4月29日2013/04/30 00:42

 青葉賞の結果に眉をひそめ、春天の結果に悪態を…え?違うだろって?その通りですね。28日のレポートをお届けします。
 
 前日「迎撃」のためそれなりに飲み、いい気分で帰宅中に着信が。「イベント後はヒマ?」という飲みのお誘い。これがフツーのお誘いなら、「多分どっかの打ち上げに顔出したくなるんだろうな」って理由で断ったかもしれない。しかし、世の中には「生死がかかってない限り、絶対断れない」相手ってモノが…あああ、また予定変更だ。午後の予定を中心に色々変更があった。
 
 朝早く起きてコミック1の入場待機列に。8時程度に到着したんだけど、すでに大行列。これは覚悟していたことだからいい。コミケの一般入場だったらコレよりスゴい。むしろ問題は開始時間。コミ1は10:30でゲムマは10:00。「アッチはもう開始か…」と思うと、ものすごい焦りが。ま、焦ったって仕方ないんだけど。
 
 入場後はまず混雑するトコロへ。いくら遅めの入場とは言え、「混雑のピーク」はまだ早い。その前に混みそうなトコロを片付けておくのがセオリーだ。とはいえ、ここで時間を喰った(想定内ではあるが)関係上、他の混雑サークルは「ピーク後に攻めた方が良い」と判断し、そんなに混まないトコロを攻めてから転進。
 
 ゲムマ到着は一応午前中。予定通り。文字通り速攻で目的の場所を回る。用事はいっぱいあるのだよ!挨拶は思い切って省略、とにかく「じゃあまた後で!」って捨て台詞残して飛び回る。この時点で大量の荷物が生じたので、某所で預かってもらって再度コミ1に転進。
 
 再びのコミ1で「さっきあえて見送ったトコロ」を攻め、予定外のモノもいくつか入手しつつ、再びゲムマに。挨拶はしなくてはならない。なんか山ほど挨拶して、色々ダベった。つか、ある意味コッチの方がメインである。こーゆー交流こそが即売会の醍醐味なんだし。複数回「お待ちしておりました」と言われた気がするし、某有名ブロガーからは「顔を見ないと即売会に来た気がしない」などと言われてしまった…う~む、ウォーゲーマー限定とはいえ、ある意味私自身が名物と化しているのか?いいことなのかな…いいことだとしておこう。考えたら負けだ。
 
 ちなみに、何を入手したのかは全くもって未整理状態。コミ1入手物の大半は「軍事機密に抵触するので非公開」だけどな。ただ、最初に入手したトコロのセットに紙袋が付属していた関係上、思いっきり軍事機密に抵触する「恥ずかしいブツ」を持ち歩いていた気がするのだけど。この点にツッコミたい方は、飲みの席という非公開の場所でお願いしたい(笑)。色々言い訳はある(おい)。ついでだから、紙袋と一緒に持ち歩いていた手提げ袋について解説。アレは今年2月に「実用性を求めて」某即売会で入手したモノ。いくつか選択肢があったが、その中で最も頼りになり、なおかつ最前線に遠慮無く投入しても良心が痛まないキャラは誰か…と考えた末に選ばれた。「戦死もあり得る過酷な戦場での相棒」として考えた場合、小林源文先生描く主役キャラの次ぐらいに頼りになると思うぞ、「まどマギ」のマミさんは(笑)。
 
 とりあえず軽く紹介しておこう。コミ1で入手した同人PCゲーム「ガールズパンツァーブリッツ」はちょっと話題になった。一応、ヘクス使用のマトモなシミュレーションゲーム風のように見える。18/禁だけど。18禁部分は心底どーでもいい(コレを問い始めると絵柄がどうだのシチュエーションがこうだの…ってな話が始まるので、問わない方が良い)が、なかなか楽しめそうだ。あと、大阪で入手し損ねた「ぐるぐるパンツァー」(サークル名:中村誠)が結局入手できたのは大きい。F男認定「2013年バカゲー大賞」受賞最有力候補である。私が入手したモノに限定すれば、歴代でもトップクラスだ。当日あの場にいたウォーゲーマーのかなりの割合が入手したと思われる「イングロリアス・パンツァーズ」(サークル名:このシミュゲがスゴい)も相当なバカゲーだけど、残念ながらアレには及ばない。
 
 とりあえず今回の傾向として、「ガルパン」人気を当て込んだ?戦車戦ゲームが多数見受けられた。いや、全部が全部「そーゆーモノ」じゃないとは知っているけどさあ(笑)。ただ、「ブームを利用する」って姿勢は決して悪くないと思う。そんなものに釣られて入手した人間の大半は「ゲーマーとして定着するワケじゃない」けれど、低確率ながらそうなる奴はいてもおかしくないし、とにかく売れればこの業界としては多少潤うわけで。
 
 なお、挨拶回りしたのはウォーゲーム系だけじゃない。色々癒着している某サークルとか、ウォーゲームデザイナーでもある某氏のサークルとか、以前別の即売会で見かけて「ゲームマーケットに来なさい」って言ったら本当に来たサークルとか、ある意味心底ワケわからん範囲にも挨拶した。来賓扱いされるような方々はともかく、それ以外ではトップクラスの「顔の広さ」じゃないだろーか。まあ、それがF男と言えばそれまでだけど。みーんな私のこと「フツーじゃない」と言うものな(笑)。顔は地味だと思うけど、忘れがたい何かがあるんでしょ。
 
 15:30頃、おもむろに会場を撤収、新宿に向かう。コミケにおける「上司」と飲むためだ。この誘いは断れない。そーゆーものだ。一度気力が抜けたので倒れそうになるが、アルコールパワーで気力を再注入、6時間ほど飲んでました。元気だなおい。けど、今日はもう色々駄目だった…明日仕事なのに(苦笑)。こと同人の世界に関しては、私は「浪花節的な人間関係」を構築している。同人とはそーゆーモノだと思っているので。顔が知られていれば挨拶は欠かさないようにするし、知られて無くても色々忠誠は尽くす。たとえそのため体力削って広いビッグサイト内を飛び回ることになっても。それがF男の「心意気」である。まあ、それを示された側は迷惑かも知れないが(苦笑)。これは私が「上司」の背中見て勝手に覚えた「鉄則」である。普段滅多に顔を合わせない関係だからこそ、こーゆー「基本」が大事だと思う。
 
 ゲムマの客の入りは好調だったようで、どうも同人ゲーム界はまだ拡大傾向にあるらしい。ウォーゲーム系に限定してもそんな感じで、それなりに景気良い話をいくつか聞いた。う~む、正直に言おう。いくら何でも聞いてねえ。数年前の私に「同人ウォーゲームにちょっとしたブームが来ると思うか」と聞けば、「来て欲しいけれど、あり得ない」と即答したんじゃないかな。これはプロレベルでも同様らしく、今回の「ウォーゲームハンドブック2013」内に再収録された「野獣げぇまぁ」(文:徳岡正肇)にはゲームマーケット関連の話題が山ほどあり、いずれの記事を読んでも盛況ぶりへの驚きと喜びがヒシヒシと伝わってくる。
 
 そりゃあね、私は同人ゲーム、特にウォーゲーム系を見かけるたびに「未来は明るいと信じて、活動を継続し、可能ならば推進すべし」と説いてきた。古くからの同人ゲーム愛好家は結構いると思うけれど、もし私特有の何かがあるとするならば、作り手に面と向かって恥ずかし気もなくコレを高言した、って部分であろう。同人ゲーム買うような奴は、内心みんなそう思っていたと推測するけれど、流石に実際口にする馬鹿は少なかったのでは。我ながら無責任なことを、と思っていたんだけど、なんか作り手皆が色々奮起して、よくわからんけど本当に栄えた。気分は「川藤(その昔の阪神の選手。代打で有名)を出さんかい!」って言ったら本当に出てきて、「ホンマに出してどうするんねん…」って言ってた(ここまでサントリーモルツCMのパクリ)らホームラン打った、ってなもんだ。多分オレのおかげじゃない、でもなんかすごい。
 
 この流れに上手く乗っているように見えるのが、コマンド誌。だって、最新号付録は同人ゲーム「竹島ショウダウン」続編(笑)だし、第2特集っぽく組まれたアフリカ戦特集では同人ゲームを2つも紹介している。商業モノと並べてだ。つか、「SLGamer」をさもどこぞのゲームメーカーの作品のように紹介している点には吹いた。「もはや同人じゃねえ」ってか。
 
 これから先、同人ゲーム界がどーなってゆくのか。それは私にはよくわからん。けれど、とりあえず私が「最前線で」取材を続けるつもりであることは間違いない。そんな覚悟?を持った阿呆が他にいない以上、自分が知りたいことを知るためには自分で飛び回るしかないから。誰か他にやってくれれば遠慮無く楽隠居するのに…と思わなくもないけれど、結局は「顔出さないと義理が果たせねえ!」とか言って飛び回ることになるんだろうな。ある意味因果なシゴトだな。ま、好きでやってることだからいいんだけど。
 
 まあ何と言うか、予想以上にタイヘンな1日でした。気力が充実している当日はともかく、流石に気が抜ける翌日はキビシーですね。とはいえ、昔ほどじゃないにせよ私はまだまだ動ける。気力が抜けると反動がキツくなったのは事実だけど、気力さえあれば「体がついて来ない」なんてことはない。これからも元気に飛び回りたいモノですね。とはいえ、今回みたいにキツい日程はカンベンして欲しいけど…コミ1の全体巡回できなかったからスクールカレンダー入手に失敗したし…ブツブツ…

コメント

_ BHW ― 2017/04/13 21:40

I think this is one of the most vital info for me.
And i am glad reading your article. But should remark on few general things,
The site style is wonderful, the articles is really excellent : D.

Good job, cheers

_ Beth ― 2017/05/08 07:42

You can definitely see your expertise in the paintings you write.

The arena hopes for more passionate writers like you who are not afraid to say how they believe.
All the time follow your heart.

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