6月4日 ― 2007/06/05 01:26
だ・か・ら・ぁ~、サイン馬券の煙幕なんてあるわけねーだろ!「千代大海が来てるから、コンゴウリキシオーは煙幕だ!」と言ってしまうあたり、実に何とも…「マンハッタンカフェ・アメリカンボスは煙幕だ!」で懲りたはずなのに…
ダイワメジャーは強かった。鞍上がこのところインケツ引いてるアンカツだったので、「とにかく乗り替わって欲しい。松岡でも可」などと言っていたんだけど…普段ならともかく、今のアンカツ乗せて勝つんだから強い(苦笑)。見習わなくては。
とにかくヒドい目に遭いまくった春のGⅠ。カンベンしてくれ状態である。こんな傷心の私を癒してくれるのは、やはり天才である。ついに英国ダービー制覇だとか。いやめでたい。ま、負けるわけがないと思っていたけど。その割にはこれが15回目の挑戦で初勝利だって?いいの、相手は天才なんだから。
しかもだ。天才乗せて勝ったのは、モンジュー産駒のストリートセンス(6/9訂正。オーソライズドです)。そう、よりによってモンジュー産駒である。いやまあ向こうの一流種牡馬なんだから、ダービー馬出しても何の不思議もないけど。けどねえ、やっぱり私としては嬉しいですよ。あの野郎の息子がまた私を迎撃する体勢整えてくれて。
私には、「生涯に1度で良いからギャフンと言わせたい」相手が何人もいる。どれもこれも無茶苦茶遠大な目標であり、正直達成不能ではないかと思うけど。競馬界での目標は、言うまでもなくモンジュー。コイツの血を引く馬が問答無用の戦績ひっさげてキングジョージに出走したところを、日本(この際東洋でも可)から来た「オレの選んだ刺客」で打ち破るのが夢である。
刺客1号はエアシャカール。ダービー負けての挑戦だったので、「これで通用するのかぁ?」って疑問があった気もするけど、気がついたら「使っちゃイケナイ金」突っ込んでいた…結果はモンジュー本人にトンコロ。刺客2号はハーツクライ。この馬がどうこうと言うのもあるけど、「モンジュー産駒のハリケーンラン相手に雪辱できるかも」って野望を持っていたんだけどね。ちなみに、この時も使っちゃイケナイ金が消えていた…
モンジュー&アスコット競馬場って組み合わせは、誰が何と言おうとリベンジの対象である。馬券外れて大騒ぎなんてよくある話だけど、この組み合わせに比べればカワイイものである。だって、普段私は「使っちゃイケナイ金」投入しないもの!府中や中山だったら、そーゆー分別が働く。沙田では投入しちゃったけど、あの時は勝った。競馬絡みの悔しい思いなんて腐るほどしてるけど、アスコットの2つはトップクラスである。
それだけに、やはりモンジュー産駒は強くあって欲しい。できれば前年に凱旋門賞勝って、「どう考えても仕方ねーだろ」って状態でキングジョージに臨んで欲しい。そんでもって猛烈な人気集めて欲しい。そういう存在に逆らって大金突っ込んで、勝ってこその雪辱でしょ。ストリートセンスがそこまでの馬かどうかはまだわからないけど、ダービー勝った以上はそうなってくれる可能性は高い。これを「嬉しいね!」と言ってこそ漢でしょ。
迎え撃つ側は万全だ。じゃあ、刺客3号、来年のキングジョージに挑戦しそうな馬は?うーん…メイショウサムソンは遠征に積極的とは思えないし、ウオッカは古馬になって斤量重くなってからでは厳しそうな…香港のヴェンジャンスオブレインは昨日負けちゃったし、ヴィヴァパタカは遠征意欲あるとは…この際、かなーり真面目に今の2歳に期待するしかなさそうだ(笑)。
3歳にしてキングジョージ挑戦…これは相当アホなことである。いくら斤量(背負わされる重量)恵まれるとはいえ、無謀どころの話じゃない。フサイチのオヤジやウオッカ陣営でさえ、ダービー制覇の次は「凱旋門賞」であり、キングジョージではない。ということは、そんなバカをやりそうなほど「壊れている」厩舎の馬に期待しなくてはならないわけだ。ずいぶんと狭い門だなあ。
そこまで壊れてる厩舎ってのは…橋口厩舎と森厩舎だけでしょ。橋口調教師はPOG本で「ダービー勝ってキングジョージだ!」って咆吼してたし、森調教師は何も言わなくても、ダービー勝ったらキングジョージ行くに決まっている。誰がどう見ても、この2人はアスコットの魔物にアタマやられてるからなあ。私同様(苦笑)。
でもなあ。ハードルはとにかく高い。なにせ日本ダービーを「単なる通過点だ」って考えなきゃイケナイんだから。無理無茶無謀なんてレベルじゃない。「男のロマン」なんて安っぽい言葉でどうこうってレベルの問題じゃないでしょ。それこそ、アタマのネジがぶっ飛んでないとできやしないことだ。それこそ、マトモな神経持った連中から面と向かって「アホか」と言われるぐらいじゃないと。
ただ…アスコットでの勝利には、その価値があると思う。何も知らない奴にどれだけ好き勝手言われようとも、全く気にならないでしょ。あそこには確かに魔物が棲んでる。ドバイや沙田もキョーレツだけど、アスコットの魔物もまたキョーレツだと思うな。これはごくわずかな人しか知らないことだと思うけど、まあ少なくとも日本には2人ほど私と同意見の人間がいるんだから、良しとしよう。
つーわけで、今年のPOGはこの両厩舎に期待をかけてみたいですね。いやまあ、もちろん「日本で一番尊敬してる」松山康調教師の馬も見捨てるわけにはいかないんですが。他にも色々…ただ、大原則として「目標は来年のキングジョージ」ってところはハズさないようにしないと。ということは、「凱旋門賞だ!」などというベタなこと言いそうな関係者の馬はハズすから…(以下略)
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