2月5日2006/02/06 00:24

 本日の新聞から小ネタを1つ。諸般の事情により、この手の話題に敏感なので。はっきり言ってどーでもいい話ではあるけど、それを採り上げるのが私。
 
 本日の某新聞を読んでいたところ、「ライブドア騒動が中・高生に与えた影響」なるものが載っていた。今は中高生でも株取引してる時代だからなあ。色々と影響あるんでしょ。
 
 中高生の株取引。正直言って、私はオススメする気にはなれない。アレはバクチの一種でもあるからね。リスク管理って概念が理解できるってんならともかく、不用意に踏み込むと危険じゃないかな。今の学校教育でリスク管理をちゃんと教えているとも思えないし。もう少し「カワイイ」バクチ(例:競馬・麻雀で調教してからデビューしてもいいんじゃない?もっとも、コッチの方は「校則違反」なんだけど(笑)。
 
 閑話休題。その記事を読んでいたら、中高生も「インチキは卑怯だ」との感想が多かったとか。まあ正常な感覚だな。株取引の錬金術で儲けることそのものはともかく、やはりインチキはいかん。ここまでは別にネタにするような話じゃない。ネタにする部分は、コレに続く部分。ある高校生が、「世の中のルールを知ることが大事」と、法学部を志望すると答えていたのだ。
 
 このくだりを読んだ瞬間、地検特捜部の高笑いが聞こえてきそうだった。最近の特捜はライブドア事件に防衛施設庁談合疑惑と大活躍で、新聞記事を読んで気分を良くしているのは確実。でも、今日のこの記事が一番「してやったり」って気分になれるんじゃないかな。
 
 事の是非はさておき、中高生から株取引してるような奴は、間違いなく「経済」に興味があるはず。放置しておけば、経済系の学部に入りたがるんじゃなかろーか。少なくともその割合は多いでしょ。そーゆー若人に、「法律を学ぶのは大事だ」ってことを叩き込んだんだから、それだけで地検特捜部としては「お手柄」だったのでは。
 
 そりゃあね、世の法曹関係者の全てが善人だなんて言う気はない。けど、いやしくも法曹関係者で、「法律を学ぶことは大切だ」ってコトを否定する奴はいないと思う。単に法学部を出た「だけ」の私でさえ、それは否定できない。そんなことをうまくアピールできたんだから、地検特捜部(当たり前だが法曹関係者)にしてみりゃ、大喜びだな。
 
 世間がどれだけ覚えているのかは疑問だけど、法曹を巡る環境は色々と変化しつつある。司法試験合格者を増やそうってプランが推進中だし、そのため法科大学院なる制度も作った。さらに、一般人を法廷に巻き込む「裁判員制度」ってのも導入が決まっている。資格その他についてはともかく、「法律について学びたい」若者を増やしたい、ってのが法曹界全体のホンネだろうね。
 
 法学部なんてのは文系の「花形学部」であり、放置しておいても一定の学生は集まると思う。それでも、「偏差値高いから」なんて理由で選ばれるより、「法律の勉強したいから」って理由で来てくれる学生の方が有り難いだろ。そのための教育機関なんだから。大学の理事会なんかはともかく、そこから法曹界に進んだ連中(教授なんかも含む)にしてみりゃ、そう思いたいでしょ。高校側がそーゆー教育してるかどうかはともかく。
 
 今回のライブドア事件が世間に与えた反響は大きく、一部からは「特捜が日本経済を滅茶苦茶にしやがった」なんて逆恨みまで聞こえてきた。でも、地検特捜部としては、世間に「守るべきルールとしての法律」の大切さを叩き込んだってだけで、摘発した甲斐があったってところでしょ。その観点からは、ロッキード・リクルート事件に匹敵する「グッジョブ」だったね。
 
 私はホントに「法学部出ただけ」に過ぎないので、こんな記事が出てからこーゆーコト書いているわけだけど、本職にしてみれば強制捜査の段階からここまで予測していたんじゃないかと思われる。そーかぁ…ちょっと思い当たるフシがあるんですけど。うーむ、法律家恐るべし。逆らわない方が身のためだな(苦笑)。

2月6日2006/02/06 23:55

 思い出したようにPOGの話題。今年はいつもとちょっと様子が違うので、今のうちに語っておこうかなと。今語っておかないと、これから語る機会なさそうで(苦笑)。
 
 例年成績が冴えない私だけど、今年は何故か調子がいい。現時点でオープン馬が3頭もいるのだ。まあどいつもこいつも地味だけど、私にしては珍しく期待は大きい。
 
 「シングスピール×母の父マルジュ(原居民様の父)だから」ってだけで獲ったマイネルシュピール。こいつが2勝してる。「東京2400が上手だといいなあ」って妄想抱いていたら、ゆりかもめ賞(東京2400)なんぞ勝ちやがった。なんかすげー微妙(笑)。ダービーと同じコース同じ距離だけど、ここ勝った馬ってあんまり出世してない気が…でも、とりあえずは私の妄想に合致する成績を残してくれたわけだ。偉い。夢は当然ジャパンC…って、ダービーどこいった(笑)。
 
 もう1頭のオープン馬は、1位指名馬。私の1位指名がマトモに走るのって、いつ以来だろ。ダートでの2勝と「ちょっと地味」ではあるけど、それはそれでご満悦。だって血統見る限り、どー考えても芝の方が走るからね。ついでに強くなるのは古馬になってからって話もあるけど、そこは仕方ない。
 
 最後の1頭は、ダイヤモンドヘッド。重賞で2着してるから、知ってる人も多いでしょ。「重賞に出走しそうな馬」って基準で選んだので、これまた期待通りの活躍と言える。
 
 とまあ好調な馬ばかり並べたけど、後はちょっと…まあ、私の馬なんて毎年そんなものだ。とにかくデビュー率が悪い。この点だけはなんとかならんものかね。もっとも、ちゃんと資料調べない私が悪いだけなんだけど。
 
 今年の成績に関して言えば、「趣味に走った馬」で勝っているのが嬉しい。マイネルシュピールはその筆頭だけど、ナイアガラだって父ファンタスティックライト様だからね。そりゃあ偉大な先人に比べれば「まだまだ」な連中だけど、期待膨らむよね。これこそ「血統のロマン」だよね。
 
 昔々、まだサンデーサイレンスがいない頃、POGってのは「こういう」馬を指名する遊びだった。今じゃ全然別のゲームになった気がするけど、それでも私はこーゆー馬の指名を続けている。古くさいと言えば古くさいけど、まあ何というか、私って人間はそーゆー奴なんだから仕方ない。よく言えば素朴ってコトですね。
 
 最終結果はロクなもんじゃないだろうけど、現時点なら色々と妄想抱いても許されるんじゃないかなあ。確かに共同通信杯じゃレベルの高い競馬が繰り広げられていて、「あいつらに勝たないとクラシック獲れないのか」って気分になる。現実は厳しいなあ。ただ、この時期の評価が全てじゃないはず。ワケわからん急成長を遂げる可能性だってあるんだから。この時点でオープンにいるようなら、「ひょっとして…」って夢を見てもいいんじゃない?今日の所は気分良く放言しただけで終わりにさせて下さいな。どーせ春先になったら萎むんだから(苦笑)。
 
 追伸:今気がついたけど、シングスピールも原居民様も、ファンタスティックライト様も日本馬じゃない…なのに「血統のロマン」語るかオレ。間違ったことは言ってないはずなんだけど、やっぱ何かがオカシイ…