1月30日2010/01/31 00:12

 まずは業務連絡?から。あっぱーの方、私もしくは「私じゃない、男性の大貴族」に連絡を下さい。これが何のことかわからない方には、用のない話です。もう連絡が届いている方もいらっしゃると思うけど。
 
 本日のお題は、お堅い時事ネタでいこう。ここにしては珍しいって?安心して下さい。ヒネリは効きまくっています題して、「来年のJALカレンダーはどーなる」だ。ね?JALネタとは「お堅い時事ネタ」でしょ?…って、石投げないように(苦笑)。
 
 きっかけは、某新聞の投書欄。JALの株主(もう過去形なのかな?)からのもので、JALがあんなことになっちまったのを嘆きつつ、これからも応援していきたいと思う…って趣旨で話をまとめている。こーゆー趣旨の投書は、他の新聞でも掲載されたんでないかな。
 
 そこで私が気になったのは、「JALのカレンダーも今年限り…」って趣旨の部分。今までは株主ってコトで送られてきたんだけど、来年のカレンダー配布シーズン(今年年末)にはおそらく株主じゃなくなっているので、送られてこないんだろうなぁ、寂しいなって話だ。…いやまあ、言いたいコトはわかる。わかるけど、カレンダーマニアとしては「それで片付けて良いのか」大いに気になった。そこでまあ、JALカレンダーがどーなるのか、少し考えてみたい。
 
 世間一般の人間は、カレンダーなんてものは「黙っていても入手できる」モノだと考えている。せいぜいが「会社に送られてくるモノの争奪戦に勝つ」ことを考えるぐらい。世の中なんてそんなものだ。しかし、カレンダーってのはそーやって入手できるモノが全てではない。カネ出して買うのがデフォって奴もいる。私のように「コミケという生き地獄に踏み込み、そこでカネ出して買ってくる」なんて突き抜けた馬鹿は少数派だろうけど。
 
 突き抜けた馬鹿の目から見た場合、JALカレンダーがどーなるのかは興味深い。そりゃあ、「株主だから」って理由で黙って送られるコトは無くなりそうなものだ。でも、「何をやっても入手できない」のか、それとも「頑張れば入手できるのか」は気になる。ここには大きな違いがあると思うんだな。
 
 JALは来年のカレンダーを作るか?現時点ではわからん。多分誰にも。リストラに伴う経費削減は幅広く行われるだろうけど、それがカレンダーに及ぶかどうかなんて些事が、現時点で決定しているとは思えない。出すにせよ止めるにせよ、決めるまでのタイムリミットはまだ先の話だし。
 
 タイヘンなんだから、カレンダーなんて作らない…とは言い難い。一応JALは「一般消費者と直接向き合う企業」だから、広告・宣伝って形の営業活動が重要になる。取引先なら、JALの営業がカレンダー担いでこなかったとしても「大変だから」でわかってくれるとしても、これは一般消費者という移り気な存在に通用する理屈じゃない。
 
 カレンダーなんて、一般消費者にアピールするのか?それは良く知らない。私は広告宣伝の専門家でも何でもないのだから。ただ、これだけは言える。今現在、JALのカレンダーを「一般消費者の目に付く位置に飾っている」トコロは、それなりにありそうなものだ。旅行代理店にカレンダーは必需品だからして。コレを全部とっぱらうと、ソレはソレでマズいことになりかねない。「目の前に行く、確実に客になりうる存在」にアピールする機会が奪われるのだから。ゼニゲバ広告代理店が「そーゆー小物じゃあ、コッチの取り分少ないんだよね」と考えて何を言ってこようと、TVCMを削ってまで出す価値があるかも知れないくらいだ。
 
 もし、新生JAL経営陣が「自社カレンダーって、やっぱり必要だ」と考えれば、しめたもの。一般消費者がソレを入手する機会はゼロじゃないと思われる。つまらんデザインだと使ってもらえなくなり、作る意味がなくなるから、それなりに凝ったモノを作るしかない。画像部分(おそらくは飛行機もしくはFAの写真)撮影にそこそこのカネをかける以上、多く刷って単価を安くすることが視野に入る。ということは、空港の売店などで有料販売されるかもしれないのだ。
 
 カレンダー入手のため、イチイチ空港へ行くのは面倒だって?じゃあ通販を利用すればいい。飛行機の中に「お土産通販カタログ」置いてあるなんてのは、良くある話。この先の話はともかく、現時点でJALの飛行機内にカタログが置いてあるのは間違いない。コレが生き残るのかどうかはよくわからないけど、今後も継続する可能性はある。今時のコトだから「ネットに対応してない」とは考えにくい。電話で注文できるかも知れないくらいだ。JALがカレンダーを出して有料販売するのなら、ココで取り扱う可能性は高い。後はググるなり、JALへ電話してみる(たらい回しは覚悟の上で)なりすれば、注文方法が見つかると思うな。
 
 もちろん、JALが自社カレンダーを廃止する可能性は低くないし、作ったとしても「関係者以外入手不能」って可能性は多少ある。作ったからには、努力次第で一般人も入手できるようにすると思うけどね。それやこれやを含めて考えても、現時点で「努力すれば来年のJALカレンダーが入手できる可能性」は、五分五分ってトコロでないかと。賭けろと言われたら、私は入手できる方に張るかなあ。新しいJAL経営陣って、コスト削減より顧客獲得に力入れそうな気がするので。
 
 何?「そこまでして入手するモノなのか」って?それは個人の主観だな。とりあえず、私の在住地からだと「コミケへ行って、コミケ限定発売のヲタクカレンダーを買う」ことと、「羽田空港売店でのみ売っているカレンダーを買う」にかかる経費・手間は似たり寄ったり…いや、コミケの方が販売期間が限られるし売り切れの怖れが高い分「タイヘン」だな。カタログ買う必要もあるし。飛行機眺めながら茶を飲むついでと考えれば、「そのためだけに空港まで行くのはアホらしい」とは思わない。私はJALカレンダーにソコまで思い入れはないから、実行しないけど。
 
 たかがカレンダー、と言うのは簡単だ。けど、考えてみて欲しい。カレンダーってのは、それなりに宣伝効果がある。JALがあんなことになっちゃったコトに対し「残念だ」と思い、会社が再生される日を信じて応援していきたいって気持ちが強くあるのだとしたら、「知恵を絞って手間を掛け、おまけにちょっとばかりのカネ出してJALカレンダーを入手して飾ってJALの宣伝を手伝う」コトをサボってどーする。個別に見たらささやかではあっても、皆がそうすれば強烈なパワーになる。あの会社はそう言うモノを無視して、政治家やら官僚やらといったお偉いさんの言うことばっかり聞いてきた結果、今の惨状を迎えたんじゃないのかね。
 
 今のJALは、来年のカレンダーを出せる余力があるかどうかもわからない。出すとしても、それなりの経営努力が必要だろう。「カレンダー作る金があるのなら、オレの雇用を保障しろ!」って言ってくる奴がいそうだしなあ。それを承知の上で言いたい。JALはカレンダーを出すよう努力して欲しいし、「JALカレンダーが欲しい」と思う人間は、それを入手する努力をしてみようって気になって欲しい。その程度のことが上手く回らない会社では、再生なんて難しいんじゃないのか。カレンダーマニアとしては、他人事ながら気になるわけですよ。ハッキリ言ってどーでもいい話ではあるけれどね(苦笑)。