6月2日2013/06/03 00:54

 本日は、私のPOGドラフトリスト紹介&解説。関係者以外には全く意味のないモノなので、基本無視して良いです。とにかく、私が語りたいことを語る。それがココ。
 
 事前に伏せておいた、今年の「方針」は3つ。今だから公開しよう。まず1つ目は、「誰かさんの内角を徹底的に攻める」。去年のドラフトで、指名方針が被ると判明していた方に対し、「負けない」ような指名を心がける。それで獲られた馬にエーシントップがいて、コッチが守った馬にエーシンゴールドがいるんだから、今年は徹底マークで両取りを!と考えるのは間違ってないはず。
 
 方針その2。ディープインパクト産駒はゾーンで獲る。私が思うに、ディープインパクト産駒は「何でもかんでもソコソコ走り、大駆けする馬を見つけにくい」種牡馬じゃないかと。今年はストームキャット肌がやたら走ったけれど、この組み合わせは過去「特筆すべきレベルじゃねえ」って結果が出ていたのだ。つまりだ。ドラフト上位で獲ろうが、中位程度で獲ろうが、差は付けにくい。どっちも堅実に走るだろうし、大当たりの確率は似たり寄ったり。流石に下位だとスカ掴む確率が無視できないか?ってなもんだ。よって、中位で固めて獲る。
 
 方針その3。ダートで2勝し、なおかつ芝でも潰しが効く馬を積極的に狙う。ダート狙いは通常POGでは不利だ。よって無視されがちだけど、よく考えれば2勝してくれれば御の字だ。少人数多頭数の当POGでは、特にソレが重要になる。ただ、POG期間の特色として芝向きの馬が有利な番組構成であることは否定できない。よって、芝でもある程度稼げそうな、ダートが主戦場の馬を狙う。具体的には「いかにも」って外国産馬を多めに狙うだけの話。
 
 以上の方針により70頭ほどのリストが作成され、そこから色々あって指名したのが今回の30頭。フツーのPOG向きの馬はかなり少ないような。まあ、下位指名に悩むようなら参考になるかもね。
 
 1位。母ビワハイジ・父ゼンノロブロイ。「誰かさんの内角攻め」1号。もっとも、これは誰かさんの1位指名、母レーヴドスカーの報復である。どっちかが1位だろうなとわかっていたので、独占は防いでみた。デビュー時期が早くて年末とか言っているので、正直リスクは高い。けど、仕上がりさえすれば2勝は固いし、デビュー時期によっては+αが見込めるスーパー血統なので、良しとする。
 
 2位。母Ice Mint・父Sea The Stars。「誰かさんの内角攻め」2号。私の順目まで誰も母ビワハイジを指名しなかったのでソッチが1位になったけど、先獲りされたらコイツが1位だった。私にしては珍しく、馬体写真が気に入った馬。本来ならばもっと下でも獲れそうな馬だけど、誰かさんが指名しに来るのは確実なので、先に獲っておくことに。ドラフト順位は走るかどうかじゃない、獲られそうかどうかだ。正直ハイリスクな馬だけど、それはいい。一応「POG期間府中2400三冠」(ゆりかもめ賞・青葉賞・日本ダービー)狙い。ちなみに、今年はヒラボクディープがこの全てに出走する(勝ったのは1つだけ)、という快挙を成し遂げた。
 
 3位。母Eightyfivebroadst・父Tapit。「誰かさんの内角攻め」3号。母アイスミントを指名されたら、慌ててコイツは守りに来るかな…と思ったら放置したので、遠慮無く獲得。「芝で潰しが効くダート2勝狙いの馬」でもある。
 
 4位。母River's Prayer・父Distorted Humor。「誰かさんの内角攻め」4号。第2のエーシンゴールド(つまり、ダートで2勝+α)を狙っている。流石にココまで内角攻めが決まるとは思っていなかったが、「水に落ちた犬はなお叩け」(毛沢東)と叩きまくった。1~4位が走った場合、誰かさんは「ボクの言ったとおりでしょ?」ってなコメントを出さざるを得ない立場であるが、ソレ見て私は「でも、ココでは指名できてませんから」とニヤニヤできる。是非そうなってもらいたい。
 
 5位。母シークレットコード・父ネオユニヴァース。ネオユニヴァース産駒は当たり外れがわかりやすく、なおかつ「ハズレは徹底してハズレ」なので、中途半端な順位なら指名回避した方が良かったかも知れない。ただ、個人的に「フサイチペガサス肌にネオは合うのでは?」と思ったので、指名してみた。
 
 6位。母シェンク。父ディープインパクト。「ディープインパクトゾーン」1号。ゾーンで狙っているので、馬自体の評価はあんまり気にしてない。強いて言うなら、若干ハイリスクだけど長打が期待できる系かなって気がする程度。
 
 7位。母オールザウェイベイビー・父ディープインパクト「ゾーン」2号。リスクの小さそうな牝馬。2勝で終わりそうな気がするけれど、それなら問題なし。
 
 8位。母ロイヤルファンタジー・父ディープインパクト。「ゾーン」3号。「仕上がりが早そう=未出走リスクが低い」以外気にしてなかったけど、今になってみれば結構リスクの高い馬かなと。
 
 9位。母アイルドフランス・父ディープインパクト。「ゾーン」4号。大きなリスクじゃないけれど、「どうも厩舎のエースじゃない」って部分はどう出るのか。
 
 10位。母パーソナルレジェンド・父ディープインパクト。「ゾーン」5号。母系がダートっぽいのがどう出るか。現時点で小柄なので、ダートでどうこうって期待はあんまりしてない。
 
 11位。母トキオリアリティー・父ネオユニヴァース。リアルインパクトの下。「マイラーかもな」で獲ったヴィクトワールピサ様の再来狙い。ハズれれば大スベリするだろうけど、それがどうした。
 
 12位。母エミナ・父ハーツクライ。誰が何と言おうとも、キングジョージ狙いの馬。アスコットでのリベンジは諦めるワケにいかない大目標なので、そーゆー馬も混ぜておかないと。
 
 13位。母ヴァーチュ・父ハーツクライ。やはりキングジョージ要員。日本競馬がどうこうってのはあまり考えてない。
 
 14位。母Weekend Whim・父Medaglia d'Oro。メダグリアドーロ産駒は結構堅実に走るんだよね。「ダート2勝…」要員としてはオススメ。
 
 15位。母カリズマティックゴールド・父スペシャルウィーク。一応「誰かさんの内角攻め」5号になるのか?単に「スペ産駒を走らせる厩舎ってココぐらいって気がする…」で選んだだけなのだけど。
 
 16位。母ボランス・父フジキセキ。「注目度の低いサンデー系種牡馬を」ってんでフジキセキに目を付け、リスト見たらこの馬がいたので指名した…ところ、誰かさんから「あんまり痛くない」とのコメントが。言われてみれば一応「誰かさんの内角攻め」だったなあと。
 
 17位。母トリプルピルエット・父コマンズ。どうもお望みらしいので、じゃあ本格的内角攻めを再開しようじゃないか…ってなわけで内角攻め7号。ただ、リスト入りした理由は「殿下の馬」だから。余談だけど、私は「殿下とサシPOG」だけはやりたくない。無茶苦茶に馬が被りまくりそうだから。
 
 18位。母フラグラントオアシス・父パイロ。内角攻め8号&「ダート2勝」要員。おまけに殿下の馬。パイロは下位なら結構オイシイ狙いと見たけど、どうだろう。
 
 19位。母ディアウィンク・父ディープスカイ。ディープスカイ産駒は親父と似たようなリスクがありそうだけど、まあ狙ってみてもいいかなと。「サンデー系のことなら間違えないだろ!」と、あえて社台系にしてみました。
 
 20位。母Exhibit One・父Sea The Stars。シーザスターズ産駒はハイリスクだと思うけど、ソレを承知で狙ってみたかったので。難点は2位の母アイスミントと馬体の傾向が被ること。手頃な大きさの馬を狙ってみたけど、そーゆーのが走るって保証はない。
 
 21位。母ビールジャント・父ルールオブロー。ラッキーナイン&ティーハーフの下。母系の良さで何とかしてくれないかなと。一応ダート狙いに分類してみたけど、実際はよくわからん。
 
 22位。母Tizmeanttobe・父Tale of the Cat。「テールオブザキャット産駒は地味だけど狙い目!」と言い続けていたにもかかわらず、エーシントップを獲られた悔しさは…多分コイツは「ダート2勝狙い」のいつものテールオブザキャット産駒だけど、気にしない。
 
 23位。母Hot Storm・父Exchange Rate。イクスチェンジレート産駒はいいよ!基本はダートかも知れないけれど、芝でもかなり計算できるし。おまけにほぼノーマークだから、下位で指名できるのも良い。黙って指名しておく価値アリ。
 
 24位。母アーキオロジー・父パイロ。私の番手血統。この血統だとダートだろうけど、ソコソコやれるんじゃないかな。心配なのは厩舎。やはり傾向知らない厩舎は不安なんだよね。
 
 25位。母ザミリア・父コマンズ。「角居厩舎の殿下の馬」ってのがポイント。殿下にいいトコロ見せたいんじゃないかな…と勝手に想像しているので。
 
 26位。母ブリリアントベリー・父ジャングルポケット。カンパニーと血統構成が似ているんだから、この順位まで残っていたのはむしろ不思議なのかも。ま、仕上がり早いとは思えないよね。
 
 27位。母シアトルサンセット・父ステイゴールド。「池江厩舎のステイゴールド産駒」って理由で獲得。ハイリスクな種牡馬だけど、取り扱いになれている分リスクは軽減できそうかなと。
 
 28位。母カフェララルー・父マンハッタンカフェ。去年のカフェリュウジンは何故か芝中距離馬だったけど、本来はダート短距離要員。芦毛に出た今回はより確実にダート短距離要員かと。いずれにせよ2勝+αが見込めそうなことに代わりはないので、狙う意味はある。一応「松山康調教師最後の勝利はこの馬で!」って野望もある。
 
 29位。母ダイアゴネル・父ストーミングホーム。ダーレーの馬。地味に2勝してくれるんじゃないかなあ…って感じの馬。
 
 30位。母ヴェルヴェットクイーン・父ストーミングホーム。ダーレーで長打を狙うとすればこの辺か?って馬。当たれば豪快に飛びそうな雰囲気はある。
 
 以上30頭。少人数多頭数のPOGなので、マジに誤魔化しが効かない。オマケにメンバーは私を除けばスーパーサイヤ人級。多分日本屈指(=世界屈指なんだけど)の「ストロングスタイル」POGじゃないかと。「高速多頭数ドラフトに対応可能」「何だかんだ言って、2万点オーバーを叩き出せる(でも最下位)」程度の私にどうしろと。まあ、やるからには優勝目指すけれどさあ。
 
 去年のドラフトではエーシントップ・ティハーフ・ヘミングウェイあたりを「先取り」され、獲った馬も未出走で早々引退とか骨折とか…と流れが悪かった。ソレが全てとは言わないけれど、工夫次第でもう少し戦えたのでは…ってのは事実。それを反省したんだかしてないんだかはよくわからんけど、「駄目な奴」なりに頑張ってリスト作って獲得したのがこの30頭。どーせ「走る不良債権」として長年追いかける羽目に陥るので、とにかく長い目で見たい。まあ、頑張ってくれ。

6月9日2013/06/09 23:38

 唐突だが、来週日曜に大阪遠征決定。土曜初夜行での到着なので、迎撃されることはないと思う。目的は同人誌即売会。諸般の事情により、ComicCommunication17なんぞに行く羽目に陥った。一応「中小即売会偵察」を兼ねているからいいんだけどさあ…なお、比較的アッサリ偵察まで終了しそうな規模なので、時間かけて安く帰還する(と言っても「ぷらっとこだま」使うか否か程度)か、日本橋の偵察を行うかを思案中。ちなみに、かなり久々に当日カタログ仕入れます。事前調査ほとんどナシ。これはこれで楽しみだ。
 
 本日の話題は、軽く流す程度と言うことで、金曜夜の飲み会の話。ウォーゲーマー向けSNS「MustAttack」不具合対応タスクチームの打ち上げ飲み会に誘われたので、顔を出してきたのだ。ヘンなトコロに顔を出し、肝心なトコロにいない。それが私と言うことで。誘われた…と表現はしたけれど、「いつものよーに強引に割り込んできただけじゃん!」って説もある。色は悩んだけれど、あえてこの色です。
 
 場所が新宿なので、到着は遅めとなる。職場からだと少し遠いんだよな…深く気にせず主催を呼びつけ、店に合流。主賓のpegassacity殿(札幌から上京)と、主催のHA殿がサシで飲んでいるトコロに割り込ませてもらった。1次会終了間際に八王子から大返しして来られたSin殿が合流し、以上全員集合。タスクチーム3名・部外者1名。ま、他にも部外者が参加予定ではあった(残念ながらキャンセル)ので、別に厚かましいわけではない。
 
 Mustattackの不具合の内容及び修復の苦労については、門外漢なのでパス。私に技術的なことを聞かれても困る。ただ、一応「キチンとした」対応をしてくれたと聞いている。しょせん無料SNS、しかも公式性って何?ってモノである以上、私個人は「不具合直したけど、過去データの一部が消えました。悪しからず」で片付けられても文句は言えないと思っているんだけど、そうならないように配慮して修復していただいたそうな。本来ならカネ取る内容の作業だというのに。有り難い話だ。こういう方々に「有り難うございます!」とゴマをすり、ヤル気を高めてもらうのは大事だよね。もちろん、ちゃんと「太鼓持ちモード」で出撃しました(笑)。
 
 会話の内容は専門的でついて行けない…モノではなかった。まあそーだよな。1人とはいえ門外漢がいるんだし、別に共通の話題はあるんだし。その意味では、ごくフツーの飲み会だったとは思う。なんつーか、私という酒癖のあまり良くない奴がいるって部分を除けば(苦笑)。
 
 ただまあ、私としては色々収穫はあった…って、飲み会で「収穫ゼロ」はむしろ珍しいとは思うけど。私だって「楽しく飲んで、有意義な情報を交換し合う」ように勤めてはいるんだよ?勤めているだけ、って話はあるけど。その点、私は何だかんだ言って「昭和生まれの人間」であり、「コミュニケーションの基本は顔を合わせて飲むこと」だと思っている。多分だけど、この日の参加者全員がそう思っていたんじゃないかな。私以外の参加者がどーゆー資格で集まったのかを考えれば、ちょっと面白い。
 
 個人的なツボは、「MustAttackの使い方」に関する話かなあ。正直、私はこのブログがメインであり、MustAttackの方は「単なるダベりの場」としか思ってない。つか、曲がりなりにも「長文でも読みやすいように工夫してある」このブログに対し、MustAttackは長文だと読みにくいからなあ。コミュニケーションツールの1つとしては便利だし、それなりに重宝してはいるけれど、最も重要なのは「連絡事項を受け取る」であり、それ以外はかなりどーでもいい。明日閉鎖されたら流石に哀しいし不便だけれど、まあ困るってレベルじゃないよね…ってなもんだ。
 
 ただまあ、私よりもより使い込んでいて、大事なモノだと思っている人もいるんだとは思う。不具合修復その他はそーゆー人間を基準に考えなきゃイケナイ(それはわかる)ので、色々とタイヘン…という話があった。むうう。一応アタマでは「大切に思っている人基準で考える必要あり」ってのはわかる。わかるけれど、やっぱり人間どーしても「自分基準」でモノ考えちゃうよね。飲み会で実務に携わった方々の話を聞くと、「自分とは使い方が違う人間」の意見というか気持ちというか…がわかって興味深い。
 
 まあ、そーゆー「ちょっと真面目な」話題も交えつつ、基本はバカな話をして盛り上がっていただけです。良くある話ですね。その意味では、イチイチレポートをココに挙げる意味は無い。重要なのは、「F男なりのやり方」というおバカなモノとはいえ、MustAttackユーザーを代表するような形で、感謝を捧げるべき方々に感謝を捧げてきた、って部分だけ。感謝したいのに、様々な都合により飲み会に参加できなかった方なんて山ほどいるハズなんだから、「とりあえずF男を派遣しておきました!」って報告は必要でしょ。なお、その報告を聞いて「そうか。それなら安心だ」と考えるのか、「う~む、不本意だが仕方ない」と考えるのか、はたまた「F男?そんなのしかいなかったのかよ…」と考えるのかは、皆様の自由です。個人的には、いくら狭くて小さい業界とはいえ、もっとマシな人材はいくらでもいたような気がするんだけど…(苦笑)。

6月18日2013/06/19 00:33

 本日は、先週末の関西遠征回顧。いやまあ、特に語るべき何かがあったワケじゃなかったりするんだけど、一応ってコトで。
 
 自分でもよくわからん理屈に従い、ComicCommunication17なんぞに出向く。前日になって「主な遠征理由」が落ちたりしたんだけど、ソレを気にするような精神構造はしていない。ソコに可能性があるなら、出掛ける。「追いかける」とはそーゆーものだ。
 
 この即売会、実は終わりが近い。今回がインテックス大阪最後の開催で、次回が最後だとカタログに明記されている。諸般の事情により、中小オールジャンル即売会は地方中心に色々厳しくなってきていると聞いてはいたが、その影響かねえ?後継イベントが出現することを祈っておきたい。なお、次回参加するかどうかは今のところ決めてない。今回はちょっと特別であり、基本は「参加しなくちゃ」ってイベントじゃないとは思う。けど、最終回と聞くとちょっと…
 
 いつものよーに夜行バスに乗り込み、いつものよーに大阪駅周辺にたどり着く。ここでアクシデント発生。携帯の電源を切り忘れていた。おかげで電池切れ寸前。コンフェデ杯の結果見てないし、競馬中継でも聞こうかと思っていたのに…とはいえ、ここであがかずに「仕方ない」で片付ける。まあ、私にとっての携帯なんてその程度だ。
 
 カタログは当日朝になって初めて入手。それでも戦える自信はあったし。普段私が「カタログがぁ~!」と騒いでいるのは、主戦場が「そんな私でも、カタログチェック抜きでは戦えない」ほど激戦区だからだ。戦場の規模がデカいコミケとか、売り切れが滅茶苦茶早いゲームマーケットとか…
 
 とりあえず、お目当てのサークルが薄いコピー本出しているのは知っていたので、朝イチでゲット。後は会場内をぶらぶら回る。「挨拶しなきゃイケナイ」レベルのサークルは流石になかったけれど、知ってるサークルはいくつかあったので、顔は出しておいた。そのほとんどが新刊ゼロ。軒並み「新刊はコミケ予定です、お楽しみに」だった。他のサークルもせいぜいが「関西初売り」程度で、この日の新刊はごく少なかったように思う。これは色々苦しいなあ。ただまあ、私がイジョーなだけなので、フツーは問題にならないのかも。
 
 電源不要ゲーム系はとりあえず1つ。ゲームマーケット大阪で入手済みだけど…会場規模が倍くらいのこみっく☆トレジャーと比べた場合、「割合から考えるとこんなもの」って気はする。とりあえず、都内及び大阪付近に話を限定すると、男性中心のオールジャンル即売会では「何かしらある」と考えて良さそうな感じ。とりあえず1,000サークルほどの規模であれば「いる可能性の方が高い」ようだ。ただし、セミダミーサークル(一応キチンと本を持ち込むけれど、開始1時間ほど誰もいないサークルのこと)含めての話だけど。
 
 何だかんだ言ってそれなりの時間を掛けて会場を回った後、前々から一度見ておきたかった日本橋へ行ってみる。どんな街なのか見ておきたくて。地図はスマホがあれば…と思っていたけれど、電池切れ。不安を抱えつつも「まあ何とかなるでしょ」で行ってみた。とりあえず向かったのは地下鉄の日本橋駅。そこからとりあえずメロンブックス(同人誌扱っている本屋の1つ)を目指す。入手したカタログに広告があり、ソコに店舗の位置が載っていたから。まあ「この辺」がそーゆー街なんだろと。方向音痴ぶりを見事に発揮してワケわからんトコロに迷い込みかけたけど、とりあえず「そーゆー場所」を発見し、アニメイト・とらのあな・メロンブックス・イエローサブマリンにボークス…といったあたりを「攻略」できた。
 
 とりあえずの印象。日本橋ヲタク街って、駅から案外歩くのね…。その辺、秋葉原とは感覚が異なるかも。JR池袋駅から「乙女ロード」へ向かうよりも歩いた気がする。最も、この辺は慣れの問題も大きそうなので、地図で比較してみないと断言は出来ないかな。品揃えは…う~ん、ザッと回っただけじゃ断言しにくい。とりあえず、秋葉原ほどじゃないとは思う。同人誌って東京以外はみ~んな地方であり、大阪であってもやっぱり「地方都市」扱いだからなあ…一応、イエサブがあってコマンド誌とGJ誌が入手できる分、私の地元大宮よりは遙かに「F男フレンドリー」ではある。けれど、単純に各種アイテムの入手だけ考えたら、帰宅早めて秋葉原に立ち寄った方が手っ取り早いのは間違いない。その意味では今後大阪入りした時に「毎回立ち寄ってみる」価値は無さそう。ただ、いずれ機会を設けてより深く調査してみたい気もする。
 
 そーゆーわけで「大戦果」とはいかなかったけれど、毎回大戦果を求めて…ってのは私の好みじゃない。ガツガツと戦果を求めるより、ぶらっと行ってテキトーな戦果を獲得し、ついでにより大きな戦果が得られればOK…ってのが、私好みの旅だ。その辺、時間の使い方は贅沢に出来ている。だからこその「大貴族」なのだ。「平民落ち」してしまうとこんな贅沢は出来ないからなあ。別に貴族だから偉いってワケではなく、それどころかどう考えても平民の方が偉いんだけど、これぐらいの役得?はあってもいいんじゃない?つか、そうでも考えないとやってられん。いくら単行本作業があるとはいえ、GWのコミティアで落ちた本を再度落とされるとは…覚悟しててもキビシーものがありますよ。トホホ…

6月24日2013/06/25 01:26

 フェノーメノについてはさておく。さておかせてくれ…本日は、ハードなウォーゲーマー向けの軽い話題。「ヒト電におけるスターリングラードとコーカサスの意義」について。
 
 今月初めに出たGJ47号。付録ゲームのテーマが青作戦ってことで、いくつかのゲームにおけるスターリングラードとコーカサスの意義について語っている。ちょっと面白かったので、ここで触れてなかった「ヒトラー電撃戦」(CMJ80号)について私から語っておこうかと。
 
 実を言えば、ルールとマップを見る限りでは、スターリングラードとコーカサスの意義は低い。スターリングラードは「更地」だし、コーカサスは一般戦略ポイントが1点あるだけ。そんなに重要な土地じゃないように見える。事実、私もそう思っていた時期がありました。
 
 私がコマンド誌に書いた研究記事では、「流石にそれぐらい自分で考えろ」と、42年の独軍の指針にはあまり触れていない。一応「東部戦線に深入りしすぎて、米軍の突撃喰らってベルリン占領されないように注意せよ」とした程度。正直言うと、流石に細部までは研究が追いついていなかった。
 
 42年に独軍はどうすべきか?とりあえず、攻勢は出来る。西側の守りも気になるけれど、とりあえず無難にアフリカに行ってくれるのなら、時間に余裕はある。油断していると42年中に伊が降伏させられるので、シチリアに守備隊を送っておきたい所ではあるけれど。とりあえず守備に転じるとか、西側へ兵力を移送するとか、果ては大撤退するなんて選択肢もあるんだけど、この辺を語っているとキリが無いので省略。東部戦線での攻勢目標に話を絞って語っておこう。
 
 まず目標になりそうなのが、レニングラード。価値が高いし、赤軍の増援登場ゾーンからやや遠いので、比較的占領も楽だ。狙いとしては悪くない。ただ、難点は「部隊の配置転換がヤヤコシイ」ところ。私が推奨した「41年に南方資源占領を狙う」を採用した場合、独軍主力は南方にいる。コイツを単純に北に持ってゆくと、南の守りが手薄になる。よって中央の歩兵を南方に、北方の歩兵を中央に…ってな移動をやりたくなるが、こんなことをするとベラボーな量の燃料が消費されてしまう。北の歩兵を戦略移動?同じだ同じ。むしろ増援の装甲部隊を北方に持ってゆき、新しく打撃部隊を作った方が早いかもしれない。ヘルシンキに3戦力混成軍を海輸して、北からレニングラード直撃なんて手も面白い。ソフィン戦争でフィンランド軍がボコボコにされていなければの話だけど。余談だけど、私はこの不安が消え去るって理由も含め、フィンランドは滅ぼしておくことにしている。
 
 やっぱ漢はモスクワ狙いでしょ!まあ一理ある。ただ、モスクワはかな~り守りやすい土地で、シャレにならない反撃も予想される。ソ連を降伏させて華麗に勝ちたい!そうじゃなきゃ勝利とは言えない!ってな野望があるんならともかく、単純に勝ち負けだけ考えた場合、強くオススメはしにくい。
 
 じゃあ、史実通り青作戦?確かにコーカサスは進撃しやすい土地だろう。けれど、それだけが目標じゃ、なんかセコい…と思っていた時期があったんだよ私にも。バクーまで占領できれば、中東なんてすぐそこだ、って事実に気づくまで。普通、英軍はまさか中東に敵の大軍が降ってくるなんて予想してない。よって、カラッポで当たり前。バスラとバクダッドを占領したあげく、なんか間違った方向からエジプトを目指すことさえ夢じゃないのだ。実際、私はソコまでやったことがある。
 
 でも、それって気がつかれたら終わり…ってワケでもない。青作戦発動を見て用心した英軍が、中東守備隊を派遣したとしよう。半端な部隊だとアッサリ蹂躙されて終わるので、それなりの部隊を送り込む必要がある。それはいい。問題はその後だ。「中東どころか、バクーまでもたどり着けなかったよ、残念だ」と言って独軍が撤退した後、コイツらはどうなる?部隊を送る時はいい。中東は実は英軍の生産拠点でもあるので、生産でココに部隊を作ればいい。けど、転送は?前線ってドコだよ。そこに輸送するために必要なコストは、正直バカにならない。けど、それを抽出しないと思いっきり遊兵だ。そう、青作戦は「英国の貴重な陸上兵力を中東へ誘引することにより、シャレじゃ済まない燃料の無駄を強要できる」って効果が期待できるのだ。正直、最初の印象より「成立する」作戦だと思う。
 
 とはいえ、何も考えずただコーカサスを南下してゆくのは危険である。脆弱な側面を攻撃され、ロストフ陥落でA軍集団丸ごと補給切れ!となるかもしれない。そこで、この辺に集結した赤軍を叩いて損害を強要し、反撃の余裕を奪えば…と考えて何が悪い?燃料配分が難しそうだけど、赤軍の動きを見てA軍集団とB軍集団のどちらを動かすのか決めるようにすれば、うまくいくかもしれない。B軍集団の目標は別にスターリングラードとは限らないけれど、その周辺で激戦が生じる可能性は高い。
 
 ただ、スターリングラードはモスクワ同様に守りやすい土地である。赤軍の増援登場位置からの距離がそうなっているのだから仕方ない。ただ、モスクワは「占領すべき目標」なのに対し、スターリングラードはあくまで「ソコに集結している赤軍を叩けばよい」土地である。無理に占領する必要は無いので、「突っ込み過ぎて猛反撃喰らいました」とはならないはず。もちろん、アツくなりすぎて「スターリンの名の付いた土地で負けられるか!」とか言い出さなければ、の話ではあるが(笑)。
 
 つまりだ。結論を言えば、ヒト電においては、青作戦は結構成立する作戦なのである。コーカサスは額面以上に重要だし、スターリングラードは激しい叩き合いが生じやすいのだ。少なくとも「有力な選択肢」だと思うな。もちろん、深入りしすぎると馬鹿を見るコトになりかねないので、慎重な運用が必要とされるけど。史実という後知恵を知ってる我々にしてみれば、限界を見極めてより慎重に行動することは難しくない…んじゃないかな。
 
 受ける赤軍にしてみると、青作戦への対処は楽じゃない。増援を送り込むのに戦略移動を必要とするコーカサス方面で相手の攻撃を受け止めることを優先すべきか、それとも増援を送り込みやすいスターリングラード方面での反撃を優先すべきか、判断が悩ましいのだ。バクーを抜かれた時のことを考えると、英軍をどれだけ中東方面に送るのかも考えなくちゃイケナイし。他の作戦は「何をするべきか」が比較的ハッキリしているのに対し、そこがボヤけやすい分、間違いやすい。まあそれは独軍側にも言えるコトなので、うまくいけば史実同様の反撃が華麗に決まるかもしれないけれど。
 
 何がどうしてどーなった結果なのかはよくわからないけれど、ヒト電は研究すればするほど「ヒトラーの作戦」に近づいてゆく…少なくとも私の研究ではそうなっている。まあ違う部分も大いにあり、「とにかく史実に近づく」とまではいかない。けれど、ソレっぽい誘導ルールがほとんどない(気がつきにくいだけで、チャンとあるんだけれど)にもかかわらず、なんかソレっぽい展開になるのはお見事だと思う。似たようなテーマのゲームはいくつもあるけれど、私のお気に入りはやはりコレだなあ。
 
 ただまあ、コレはあくまで私の感想。より戦略眼の高い人間から見たらどうなのかは知らない。つか、「バクーを抜けば中東まで行ける」→「でも、ココだけで押し切ろうとすると、反撃でロストフ獲られたら危ない」→「じゃあ、この方面にも有力な部隊を送って反撃用戦力をすり減らせば…」ってな思考を経て思いついた作戦案が、批判されることの多い…どころか批判だらけの「青作戦ヒトラー案」と同じと気がついた時の気分は…だからぁ、ヒトラーと同じじゃ負けちゃうんだってばさ!