10月22日2007/10/23 00:08

 お前それでもまくまくの息子かぁ!…ってのはさておき。いやあ、ついやっぱり…比べちゃイケナイんだろうけど…
 
 本日のネタは巷で話題の?「初音ミク消失事件」とでもしようか。最近この色のネタやってなかったし。
 
 「初音ミク消失事件」とは?ちょっと説明が難しいなあ。まず、「初音ミク」ってのは、音楽作成ソフトである。歌詞と曲を叩き込めば、音楽にボーカルつけてくれる…ってもの。私は「守備範囲外」だけど、ハマる奴がハマるのはわかる。
 
 このソフトには比較的どーでもいい「機能」として、アニメ絵のネーチャンのイラストが付随している。こいつが「歌手:初音ミク」として歌いますよ~ってことだね。まあ、売り方の方向性としては「大いにアリ」ではないかと。コッチの方が振り付けをつけやすいわけで。どこぞのTVで「この色のネタ」扱いしてたようだけど、私はこの程度じゃそうする必要性を感じませんね。一般人の発想なんてしょせんその程度よ。けっ。
 
 閑話休題。このソフトはそれなりにウケている(現在進行形)ので、当然このアニメ絵も増殖中だ。にもかかわらず、GoogleとYahoo!の画像検索でこの絵が表示されないって事態が発生した。これが「初音ミク消失事件」である。
 
 実はこの事件、結構根が深い。以前から「検索サイトの検索結果には、何かしら細工がある」って噂はあった。私は具体例に遭遇したことは…一度あるかな。かなり以前に、「ごく一般的な単語で検索をかけた結果、私のこのサイトが上位1ケタに来る」ってことがあったので。あれはどう考えても何かの陰謀だろ(苦笑)。ま、そのおかげでこのブログの読者層が変化したワケではなさそうだけど。
 
 検索結果に細工があるのは、むしろ当然のことだと思う。世の中には「検索結果で上位に来るよう工夫する」ことでメシ食ってる連中がいるからね。その宣伝効果は無視できないから。その気持ちはわかるんだけど、それってある意味「世間に迷惑かけてる」ような気がするんだけどなあ。ま、こんなことやる連中に何言っても無駄だろうけど。そういう連中の野望を打ち砕くためにも、ある程度細工してくれないとむしろ困る気が。
 
 もちろん、検索サイトが正しいなどと言うつもりはない。その気になれば色々と情報操作できるわけで。それがイヤなら、単一の検索サイトに頼るなよ…って話はあるけど、私もやはりGoogleに頼っているからなあ。ただ、私は「URLは知らないけれど、行きたいサイトは決まっている」って時に検索エンジンを使うことが多く、上位に表示されない程度なら「オラオラ、隠してんじゃねーよ!」とばかりに、より複雑な検索式(検索キーワードのこと。実は色々複雑な指定が出来る)を叩き込むだけではあるんだけど。
 
 ただ…検索サイトとしては、そーゆー「細工」のことは黙っていたかったはず。気がつかれるようでは信用低下するだけだから。たとえそれが「職場でモロはまずいでしょ」などという「親切な」意図であってもだ。ところが、「初音ミク消失事件」では、どうもこれが何かしらうまくいかなかった結果ではないか…とされている。ついに表面に出ちゃったわけだね。
 
 何でこんなコトが起きたのか?現時点では「調査中」らしい。検索サイト側が意図してこんなモノを隠す意味はない。普通の検索ではチャンと出る(確認済)以上、画像検索だけ隠してもほとんど無意味でしょ。他にも色々噂は飛んでいるけど、今現在は謎としか言いようがない。可能性で考えたなら、何かしらの事故だろうけどね。ただ、悪意ある細工の可能性は否定できないかなあ。
 
 この問題が深刻なのは、「悪意ある細工」かもしれない…ってところである。細工だとしたら悪意でしょ。「検索サイトに頼り切った、今のネット社会に警告を…」などという「善意の?」細工なら、もう何らかの発表があるはずだし。悪意ある細工だとしたら、GoogleとYahoo!の検索は「悪意で色々細工された結果かも…」って疑問を払拭できなくなる。現時点でチャンと初音ミクを表示するサイトも含めて、信用しにくくなるかな。
 
 単なる事故なら一安心…かぁ?「細工じゃありません、信じてください!」って言葉に真実味を持たせるため、ある程度詳しい説明が必要なはずだ。でもそれは「これから細工しようと思っている」連中にとって是非聞きたかった情報かもしれない。検索結果から特定の情報を抹殺する役には立たないとしても、「下の方に押しやられるのを防ぐ」役に立つだけで喜ぶ連中が山ほどいそうな…
 
 私はネット上の情報は基本的にさほど信用してない。やはり紙の上の活字を見ないと、どーも落ち着かないことが多いんだよね。ネット上の情報は紙にない利便性があるので、活用頻度は低くないんだけど…それゆえ、こーゆー「怪しげな細工」が表面化したからって、「ふ~ん」で終わり。ただ、コトがコトだけに「オレは大丈夫」で済む問題でもないでしょ。間接的に何かしら巻き込まれる可能性は高いんだから。
 
 情報ってのは、入手すればいいってモノじゃない。大事なのは、それをどう活用するか。こんなことは紙が発明される以前からの常識なんだけど、昨今はネットのおかげで軽視されがちだったことではないかなあ。そう考えれば、今回の事件は「ググればOK」という安易な発想に水をかけたって意義がありそうな気がする。人間、痛い目に遭わないとなかなか学習しないからねえ。特に私は。いや、私は痛い目に遭遇してもちっとも…(以下略)
 
 今回の事件は、「存在を知ってる奴が多く、それがため検索結果の比較が用意で、さらにトラブったのが最大手と二番手」という、絵に描いたような見事な警鐘になった。ただ、だからってホリエモン残党(Livedoor)だの悪の帝国(MS Live Serch)だのを信用しろと?「深刻に考えるのはアホらしい」で片付く問題じゃないんだよね。まいったなあ。

コメント

_ はねだ ― 2007/10/25 12:23

 意味わからないぞー。
 噂と噂を掛けて、真実のように語るのはどうかと思うぞ。

 1番信憑性が高いのはこれだと思うよ。
http://d.hatena.ne.jp/lastline/20071019/1192782172

 ほかにも、検索項目が8月31日のものだから検索出来ないってのもあるよ。

 ネタが2日遅いよ。

_ F男 ― 2007/10/26 01:06

私も「検索サイト側の陰謀説」ではないだろうと思っていましたが…クロール時期によるモノ説が正しい可能性は高いですね。これだとすると案外単純な理由だな。
だとしても、今回のニュースにより、「どーすりゃ検索上位を達成できるか」に燃える連中が利益を受けた気がするのは確かです。正直、私としてはそれが一番気に入らないんですよね。

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