10月7日2012/10/08 00:01

 取り急ぎ、コレだけは言っておく。これが魔神クオリティ…

10月5日2012/10/06 01:24

 オルフェーヴルが大外枠らしい。それはわかった。けど、他が良くわからん。その辺もチャンと掲載しろと…
 
 つーわけで凱旋門賞展望。私にとって凱旋門賞は「キングジョージよりは軽い」レースではあるんだけど、大事なレースであることは間違いない。くそう、せめて香港行って馬券買ってくる(当然のように売っている)べきだったか?
 
 私の予想?キャメロット流し。香港に馬単はないので、馬連でオルフェーヴル・サオノワ・シャレータに流すかな。オルフェーヴルとの組み合わせで4倍以上行くなら、シームーンを買うかも。
 
 ロンシャンは一度だけ行ったことがある。とりあえず私の見立てでは、「魔物」が棲んでいるって感じではなかった。色んな意味で凄い競馬場だとは思ったけれど、馬場を見た瞬間なんか魂吸われた、アスコットで感じた感覚は受けなかったなあ。おそらくだけど、魔物はいないんだと思う。私が訪れた時にたまたま留守にしていただけかも知れないけれど。
 
 とはいえ、なんつーか…「スゴい」競馬場であることは間違いない。いかにも芝が重そうでねえ。ああいう馬場の適性に関しては、やっぱり日本馬は少し劣るんじゃないかとは思う。だからオルフェーヴルは本命から外した。
 
 じゃあ何を本命に?う~む…悩ましい時はジョッキーで買うのが私のパターン。とりあえず天才デットーリがいるなあ。じゃ、天才。オブライエン息子がどんなジョッキーかはよくわからないけれど、まさか「人間以外の何か」じゃあるまい。ならば鞍上強化と見なして良し。テン乗り?そこは天才の技量で何とかしてくれる。強いて不安を挙げるとするならば、「キャメロットが勝つのは面白くないなあ」と、天才のパトロンである殿下が呪いを掛けるかもしれない、ってくらい。
 
 もう1つ、不安要素…というか、ある意味どーしよーもないのが、「魔神ペリエもいる」ってことかな。また何かよくわからん反応を起こし、とてつもない結果になりそうではある。けど、打つ手がない。私と魔神の「相性の悪さ」は人智を超越するレベルだからなあ…ただ、今回は私が馬券買ってないので、フツーの結果に終わるんじゃないかな、という希望はあるけれど。
 
 本命であるキャメロットはモンジューの産駒。1999年にエルコンドルパサーを破って凱旋門賞を征した馬として有名だけど、個人的には2000年のキングジョージでエアシャカールを破った馬、という印象が強い。この時のモンジューは「呆れるほど強い」って感じでねえ。前年のJCで、地元日本のスペシャルウイークはともかく、原居民様にさえ先着された馬だってのに。「アレに勝たなきゃ、日本馬の欧州制覇はできないのか…」と、目の前が真っ暗になったくらい。その後、雪辱と称してハーツクライを観に行ったのだけど、モンジューの息子ハリケーンランに敗れた。ある意味宿敵の血統である。いつまでも憎たらしい敵であって欲しかったのだけど、今年3月にお亡くなりに…「もしモンジューの血を引く馬が府中2400のGⅠ勝ったら、モンジューの前で土下座してやる!その際に踏み殺されても本望だ!」と豪語していたのだけど、これからはお墓に向かって土下座するのね…
 
 キャメロットが今後どーするつもりなのかは知らないけれど、できれば来年も現役を続けて欲しいかな。そんでもって、キングジョージに来ると。ソコに日本馬が挑戦して、キャメロット相手に勝つと。その時は私がアスコットにいて、「アスコットの魔物討ち取ったり~!」と意味不明な名乗りを上げているはず。その時は儲けたカネ使ってモンジューの目の前にすっ飛んでいき、「リベンジだ、ザマーミロ!」と中指突き立てて来るつもり…だったんだけどなあ。
 
 正直、キャメロットがどんな馬なのか、詳しいことはわからない。やっぱり競走馬はナマで観ないと。けど、モンジューの血を引いている以上、欧州の馬場では無茶苦茶強いと思いたい。それこそ、エルコンドルパサーを破った時の親父のように。セントレジャー(価値の低いレースと思われているらしい)なんて使っちゃった反動が気になる(名馬ニジンスキーの陣営が「セントレジャーなんて使っちゃったから、凱旋門賞負けちゃった」と発言したって話がある)のは確かだけど、そこは天才の腕がナントカしちゃうと思う。4歳秋になると「並みの馬」に成り下がるってのが「モンジューの血を引く馬の特徴」だけど、3歳秋なら化け物じみて強いと思う。そうあって欲しい。
 
 ただまあ、オルフェーヴルには、そんなキャメロットすら撃破できるかも…ってポテンシャルがあるような気もする。その辺どうなのか、映像観て確認したいね。ただなあ…この馬は「池添をどっかに捨てる」という悪い趣味があってだなあ。レース中にコレをやりたくなったら、目も当てられないんだよな。スミヨンを捨てたくなるのかどうかはよくわからん。個人的には「どっかに捨ててきて欲しいジョッキー」の1人だけど。
 
 ま、月並みな表現だけど、日曜の夜が楽しみですね。何故か「天才いけ!」もしくは「魔神やめろぉ~!」と絶叫していそうだけど(苦笑)

10月1日2012/10/02 00:36

 本日は諸般の事情により、マッタリできる日。よって軽く更新を。なんつーか、ちょっと調子が悪いんだけどね。いけないなあ。
 
 昨日は台風直撃の危険を冒して、中山へ。だってスプリンターズSだし。香港馬いるし。見ておいて損はないと判断した。仮に帰宅できなくなっても、問題ないってのが嬉しいね。
 
 私の本命はカレンチャン。まあそれはいい。当たる当たらないも当然気になったけれど、もう1つ別に気になることがあった。それは、香港からの遠征馬ラッキーナインの状態である。今回本命じゃないけれど、それはそれとして気になる存在ではあったのだ。だって、年末にまたコイツが走るレースの馬券買うから。
 
 私は年末の香港国際デーの馬券を買うのが当たり前である。何故とかいう問題じゃない。そーゆーモノなのだ。当然、出走しそうな馬の状態その他は気になる。カレンチャンはよほど大負けしない限り参加するだろうし、他の馬が勝てば遠征する可能性が出てくる。そんな日本調教馬も気になったけれど、やはり「迎え撃つ」香港馬が気になるのは当然でしょ。ホームアドバンテージあるんだし。
 
 今回ラッキーナインを本命からハズしたのは、やはり状態面の不安が大きい。シーズンオフ(香港では夏に競馬がない)明けなので、休み明けなのは別にいい。ただ、実戦形式の調教(バリアフリー)をビシっと決めて…というのならともかく、そこもパスしたらしい。おいおい、それで大丈夫なのかぁ?
 
 日本や欧州と違い、香港馬は数使ってナンボ。実戦を調教代わりにするって例も多いと推定される。これは日本馬でもやることがある(そもそも、カレンチャンがそう)ので、善し悪しの問題ではない。日本でも地方競馬は事情が似てくるし。それだけに、「これで本当に仕上がっているの?」って疑問はあったわけだ。
 
 ただ…私がモニター越しに見たパドックでは、「私の知っているラッキーナイン」だった。去年のロケットマンは「う~ん、オレの知ってるロケットマンより…」って状態だったけれどね。何故そんな区別が?と聞いてはイケナイ。私にも良くわからん。感覚的な問題である。
 
 そんな感覚、アテになるのか?う~ん、ある程度は。ある程度親しい人間の顔見ただけで、「調子良さそう」「体調悪いのかな?」と思ったことは、誰でもあるはず。その時、「どの辺が?」って聞かれて、即答できるとは限らない。顔色悪くて鼻水垂らして…なんて状態ならイッパツで指摘できるだろうけど、ビミョーすぎて指摘しにくい異変なんて腐るほどある。要は説明が難しいだけで、体調の善し悪しがわかる時はあるのだ。競走馬であっても。より小型で変化がわかりにくいハズの犬猫の体調だって、わかる時があるでしょ?
 
 見慣れている日本馬についてなら、話はわかる。けれど、何故香港馬の体調がわかるんだ?これを聞かれると耳が痛い。見慣れているはずの日本馬でも、かなりの回数「目の前で走って」くれないとソコまでわからないのに、香港馬はなんとな~くわかるのだ。気のせい、もしくはカン違いって可能性もあるんだけれど、結果としてやたら的確なのも事実でして。
 
 ラッキーナインの体調に問題はない。日本への遠征に問題がないことは去年の実績でわかっているし、実力も問題はない。でも本命に切り替えたりはしなかった。体調とは別の「実戦カン」がどこまで戻っているのか、気になったから。
 
 いわゆる実戦カンがどうこう…って話は、日本馬でも問題になる。よりわかりやすい例を出せば、人間様だって問題になる。競技の性質上、ポイントごとの集中が重要な野球より、流れの中の動きやペース配分が重要になるサッカーの方が問われやすい(野球だって重要だけど)かな。「叩いて叩いて叩きまくる」のが基本となる香港馬(&管理調教師)が、調教だけでその辺もクリアできるかと言われたら…そこは気になったんだな。
 
 結果は皆様ご存じの通り。かなり出遅れたんだけど、最後追い込んできて5着。この日の馬場は3分ドコロ(内に数頭分のスペースが空いた場所)を通った馬が有利かな?って状態だったので、出遅れて外回されたあげくあの着順なんだから、ゲートをマトモに出たら1・2着馬ときわどい勝負に持ち込めたとは思う。流石は香港屈指の実力馬。けど、実戦カン不足のせいで出遅れちゃ、あの着順も仕方ない…なんだ、ある意味予想通りじゃん。
 
 なお、この馬は一応連下には入れていたので、それは過大評価だったって話はある。けれど…あのね、香港馬は「叩くのが基本」なので、地元の人間はソレを基準に予想するのよ。だから、休養明けだったり、転入初戦(香港では、余所からの転入は多い)だったりすると、結構人気が落ちることがある。そんな馬を調教VTRで観察し、「問題ない」と判断したら買う…というのは、「香港でオイシイ馬券を的中させるコツ」だ。実践するのは楽じゃないけれど、狙ってみる価値はあるんだよ。私が確立した「香港馬の買い方」に従えば、「あえて狙うのが正解」となる。
 
 つまりまあ、ある意味何から何まで「覚悟したとおり」の結果であり、私の予想は錆び付いていなかったという結論になる。なんで香港競馬に関してはこうなんだろ?日本競馬だとすぐ錆び付くのに。今回もカレンチャン本命で、ロードカナロアにも色気があったにもかかわらず、「この馬が来ちゃったら配当安すぎる」と最後に切る有様。判断の是非はともかく、「カンが鈍い」と言われても反論しにくい。
 
 その昔々、フジヤマケンザン様につられて香港競馬を見に行き、そこで「地元香港の馬は日本馬に負けてない」ってコトを発見し、以後原居民様を筆頭(誰が何と言おうとも、筆頭はこの馬)に「良い馬」を見続けてきた私だけど、だからってこうも「香港馬診断」が的確なのは何故なのか、我ながら謎だ。いくら何でも日本馬の方がよっぽど馴染みが深いはずなのに、下手すると香港馬の方が良くわかるってレベルだからなあ…真面目な話、「馬の形をした他の何か(有力候補は神)」だと勝手に信じている原居民様が、何かワケわからん魔法でもかけたのかも。
 
 というわけで、今回はハズしたけれど、年末のレースの参考にはなると思う。そこでリベンジすればいい。スプリンターズSのカタキを香港スプリントで討つ」のは何か間違っている?いや、私の中では間違ってない。私にとって香港とは、そーゆー土地だ。
 
 間違っているのは、やっぱり香港ジョッキークラブでしょ。スプリンターズSの馬券に飽きたらず、他のレースまで馬券売り始めやがった。特別戦どころか、平場500万下の馬券(7~12R)まで売っているんですけれど…どーやって予想するんだ?確定オッズ見る限りじゃ、流石に多少のブレはあるけれど、おおむね的確な数字なんだよな。奥が深い。しかし、こうやって日本競馬の馬券が買いやすくなると、「年に数回しかないはずなのに、なんか地元のレースより日本のレースの方が当たるんだよな…」と文句をたれる香港人が登場する日も遠くないのか?うう、少なくとも1人逆のコト言ってる馬鹿がいる、ってのは「日本競馬文化が香港競馬文化より進んでいる証拠の1つ」だったのに、このジャンルで追いつかれる日が来てしまうのかも…

7月5日2012/07/06 01:07

 部屋の雰囲気が一気に夏色に。萌えカレンダーの7・8月は水着が多いからなあ。華やかでよろしい。
 
 本日は、先日の福島旅行ネタ。単純なレポートでも良かったんだけど、あえてヒネり、我々が利用した宿について語ろうかと。何かと色々お世話になっていることだし。
 
 あっぱれ福島旅行は、ものすご~くグダグダな旅行である。今回も、全員が参加した行程ゼロ。全行程参加者が「珍しく過半数越え」とか言ってる有様。土曜の競馬からして、前日から福島入りしていた奴がいるかと思えば、午後になって大名出勤してくる奴もいるレベル。「ちょっと遅れそうなので、土曜の競馬はパスして宿で合流」とか言ってた人間が競馬組を差し置いて宿に一番乗りしたり、宿に泊まるだけ泊まって日曜は仕事に行く奴がいた(最後の飲み会にはまた参加)など、「集団行動って何?」ってな感じ。我々は慣れているからいいけれど、フツーはこーゆーコトしないと思う。
 
 こんなグダグダが許されているのは、幹事・幹部が優秀だから…ってワケでもない。そもそも、その辺からしてグダグダもいいところだから。「悪の大幹部」扱い?されている私が言うんだから間違いない。私も今回は「原稿があるから、土曜はひょっとすると徹夜明けで福島入りするかも」と予告(原稿すんなり通ったので、コレは杞憂だった)したあげく大名出勤。日曜に至っては「ATMでカネ下ろしておく」と言って皆から離れるまではフツーだけど、その後トイレ利用のためと称して喫茶店でマッタリ過ごしてから競馬場入り。一応「二日酔いなので、宿でしばらく寝てから競馬場で合流」とか言っていた奴よりは先に競馬場入りしたのか?まあ、その程度である。
 
 もっとも、こんな集団が利用するだけあって、宿との交渉は結構タイヘンだったりはする。予定変更なんて当たり前、参加者確定がほぼ直前なんてコトもザラ。キャンセルは流石に馬鹿馬鹿しいので大抵少なめに申告して、いざとなったら押し込む。ツアー会社との交渉はまどろっこしいので、宿との直接交渉が基本だったりする。今回の幹事曰く、最初はツアー経由で申し込んだけれど、途中でやっぱり宿と直接交渉したとか。まあそうだよね。この手のワガママに対応できない宿もたまにあるので、「ワケわかんない注文出しても大丈夫」って実績?がある宿を選ぶことが多い。
 
 そんな我々が愛用しているのが、今回利用した宿。とりあえず我々の人気は高い。ケチって他の宿を使うこともあるけれど、「福島旅行と言えば…」ってな評価が定着している。去年は震災関連の騒ぎで旅行そのものが無かったので、「だったら今年はケチらずいい宿泊まるしかないでしょ」と早い段階で決定されていたことだし。
 
 実はこの宿、カタログスペックだけ見たら「ドコがそんなに良いのか」わかりにくい。料金はバカ高くはないけれど、決して安くはない。デフレの昨今では、強気の料金設定と言っていい。特別なサービスとかオマケも特に…強いて言うなら和太鼓のショーをやっているくらい。アレはアレで悪くないけれど、お目当てにどうこうってホドじゃなさそうな。設備面でのウリも、特別なものは思いつかないなあ。「ケーブルTVで有料番組見放題」なんてコトはないし、温泉にはサウナがない。景色は悪くないけれど、付近の宿(たくさんある)と比べて特別どうこうって話じゃない。料理も「特別な食材使っています」って話をされたコトがない(ウリなら仲居が自慢しそうなモノだけど)程度。あ、部屋の冷蔵庫と廊下の自販機はある意味フツーに「旅館価格」です。正直言って、宿検索サイトなどでカタログスペックだけ比較して宿を選んだとしたら、ココが引っかかる理由はあまり見いだせない。
 
 にもかかわらず、実はこの宿人気がある。油断していると「満室です」と言われてしまう。飯坂温泉は福島競馬の季節に栄えるって話があるんだけど、競馬やってない時も結構満室ってコトが多い。その人気は震災の後でも変わっていないようだ。「飯坂温泉は大丈夫なのかぁ?」って心配したけれど、とりあえずあの宿は大丈夫だった。どう考えても「あの辺の宿の中では勝ち組」である。
 
 ドコが良いのかって?細かいトコロ全般。「基本をキッチリ抑えてある」感が強い。細かい補修を繰り返しているらしい建物とか、規模の割に多めじゃないかと思われる従業員数とか。風呂も大浴場は朝までOK(流石に露天は真夜中まで)だし。サービスも、カタログスペックに出ない部分が結構優秀。おかげでワガママ言いやすくて助かる。特に「1人だけ遅く到着するから、メシは抜きでイイ。料金そのままでイイから。」とか、「会計まで済ませたけど、二日酔いの奴1人置いておくから、テキトーなタイミングで追い出して。」なんてことに、当たり前のように対応してくれるのは素晴らしい。
 
 この宿が人気なのは、ドコをどう考えてもリピート率が高いからでないかと。その気持ちは大いにわかる。実際利用しないとわかりにくいけれど、利用してみりゃイッパツで良さがわかるってタイプの宿だからなあ。そりゃあね、もっとカネ出せばもっといい宿泊まれるのかも知れない。少なくとも料理の質は上げられるんじゃないかと。でも、やみくもにカネ出してソレ求めるのは、なんつーか…野暮って気はするかな。
 
 我々はある意味特殊極まりない手段なので、多少どころじゃなく他人と趣味が一致しない可能性が高い。そう考えると、ココも「わかる奴はわかるけど、わからん奴が一杯いる」ってシロモノかも。でもいいの。わかってもらう必要なんて無い。それどころか…「予約取りにくいから、我々以外の利用客は少し減って欲しい」と真剣に思うくらいだ。
 
 つーわけで、宿の名前は伏せます。そーゆー宿がある、って話だけ。どーしても知りたいのなら、リアルで私に聞いて下さい。ああ、また行きたいなあ…今度1人で利用してみるかな。贅沢だけど。

5月29日2012/05/30 01:24

 少し悩んだけど、今年は「私のPOG獲得馬リスト」をココに発表する。諸般の事情からPOG引退を予定していたんだけど、結局今年もやることになったのだ。リストをココで発表するのは、元々「架空のPOG用リスト」を発表予定だったので、そーゆーつもりになっていたから。なお、諸般の事情により、ドコでどんなメンバー相手のPOGなのか、他の方のリストはどーなのかについては、ごく一部を除き伏せます。
 
 今年の獲得方針。特になし。自らの感性と番手血統優先。諸般の事情により、「コレでドコまで通用するのか」気になったので。「それじゃ駄目」ってのは過去の戦績から明らかなんだけど、ヘンにヒネりたくなかったのよ。
 
 ドラフト方式は、ネットで順番に従って指名してゆく方式。何気にこの方式は「初めて」だったような。今までは名簿提出方式が基本だったからなあ。他人の指名傾向を確認しながら順位を変更できるのは新鮮だった。コレはコレでタイヘンだったけれど、従来のように他人の指名傾向を推理し、必要に応じて誘導尋問したり煙幕ばらまいたり威嚇かましたり…って苦労?に比べれば楽かな。おかげで何とかついて行けました。
 
 ドラフト当日は平行してチャットでおしゃべりしながら指名。意味不明な会話が飛び交っていました。いやあ、私の指名によって「うわぁ!やられた!」ってな悲鳴が飛ぶのはカイカンですな。もっとも、私も何度か「魂からの悲鳴」を発する羽目に…ちなみに、最初から競合覚悟の上位より、中盤ぐらいの悲鳴の方が切実で面白い。
 
 私の指名順位は2位。ある特殊な事情により、そう決定された。ネオファンタジア有り難う。この馬に大感謝なのは間違いないけれど、コイツに先着を許したアーセナルゴールも褒めてあげよう。流石は私の「走る不良債権」(元PO馬のこと)…でもお前、後でお説教な。
 
 1位指名。トーセンパワフル。ロジユニヴァースの全弟。他にも「ドラ1候補」は何頭かリストアップしたけれど、その中で最もデビュー早そうなのでコイツを選んでみました。馬体写真も気に入ったし。
 
 2位。リヤンドファミユ。ドリームジャーニー・オルフェーブルの全弟。ベタ過ぎて恥ずかしいくらいだけど、丈夫で長持ちしそうな点を評価。今回は「期間過ぎても集計する」って部門があるからね。下位指名では特別対策する必要を感じなかった(私の従来の指名傾向からすると、自然と考慮されるので)けど、上位は意識した方が良いかなと。なお、この血統って案外「障害に出したら面白そう」と思うのは私だけか。
 
 3位。エルミドラール。兄・姉に活躍馬多数。従来だと「他人の番手」だったので指名不能だったけど、今回は指名に成功。正直、「指名することに意義がある」って気がしなくもない。
 
 4位。Home From Ozの10。本来もう少し下で指名する予定だったんだけど、「この辺」を指名しに来ている参加者を発見し、急遽順位を繰り上げた。エーシンウェズンの使い方にとても好感を持てた野中厩舎の馬、ってのが指名理由。
 
 5位。エイシンラトゥナ。要は「使い出しの早そうな、栄進の馬」ってコトで。栄進の馬は大物感あふれるタイプより、「速くて早い」系の方が信用できると思う。
 
 6位。トレードウィンド。野中厩舎の「殿下の馬」。正確には妃殿下の馬だけど。「サラブレッドの血統からチョコレートに至るまで趣味が一致している」殿下が選んだだけに、私は逆らえない。なお、4~6位で繰り広げられた「仁義なき戦い」により、私と某氏が壮絶な悲鳴を上げていた。今になって冷静に考えると、これで良かったのかなあ…
 
 7位。アイディオロジー。アストロロジー・アルキメデスの下。思いっきり私の番手。シャレにならん報復攻撃が飛んでくる前に指名できて、本当に良かった…
 
 8位。アスタラビクトリア。ヴィクトワールピサの下。牝馬なのでデカいトコロに縁は無さそうだけど、堅実に走ってくるんじゃないかと思う。なお、私個人はヴィクトワールピサって「マイルでも強かったはず」だと思っているので、その点はあまり心配していない。ただ、デビュー遅いのは覚悟。
 
 9位。ローゼンガルテン。橋口調教師の薔薇一族。アノ橋口調教師が「今年はいい馬がいない」ってコメント出すぐらいだから、橋口調教師のこの馬に対する評価は相当低いんだと思われる。だ・か・ら指名した。あのセンセはそーゆー人だ。ちなみにコレが今年初のディープインパクト産駒。リスト上位にはキチンと何頭か書いてあったので、「展開のアヤ」でこうなったとしか。
 
 10位。Logicaの10。ドクターディノの下。コイツがどうかはまだわからないけれど、ドクターディノは日本の馬場でも通用すると、香港競馬ウォッチャーとしては思う。問題はこの馬が間違って?ダービーもしくはJC勝つと、私は何故かアイルランドへ行ってモンジューの前で土下座してこなきゃイケナイってコトか。
 
 11位。本当はココで「シェルシーカーの10」だった。未出走のまま引退した姉を持っていた、私しか注目していないはずだと確信していたので。しか~し!タッチの差で先取りされた…待て待て待て、一部の血統論者かダーレー信者しか注目してない馬じゃないのか!マジに青ざめた。何が痛いって、コレが一番痛かった。動揺してアタマが真っ白になったので、とりあえず深く考えずに指名できる「番手血統」に待避。つーわけでマイネジュリエッタ。ダイイチシガー産駒。遠い昔に母を持っていたのは懐かしい記憶だ。馬体写真を見るとなんか幼く見えるんだけど、オークスの時点で「2歳馬(当時表記だと3歳)にしか見えないんですけど」って馬体で掲示板に載った母の産駒だから気にしない。
 
 12位。この辺から番手血統。まずはダブルアクセル。母ホクトペンダント。母を指名していたのは(以下略)。
 
 13位。Elbaahaの10。エレクトロキューショニストの下。エレクトロキューショニストはいい馬だった…あの馬がキングジョージで2着したのは、天才の腕だけじゃないと思う。もっとも、天才が必死になって追っているのにズルズル下がりそうになり、私が「終わった」と思った瞬間に再点火してハーツクライを交わした理由は謎だ。「アスコットの魔物」に後押しでもされたか?
 
 14位。ディープウェーブ。松田博調教師が結構吹いたにもかかわらず走らなかった、ストレートラブの下。ここで嫌って好走されると悔しいので、また指名することに。パチンコだとハマりパターンなんだろうけど、競馬なら大丈夫じゃないかと…って、ソレで何度やられたかは考えたくない。
 
 15位。ベッラヴォーチェ。兄ヴォードヴィリアンは初戦を大楽勝して「ダービーはもらった!」と思ったんだけど…父が変わったのでダービーは難しそうだけど、大きいトコロ獲ってリベンジして欲しい。
 
 16位。ファーザモア。フリオーソの下。兄にはイロイロお世話になったので、指名してみた。難点は、兄は血統から考えると信じがたいほど「芝は走らなかった」ことか。フェブラリーSで芝の部分走ったときの遅さと言ったら…
 
 17位。プレイズエターナル。エクセルシオールの下。兄は結構稼いでくれたので、この馬にも期待したいかなと。やはり短距離馬だと思うな。
 
 18位。ジンジャーミスト。こういう「米の良血馬」って単なるダート馬(しかもそのくせ早熟)だって気はするけれど、まあドカンと走ってくるかも知れないので。似たようなポジションのアメリ(母アゼリ)が指名されたので、この順位で。
 
 19位。アドマイヤライン。スペシャルウイーク産駒はそのうち牡馬の大物を出す…と思っているんだけど、コイツがそうなのかは何とも。ただ、なんとな~くだけど親父と似たオーラがあるような。
 
 20位。シャンピオナ。ユニバーサルバンクの下。ドラフト時点で目黒記念の本命だったので…って、そんな理由で指名馬選んでいいのか?
 
 21位。バリローチェ。思いっきり「知人の番手」。つまり、従来なら絶対指名できなかった。なにせアッチは「リアル番手」だったからなあ。この血統の馬が巨額の不良債権と化したって話は聞いてない(「それでもまだ」程度のモノは知らん)ので、イロイロ大丈夫なんじゃないかと。
 
 22位。ここで私は指名ミス。他の方が指名した馬を消す際、間違って私のリストで隣の馬を消してしまい、重複指名かましてしまった…反省の意味を込めて、その間違って消した馬を指名。つーわけでビーナスジュエリー。ホクトペンダントの孫。よく考えれば、私の番手として誰からも異論がなかったこの血統の馬が先に指名されるわけ無いのに…
 
 23位。この辺から「他に指名する奴はいない」って確信があるレベルの馬。まずはカフェシリウス。松山康調教師×カフェ、って組み合わせは持っていたいので。私のドトール利用日数は年300日を軽く越えるんだから、「タテガミ1本分はオレのカネ」と言ってもバチは当たらないかも。
 
 24位。ソウルファイター。ネオファンタジアの下。諸般の事情でお世話になったので、感謝の気持ちを込めて。24位って指名順位にも感謝の気持ちが反映していたりする。
 
 25位。カフェブリリアント。また松山カフェ。去年リストをグチャグチャいじった結果、無駄にリストの下位に書いてしまい上指名できなかった、サウンドオブハートの下。
 
 26位。カフェリュウジン。みたび松山カフェ。もっとも、上の2頭は多少夢見てるけれど、この馬は「ダートでコツコツ」って路線。
 
 27位。プーカ。珍名がどうかと思うけれど、松山康調教師の馬だから許す。血統だけ見たら堅実にコツコツ稼ぎそうな馬だけど…
 
 28位。ナーサリーライム。フトシ調教師のところの「殿下の馬」。牝馬なのでよほどのことがない限り「天才騎乗」は難しそうだけど…ダービーの日に他の馬のため来日して、その日の平場500万下に出走ってのはどうだ。
 
 29位。シーユーアラウンド。またまた松山康調教師の馬。信者なんだから仕方ない。リアルで一口持ちたいタイプの馬だけど、個人馬主(吉田勝巳)なのね。
 
 30位。最後の指名。ここは三振覚悟の大振りってコトで、エイプリルスカイズの10。なんとなくだけど、オヤジ(シングスピール様)に似てる気がするので。「私の選ぶ世界5大競走馬」(ちなみに原居民様、シングスピール様、ダイタクヘリオス、フジヤマケンザン、ファンタスティックライト様。共通項は「私に大事なことを教えてくれた馬」である)の一角に似ているんだから、期待はしたいよね。
 
 以上30頭。フツーのPOGマニアから見れば「なんじゃこりゃ」ってリストだと思う。でもいいの。そーゆーモノなんだから。あとはみんな頑張って欲しい。ただそれだけです

5月25日2012/05/26 02:19

 やっとドラフトが終わった…眠気はまだしも、集中力が落ちまくり。トシだねえ。しかし、あの人数あの頭数のドラフトが×時間程度で終わるとは、みんなオカシーよ(笑)。
 
 流石に疲れたので、本日はココまで。しかし、シェルシーカーの10を持って行かれるとは、予想もしてなかった…コレだから濃いメンバーのPOGは…

2月5日2012/02/05 23:12

 カレンダーをしこたまめくったのに、景色があまり変わりません。2月めくりの数が多過ぎました。まあ、仕方がない。3月は壮絶なことになるから良しとする。
 
 本日の話題は、コミティアの話を中心に、日記風に。色々あったので。なんつーか…「色々あった」としか言いようがない。
 
 朝起きて、ノソノソとコミティアに向かう。私はコミティアで扱っている同人誌(グッズ含む)の場合、「売り切れ要注意」って品にはさほど用がない。よってあまり急ぐ必要がない。一応午前中にビッグサイト入りしたけれどね。
 
 まずは仕事仕事…とワケわからんコトをつぶやきつつ、「お世話になっている先生方」のサークルを訪問。速水螺旋人先生とM.WOLVERINE先生のトコロである。そりゃまあコマンド誌でイラスト載せているんだから、お世話になっていると言えばお世話になっている。けれど、こーゆーヘンな形で感謝を捧げている奴は他に知らない。まあ、それが私と言うことで。あ、コレ書いていて思いだしたけど、某マンガの原作担当でもあるM.WOLVERINE先生に「ミッドウェイはやっぱり燃えますね!」って声かけるの忘れてしまった。わかってはいても、上空から「死の天使」が降ってくるのはやはり鳥肌が…
 
 その後はTic-Tac-Toe殿のサークルへ。新作のハガキゲーム「葉書級日露戦争黒溝台大会戦」を入手。表紙フルカラーのリプレイその他が掲載された冊子がオマケ?についてくる。「戦闘後前進のルールがないけど、リプレイではやってるっぽい」「EZOCへの退却は不可、それしかできなければ全滅でいいよね?」といった疑問はあるけれど、そこはこの際常識で解決すればいい。テキトーにちょっとやってみた(プレイ時間20分)限りでは、まとまりは良さそうだ。うむうむ。とてもよろしい。
 
 この冊子だが、読んでいて帰りのバスで吹き出しそうになった。デザイナーズノートの中で、同じく同人で活躍している「さいたまゲームサークル」殿のことを「大先輩」と呼んでいるのだ…そりゃまあ、まだこの手の活動を開始してから1年経ってないサークルだから、そう呼びたくなる気持ちはわかる。わかるけれど、初めてコミケで「さいたまオフライン」(今は「SLGamer」に改題)見かけて「初々しい」と思った記憶がさめやらぬ身としては、ただただ苦笑するしかない。
 
 同人誌収集の醍醐味の1つに、「サークルの興亡を目の当たりに出来る」ってのがある。ある意味では、買い手もまた苦楽を共にしている存在だからなあ。たくさん売って当たり前の商業誌と異なり、自分1人が買った買わないで「売り上げ」には大きな影響が出る。ましてや作り手との対面販売がデフォだから、叱咤激励し放題だ。その甲斐あって栄えてくれれば、こちらも良い作品をゲットできる。何らかの事情により活動が鈍れば、こちらも作品が入手できずに哀しい…それが楽しいから、私は「同人ゲーム推進」なんて意味不明な行動しているのだと思う。
 
 ちなみに、ここの他に2つほどゲームを扱っているサークルがあった。コミティアは結構大きな即売会だから、3つというのは少ないと言えば少ない。「そのために」出掛けるべきかどうかは、ビミョーと言えばビミョー。ただまあ、私は別のお目当てのために出掛けるわけだけど。そーゆーのが無いと「やってられない」とは思う。
 
 別のお目当てとは、私の場合同人便せん。今回はまあまあって感じ。もう少しゲットできても良かった気はするけどな…版権モノの便せんも欲しいことだし、今年は他の即売会にも顔出そうかな?ただまあ、それは間違いなく「財布の中が死亡ってフラグ」なので、少し慎重に考えたいけれど。
 
 ひととおり巡って満足した後は、後楽園へ。馬券買いたかったので。そーいやあ、WINS後楽園近くの本屋が閉店したんだよな、寂しいな…などと考えつつ馬券を買い、「いつもの」ドトールへ向かったところ、なんとコッチも閉店!なにぃ~!すげーショックでかいんですけれど!何だかんだで20年以上利用してきたからなあ。唖然としてしまいました。
 
 幸い?「代用になる店」の位置は知っている。あそこは元々ドトール多いし。とはいえ、「予備のドトール」なるモノを確保?している私って…「カフェの馬のタテガミの毛1本はオレの出資」と豪語しているだけのことはある(苦笑)。とはいえ、WINS後楽園から遠くなったのは事実。はあ…マジ痛いんですけど…
 
 馬券はサクッと外れた(アルキメデスが逃げちゃうってのは聞いてねえ)ので、を落として秋葉原へ。いや何となく。お目当てがあったわけではない。強いて言うなら「今売ってる即売会のカタログは何?」ってのを見に行ったくらいか。ワンフェスのカタログという「無茶苦茶魅力的な品」があったけれど、ココは単価が高い(立体造形だから仕方ない)だけに、行けば間違いなく破産宣告モノでしょ。何度も自分の手をひっぱたいて購入を控える。
 
 そこで目にしたのは、小林源文先生の同人誌「ゲンブンマガジン」…いや、ついさっきコミティアで見かけた品だけどさあ!メロンブックスで萌え萌えの同人誌(18禁じゃないので、エロエロではない)に囲まれている様を見た時には、なんかこう…ちなみに、とらのあなでも扱っていました。コチラは「ミリタリー」とかいう棚にあって、燃え燃えの同人誌と一緒でした。しかし、そんなに広いスペースじゃないので、焼け石に水。
 
 正直言って、こんな光景を見ちゃったことにより、私はもう「怖いモノ」は無くなったと思う。もう「ロシキャン」のユニットが萌え萌えになったところで、「だから何?」の一言で片付けられるような。あくまで私個人の暴論として聞いてくれ。「燃え」は、いや全てはもう「萌え」の前に敗北したんですよ!「燃えの追求」が悪いワケじゃないけれど、「萌えとの共存」なる意味不明な行為を強いられる覚悟が必要なんですよ!その昔独第三帝国の高官の誰かが、V2ロケットを打ち上げ台に運ぶため馬に牽かせているのを見て、「避けられぬ敗戦を悟った」って話があるけれど、それぐらい衝撃的だった。コマンド誌やGJが萌え萌えなモノに囲まれていたとしても、ここまでの衝撃は受けなかったと思うな。
 
 というわけで、なんか無駄に「濃い」1日でした。ま、私の場合良くある話だけど。しかしまあ、こんな1日になるとは。流石にビックリしましたとさ。とんとはらい。

12月11日2011/12/12 00:21

 カレンダーも残り少なくなった。ま、しばらくするとより賑やかになることが確定している私の部屋には当てはまらない形容って気がするけどな。本当、どうしよう…
 
 本日のネタは、香港国際レース。さっき結果を確認して、歯がみしていたから。う~ん、やっぱり自分がその場にいないと駄目だぁ!競馬の基本だけどな!
 
 諸般の事情により、なんか毎年買っている香港国際レース。自分が直接行くコトも多いし、そうでなくても馬券を頼めるんだよ。日本のGⅠ並みの扱いだな。ま、香港競馬フリークとしては当然なんだけど。
 
 馬券を頼めるのはとても有り難いけれど、やはり自分が直接行くのとは多少勝手が違う。特に問題になるのは、オッズのチェック。いざとなりゃあ電話かけちゃえばいい(そーゆー世の中である)とはいえ、やはり前日とかにメールで伝えるのが「基本」となる。そのため、オッズの動きを見ながら馬券を買うことが出来ない。
 
 香港競馬の場合、特にコレが問題になる。なにせ私は「オッズの動きで馬券を買う」という香港競馬のテクニックを習得しているからね。競馬新聞や調教VTRを流す競馬番組などで執拗に紹介されるオッズの変化をチェックし、そこに自分の予想を絡めて購入する馬券の種類を選ぶ…って手法を確立しているんだよ。コレに慣れすぎて、日本だと「どの馬券買うか」考えるのが面倒くさくなったくらいだ。
 
 しかし、読めないモノは仕方ない。それでも馬券予想は可能だし。金曜夜に香港ジョッキークラブのサイトにアクセスし、データ見ながら予想しました。その結果、買ったレースは5つ。国際レース4つと、一般戦1つ…いくら何でも調教見ないと一般レースは買いにくいんだけど、「堅そうな」レース見つけたので、勢いつけるため買っておこうかなと。
 
 私は基本が単勝派なので、今回も単勝中心に買い目を決める。それはいい。問題はオッズだ。いくら「ちょっと堅い予想だなあ」と思いつつ決めたとは言え、5R中4Rで「オレが買った馬が1番人気」ってのはどーゆーことよ。言っておくけど、オッズなんて見ていない。新聞・雑誌の印すら見ていない。日本のレースならともかく、海外の、普段見てないレース。にもかかわらず1番人気の馬を選ぶのは、そう楽なコトじゃないと思う。香港の競馬新聞の「本紙予想」(人気を決めることになるので、堅いとされる)勤まるんじゃねえか?
 
 しかしだねえ、正直私の予想よりも「人気の馬を買っちゃった」のは事実。オッズ見ながら買えば、それに合わせて買い目を修正できるけど…と、ブツクサ言いながらサイトの結果を見ていました。
 
 まずは3RのDUBAI HANDICAP。「コイツでテッパンだろ」って馬の単勝勝ったら、絶大な人気集めて勝利。人気になるとは思っていたけれど、流石に単勝1倍台は聞いてない。知っていたら馬連やら三連複やらに切り替えたんだけど…
 
 4Rは香港ヴァーズ。日本馬トレイルブレイザーが出ていたけれど、無視。だって天才がゴドルフィンの馬で出走しているんだもの。ファンならコレを買うのが正しい。とはいえ、コレも1番人気ってどうなのよ。しかも結果は負け。コレは悔しいけれど、仕方がない。ここで「天才を買わない」って選択肢はあり得ない。
 
 5Rは香港スプリント。日本馬が2頭出走していたけれど、だからどーした。私の狙いは穴っぽく?地元のラッキーナイン。シンガポールの英雄ロケットマンも気になったけど、鞍上がコーツィーじゃない以上、「実は嫌うべき」と判断してみた。しか~し!ラッキーナイン人気だったんですけれど…勝ってくれたのは良いけれど、単勝が4倍ソコソコってのは聞いてない。
 
 飛んで7R。香港マイル。私の狙いは、去年目を付けたエクステンション。「コイツはいい馬だ。先々走ってくる」とか言っていた馬なんだよね…って、何でオレは香港でそーゆー馬を探しているんだろ。まあいい。ただ、コイツはちょっと詰めが甘い。いわゆる「2着3着だらけ」って馬である。そこでまあ、複勝を中心にオマケで単勝を…と思ったら、予想より人気になったおかげで、単勝買いすぎてしまった…ヤバいと思ったら、案の定3着…このトリガミは納得いかないなあ。ワイドである程度流した方が良かったか?え?アパパネ?実力だけ走れば突き抜けただろうけど、「調子落とした牝馬は徹底して嫌う」のが基本でしょ?
 
 最後は香港カップ。なんか嫌な予感はしたんだよ。アンビシャスドラゴンって結論が出た時点で。馬に文句はないんだけど、鞍上がホワイト。勝ち鞍は多いけど、大レースではやたら信用度が落ちるジョッキーである…しかも人気背負って飛ぶ。ある意味、「ブーイングが似合う騎手」だったりする。でも、これ以外となるとどれが勝つのかサッパリ…しかも人気になりそうだし。色々悩みつつエイヤって感じでこの馬に決めたら、1番人気ですっ飛びやがった。はいはい、買った私が馬鹿でした。
 
 とまあ、勝負した5R中3Rで馬券的中したまでは良かったんだけど、どれもこれも配当が安い。資金配分もイマイチなってない。コレは…と思って配当計算してみたら、回収率85.5%…香港競馬のテラ銭(主催者の取り分)くらい負けた勘定になった…いやまあ、確かに悔しいんだけど、よく考えるとコレはスゴいかもしれない。
 
 私は香港競馬では「本気で」勝ちに行く。そりゃまあ馬券買う以上、世界のドコだって勝ちたいとは思うけど、香港では気合いが違う。「馬券代とメシ代ぐらいは主催者の香港ジョッキークラブ負担だな!」などと言いながら馬券買っているくらいだ。そう豪語できるくらいの実績があるからね。
 
 けれど、ソコまで気合いを入れるのであれば、オッズチェックや調教チェックまでやるのが当然。でも、「馬券を頼む」ってモードだと、ソコまではやはり難しい。必然的に「ヌルい部分が残る」買い方になっても仕方ないのでは。で、その結果が「テラ銭分の負け」。なんというか、「遊ばせてもらった」って結果と言えるでしょ。そう考えると、やっぱり私は香港競馬と相性が良いんだなと。何故かは自分でもわからないけれど。
 
 しかしだなあ。やっぱり現地に行きたかった…行かなきゃ駄目でしょ!ああ、沙田競馬場が呼んでいる…なんでオレは日本なんぞにいるんだぁぁ

9月11日2011/09/12 00:53

 色々あって久々の更新。まいったね。誤記訂正とか放置しちゃってたし。色々あるんですよ私にも。はあ。
 
 本日のネタは、放置しまくっていた凱旋門賞ネタ。流石になかなか書く気になれなくて…結論から言います。今年の凱旋門賞行きはキャンセルしました。理由は、ヴィクトワールピサが回避したから。普通だったら色々悩んでどうするのか決めると思うんですけど、今回は全く悩みませんでした。
 
 悩まなかった理由?朝起きて、「よし、今日は仏旅行の申し込みを…」と思ったその日に「ヴィクトワールピサ回避」ってニュースが飛び込んできたから。これは「何か」が私に行くなと言っている…そう判断しました。
 
 これは、私にしては珍しい行為である。今までの私は「それでも行く」ってコトをやらかしてきたのだ。元も顕著な例は…あれはいつだったかなあ。口蹄疫騒ぎのおかげで日本馬が香港行きを残らずキャンセルした時のことだ。にもかかわらず、私は香港に行った。「香港馬が見られればそれでいい」って言って。他にも、原居民様が行く「かも」ってだけでバーデン大賞を観に行ったこともあるなあ。本来の私は、そーゆー人だ。
 
 海外遠征応援旅行には、この手のリスクがつきまとう。それはよーく知っている。応援している対象の馬が実際パドックを歩いている姿を見ただけで受ける感動は、今も昔も変わらない。「万難を排してココに来てくれたんだ」ってコトは、自分がソコにたどり着くまでの苦労(当然、色々ある)を思い出しただけで想像できる。にもかかわらず、いつもと同じ姿を見せてくれる競走馬の頼もしいことと言ったら…私がフジヤマケンザンを尊敬しているのは、香港国際カップ(当時表記)を勝ったからではない。あの当時の海外遠征にもかかわらず、勝ち負け出来る姿をパドックで見せてくれたからである。
 
 そうやって考えてゆくと、本来ならば今回も私は凱旋門賞に行くべきだったかも知れない。そりゃあヴィクトワールピサ不在は哀しい。現地に行っても、「何でこんなトコロまで…」って思いをするのは間違いない。けれど、スタッフはもっと口惜しい思いをしているのだ。その気持ちを万分の一でも味わうため、遠征に行く…というのも、1つの考え方だと思うな。少なくとも、今まで私はそうしてきた。これからも基本的にはそうするつもりだ。
 
 なのに今回日本に残ったのは、「無事に戻ってこい」って気持ちが強かったから。初の取り消しだったら、今まで通りにしたような気がする。香港に続いて二度目だからなあ。無事を祈ることの方が優先だ…ってワケじゃないな。変な話だけど、「オレが危ない橋を渡るワケにはいかない」って意識が働いた気がする。
 
 今年の中山記念の日、私は中山の馬頭観音に「ヴィクトワールピサが無事戻ってきて、再び日本で元気に走る姿を拝めますように」と願を掛けていた。そりゃあ勝って欲しい。けれど、まず最初に心配すべきはこの点だ。私と似たような競馬歴を持つ人なら、その思いは強いんじゃないかな。ホクトベガの件をリアルタイムで知っているから。まずは無事にレースを終えて欲しい。勝ち負けはその次の話。海外遠征が今以上に冒険だった昔を知る身としては、こういう想いが強い。
 
 そんなこちらの想いをどう受け取ったのか、ヴィクトワールピサはドバイで勝った。にもかかわらず、香港で取り消し・凱旋門賞も取り消し…無事な姿を見て安心したい、ってのが本音としてある。勝ち負けも大切だ。リスクを避けて安全策をとることが、競走馬として正しい姿とは思えない。けれど、ここは無理しないで欲しい、とにかく日本の競馬場に元気な姿を見せてもらいたい。そう思うのは自然なことではないかと。
 
 にもかかわらずだ。私自身が海外遠征などと言う「無茶」ぶちかまして、ヴィクトワールピサが戻ってきた姿を見られなくなったらどうする。「生涯の悔い」とはこのことでしょ。死んでも死にきれない。カッコ悪くてあの世になんて行けねーぜ…てなもんだ。たかが仏旅行で大袈裟な?あのね、競走馬が故障を知らずにレース使ったら、どうなるものかわかったものじゃないんだよ?そう考えると、今回ヴィクトワールピサは2度も「命を落としかねない」領域に脚を踏み入れていたと言える。それを思い知らされていながら、「自分は大丈夫」なんて言えるか?
 
 私は日本人だからして、義理ってのは大切にしている。そりゃまあ色々限度はあるけれど、出来る限りは大切にしたい。たとえ向こうが何とも思っていなくても。義理ってのはそーゆーモノじゃないか?しょせん人ではなくて畜生かもしれないけれど、競走馬相手だからって義理は欠きたくない。私はヴィクトワールピサが日本のレースを使う時、その姿を拝むという「義理」がある。少なくとも私はそう思っている。だから、その時に私は万難を排して競馬場に駆けつけなくてはならない。墓場に入っているなんてのは論外だ。そりゃあ日本にいたって、私が無事だとは限らない。限らないけれど、余計なリスクは排除しておきたいよね。普段はそう思うから、応援している馬が回避しても遠征する。今回は、遠征しない方が義理を守ることになる…そう判断した。
 
 正直、この決断は辛かった…行くも地獄・行かぬも地獄とはこのことだ。ただ、角居調教師を筆頭とする関係者は、もっとやりきれない想いをしているわけだ。そういう想いも共有できてこそ、「惚れた馬」じゃないかな。勝っている時に一緒になって喜ぶだけなら、誰でも出来る。負けた時、苦しい時、口惜しい時にも想いを共有しなくては。それが、ハーツクライがキングジョージ負けた後、ホントにカネが無くなって貧しい食事をする羽目に陥り、安宿のベッドで「この借りは必ずや返す!アイシャルリターンだ!」と涙した私の意見だ(苦笑)。
 
 つーわけで、私は今年凱旋門賞に行きません。本当に口惜しいけれど。「ヴィクトワールピサが元気に日本で走る姿を見る」って義理を果たすためには、仕方ありません。実を言えばまだ割り切れてるワケじゃないんだけど、もう流石に色々タイムオーバーだろ。今からじゃ、まず休みからして確保できそうにない。
 
 しかしだねえ。ヴィクトワールピサの次走はおそらくJC。毎年観ているレースだから別に問題はない…と言いたい所だけど、今年もゲームマーケット(秋)と重なっているんだよな…こちらにも義理が山ほどあるので、まさかすっぽかすワケにはいかない。連闘決定。まあレース自体に義理があるってレベル(私がナマで見た最初の大レースがコレで、以降必ず観ている。コレがいかにトンデモネーのか、知ってる人は知っている)だから、連闘は当たり前なんだけど…ああ、何故私の体にはスペアがないのでしょーか。あればロンシャン競馬場に送り込むんだけどなあ…

6月9日2011/06/10 01:14

 POGリスト提出。ドラフトの結果がどーなるかはともかく、ひとまず区切りは付いた。よって、今年の指名傾向なんぞ語ってみます。
 
 まずは昨年度の結果と反省から。昨年度はレーヴディソールを指名できたものの、他がダメダメなおかげで優勝出来ず。特に気になったのは、ディープインパクト産駒の不振だ。いや、リアルインパクト指名できたんだから、決してダメダメだったワケじゃない。ただね…なんつーか、「コストパフォーマンス悪いなあ」と思って。
 
 リアルインパクトは、私が設定した「ディープインパクトゾーン」の1頭。あえて深く考えずに「人気になりそうなディープ産駒」をボコボコ集めて下位に置き、他が「上位に書けなかった」場合に拾おう…ってな思惑があったんだよ。このゾーンの中では上位に書いたけれど、それは「最後はキャロットの馬を大量投入してくる」方が参加しているので、あまり下だと「キャロット枠」と被って獲られるかも…って計算があったからだ。正直、特別な期待をかけたワケじゃない。あくまで「ディープ産駒の1頭」として期待した。
 
 そのリアルインパクト、先日安田記念なんぞ勝ちやがったけど…すいません、元POだったからこそ、買えませんでした。だって、「どう考えてもグランプリボスに勝てない」馬だよ?将来はともかく、3歳春までの時点では勝てる気がしなかった。安田記念でも、掲示板はあるかも…と思っていたけれど、まさか勝つとは。期間を過ぎたPO馬、通称「走る不良債権」に裏切られたことは山ほどあるけれど、まさかこんな裏切られ方をするなんて…
 
 閑話休題。ディープインパクト産駒は結構走る。それはいい。私もそーゆーデータには気がついていた。けれど、実は「どの馬が走るのか、かなりわかりにくい」のではないかと…去年の資料で前評判が高かった馬は、どーもイマイチって気がするんだな。リアルインパクトは「血統面では評価できるけれど、情報少ないので指名するのは結構冒険」って馬だった(だから私が獲得できた)って気がするし。
 
 しかもだ。ディープインパクト産駒は、出走回数が伸びない。キツい競馬で好走すると、消耗が激しいらしい。そのくせ「休み明けでもバッチリ」って気もしない。個人的には「能力がバカ高いので誤魔化しているけれど、晩成型」なんじゃないかと。いわゆるPOG期間では、「完成してないのでひ弱で実力を発揮できない馬ばかり」だと考えると、色々しっくり来るような。
 
 色々弱点はあるけれど、能力そのものは高そうだし、実際勝率なども良い。ならば弱点を計算した上で指名する…というのが、フツーのやり方だと思う。問題は、ディープインパクト産駒は「そーゆー弱点がある割には、人気になりそう」なんだな。去年様子見して指名を控え目にしていた参加者の方々も、今年は大量指名に踏み切りそうだ。競争率はかなり高くなりそう。少なくとも、昨年度みたいなナメた構想が通用するとは思えない。そうなると指名しにくいよねえ…
 
 競馬わからない人のためわかりやすくたとえるなら、「年俸5億円の畠山」…って、燕のファン以外にはわからん(苦笑)。基本クリーンナップが勤まるぐらい打てそうなんだけど、守備を筆頭に弱点もデカく、ダメな時は心底使い物にならなそう。にもかかわらず年俸5億はどうなのよ…って選手だな。箸にも棒にもかからんクセに年俸がバカ高い選手ではないので、そこは誤解しないように。
 
 そこで私は考えた。「試合には出ているけれど、怪我で調子が上がらない」選手よりは、この際「試合に出ている分には打つけれど、すぐいなくなる」奴の方がマシではないかと(笑)。そこでまあ、今年は「アグネスタキオンの大量指名」なる荒技を繰り出すことにした。
 
 アグネスタキオン産駒が、スペランカー並みに虚弱だ…ってのは、レーヴディソールの件で良く知っている。けれど、コッチの場合は「強い競馬を何度か連発した後に故障する」ってパターンが多い。ダービー・オークスという「シーズン終盤の大レース」を捨てて、フツーの重賞で好勝負してくれれば…って感覚で指名するならば、何とか我慢できるのではと。
 
 なお、「ディープインパクトを嫌うなら、シンボリクリスエス産駒を指名すればいいじゃない」って意見もある。確かに、今年はやたら繁殖牝馬の質が良いからね。けれど…個人的印象として、シンボリクリスエス産駒は「晩成のダート馬」ばかりって気が。リアルに一口持つならともかく、期間が短く、番組構成上ダート馬はやや不利なPOGでは始末に困るような連中ばかりじゃないかと。あと、各種資料で「馬体がいい」と褒めているのはまるで参考にならない。「見た目がいい」ってのはシンボリクリスエス産駒の「特徴の1つ」だからだ。「フォームは綺麗で特別直すところが見あたらないけれど、あんまり球威がない」投手(誰とは言わないけれど)みたいなモノだ。
 
 アグネスタキオン産駒を中心に指名しよう…こう決めてから後が、またタイヘンだ。アグネスタキオン産駒って、やっぱりみんな指名したがるんだよ。皆のリストの中にそれなりの数がいて、順位に悩んでいる…ってのは確実。なので、迂闊に「アグネスタキオン狩りだ!」なんて宣言出しちゃったら、指名順位をやりくりして対応してくるのでは…って恐怖があった。これは、「皆が『人気になりそうなディープ産駒を優先して、タキオン産駒は下位に』と思っていそうなトコロを、上位指名でかっさらう」という邪な策謀に基づいてリストを作っている私としては、とても都合が悪い。毎年「1位指名&指名傾向をあえてバラして、他の参加者を威嚇する」って手法を使い続けてきたけれど、今年の方針は「威嚇してもみんな逃げそうもない」んだよね。珍しく黙っていたのは、それが理由なのさ。
 
 とまあ、珍しく姑息な手を使ってまでリストを作成したわけだけど、思惑が当たるかどうかは何とも。とりあえずは結果発表待ちだな。一応、どんな年もこの時期は自信満々なんだよな。さてどうなることやら。今から楽しみだ。
 
 最後に追記。毎年リストに誤字脱字を量産している私だけど、今年も何かしらやらかした可能性は高い。色々悩みすぎて校正の時間があまり…上位指名で「やらかして」ないことを祈るしかないな。トホホ…