6月9日2006/06/10 02:09

 明日も仕事。しかも1人で。信用されてるなあ(苦笑)。ま、大した仕事があるわけじゃないんだけど。
 
 本日のネタは、週刊プレイボーイの発売日変更。毎週火曜発売だったのに、月曜に移行しやがった。正直、私にとっては害である。困ったモノだ
 
 どこが害なのか。月曜は他にも「目を通す」モノが多いので、昼休みなどの時間管理が大変になるから。週刊プレイボーイは丹念に読んでるワケじゃないけど、マンガと競馬コーナーはざっと目を通している。それが「他に読むモノが少ない」火曜から「激戦区」月曜に移行してくるとはね。
 
 月曜発売と言えば、少年ジャンプ・ヤングマガジン・スピリッツ。意識してかどうかは知らないけど、ビミョーに読者層がズレてる気が。ここに週刊ポスト(ただし読んでいるのは「逆説の日本史」だけ)が加わり、ただでさえ時間はタイトだった。そこにプレイボーイが加わったんだから、時間管理は楽じゃない。
 
 その代わりにヒマをもてあますのが、火曜日。現状火曜日発売というと、復活した漫画アクションとヤングチャンピオン。正直全部丹念に読むようなモノじゃないし、その割に入手が難しい。またこの両者は「一般的な隔週発売」なので、月の第5週(たまにある)には発売されない。これも困りものだ。
 
 「だったら月曜読むモノを火曜に回せば?」と思うでしょ。実はたまにそうしているんだけど、これはこれで問題がある。雑誌というモノは、翌日いきなり店頭から消えることがある。コンビニなんかだと入荷数が少ないし、スペースの関係上「あまり売れない」ものはすぐ撤去されるし。それに、そもそも発売日に読みたいモノを読まないってのは、「立ち読み魔」の私のプライドに関わる。
 
 何でプレイボーイは月曜発売になったのか?どこぞの取材によると、「読者層が週刊ポストと被るようになり、ライバルと同時発売にしたかったので」って理由だとか。うーむ、色々考えさせられる話である。
 
 週刊プレイボーイは、長い間「ライバル不在」だった。その昔々は平凡パンチ(覚えてますかぁ?)がライバルだった気がするけど、消え去って久しいからねえ。雑誌の場合、ライバル不在ってのは不利な面も多い。雑誌のライバルはお互いに「相手の引き立て役」にもなるので、別ジャンルの雑誌に対してアピール度を上げることが出来る。敵であると同時に味方でもあるわけだね。
 
 それでも何とか頑張ってきたプレイボーイだけど、時代の流れは読者層を変化させていったようだ。まず、今まで「ターゲット」としていたハズの層、つまり「大学生から若い社会人」の数が減り、さらに本を読まなくなった。バカだから…ではなく、ケータイだのPCだのから情報を仕入れるのが当たり前の世代だからね。そう信じたい。
 
 その代わり読者層の主力となっていたのが、「昔から読み続けている層」なんだろう。つまり、私と似たような年齢の連中(少し上寄りか?)だな。この層は実年齢が高めになってきたので、「団塊の世代御用達」から脱却を計る週刊ポストや週刊現代と、ターゲットが重なると判断したのでは。
 
 雑誌にとって、発売日というのは大切なモノである。それを変更するってのは、本屋にとっては「今までの雑誌が消え、新しい雑誌が出る」のと同じコト。下手なリニューアルよりよほど影響が大きいと思われる。まして「週刊プレイボーイの月曜発売」だ。同じ出版社から出てる「少年ジャンプ」と同時発売ってのは、それなりに抵抗があったんでないかな。私にとっては迷惑だけど、勇気のいる決断であったことは否定できない。それがどれぐらい「当たって」いるのかは実感できないけど。
 
 今のところ、この変動が他に連鎖した兆候はない。空いた火曜を狙って…って話は聞かないし、迎え撃つ昔からの月曜発売勢にも「大きなテコ入れ」があるようには見えないし。ただ、モノがモノなだけに、そのうち何らかの動きはあるんじゃないかと。つーか、あって欲しい。そうじゃなきゃ寂しいよ…