1月13日2012/01/14 03:31

 日曜の遠征に向けて体調を調整しておきたいので、軽いネタで。年越しの回顧をしておこうかと。
 
 大晦日。コミケから毎年恒例の年越し行事「HPL例会」の会場に顔を出す。今では年に1度しか集まらない意味不明な集団ではあるけれど、まあコレはコレで大事な行事である。そもそも、私は名目上「所属ゲームサークルはHPL」なんだし。
 
 HPLのメンバーは基本ヲタクである。コミケが大晦日にも開催されるようになったので、「体力的に厳しい」とボヤく人間が多い。今回はあえてコミケから直行した(その方が楽かと思って)のだけど、やっぱり色々きつかった。もう若くないなあ…って、多分そういう問題じゃない。ま、良くある話だ。
 
 プレイされるゲームは、基本的には「超人ロック」。これを延々とプレイし続ける。中毒患者みたいなモノだ。なお、今回はストロハイムSがよく登場し、勝ちまくるという珍事が。決して弱くない…どころか滅茶苦茶強いんだけど、「ロック(主役。強い)を自分の手でブチ殺せ」という達成しにくい勝利条件が設定されていて、おまけに自身はエスパーじゃない関係上、誰かの手を借りないと逃げられまくってどーしよーもない、ってキャラだからなあ。きっと今年はそーゆー年(どんな年だ)なんでしょ。
 
 まあ、ココまでは「毎年の話」だ。今回あえて詳しく紹介したいのは、BGVとしてぼんやり見ていたTV番組。深く考えずテキトーな番組見ていたんだけど、なんかトンデモネーものがあった。番組の趣旨などはよくわからんのだけど、「日本在住(日本語が達者)の外国人に、ひたすらインタビューしまくる」ってのがあった。コレの一部がスゴかった…
 
 いやね、比較的マトモなモノもそれなりに面白かった。それはいい。問題は、ヲタク臭全開のやりとりがいくつかあったことかな。我々はヲタク集団だけに、思いっきり悶絶させられました。
 
 記憶している、スゴいの第1弾。インタビュー場所は浅草。オランダ人女性。「日本で好きな場所はドコですか?」と聞かれ、「池袋」と即答。この時点でHPL全員何故か苦笑。「池袋のドコが好きなんですか?」との問いに、「乙女ロード」(注:池袋のヲタク系ショップが集まる場所)…全員悶絶。私もあの界隈はたまにうろついているけどさあ…
 
 次もスゴかった。場所は同じく浅草。アメリカ人男性。秋葉原でのヲタク観察が趣味と言い切り、アツく語り始める…それは数時間前まで「そーゆー連中」を山ほど見てきた我々に対する挑発かぁ!と、一部(私という説アリ)がブチ切れる。
 
 最も壮絶だったのは、「好みの日本人女性っていますか?」って聞かれ、「アスカ」と答えた奴。どのアスカ?と思ったら…エヴァの赤いプラグスーツ着たアスカ。「ドコが日本人だ!」と皆で突っ込み。ハーフだかクォーターだろ…って、問題はソコじゃない。なんつーか…もっとも、対象がAKB48とマトモな方とはいえ、総選挙(私は良く知らないけれど)のポスター全部とやらを後生大事に持ち歩いていた奴も、いい勝負ではないかと。
 
 これらの回答がスゴいのは、内容そのものじゃない。いやまあ、ソレも「よくやるよ」レベルではあるんだけど。本当に壮絶なのは、秋葉原や池袋やコミケ会場といった「ソレっぽい場所」でもないのに、TVカメラの前でしれっと真顔でそーゆーコトを公言するトコロだと思う。いくら私でも、TVカメラの前で「正月は何していましたか?」と聞かれた時、真顔で「超人ロック」って答える度胸はない。外国であっても同じ。いくら「旅の恥はかきすて」とはいえ、ロンドンでBBCのカメラ前にして「旅行の目的は?」「アスコットの魔物退治」とは言えないなあ。
 
 私を含むHPLのメンバーは皆、色んな意味で「筋金入っている」方だと思うけれど、その集団の感想が「アレはスゴい。オレ達にはできねえ」である。世界ってやっぱり広いんだな。心底そう思う。
 
 もっとも、ココで「反省」して、「これからはオレも世界で戦える奴に…」と言うべきなのかどうかは、ビミョー…じゃねーだろ。そーゆー部分で「世界で戦える」ようになってどーすんだ。世界で通用するかも知れないけれど、日本で見捨てられる(苦笑)。日本人には日本人の戦い方があるんだから、それで満足すべきではないかと(笑)。
 
 なお…「既に手遅れ」「充分世界で戦える」という声が聞こえるような気もするんだけど、無視しよう。色んな意味で、私程度じゃ世界相手に戦うのは無理ですよ。そういうことにしておいて下さい…