2月8日2014/02/09 05:47

 多少悩んだけど、この段階で色々書いてしまおう。不明確な部分だらけであり、本来ならば確定情報が出るまで黙っているべきなのかも知れないけれど、どーせ「誰も読まないブログ」だ。
 
 コトの起こりは、コミティアに行く直前である。前日飲んでいたため携帯の着信に出られなかったので、バス待ちの間にこちらからかけ直した。よっ、どーした。珍しいなこんな季節に…え?2月23日に「艦これ」オンリー即売会で「日本機動部隊」(EP/国通)のデモプレイやって欲しい? なんじゃそりゃ!「ちょっと、どういうこと?」「88ミリがはじかれるなんて!」「桃ちゃん、当たってないよ!」(注:何の台詞かは割愛。わかる奴にだけわかればいい)。
 
 そりゃあね、私は一応「初心者勧誘」に熱心な人間に数えられている…と思う。初心者用コンベンション「SLG-CON」でスタッフの末端に入っているし。けど、今回の話はそーゆールートで来たワケじゃない。古い友人にしてヲタク、って人間から入ってきた。ちなみにヲタク成分は私より上。なにせコミケスタッフだ。ただし、私の「コミケにおける上司」ではない。我ながら顔が広いというか何と言うか…
 
 話を受けた時点じゃ、即売会の規模すら不明。川崎と聞いてはいたけど、具体的にドコかさえ聞いてない。ましてや、何故どうして誰が思いついた…なんて部分は全くわからん。とにかく不明なコトだらけ。けどまあ、こんな話は断れないでしょ。正直言って今でも逃げ出したい気持ちはあったりするんだけど、逃げちゃ駄目だ。詳しい理由は省くけれど、それやっちゃったら真面目に「カッコ悪すぎて、あの世になんて行けねーぜ」である。
 
 つーわけで話を受けた(注:実は正式に受けたワケじゃない。なんとなく受けたような話になっているだけ)わけだけど…さて問題。アナログゲームに興味を持っているとは思えない人間を対象としたデモプレイって、どーやればいいの?これは…正直言って見当も付かない。実質前例がない。この世界に入って長く、無駄に耳年寄りと化した私が「前例に思い当たらない」んだから、ロクに前例がないんだと思う。多分この世界の黎明期、ゲームと言えばアナログが当たり前…って時代にどうこう、ってレベルではないかと。つまり、誰に聞いても役に立つことが聞けそうもない…イコール、自分で考えろ。
 
 私の知識と経験から言って、今回はかな~り厳しい戦いになると思う。「アナログゲームを遊ぶ習慣がない層に、ウォーSLGという複雑なアナログゲームを売り込むのは難しい」って話はあるのだ。それを考えれば、何をやってもやらなくても惨敗がミエミエではある。しかし、だからって手を抜いて良い、って話にはならない。負けるとわかっていても、誰もわかってくれなくても、全力で戦わなきゃイケナイ時がある。自力でなんとかしなくちゃ。
 
 とにかく急いで考えなきゃイケナイことは、人手の確保。私1人がどう頑張ったとしても、対人対戦ゲームである以上、デモプレイは成立しない。最低でも対戦相手が必要だ。しかも、それだけじゃない。できればサポート役が1~2人欲しい。ゲームの説明をしてくれる奴が対戦者とは別にいれば有り難いし、混雑対応(デモプレイが混雑するとは思えないけど、他の混雑が波及してくる可能性はある)もいてくれると助かる。取材役も欲しい。最悪でも私のブログに掲載するんだし、場合によっては某同人誌や某商業誌に小さく記事が載るかも知れない。必要な人手が確保できないと、最悪「ゴメンナサイ」って話になりかねない。ええい。話持ってくるのが遅いぜ!みんな色々予定入っているだろ!
 
 人手に関しては、とりあえず最低ラインはクリアした。駄目元で「考え得る限り最良の人材」に打診してみたところ、協力を得られた。初心者勧誘に詳しいウォーゲーマーで、なおかつ同人誌即売会に詳しい…なんて人間、この世に何人もいない。コマンド編集部あたりに「艦これ即売会で日本機動部隊のデモプレイやりたいので、誰か紹介してくれ」って話をしたら、私よりも先に紹介されたんじゃ…ってレベル。やはり「受け皿」になるゲームサークルを主催してる方がより「適任」でしょ。そう思いませんかHA殿?さらに、この話題に興味を持ってくれたので、紫龍殿にこちらから打診して返事待ち状態。ああ、これでやっと戦える…
 
 ちなみに、即売会の規模は小さいようだ。一般参加者の数もそう多くはないと思われる。正直、誰も見てない中黙々とプレイしてる…って状態に陥りそうではある。ただまあ、ゲームマーケットならともかく、他の即売会でこんな企画やって人が集まるかどうかは…仮に先日私がファンネルを派遣した巨大「艦これオンリー即売会」で同じコトやっても、やっぱり閑古鳥の恐怖に怯えただろう。むしろ「気楽で良い」と考えるべきか?何かの間違いで大量に人が来ても、対応不能だ。
 
 さて、人手は確保できたとしよう。次は…段取りその他決めなきゃイケナイことはいっぱいありそうだな…詳細は良くわからんけど、「丸投げ」されている可能性は極めて高い。ただ黙々と会場の片隅でゲームしてるだけ…じゃ駄目なのはわかりきっているけれど、では何をすりゃ良いのか。そこから考えろと言われてもなあ。現時点じゃ全く考えがまとまってない。とりあえず、何か役に立ちそうなこと知っていそうな方々に聞いてみようと思ってリスト作成中。ええい、PC移行の関係でメールがあんまり機能してないってのに!ただまあ、関係者はほとんどがSNS「Mustattack」に加入しているはずだから、ソッチを頼るか。もちろん、聞くだけじゃ駄目で自分で考えないと。とはいえなあ。
 
 世の艦これブームはなんかすさまじく、色んな意味で私の想像を超えている。だからってこんなナナメ上の話を持ち込まれるとは思ってなかったけどな。ただ、今後も似たような話を持ちかけてくる可能性はあるのかも知れない。サークル主催者にしてみれば、コレをキッカケにウォーゲーム関連サークルがサークル参加を申し込み、そーゆーサークルがウォーゲーマー連れてくれば、一応は潤うのだから。そんなヒマあったら別口に話持ちかけた方が実りは多いと思うけど、それは少なくとも私の知ったコトではない。
 
 そう考えると、今回の話が「やって良かった」となれば、即売会側にもウォーゲーム業界にもオイシイ話になる…と思う。失敗したトコロでゲーム業界的には「モトモト」だから、ものすごいローリスク・ハイリターンである。その代わり成功確率が低いけど。多分駄目だと思うけど、それを承知で頑張る価値はある…と思いたい。何かの間違いで好評だったら、腹いせも兼ねてコマンド編集部の連中に「艦これユーザーは鉱脈としてアタリだから、艦これオンリー即売会に企業ブースで参加を申し込むんだ!」とネジ込んでやる。うん、モチベーション上がった(苦笑)。
 
 私の日頃の行いが滅茶苦茶なのは自覚していたけれど、その因果がこんな形で訪れるとは、神様も何考えているんだか…まあ、来ちゃった話なんだから仕方ない。「負け戦とわかっていてもアツく戦える」のは、私の数少ない利点の1つだと思うので、なんとかなるよう、色々やってみます。文句があるなら代わってくれ。マジに。今回はオチなし。