2月2日2014/02/03 00:29

 もう2月ですよ。カレンダーめくりました。コレが楽しくてカレンダーマニアやってるからねえ。うんうん、満足じゃ。
 
 本日のネタは、コミティア回顧。即売会ネタだらけだなあ…まあ、なんつーか仕方ない。即売会の後は体力温存のため早く帰宅するので、更新するヒマがあるのさ。
 
 とはいえ、回顧するようなネタはあんまりない。「いつもの」サークルに行って挨拶回りして、後は例によってマッタリ巡回。今回は「全部巡回」しました。ビッグサイト東ホール2つ(今回は5・6ホール)というデカい即売会を巡回するんだから、私もまだ体力あるね。
 
 面白いモノは…とりあえずアナログゲームかなあ。やっぱりいるね。コミティアには。同人ゲーム頒布が2つ。それと、「かなり真面目なポーカーの同人誌」があった。聞いてみたトコロ、主な対象は「かなり深くハマっていて、大会で上位を目指すとかプロになるとか…って感じのステップアップを目指してる人向け」だそうな。私は思いっきり対象外だな。
 
 ただまあ、とりあえず「何故コミティアを発表の場に選んだのか」は聞いてみた。ソレは私の専門分野だからして。とりあえずコミケの「ゲーム(電源不要)」に出たかったらしいんだけど、落選したのでコッチにしてみたらしい。ふ~む。まあアリガチなパターンではある。
 
 しかし…正直言って、対象とするようなポーカープレイヤーが即売会なんて出入りするか?ってのはある。私のよーな人間に頒布しても、「作った主目的」は果たせていないわけで。もちろん、そんな人間相手でも受け取ってもらえたなら、口コミで広まってどうこう…って可能性はある。それでも、コミティアの主要客層相手じゃソレも難しいのでは。
 
 そこでまあ、かなり真面目に考えた末、「ゲームマーケットに出てみては」と言っておきました。「アソコでも厳しいとは思うけれど」って注釈付きだけど。ゲームマーケットはブリッジ(コントラクトブリッジ)普及を目指したブースがあるくらいなので、一応プロ・セミプロのトランプゲーマー(ポーカーとブリッジをひとくくりにするのは、ドイツゲームとウォーSLGをひとくくりにするより無茶だと思うけど)も出入りするかなと。
 
 同人は、自分が作りたいモノを作ればよい。これは真実だと思う。けど、コレは何も「売れるための努力はしなくて良い」って意味ではない。折角作ったのだ。1人でも多くの人に見てもらいたい、評価してもらいたい…そういう欲もまた必要でしょ。そのためにどんな手が考えられるのか、何をすると効果的なのか。ソコは真剣に考える価値がある。
 
 しかしだ。大抵の同人サークルは、「何をすればウケるのか」を考えるためのデータすら持ってない。必然的に「とりあえずやってみた」状態になり、そこで厳しい現実つきつけられ…となりがち。特に同人ゲームの場合、「売り上げが悪いのは品が悪いからじゃない、頒布してる場所が悪い」なんて例は結構あると思うなあ。プロでも「間違った木に吼えていやがる」って例が…
 
 私がよく「ゲームマーケットに来なさい」と、アークライトの手先みたいなコト言っているのは、正直他に選択肢がないからである。アナログゲームを趣味にしている人間の大半は、即売会なんて来ない。キチンとした統計データがあるワケじゃないけれど、そう理解して問題ないと思う。例外はゲームマーケットくらい。コミケでやっと「なんとか」レベル。そのコミケですら「明らかに客層が違う」って話は各所で聞いている。けど、そんなコト知ってる人間がこの世にどれぐらいいると?多分その道のプロ(鈴木大佐とか…)を総動員したって、数十人ってレベルだと思う。おそらく、ゲームマーケットとそれ以外の即売会(コミケ含む)の双方にサークル参加した経験を持つ人間が「とりあえず体感的に」会得していて、そーゆー方々からそーゆー話を熱心に聞いた経験を持つ人間(何人いるのやら)にも伝授されている…とかいうレベルだと思う。
 
 以前書いたように、私は各サークルに非情なコト要求している。作り続けろ。可能ならば、少しでも良いモノを作れ。それがどんなに辛いことかは多少心当たりがあるけれど、コッチの知ったコトではない。コレが私の基本的な態度である。そのためのムチとして作品を入手し、「次も期待してます」なんてヌカしているわけだ。だからってワケじゃないけれど、なるべくならばそのサークルのためになりそうなことは伝えたいと思っている。ロクな情報知っているワケじゃないけどね。
 
 こんなコトしたからって、同人ゲーム業界がより栄えるって保証はドコにもない。けどまあ、やっておいて損はないかな。正直「損はないかな」などと言えるのは、私がオカシーからだとは思うけど。一応シャレで済む程度とはいえ、結構カネ使っているからなあ。ただ、私はそーゆー人間なんだから仕方ない。
 
 なお、帰宅途中に秋葉原に寄り、「決戦連合艦隊」入手しました。「応援のためのお布施はするけど、言いたいコトは言わせてもらう」って姿勢は、同人だけに向けられたモノだと思うなよ。言いたいコトが溜まってきている。そのうちまとめて発表するつもりなので、請うご期待。伊達に「最もメンドクサイゲーマー」呼ばわりされて笑っていたワケじゃない。メンドクサイ人間が山ほどいるウォーゲーマーのトップとはどんなレベルなのか、久々に味わってもらおうじゃありませんか。

2月8日2014/02/09 05:47

 多少悩んだけど、この段階で色々書いてしまおう。不明確な部分だらけであり、本来ならば確定情報が出るまで黙っているべきなのかも知れないけれど、どーせ「誰も読まないブログ」だ。
 
 コトの起こりは、コミティアに行く直前である。前日飲んでいたため携帯の着信に出られなかったので、バス待ちの間にこちらからかけ直した。よっ、どーした。珍しいなこんな季節に…え?2月23日に「艦これ」オンリー即売会で「日本機動部隊」(EP/国通)のデモプレイやって欲しい? なんじゃそりゃ!「ちょっと、どういうこと?」「88ミリがはじかれるなんて!」「桃ちゃん、当たってないよ!」(注:何の台詞かは割愛。わかる奴にだけわかればいい)。
 
 そりゃあね、私は一応「初心者勧誘」に熱心な人間に数えられている…と思う。初心者用コンベンション「SLG-CON」でスタッフの末端に入っているし。けど、今回の話はそーゆールートで来たワケじゃない。古い友人にしてヲタク、って人間から入ってきた。ちなみにヲタク成分は私より上。なにせコミケスタッフだ。ただし、私の「コミケにおける上司」ではない。我ながら顔が広いというか何と言うか…
 
 話を受けた時点じゃ、即売会の規模すら不明。川崎と聞いてはいたけど、具体的にドコかさえ聞いてない。ましてや、何故どうして誰が思いついた…なんて部分は全くわからん。とにかく不明なコトだらけ。けどまあ、こんな話は断れないでしょ。正直言って今でも逃げ出したい気持ちはあったりするんだけど、逃げちゃ駄目だ。詳しい理由は省くけれど、それやっちゃったら真面目に「カッコ悪すぎて、あの世になんて行けねーぜ」である。
 
 つーわけで話を受けた(注:実は正式に受けたワケじゃない。なんとなく受けたような話になっているだけ)わけだけど…さて問題。アナログゲームに興味を持っているとは思えない人間を対象としたデモプレイって、どーやればいいの?これは…正直言って見当も付かない。実質前例がない。この世界に入って長く、無駄に耳年寄りと化した私が「前例に思い当たらない」んだから、ロクに前例がないんだと思う。多分この世界の黎明期、ゲームと言えばアナログが当たり前…って時代にどうこう、ってレベルではないかと。つまり、誰に聞いても役に立つことが聞けそうもない…イコール、自分で考えろ。
 
 私の知識と経験から言って、今回はかな~り厳しい戦いになると思う。「アナログゲームを遊ぶ習慣がない層に、ウォーSLGという複雑なアナログゲームを売り込むのは難しい」って話はあるのだ。それを考えれば、何をやってもやらなくても惨敗がミエミエではある。しかし、だからって手を抜いて良い、って話にはならない。負けるとわかっていても、誰もわかってくれなくても、全力で戦わなきゃイケナイ時がある。自力でなんとかしなくちゃ。
 
 とにかく急いで考えなきゃイケナイことは、人手の確保。私1人がどう頑張ったとしても、対人対戦ゲームである以上、デモプレイは成立しない。最低でも対戦相手が必要だ。しかも、それだけじゃない。できればサポート役が1~2人欲しい。ゲームの説明をしてくれる奴が対戦者とは別にいれば有り難いし、混雑対応(デモプレイが混雑するとは思えないけど、他の混雑が波及してくる可能性はある)もいてくれると助かる。取材役も欲しい。最悪でも私のブログに掲載するんだし、場合によっては某同人誌や某商業誌に小さく記事が載るかも知れない。必要な人手が確保できないと、最悪「ゴメンナサイ」って話になりかねない。ええい。話持ってくるのが遅いぜ!みんな色々予定入っているだろ!
 
 人手に関しては、とりあえず最低ラインはクリアした。駄目元で「考え得る限り最良の人材」に打診してみたところ、協力を得られた。初心者勧誘に詳しいウォーゲーマーで、なおかつ同人誌即売会に詳しい…なんて人間、この世に何人もいない。コマンド編集部あたりに「艦これ即売会で日本機動部隊のデモプレイやりたいので、誰か紹介してくれ」って話をしたら、私よりも先に紹介されたんじゃ…ってレベル。やはり「受け皿」になるゲームサークルを主催してる方がより「適任」でしょ。そう思いませんかHA殿?さらに、この話題に興味を持ってくれたので、紫龍殿にこちらから打診して返事待ち状態。ああ、これでやっと戦える…
 
 ちなみに、即売会の規模は小さいようだ。一般参加者の数もそう多くはないと思われる。正直、誰も見てない中黙々とプレイしてる…って状態に陥りそうではある。ただまあ、ゲームマーケットならともかく、他の即売会でこんな企画やって人が集まるかどうかは…仮に先日私がファンネルを派遣した巨大「艦これオンリー即売会」で同じコトやっても、やっぱり閑古鳥の恐怖に怯えただろう。むしろ「気楽で良い」と考えるべきか?何かの間違いで大量に人が来ても、対応不能だ。
 
 さて、人手は確保できたとしよう。次は…段取りその他決めなきゃイケナイことはいっぱいありそうだな…詳細は良くわからんけど、「丸投げ」されている可能性は極めて高い。ただ黙々と会場の片隅でゲームしてるだけ…じゃ駄目なのはわかりきっているけれど、では何をすりゃ良いのか。そこから考えろと言われてもなあ。現時点じゃ全く考えがまとまってない。とりあえず、何か役に立ちそうなこと知っていそうな方々に聞いてみようと思ってリスト作成中。ええい、PC移行の関係でメールがあんまり機能してないってのに!ただまあ、関係者はほとんどがSNS「Mustattack」に加入しているはずだから、ソッチを頼るか。もちろん、聞くだけじゃ駄目で自分で考えないと。とはいえなあ。
 
 世の艦これブームはなんかすさまじく、色んな意味で私の想像を超えている。だからってこんなナナメ上の話を持ち込まれるとは思ってなかったけどな。ただ、今後も似たような話を持ちかけてくる可能性はあるのかも知れない。サークル主催者にしてみれば、コレをキッカケにウォーゲーム関連サークルがサークル参加を申し込み、そーゆーサークルがウォーゲーマー連れてくれば、一応は潤うのだから。そんなヒマあったら別口に話持ちかけた方が実りは多いと思うけど、それは少なくとも私の知ったコトではない。
 
 そう考えると、今回の話が「やって良かった」となれば、即売会側にもウォーゲーム業界にもオイシイ話になる…と思う。失敗したトコロでゲーム業界的には「モトモト」だから、ものすごいローリスク・ハイリターンである。その代わり成功確率が低いけど。多分駄目だと思うけど、それを承知で頑張る価値はある…と思いたい。何かの間違いで好評だったら、腹いせも兼ねてコマンド編集部の連中に「艦これユーザーは鉱脈としてアタリだから、艦これオンリー即売会に企業ブースで参加を申し込むんだ!」とネジ込んでやる。うん、モチベーション上がった(苦笑)。
 
 私の日頃の行いが滅茶苦茶なのは自覚していたけれど、その因果がこんな形で訪れるとは、神様も何考えているんだか…まあ、来ちゃった話なんだから仕方ない。「負け戦とわかっていてもアツく戦える」のは、私の数少ない利点の1つだと思うので、なんとかなるよう、色々やってみます。文句があるなら代わってくれ。マジに。今回はオチなし。