同人ゲーム即売会に、取材に行くって覚悟決めているんだよ?親の死に目を放り出すとか、大切な異性から「アタシを捨てるか、競馬に行くかのドッチかにして!」と言われてでも出掛けるようなレースとバッティングしているんだよ?ちょっとぐらい愚痴言わせてもらっていいんじゃないかね?ブツブツブツ…

4月26日2010/04/27 01:31

 同じ色の話題は…と言いつつ、またもや同じ色の話題。続くなあ。だって、ネタがあるんだもの。というわけで、本日の話題は「私と武田騎馬軍団」。一応、ここでも「弁明」しておいた方が良さそうなので。
 
 具体的に「どの範囲で通用する話」だか知らないけれど、私は「武田騎馬軍団」再版推進派だと思われているらしい。確かに、この話に私が一枚噛んでいるのは事実だ。ウォーゲーマー向けSNS「MustAttack」内にある、非公開の「『武田騎馬軍団』制作委員会」なるコミュニティー(以下「制作委員会」と表記)のメンバーだし。友人知人のたぐいをテストプレイに引きずり込んでいることも認める。我ながら、そう思われる方が自然って気はするな。
 
 ごく限られた「制作委員会」のメンバーなら知っている話ではあるのだけど、実際はその反対である。「制作委員会」内において、私は都合3回ほど「再版中止」を提唱しているくらいだ。多分、私ほど強硬な「再版中止主義者」はいない。ごく普通の再版中止主義者が「どーせなら俺が好きなゲームを出してもらいたいから、反対」といった程度の「消極的反対主義者」だとすれば、私は積極的に「再版は中止すべきだ!」と訴えている人間である。
 
 何故再版に反対しているのか?そりゃまあ…思い切って言ってしまおう。旧版がダメダメだからである。具体的に旧版のドコが駄目なのか、確定させたくてテストプレイを繰り返したようなモノだ。おかげで、私は「何故、『武田騎馬軍団』がダメダメなのか」を、世界一詳しく語ることが出来る。こんなアホなことが世界一だからって、自慢にはならないけど。ただ、その私の主張を持ってしても、このゲームの再版が中止されるかどうかは定かではない。再版責任者が説得できなきゃ、意味ないから。
 
 このゲームのドコがダメダメなのか?とにかく多方面に問題があるんだけど、一番マズい部分はこう要約できる。「派手な殴り合いを見せたいのに、腰の引けたアウトボクサー同士の試合しか見せられない」だ。こういう現象は勝利条件設定がオカシイ場合にも発生するけど、このゲームの場合は、基本システムからしてそうなっちゃうよう設定されてしまっているのだ。コレじゃ駄目でしょ。
 
 どーゆーことかって?このゲームはターンごとに主導権を決めるんだけど、主導権を持つ側が強すぎて、非主導権側は逃げるしかない。主導権側はそれを追いかけるんだけど、原則的には上手く捕捉できない。せいぜいが「諸般の事情により逃げ遅れた敵を叩く」ぐらい。ターンが代わって主導権がそのままなら、コレが繰り返される。主導権が移ったら、単に立場が変わるだけ。こういう「腰の引けたアウトボクサー同士の、ジャブの撃ち合い」みたいな戦いを延々繰り返した末、「逃げ場が無くなった」側(マップエッジに追い詰められたとか、勝利得点が足らないので逃げても負けるだけとか)が「相手が間違ったことをやりまくった末、最悪のダイス目しか出さない」という奇蹟を信じて無謀突撃し、やっぱり強烈なカウンター喰らってマットに沈むだけ…こうなっちゃうのだ。
 
 必要ならば、基本システムのどの辺がどうマズいのでそうなっちゃうのか、詳細に説明できる。実際「制作委員会」ではそれを展開しているし。ただ、ここではそれは割愛する。長い割に意味がないからね。ただまあ、これだけは言える。このゲームがダメダメなのは「システムからしてダメダメだから」であり、「プレイングがダメダメだから」ではないと。あくまで可能性の問題で言えば「打開策が存在する可能性はある」んだけど、それは生きている人間がいる限り「人間は必ずいつか死ぬ」を証明することは出来ない…ってのと似たようなレベルでの話。少なくとも私はそう判断している。とりあえず、「平均的なウォーゲーマー」に打開策発見は期待できないんじゃないかな。
 
 何も責任が無い人間ならば、「オレには打開策が発見できなかった。だから、打開策など無いに違いない」と決めつけたところで、大きな問題にはならない。けど、曲がりなりにも再版作業に参加している以上、「自分に見つけられなかった」と「打開策は存在しない」をイコールにするわけには…そんなわけで、私は「打開策など無い」という「不在証明」を得るため、不毛なテストプレイ地獄に入り込んだわけだ。
 
 ついでに言えば、もう1つ「軽々しく結論を出せなかった」理由がある。私が直感的に「そうなんじゃねえか」と疑い、苦悩の末に出した結論から導かれる推論として、「このゲームを楽しいと主張する人間は、少なくとも当人または対戦相手のどちらか一方(可能性として高いのは双方)のプレイングがダメダメだから」というのがあるのだ…大変申し訳ないけど、さんざんテストを繰り返した結果、今の私はそう主張することにためらいはない。キチンとシステムを理解し、ある程度研究を重ねれば、いずれ「このゲームはツマラナイ」って結論になる。「そんなことない!」と主張するのは自由だけど、それは「刷り込み」から来るものであり、他人を説得するだけの論拠は無いはずだ。「このゲームの問題点は、根本から来るモノである」と断言するってコトは、そーゆーことなのだ。
 
 いくらこのゲームが「昔あったブームの末期」に出たからって、そこまでヒドいとは思えない…と考えるのは勝手だ。私自身がそう考えていた。でも、今となっては「デザイナーもテストプレイヤーも、大事なモノを見落としていた」と断言できる。何ら痛痒を感じずに。我ながらヒドいこと書いていると思うけど、ソコまで言えるくらい理論武装しなきゃ、「このゲームはダメダメだ」と言えないんだから仕方ない。もちろん、異論・反論は受け付けます…というか、あるんならしてくれ。正直、「何も知らなきゃ、コッチがボコって勝ち。多少知恵が付いてきたら、つまんねー展開に持ち込んだあげくダイス目勝負。」って展開に飽き飽きしているのは、私だ。
 
 何故こんなモノの再版を?さあ。私は別に再版責任者じゃない。色々提唱は出来ても、最終決定権なんて持ってない。私が「デザイナーみたいな地位」になるって選択肢は考えられるけれど、それをボランティアでやるのは無茶がある。今までテストプレイにつき合っていただいた方々に対し、私が何ら苦痛を感じていないとでも?「貴重な時間をこんなものに費やさせてしまって、申し訳ない」って気持ちはベラボーに強い。せめてなにがしかの謝礼でも払えるようにならないと、これ以上「力を入れる」のはイヤだ。
 
 このゲームが最終的に再版されるのか、再版されるとしてどんな形になるのかは、まだわからない。根底から手直しする覚悟で取り組めば「マトモな」ゲームになるのでは…って話はあるし、歴史的遺物を再現するような目的で旧版のまま出すって手もある。私のオススメは「再版中止」だけどね。ここまで「深入り」した以上、私はどんな結論になろうとも、とりあえず最後まで関与する覚悟はある。私の意見が片っ端から却下されまくるようなら、「関与はするけど、ルールブックに俺の名を掲載するな」と言うかも知れないけど。向こうから「関与しなくていい」って言われたら?そりゃもう、喜んで離脱しますよ私は。「もうこんなゲームに関わらなくて良いんだ」って理由じゃなく、「それがこのゲームを良くする方向になりそうだってんなら、それぐらいどうってことはない」からだ。
 
 色々述べてはいるけれど、今回の記事が単なる「愚痴と言い訳」の塊であることは否定しない。ただ、少なくとも自分の中では、胸を張って「オレはこんなことを言うだけの根拠がある」と言えるくらい、このゲームに「尽くして」きたつもりだ。その上で「まだこの先もこのゲームに関わり続ける」つもりなんだから、現時点、あくまで現時点で愚痴と言い訳を言うくらい許して欲しい。「武田騎馬軍団」にはそれぐらい苦しめられたし、おそらくこれから先もしばらくは苦しめられ続けるんだから。本当、どーすんだよコレ…