5月8日2006/05/09 00:57

 GWは心底ダラダラ過ごしてました。とにかくリフレッシュする必要があったので。こういう時間も必要だ…ってことにしておいてください。
 
 このGWで受けた最大の衝撃とは…「F男」って名前はどーも「魔神」ペリエに浸食されてるらしいってことかな(笑)。いやね、巷で流行ってる(らしい)「成分分析」の一種にこの名前叩き込んだら、7割ほどが魔神で構成されてるって出たもので。そーかぁ…アレもコレも、みーんなこのせいか!どーしてくれよう。名前変えようかな(苦笑)。
 
 それはさておき、本日の話題は「ポストSS時代のPOG」。某所でワインかっ喰らって吼えてきたので、それをここでも残しておこうかと。余談だけど、ワインは地味に効くんだよね。特にデザートワインは。相当酔っぱらっちゃいましたよ。記憶は残っていたけど(笑)。
 
 実を言うと、競馬ってのはダービーを中心に1年が回っている。少なくとも日本ではそうだ。「世代限定戦」ってのがダービーで区切りを迎え、次の世代(2歳馬)が走り出すからね。有馬記念とは少し別の意味で「大事な区切り」である。特に、ペーパーオーナーゲーム愛好家にとっては。
 
 今年もダービーが近づくにつれ、「POGドラフト」の季節がやってきた。しかし、今年はいつもと様子が違う。サンデーサイレンス産駒がいないからだ。これがどれだけ大きなコトなのか、少し真剣に、その代わりちょっと大げさに考えてみようかと。
 
 サンデーサイレンス産駒がいない。これは実に大きな事件である。これは愛好家の誰もが認めることだ。ただ、私が思うにこれは「SS産駒を獲得できない」以上の影響があるのではないかと。
 
 SSはどこがスゴかったのか?単に「走る馬をたくさん出した」だけではない。「走る馬がわかりやすかった」ことがスゴい。ひと昔前は敬遠された「ベタな馬」、いかにも「走ります」って配合の馬がとにかく期待通り走ったのだ。これはノーザンテーストやトニービン・ブライアンズタイムにもなかった特徴だと思う。
 
 ベタな馬が走る。これはつまり、とにかく「わかりやすい」時代だったと言える。何か法則を見つければ、それが報われた。失敗したとしても、その理由が見いだせる。難しい言い方をすると、「因果律が正しい、少なくとも正しいと信じられる」時代だったのではないか。
 
 因果律って何かって?「物事には、何事も原因があって結果がある」って理屈だ。大きな目で見れば、これは正しい。ただし、単純化されたモデルなら。残念なことに、世の中ってのはそう単純ではない。いくつもの、別な結果をもたらすはずの「原因」がぐちゃぐちゃに入り乱れている関係上、こんな風に割り切れることはあまりない。
 
 ただ、この因果律ってのは、生き物として「自然な」考え方である。「そこに何か意味があるかも」と仮定することにより、行動の指針が出来るからね。これはアタマで考えてどうこうってレベルの問題じゃない。
 
 こういう「因果律モデル」ってのは、強力な誘惑である。人間誰しも、自分の成功が「たまたま」と考えるのは苦手である。何か理由がある、何かきっかけがあると信じる。それが悪いとは言わない。ただ、そーゆーものが通用しない世界があるのは確かだ。
 
 POGの世界はどうか?私の分析によると、今までは「ベタな、平和な」世界だった。しかし、今後はどうだろ。極端な話、「だからどーした」ってな信用度しかない世界に突入するかも知れない。少なくとも昔はそうだった。
 
 こーゆー時代が来ると、今までの法則はあまり意味が無くなる。混乱するのはPOGフリークだけじゃないから。厩舎も混乱するだろうし、馬主もそうだ。ここで主張しておきたいのは、こういう「時代の変わり目」では、過去に成功していた奴ほどヤバいってことだ。過去の成功体験を否定するのは難しいから。
 
 「そんなのはわかっている」とおっしゃるアナタ、多分私の言いたいことはわかってない。そう公言する人間の大半は、「時代が変わったから、新しい理屈を見つける必要がある」と主張しているに過ぎない。私が言いたいのは、「時代は変わった、理屈はない」である。「何か理屈があるに違いない」って考えそのものが、SS時代の産物だと主張しているわけだ。
 
 まあ、これは相当大げさな話である。実際のところは「何かしら」信用に足る理屈はあるでしょ。その昔だって色々理屈はあったわけだし、時代だって変わっている。その昔は情報への接点がないも同然だけど、今は「その気になって探せば落ちてる」からね。
 
 ただ…私が危惧するのは、この先「努力が報われない」時代が来たりしないか、ってことである。実のところ、「成功する理屈がない」ってことの恐ろしさはここにある。成功する理屈がないってことは、それを見つける努力を積んでも積まなくても同じってコトだ。モーレツに単純な話をすれば、努力してもしなくても同じなら、努力しない方が「得」である。これは冷厳な事実でしょ。
 
 「努力が実を結ばない」時代が来てしまうと、実はPOGはヤバい。POGってのはその性質上、主催者の負担が大きい。主催者ってのは大抵「大馬鹿野郎」なので、自分の努力そのものは厭わないと思う。怖いのは、主催者が「白ける」こと。一般参加者が「努力してもしなくても同じ」などと考え出し、主催者が「じゃあ何でオレだけ努力しなきゃいけないんだ」って考えたら…こうなると、POG文化そのものの衰退だね。
 
 この図式は私の「最悪の予想」であり、正直言うと実際こうなる可能性は低い。ただ、世間の動向を見ていると、とりあえず「SS産駒がいない、理屈がないからこそPOGは面白い」って方向には向かってない気がするね。まあ今年いきなり盛り下がるとは思ってないけど、来年辺りどうなるコトやら。まあ、現POのダイヤモンドヘッド惨敗より、元PO馬のパーフェクトダンス放馬に衝撃を受けてるような、私には関係ない話かもしれないけど。これはこれで「正しい姿」なんだけどさあ。だって、最初にゴールして単勝1.0倍なんだから…

5月11日2006/05/12 02:55

 司法試験が近い。そのため、私の職場では少しばかり緊張感が漂っている。そりゃーそーだ。万が一卒業生がズッコけようものなら、法科大学院そのものだけじゃなく、大学法学部の威信にまで傷が入りそうだからなあ。どーなることやら。ま、私には直接関係ないけどね。
 
 今年の新司法試験は、大いに注目である。なにせ制度が出来て最初の試験だから。ここでどんな結果を残すかによって、法科大学院の評価が決まってしまう。たとえ大学の法学部がどうであれ。単に「法学部卒業しました」って程度の私にしてみれば、どんな結果になるのかは実に楽しみである。大規模な下克上は起きるかな?
 
 この分野に詳しくない人(フツーそうだ)に説明すると、現状の「法学部の評判」は…うーん、我が母校から「去年の司法試験合格者の出身大学」掲載された資料送ってきたんだけど、どっか行ってしまった(苦笑)。記憶などで話をすると、まあ東大・京大は強い。私学では早稲田・慶応・中央が抜けてるかな。これがどう変化するのか、大いに見物ではあるね。
 
 少し前に新聞で、「法科大学院の卒業生数」が掲載されたことがある。それによると、どこも入学してきた生徒を景気よく卒業させた関係上、推定合格率は5割程度とか…聞いた話によると、卒業生の間には相当な動揺が走ったそうな。ま、そりゃそーだ。「卒業できれば法律家になれる」って話だったはずだからなあ。
 
 法科大学院の規模の話をすると、何故か中大がやたらデカい。そりゃあこの世界じゃ有名な大学だから、力を入れるのはわかる。でも、「問答無用で最大」ってのはどうなのよ。今年受験する卒業生に話を絞ると、東大が200人程度で2番目にデカいのに対し、中大は250人程度。これは相当デカい。法科大学院の規模は相当ばらつきがあるけど、多いのは50~100人程度だって考えると、そのデカさがわかってもらえると思う。
 
 というわけで、「合格者数」トップはまず中大だろう。仮に東大が合格率100%を叩き出しても、中大が8割強の合格率出せば追いつけないんだから。圧倒的と言っていい。つーか、これで合格者数1番じゃなかったら、大学全体の評判がヤバい。
 
 言うまでもなく、より大事なのは合格率だ。制度が出来た当初の想定合格率は「7割」だって話。もちろん、各大学とも「この数字はクリアできる」って想定をしてるはずなんだけど…現実はどうかねえ。大学入試などと異なり、ガッチリと定員が決まっているワケじゃないので、5割ってのはまあ「目安」だとしてもだ。
 
 大学ごとのバラつきは…当然あるはずでしょ。しかも相当。生徒の質が違うのは間違いないし、カリキュラムだって色々差がある。この辺、いわゆる「伝統と実績」がある大学が有利だとは思うけど、こーゆーところほど原理原則論にこだわるはずなので、生徒への「詰め込み」に失敗するかもしれない。それに、こう言っては何だけど「規模がデカい」ってのは、必ずしも有利じゃない…どころか不利だろ。
 
 法科大学院ってのは制度が出来たばかりなので、「卒業したらどーなるか」ってのが不透明だ。とりあえずの大目標として司法試験ってのがあるのは間違いないけど、現実として卒業生全員が合格するってモノじゃなさそうだし。まあ潰しはきくはずだけど、具体的なことは「先例なし」なので何とも。
 
 とりあえず言えることとしてはだ。私の職場の卒業生には、高い合格率叩き出して欲しい。単なる愛着の問題じゃねえ。連中が「卒業」してから後に自習するための施設ってのは、私が少なからず関与しているのだ。不合格者が「卒業後の追い込みが…」などとヌカしやがった場合、他人ヅラしにくい程度には。しょせん派遣なのでしらばっくれるのは簡単だけど、気分良くないだろ。
 
 そーゆー個人的事情もあり、来週から始まる「新司法試験」には重大な関心があります。賭け事の対象にしてもいいくらい(笑)。予想家が務まるようなレベルじゃないけど、色々情報聞いたり、「数字の読み方」修得したりしてるからなあ。ただまあ、コレは冗談です。だって、ホントにこんなことやっちゃったら、マジに法廷でつるし上げ喰らいかねない…

5月15日2006/05/16 02:24

 忙しい…つーわけで、今回はこれだけ。何でだ。

5月18日2006/05/19 03:28

 POGドラフトの時期なので、私の「指名候補」を公開して周囲を威嚇しようかと。これが私のスタイルなので。なお、どーやっても専門的な話になるので、細かい解説は抜きで行きます。悪しからず。
 
 私の今回のテーマは、「様子見」。SSがいなくなったから…ってのが理由なのは否定しないけど、元々そろそろ様子を見ようって計画はあった。理由は、SS肌の増殖である。SS直径種牡馬は、「SS肌につけられない」って欠陥がある。今まではまあ誤魔化しが効いたけど、そろそろ影響が出るかもと思って。
 
 「母の父SS」って馬は、ラインクラフトを筆頭に活躍の気配を見せている。そりゃあ割合から言えば「非SS」肌の方が多いに決まっているけど、今後繁殖の主流になっていくのは間違いない。なのに、その肌馬と配合できないSS直系種牡馬。ビミョーに影響が出るのは間違いない。そこで、ここらで「SS系種牡馬」VS「SS系繁殖牝馬」の比較を冷静にやりたいなと。
 
 コレをやろうと思ったら、私の場合少し距離を置いた方がいい。イレ込んでアツくなる傾向があるからなあ。つーわけで、今年はSSの血が入った馬をあまり獲らない予定。現時点では1頭ずつを予定している。うーむ。
 
 そんなラインナップで勝負になるのか?いやあ、それは…つーわけで、今年は外国産馬中心にいこうかと。何だかんだ言ってそこそこ堅実だし、今年は「SSがいない!」って衝撃から、外国産馬に力入れる関係者も出るだろなと思って。ま、ナイアガラ級の馬が獲得できれば「そこそこ」なんだから、印象より無理筋ではないと思う。
 
 なお、この考えは私のオリジナルではない。私が尊敬する日本の某調教師(匿名にする意味あるのかぁ?)が、今年やたら外国産馬に力入れてるのだ。「何で?」と思って私なりに理屈を考えたところ、出た結論がこれ。つーわけで、この考えに全面的に乗っかることにした。その意味では、某調教師と心中状態。なに?いつものことじゃねーかって?
 
 某調教師の馬を獲るのはいつものこととして、他も外国産馬を中心にいこうかと。さすがに詳細は語らないけど、外国産馬獲りたい人は競合覚悟して下さい(笑)。ま、私が「信用できない」って公言してる厩舎の馬は安全だろうけど。つーか、世間的にはソッチの方が「強い」ってされてるはず。そんな馬は全部譲るから、私のナワバリ荒らすな(苦笑)。
 
 ちなみに、ドラ1は珍しく迷っている。候補は3頭。まずはファンタスティックライト様の産駒で、ファイアブレイクの下。フツーに考える(ただし、F男流に)なら、問答無用の1位である。けど、この血統が日本で走るってのはどうなのよ。つまりはこれ、「殿下が買わなかった」ってことでしょ?それだとちょっとなあ…もし「殿下が買って船橋に送り込んだ」ってんなら、話は別だけど。まずは過去にダーレーの馬指名しようと考えた、某さんと某さんの頭を潰してだなあ…
 
 コレに替わる候補の1頭は、実はフサイチペガサス産駒。世間がどう思っているかは知らないけど、私は結構走ると思っている。多少ゴツゴツして「いかにもダート向き」ってな馬を狙いたいね。そーゆー馬が芝でも走るところを、香港で目撃したから。
 
 もう1頭の候補は、マンハッタンカフェ産駒。今年唯一獲得予定のSS系種牡馬産駒である。理由?馬主がカフェ(笑)。他に理由が必要だとでも?実はちゃんとあるんだけど、今回は秘密。だって、そうしないと「某調教師」って書いた意味が無くなるでしょ?
 
 ま、どーせドラフトはまだ先。とっとと勝ち上がった馬をどーするとか、色々考えることはあるはずなので、リスト完成は先の話になる。けど、大枠は決まったようなモノだ。後は欲しい馬を確実に獲れるよう、周囲を威嚇するのみ。どーせ私が指名する馬なんて、他人は威嚇されたら「あっそ」で逃げ出すはずだ。つーわけで、故意に情報漏らしてます。みんな遠慮無くかかってきなさい!どーせオレが「指名したい」と思った馬なんて、期間中に重賞勝てないんだから(笑)。

5月27日2006/05/28 02:52

 なんか無茶苦茶忙しかった…新司法試験なんてものがありやがった関係で。それだけじゃないんだけど。そいつは思い出すのもイヤだ。職場が職場(法科大学院だ)なので、新司法試験の問題と取っ組み合っていたんですよ。
 
 問題と組み合っていた…って、別に問題を解いていたワケじゃない。当たり前だ。それは私の仕事じゃねえ。データ化して「利用可能な形」に加工してただけだ。しかし…正直言って、極めてムカつく作業であった。
 
 単に書類をデータ化するだけなら、別にムカつく作業じゃない。良くある話だ。ムカついたのは、内容が内容だから。あるモーレツに懐かしい苦しみを味わいながら作業してたのだ。あんな感情、もう二度と味わうはずがないと思っていたのに!その感情とは何か?学生時代、テストができねえ時の気分である!
 
 正直、私はこんな気分になるとは思ってなかった。曲がりなりにも法学部出身とはいえ、法律問題なんて全部忘れたつもりだったから。「何を言ってるのか、さっぱりわかりません」って状態だろうと思っていたのだ。これならムカつかない。わかんなくても悔しくないからね。
 
 ところがだ。今の職場が職場だからか、問題の意味が理解できちゃうのだ。でも、それだけ。答えはさっぱりわからない。しかも、答えわかんないのは、私が大学時代に授業サボりまくっていたからである…ってところまで理解できるのだ!いや、もっと言ってしまおう。私が大学時代、試験対策として一夜漬けで詰め込んだことを、今でも覚えていたら解けるはずなのだ!そんなの試験3分後に忘れたわ!
 
 そりゃあね、いわゆる「学生時代」以降も何かと試験受けましたよ。けど、こーゆー時には事前にちゃんと予習する。ド忘れとか時間足りないとか、その他様々な理由で解けない問題は山ほどあっても、学生時代の「勉強サボって臨んだ試験」とは話が違う。つーか、そーゆー試験だったら最初から受けない。そういう選択できるのが社会人だろ。
 
 別に私は新司法試験受けるワケじゃない。だから、問題解けなくても何の実害もない。けどねえ…「大学時代に教わったはずのこと」をしっかり覚えていれば解けるはずの問題ってのが山ほどあって、それがさっぱり解けないってのは、精神的に良くないでしょ。問題なんか無視してマシーンのように処理すりゃ良かったのかも知れないけど、それじゃあ「余計な改行マーク削除」って作業はできないんだよね…ちゃんと文章読まないと、「余計な改行」なのか「本来ある改行」なのか区別できないから。
 
 こういう「わかるはずなのにわからない」ってのは、精神衛生上極めて良くない。本来私はこーゆーのは大嫌いだ。これはつまり、「松山調教師の馬が出走してる」とか、「Twilight Struggleのソ連やれば絶対勝てるなどと豪語された」とか、「読みたいマンガが発売日に売り切れ」とかいった事象と同様、私に対する挑発だから。そーゆーのは受けて立つのが私なんだけど…
 
 私は挑発に弱い。どんなアホなことであれ、「これは私に対する挑発である!」と認定した場合、リベンジに乗り出す。競馬でもゲームでもヲタク分野でもPC関連でも、この態度を変えたことはない。その意味でいえば、「新司法試験」だからってデカいツラさせとく義理はねえ。全く歯が立たないってんならともかく、とっかかりが見える以上リベンジの対象である!しかし、しかし…
 
 具体的にリベンジしようと思ったら、そりゃもう司法試験通るつもりで勉強する必要がある。そんなヒマもカネもあるわきゃねえ。悔しいけど、なんかすげー口惜しいけど、ここは敗北を認めて下がるしかない。それが大人の対応ってものだよね。
 
 しかしだなあ。なんか納得いかないものを感じるのは事実。こういう「大人な対応」を嫌ってきたはずなのに。たとえ無謀でも、あえて挑発に乗るのが私じゃないのか。それとも何か?「鹿内氏にEast Frontでカネ賭けて勝つ」ってのは、新司法試験よりもチャラい目標だとでも言うのか?そんなわきゃねーだろ。どんなアホなことにもチャレンジするってことは、どんなカシコイことでもチャレンジするってことじゃねーのか。そういう思いは残りますな。齢7歳(当時表記は8歳)にして海外のGIに挑戦した誰かさんに比べれば、よほど楽な目標のハズなんだけどねえ。
 
 実際問題としてリベンジは無理だとしても、悔しい気持ちは忘れちゃイケナイ。その気持ちがあるからこそ、「勝つまで負け続ける」なんて作業に耐えることが出来るのだから。本当に悔しいのは、負けることそのものではない。今回みたいに「負けっ放しで終わってしまう」ことである!それが私の「勝負哲学」だ。
 
 ただ、世の中やはり「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」必要はある。それでも、悔しささえ忘れなければ、いつか別の分野で結果が出るかもしれない。それを信じて強い気持ちを持たないと、やってられませんよ。というわけで、今回の悔しさを忘れず、他の道に精進していきたいですな。なんか盛大に間違ってる気もするけど(笑)。

5月29日2006/05/30 02:30

 業務連絡。独身貴族議会が招集され、いつもの議題について承認されました。後は現地で呑むだけですな。わはは。今度の宿は歩いて1分か…
 
 ダービーは的中。でも、あんまり儲からない。ま、あの結果じゃ仕方ないけどね。あれだったら単勝勝負だったかも。でもまあ、いいレースでした。上の世代は強いけど、引退早そうだから活躍が期待できるかもね。
 
 レース後に印象的だったのは、すれ違うオヤジ連中がみーんな、「ダービーは地味なジョッキーが強い」などと吹いていたこと。それだけならまだしも、どいつもこいつもその例として大西騎手の名前を出してたんだな(笑)。おいコラ待てオヤジ、こっちはダービージョッキーになる前から大西後援会に強制加入させられてたんだぞ。「地味なジョッキー」などと表立って認めるわけには…以下略。
 
 まあ、確かにダービージョッキーってのは「地味な」騎手の方が有利かもしれない。武豊は別格とすれば、どっちかというとベテランとか、若いクセにオヤジ入っているジョッキーが有利かも。最近流行の「元地方ジョッキー」も、安藤勝が勝ってるだけだし。
 
 でもだなあ。何で筆頭が大西なのよ。いやまあ「それ以前の仕事」をロクに思いつかないジョッキーなんだけどさあ。一応サニースワローでメリーナイスの2着したことがあるんだけどね。ちなみに、「日本ダービーの連帯率100%」という、ワケのわからん大記録?を持っていたりする。単に乗ってないだけではあるんだが。
 
 私は立場上「大西は地味」などと認めるワケにはいかないので、ダービー勝った地味なジョッキーと言えば…小島の貞さんかなあ。戦績がどうとかこうとか以前に、顔か地味だし(笑)。ミホノブルボンはともかく、タヤスツヨシでも勝っているんだよね。「所属のジョッキーを一人前にするのも調教師の仕事」と言っていた、故戸山調教師の偉大さがよくわかる。調教師としてもう少し頑張って欲しい。
 
 若くしてオヤジ入っている…ってなると、筆頭は角田かねえ。昔は「武豊以上の素質」とまで言われたんだけど…ダービー制覇以降、「何やってんだか」ってな状態ですな。老け込むには早すぎるぞ。もっとしっかりせんかい!
 
 ジョッキーってのは、結構引退が早い。いいジョッキーは1日に何鞍も乗るので、ちょっと勝てなくなると露骨に仕事なくなるからね。最近は地方ジョッキーが大量に流れ込んできたので、「まだやれるんじゃ」ってジョッキーも苦労しているようだ。戸山理論の信者としては、「それでいいのか」とも思うけど、結果を残せないと生き残れないのは仕方ない気もしますね。
 
 ま、ダービーは「そーゆー」ジョッキーが強いってのは、競馬の神様が少しばかりサービスしてくれているのかも。「浮ついて流行ばかり追うんじゃなくて、もっと足元を見ろ」ってことなのかもね。これは私にとっても耳の痛い話かな。
 
 ダービーは特別なレースだけど、終わってしまえば「秋へのステップレース」の1つに過ぎない。今年も三冠馬が誕生するのか、それとも別の馬が最後の冠を征すのか?興味は尽きませんね。いやあ、秋が楽しみだ…ってことで、今回は綺麗に終わらせてもらいましょ。だって、ダービーの話題だもの。