2月4日2008/02/05 01:16

 とてーもネタにして欲しそうだったので、本日の話題は、日曜にプレイした「天下強奪」としよう。ま、リクエストにお答えして、って奴ですな(笑)。
 
 結論から言えば、1勝1敗。両方とも東軍の勝ち。とはいえ、私のプレイはちと問題アリでないかと。修行不足を痛感するけど、それはある意味仕方ない。対戦相手は有楽斎殿。鹿内殿ほどじゃないけど、このゲームのプレイ回数は多い。
 
 私が東軍やったときの「勝因」は、とにかく焦らなかったことかなあ。何度かプレイして「序盤は焦らなくてOK」って教訓を得ていたので、一応最後まで冷静にプレイができた。ま、もうちょっと上手く戦えたのでは…って気もするけど、とりあえず「ゲームの流れを読んで、それに従った戦いが出来た」ことは評価して良いような。
 
 西軍は初プレイ。今まで色々他人の戦いを見ていたとはいえ、自分でプレイすると色々違うのはお約束。私はあえて「長島城にチョッカイを出す」作戦を採用してみた。結果から言えば機能しなかったけど。
 
 この作戦の狙いは、長島城を落として作戦ポイントを稼ぐ…ことではない。そんなのは心底どーでもいい…どころか、むしろ邪魔。ただ単に「ここを占領しておけば、効果的に川を使った防衛ラインを築ける」ってのが目的その1。目的その2は、「相手に対するゆさぶり」。このゲームは「部隊を思うように動かせない」のが最大の特徴。「いつでも奪回できる」と兵を差し向けてこなけりゃ、ず~っとここを占領できる。かといって焦って兵を差し向けてくれば、「思うように動かせない感」が強まる。その辺を狙ってはみたんだけど、やはり無理筋だった(苦笑)。
 
 あくまで私の印象だけど、このゲームは東軍が「ドッシリ落ち着いて、やるべきコトに集中する」ようなプレイを心がけさえすれば、東軍優勢って気がする。ま、題材が題材だから当然かも知れないけど。そこで西軍は、いかにして「相手を幻惑させるか」が必要なんじゃないかなあ。「怪しげな作戦を考案する」のは大好きな私としては、この方向で西軍の作戦を練ってみたいね。勝ち負け考えたら「フツーの展開」でいいんだろうけど、そこで我慢しきれないからこその私であって…(以下略)。
 
 このゲームはあまり評判が良くないって話も聞く。まあ、言いたいことはわからなくもない。システムの基本は古くさいし、裏切りの処理は大胆と言うより乱暴ってレベル。おかげで「三成の苦悩」はスッパリ斬り落とされている。はっきり言って、私好みのゲームなのかと問われれば、答えは「否」だ。
 
 ただ、単純なシステム・悩む余地のない裏切りにより、より「盤上の作戦を練る」ことに集中しやすいのも事実。それに、あの裏切りシステムは結構「盛り上がる」し。一見かなーりどーでもいいように見える部分で、「どんな武将が出現するか」が重要なんだな。無理矢理抽出して苦労して戦場に持って行った弱小部隊が「役立たず」だった時の悲しさといったら…
 
 このゲームを楽しめるかどうかは、実はある程度「資質」が必要なのかもしれない。何だかんだ言っても、「負けるとわかっている戦い」を楽しめる奴って、限られているんだよね。苦しい時・辛い時、ヤケクソになったりいじけて勝負を投げ出すのは簡単だ。けど、そこで「華麗なる負け方」ができるってのは…少なくとも私はその領域に達してないね。ある意味憧れの境地ではあるけど。
 
 私の知る限り、最も「負け方が華麗だった」のは…原居民様かなあ。能力面だけ考えればドコをどう考えても苦しいってわかっているのに、ヤケになるわけでもなく、勝負を投げ出すわけでもなく、いつも原居民様なりに頑張っていたからなあ。「負ける時は原居民様みたいに負けたい」ってのは、私の見果てぬ野望の1つだったりする。
 
 「天下強奪」は、ゲーム上の勝ち負けはともかく、基本的に「東軍優勢」で終わるのが普通だ。それがわかっていても、いかに戦い、いかに最善を尽くすか…そこに正解はないと思う。無理筋を承知の上で「家康の首」を狙う、そんなものは諦めて「ゲーム上の勝ち」を追究する、どちらも「アリ」じゃないかな。大切なのは、負けは負けとして受け入れ、その上で自分に何が出来るのか、最後まで追究する姿勢ではないかと。
 
 私自身は正直、「華麗なる負け方」ができるほど人間が出来てない。ただまあ、典型的な「勝ちたがり」って性格だから、こーゆーゲームでも楽しくプレイできるんでないかと。私は別に負けるのはイヤじゃない。いくら負けてもイイから、「勝ちたい」のだ。だからこそ、アスコット競馬場でスッテンテンにされ、泥水…よりはマシな程度のカップ麺すすって涙を流しながらも反省ゼロで「メイショウサムソン次第でアスコット行きか…」などと計画してるのだ。負けるの怖かったら、そんなことできないでしょ。
 
 まあ人には好みってモノがあり、これは正直いかんともし難い。「天下強奪」はかなりクセが強いので、好みの差がクッキリ出るのは仕方ないんじゃないかと。ただ、こういうゲームを楽しくプレイできる人間は、私にとっては賞賛に値する。「勝負哲学」が私に近いってコトだからね。私個人の意見を言えば、システムに慣れるまでじっくりプレイしてもらいたい。そうすりゃ、色々見えてくると思うんだけどなあ。